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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

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2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

Taro-【資料-5】①中表紙

(1) 港湾における災害時の対応 1 新潟県中越沖地震 ( 平成 19 年 7 月 16 日 ) 1) 柏崎港を利用した被災地支援活動 (1): 岸壁利用 海上保安庁及び自衛隊の船舶による給水活動 柏崎港には 海上保安庁の巡視船及び海上自衛隊の艦船が着岸し 給水活動を実施 総給水量は 9,455トン

(2) 東扇島地区基幹的広域防災拠点東扇島防災拠点は 首都圏臨海部の中央の神奈川県川崎市東扇島に位置しており ( 図 2) 面積 15.8ha 周辺には 岸壁 ( 耐震強化岸壁 ) やふ頭用地等の港湾物流機能が集積する場である 平常時においては 川崎市に管理を委託しており 防災についても意識しつつ

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

【3~5】(地震)第1章第1節 組織動員

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( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

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東日本大震災 (H ) 地震時の情報収集や提供に関する課題 国 地方公共団体などが連携した被災者や物資輸送者への交通関係情報の提供 大震災直後は 各管理者から別々に通行止め情報等が提供されたため 被災地までの輸送ルートの選定が困難な状況 国が集約して提供を始めたのは10 日以上過ぎた3/

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油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

課題と対応

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第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

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大阪府の防災拠点0713本番.pptx

第3編 災害応急対策

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1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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主な訓練 指揮統制本部開設訓練防災関係機関である自衛隊 警察 海上保安署 消防と市が連携して 災害現場への出動隊の派遣調整などを行いました 人命救助訓練 3 班 ( 自主防災会 防災士会 消防団 市の人命救助隊 ) に分かれ 各倒壊家屋前に設置されている障害物を撤去後 閉じ込められている負傷者の救出

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大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

☆配布資料_熊本地震検証

南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画について 1. 具体計画の位置づけ 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 ) 第 4 条に規定する 南海トラフ地震防災対策推進基本計画 に基づき 南海トラフ地震の発生時の災害応急対策活動の具

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目次 1. 大阪港の概要 1 大阪港の概要 大阪港の位置 大阪港の取扱貨物量 外貿コンテナ貨物の取扱状況 大阪港の再編計画 2. 対象事業の概要 5 整備目的 事業の主な経緯 整備対象施設の概要 事後評価に至る経緯 3. 費用対効果分析 7 便益項目の抽出 需要の推計 便益計測 荷主の輸送コストの削


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6) その他 :1 月公表で追加 ( 本官 ) 政府調達協定対象 1-3 工 事 名 : 大阪港北港南地区航路 (-16m) 附帯施設護岸 (1) 基礎等工事 ( 第 2 工区 ) 2) 工事場所 : 大阪市此花区夢洲東地先 3) 工 期 : 約 9 ヶ月 4) 工事概要 : 基礎工 1 式 被覆工

280 ・11_月.pdf

[ 参考 ] 地震以降の神戸発着の旅客 フェリーの輸送実績では 既存航路について 高速船やフェリーの発着港シフト 神戸抜港などがあった [ 神戸港復興記録 ~ 阪神 淡路大震災を乗り越えて ~ 神戸市港湾整備局 (1997/5),p.65] 04) 海外では 船会社が神戸港向け ( 神戸港経由を含む

第6章  特殊災害対策計画

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

調査の目的 概要 1. 調査の目的 南海トラフ巨大地震の発生時にも円滑に支援物資輸送を行うため 中国 四国 九州地域における広域連携を通じ 鉄道 海運 ( 船舶 ) トラックなど多様な輸送モードの活用による支援物資物流システムの構築を目的として行ったもの 国 ( 中国 四国 九州の各運輸局 ) が主

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

目次 1. 事業の目的 概要 1 2. 事業の経緯 8 3. 事業目的の達成状況 今後の事業へ活かすレッスン まとめ 17

Microsoft Word - 0-1 表紙.doc

1-2 工事名 : 大阪港北港南地区航路 (-16m) 附帯施設護岸 (1) 被覆工事 ( 第 2 工区 ) 2) 工事場所 : 堺市堺区匠町 3 番地先 3) 工期 : 約 8ヶ月 4) 工事概要 : 被覆 根固工 ( 被覆ブロック製作 ) 1 式 ( 工事発注規模 )1 億 5,000 万円以上

目次 1. 事業概要 (1) 新潟港の概要 1 (2) 事業の目的 2 (3) 整備内容 3 2. 事業の効果の発現状況 (1) 便益の抽出 4 (2) 便益計測の考え方 5 (3) その他の効果 8 (4) 費用便益分析結果 9 3. 社会経済情勢の変化 事後評価結果 対応

中部圏地震防災基本戦略の改訂 ( 第二次改訂 ) 概要 東日本大震災の発生 ( 平成 23 年 3 月 11 日 ) 中部圏地震防災基本戦略 ( 中間とりまとめ ) ( 平成 23 年 12 月 27 日東海 東南海 南海地震対策中部圏戦略会議 ) 中部圏地震防災基本戦略 ( 最終とりまとめ ) (

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

PowerPoint プレゼンテーション

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資料 4 安全 安心の確保 ~ 道路の防災 震災対策 ~ Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

近畿地方の港湾における 地震 津波対策の基本方針 平成 24 年 11 月 19 日 近畿地方の港湾における地震 津波対策検討会議

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

を誘発すると共に 家屋等の災害廃棄物とともに港内外水域に漂流 沈没することとなり 航路や泊地等の水域施設が使用不可能な状況となった また 押し波 引き波により 航路や泊地等の水域施設において 洗掘あるいは埋没が発生し 洗掘された箇所では 防波堤の転倒等が誘発され 埋没した箇所では 計画水深の確保のた

PowerPoint プレゼンテーション

5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告

で 四国南西部の 防災拠点港 に位置づけられており 災害時の復旧活動や復興活動において 海上輸送による十分な機能が発揮できるよう求められている 大島漁港においても 離島における基地港としての施設整備が必要不可欠である このような背景から地域再生計画においては 八幡浜港と大島漁港を安全 安心な港に整備

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

平成30年度岩手県総合防災訓練

津波ハザードマップを受けて何を備えるのか 23 災害時の救援活動 災害の規模が大きければ大きいほど, 救助活動に当たる行政機関も被災する可能性が高く, また交通支障によって救援隊の到着も遅れる可能性が十分に想定できる. 被災直後, 自分の命は自分で守る, 自分たちの街は自分たちで守る が必須. 災害

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

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平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

Microsoft Word - 目次

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第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

Taro-【資料-6】①中表紙

Microsoft Word - 01_北陸地域対策計画(2版)(本文1)

近畿地整で初自治体所有の施設利用で業務継続を確保 - 大阪府岬町と災害協定を締結 - 1. 災害協定の概要南海トラフ巨大地震などの大規模災害により 近畿地方整備局和歌山港湾事務所の機能が喪失または著しく低下した場合 職員の一部が大阪府岬町有施設を利用することにより 海上漂流物の回収など応急 復旧業務

防災業務計画 株式会社ローソン

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Microsoft PowerPoint - 資料2 防衛省資料(セット).pptx

ウ)災害WG検討結果

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

南西方向の概要 木造住宅密集地域は 世田谷区に広く分布し 大規模火災発生のおそれ < 道路 ( 直轄国道 246 号 )> 道路上に車両は 最大で約 3,200 台滞留すると想定 道路上への家屋の倒壊 電柱の倒れ込み等によるガレキの発生は 120m3 (10tダンプ30 台分 ) 程度発生すると想定


工期 : 約 8 ヶ月 約 11 ヶ月 1-3 工事名 : 大阪港北港南地区岸壁 (-16m)(C12 延伸 ) 埋立工事 ( 第 2 工区 ) 2) 工事場所 : 大阪市此花区夢洲東 1 丁目地先 3) 工期 : 約 9ヶ月 4) 工事概要 : 埋立工 1 式 ( 工事発注規模 )2 億 5,00

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国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

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国土交通省 近畿地方整備局 資料

近畿防災連絡会 堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点について 平成 25 年 3 月 7 日 近畿地方整備局

堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点の供用開始について 京阪神都市圏において 大規模地震発生時等の災害応急活動の核となる施設として近畿地方整備局が 整備を進めてきた基幹的広域防災拠点が 平成 24 年 4 月 1 日 ( 日 ) より供用 24 時間 365 日の職員常駐体制を実施 尼崎西宮芦屋港 神戸港 大阪港 堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点 堺泉北港 阪南港 1

堺泉北港 堺2区 基幹的広域防災拠点の施設について 堺2区基幹的広域防災拠点は 近畿圏臨海防災センター 緑地 耐震強化岸壁 臨港道路で構成 臨港道路 耐震強化岸壁 水深7.5m 延長130m 延長3.5km (平成22年度供用済) (平成23年度供用済) 支援施設棟 近畿圏臨海防災センター (平成24年4月1日供用開始) 支援施設棟 倉庫棟 車庫棟で構成 緑地 面積27.9ha (平成24年4月1日供用開始) 2

大規模災害の発生堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点の利用イメージ 発生が危惧されている上町断層帯地震や東南海 南海地震等の大規模災害の際に 救援物資の中継基地や被災地支援隊のベースキャンプ あるいはヘリコプターによる災害医療支援など重要な機能を担うとともに 平常時には 緑地は 市民の憩いの広場として活用 基幹的広域防災拠点の機能 救援物資の中継 分配機能 被災地域外から被災地域内への救援物資の中継輸送 集積 荷さばき 分配等を行う 各種交通基盤のネットワークと連携した救援物資の中継分配機能 広域支援部隊の集結地 キャンプ機能 全国から集結する広域支援部隊や救護班 国内外からの NPO ボランティア等の活動要員の一次集結 野営 連絡等を行うことができるベースキャンプ機能 応急復旧用資機材の備蓄機能 当該広域防災拠点の応急復旧用資機材等の備蓄機能 海上輸送支援機能 海上を利用した緊急物資や人員の搬入 搬出を行うことができる耐震強化岸壁及び浮体式防災基地を活用した救援物資等の海上輸送支援機能 災害医療支援機能 臨時ヘリポートを活用し 災害拠点病院などと連携した災害時医療の補完 支援機能 平常時 災害時にオープンスペースとして機能する広く平坦な港湾緑地を活用し 市民の憩いの場 防災啓蒙活動拠点として利用 発災時 耐震強化岸壁 ヘリポート 臨港道路を活用し 救援物資の受け入れ 中継 分配 搬送を行うとともに 広域支援部隊の集結地 ベースキャンプとして機能 港湾広域防災拠点支援施設近畿圏臨海防災センター 広域支援部隊の集結地 広域支援部隊のベースキャンプ用地 ヘリポート用地 物資輸送中継基地用地 浮体式防災基地 ( 海上部 ) 3

堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点の各施設の概要 (1) 近畿圏臨海防災センター 近畿圏臨海防災センターは支援施設棟 車庫棟 倉庫棟で構成 支援施設棟は 災害応急活動の拠点となる施設で 自家発電機や海水淡水化装置等を設置 自家発電機は 220KVA で 9,950 リットルの重油を備蓄 (10 日 ~1 ヶ月程度の電力供給が可能 ) 海水淡水化装置は 17m 3 / 日の能力を有する ( 約 5,000 人分の飲料に相当 ) 車庫棟及び倉庫棟には 支援活動のための車両や資機材等を保管 支援施設棟 発災時の支援活動を行うための機器を設置 保管 投光器( 発動発電機付 ) : 42 台 投光器( 多脚型 ) : 28 台 海水淡水化装置(17m3/ 日 ) : 1 式 自家発電機(220KVA) : 1 台 自家発電機用重油 :9,950リットル 車庫棟発災時に支援活動を行うための車両等を保管 点検用車両 バックホウ フォークリフト 振動コンパクタ 牽引式運搬車 大型テント ヘリポート用夜間照明 :1 台 :1 台 :2 台 :2 台 :1 台 :2 張 :1 式 倉庫棟発災時における防災拠点施設内の通路に敷設する資機材等を保管 敷鉄板(6m 1.5m) :48 枚 軽量敷板(1.2m 2.4m) :2,780 枚 パレット(1.1m 1.1m) :2,700 個 その他保管物資 ( テント カラーコーン 工具類等 ) 支援施設棟 車庫棟 倉庫棟 資機材の使用例 ( 軽量敷板 パレット 灯光器 バックホウ ) 大型テント (1,044m2)2 張 会議室 海水淡水化装置 フォークリフト 倉庫棟内物資 4

緑地 堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点の各施設の概要 (2) 救援物資の中継 分配や 広域支援部隊の集結 ベースキャンプ用地として 面積 27.9ha を確保 ( 甲子園球場 7 個分 ) 護岸高さは 直下地震 ( 上町断層帯地震 ) および高潮等を考慮して TP+6.1m と設定 緑地北側護岸では 緊急物資や人員の海上からの搬入 搬出を行うため 浮体式防災基地を係留可能 平常時は 市民の憩いの場として一般開放 N 災害時の緊急物資の荷捌きや支援部隊の展開 耐震強化岸壁を利用した緊急物資の輸送 平成 19 年新潟県中越沖地震の例 ( 新潟県柏崎港 ) 平成 23 年東日本大震災の例 ( 仙台塩釜港 ) 耐震強化岸壁 緊急物資や人員の海上からの搬入 搬出を行うための耐震強化岸壁 ( 水深 7.5m 延長 130m) 5,000 トン (DWT) 級の船舶が接岸可能 平常時は 鋼材等の貨物を取り扱う岸壁として利用 耐震強化岸壁に着岸可能な艦船の例 機関名艦船名全長 海上自衛隊護衛艦 ( あぶくま型 ) 輸送艇 ( ゆら型 ) 掃海艇 ( うわじま型等 ) 109m 58m 57m 海上保安部巡視船 (PLH 級 ) 105.4m 巡視船 (PLH 級せっつ ) 護衛艦 ( あぶくま型 ) 輸送艇 ( ゆら型 ) 掃海艇 ( うわじま型 ) 5

堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点の各施設の概要 (3) 浮体式防災基地の活用 ( 写真 : 近畿地方整備局 堺市合同震災総合防災訓練 : 平成 24 年 11 月 5 日 ) 浮体式防災基地 (80m 40m) は 大阪港内のユニバーサル スタジオ ジャパン (U S J) 前面に係留されており 定期観光船の船着場として活用 大規模災害が発生した場合は 堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点へ曳航し 小型の貨物船 (1,000DWT 級以下 ) や人員輸送船の緊急用桟橋として活用 ユニバーサルシティポート (USJ) 淀川 尼崎 西宮 芦屋港 夢洲 舞洲 夢洲コンテナ埠頭 ユニバーサル スタジオ ジャパン 大阪港 移設距離約 15km WTC 咲洲 係留状況 係留解除 復旧 大阪港咲洲沖 大阪南港フェリーターミナル 大和川 基幹的広域防災拠点前 曳航中 堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点 堺泉北港 係留中 6

近畿地方整備局 堺市合同震災総合防災訓練 (1) 津波防災の日である 11 月 5 日に 堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点において 堺市 地元中学校 自衛隊 警察 海保等の関係機関による初めての震災総合防災訓練を実施 1. 日程平成 24 年 11 月 5 日 ( 月 )9 時 30 分 ~11 時 30 分 2. 場所堺泉北港堺 2 区基幹的広域防災拠点 ( 大阪府堺市堺区匠町 3 番 2) 3. 主催国土交通省近畿地方整備局 堺市 1 津波避難訓練 4. 後援大阪湾港湾事業継続計画協議会南海トラフ巨大地震対策近畿ブロック協議会 5. 参加機関 21 機関内閣府 国土交通省 ( 近畿地方整備局 近畿運輸局 ) 陸上自衛隊第 3 師団 海上自衛隊阪神基地隊 第五管区海上保安本部 大阪府 堺市 大阪府警察 大阪市消防局 日本赤十字社大阪府支部 市立堺病院 DMAT 西日本電信電話 関西電力 大阪ガス 日本埋立浚渫協会 大阪府トラック協会泉州支部 大阪労災病院看護専門学校 堺市自治連合協議会 クボタ堺製造所 月州中学校 6. 主な訓練項目 1 津波避難訓練 2 人命救助 消火訓練 3 緊急支援物資輸送準備訓練 4 緊急支援物資輸送訓練 5 ライフライン復旧訓練 2 避難広報 ( 大津波警報発令 ) 人命救助 消火訓練 自治会と中学生が倒壊家屋から人命救助 地元中学生が 仮想津波避難ビルへ避難 ( 仮想津波避難ビル : 支援施設棟 ) 看護専門学生が応急救護所を開設 7. 来場者 訓練参加者 約 700 名 関係者 一般来場者 約 500 名 合 計 約 1,200 名 大阪府警ヘリが吊上げ救助 救助隊が倒壊ビルへの進入路確保 7

3 近畿地方整備局 堺市合同震災総合防災訓練 (2) 緊急支援物資輸送準備訓練 5 ライフライン復旧訓練 海洋環境整備船 海和歌丸 が航路啓開 ( 流木回収 ) 近畿地整職員が重機を使用し道路の応急復旧 ( 流木除去 ) 大阪ガスが損傷したガス管の復旧 NTT が移動携帯基地局を開設 基幹的広域防災拠点を使用した防災学習 4 近畿地整職員の調査隊が緑地の陥没状況の調査 緊急支援物資輸送訓練 協定建設会社が緑地の陥没箇所の応急復旧 中学生による訓練参加機関隊員へのインタビュー ( 海上保安部 ) 中学生による訓練参加機関隊員へのインタビュー ( 陸上自衛隊 ) トラック協会が耐震強化岸壁から緑地の荷さばき場へ物資の搬入 関係機関が協力し 浮体式防災基地から自衛艦 ( 掃海艇 ) 等に物資の積込 中学生を対象とした赤十字による救命講習 中学生を対象とした近畿地整職員による防災講話 8