Smart City Week 2011 日立が考えるスマートな次世代都市 2011/10/28 株式会社日立製作所執行役常務情報制御システム社社長兼スマートシティ事業統括本部副統括本部長 齊藤裕
Contents 1. 日立が考えるスマートシティ 2. 次世代社会インフラシステム 3. 生活インフラの進化 4. より最適なスマートシティ実現にむけて
1 日立が考えるスマートシティ
1-1. つぎの 100 年における大きな変化 2020 年時点で新興国の都市人口と農村人口が逆転 2050 年には全人口の 69% が都市に居住するように 世界の人口増加と都市化の進展 1950:25 億人 1987:50 億人 1999:60 億人 2011:70 億人 2050:93 億人 人口 ( 億人 ) 60 40 新興国都市人口 新興国農村人口 20 0 1960 1980 2000 2020 2040 出典 :United Nations ( 年 ) 先進国都市人口 先進国農村人口
1-2. 世界の社会インフラ開発のメガトレンド 経済発展と環境対応の両立に向け 都市建設とインフラ高度化が同時進行 都市運営者の視点 コンパクト Quality of Life 住民の視点 サスティナブル スマートシティ エコ 国際世論の視点 都市人口の高齢化 社会インフラの老朽化 環境への意識の高揚 景気刺激策としてのインフラ投資 先進国 震災からの復興 少子高齢化 老朽化したインフラの維持 更新 地方格差 エネルギー 資源丌足 CO2 排出削減要請 日本 水丌足 貧困 格差 経済近代化のための商工業都市建設 新興国
1-3. 日立がめざす人と地球の ちょうどいい 関係 エコとエクスペリエンスのバランスで実現される持続可能な社会 エコ エクスペリエンス 快適 安全 便利 楽しさといった人を中心とした経験価値と環境負荷低減という価値とが自然な調和のうちに ちょうどよく実現
1-4. スマートシティのくらしを支えるインフラ 広域から身近な生活圏まで さまざまなインフラが生活 / くらしを支える くらす 生活者 働く スマートシティ 学ぶ 生活 / くらし 都市マネジメントインフラ 生活インフラ 都市インフラ 動く 生活インフラ医療 教育 行政 金融 社会インフラ配電 電車 バス 上下水道 送電 都市間交通 利水 ナショナルインフラ IT
2 次世代社会インフラシステム
2-1. スマートシティを支える社会インフラと IT 社会インフラと生活を IT でつなぎ 安心 安全 快適 グリーンを提供成長する次世代都市 エネルギー 自然エネルギー スマートグリッド オフィス 公共 金融 買い物 都市計画情報 セキュリティ 行動履歴 リサイクル 都市マネジメント 経営管理 営業 料金 設備運営 製造 交通 スマートナビゲーション エネルギー 乗り換え スマートモビリティ 地域エネルギーマネジメント ホームエネルギーマネジメント 住居 通信 エネルギー 教育医療データセンター IT 交通 宿泊 水 インテリジェントウォーターシステム 水 再生水マネジメント
2-2. 進化する社会インフラシステム 基本モデルを共生自律分散的につなぎ合わせ インフラシステムを持続的に構築 調和を保ちながら段階的に進化 エコ エクスペリエンス 刷新 異種のシステムをつなぎ連携させる 基本モデル 発展 地域内での迅速なシステム立ち上げ 成長 対象エリアを拡張し広域での全体最適化
2-3. 都市マネジメントの 基本モデル 日本の高度インフラ機能をコンパクトにパッケージ化 蓄電池 F E 駅 貯水 貯蔵 電源など 移動体水処理 供給 平準化 安定化 管理 制御 + 0 ー 人モノ施設 需要
2-4. エネルギー : スマートグリッド 組み合わせにより スマートコミュニティ スマートグリッドの構築を 地域の特性に応じて 社会コストミニマムで実現 電力系統 大規模集中電源 自然エネルギー 蓄電池 EMS 配電系統 地域 コミュニティ CEMS CEMS CEMS 需要家 家庭 工場 オフィス HEMS BEMS FEMS HEMS BEMS EMS: Energy Management System CEMS: Community Energy Management System HEMS: Home Energy Management System BEMS: Building Energy Management System FEMS: Factory Energy Management System
2-5. 交通 : スマートモビリティ ニーズと状況に応じて交通機関をつなぎ 最適な運行ルートを自律的に構成 都市間移動 船舶 高速鉄道 航空機 地域内移動 F E 自転車 / バイク 鉄道 自家用車 モノレール / LRT バス 利用者 通勤 旅行 買い物 パークアンドライド ナビゲーション IC カード改札 位置情報サービス シェアリング / レンタル LRT:Light Rail Transit( 次世代型路面電車 )
2-6. 水環境 : インテリジェントウォーター ニーズと状況に合わせて 異なるレベル ( 高品位 ~ 低品位 ) の水を供給 都市間 河川水 海水 地下水 広域水運用 河川 利水管理 地域内 自治体 地域水道事業者 上水処理 海水淡水化 再生水処理 水運用 配水コントロール 下水処理 需要 家庭 工場 オフィス 植物工場 給排水管理 節水管理 給排水管理 節水管理 給排水管理
3 生活インフラの進化
3-1. スマートシティのくらしを支えるインフラ 広域から身近な生活圏まで さまざまなインフラが生活 / くらしを支える くらす 生活者 働く スマートシティ 学ぶ 生活 / くらし 都市マネジメントインフラ 生活インフラ 都市インフラ 動く 生活インフラ医療 教育 行政 金融 社会インフラ配電 電車 バス 上下水道 送電 都市間交通 利水 ナショナルインフラ IT
3-2. スマートシティの構成要素 要素の組み換え 再配置で最適な生活インフラを実現 生活 / くらし 生活インフラ 社会インフラ サービス 施設 都市インフラ ナショナルインフラ 対面サービス 設備機器 建物 構築物 エネルギー 交通 水 通信 非対面サービス 都市マネジメントインフラ エネルギー 交通 水 通信 対面サービス 設備機器 建物 構築物 エネルギー 交通 水 通信 遠隔医療 ネットバンキング ネットコミュニティ 対面診察 現金引き出し
3-5. 都市マネジメントインフラの役割 社会インフラと生活をサービスでつなぐための基盤 生活インフラ サービス 施設 医療 教育 行政 認証デバイス スマートメーター / センサー 設備機器 設備機器 設備機器 生活を安定させ 付加価値の高いサービスの実現 都市マネジメントインフラ データ収集分析 / シミュレーション最適化 人の快適性を保ちつつムリ ムダ ムラの最小化 インフラ 都市 エネルギー 交通水通信 需給バランスの最適化
3-6. ビッグデータ クラウド活用によるサービス高度化 ビッグデータ利活用による情報システム 制御システムの融合 社会 / 生活インフラ ブログ 流通業取引ログ自動改札金融取引ログ 設備 エコ 安全 安心 快適 通信システムログ スマートシティ 人 地理空間データプローブカー ICカード利用センサー 生活 くらし 電力メーターデータ SNS コンテンツダウンロード スマートメーター 健診データ IT ビッグデータ利活用クラウド スマートグリッド スマートモビリティ 地域エネルギーマネジメント インテリジェントウォーター
3-7. 拡張 進化するスマートシティ 都市のライフステージ ニーズに合わせて柔軟に拡張 進化 刷新 研究 大学 観光 レジャー 工業 農林 水産 商業 ナショナルインフラ IT 物流
4 より最適なスマートシティ実現にむけて
4-1. 求められるニーズに即した開発 運営者は様々なニーズ 世論を考慮した構想を立て 最適な都市像を実現 地域 ( 運営者 ) の構想 生活者 ( Q O L ) の視点 新興国 ( 発展 拡張 ) 先進国 ( 刷新 ) 日本 ( 復興 ) 楽 知 商 流 産 観光 離島 知識産業 ビジネスセンター 物流ターミナル 工業都市 農農林 水産 住 国際世論 ( 環境 ) の視点 スマートシティ QOL: Quality of Life
4-2. コンソーシアムでの取り組み 政 官 学と投資家を結んでプロジェクトを作り上げる プロデューサー とシステム全体を取りまとめ実現する インテグレーター の役割が重要 開発構想 マスタープラン インフラ計画 ファイナンス 土木 建築設計 システム設計 土木 建築工事 システム構築 運用 保守サービス 政府 官公庁 デベロッパー ゼネコン 商社 プロデューサー ( マスターデベロッパー ) システムインテグレーター コンソーシアム 管理 運営者 大学 研究機関 金融機関 総合エンジニアリング メーカー
4-5. ニーズの掘り起こし 情報システムでの要件定義手法を用い 本質的なニーズを掘り起こし エクスペリエンス指向アプローチ ( 略称 :Ex アプローチ ) 早期合意形成に必要なプロセスとスキルを纏めた手法お客さまとの協創で業務プロセスとシステムを改革 専門家による現場観察 共同ワークショップであるべき姿を共有 プロトタイピング技術でシステムイメージを見える化 お客さまの声 見える化の本当の意味が分かった 以前よりも確実に開発段階での手戻りが減った
4-7. 国際標準化 国際的な スマートさ の共通認識や客観的な評価基準が求められる 求められる視点 全体最適の視点 各分野内のみで解決策を考えれば 他の分野で問題を生む 尺度の視点 自ら改善点を見出せる自己判断の物差し 都市ごとに最適な解決策は異なる ライフサイクルの視点 全ての都市で活用できる 開発の初期段階から包括的な検討が可能 スマートシティ評価指標国際標準 持続可能なまちづくりの実現と都市運営効率の向上 地球環境保全の促進と環境技術の発展 生活者の QOL 向上と新たな価値 サービスの創生 スマートシティインフラの国際調達活発化
4-8. グローバルでの協創をめざして 幅広いパートナーと共に その国 その地域に最適な価値を協創 生活者 企業 社会インフラの革新による新しいエコシステム構築 行政 お客さまとの協創 ( 知の連携 融合 ) パートナー パートナー パートナー トータルエンジニアリング 市場 顧客のニーズに最適なソリューションを提供 パートナーとの協創 パートナーパートナーパートナー