Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

Similar documents
<955C8E8682A082E A C982C282A282C D332E786477>

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

< F2D ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42082A8>

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

財営第   号

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

<4D F736F F D ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF4834B E342E31816A>

2 低入札対策の拡充

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

Microsoft Word - QandA-tyougai

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF ED089EF95DB8CAF91CE8DF481698BC68A458CFC82AF816A2E >

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF939989C193FC91A F4390B388C A2E646F6378>

う ) の請求未加入者が参入していた工事の受注者に対し確認書類の提出を請求する際は 契約管理課が 財政局管財部工事管理室 ( 以下 工事管理室 という ) 及び工事等担当部と合議のうえ決定する ⑶ 受注者に対する確認書類の請求ア通知の方法様式 3により 契約管理課の窓口にて受注者に対し直接手交する

PowerPoint プレゼンテーション

お知らせ 道発注 事における社会保険等未加 対策について 次以下の下請負 を含め 社会保険等加 者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設 事において 受注者の契約の相 となる 次下請負 を原則 社会保険等加 建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加 をさら

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

監督職員用 社会保険等未加入対応マニュアル 1 目的これまで県土整備部においては 県営建設工事入札参加資格審査における社会保険等未加入業者の排除や 建設業許可申請時等における加入指導等の社会保険等加入促進に向けた取組を行ってきたところであるが 国の直轄工事においては 平成 29 年度からすべての下請

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

社会保険等未加入者及び相指名業者による下請負について(通知)

社会保険等の未加入対策 ( 建設業 ) に関する FAQ 平成 31 年度以後 Q1 発注者として 社会保険等の未加入対策に取り組んでいるのはなぜか A1 社会保険等に加入し 法定福利費を適正に負担する建設業者を確実に契約の相手方とすること等を通じて 技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発

Q4 建設業の許可を有しない下請負人 ( 下請業者 ) も対象になるのか A4 本対策は 建設業許可を有する者のうち 社会保険等の加入義務を履行していない者を取組みの対象としています 建設業の許可を有しない者との一次下請契約の締結を禁止していません ( 交通誘導員等の警備業のみを行う者も対象外 )

お知らせ 道発注工事における社会保険等未加入対策について二次以下の下請負人を含め 社会保険等加入者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設工事において 受注者の契約の相手方となる一次下請負人を原則 社会保険等加入建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加入をさ

該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

本マニュアルは 県発注工事における社会保険等加入対策について ( 平成 29 年 11 月 1 日付け 技管第 1021 号 ( 以下 本通知 という )) に関する事務処理や各種様式の参考例を示したものである ~ 目 次 ~ 1. 事務処理要領 2. 手続きフロー 3.Q&A 集 4. 各種様式例

<4D F736F F D F92CA926D95B681698E7793B18BAD89BB5F88EA95948F4390B3816A2E646F63>

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 ( 平成 7 年 4 月 1 日実施 ) の全部を改正する 平成 21 年 1 月 15 日 ( 趣旨 ) 第 1 条市が発注する工事又は製造の請負 物件の購入その他に係る指名競争入札に参加する資格を有する者 ( 以

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

書類名

( 別紙 ) 施工体制台帳に係る書類の提出に関する実施要領 1 目的公共の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 127 号 ) 及び建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) に基づく適正な施工体制の確保等を図るため 発注者から直接建設を請け負った建設業者は 施工

暴力団対策措置要綱

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

2 入札方法等 ⑴ 入札参加者は, 原則として, 書面により入札を行うものとする ただし, 町長が特に認める場合は, 海田町電子入札実施要綱 ( 平成 25 年海田町告示第 44 号 ) に規定する電子入札システムを使用して行うものとする ⑵ ⑴の書面による入札を行う者は, 指定した入札日時までに入

平成 29 年 12 月県土整備部技術検査課 社会保険等未加入対策に関する Q&A 全般 ( 一次 二次以下共通 ) 問 1 発注者 ( 岐阜県 ) が未加入対策をなぜ実施するのか 答 1 社会保険等への未加入は 労働技能者の処遇低下など 就労環境を悪化させ 若年入職者が減少する一因となっているとい

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

社会福祉法人 佐賀整肢学園 佐賀整肢学園こども発達医療センター改築工事(2期工事)に関する一般競争入札公告


目 次 1. 建設工事における社会保険等未加入対策に係る手続きフロー 社会保険等未加入対策の運用手続きに使用する各種様式集 社会保険等の加入の事実を確認することができる書類の例

第2章 材    料

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

( 指名停止の期間の特例 ) 第 4 条有資格者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当したときは 当該措置要件ごとに規定する短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ指名停止の期間の短期及び長期とする 2 有資格者が次の各号の一に該当することとなった場合における指名停止の期間の短期は それ

技術者等及び現場代理人の適正配置について

東浦町入札参加資格停止取扱要領

労働保険と社会保険の新規適用 ( 加入 ) 手続き 1. 会社を設立して初めて従業員を採用した時の手続き (1) 会社に関する手続きとして 1 労働保険の新規適用 2 労働保険の概算保険料の申告 3 社会保険の新規適用 オフィス アンヨネ ( 後藤事務所 ) (2) 従業員に関する手続きとして 1

建設工事等における入札 契約の過程等に係る再苦情処理の手続に関する要綱 平成 27 年 6 月 1 日制定 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 広島県が発注する建設工事等における入札及び契約の過程及び指名除外等の措置及び成績評定に係る苦情等を適切に処理することにより, 入札 契約手続等の透明性の確

(案)

<4D F736F F D20819C819A95BD90AC E937893FC8E448E5189C18E918A69905C90BF8EF CC>

Taro-H22.4.1 承継取扱要

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

台東区希望型指名競争入札実施要綱 平成 1 7 年 7 月 1 日 17 台総経第 208 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 台東区が発注する建設工事等における希望型指名競争入札の実施に関し 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 地方自治法施行令 ( 昭和 22 年政令第 16

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

Microsoft Word Q&A1~30(ガイドライン関係).docx

平成 31 3 年度岩沼市競争入札参加資格審査申請書 建設工事 作成担当者 所属 フリカ ナ氏名 電話番号 FAX 番号 受付 1 入札参加登録状況 1 新規 継続現承認番号 受付印 本社 ( 店 ) 情報 フリガナ 郵便番号 許可 登録の所在地登記簿上の所在地 代表者役職 代表者氏名 代表者フリガ

大館市入札参加資格に関する要綱

建設業法施行規則 ( 昭和二十四年建設省令第十四号 ) 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正案 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正部分に下線 新設及び削除の場合は下線を省略 現 行 - 1 -

< F2D A982E CA817A975C8E5A8C888E5A>

別紙 建設設工事等等の標準準請負契約約約款のの改正につについて ( 社会保保険への加加入の促促進 ) べ 契約約 検査課建設設政策課技術管理室森林林政策課 1 目的長野県では 建設工工事等入札札参加資格者者に社会保保険 1 の加加入を義務付付けており 未加入の下請企業業についても元請企業業から加入指

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

国官技第 70 号国営技第 30 号平成 13 年 3 月 30 日 最終改正 : 国官技第 62 号国営整第 154 号 平成 30 年 12 月 20 日 各地方整備局企画部長 殿 営繕部長 殿 北海道開発局事業振興部長 殿 営繕部長 殿 内閣府沖縄総合事務局開発建設部長殿 大臣官房技術調査課長

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

<8E7B8D4891CC90A791E492A08B4C8DDA97E188C42E786C73>

Q_3 現場代理人の兼務の取扱いは? A_3 下記のケースに該当する場合は現場代理人の兼務を申請することができます ケースⅠ( 次の (1)~(4) をすべて満たす場合 ) (1) 兼務するすべてが福井市発注の工事であること (2) 兼務できる工事は 2 件以内であること ( 近接工事は合わせて 1

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

現場代理人及び主任技術者等の資格要件について 平成 30 年 9 月 18 日 本市では この度銚子市建設工事請負契約約款 ( 工事約款 ) を一部改正し 現場代理人の常駐義務を緩和する旨の規定 ( 工事約款第 12 条第 4 項 ) を追加しました これを受け 下記のとおり取り扱うこととしますので

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

様式 A2 工事実績調書 ( 同様の内容が分かれば別様式でも可 ) 発注者名 元請 共同請負 下請の別 工事名 請負代金の額 ( 千円 ) 着工完成 ( 予定 ) 記載要領 1 希望業種のみの工事実績について記入すること 2 直近 2 ヶ分 ( 平成 28 度以降に契約の工事実績 ) を記入すること

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

管理技術者の手持ち業務量の制限等の試行について【改正全文】

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

Microsoft Word - 工事現場における施工体制点検マニュアル

米沢市が発注する建設工事に係る競争入札参加資格審査申請書の受付を以下のとおり行 います 尚 持参のみの受付となります 郵送での受付はできません 1 受付期間平成 31 年 2 月 1 日 ( 金 ) から平成 31 年 2 月 20 日 ( 水 ) まで ( 土 日曜日 祝日を除く ) 午前 9 時

資格取得届一部修正H300410).xlsx

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

Microsoft Word - (溶け込み)【HP公表】マイナンバーQ&A (2)

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

Microsoft Word - 特記例

懸念事項

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

<4D F736F F D208D488E9690BF95898C5F96F182C98C5782E991E3979D8EF397CC82C98AD682B782E98EE688B CC>

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

大阪狭山市条件付一般競争入札実施要領 1. 目的昨今の建設業界と中央政界 地方自治体首長等との間に発生した贈収賄事件等を契機に現行の指名競争入札制度の改善策が各自治体で講ぜられているところである 本市においてもより厳しい視点で現行の入札制度に検討を加えることが必要であると考えられることから 本市発注

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

Transcription:

鶴岡市発注工事における社会保険等未加入対策について ( 概要 Q&A フロー ) 平成 29 年 1 月 鶴岡市 - 0 -

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約約款 ( 受注者の契約の相手方となる下請負人の健康保険等加入義務等 ) 第 8 条の2 受注者は 次の各号に掲げる届出の義務を履行していない建設業者 ( 建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) 第 2 条第 3 項に規定する建設業者をいう )( 当該届出の義務がない者を除く 以下 社会保険等未加入建設業者 という ) を下請契約 ( 受注者が直接締結する下請契約に限る 次項において同じ ) の相手方としてはならない (1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) 第 48 条の規定による届出の義務 (2) 厚生年金保険法 ( 昭和 29 年法律第 115 号 ) 第 27 条の規定による届出の義務 (3) 雇用保険法 ( 昭和 49 年法律第 116 号 ) 第 7 条の規定による届出の義務 2 前項の規定にかかわらず 受注者は 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる場合その他の特別の事情があると発注者が認める場合は 社会保険等未加入建設業者を下請契約の相手方とすることができる この場合において 受注者は発注者の指定する期間内に 当該社会保険等未加入建設業者が同項各号に掲げる届出の義務を履行した事実を確認することのできる書類を発注者に提出しなければならない 1 社会保険等未加入建設業者の確認方法等施工体制台帳及び添付書類により確認を行います なお 違反した受注者に対しては 契約違反 となり以下の罰則が科されます 指名停止の措置 鶴岡市競争入札参加資格者指名停止要綱別表指名停止基準 に基づく指名停止等の措置を行います ( 契約違反 ) 4 第 2 号に掲げる場合のほか 市と締結した調達契約の履行に当たり 契約に違反し 調達契約の相手方として不適当であると認められるとき ( 当該認定をした日から1か月以上 8か月以内 ) - 1 -

工事成績評定の減点 鶴岡市建設工事成績評定要領 に基づき指名停止措置による 工事成績評定の 減点を行います 2 社会保険等未加入建設業者との契約が認められる場合受注業者は 社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出し 社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別の事情が存在すると発注者が認めた場合は 発注者がさらに指定する期間内に社会保険等未加入建設業者が社会保険等に加入することを条件として 例外的に認められます ただし 指定する期間内に加入手続き等がとられなかった場合は 1に記載の罰則の対象になります なお 以下の場合は 特別の事情 に該当しません 長年の元下関係があり他の業者では施工のマネジメントが出来ない場合 発注者との契約締結前に予め下請契約を締結していた場合 他の下請負人を探す時間的余裕がなかった場合 過去に同一箇所の工事を行った際に 下請として施工していた場合 - 2 -

Ⅱ 社会保険等未加入対策に関する Q&A Q1 社会保険等とは何ですか A1 健康保険 厚生年金保険 雇用保険の 3 保険をいいます Q2 社会保険等に加入しなければならないのはどのような場合ですか A2 原則として以下の場合は保険の適用事業所となります ただし 会社の状況により 異なる場合がありますので 詳細は所管行政庁にお問い合わせください 保険の種類適用事業所の要件所管行政庁 雇用保険 健康保険 厚生年金保険 労働者を 1 人以上雇用する事業所 全ての法人事業所 常時 5 人以上の従業員のいる事業所 公共職業安定所 ( ハローワーク ) 年金事務所 Q3 一次下請契約者となる建設業者が社会保険等に加入しているかどうかは どのよう に確認を行えば良いでしょうか A3 確認方法の例として 下記の方法があります 1 有効期間内にある経営規模等評価結果通知書 雇用保険加入の有無 健康保険加入の有無 厚生年金保険加入の有無 が 有 または 除外 となっていること 2 健康保険または厚生年金保険 領収証書 社会保険料納入証明( 申請 ) 書 資格取得確認および標準報酬決定通知書 健康保険 厚生年金保険新規適用届 ( 年金事務所の受付印のあるもの ) 3 雇用保険 領収済通知書 および 労働保険概算 確定保険料申告書 雇用保険被保険者資格等通知書( 事業主通知用 ) 雇用保険適用事業所設置届 ( ハローワークの受付印のあるもの ) - 3 -

Q4 社会保険等に未加入 というのはどういう場合ですか 例えば 従業員を雇用していない個人事業主であり 雇用保険 健康保険 厚生年金保険のいずれにも加入する必要がない場合も 未加入 ということになるのでしょうか A4 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険の適用に関する届出義務を果たしていない場合 ( 保険に加入しなければならないにもかかわらず加入していない場合 ) をいいます 3 保険 ( 適用となる保険のみ ) のうち一つでも届出義務を果たしていないものがあれば 未加入 となります なお 従業員の雇用状況等により各保険の適用が除外され 法律上の加入義務がない場合は 適用除外 となり 市発注工事の下請負人となることについても問題ありません Q5 社会保険等への加入が適用除外となる業者の条件はどのような場合ですか A5 健康保険および厚生年金保険については 一人親方や 常時雇用の従業員が5 人未満である個人事業主の加入義務はありません また 雇用保険については 一人親方である場合等は加入義務がありません なお 一人親方や 常時雇用の従業員等の考え方については その働き方によって総合的に判断されますので 詳細な内容は年金事務所などに確認ください Q6 社会保険等の適用が除外されている事業所において 社会保険等に 未加入 と誤 解されて下請契約の相手方から排除されてしまうことはないのでしょうか A6 適用除外事業所と市発注工事の下請負契約を締結することは問題ありません 必要 に応じて申告書 ( 別紙参考 ) を元請人に提出し 確認を受けてください Q7 どのような場合でも 元請と未加入の一次下請負人との契約が禁止されるのでしょ うか A7 未加入建設業者と一次下請負契約を締結した具体的な理由を記載した書面 ( 以下 理由書面 という ) が提出され 未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別な事情が存在すると発注者が認めた場合は 発注者が指定する期間内に社会保険等に加入することを条件に下請契約を結ぶことを認めます 特別の事情 を有すると認められるのは 以下の場合が該当すると考えられます - 4 -

特殊な技術 機器または設備等( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することが出来ないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合となります なお 以下の場合については 特別の事情 に該当しません 長年の元下関係があり他の業者では施工のマネジメントが出来ない場合 発注者との契約締結前に予め下請契約を締結していた場合 他の下請業者を探す時間的余裕がなかった場合 過去に同一箇所の工事を行った際に 下請として施工していた場合 Q8 二次下請以下の未加入建設業者はどのような取扱いになりますか A8 二次下請以下の下請負人については 受注業者と直接の契約関係にはないため 罰 則規定の対象にはなりません 発注担当課による個別の加入指導が行われます - 5 -

( 別紙 ) 平成年月日 ( 元請負人 ) 様 住所 商号または名称 代表者 社会保険等の適用除外に関する申告書 当社は 社会保険等の適用除外事業所になっておりますので以下のとおり申告します 健康保険 個人事業主であって 常時使用する従業員の数が5 人未満であるため 建設国保等の国民健康保険組合に加入し 健康保険に係る適用除外の承認を年金事務所から受けているため その他 ( 具体的に記載すること ) 厚生年金保険 個人事業主であって 常時使用する従業員の数が5 人未満であるため その他 ( 具体的に記載すること ) 雇用保険 役員のみの法人であるため ( 労働者を 1 人も雇用していないため ) その他 ( 具体的に記載すること ) - 6 -

社会保険等未加入対策手続きフロー ( 一次下請 ) 発注担当課 監督職員元請業者一次下請業者 施行体制台帳作成 保険加入に関する確認資料等を提示 施行体制台帳により加入状況確認 加入済 適用除外 ペナルティなし 下請契約書 台帳の写し 契約違反の恐れが発生した旨を確認 未加入の状況を確認 理由書面の提出を指示 未加入 建設許可業者以外は加入指導を行う 理由書面の提出 様式 1 特別な事情あり 事情なし 契約違反 理由書面が提出されたことを確認 提出 未提出 1 契約違反 誓約書の提出を指示 誓約書が提出されたことを確認 様式 2 様式 3 1 次下請業者を指導し誓約書を提出 提出 未提出 2 契約違反 指定期間内に保険加入 保険加入した旨を元請業者に報告 指定期間内の保険加入を確認 加入届出があっ 様式 5 たことを報告 様式 4 ペナルティなし 未提出 3 契約違反 契約違反に該当した場合は 契約違反 となり 次の罰則が科せられます 指名停止の措置 工事評定点の減点 ( 契約管財課に報告 ) 様式 1 様式 2 様式 3 様式 4 様式 5 一次下請契約を締結した理由について 一次下請契約者に関する社会保険等加入について ( 通知 ) 一次下請契約者の社会保険等加入に関する誓約書 様式 2 の通知日から 7 日以内 ( 土日含む ) 保険法第 条の規定による届出について ( 報告 ) 一次下請契約者に関する社会保険等加入について ( 報告 ) 加入後すみやかに ( 様式 2 の通知日から原則工期内で最長 60 日以内 ( 土日含む )) 二次以降下請契約者が未加入である場合加入指導を行う ( 発注担当課 ) -7-