2. 全国の輸出入 ( 金額 ) の動向 (1) 輸出 全国の輸出金額の動向について 五大港 ( 東京港 横浜港 神戸港 大阪港 名古屋港 ) 三空港 ( 成田国際空港 関西国際空港 中部国際空港 ) 及びその他の全国シェア ( 全国の輸出額に占める割合 ) からみると 三空港と地方港などのその他の

Similar documents
財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

阪神港及び各港の構成比 ( 対全国 ) 全国における阪神港の構成比をみると 2014 年は輸出で 12.9% 輸入で 12.7% となり 阪神港が誕生した 2007 年と比べて 輸出は 0.8 ポイント 輸入は 0.7 ポイント拡大しました 阪神港の各港についてみると 輸出は神戸港の構成比が高く 輸

特集 平成 30 年分成田空港貿易概況 ( 速報 ) 平成 31 年 1 月 23 日 ( 水 ) 東京税関 本資料における 2018 年 の数値は速報値 本資料における 伸率 とは前年との比較によるもの 本資料における対中国の貿易額には対香港及び対マカオの貿易額を含む

1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

平成28年 成田空港貿易概況(速報)

近畿圏における電気機器の貿易動向 平成 24 年 10 月 22 日大阪税関調査統計課 貿易額推移 近畿圏における電気機器の貿易額は 2000 年に初めて輸出額が 3 兆円を突破し 輸入額が 1 兆円を突破しました 輸出額は 2001 年に一旦減尐しますが その後は右肩上がりで増加し 2005 年に

2016 年の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 ( 確定値 ) ドル表示 輸出入前年輸出前年輸入合計前年 =100 =100 =100 バランス ロシア 16,410, ,125, ,285, ,159,423 ウクライナ 883,

Microsoft Word - 04_data_product_4

特集 切花の輸入 平成 29 年 2 月 24 日東京税関 成田空港の輸入品にも春が来る! 輸入される切花は 菊 と カーネーション で 6 割を占める 毎年 3 月は ばら が輸入のピークを迎える 3 月が最初のピーク 春が近づき 花の話題が増える季節となりました 輸入品においても季節ごとの商品が

特集 安定成長を模索する NIS 経済 2017 年の日本の対 NIS 諸国貿易統計 Data Bank はじめに恒例により 日本財務省発表の貿易統計にもとづいて 2017 年の日本とNIS 諸国との貿易に関し データをとりまとめて紹介する 日本とロシアの貿易については すでに5 月号に掲載済みであ

2017 年訪日外客数 ( 総数 ) 出典 : 日本政府観光局 (JNTO) 総数 2,295, ,035, ,205, ,578, ,294, ,346, ,681, ,477

地域 ( 国 ) 別輸出入 輸出輸入差引 価額伸率価額伸率価額伸率 総額 40,131, ,530, ,785 4 アジア 21,850, ,862, ,987, 中華人民共和国 7,655,

報道発表資料 平成 29 年 9 月 20 日東京税関 平成 29 年 8 月分成田空港貿易概況 ( 速報 ) 目 次 1. 輸出入額の推移表 P1 2. 港別輸出入額 P1 3. 輸出入額推移グラフ P1 4. 輸出入地域 ( 国 ) 別表 P2 5. 輸出品別表 P3 6. 輸入品別表 P4 7

清涼飲料の輸出

<966688D591AC95F E95AA816A2E786C7378>

平成 24 年 11 月 21 日財務省沖縄地区税関 管内貿易統計 ( 速報 ) 平成 24 年 10 月分 ( 単位 : 百万円 %) 24 年 10 月分 23 年 10 月分前年同月比全国比 24 年 1~10 月累計 23 年 1~10 月累計前年同期比全国比 輸出 2,978 3,392

統計特集 :2005 年 1~9 月の日本の対 CIS 主要国貿易統計 第 1 表 2005 年 1~9 月の日本の対 CIS 中東欧諸国 モンゴル輸出入通関実績 ロシア 第 2 表 2005 年 1~9 月の日本の対ロシア輸出品構成 第 3 表 2005 年 1~

特集 平成 2 5 年 5 月 2 2 日東京税関調査部調査統計課 金の輸出入 2012 年の世界の金需要は 4,405 トン 2012 年に合金も含む金を日本は 132 トン輸出し 11 トン輸入しています 日本の 2006 年から 2010 年の平均年間金産出量は 10 トン足らずですが 200

平成 28 年福島県の貿易概況のポイント ( 確定値 ) 1. 福島県の貿易概況 ( 前年比較 ) 輸出額:707 億 46 百万円 約 26 億円の増加 (3.8% 増 ) 輸入額:3,046 億 49 百万円 約 944 億円の減少 (23.6% 減 ) 輸出入合計:3,753 億 95 百万円

2017 電波産業調査統計

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(216 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

データバンク 2006 年上半期の日本の対 CIS 主要国貿易統計 1. ロシア /96 2. ウクライナ /98 3. カザフスタン /99 4. ウズベキスタン / アゼルバイジャン /101 表 年 1~6 月の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 輸出入合計

牛田論文ブック.indb

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

地域別世界のエアコン需要の推定について 2018 年 4 月一般社団法人日本冷凍空調工業会日本冷凍空調工業会ではこのほど 2017 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので 今回は 2012 年から 20

Ⅰ. 繊維品輸出実績 (1) 類別輸出実績換算円レート = 類別 項目 2014 年 1 月 ~ 12 月 2013 年実績 金額 ( 千ドル ) 前年同月比金額 ( 千ドル ) 前年同期比構成比金額 ( 千ドル ) 前年比構成比 紡織用繊維及びその製品 ( 合計 ) 743,383 9

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2017 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 7,006 億円 ( 前年比 27.4% 増 ) で前年より増加し 4 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等であった 2017 年の九州の自動車生産台数

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(217 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

データバンク 2006 年 1~9 月の日本の対 CIS 主要国貿易統計 1. ロシア /92 2. ウクライナ /94 3. カザフスタン /95 4. ウズベキスタン /96 5. アゼルバイジャン /97 表 年 1~9 月の日本の対ロシア NIS 諸国輸出入通関実績 ( 単位

平成 30 年 12 月 19 日特集東京税関 2012 年から輸出金額 数量ともに増加中! 2017 年の輸出金額は 2012 年の 2 倍以上に増加! 2017 年の輸出金額 数量ともに東京税関管内が全国税関で 1 位 はじめに クリスマスパーティーや年末年始 みなさんお菓子を食べる機会がこれか

JNTO

[000]目次.indd

Microsoft Word - 世界のエアコン2014 (Word)

Microsoft Word - 10 統計 参考.doc

平成18年8月31日

地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主


【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

<4D F736F F D E937890AC96F18EC090D195F18D C A E646F63>


1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持

~ あめちゃんの輸出 平成 31 年 2 月 20 日大阪税関調査部関西から愛を込めて~ 調査統計課 2018( 平成 30) 年のキャンディの輸出は 全国の輸出数量 金額が過去最高! 経済圏別の輸出シェアは近畿圏が第 1 位! 近畿圏の輸出額は過去最高! 過去最高は 1988 年以降の比較 3 月

銅地金輸入 ( その2) HS モンゴル 0 0 ラオス 0 0 イラン 0 0 オマーン 0 0 ウズベキスタン 0 0 ノルウェー 0 0 ポーランド 0 0 コンゴ共和国 0 0 コンゴ民主共和国 0 0 タンザニア 0 0 モザンビーク 0 0 ジンバブエ 0 0 ニ

銅地金輸入 ( その2) HS モンゴル 0 0 ラオス 0 0 イラン 0 0 オマーン 0 0 ウズベキスタン 0 0 ノルウェー 0 0 ポーランド 0 0 コンゴ共和国 0 0 コンゴ民主共和国 0 0 タンザニア 0 0 モザンビーク 0 0 ジンバブエ 0 0 ニ

銅地金輸入 ( その2) HS モンゴル 0 0 ラオス 0 0 イラン 0 0 オマーン 0 0 ウズベキスタン 0 0 ノルウェー 0 0 ポーランド 0 0 コンゴ共和国 0 0 コンゴ民主共和国 0 0 タンザニア 0 0 モザンビーク 0 0 ジンバブエ 0 0 ニ

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2016 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 3,346 億円 ( 前年比 15.6% 増 ) と 3 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等となっている 2016 年の九州の自動車生産台数は 135

訪日数 JNTO 日本政府観光局統計より〇 2 月の訪日外客数 138 万 7,000 人 ( 前年同月 157.6%) 〇中国が月間過去最高 史上初単月で 35 万 9 千人 (359,100 人前年同月 259.8%) 〇東アジア ( 中国 台湾 韓国 香港 ) だけで構成比が約 8 割 ( 前

お知らせ 平成 27 年 2 月 2 日 公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー 平成 26 年 12 月外国人客宿泊状況調査 の発表について ( 公財 ) 京都文化交流コンベンションビューローでは 京都市内 25 ホテルの協力 を得て月別 国籍別宿泊外国人の状況調査を行っております 平成

対中国における輸出入総額の推移を見てみると 1990 年頃より増加が目立ち始め ここ数年は微増傾向となっています 特徴的なのはリーマン ショックの影響が大きかった 2009 年において 対世界の輸出入総額の減少と比較して 対中国は減少の程度が少なかったことが伺えます この年の貿易額は 全国で 33.


2. 港別の貿易概況 小名浜港 輸出額:286 億 14 百万円 3 年ぶりの増加 輸入額:3,405 億 84 百万円 2 年ぶりの減少 輸出入合計:3,691 億 98 百万円 2 年連続の増加 輸出動向 輸出伸率 (36.2%) は 平成 22 年 (27.7%) 以来 3 年ぶりの増加 主に

ビール系飲料の輸入

Microsoft Word - ブラジル経済概観(2019年2月)

銅地金輸入 ( その2) HS モンゴル 0 0 ラオス 0 0 イラン 0 0 オマーン 0 0 ウズベキスタン 0 0 ノルウェー 0 0 ポーランド 0 0 コンゴ共和国 0 0 コンゴ民主共和国 0 0 タンザニア 0 0 モザンビーク 0 0 ジンバブエ 0 0 ニ

42

Microsoft Word - 校了 11 統計 ①増田、田辺.doc

目 次 Ⅰ. 総括編 1. 世界各地域の人口, 面積, 人口密度の推移と予測およびGDP( 名目 ) の状況 ( 1) 2. 世界の自動車保有状況と予測 ( 5) 3. 世界の自動車販売状況と予測 ( 9) 4. 世界の自動車生産状況と予測 ( 12) 5. 自動車産業にとって将来魅力のある国々 (

インド 12 3 エビ イカ オーストラリア 13 3 マグロ エビ フィリピン 14 1 マグロ カツオ エビ アイスランド 15 1 その他の魚 ハリバット 魚卵 スペイン 16 1 マグロ タコ マルタ 17 1 モロッコ 18 1 タコ イカ モーリタニア 19 1 タコ ニュージーランド

目 宮城県貿易概況 ( 平成 28 年上半期 ) 1. 入総額 1 2. 品目別動向 2 3. 地域 ( 国 ) 別動向 2 4. 主要入品目 3 5. 主要地域 ( 国 ) 別入品目 4 6. 過去 10 年間の県内貿易額推移 5 ( 参考 ) 県内各港別動向 1. 仙台塩釜港 (1) 品目別動向

ITI-stat91

スライド 0

2017年第3四半期 スマートフォンのグローバル販売動向 - GfK Japan

スライド 0

第4章 日系家電メーカーにおけるグローバル化の進展と分業再編成

Microsoft Word ミル消費報告2014

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

「第12回信用金庫取引先海外事業状況調査結果 資料編」

特許庁工業所有権保護適正化対策事業

目次 1. コメ 1 2. 野菜 果実 2 3. 茶 3 4. 薬用植物 4 5. 牛乳 乳製品 5 6. 食肉 6 7. 水産物 7 8. 加工食品 8

<貿易見通し>

データで見る福岡市

化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸

スポーツ国際交流及び国際会議等への派遣・受入状況

外国貿易概況

<4D F736F F F696E74202D B837E814095F18D908E9197BF>

<4D F736F F F696E74202D F81798E9197BF2D32817A EE688B589DD95A897CA8AD68C578E9197BF2E B8CDD8AB B83685D>

ビール系飲料の輸入

目次 1. コメ 1 2. 野菜 果実 2 3. 茶 3 4. 薬用植物 4 5. 牛乳 乳製品 5 6. 食肉 6 7. 水産物 7 8. 加工食品 8

輸入動向平成 29 年の横浜税関における 自動車の輸入実績は 数量が 153,835 台 ( 対前年同期比 0.7% 増 ) 金額が 6,154 億 19 百万円 ( 同 12.5% 増 ) でした また 全国においては 数量が 359,907 台 ( 対前年同期比 2.4% 増 ) 金額が 1 兆

-

< 目次 > 概要 1 1. 香港 2. 台湾 3. 韓国 4. 中国 5. シンガポール 6. マレーシア 7. ブルネイ 8. インドネシア 9. タイ 10. ベトナム ミャンマー 12. フィリピン 13. インド 14. 中

スライド 1

輸入動向 Page 2 輸入額は増加 数量は減少傾向 額は 年毎に増減はあるものの増加傾向で 昨年 (215 年 ) の輸入額は392 億円と過去最大となりました これは 1 年前 (25 年 ) の約 1.5 倍 15 年前の約 2 倍の金額となります 特にコロンビア産のカーネーション マレーシア

<4D F736F F D208DB290A295DB8D608A4A8D E82CC95E082DD A4A8D6082A982E78CBB8DDD82DC82C582CC8EE F6F93FC956

< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932

129

Transcription:

阪神 淡路大震災から 20 年 神戸港の貿易 平成 26 年 12 月 17 日 神戸税関 私のまちの NATIONAL GATE 神戸港は 昔から天然の良港とされ 明治元年 (1868 年 ) に兵庫港として開港 ( 外国貿易船が出入りできる港 ) しました 戦後 神戸港の貿易は 経済成長とともに輸出を中心に飛躍的な増加を示し 昭和 42 年に摩耶埠頭が竣工し 日本で初めてコンテナ船が入港 昭和 56 年にポートアイランド 平成 4 年には六甲アイランドが竣工し 震災前の神戸港は 世界有数のコンテナ取扱港に飛躍しました 年 輸出額 ( 千円 ) 主要品目 明治元 1868 449 茶 生糸 大正元 1912 150,476 綿織糸 銅 昭和元 1926 680,682 生糸 生金巾 20 1945 79,615 不明 40 1965 901,602,232 綿織物 合成繊維織物 50 1975 2,693,682,340 合成繊維織物 金属製品 60 1985 5,238,928,741 合成繊維織物 VTR 平成元 1989 4,782,567,634 事務用機器 原動機 5 1993 4,876,927,044 繊維製品 原動機 年 輸入額 ( 千円 ) 主要品目 明治元 1868 688 繰綿 小銃 大正元 1912 302,200 繰綿 米 昭和元 1926 1,052,418 繰綿 羊毛 20 1945 343,480 不明 40 1965 405,509,029 綿花 天然ゴム ( 生 ) 50 1975 1,302,570,362 綿花 大豆 60 1985 2,111,507,606 衣類 果実及び野菜 平成元 1989 2,458,974,607 衣類 魚介類及び同調製品 5 1993 2,247,954,209 衣類 繊維製品 平成 7 年 1 月 17 日に発生した 阪神 淡路大震災から来年 1 月で 20 年の節目を迎えます 壊滅的被害を受けた神戸港が完全復旧を果たしたのは 約 2 年後の平成 9 年 3 月でした 震災から 20 年を迎える神戸港には いま客船の寄港が増え 今年は クイーン エリザベス号 (3 代目 ) や日本で建造された客船では最大の豪華客船ダイヤモンド プリンセス号が初寄港しています 街と港を結ぶウォーターフロントの再開発も進められ 人が集う場所として神戸港に新たな賑わいが感じられるようになってきました そのような神戸港を 今回は輸出入の貿易から見てみることにしました 1. 神戸港の輸出入 ( 金額 ) の動向震災の年に大きな影響を受けた神戸港の輸出入は 震災から 2 年後の平成 9 年には震災前 ( 平成 6 年 ) の数値に戻りましたが その後は様々な要因によって増減を繰り返し 平成 25 年の伸び率 ( 平成 6 年基準 ) は 輸出は 11.7% 輸入は 21.2% となっています 一方 全国の伸び率は 輸出は 72.3% 輸入は 189.1% となっており 日本の貿易が大きく伸長するなか 神戸港は伸び悩んでいる状況です 為替レート ( 平成 6 年 102.63 円 / ドル 平成 16 年 108.28 円 / ドル 平成 25 年 96.91 円 / ドル ) 為替レート = 税関長が毎週公示しているレートを 適用日数で加重平均したもの

2. 全国の輸出入 ( 金額 ) の動向 (1) 輸出 全国の輸出金額の動向について 五大港 ( 東京港 横浜港 神戸港 大阪港 名古屋港 ) 三空港 ( 成田国際空港 関西国際空港 中部国際空港 ) 及びその他の全国シェア ( 全国の輸出額に占める割合 ) からみると 三空港と地方港などのその他の全国シェアが伸びるなか 五大港の全国シェアは 震災以前から減少傾向で推移し 平成 10 年には 48.5% となって遂に 5 割を切りましたが 平成 21 年の 42.2% を底に 増加傾向で推移しています 神戸港の全国シェアは 平成 6 年に 11.5% 占めていたものが 震災によって 7.0% に落ち込み 平成 9 年に 9.3% まで回復したものの その後は漸減し 平成 25 年は 7.5% となっています (2) 輸入全国の輸入金額の動向について 五大港 三空港及びその他の全国シェア ( 全国の輸入額に占める割合 ) からみると 平成 12 年をピークに三空港の全国シェアが伸び その後は地方港などのその他の全国シェアが伸びるなか 五大港のシェアは 震災前から減少傾向で推移していましたが 平成 20 年の 31.4% を底に 横ばいで推移しています 神戸港の全国シェアは 平成 6 年に 8.7% 占めていたものが 震災によって 4.6% に落ち込み 翌平成 8 年に 6.3% まで回復したものの その後は漸減し 平成 25 年は 3.6% となっています

全国における神戸港の貿易額 ( 総額 ) の港別順位は 総額で 平成 6 年は 4 位 ( 成田 > 横浜 > 東京 > 神戸 > 名古屋 > 大阪 >>> 関空 (9 位 )) 平成 7 年は 6 位 ( 成田 > 横浜 > 東京 > 名古屋 > 大阪 > 神戸 >>> 関空 (9 位 )) 平成 25 年及び平成 26 年 1-10 月は 5 位 ( 成田 > 名古屋 > 東京 > 横浜 > 神戸 > 大阪 > 関空 ) となっています 3. 神戸港における主要品目の変遷 (1) 輸出 平成 6 年と平成 25 年の概況品の増減をみると 一般機械 化学製品は増加する一方 電気機器 織物用糸及び繊維製品 ( 原料別製品 ) が減少しています 一般機械は 建設用 鉱山用機械 原動機が増加する一方で繊維機械は減少しました 化学製品は プラスチックが増加し 電気機器は 映像機器や半導体等電子部品が減少しました 平成 6 年における神戸港の主要輸出品目は 織物用糸及び繊維製品 原動機 半導体等電子部品 映像機器 プラスチックでした 平成 25 年は プラスチック 織物用糸及び繊維製品 原動機 建設用 鉱山用機械 科学光学機器となっています 次に これらの主要輸出品目について それぞれ 20 年の変遷をみていきます プラスチック平成 6 年の全国シェア ( 全国の輸出額に占める神戸港の割合 ) は 23.3% で 平成 25 年は 13.9% と縮小しました 神戸港シェア ( 神戸港の輸出額に占める割合 ) は 平成 6 年の 3.4% から平成 25 年は 6.0% に拡大しました 平成 6 年は ポリビニールアルコール (PVA) ブロック ポリエチレンテレフタレート (PET) シートが輸出され 平成 25 年は 液晶関連の素材となる PET シートや酢酸セルロースシート アクリルポリマーが輸出されています

織物用糸及び繊維製品平成 6 年の全国シェアは 66.0% で 平成 25 年は 43.6% と縮小しました 神 戸港シェアも 平成 6 年の 9.7% から平成 25 年は 5.5% に縮小しました 平成 6 年は ポリエステル製の織物や糸 不織布が輸出され 平成 25 年は ポリエステル製織物 ポリウレタンなどのプラスチックを染み込ませるなどした織物やデニム生地が輸出されています 原動機平成 6 年の全国シェアは 16.3% で 平成 25 年は 11.2% と縮小しました 神戸港シェアは 平成 6 年の 5.0% から平成 25 年は 5.4% に拡大しました 平成 6 年は 車両用エンジンが輸出され 平成 25 年は 発電用の蒸気タービンやガスタービンの部分品が輸出されています 建設用 鉱山用機械平成 6 年の全国シェアは 24.5% で 平成 25 年は 29.7% と拡大しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 1.9% から平成 25 年は 5.1% に拡大しました 平成 6 年当時からショベルカーやブルドーザーを中心に輸出されています 科学光学機器平成 6 年の全国シェアは 3.9% で 平成 25 年は 8.3% と拡大しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 1.4% から平成 25 年は 3.5% に拡大しました 平成 6 年は フィルム式カメラやレンズが輸出され 平成 25 年は 液晶デバイス 偏光材料製シートが輸出されています

半導体等電子部品平成 6 年の全国シェアは 7.1% で 平成 25 年は 1.3% に縮小しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 4.5% から平成 25 年は 0.9% に縮小しました 平成 6 年は テレビやビデオ用などの陰極線管 ( ブラウン管 ) が輸出され 平成 25 年は IC 関連のマイクロコントローラー (MCU) デジタルシグナルプロセッサー (DSP) が輸出されています 映像機器平成 6 年の全国シェアは 17.9% で 平成 25 年は 1.6% に縮小しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 4.2% から平成 25 年は 0.2% に縮小しました 平成 6 年は ビデオテープレコーダー ビデオカメラが輸出され 平成 25 年は 液晶モニター デジタルカメラが輸出されています

(2) 輸入 平成 6 年と平成 25 年の概況品の増減をみると 化学製品 一般機械 電気機器 食料品が増加する一方 衣類及び同付属品が減少しています 化学製品は 有機化合物 プラスチックが増加し 一般機械は 加熱用 冷却用機器 原動機が増加しました 電気機器は 半導体等電子部品が増加する一方で音響 映像機器が減少し 食料品は たばこが増加する一方で魚介類及び同調製品が減少しています 衣類及び同付属品は大きく減少し 原料別製品については 織物用糸及び繊維製品が減少する一方で非鉄金属が増加しています 平成 6 年の神戸港の主要輸入品目は 衣類及び同付属品 織物用糸及び繊維製品 電気機器 魚介類及び同調製品 果実及び野菜でした 平成 25 年は 衣類及び同付属品 たばこ 有機化合物 プラスチック 非鉄金属となっています 次に これらの主要輸入品目について それぞれ 20 年の変遷をみていきます 衣類及び同付属品平成 6 年の全国シェアは 29.2% で 平成 25 年は 6.3% と縮小しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 18.7% から平成 25 年は 7.0% に縮小しました 平成 6 年は 男性用外衣 ズボン ウールのセーターが輸入され 平成 25 年は T シャツ 肌着を中心に機能性衣料やズボンが輸入されています

たばこ平成 6 年の全国シェアは 34.9% で 平成 25 年は 37.1% と拡大しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 3.8% から平成 25 年は 5.6% に拡大しました 平成 6 年当時から紙巻きたばこが輸入されています 有機化合物平成 6 年の全国シェアは 10.4% で 平成 25 年は 8.3% と縮小しました 神戸港シェアは 平成 6 年の 2.5% から平成 25 年は 4.2% に拡大しました 平成 6 年当時からプラスチック 医薬品などの原料が輸入されています プラスチック平成 6 年の全国シェアは 14.7% で 平成 25 年は 10.7% と縮小しました 神戸港シェアは 平成 6 年の 1.2% から平成 25 年は 3.1% に拡大しました 平成 6 年は ポリアミド ポリエチレンシートが輸入され 平成 25 年は ペットボトル等の原料となる PET や液晶ディスプレイ関連などの素材の原料となる酢酸セルロースが輸入されています 非鉄金属平成 6 年の全国シェアは 5.8% で 平成 25 年は 5.5% と縮小しました 神戸港シェアは 平成 6 年の 1.9% から平成 25 年は 2.9% に拡大しました 平成 6 年は コバルト 陰極銅 ニッケルが輸入され 平成 25 年はコバルト アルミニウム合金 ニッケル インジウムが輸入されています

織物用糸及び繊維製品平成 6 年の全国シェアは 31.8% で 平成 25 年は 9.6% に縮小しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 6.9% から平成 25 年は 2.8% に縮小しました 平成 6 年は 綿糸 絹糸 綿製品が輸入され 平成 25 年は 繊維製品 不織布 合成繊維の糸が輸入されています 電気機器平成 6 年の全国シェアは 6.0% で 平成 25 年は 2.4% に縮小しました 神戸港シェアは 平成 6 年の 6.0% から平成 25 年は 8.5% に拡大しました 平成 6 年は 映像 音響機器の部分品 カラーテレビが輸入され 平成 25 年は 光電池 航行用無線機 自動車用配線セットが輸入されています 魚介類及び同調製品平成 6 年の全国シェアは 7.6% で 平成 25 年は 4.5% に縮小しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 5.1% から平成 25 年には 2.2% に縮小しました 平成 6 年は 冷凍エビ 魚の調製品 冷凍イカが輸入され 平成 25 年は 冷凍エビ 魚の調製品 魚肉 冷凍イカが輸入されています 果実及び野菜平成 6 年の全国シェアは 17.6% で 平成 25 年は 13.2% に縮小しました 神戸港シェアも 平成 6 年の 4.5% から平成 25 年は 4.2% に縮小しました 平成 6 年は バナナ カボチャ 小豆 ブロッコリー 玉ねぎが輸入され 平成 25 年はバナナ キウイ カボチャ 冷凍ポテト スイートアーモンドが輸入されています

4. 主要輸出入相手地域 国の変遷 (1) 輸出 ( 億円 ) 輸出 平成 6 年平成 16 年平成 25 年総額 46,703 シェア総額 48,724 シェア総額 52,165 シェア 1 位アジア 26,315 56.3% アジア 27,943 57.3% アジア 31,477 60.3% 2 位北米 8,839 18.9% 北米 8,662 17.8% 北米 8,065 15.5% 3 位西欧 6,379 13.7% 西欧 7,334 15.1% 西欧 5,739 11.0% 4 位中東 1,759 3.8% 中南米 1,507 3.1% 中南米 2,368 4.5% 5 位中南米 1,708 3.7% 中東 1,265 2.6% 中東欧 ロシア等 1,634 3.1% 6 位大洋州 841 1.8% アフリカ 718 1.5% 中東 1,547 3.0% 7 位アフリカ 622 1.3% 中東欧 ロシア等 677 1.4% アフリカ 766 1.5% 8 位中東欧 ロシア等 241 0.5% 大洋州 618 1.3% 大洋州 569 1.1% 1 位米国 8,193 17.5% 中国 10,929 22.4% 中国 11,406 21.9% 2 位中国 4,248 9.1% 米国 8,361 17.2% 米国 7,787 14.9% 3 位香港 4,236 9.1% 香港 3,444 7.1% タイ 3,489 6.7% 4 位台湾 3,625 7.8% 台湾 3,435 7.0% 台湾 3,206 6.1% 5 位シンガポール 3,108 6.7% 韓国 2,161 4.4% 韓国 2,825 5.4% 6 位韓国 2,750 5.9% タイ 2,136 4.4% 香港 2,235 4.3% 7 位タイ 2,459 5.3% ドイツ 1,674 3.4% インドネシア 1,846 3.5% 8 位マレーシア 2,169 4.6% マレーシア 1,493 3.1% ドイツ 1,608 3.1% 9 位インドネシア 1,785 3.8% シンガポール 1,264 2.6% マレーシア 1,506 2.9% 10 位ドイツ 1,601 3.4% インドネシア 1,248 2.6% ベトナム 1,292 2.5% 11 位英国 1,200 2.6% 英国 1,188 2.4% シンガポール 1,183 2.3% 12 位フィリピン 938 2.0% オランダ 1,139 2.3% オランダ 1,041 2.0% 13 位オランダ 703 1.5% フランス 837 1.7% フィリピン 982 1.9% 14 位カナダ 646 1.4% フィリピン 648 1.3% インド 960 1.8% 15 位サウジアラビア 605 1.3% ベルギー 567 1.2% メキシコ 900 1.7% 16 位オーストラリア 579 1.2% イタリア 559 1.1% フランス 825 1.6% 17 位フランス 492 1.1% UAE 512 1.1% 英国 708 1.4% 18 位ベルギー 481 1.0% ベトナム 510 1.0% UAE 678 1.3% 19 位 UAE 478 1.0% オーストラリア 414 0.8% ロシア 594 1.1% 20 位イタリア 476 1.0% メキシコ 403 0.8% サウジアラビア 539 1.0% 平成 6 年と平成 25 年の増減をみると アジアが 5,162 億円増加して 神戸港の輸出額に占める割合が 56.3% から 60.3% に拡大し 平成 6 年当時も平成 25 年も神戸港最大の輸出相手地域となっています 続いて 中東欧 ロシア等 中南米 アフリカが増加しています 北米は 774 億円減少し 続いて西欧 大洋州 中東が減少しています アジアでは 中国の増加が著しく 米国を抜いて神戸港最大の輸出相手国となりました そのほかベトナム (33 位 (137 億円 ) 10 位 ) タイ インド (21 位 (449 億円 ) 14 位 ) が増加する一方 香港 シンガポールは大きく減少しています 中東欧 ロシア等では ロシア (44 位 (105 億円 ) 19 位 ) が増加し 中南米では メキシコ (22 位 (353 億円 ) 15 位 ) が増加しています 北米では 米国 カナダ (14 位 27 位 (278 億円 )) が減少し 西欧では 英国が減少しています

(2) 輸入 ( 億円 ) 輸入 平成 6 年平成 16 年平成 25 年総額 24,325 シェア総額 22,344 シェア総額 29,475 シェア 1 位アジア 13,731 56.4% アジア 11,221 50.2% アジア 15,572 52.8% 2 位北米 4,984 20.5% 北米 4,502 20.1% 西欧 6,052 20.5% 3 位西欧 3,562 14.6% 西欧 4,434 19.8% 北米 4,649 15.8% 4 位大洋州 775 3.2% 大洋州 894 4.0% 中南米 1,202 4.1% 5 位中南米 713 2.9% 中南米 762 3.4% 大洋州 942 3.2% 6 位アフリカ 292 1.2% アフリカ 221 1.0% 中東欧 ロシア等 555 1.9% 7 位中東 148 0.6% 中東欧 ロシア等 176 0.8% アフリカ 256 0.9% 8 位中東欧 ロシア等 119 0.5% 中東 134 0.6% 中東 247 0.8% 1 位中国 7,549 31.0% 中国 6,889 30.8% 中国 8,898 30.2% 2 位米国 4,495 18.5% 米国 3,829 17.1% 米国 3,797 12.9% 3 位タイ 1,246 5.1% ドイツ 1,206 5.4% ドイツ 1,510 5.1% 4 位台湾 1,098 4.5% タイ 777 3.5% タイ 1,242 4.2% 5 位ドイツ 848 3.5% マレーシア 725 3.2% オランダ 1,082 3.7% 6 位韓国 787 3.2% カナダ 672 3.0% 韓国 1,031 3.5% 7 位インドネシア 696 2.9% オーストラリア 615 2.8% 台湾 893 3.0% 8 位フランス 526 2.2% フランス 587 2.6% カナダ 852 2.9% 9 位マレーシア 498 2.0% 韓国 547 2.4% ベトナム 808 2.7% 10 位カナダ 487 2.0% インドネシア 488 2.2% マレーシア 674 2.3% 11 位英国 482 2.0% 台湾 475 2.1% インドネシア 654 2.2% 12 位オーストラリア 473 1.9% 英国 474 2.1% オーストラリア 650 2.2% 13 位イタリア 423 1.7% ベトナム 408 1.8% フランス 588 2.0% 14 位インド 391 1.6% イタリア 399 1.8% フィリピン 537 1.8% 15 位フィリピン 352 1.4% フィンランド 365 1.6% 英国 524 1.8% 16 位シンガポール 310 1.3% フィリピン 337 1.5% ブラジル 517 1.8% 17 位ブラジル 277 1.1% ブラジル 284 1.3% イタリア 423 1.4% 18 位パキスタン 266 1.1% ニュージーランド 241 1.1% スイス 397 1.3% 19 位ニュージーランド 240 1.0% インド 213 1.0% フィンランド 305 1.0% 20 位香港 234 1.0% オランダ 208 0.9% インド 300 1.0% 平成 6 年と平成 25 年の増減をみると 西欧が 2,489 億円増加して 神戸港の輸入額に占める割合が 14.6% から 20.5% に拡大し 北米を抜いて平成 6 年当時第 3 位から第 2 位に順位を上げています 次にアジアの増加が大きく 神戸港の輸入額に占める割合はわずかに下がったものの 平成 6 年と変わらず神戸港最大の輸入相手地域となっています 続いて中南米 中東欧 ロシア等 大洋州 中東が増加しています 北米は 335 億円減少し そのほかアフリカが減少しています 西欧では オランダ (23 位 (183 億円 ) 5 位 ) ドイツ フィンランド (35 位 (65 億円 ) 19 位 ) スイス (21 位 (217 億円 ) 18 位 ) が増加しています アジアでは 中国 ベトナム (22 位 (193 億円 ) 9 位 ) が大きく増加する一方 パキスタン (18 位 48 位 (41 億円 )) 台湾 香港 (20 位 42 位 (48 億円 )) が減少しました 中南米では ブラジルが増加しています 北米では 米国の減少が大きい一方 カナダが増加しています

5. おわりに 今回の特集は 震災から 10 年目を前に発表した 神戸港の貿易 ~ 震災から 10 年 ~ ( 平成 16 年 12 月 ) の続編となっています 震災 10 年目以降をみても アジアでの通貨危機 リーマン ショック タイでの洪水被害 最近では為替の変動と様々な出来事がありました 震災から 10 年後の平成 16 年前後の日本の輸出入 ( 金額 ) は 過去最高を更新していきましたが 平成 20 年から円高が進行すると 昭和 56 年から続いていた貿易黒字が一転 平成 23 年に赤字に転じ その後 平成 25 年から円安が進んでいますが 火力発電用燃料の調達 企業の海外投資もさらに進み 様々な要因で輸入額の伸びが輸出額の伸びを上回る状況にあります 今後の貿易収支がどのように改善されるのか注視されるところです 現在 神戸港は大阪港と一体となり 阪神港 として機能しています 今後ますます貨物が集まり 荷動きが活発になることを願って止みません 本資料を転載するときは 神戸税関 の資料による旨を注記して下さい なお 本資料のお問い合わせは 神戸税関調査部調査統計課 TEL(078)333-3065 またはメールアト レス kobe-toukei@customs.go.jp まで 神戸税関ホームページ のアドレス http://www.customs.go.jp/kobe/