<4D F736F F D E382E C955D89BF A F816988A E58A77816A2E646F63>

Similar documents
<4D F736F F D E382E C955D89BF A F816988A E58A77816A2E646F63>

TSRマネジメントレポート2014表紙


とともに 職員キャリア開発を目指して職員の職歴や業績を可視化するため スタッフポートフォリオ ( 職員業績記録 ) を開発し 管理職員に試行的に導入している 経営協議会学外委員からの意見を踏まえ 学生寮整備について 民間金融機関からの資金調達による整備を行う 学生寄宿舎整備計画 (Ⅰ~Ⅲ 期工事 )

FPU58.pdf

自己点検・評価表

3 4

平成18年度標準調査票

平成23年9月29日WG後修正

OTEMON GAKUIN

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

Microsoft Word - 平成27年度 自己評価委員会報告書

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Taro-76長崎大学(H23)

副学長 教学担当 中村 久美 新しい大学づくりに向けた教育の展開 巻頭言 2012年6月に文部科学省が公表した 大学改革実行プラン は 激動の社会における大学機能の再構築を掲げています 教学に関し ては ①学生の主体的な学びの創出や学修時間の拡大化をはじめと する大学教育の質的転換 ②グローバル化に

山梨学院短期大学の概要 設置者 学校法人山梨学院 理事長 古屋忠彦 学長 三神敬子 ALO 清水智 開設年月日 昭和 26 年 4 月 1 日 所在地 山梨県甲府市酒折 設置学科および入学定員 ( 募集停止を除く ) 学科 専攻 入学定員 食物栄養科 150 保育科 130 経営学科 7

九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository 九州大学百年史第 7 巻 : 部局史編 Ⅳ 九州大学百年史編集委員会 出版情報 : 九州大学百年史. 7, 2017

大学と学生第549号広島大学におけるアクセシビリティ支援と人材育成プログラム_広島大学(岡田 菜穂子)-JASSO

< F31322D8A6591E58A7782D682CC8EC08E7B92CA926D816988C4816A>

untitled

革のために重点施策実施経費 28 億 8,373 万円 ( 対前年度比 3 億 5,195 万円増 ) を重点配分している 学長裁量ポストを活用し 環境及び安全教育 保健管理 情報基盤の充実等のため教授 4 名 准教授 3 名を配置したほか 定年退職教員 14 名を非常勤教員等として採用し 若手教員

<8F FC8A F955C8E DA8E9F2E786C73>

法学研究科・法学部教授会議事予定

事例紹介「学習成果測定に係る取組~IRコンソーシアム加盟校の現状と課題~」 鹿児島大学における取組 神戸大学 評価・IRシンポジウム「学習成果を把握するための評価・IR活動」   

ステップアップ研究費応募要領

PowerPoint Presentation

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

長崎ウエスレヤン大学

設置の趣旨等を記載した書類_9

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 表紙・目次.doc

選択評価事項C 水準判定のガイドライン(案)

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

資 料 1

参考資料1_学術研究関連データ集

三沢市行政経営推進プラン

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

東北公益文科大学 第 2 期吉村プラン 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 ~ 庄内から日本の教育を変える大学づくり ~ 2017 年 4 月 1 日

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

国立大学経営力戦略(本文)

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

. 実施方法 公表学校関係者評価の実施については 平成 8 年度に行われた 自己点検評価 を学校関係者評価委員の皆さまにご確認いただき 自己点検評価の各項目に対するご意見と評価を取りまとめました また 評価結果については 今後の各校における教育活動や学生指導等 学校運営の改善に活かすとともに教育水準

2010 年 7 月 30 日国立大学法人群馬大学 若手先端科学研究者の研究環境改革 プログラム 先端科学研究指導者育成ユニット テニュア トラック教員の募集要項国立大学法人群馬大学 群馬大学では 文部科学省の科学技術振興調整費 若手研究者の自立的研究環境整備促進事業 (2010 年度から 2014

第 1 部 施策編 4

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

筑波大学の使命 筑波大学は その建学の理念に 変動する現代社会に不断に対応しつつ 国際性豊かにして かつ 多様性と柔軟性とを持った新しい教育 研究の機能及び運営の組織を開発 し 更に これらの諸活動を実施する責任ある管理体制を確立する と掲げ 我が国における大学改革の先導的役割を果たす 研究力開学以

PowerPoint プレゼンテーション

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

内部統制ガイドラインについて 資料

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

I. はじめに 平成 28 年度においては 社会福祉法人制度改革の対応として 1 経営組織のガバナンス 2 事業運営の透明性 3 財務規律の強化 4 地域貢献事業に取り組んでいかなければならないと考えています 社会福祉法人は社会から期待される役割を果たすため 積極的な取り組みを進めていくことが必要で

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

知創の杜 2016 vol.10

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局


発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

1.(1) 名古屋美容専門学校教育理念 美容に必要な基礎教育と専門的実践教育を行い 豊かな知性と誠実な心を持ち 社会に貢献できる人材を育成する (2) 名古屋美容専門学校学則 第 1 章総 則 ( 目的 ) 第 3 条本校は 教育基本法の精神に則り 学校教育法に従い 美容に必要な基礎教育と専門的実践

国立大学経営力戦略 に盛り込むべき事項イメージ 1. 大学の将来ビジョンに基づく機能強化の推進 各大学の機能強化の方向性に応じた取組をきめ細かく支援するため 国立大学法人運営費交付金の中に 3 つの重点支援の枠組みを新設し 評価に基づくメリハリある配分を実施 これにより 新研究領域の開拓 地域ニーズ

国立大学法人等の平成23事業年度決算について

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

Microsoft Word - 02_福利厚生会260910

1. 学校関係者の実施について平成 26 年度学校関係者は 文部科学省が策定した 専修学校における学校ガイドライン に沿って実施した 学校自己点検報告書 ( 平成 25 年度 ) について 当校に関係の深い 3 名の委員 ( 委員名簿記載 ) にしていただいた 委員には 学校運営状況をまとめた資料を

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

1. 食品安全専門 材育成の 的 1. 品安全管理に関する基礎的な知識 専 的な知識や技能の修得体制をつくる 2. FSMS 監査員の育成体制をつくる 3. 国際的な議論に参画できる 材を育てる 本研究会は主に について 議論を進めている 1

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

(筑波技術大学)第2期中期目標期間評価結果

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

管理職等育成プログラム(完成版8月28日)

(4) 自己評価書及び提出された根拠資料 データは 原則として公開します 公表された著作物等を根拠資料とするときには著作権に配慮してください 公表にふさわしくないものには その旨を記載してください (5) 上記 (1) から (4) に関する具体的な資料 データの示し方等については 当該年度の自己評

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

2.MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針の策定 公表 MUFG は お客さま本位の取組みの徹底を図るため グループ共通の指針となる MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 を策定 公表します 本方針の下 グループ各社がお客

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

< F2D8B638E96985E81698CF6955C A2E6A7464>

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

. 当年度目標取組み事項及びその内容関連施策 ( 総合計画 ) 基本政策行政改革の推進 中期行財政運営方針に基づき 計画的に行財政運営基盤の充実強化を図るため 平成 年度行財政運営方針を 8 月に策定します ( 公民連携セクションの設置 働き方見直しの推 事務事業の見直しについては 見直しに向けた取

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

2016年度 事業計画書(第一次補正)

施策吊

第8回外国語学部教授会議事録要旨(平成30年12月10日)

地域子育て支援拠点事業について

山梨県地域医療再生計画 ( 峡南医療圏 : 救急 在宅医療に重点化 ) 現状 社保鰍沢病院 (158 床 ) 常勤医 9 名 実施後 社保鰍沢病院 峡南病院 (40 床 ) 3 名 市川三郷町立病院 (100 床 ) 7 名 峡南病院 救急の重点化 県下で最も過疎 高齢化が進行 飯富病院 (87 床

本事業の意義 実効性 ( 見直しの必要性 ) 医療情報データベース基盤整備事業 ( 平成 23 年度 ~ 10 協力医療機関 ) 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日 ) 医療 介護情報の電子化の促進 医薬品の副作用データベースシステムについて データ収集の拠点となる病院の拡充や地域連

平成22 年 11月 15日

Microsoft Word - Ⅱ-4工学部.doc

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

<4D F736F F D D9197A791E58A C8FAC924D8FA489C891E58A77838A E837D836C B4B92F65F E332E398E7B8D73816A>

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

PowerPoint プレゼンテーション

CHIBA KOGYO BANK REPORT Contents Profile 01 CHIBA KOGYO BANK REPORT 2016

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 医療学科AP(0613修正マスタ).docx

Transcription:

愛媛大学の全学的な取組 学生中心の大学 地域にあって輝く大学 を目指して 平成 18 年度に係る業務実績報告書の要点 学長のリーダーシップの下, 機動的 戦略的な大学運営 学長は,2 期目のスタートに当たり, 愛媛大学憲章に基づき, 平成 18 年度から実施する5つの重点課題を明確に示し, それらを教職員の一体化を図る組織機構改編の中で推進した その成果の特徴的事項は,1. 自律的管理運営体制の強化 2. 教育改革の組織的展開 3. 地域貢献, 国際交流の推進が挙げられる 愛媛大学の 5 つの重点課題 2006~ 第一学生中心の大学を作り上げていく第二世界レベルの研究をより一層活発に展開し, 研究の質と規模を確保する第三地域にあって, 地域の活性化に努め, 地域住民に貢献する大学の方針を確立し, そのための諸課題を実践する第四先進諸国の研究拠点と連携するとともに, とりわけ援助の手を求めている東南 南アジアを中心とする開発途上国への支援を展開し, これらの国々から尊敬される国際的な地位を確立する第五以上の諸課題を力強く実施する主体として, 国立大学法人愛媛大学の自律的運営体制を確立し, さらに財政基盤を強化する 1. 自律的管理運営体制の強化 組織機構の改編 先端研究推進支援機構 の設置研究センターを中核とした先端研究の戦略的統括 支援 理事の担当職務の見直し 学長特別補佐 2 名の増員 ( 学術 国際交流担当, 企画担当 ) 学長のリーダーシップを支える組織 経営政策室 : 競争的資金獲得戦略, 愛媛大学科学研究行動規範 の策定 経営情報分析室 : 中期計画の評価指標作成, 財務データ分析 自己点検評価室 : 教員の総合的業績評価 の検証, 認証評価の受審準備 理事主宰の WG の設置による効率的な意思決定 ( 教員組織に関する WG 等 )

戦略的資源配分の拡充 評価 学長裁量経費の確保 (1.95 億円 ) 活用 透明性 公平性を確立した重点配分研究開発支援経費 (1.1 億円 ), 公開ヒアリング, 研究成果シンポジウム教育改革促進事業 ( 愛大 GP 2,500 万円 ), 教育経費の重点配分 プロジェクト経費の研究成果の評価 検証 戦略的 効果的な人的資源の活用の拡大 学長裁量定員の確保 活用防災情報研究センター教授 1 名 (2 年任期 ), 総合健康センター助教授 1 名 ( 産業医 ) 他機関との人事交流教授 1 名 (1 年任期付き ) 総数 23 名の配置 職員の新人事評価の試行民間手法による評価者研修の実施 FD/SD/TAD 三位一体型能力開発 ( 平成 18 年度特色 GP 採択 ) 新しいSD 研修 ( プレゼンテーション研修 リーダーシップ研修 ) 財務内容の改善 充実 外部資金獲得支援, 科学研究費補助金申請支援 病院経営の改善診療科毎のマニフェストの策定と実践 ( インセンティブの付与 ) ( 財 ) 日本医療機能評価機構による評価受審 (Ver.5 の認定 ) 地域がん診療連携拠点病院 ( 腫瘍センター の新設 ) 再生医療研究センター の新設資料 1 愛媛大学総人件費の削減計画 に基づく具体的な削減計画の策定人件費削減計画の実施, 教員定年後の 1 年間不補充 2.8 億円削減 ( 削減率 2%) 施設整備計画及びマネジメント等の新たな取組 大学のトップマネジメントとしてマネジメント体制の強化学長を委員長とする 施設マネジメント委員会 の設置 施設改修 5 カ年計画の策定資料 2 学生の自習室改善計画の策定 本学の主要施策に則った既存施設の有効活用防災情報研究センター, 国際交流センター等のスペース確保 危機管理への新たな対応 危機管理室を中心に 防災マニュアル ( 原案 ) の策定 啓発活動として 危機管理セミナー の開催 科学研究行動規範管理規程 の策定, 安全衛生教育の充実 研究費の不正使用対策への取組愛媛大学の研究費等の運営及び管理等の基本方針, 不正使用防止規程 2

2. 教育改革の組織的展開 教育方法等の改善 教育企画室の設置 (FD の企画 実施の中心的役割 ) 資料 3 個別ニーズに対応した多様な FD プログラムの実施 (FD スキルアップ講座, 教育ワークショップ, 授業コンサルティングサービス等 ) 教育改革を主導する 教育コーディネーター の全学配置 学長裁量経費による教育改革促進事業 愛大 GP の創設教育の高度化 活性化の推進 ( 教育コーディネーター等の活動支援 ) 個別ヒアリング, 教育改革シンポジウム ( 進捗状況の評価 検証 ) 大学院教育の現状と課題 大学院教育の在り方に関する検討 WG 入学試験改革 (AO 入試の拡大, 平成 19 年 4 月 アドミッションセンター の設置 ) 特色ある教育プログラムの実践資料 4 FD/SD/TAD 三位一体型能力開発 ( 特色 GP 採択 ) 瀬戸内の山 ~ 里 ~ 海 ~ 人がつながる環境教育 ( 現代 GP 採択 ) 1 年制大学院が地域の特別支援教育を変える ( 教員養成 GP 採択 ) 学生支援の充実 就職支援 キャリア支援の強化資料 5 就職指導会議の設置, 就職支援プログラムの充実就職支援バスの運行, ホームページに 就活なんでも Q&A を開設学生ボランティア ( キャリア サポーター ) 社会人との交流会の企画 運営, 学生の目線に立った キャリサポ新聞 の発行 身体に障害のある学生の修学支援障害者修学支援委員会, キャンパス バリアフリー推進室の設置障害学生支援ボランティア ( ノートテイカーとして約 100 名の学生が登録 ) 教育研究活動の推進 環境整備 3 先端研究センターを中核とした世界レベルの研究を推進資料 6 化学物質の環境科学教育研究拠点 グローバル COE プログラム採択 研究成果の社会還元を通して地域貢献を目指す 防災情報研究センター, 再生医療研究センター の設置資料 7 若手研究者の育成 支援 研究開発支援経費 の学内公募資格を大学院生 ポスドクに拡大 女性教職員の勤務環境の改善医学部キャンパス内に保育所 あいあいキッズ を開設 ( 平成 19 年 4 月 ) 男女共同参画推進委員会の設置 ( 平成 19 年 4 月 ) 設備整備マスタープラン の策定共有設備, 基盤研究整備 3

3. 地域貢献, 国際交流の推進 愛媛県, 県下 3 市との連携協定に基づく施策の展開 サテライトオフィスの活用, 地域防災教育の実施 南予活性化対策協議会 の設置資料 8 南予 9 市町において 南予地域活性化総合セミナー の開催, 国際交流センター の設置 ( 平成 18 年 4 月改組 ) 一元的な国際交流事業の推進, 学生の海外派遣プログラムの充実 愛媛大学サテライトオフィス カトマンズ ( カトマンズ市内に設置 ) ネパールの防災研究 世界遺産周辺の地盤調査 ( アシ アの開発途上国支援 ) 資料 9 4. 開かれた大学運営 外部有識者の積極的活用 経営協議会学外委員からの意見を大学運営に反映教育改革促進事業 ( 愛大 GP) の審査委員に経営協議会学外委員を委嘱広報経費の重点配分 全学的な入試広報パンフレットの刷新事務系職員の新人事評価制度の試行 民間企業役員経験者の登用 ( 社会連携担当理事 ) 監査機能の充実 指摘事項に対する改善 既存施設の点検 評価及び有効活用への取組 共有建物として再構築 事務系業務の見直し 業務支援室 の設置 情報公開の促進 愛媛大学広報番組のラジオ放送開始, 研究者紹介 CD 作成 大学の活動をわかりやすく紹介する冊子 新しい大学の創造 の発行 ホームページの充実 ( 随意契約に関する情報公開, 教育企画室, 環境管理 ) 4

平成 17 年度に係る業務実績の評価結果に対する改善 平成 17 年度に係る業務実績の評価結果について, 国立大学法人評価委員会からの指摘事項は特になかったが, 学内で評価結果の共有化を図り, 担当理事を中心とした全学体制で平成 16 年度の指摘事項のさらなる改善を図った また, 自己点検評価室からの提言, 学生からの要望に基づき, 学生中心の大学作りのための取組を充実させた 1. 学生中心の大学作りのために学生の声を反映 学生の授業評価, 卒業時のアンケート調査の分析と活用 自己点検評価室からの全学的な提言 学長への意見箱 くるま座 e- ねっと に対する迅速な対応 学生代表者会議 ( 平成 19 年 4 月設置 ) 学生からの要望 キャンパス バリアフリー推進室 の設置 2. 法人評価委員会の期待事項への取組 教員組織の改編への取組 先端研究推進支援機構, 防災情報研究センター 等の設置 全学的な重点課題に沿って新たに教員を配置 外部資金獲得への取組 社会連携推進機構 の機能活用 地元金融機関 (2 銀行 ) との連携協定 受託研究費 ( 約 4,500 万円 ) と寄附金 ( 約 2,900 万円 ) の増加 科学研究費補助金に関する説明会 ( 科学研究における行動規範, 不正使用防止 ) 各学部の学術研究委員会において研究計画調書作成指導 ( 新規採択率 2.7% 増 ) 広報体制の強化 広報担当の副学長を中心に新たな広報活動の展開 広報戦略を企画する 広報室 と各部局の連携強化 学長定例記者懇談会 において, 積極的な大学情報の発信 防災マニュアル ( 原案 ) の策定 防災情報研究センターの指導により, より学生の視点を考慮した再検証 5

愛媛大学憲章 ( 広報誌 Line27 号 ) 6

資料 1 再生医療研究センター ( 朝日新聞平成 18 年 12 月 7 日 ) 資料 2 7

資料 3 教育企画室 ( 愛媛大学ホームページより ) 資料 4 教育プログラムの実践 FD/SD/TAD 三位一体型能力開発 ( 特色 GP) 愛媛大学の教職員能力開発体系レベル F D S D TAD レベル Ⅰ [ 導入 ] 新任教職員研修オリエンテーション FD/SD セミナー共通教育改善のための学生とのワークショップ TA 研修 ( 共通教育 ) TA 研修 ( 専門教育 ) レベル Ⅱ [ 基本習得 ] 教育ワークショップ 新人研修プログラム接遇マナー研修 FD スキルアップ講座 TA ワークショップ レベル Ⅲ [ 応用 発展 ] 授業コンサルティング公開授業 中堅職員研修 ( プロジェクト研修 ) SD スキルアップ講座 スタディ ヘルプ デスク 教育実践シンポジウム発表教育学生支援部タスクフォースレベルⅣ [ 創作 発展 ] 大学教育実践ジャーナル投稿 教育実践ジャーナル投稿 レベル Ⅴ [ 支援 指導 ] 教育ワークショップ講師 FD スキルアップ講座講師授業コンサルタント FD ファシリテーター養成講座 SD スキルアップ講座講師 T A コーディネーター研修 8

瀬戸内の山 ~ 里 ~ 海 ~ 人がつながる環境教育 ( 現代 GP) 1 年制大学院が地域の特別支援教育を変える ( 教員養成 GP) 9

資料 5 就職支援 キャリア支援 ( 愛媛大学ホームページより ) 10

資料 6 3 先端研究センターを中核とした研究推進 ( 愛媛大学概要 2007) 11

資料 7 防災情報研究センター ( 広報誌 Line27 号 P17) 広報誌 Line28 号 P21 愛媛県南予活性化への取組 毎日新聞平成 18 年 8 月 3 日 サテライト オフィスの活動支援 12

資料 8 南予地域活性化総合セミナー ( 愛媛大学ホームページより ) 13

資料 9 愛媛大学サテライトオフィス カトマンズ 広報誌 Line29 号 14