地方公営企業会計制度等の 抜本的見直しについて

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H28秋_24地方税財源

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全自病協第 582 号 平成 27 年 2 月 13 日 地方会議担当支部長様 公益社団法人全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 平成 27 年度地方会議における共通議題について 日頃から支部活動にご尽力をいただき感謝申し上げます さて 平成 27 年度地方会議における共通議題について 常務理事会で

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

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別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況

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平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

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4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国


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平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

01 H30記者発表資料

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

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3. 下水道の整備状況平成 30 年 3 月 31 日現在 県内では 20 市町のうち 11 市 6 町で公共下水道事業が実施されており 17 の市町で供用されています しかしながら 愛媛県の下水道普及率は 53.7% と全国第 38 位となっており まだまだ遅れています 瀬戸内海や宇和海などの豊か

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

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たものとなっている ( 図 -1) また 水道事業審議会のメンバーは少しずつ変化するもの の 水道料金が改定されるまでに 水道事業ビジョン 経営戦略 料金改定検討の計 3 回 の水道事業審議会を経る計画となっている 図 -1 計画構造と料金改定に向けたロードマップ 業務フローを図 -2 に示す 支援

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規定により公示した区域下水道 ( 組織 ) 第 4 条法第 7 条ただし書及び令第 8 条の2の規定により 下水道事業に管理者を置かないものとする 2 法第 14 条の規定により 下水道事業管理者の権限を行う市長の権限に属する事務を処理させるため 上下水道部を置く ( 重要な資産の取得及び処分 )

2007財政健全化判断比率を公表いたします

国立大学法人富山大学 PPP/PFI 手法導入優先的検討要項

4-(1)-ウ①

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

未来投資戦略2018(PFI関連部分抜粋)

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平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

< 調査における留意事項 > 本調査の回答に当たって 歩切り の違法性及び定義について示したリーフレット ( 別添 ) により 調査の趣旨 目的を確認いただき 地方公共団体の長等 予定価格の設定に権限と責任を有する方の判断を経た上での回答を依頼しています 今回の調査の結果を踏まえ 歩切り を行ってい

260128 自治大講演資料

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Microsoft Word - PPPPFI手法導入における優先的検討に係る指針

報道資料

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目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

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01 【北海道】

GPRIME 財務 公共施設マネジメントへの取り組み ~ 施設評価のシステム化構想について ~ 平成 25 年 11 月 日 日本電気株式会社

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

0 事前準備 公共施設等の更新費用比較分析表作成フォーマット の作成に当たっては 地方公共団体の財政分析等に関する調査研究会報告書 公共施設及びインフラ資産の更新に係る費用を簡便に推計する方法に関する調査研究 における更新費用試算ソフト ( 以下 試算ソフト という ) を用います 試算ソフトは今回

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

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公文書管理条例等の制定状況調査結果 平成 3 0 年 3 月総務省自治行政局行政経営支援室

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結果 の概要 地方自治法第 244 条に規定される公の施設の管理については 地方自治法の一部を改正する法律 ( 平成 15 年法律第 81 号 ) により 指定管理者制度が導入されているところです 本調査は 平成 21 年 4 月 1 日現在における各

「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」調査結果

流山市子ども・子育て会議

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平成17年3月24日

個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)

スライド 1

(別紙1)

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

H28_1 saiketutaido(元データ)

別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支


通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

27 ( 一財 ) 札幌市水道サービス協会 [ 所管課 : 水 ) 企画課 ] 平成 27 年度の具体的な行動計画 ( アクションプラン ) 取組結果 1 団体目標 27 ( 一財 ) 札幌市水道サービス協会 新方針重点取組目標 1 新公益法人制度への対応 新たな公益法人制度が施行されたことに伴い

(2) 実現可能性調査の実施の支援具体的な案件 ( 民間事業者による下水熱利用の取組が望ましい ) に対する実現可能性調査の実施を支援する (2 回程度の派遣を想定 ) なお 実現可能性調査を実施する場合 本事業では支援対象団体より提供されたデータを基に分析を行うことを前提とする また 派遣にあたっ

1 1 A % % 税負 300 担額

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

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この結果 早期に導入希望を表明した市町村が2 市町あり 現在 人口規模や実現内容が類似する団体に声をかけ 共同で取り組めるよう支援を行っています 併せて 大阪版自治体クラウドの実現に向け 大阪府から依頼した出力様式をベンダーから標準システムとして提供できないか等の検討を行い 計画作りを進めていきます


山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

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市街地再開発事業の今後の展開に関する検討会 の目的 目的 行政における再開発実務担当者の 1 問題意識の共有 2 情報交換と継承 3 専門家との交流 4 地方の声を集約する場として活用 目的 1 問題意識の共有 Step1 Step2 各自治体で抱える再開発ビルの再生に 各担当者の自由な発想による活

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

貝監第  号

公益目的支出計画実施報告

奈良県 PPP/PFI 手法導入優先的検討規程 厳しい財政状況の中で 本県の公共施設等の整備や運営を効率的かつ効果的に進めるとともに 奈良県公共施設等総合管理計画の着実な進捗のためには これまで以上に民間との連携を図り その資金 能力 ノウハウ等を積極的に取り入れていくべきである そこで 本県におけ

06【融資第一課(公庫)】融資課・融資管理課

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都道府県別の互助会等への公費支出額互助会等への公費支出額 ( 単位 : 百万円 ) 会員一人当たりの公費支出額 ( 単位 : 円 ) 北海道 1,531 1, ,257 16, % 24.8% 0.0% 0.0% 0.0% 0.

1 課題出し 瀬戸内市まちづくり会議財政健全化部会経営改善計画策定作業の概要 事務局による課題出し ( 市長 担当の意見も反映 ) 部会委員から出された課題にも対応 課題に対する問題点の整理 わかりやすい記入用シートの作成 2 委員による改革案の作成 事務局提案の課題について 部会委員による改革案の

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Transcription:

公営企業の 経営戦略 の策定推進について 各公営企業が 将来にわたって安定的に事業を継続していくための中長期的な経営の基本計画である 経営戦略 の策定を要請 ( 平成 26 年 8 月 29 日付け公営企業三課室長通知 ) 経済 財政再生計画 の 集中改革期間 である平成 28 年度から平成 30 年度までの間 集中的に策定を推進 ( 平成 32 年度までに策定率 100%) ( 平成 28 年 1 月 26 日付け公営企業三課室長通知 ) 1 経営戦略 [ イメージ ] 広域化, 民間の資金 ノウハウ活用 (PPP /PFI 等 ) 投資試算の検討 ダウンサイジング スペックダウン 長寿命化 過剰 重複投資の見直し 優先順位が低い事業の取りやめ等 効率化 経営健全化の取組 組織, 人材, 定員, 給与の適正化 反映 収支均衡 投資 財政計画の策定 ( 計画期間は基本 10 年以上 ) その他の経営基盤強化の取組 (IC T 活用等 ) 財源試算の検討 料金の見直し 内部留保額の見直し 収支ギャップが生じた場合にはその解消を図る 経営基盤強化と財政マネジメントの向上 経営健全化に向けた議論の契機とするため住民 議会に対して 公開 等 経営戦略の策定を進めるための方策 経営戦略策定ガイドライン の策定 公表 ( 平成 28 年 1 月 ) 毎年度 経営戦略の策定に係る進捗状況を調査 個別団体ごとに公表 水道事業の高料金対策 下水道事業の高資本費対策について 経営戦略策定を要件化 ( 平成 29 年度 ~) 経営戦略の策定に要する経費に対する特別交付税措置 ( 平成 28 年度 ~30 年度 ) を創設対象経費 先進団体視察 専門家の招へい等に要する経費 投資 財政計画 の策定に要する経費( 投資試算 財政試算 のシミュレーション 収支ギャップ解消策の検討等 ) 水道広域化の調査 検討に要する経費等 地方交付税措置の内容 対象経費の1/2について一般会計から繰出 ( 上限額 1,000 万円 ( 事業費ベース 複数年度通算 )) 一般会計繰出額の1/2について特別交付税措置 水道広域化等の調査 検討に要する経費については 上限額を上乗せ (+1,500 万円 ) し 重点的に支援 資料 5

経営戦略の策定状況と今後の対応について 経営戦略の策定状況 経営戦略について 平成 28 年 3 月 31 日時点での策定状況調査を実施 平成 32 年度までに策定予定の事業の割合は 74.5%( 策定済含む ) となっている一方で 策定予定年度未定の事業の割合は 25.5% であり 平成 32 年度までに一層の策定推進が必要 策定状況の公表 平成 28 年 3 月 31 日時点での全都道府県 市町村の事業別の策定状況を 総務省 HP において公表済 ( 平成 28 年 9 月 ) 今後 毎年度調査を実施し 策定状況を公表することとしている 公表例 ( 埼玉県内の公営企業を抜粋 ) 経営戦略の策定状況 2 公営企業の経営戦略の策定状況 ( 平成 28 年 3 月 31 日現在 ) ( 単位 : 事業 ) 水道工業用水道 交 電 ガ 通気ス 下 水 道 そ の 他 合 計 策定済 H28~32 年度策定予定 策定予定年度未定 合計 事業数 ( 構成比 ) 事業数 ( 構成比 ) 事業数 ( 構成比 ) 事業数 ( 構成比 ) 99 (5.2%) 1,427 (75.4%) 367 (19.4%) 1,893 (100.0%) 21 (13.7%) 99 (64.7%) 33 (21.6%) 153 (100.0%) 8 (9.6%) 48 (57.8%) 27 (32.5%) 83 (100.0%) 13 (14.9%) 30 (34.5%) 44 (50.6%) 87 (100.0%) 3 (12.5%) 16 (66.7%) 5 (20.8%) 24 (100.0%) 93 (2.6%) 2,788 (78.1%) 688 (19.3%) 3,569 (100.0%) 19 (2.2%) 302 (35.3%) 535 (62.5%) 856 (100.0%) 256 (3.8%) 4,710 (70.7%) 1,699 (25.5%) 6,665 (100.0%) その他 は港湾整備 市場 と畜場 観光施設 宅地造成 団体名 事業名 事業詳細 (2 又は3の場合 ) 策定予定年度 1 策定済 2 取組中 3 未着手 H28 H29 H30 H31 H32 未定 埼玉県 水道事業 上水道 ( 用水供給 ) 埼玉県 工業用水道事業 工業用水道 埼玉県 宅地造成事業 その他造成 埼玉県 下水道事業 流域下水道 さいたま市水道事業 上水道 ( 末端給水 ) さいたま市市場事業 市場 さいたま市と畜場事業 と畜場 さいたま市宅地造成事業 その他造成 さいたま市下水道事業 公共下水道 川越市 水道事業 上水道 ( 末端給水 ) 川越市 下水道事業 公共下水道 川越市 下水道事業 農業集落排水施設 4その他 は廃止予定事業等 4 その他 経営戦略の策定推進 ( 策定予定年度未定事業への対応 ) (1) 策定に向けた検討段階であることを未定の理由としている事業については 既に策定推進施策として講じている策定ガイドライン 策定に要する経費に対する地方交付税措置 (~ 平成 30 年度まで ) 地方公営企業等経営アドバイザー派遣事業及び公営企業経営支援人材ネット事業の活用を促す (2) 必要な知見 ノウハウ不足を未定の理由としている事業については 施設の更新投資等の将来予測方法例を示すなど策定ガイドラインの充実を今年度中に図る (3) 統廃合 広域化等の経営形態見直し検討後 公営企業会計へ移行後 他の計画 ( 既存の経営計画等 ) の終了 見直しの際などに策定予定であることを未定の理由としている事業については ヒアリングや助言 ( 講習会 会議等の機会を活用 ) により平成 32 年度までの進捗を管理する

地方公営企業等経営アドバイザー事業について 本事業は 地方公営企業の効率化 経営健全化等の観点から 公営企業会計の適用 経営戦略の策定 組織管理 情報管理 事業の新展開 新しいサービス実施等について助言等を行い 第三セクターについては 効率化 経営改善等に係る市町村の指導監督を支援している 派遣対象は 地方公営企業を運営している市町村等と 第三セクターに対して 25% 以上の出資又は出資割合が 25% 未満であるものの財政的支援 ( 補助金 貸付金及び損失補償等 ) を行っている市町村 総務省では平成 27 年度から平成 31 年度を公営企業会計適用の集中取組期間とし 本事業においても 法適化の支援を重点的に実施している スキーム 各要請地総務省(事方事前調査 実施調査委嘱報告業公派遣毎共)団助言 <アドバイザー > 体公認会計士 大学教授 地方団体企業職員 OB 報告経営コンサルタント 民間事業者他 ( 参考 ) 平成 27 年度派遣先 ( 地方公営企業法の適用 経営戦略の策定支援団体一覧 ) 3 事業名団体名助言内容事業名団体名助言内容 栃木県足利市地方公営企業法の適用岐阜県坂祝町地方公営企業法の適用 栃木県真岡市地方公営企業法の適用島根県益田市地方公営企業法の適用 千葉県八街市地方公営企業法の適用愛媛県鬼北町地方公営企業法の適用 東京都三鷹市地方公営企業法の適用福岡県うきは市地方公営企業法の適用 下水道事業 (17 団体 ) 東京都町田市地方公営企業法の適用福岡県宇美町地方公営企業法の適用 神奈川県鎌倉市地方公営企業法の適用山形県天童市経営戦略の策定 神奈川県伊勢原市 地方公営企業法の適用 長野県小諸市 経営戦略の策定 岐阜県多治見市 地方公営企業法の適用 岐阜県飛騨市 地方公営企業法の適用 岐阜県中津川市 地方公営企業法の適用 簡易水道事業 (3 団体 ) 奈良県五條市 地方公営企業法の適用 岐阜県羽島市 地方公営企業法の適用 鹿児島県東串良町 地方公営企業法の適用

公営企業経営支援人材ネット事業について 職員の大量退職等により 事業の経営面や技術面に精通した人材が不足する中で 地方公営企業法の適用 経営戦略の策定 公立病院改革プランの策定 料金改定 抜本的な改革の検討などの経営面における改革や技術面における必要な専門的知識 技術ノウハウの継承などに取組もうとする地方公共団体が それらの諸課題に対応する外部専門家 ( アドバイザー ) を招へいし 指導 助言を受けながら取組を行う場合の外部専門家に関する情報提供及び招へいなどに必要な経費について総務省が支援 ( 以下 人材ネット事業 という ) 4 外部専門家 ( アドバイザー ) 1. 活用スキーム 指導助言 謝金旅費等 課題の把握 必要な助言 情報提供 人材のあっせん等 経費支援取りまとめ 公表 地方公共団体 都道府県 市区町村 課題の相談 人材の推薦など 情報提供 2. 人材ネット事業活用の流れ 経営面における改革や必要な技術の承継などに取組む必要があるが < 例 > 小規模自治体で職員数が少なく対応が困難 専門的知識等を有する職員の退職による知識 ノウハウ不足 により進まない状況 総務省でとりまとめ 公表を行っている 人材ネット事業 の活用を検討 取組を進めるために必要な指導 助言を行えるアドバイザー ( 外部専門家 ) を選択 ( 総務省 HP にて公表 ) < 例 > 大量退職により料金改定を実施したことのある職員が不在であり 必要最低限のノウハウを得たい (1,2 回来庁してもらい助言を受け その後は必要があれば来庁してもらう ) 現役職員を選択 ( 数回程度の訪問であれば対応が可能 ( 派遣自治体への影響が少ない )) 職員が少数で法適化作業に時間を割くことが困難であり 直接来庁してもらいながら頻繁 ( 定期的 ) な助言が必要 OB 職員を選択 ( 現役職員では頻繁な対応が困難 ) 大量退職により豊富な知識 技術を持った職員が不在となり 必要最小限の対応しかできないので 様々な知識 技術を得て 様々な局面に対応できる職員を育てたい ( 近隣市町村とともに技術面での講習会を開催する際に 講師として知識や実技を指導してもらう ) 現役職員又は OB 職員を選択 ( 数回程度の訪問であれば対応可能 ( 派遣自治体への影響が少ない )) 各自治体が電話 メールにより アドバイザーと内容や日程等を調整 指導 助言の実施 総務省 人材ネット事業の取組について 事業概要 成果 経費など ( ) を報告 ( 繰出金調査等 ) 下記 3. 参照 3. 人材ネット事業に関する特別交付税措置 (28 年度 ) (1) 対象経費 謝金 旅費 ( 例 : 課題を解決するため アドバイザーにどのように勧めるか確認するなどはじめの一歩として 1 2 回 ~ 複数回や月 1 回程度定期的に講習会 勉強会を開催する際の経費 ) 資料収集等費 ( 例 : 経営支援 技術支援を受ける地方公共団体に関する事前調査や助言に必要な調査等に係る経費 ) その他 ( 会場借上費 印刷費等 ) 対象経費の上限額 200 万円 ( 年間合計額 ) (2) 地方交付税措置の内容 対象経費の 1/2(100 万上限 ) について一般会計から繰り出すこととする 一般会計繰出額の 1/2(50 万上限 ) について特別交付税措置を講じる 都道府県 指定都市については 財政力補正適用予定

公営企業経営支援人材ネット事業の活用事例 活用事例 1 岐阜県笠松町 ( 人口 22,451 人 ) ( 下水道事業 ) < 派遣アドバイザー > 公認会計士 < 利用目的 > 地方公営企業法の適用 経営戦略の策定を行うに当たって経費削減 人材育成の観点から外部委託を最小限に取組を行いたい < アドバイザーによる指導 助言内容 > 法適化 固定資産調査基本方針 条例 規則等の制定 改正等の指導 助言等 経営戦略の策定に係る指導 助言 ( 財務分析 経営目標設定 財務シミュレーションの指導 助言及びこれらを踏まえた課題の抽出 経営改善に資する提言等 ) 職員研修 ( 法適化準備作業に関する研修及び法適化後の経理事務等に関する研修 ) < スケジュール > 地方公営企業法の適用 : 平成 31 年度適用予定 経営戦略の策定 : 平成 30 年度策定予定 平成 31 年度までに 18 回利用予定 ( フォローアップ含む ) 5 活用事例 2 岡山県真庭市 ( 人口 47,190 人 ) ( 水道事業 下水道事業 簡易水道事業 ) < 派遣アドバイザー > 自治体 OB OG < 利用目的 > 下水道施設の老朽化に伴う設備の更新 統合 使用料の見直しや水道事業の技術継承について提言等をいただき経営戦略に反映させたい < アドバイザーによる指導 助言内容 > 市長部局の職員のみで企業職員がいないため 事務や水道技術の継承についての指導 助言 公共下水道 特定環境保全公共下水道 農業集落排水 小規模集合排水処理の各種施設の老朽化等に伴う統合が地理的に難しいため 個別処理への切替え等の提言等 公共下水道 特定環境保全公共下水道 農業集落排水 小規模集合排水処理とも料金は同一基準だが見直しを考えているため 使用料の算定方法や料金改定に関する提言 経営戦略にも反映させ 今後の事業推進に活用 < スケジュール > 経営戦略の策定 : 平成 28 年度策定予定 平成 28 年度中に複数回利用 ( 視察 電話相談等含む ) 都道府県において法適用 経営戦略の策定などについて市町村の取組を把握し 知見 ノウハウや技術継承において人材が不足しており着手できていない団体の活用を検討! ( まずは 今後のスケジュール 段取りの確認を行う )