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Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

Microsoft Word - QandA-tyougai

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

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特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

財営第   号

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

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1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

2 低入札対策の拡充

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社会保険等の未加入対策 ( 建設業 ) に関する FAQ 平成 31 年度以後 Q1 発注者として 社会保険等の未加入対策に取り組んでいるのはなぜか A1 社会保険等に加入し 法定福利費を適正に負担する建設業者を確実に契約の相手方とすること等を通じて 技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発

Q4 建設業の許可を有しない下請負人 ( 下請業者 ) も対象になるのか A4 本対策は 建設業許可を有する者のうち 社会保険等の加入義務を履行していない者を取組みの対象としています 建設業の許可を有しない者との一次下請契約の締結を禁止していません ( 交通誘導員等の警備業のみを行う者も対象外 )

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

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PowerPoint プレゼンテーション

該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

お知らせ 道発注 事における社会保険等未加 対策について 次以下の下請負 を含め 社会保険等加 者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設 事において 受注者の契約の相 となる 次下請負 を原則 社会保険等加 建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加 をさら

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

社会保険等未加入者及び相指名業者による下請負について(通知)

監督職員用 社会保険等未加入対応マニュアル 1 目的これまで県土整備部においては 県営建設工事入札参加資格審査における社会保険等未加入業者の排除や 建設業許可申請時等における加入指導等の社会保険等加入促進に向けた取組を行ってきたところであるが 国の直轄工事においては 平成 29 年度からすべての下請

様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

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お知らせ 道発注工事における社会保険等未加入対策について二次以下の下請負人を含め 社会保険等加入者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設工事において 受注者の契約の相手方となる一次下請負人を原則 社会保険等加入建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加入をさ

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

う ) の請求未加入者が参入していた工事の受注者に対し確認書類の提出を請求する際は 契約管理課が 財政局管財部工事管理室 ( 以下 工事管理室 という ) 及び工事等担当部と合議のうえ決定する ⑶ 受注者に対する確認書類の請求ア通知の方法様式 3により 契約管理課の窓口にて受注者に対し直接手交する

本マニュアルは 県発注工事における社会保険等加入対策について ( 平成 29 年 11 月 1 日付け 技管第 1021 号 ( 以下 本通知 という )) に関する事務処理や各種様式の参考例を示したものである ~ 目 次 ~ 1. 事務処理要領 2. 手続きフロー 3.Q&A 集 4. 各種様式例

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

平成 29 年 12 月県土整備部技術検査課 社会保険等未加入対策に関する Q&A 全般 ( 一次 二次以下共通 ) 問 1 発注者 ( 岐阜県 ) が未加入対策をなぜ実施するのか 答 1 社会保険等への未加入は 労働技能者の処遇低下など 就労環境を悪化させ 若年入職者が減少する一因となっているとい

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 恵庭市競争入札参加資格者指名停止措置要領 ( 平成 7 年 4 月 1 日実施 ) の全部を改正する 平成 21 年 1 月 15 日 ( 趣旨 ) 第 1 条市が発注する工事又は製造の請負 物件の購入その他に係る指名競争入札に参加する資格を有する者 ( 以

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

Q_3 現場代理人の兼務の取扱いは? A_3 下記のケースに該当する場合は現場代理人の兼務を申請することができます ケースⅠ( 次の (1)~(4) をすべて満たす場合 ) (1) 兼務するすべてが福井市発注の工事であること (2) 兼務できる工事は 2 件以内であること ( 近接工事は合わせて 1

書類名

( 別紙 ) 施工体制台帳に係る書類の提出に関する実施要領 1 目的公共の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 127 号 ) 及び建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) に基づく適正な施工体制の確保等を図るため 発注者から直接建設を請け負った建設業者は 施工

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

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現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

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暴力団対策措置要綱

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台東区希望型指名競争入札実施要綱 平成 1 7 年 7 月 1 日 17 台総経第 208 号 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 台東区が発注する建設工事等における希望型指名競争入札の実施に関し 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 地方自治法施行令 ( 昭和 22 年政令第 16

技術者等及び現場代理人の適正配置について

適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系


( 指名停止の期間の特例 ) 第 4 条有資格者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当したときは 当該措置要件ごとに規定する短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ指名停止の期間の短期及び長期とする 2 有資格者が次の各号の一に該当することとなった場合における指名停止の期間の短期は それ

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

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目 次 1. 建設工事における社会保険等未加入対策に係る手続きフロー 社会保険等未加入対策の運用手続きに使用する各種様式集 社会保険等の加入の事実を確認することができる書類の例

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4. 施工者とは 当該工事の受注者をいう ( 品質証明者 ) 5. 品質証明者とは 一定の資格及び実務経験を有し 施工者と品質証明業務について契約した組織又は個人で 以下の要件に該当しないものをいう 1 組織においては 以下のいずれかに該当する者 (1) 当該工事の施工者 (2) 当該工事の施工者と

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04 件数表280205(東京)

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第 3 条社長は 入札参加者等又は下請負人等 ( 以下 契約参加者 という ) が別表各号に掲げる措置要件 ( 以下単に 措置要件 という ) に該当すると認めるときは 当該契約参加者を会社契約から排除するための措置であって第 5 条から第 1 0 条までに規定するもの ( 以下 入札等除外措置 と

充実等について指導 助言その他の援助を行うことが期待される とりわけ社会保険については 関係者を挙げて未加入問題への対策を進め 社会保険加入を徹底することにより 技能労働者の雇用環境の改善や不良不適格業者の排除に取り組むことが求められており 元請企業においても下請企業に対する指導等の取組を講じる必要

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建設業法施行規則 ( 昭和二十四年建設省令第十四号 ) 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正案 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正部分に下線 新設及び削除の場合は下線を省略 現 行 - 1 -

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

特定個人情報の取扱いの対応について

Transcription:

流山市 上下水道局発注工事における 社会保険等未加入対策 ( 一次下請 ) について ( 概要 Q&A フロー ) 平成 29 年 7 月 流山市

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 30 年 2 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 契約書/ 条項の追加 建設工事請負契約書 ( 契約約款 ) ( 受注者の契約の相 となる下請負 の健康保険等加 義務等 ) 第 7 条の2 受注者は 次の各号に掲げる届出の義務を履 していない建設業者 ( 建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) 第 2 条第 3 項に定める建設業者をいい 当該届出の義務がない者を除く 以下 社会保険等未加 建設業者 という ) を下請契約 ( 受注者が直接締結する下請契約に限る 以下この条において同じ ) の相 としてはならない (1) 健康保険法 ( 正 11 年法律第 70 号 ) 第 48 条の規定による届出の義務 (2) 厚 年 保険法 ( 昭和 29 年法律第 115 号 ) 第 27 条の規定による届出の義務 (3) 雇 保険法 ( 昭和 49 年法律第 116 号 ) 第 7 条の規定による届出の義務 2 前項の規定にかかわらず 受注者は 当該建設業者と下請契約を締結しなければ 事の施 が困難となる場合その他の特別の事情があると発注者が認める場合は 社会保険等未加 建設業者を下請契約の相 とすることができる この場合において 受注者は 発注者の指定する期間内に 当該社会保険等未加 建設業者が前項各号に掲げる届出の義務を履 し 当該事実を確認することのできる書類を発注者に提出しなければならない 1 社会保険等未加入建設業者の確認方法等下請業者選定届 ( 施工体制台帳等 ) 及び添付書類により確認を行います なお 違反した受注者に対しては 契約違反 となり以下の罰則が科されます 指名停止の措置 流山市指名競争入札参加資格業者指名停止基準 に基づく指名停止等の措置を行います 流山市指名競争入札参加資格業者指名停止基準別表第 1 ( 契約違反 ) 5 第 2 号に定めるもののほか 市発注 事の施 に当たり 契約に違反し 建設 事の契約の相 として不適当であると認められるとき < 当該認定の から2 週間以上 4か 以内 >

2 社会保険等未加入建設業者との契約が認められる場合受注業者は 社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出し 社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別の事情が存在すると発注者が認めた場合は 発注者がさらに指定する期間内に社会保険等未加入建設業者が社会保険等に加入することを条件として 例外的に認められます ただし 指定する期間内に加入手続き等がとられなかった場合は 1に記載の罰則の対象になります なお 以下の場合は 特別の事情 に該当しません 長年の元下関係があり他の業者では施工のマネジメントが出来ない場合 発注者との契約締結前に予め下請契約を締結していた場合 他の下請負人を探す時間的余裕がなかった場合 過去に同一箇所の工事を行った際に 下請として施工していた場合

Ⅱ 社会保険未加入対策に関する Q&A Q1 社会保険等とは何ですか A1 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の3 保険をいいます Q2 社会保険等の適用除外とは どのような場合ですか A2 雇用保険については 一人親方で被保険者となる労働者がいない場合は 適用除外になります また 健康保険及び厚生年金保険については 一人親方や 常時雇用の従業員が5 人未満である個人事業主は 適用除外になります なお 社会保険等において 一人親方等の考え方については その働き方によって総合的に判断されるので 詳細な内容は 年金事務所等に問い合わせてください 補足 社会保険等に加入しなければならない場合について 原則として以下の場合は保険の適用事業所となります ただし 会社の状況により 異なる場合がありますので 詳細は所管行政庁にお問い合わせください 保険の種類 適用事業所の要件 所管行政庁 雇用保険 労働者を1 人以上雇用する事業所 公共職業安定所 ( ハローワーク ) 健康保険厚生年金保険 全ての法人事業所 常時 5 人以上の従業員のいる事業所 年金事務所 Q3 適用除外の場合 加入と未加入のどちらの扱いとなりますか A3 加入と同様の扱いになります

Q4 建設業者としての社会保険等の加入状況を確認するのか それとも個々の労働者の加入状況を確認するのですか A4 今回の取組は 健康保険法 厚生年金保険法 雇用保険法に基づき 加入義務のある建設業者が各保険に加入していることを確認するものです なお 個々の労働者でも各保険に加入義務がある場合には 適切に加入させる必要があることに十分留意してください Q5 どのような場合でも 受注者 ( 元請業者 ) と未加入の一次下請業者との契約が禁止されるのですか? A5 当該未加入業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となる等の特別の事情が存在すると発注者が認めた場合は 発注者が指定する期間内に当該未加入業者が社会保険等に加入することを条件として 例外的に認められます Q6 発注者は 一次下請業者の社会保険等加入状況をどのように確認するのですか? A6 施工体制台帳の健康保険等加入状況欄により確認します Q7 受注者 ( 元請業者 ) は 一次下請業者の社会保険等加入状況をどのように確認するのですか? A7 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン( 国土交通省 ) を踏まえ 必要に応じ 保険料の領収済通知書等関係資料のコピーを提示させるなど 真正性の確保に向けた措置を講ずるよう努めつつ 加入状況を確認してください 参考 : 確認方法の例として 下記の方法があります 1 有効期間内にある経営規模等評価結果通知書 雇用保険加入の有無 健康保険加入の有無 厚生年金保険加入の有無 が 有 または 除外 となっていること

2 健康保険または厚生年金保険 領収証書 社会保険料納入証明( 申請 ) 書 資格取得確認および標準報酬決定通知書 健康保険 厚生年金保険新規適用届 ( 年金事務所の受付印のあるもの ) 3 雇用保険 領収済通知書 および 労働保険概算 確定保険料申告書 雇用保険被保険者資格等通知書( 事業主通知用 ) 雇用保険適用事業所設置届 ( ハローワークの受付印のあるもの ) Q8 施工体制台帳記載の下請業者の範囲はどこまでですか? A8 対象となる下請業者は 建設工事の請負契約における全ての下請業者 ( 無許可業者を含む ) を指すので 一次下請だけでなく二次下請 三次下請等も記載の対象となります 一方 建設工事の請負契約に該当しない資材納入や調査業務 運搬業務などにかかる下請業者等については 建設業法上は記載の必要はありません ただし 仕様書等により発注者が記載を求めているときには記載が必要となります Q9 社会保険等未加入対策 ( 一次下請 ) の下請業者の範囲はどこまでですか? A9 対象となる一次下請業者は 建設業許可を有する業者となります Q10 発注者が施工体制台帳等により社会保険等加入状況を確認し 未加入であることが判明した場合 どうなりますか? A10 受注者 ( 元請業者 ) に対し 速やかに当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出するよう指導します ( 理由書は 原則 施工体制台帳提出時に提出してください ) 詳細な事務取扱いについては 別添 社会保険未加入対策 ( 一次下請 ) 確認フロー図を参照してください

Q11 建設工事請負契約書 ( 契約約款 ) 記載の 特別の事情 が認められるのは 具体的にどのような場合ですか? A11 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達する事ができないことや その下請業者でなければ目的を達する事が困難となることが明らかな場合等です なお 以下の場合については 特別の事情 に該当しません 長年の元下関係があり他の業者では施工のマネジメントが出来ない場合 発注者との契約締結前に予め下請契約を締結していた場合 他の下請業者を探す時間的余裕がなかった場合 過去に同一箇所の工事を行った際に 下請として施工していた場合 Q12 建設工事請負契約書 ( 契約約款 ) 記載の 発注者の指定する期間内 とは 具体的にどの程度の期間ですか? また 当該事実を確認することのできる書類 とは具体的に何を指しますか? A12 発注者の指定する期間内 は 契約締結日から概ね30 日間を想定しています ( 社会保険等の加入手続きに必要となる期間 ) 当該事実を確認することのできる書類 は 保険料の領収済通知書等を想定しています Q13 建設業許可を有していない社会保険等未加入業者との一次下請契約も禁止されますか A13 建設業許可を有していない社会保険等未加入業者との下請契約については 禁止されていません

Q14 罰則規定はありますか? また その内容はどのようなものですか? A14 受注者 ( 元請業者 ) に対して 流山市指名競争入札参加資格業者指名停止基準別表第 1 第 5 号 ( 契約違反 ) に基づき 指名停止等を検討します Q15 特別の事情 が認められない場合 下請契約を解除しなければならないのですか? A15 下請契約の解除までを求めるものではありません Q16 当初は 社会保険等に 加入 として施工体制台帳等を提出しましたが その後において 一次下請業者が社会保険等未加入業者であったことが判明した場合 どうなりますか? A16 受注者 ( 元請業者 ) が施工体制台帳作成時に一次下請業者の社会保険等の加入状況をどのように確認したのか調査を行います その調査により 故意に虚偽の記載を行ったことが判明した場合は 受注者 ( 元請業者 ) は施工体制台帳の虚偽記載に基づく処分の対象となる場合があります Q17 二次下請以下の未加入建設業者はどのような取扱いになりますか? A17 今回の 社会保険未加入対策 ( 一次下請 ) については 二次下請以下の下請負人については 対象範囲とはしていませんが 国の指針では 未加入企業を下請けに選定しない取扱いとすべき 適切な保険の加入が確認できない作業員は 現場入場を認めない取扱いとすべき としています このため 受注者 ( 元請業者 ) は 下請業者 ( 二次下請以下を含みます ) に社会保険等が未加入にならないように指導をお願いします

社会保険未加入対策 ( 一次下請 ) 確認フロー図 事担当課 受注者( 元請業者 ) は 下請業者選定届等 ( 施 体制台帳等 )( 2 部 ) を契約締結後 1か 以内に 事担当課へ提出 事担当課は 提出された内容を確認し 監督員 欄に押印する 事担当課は 押印された下請業者選定届等の1 部を契約担当課へ提出 なお 受注者 ( 元請業者 ) は 当該下請契約を締結した相 が社会保険の未加 の場合は 具体的な理由を記載した書 ( 理由書 ) を下請業者選定届等に添付し提出すること 提出する内容 (2 部 )<セット> 下請業者選定届 (11 号様式 ) 添付書類 施 体制台帳(14 号様式 ) 施 体系図(15 号様式 ) 再下請通知書( 第 16 号様式 ) 上記に掲げる書類に係る添付書類 契約担当課 施 体制台帳の 下請負 に関する事項 の 健康保険等の加 状況 欄を確認する 加 状況 無 加 状況 有 適 除外 理由書が未提出の場合 理由書の確認 は提出がない場合は 元受業者に対し 速やかに書 にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書 を提出するよう指導 提出 理由書 未提出 理由書 確認 無 特別の事情 有 未提出 契約担当課が指定する期間内に 加 の事実を確認できる書類 提出 指名停 等検討 指名停 等なし 設計 額が130 万円を超える 事は 事発注担当課へ2 部提出 (* 札 随意契約は問いません ) 設計 額が130 万円以下の 事は 事発注担当課へ1 部提出し 各監督員等が内容を確認 公共 事においては 受注者が下請契約を締結した全ての 事で施 体制台帳を作成し 発注者に提出することが義務付けされていますので 留意願います