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目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

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図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定

一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

平成26年版 特別会計ガイドブック

資料 1-1 資料 1-1 平成 29 年度財政融資資金運用報告について 平成 30 年度財政融資資金運用報告について 平成令和元年 30 年 7 月 26 日財務省理財局財務省理財局

平成26年版 特別会計ガイドブック

9 地方歳入中に占める地方税収入の割合の推移 ( その 1) 区 都道府県 分 昭和 2 年度昭和 5 年度昭和 10 年度昭和 15 年度 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 地方税

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 一般会計において発行された公債を中心に 国全体の債務状況を明らかにすることを目的とした整理区分会計であるとともに 定率繰入等の形で一般会計から資金を繰入れ 普通国債等の償還財源として備える 減債基金 の役割を担っています また 国債整理基金には 一般会計や他


(2) 具体的な事業の内容 本特別会計は 一般会計において発行された公債を中心に 国全体の債務状況を明らかにすることを目的とした整理区分会計であるとともに 定率繰入等の形で一般会計から資金を繰入れ 普通国債等の償還財源として備える 減債基金 の役割を担っています また 国債整理基金は 一般会計や他の

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

図表 1 各特別会計ごとの平成 17 年度歳入歳出決算状況 ( 単位 : 億円 ) 1. 事業特別会計 収納済歳入額 (1) 支出済歳出額 (2) 繰越額 不用額 歳計剰余金 (1-2) 翌年度歳入に繰入 歳計剰余金の処理状況 他勘定に繰入 翌年度の一般会計に繰入 44 条資金に積立て 積立金 資金

総務省予算のポイント 30 年度予算編成の基本的な考え方 1. 情報通信予算については ICT による経済成長を実現するため サイバーセキュリティの強化 ICT の安心 安全の確保や世界最高水準の ICT 環境の整備などの施策に重点化 2. 地方自治予算については 地域への ヒト 情報 の流れの創出

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

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02_公表資料<厚生年金・国民年金の平成27年度収支決算の概要>

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について

1. 復興基本法 復興の基本方針 B 型肝炎対策の基本方針における考え方 復旧 復興のための財源については 次の世代に負担を先送りすることなく 今を生きる世代全体で連帯し負担を分かち合うこととする B 型肝炎対策のための財源については 期間を限って国民全体で広く分かち合うこととする 復旧 復興のため

Microsoft Word _【再々修正】公表資料<厚生年金・国民年金の平成28年度収支決算の概要>

( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び (

Taro-中期計画(別紙)

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

経済財政モデル の概要 経済財政モデル は マクロ経済だけでなく 国 地方の財政 社会保障を一体かつ整合的に分析を行うためのツールとして開発 人口減少下での財政や社会保障の持続可能性の検証が重要な課題となる中で 政策審議 検討に寄与することを目的とした 5~10 年程度の中長期分析用の計量モデル 短

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

特別会計の改革について

別紙2

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資料 1-2 中長期の経済財政に関する試算 ( 平成 29 年 7 月 18 日経済財政諮問会議提出 ) 本試算は 経済財政諮問会議の審議のための参考として 内閣府が作成し 提出するものである 内閣府


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47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

Ⅱ平成13年度上半期の財政状況

平成25年度決算の概要

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

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平成 29 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について ( 平成 28 年 8 月 2 日閣議了解 ) の骨子 平成 29 年度予算は 基本方針 2016 を踏まえ 引き続き 基本方針 2015 で示された 経済 財政再生計画 の枠組みの下 手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組む 歳出

概算要求基準等の推移

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には


平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

鳩山政権の経済政策の効果

1. わたしたちと税のかかわりについて考えてみよう 1 わたしたちの身の回りには, さまざまな税とのかかわりがあります ( 注 ) 住民税とは 道府県民税と市町村民税を合わせた呼び方です みんなで調べてみよう! 他にはどんな税があるのだろう? これらの税は, だれが, どんな方法で, どこに納めるの

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国庫の状況報告書

3 特別会計 29 年度において 特別会計に関する法律に基づき設置されている特別会計は 13( 以下 勘定区分の ない特別会計についても 1 勘定と数えることとする これによれば 勘定数は 33 となる ) である そして 同年度における特別会計の一般会計からの繰入額 決算剰余金 年度末における積立

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

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貝監第  号

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

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国民健康保険税率等の諮問 について 国立市健康福祉部健康増進課国民健康保険係 国立市富士見台 : ( 代表 ) 内線

エ. 納税義務者数の推移 単位 : 人平成 納税義務者数土地 63,685 納 税 義 務 者 数 の 推 移 単位 : 人 土地 償却資産 6,582 61,53 61,587 62,552 63,69 63,685 償却資産 2,2 1,77 1,786 1,798 1,827 1,894 2,

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Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

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3 復興関係公共事業等公共施設の復旧 復興等の事業です 4 災害関連融資関係事業被災中小企業者の事業再建及び経営安定並びに被災農林漁業者等の経営再建等のための融資の実施等のための事業です 5 地方交付税交付金東日本大震災からの復旧 復興事業に係る地方負担等について震災復興特別交付税を措置するために必

1★⑥H26決算概要公表

独立行政法人鉄道建設 運輸施設整備支援機構の特例業務勘定における利益剰余金につき 国庫納付が可能な資金の額を把握し 将来においても 余裕資金が生じていないか適時に検討することとするとともに これらの資金が国庫に納付されることとなるように適切な制度を整備するよう国土交通大臣に対して意見を表示したものに

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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Ⅳ 地方交付税

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

要旨 :1. 先般政府が公表した 財政運営戦略 の内容は 次のとおり 1 財政健全化の目標として 国 地方のプライマリー収支 ( 対 GDP 比 ) を 2015 年度までに半減 2020 年度までに黒字化することが明記された 目標実現のための方策として ペイアズユーゴールールや 基礎的財政収支対象

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平成27年度 決算の概要

試算の前提条件 2018( 平成 30) 年度当初予算を基本に 収支等に大きく影響のあるもの (2018 年度の新規 拡充事業など ) や 2017 年度補正予算等による影響を反映 市税を 中長期の経済財政に関する試算 (2018 年 1 月内閣府 ) で示されたベースラインケースの指標により試算し

目 次 1. 財政 とは 2 2. 国の 歳出 3 3. 社会保障支出 4 4. 社会保障以外の主な支出 5 5. 国の 歳入 7 6. 税 の種類 8 7. 国の 歳出 と 税収 の推移 9 8. 国の借金の状況 借金の国際比較 借金の問題点 高齢化と社会保

所得税 12 兆 6,14 億円 ( 歳入比 13.7%) これまで行われてきた度重なる税率構造の累進性の緩和や各種控除の拡充などにより 個人所得課税の負担は大きく軽減されてきています 所得税収の推移 ( 注 ) 所得税収は 21 年度以前は決算額 22 年度は予算額です なお 所得譲与税による税源

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

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(2) 海事勘定 ( 単位 : 百万円 ) 前中期目標期間繰越積立金繰越欠損金 59,181 51,916 50,799 49,205 54,596 当期総利益又は当期総損失 7,265 1,117 1,593 5,390 1,596 繰越欠損金 51,916 50,799 49,205 54,59

財政再計算に向けて.indd

スライド 1

2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

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連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

3 復興関係公共事業等公共施設の復旧 復興等の事業です 4 災害関連融資関係事業被災中小企業者の事業再建及び経営安定並びに被災農林漁業者等の経営再建等のための融資の実施等のための事業です 5 地方交付税交付金東日本大震災からの復旧 復興事業に係る地方負担等について震災復興特別交付税を措置するために必

タイトル

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

180222_中期計画別紙②

2007財政健全化判断比率を公表いたします

1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2

資料 1 税財政制度を通じた論点 Ⅰ 現状と課題 1. 地方財政の財政の概要 地方財政の平成 23 年度決算は 歳入約 兆円 歳出 97.0 兆円となっている なお 借入金残高は約 兆円と依然と高い水準にある 国と地方における最終支出ベースにおける比率は 42:58 となって

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

第3 法非適用企業の状況

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

第5回税制調査会 総5-2

Transcription:

平成 24 年度予算の概要 一般会計予算 90 兆 3,339 億円 ( 前年度当初予算比 2.2%) 一般会計 特別会計歳出純計 228 兆 7,659 億円 (+3.9%) 図表 1~3 一般会計予算規模は 90.3 兆円と当初予算では6 年ぶりに前年度当初予算を下回ったが 年金交付国債 ( 仮称 ) によって確保することとされた年金差額分 ( 基礎年金国庫負担割合 2 分の1と 36.5% の差額 ) と東日本大震災復興特別会計 ( 仮称 ) に計上した復興経費を加えた場合 一般会計予算規模は 96 兆円を上回り 実質的な規模は過去最大と見ることができる 歳入面では 税収が回復傾向にあるものの 依然として 40 兆円台前半で伸び悩んでおり (42.3 兆円 ) 21 年度決算以降 公債金が税収を上回るのは4 年連続となる また その他収入 (3.7 兆円 ) は 特別会計の積立金や独立行政法人の納付金などのいわゆる埋蔵金の要因が剥落し 大幅な減少となっている なお 一般会計と特別会計の歳出純計は 228.8 兆円 ( 前年度当初予算比 + 3.9%) となった 社会保障関係費が 75 兆 8,101 億円 ( 構成比 33.1%) 国債費が 84 兆 6,775 億円 ( 同 37.0%) で この2つで歳出純計全体の 70.2% を占めている 歳 出 基礎的財政収支対象経費 68 兆 3,897 億円 ( 3.5%) 図表 1 3 4 基礎的財政収支対象経費は 前年度当初予算から 3.5% 減の 68.4 兆円となった 主要経費別の内訳を見ると 一見 総じて減少しているが 社会保障関係費が年金差額分を除いたベースで前年度に比べて微増となるほか 復興特会に計上された各経費を含めたベースでは 公共事業関係費や文教及び科学振興費などが増加している 社会保障関係費は 26 兆 3,901 億円 ( 8.1% 減 ) となった ( 復興込みでは 8.0% の 26 兆 4,227 億円 以下同じ ) ただし 年金差額分については 年金交付国債によって確保することとしており 23 年度の年金差額分を除いたベースで比較すると 同 0.4% 増となっている 年金特例水準の解消や 子ども手当に所得制限を設け 子どものための手当 に移行するなどの歳出削減が図られる一方 診療報酬は 0.004% のプラス改定となった 経済のプリズム No98 2012.3 20

公共事業関係費は4 兆 5,734 億円 ( 8.1%) となった (+6.6% の5 兆 3,022 億円 ) なお 一括交付金化の影響を除けば 復興を除いたベースで 3.2% 復興を含んだベースで+11.4% となる 八ッ場ダムについて 生活再建対策事業と本体工事の準備に必要な関連工事等が計上されたほか 整備新幹線の整備に 706 億円 大都市圏環状道路の整備に 1,237 億円などが計上された 防衛関係費は4 兆 7,138 億円 ( 1.3%) となった (+1.1% の4 兆 8,274 億円 ) 次期戦闘機(F-35A) の取得に 600 億円が計上され 在沖縄米海兵隊のグアムへの移転事業は 81 億円 ( 84.6%) 普天間飛行場の移設については 代替施設本体に係る設計費 工事費を計上しないものの 段階的な整備に必要な経費が計上された 文教及び科学振興費は5 兆 4,057 億円 ( 1.9%) となった (+2.3% の5 兆 6,378 億円 ) 文教関係費では 低所得世帯の学生等を対象とした 所得連動返済型の無利子奨学金制度 の創設や 小学校 2 年生の 36 人以上学級の解消に係る経費が計上された また 科学技術振興費は1 兆 2,943 億円 ( 3.1%)(+ 1.8% の1 兆 3,590 億円 ) となり 提言型政策仕分け で抜本的な見直しとの指摘があった もんじゅ を含む高速増殖炉サイクル研究開発に係る経費が 25% 削減された 地方交付税交付金等は 16 兆 5,940 億円 ( 1.1%) と2 年連続の減額となった (+2.1% の 17 兆 1,430 億円 ) ただし 交付税及び譲与税配付金特別会計の出口ベースの地方交付税は 地方公共団体金融機構の公庫債権金利変動準備金の活用等により 17 兆 4,545 億円と5 年連続の増額となった 経済協力費は 5,216 億円 ( 1.6%) 政府開発援助(ODA) は 5,612 億円 ( 2.0%) となったが 2 国間の無償資金協力が 6.4% 増加し パッケージ型インフラ海外展開の促進に係る経費等が計上された なお 補正予算 円借款事業 国際機関向け拠出等を加えたODA 事業量見込み (24 年 ) は リーマンショックを踏まえた時限措置を除くベースで前年比 2.1% 増の1 兆 8,518 億円となっている 国債費 21 兆 9,442 億円 (+1.8%) 図表 1 3 4 国債費は前年度当初予算に比べて 1.8% 増の 21.9 兆円と4 年連続の増加となった 国債費のうち利払費は想定金利を前年度と同水準の 2.0% とし 9 兆 8,403 億円が計上された 国債の長期金利は1% 前後の低水準で推移しているものの 足元の利払費は増加傾向となっている 財務省の 平成 24 年度予算の後年度歳 21 経済のプリズム No98 2012.3

出 歳入への影響試算 (24 年 1 月 ) によれば 金利が 1% 上昇した場合 国債 費は 1 年目に 1.0 兆円 2 年目に 2.4 兆円 3 年目に 4.1 兆円増加する 歳 入 租税及印紙収入 42 兆 3,460 億円 (+3.5%) その他収入 3 兆 7,439 億円 ( 47.9%) 図表 1 3 5 6 租税及印紙収入は リーマンショックの影響によって 20 21 年度と大きく落ち込んだ後 22 年度に回復に転じたが 依然として 40 兆円台前半で伸び悩んでおり 21 年度決算以降 税収が公債金を下回る異例の状態が続くことになる 主要税目は 所得税が 13 兆 4,910 億円 法人税が8 兆 8,080 億円 消費税が 10 兆 4,230 億円などとなっている その他収入は 大幅な減少となった 23 年度は基礎年金国庫負担の財源として 財政投融資特別会計財政融資資金勘定の積立金及び剰余金 (1 兆 588 億円 ) 外国為替資金特別会計の進行年度分の剰余金 (2,309 億円 ) 独立行政法人鉄道建設 運輸施設整備支援機構からの納付金 (1 兆 2,000 億円 ) が計上されたが こうした要因が剥落し 24 年度は 外為特会剰余金 1 兆 9,725 億円などが計上されるにとどまった なお 財投特会積立金 9,967 億円は 復興債償還財源として国債整理基金特別会計へ繰り入れられることになっている 公債金 44 兆 2,440 億円 ( 0.1%) 公債残高 (24 年度末 ) 708 兆 8,547 億円 (23 年度末見込額比 +33 兆円 ) 図表 1 3 5 7 公債金は 中期財政フレーム ( 平成 24 年度 ~ 平成 26 年度 ) (23 年 8 月 12 日閣議決定 ) において 新規国債発行額が約 44 兆円を上回らないよう 全力を挙げるとされたことを踏まえ 年金差額分が歳入歳出に計上されていないものの 前年度当初予算から微減 ( 0.1%) の 44.2 兆円となった 4 条公債が5 兆 9,090 億円 ( 3.0%) と減少した一方 特例公債は 38 兆 3,350 億円 (+0.3%) となった また 21 年度以降 税収を上回る公債発行が続いており さらに 23 年度第 3 次補正予算からは復興債も発行され 公債残高は 24 年度末で 708.9 兆円に達する見込みである 経済のプリズム No98 2012.3 22

予算総則 年金交付国債 ( 仮称 ) [2 兆 5,842 億円 ( 運用収入相当額を除く )] 基礎年金の国庫負担については 16 年の年金制度改正により 税制の抜本改革を行うことを前提として 21 年度に約 36.5% から2 分の1まで引き上げられたが これまでの間 恒久財源は確保されず 財政投融資特別会計からの受入金等のいわゆる埋蔵金がその差額分に充てられてきた 24 年度は年金差額分と運用収入相当額に充てるため 税制抜本改革によって確保される消費税収を償還財源とする年金交付国債を発行することとされた なお 社会保障 税一体改革大綱 (24 年 2 月 17 日閣議決定 ) には 消費税率を 26 年 (2014 年 )4 月に8% 27 年 (2015 年 )10 月に 10% へ引き上げることが明記されている 特別会計東日本大震災復興特別会計 ( 仮称 ) 3 兆 7,754 億円 図表 8 復興資金の透明化と復興債償還の適切な管理のために 24 年度に新たに設置される東日本大震災復興特別会計の予算規模は 3.8 兆円とされた 復旧 復興に係る事業費の財源として 復興債が 23 年度第 3 次補正予算で一般会計に 11 兆 5,500 億円計上されたのに続き 24 年度予算の復興特会に2 兆 6,823 億円が計上されている また その償還財源として 24 年度から実施される復興特別税 5,305 億円 ( 復興特別法人税 4,810 億円 復興特別所得税 495 億円 ) のほか 子ども手当や高速無料化の見直し分等が一般会計から繰り入れられる 一方 歳出には 三陸沿岸道路の整備などの公共事業や 東日本大震災復興交付金 2,868 億円 原子力災害復興関係経費 4,811 億円 学校施設耐震化などの全国防災対策費 4,827 億円 東日本大震災復旧 復興予備費 4,000 億円等が計上されている 23 経済のプリズム No98 2012.3

収支バランス (SNAベース) 24 年度 (2012 年度 ) の国 地方の基礎的財政収支 ( 対 GDP 比 ) 5.4%( 復旧 復興対策を除く ) 6.0%( 復旧 復興対策を含む ) 32 年度 (2020 年度 ) の国 地方の基礎的財政収支 ( 対 GDP 比 ) 3.0%( 復旧 復興対策を除く ) 2.9%( 復旧 復興対策を含む ) [ 経済財政の中長期試算 : 慎重シナリオ ] 図表 9 10 国 地方の基礎的財政収支対 GDP 比は 景気悪化による税収減などを受けて 20 21 年度と赤字幅が拡大したが 直近の実績値 (22 年度 ) では小幅ながら改善がみられる 今後の見通しについて 内閣府の 経済財政の中長期試算 (24 年 1 月 24 日 ) によれば 24 年度は復旧 復興対策を除くベースで 5.4%( 復旧 復興を含むベースで 6.0% 以下同じ) となる また 32 年度 (2020 年度 ) までの平均で名目 1% 台半ば 実質 1% 強の経済成長の前提では ( 慎重シナリオ ) 32 年度 (2020 年度 ) の国 地方の基礎的財政収支対 GDP 比は同 3.0%( 同 2.9%) 名目 3% 程度 実質 2% 程度の前提では ( 成長戦略シナリオ ) 同 1.4%( 同 1.3%) となる試算が示された 社会保障 税一体改革大綱 で明記されたとおり消費税率が 26 年 (2014 年 )4 月に8% 27 年 (2015 年 )10 月に 10% へ引き上げられたとしても 更なる対応がなければ 財政運営戦略 (22 年 6 月 22 日閣議決定 ) に定める当該年度までの黒字化は実現しない見通しとなっている ( 内線 75325) 経済のプリズム No98 2012.3 24

25 経済のプリズム No98 2012.3

経済のプリズム No98 2012.3 26

図表 3 予算及び決算のフレーム 当初予算ベース ( 単位 : 億円 %) 年度 19 20 21 22 23 24 租税及印紙収入 そ の 他 収 入 歳 公 債 金 入 4 条 公 債 特 例 公債 計 国 債 費 歳 基礎的財政収支対象経費 534,670 535,540 461,030 373,960 409,270 423,460 40,098 41,593 91,510 106,002 71,866 37,439 254,320 253,480 332,940 443,030 442,980 442,440 52,310 52,120 75,790 63,530 60,900 59,090 202,010 201,360 257,150 379,500 382,080 383,350 829,088 830,613 885,480 922,992 924,116 903,339 209,988 201,632 202,437 206,491 215,491 219,442 619,100 628,981 683,043 709,319 708,625 683,897 出 うち地方交付税等計 149,316 829,088 156,136 830,613 165,733 885,480 174,777 922,992 167,845 924,116 165,940 903,339 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 租税及印紙収入 75,890 16.5 870 0.2 74,510 13.9 87,070 18.9 35,310 9.4 14,190 3.5 そ の 他 収 入 1,748 4.6 1,495 3.7 49,917 120.0 14,492 15.8 34,136 32.2 34,427 47.9 歳 公 債 金 45,410 15.2 840 0.3 79,460 31.3 110,090 33.1 50 0.0 540 0.1 入 4 条 公 債 2,530 4.6 190 0.4 23,670 45.4 12,260 16.2 2,630 4.1 1,810 3.0 特 例 公債 42,880 17.5 650 0.3 55,790 27.7 122,350 47.6 2,580 0.7 1,270 0.3 計 32,228 4.0 1,525 0.2 54,867 6.6 37,512 4.2 1,124 0.1 20,777 2.2 国 債 費 22,372 11.9 8,356 4.0 805 0.4 4,053 2.0 9,000 4.4 3,951 1.8 歳基礎的財政収支対象経費 9,855 1.6 9,881 1.6 54,062 8.6 26,277 3.8 694 0.1 24,728 3.5 出 うち地方交付税等 3,732 2.6 6,820 4.6 9,597 6.1 9,044 5.5 6,932 4.0 1,905 1.1 計 32,228 4.0 1,525 0.2 54,867 6.6 37,512 4.2 1,124 0.1 20,777 2.2 決算ベース ( 単位 : 億円 %) 年度 19 20 21 22 23( 補正後 ) 租税及印紙収入 510,182 442,673 387,331 414,868 420,300 そ の 他 収 入 81,532 117,729 164,262 167,448 96,325 歳 公 債 金 253,820 331,680 519,550 423,030 558,480 入 4 条 公 債 60,440 69,750 150,110 76,030 83,680 特 例 公債 193,380 261,930 369,440 347,000 359,300 計 845,535 892,082 1,071,142 1,005,346 1,075,105 国 債 費 192,904 191,665 184,448 195,439 202,693 歳基礎的財政収支対象経費 625,522 655,309 825,286 750,503 872,412 出 うち地方交付税等 149,316 156,792 165,733 187,903 194,507 計 818,426 846,974 1,009,734 953,123 1,075,105 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 増減額 伸び率 租税及印紙収入 19,492 4.0 67,509 13.2 55,342 12.5 27,537 7.1 5,432 1.3 そ の 他 収 入 2,796 3.6 36,197 44.4 46,532 39.5 3,186 1.9 71,123 42.5 歳 公 債 金 20,880 7.6 77,860 30.7 187,870 56.6 96,520 18.6 135,450 32.0 入 4 条 公 債 3,710 5.8 9,310 15.4 80,360 115.2 74,080 49.4 7,650 10.1 特 例 公債 17,170 8.2 68,550 35.4 107,510 41.0 22,440 6.1 12,300 3.5 計 1,408 0.2 46,548 5.5 179,060 20.1 65,797 6.1 69,759 6.9 国 債 費 12,535 6.9 1,239 0.6 7,216 3.8 10,991 6.0 7,254 3.7 歳基礎的財政収支対象経費 8,564 1.4 29,788 4.8 169,977 25.9 74,783 9.1 121,909 16.2 出 うち地方交付税等 17,694 10.6 7,476 5.0 8,941 5.7 22,170 13.4 6,603 3.5 計 3,971 0.5 28,548 3.5 162,760 19.2 56,611 5.6 121,981 12.8 資料 ) 財務省 予算の説明 決算の説明 等より作成 注 )(1) その他収入は 歳入総額から租税及印紙収入 公債金を除いた額 20 年度 ( 決算ベース ) は決算調整資金受入 (7,182 億円 ) を含む (2) 基礎的財政収支対象経費は 国の一般会計歳出のうち 国債費及び決算不足補てん繰戻 (22 年度 7,182 億円 ) を除いたもの (3) 地方交付税等は 地方交付税交付金と地方特例交付金の合計額 (4) 平成 23 年度の公債金には復興公債金 (11 兆 5,500 億円 ) が含まれる なお 復興債は 平成 24 年度以降は東日本大震災復興 特別会計において発行されるため 同年度以降の公債金には復興公債金は含まない 27 経済のプリズム No98 2012.3

図表 4 一般会計歳出予算主要経費別分類 ( 当初ベース ) ( 単位 : 億円 ) 年度 18 19 20 21 22 23 24 社会保障関係費 医療費 205,739 211,409 217,824 248,344 272,686 287,079 81,586 84,285 85,644 90,252 94,594 99,250 263,901 102,442 文教及び科学振興費 52,671 52,743 53,122 53,104 55,860 55,100 54,057 恩給関係費 9,989 9,235 8,522 7,872 7,144 6,434 5,712 地方交付税交付金 137,425 146,196 151,401 161,113 170,945 163,969 164,665 地方特例交付金 8,160 3,120 4,735 4,620 3,832 3,877 1,275 防衛関係費 48,139 48,016 47,796 47,741 47,903 47,752 47,138 公共事業関係費 72,015 69,473 67,352 70,701 57,731 49,743 45,734 道路整備事業費 16,105 15,475 14,835 12,221 9,822 9,862 10,202 経済協力費 7,218 6,913 6,660 6,295 5,822 5,298 5,216 中小企業対策費 1,616 1,625 1,761 1,890 1,911 1,969 1,802 エネルギー対策費 4,709 8,647 8,655 8,562 8,420 8,559 8,202 食料安定供給関係費 6,361 6,074 8,582 8,659 11,599 11,587 11,041 産業投資特別会計繰入等 481 203 - - - - - 産業投資特別会計繰入 481 203 - - - - - その他の事項経費 51,222 51,945 49,071 50,642 51,968 55,660 62,554 経済危機対応 地域活性化予備費 - - - - 10,000 8,100 9,100 経済緊急対応予備費 - - - 10,000 - - - 予備費 3,500 3,500 3,500 3,500 3,500 3,500 3,500 基礎的財政収支対象経費 609,245 619,100 628,981 683,043 709,319 708,625 683,897 国債費 187,616 209,988 201,632 202,437 206,491 215,491 219,442 決算不足補てん繰戻 - - - - 7,182 - - 一般会計歳出合計 796,860 829,088 830,613 885,480 922,992 924,116 903,339 資料 ) 財務省 予算の説明 等より作成注 )(1) 基礎的財政収支対象経費は国の一般会計歳出のうち 国債費及び決算不足補てん繰戻を除いたもの (2) 各経費について組替えが行われている場合があり 必ずしも前年度と連続しない 経済のプリズム No98 2012.3 28

年度 租税及印紙収入 専売納付金 官業益金及官業収入 図表 5 一般会計歳入予算の分類 ( 当初ベース ) 政府資産整理収入 雑収入 国有財産利用収入 納付金 諸収入 ( 単位 : 億円 %) ( 伸び率 ) 5 613,030 110 207 1,076 27,786 567 18,070 9,149 5,705 40 81,300 723,548 ( 1.9) <84.7> (11.7) <11.2> (0.2) 6 536,650 127 173 986 56,412 602 9,796 46,014 41,147 39 136,430 730,817 ( 12.5) <73.4> (67.8) <18.7> (1.0) 7 537,310 146 189 3,040 43,188 631 11,126 31,431 26,238 18 125,980 709,871 (0.1) <75.7> ( 7.7) <17.7> ( 2.9) 8 513,450 147 217 3,270 23,482 636 9,233 13,613 9,652 194 210,290 751,049 ( 4.4) <68.4> (66.9) <28.0> (5.8) 9 578,020 168 233 3,029 25,201 671 8,484 16,046 11,866 179 167,070 773,900 (12.6) <74.7> ( 20.6) <21.6> (3.0) 10 585,220 203 222 2,773 32,696 683 9,633 22,379 18,821 8 155,570 776,692 (1.2) <75.3> ( 6.9) <20.0> (0.4) 11 471,190 203 214 3,288 33,206 714 9,190 23,301 19,869-310,500 818,601 ( 19.5) <57.6> (99.6) <37.9> (5.4) 12 486,590 154 235 3,294 33,480 713 9,413 23,355 19,476 17 326,100 849,931 (3.3) <57.3> (5.0) <38.4> (3.8) 13 507,270-208 3,447 32,168 795 8,880 22,494 18,722 250 283,180 826,524 (4.2) <61.4> ( 13.2) <34.3> ( 2.8) 14 468,160-200 3,414 40,516 745 9,457 30,314 26,385 10 300,000 812,300 ( 7.7) <57.6> (5.9) <36.9> ( 1.7) 15 417,860-166 3,225 32,190 734 8,635 22,821 18,588-364,450 817,891 ( 10.7) <51.1> (21.5) <44.6> (0.7) 16 417,470-167 2,618 34,954 738 8,333 25,883 17,137-365,900 821,109 ( 0.1) <50.8> (0.4) <44.6> (0.4) 17 440,070-167 2,557 34,612 682 7,074 26,855 18,427 523 343,900 821,829 (5.4) <53.5> ( 6.0) <41.8> (0.1) 18 458,780-170 2,137 35,420 657 8,626 26,137 20,683 624 299,730 796,860 (4.3) <57.6> ( 12.8) <37.6> ( 3.0) 19 534,670-162 2,706 37,231 616 11,550 25,065 19,850-254,320 829,088 (16.5) <64.5> ( 15.2) <30.7> (4.0) 20 535,540-161 2,816 38,581 641 10,785 27,156 20,119 35 253,480 830,613 (0.2) <64.5> ( 0.3) <30.5> (0.2) 21 461,030-161 2,630 88,720 701 10,463 77,555 69,666-332,940 885,480 ( 13.9) <52.1> (31.3) <37.6> (6.6) 22 373,960-159 8,263 97,580 738 6,321 90,522 79,497-443,030 922,992 ( 18.9) <40.5> (33.1) <48.0> (4.2) 23 409,270-157 2,970 68,739 752 17,936 50,051 42,827-442,980 924,116 (9.4) <44.3> ( 0.0) <47.9> (0.1) 24 423,460-167 1,522 35,751 698 5,814 29,238 21,540-442,440 903,339 (3.5) <46.9> ( 0.1) <49.0> ( 2.2) 資料 ) 財務省 予算の説明 より作成注 )(1) 国有財産利用収入 は国有財産貸付収入 国有財産使用収入 利子収入 配当金収入の合計 (2) 納付金 は日本銀行納付金 日本中央競馬会納付金等の合計 (3) 諸収入 は 特別会計受入金 公共事業費負担金 弁償及返納金 懲罰及没収金等の合計 前年度剰余金受入 公債金収入 特別会計受入金 ( 伸び率 ) < 構成比 > ( 伸び率 ) < 構成比 > 合計 29 経済のプリズム No98 2012.3

図表 6 主要税目別収入の推移 ( 単位 : 億円 %) 年 度 20 21 22 23 24 ( 決算 ) 前年比 ( 決算 ) 前年比 ( 決算 ) 前年比 ( 補正後 ) 前年比 ( 当初 ) 前年比 租 税 431,789 13.3 376,655 12.8 404,628 7.4 409,730 1.3 413,140 0.8 直接税 264,507 18.2 206,201 22.0 232,025 12.5 236,300 1.8 237,290 0.4 所得税 149,851 6.8 129,139 13.8 129,844 0.5 134,000 3.2 134,910 0.7 源泉所得税 121,612 5.9 104,995 13.7 106,770 1.7 109,890 2.9 110,940 1.0 一申告所得税 28,239 10.4 24,144 14.5 23,073 4.4 24,110 4.5 23,970 0.6 法人税 100,106 32.1 63,564 36.5 89,677 41.1 88,070 1.8 88,080 0.0 相続税 14,549 3.2 13,498 7.2 12,504 7.4 14,230 13.8 14,300 0.5 地価税 1 46.0 0 64.7 1 31.3 - - - - 般間接税 167,282 4.4 170,454 1.9 172,602 1.3 173,430 0.5 175,850 1.4 消費税 99,689 2.9 98,075 1.6 100,333 2.3 101,990 1.7 104,230 2.2 酒税 14,614 4.1 14,168 3.1 13,893 1.9 13,480 3.0 13,390 0.7 たばこ税 8,509 8.0 8,224 3.3 9,077 10.4 9,940 9.5 9,450 4.9 会揮発油税 18,894 10.5 27,152 5.6 27,501 1.3 26,340 4.2 26,110 0.9 石油ガス税 130 5.1 123 5.0 119 3.5 120 0.9 110 8.3 航空機燃料税 836 5.1 793 5.2 749 5.5 460 38.6 440 4.3 石油石炭税 5,110 0.4 4,868 4.7 5,019 3.1 5,120 2.0 5,460 6.6 計電源開発促進税 3,405 3.3 3,293 3.3 3,492 6.0 3,460 0.9 3,290 4.9 自動車重量税 7,170 3.1 6,351 11.4 4,465 29.7 4,280 4.2 4,170 2.6 関税 8,831 6.2 7,319 17.1 7,859 7.4 8,150 3.7 9,100 11.7 とん税 94 2.3 89 6.1 95 7.5 90 5.4 100 11.1 印紙収入 10,884 9.4 10,676 1.9 10,240 4.1 10,570 3.2 10,320 2.4 一般会計税収計 (A) 442,673 13.2 387,331 12.5 414,868 7.1 420,300 1.3 423,460 0.8 地方揮発油税 - - 2,905 1.7 2,942 1.3 2,818 4.2 2,793 0.9 特地方道路税 2,856 5.4 - - - - - - - - 石油ガス税 ( 譲与分 ) 130 5.0 123 5.0 119 3.5 120 0.9 110 8.3 航空機燃料税 ( 譲与分 ) 152 5.1 144 5.2 136 5.5 131 3.8 126 3.8 別 自動車重量税 ( 譲与分 ) 3,585 3.1 3,176 11.4 3,065 3.5 2,938 4.1 2,862 2.6 特別とん税 118 2.3 111 6.1 119 7.5 113 5.0 125 10.6 地方法人特別税 0-6,739 9627571.4 14,200 110.7 15,657 10.3 16,587 5.9 会揮発油税 6,825 3.9 - - - - - - - - たばこ特別税 1,970 8.1 1,904 3.3 1,625 14.6 1,537 5.4 1,462 4.9 復興特別所得税 - - - - - - - - 495 - 計復興特別法人税 - - - - - - - - 4,810 - 特別会計税収計 (B) 15,636 4.5 15,102 3.4 22,206 47.0 23,314 5.0 29,370 26.0 税収総計 (A)+(B) 458,309 13.0 402,433 12.2 437,074 8.6 443,614 1.5 452,830 2.1 資料 ) 財務省 決算の説明 予算の説明 租税及び印紙収入予算の説明 より作成注 )(1) 税目欄の [ ] 内は特別会計名を示す (2) 21 年度の一般会計揮発油税の前年比は 前年度の一般会計所属と特別会計所属の同税の合計に対する比率 また 21 年度の地方揮発油税の前年比は 前年度の地方道路税に対する比率 経済のプリズム No98 2012.3 30

図表 7 一般会計新規公債発行額 依存度 公債残高 予算決算額 公債発行額 公債依存度 公債残高 年度予算の別 ( 歳出 ) 4 条公債 特例公債 4 条公債特例公債 ( 年度末 ) (A) (B) (C) (D) (B/A) (C/A) (D/A) 当初 826,524 283,180 87,600 195,580 34.3 10.6 23.7 ( 単位 : 億円 ) 4 条公債特例公債 13 補正後 863,526 300,000 90,760 209,240 34.7 10.5 24.2 決算 848,111 300,000 90,760 209,240 35.4 10.7 24.7 3,924,341 2,163,114 1,761,227 当初 812,300 300,000 67,900 232,100 36.9 8.4 28.6 14 補正後 836,890 349,680 91,480 258,200 41.8 10.9 30.9 決算 836,743 349,680 91,480 258,200 41.8 10.9 30.9 4,210,991 2,220,242 1,990,749 当初 817,891 364,450 64,200 300,250 44.6 7.8 36.7 15 補正後 819,396 364,450 66,930 297,520 44.5 8.2 36.3 決算 824,160 353,450 66,930 286,520 42.9 8.1 34.8 4,569,736 2,263,578 2,306,158 当初 821,109 365,900 65,000 300,900 44.6 7.9 36.6 16 補正後 868,787 365,900 87,040 278,860 42.1 10.0 32.1 決算 848,968 354,900 87,040 267,860 41.8 10.3 31.6 4,990,137 2,414,118 2,576,019 当初 821,829 343,900 61,800 282,100 41.8 7.5 34.3 17 補正後 867,048 334,690 77,620 257,070 38.6 9.0 29.6 決算 855,196 312,690 77,620 235,070 36.6 9.1 27.5 5,269,279 2,470,396 2,798,883 当初 796,860 299,730 54,840 244,890 37.6 6.9 30.7 18 補正後 834,583 274,700 64,150 210,550 32.9 7.7 25.2 決算 814,455 274,700 64,150 210,550 33.7 7.9 25.9 5,317,015 2,432,271 2,884,744 当初 829,088 254,320 52,310 202,010 30.7 6.3 24.4 19 補正後 838,042 254,320 60,940 193,380 30.3 7.3 23.1 決算 818,426 253,820 60,440 193,380 31.0 7.4 23.6 5,414,584 2,369,340 3,045,244 当初 830,613 253,480 52,120 201,360 30.5 6.3 24.2 20 補正後 889,112 331,680 69,750 261,930 37.3 7.8 29.5 決算 846,974 331,680 69,750 261,930 39.2 8.2 30.9 5,459,356 2,249,123 3,210,233 当初 885,480 332,940 75,790 257,150 37.6 8.6 29.0 21 補正後 1,025,582 534,550 150,110 384,440 52.1 14.6 37.5 決算 1,009,734 519,550 150,110 369,440 51.5 14.9 36.6 5,939,717 2,383,453 3,556,263 当初 922,992 443,030 63,530 379,500 48.0 6.9 41.1 22 補正後 967,284 443,030 76,030 367,000 45.8 7.9 37.9 決算 953,123 423,030 76,030 347,000 44.4 8.0 36.4 6,363,117 2,463,063 3,900,053 23 当初 924,116 442,980 60,900 382,080 47.9 6.6 41.3 補正後 1,075,105 558,480 83,680 359,300 51.9 7.8 33.4 6,755,396 2,491,911 4,147,335 24 当初 903,339 442,440 59,090 383,350 49.0 6.5 42.4 7,088,547 2,466,694 4,495,048 資料 ) 財務省 予算の説明 決算の説明 等より作成注 )(1) 補正後は 最終補正後の計数 (2) 特例公債残高は 国鉄長期債務 国有林野累積債務等の一般会計承継による借換国債を含む (3) 23 年度補正後の公債発行額には 復興債 11 兆 5,500 億円を含む (4) 23 年度及び24 年度の公債残高には 復興債を含む (23 年度末 :11 兆 6,150 億円 24 年度末 :12 兆 6,806 億円 ) 31 経済のプリズム No98 2012.3

図表 8 東日本大震災復興特別会計 ( 仮称 ) の仕組み ( 平成 24 年度当初ベース ) ( 単位 : 億円 ) 国民 企業等 ( 納税等 ) 一般会計 ( 国債の発行 ) 金融市場その他 被災者 復興経費 復興特別税 27,010 ( 震災復興特別会本交付税 6,855) 大計(地方交付税交付金震交付税繰入れ 5,490 特別会計 5,507 仮災 ( 震災復興特別復交付税財源 ) ( 子ども手当 称)高速無料化興 5,305 特東 ( 復旧 復興事業 被災地等 別日 除染事業等 ) の見直し等 ) ( 復興特別法人税 4,810 復興特別所得税 495) 復興公債金 26,823 歳入 ( 復興債の発行 ) 37,754 復興債費 歳出 1,253 37,754 ( 復興債の償還財源 ) 税外収入 118 東日本大震災 ( 公共事業費 復旧 復興予備費 負担金等 ) 4,000 財政投融資特別会計 ( 積立金 ) ( 復興債の償還財源 9,967) 国債整理基金特別会計 ( 復興債の償還 ) 金融市場 ( 参考 ) 復興債の償還計画 ( 単位 : 億円 ) 年度 償還予定額 年度 償還予定額 平成 25 46,500 38-26 21,487 39-27 8,000 40-28 7,999 41-29 23,823 42-30 - 43-31 - 44-32 - 45-33 6,997 46-34 12,000 47-35 - 48-36 - 49-37 - 合計 126,806 資料 ) 財政法第 28 条等による予算参考書類 財務省 予算の説明 等より作成 経済のプリズム No98 2012.3 32

図表 9 国 地方の基礎的財政収支 ( 対 GDP 比 ) ( 注 ) 復旧 復興対策を除く ( 出所 ) 内閣府 経済財政の中長期試算 ( 平成 24 年 1 月 24 日 ) 図表 10 一般会計歳入 歳出構造の現状と見通し ( 兆円 ) 平成 24 年度 (2012 年度 ) ( 兆円 ) 平成 32 年度 (2020 年度 ) [ 慎重シナリオ ] 140 140 120 100 90.3 プライマリー バランス (PB) 22.3 90.3 120 100 119.1 119.1 54.4 PB 15.5 38.9 80 60 公債金 44.2 国債費 21.9 80 60 3.5 40 20 その他収入 3.7 税収 42.3 基礎的財政収支対象経費 68.4 40 20 61.1 80.2 0 歳入 歳出 0 歳入 歳出 ( 注 ) 復旧 復興対策を除く ( 出所 ) 内閣府 経済財政の中長期試算 ( 平成 24 年 1 月 24 日 ) 財務省 予算の説明 より作成 33 経済のプリズム No98 2012.3