PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

1. 休日 適正工期の確保について 働き方改革関連法がいよいよ今年 4 月に施行します そんな中で建設業界でも 大手ゼネコンで組織する日本建設業連合会 ( 日建連 ) が 2019 年度末までに 4 週 6 閉所以上を実現することを中間目標とし 2021 年度末までにすべての事業所で週休二日 ( 土

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

全建事発第 号 平成 30 年 12 月 27 日 各都道府県建設業協会会長殿 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 公印省略 高力ボルトの需給安定化に向けた対応について ( 協力要請 ) 平素は本会の活動に対しまして 格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記につきまして 国

平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

22年5月 目次 .indd

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

< F2D E968CCC8DD08A5191CE8DF495D281458D718BF38DD0>

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

<4D F736F F D20967B95B681698DC58F498D D8E968C888DD A2E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

H28秋_24地方税財源

id5-通信局.indd

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

資料1 第3回災害救助に関する実務検討会における意見に対する回答

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

地震被害予測システムにより建物被災度を予測 また 携帯電話と地図を利用した 被害情報集約システム では GPS 機能と地理情報システムとの連係により 現在位置周辺にある同社施工済物件を検索し 物件や周辺の被害状況を文字 静止画 動画を添付して報告することができる これら被害情報を地理情報システムに集

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

働き方改革推進の基本方針 平成 29 年 9 月 22 日 一般社団法人日本建設業連合会 政府は 平成 29 年 3 月 28 日に 働き方改革実行計画 を策定した 本計画では 同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善 賃金引上げと労働生産性向上 罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是

スライド 1

平成16年度 台風災害調査報告書(WEB).indd

1. 生産性向上について建設現場での週休二日を拡大 定着させるためには 一層の生産性向上を進め 工期の延伸をできる限り抑制する必要などがあります このため 日建連では 2020 年までを対象期間とした 生産性向上推進要綱 を策定し 発注者 設計者 コンサルタントも巻き込んで生産性向上に取り組むことと

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

平成 30 年 3 月 22 日 民間発注企業の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 建設業の働き方改革の推進について 政府の 働き方改革実行計画 ( 平成 29 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) においては 労働基準法の改正の方向性として 労使協定を結ぶ場合においても上回ることのできな

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

<323091E693F18FCD208E96914F959C8BBB82CC8EE F DF82E98FE382C582CC8AEE967B934982C88D6C82A695FB2D322E786477>

I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

平成18年度標準調査票

これだけは知っておきたい地震保険

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

特集建設マネジメントに関する研究 大規模災害時における地元業者の貢献と課題についてのアンケート調査 ( 平成 24 年九州北部豪雨災害の事例 ) 公益社団法人土木学会建設マネジメント委員会地方における公共工事の入札契約方式に関する研究小委員会 九州共立大学総合研究所所長 まきずみ 牧角 たつのり 龍

事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

スライド 1

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

平成26年8月豪雨災害(広島豪雨災害) におけるCOSMO-SkyMed衛星観測結果

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

元請建設企業のみなさんへ 公共工事等の受注に伴い 保証人 不動産担保なく 融資を受けたいときは 地域建設業経営強化融資制度 公共工事等の請負代金債権を担保に 低利で融資を受けられます 未完成部分の施工に要する資金も融資を受けやすくなります! 制度の概要 受注した公共工事の出来高が5 割に達した場合

<4D F736F F F696E74202D F18B9F8E9197BF A43494D95818B A4A8C9F93A282CC82BD82DF82CC8AEE916292B28DB881758C9A9

<4D F736F F D AB290FC8BA AA89C889EF817A8B4C8ED294AD955C8E9197BF2E444F43>

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

建設工事従事者の安全及び健康の確保に 関する三重県計画 平成 31 年 4 月 三重県

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

全自病協第 582 号 平成 27 年 2 月 13 日 地方会議担当支部長様 公益社団法人全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 平成 27 年度地方会議における共通議題について 日頃から支部活動にご尽力をいただき感謝申し上げます さて 平成 27 年度地方会議における共通議題について 常務理事会で

( 平常時の情報共有 ) 第 5 条九州 山口 9 県は 発災時に災害廃棄物の処理に係る支援を迅速かつ効率的に行うため 平常時にあらかじめ 次の情報について相互に情報交換を行うものとする 一仮設トイレの設置業者 し尿収集運搬業者及び関係団体等の情報二災害廃棄物 ( し尿を除く ) の収集運搬業者 処

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

Microsoft PowerPoint - 参考資料 各種情報掲載HPの情報共有

( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

< F2D81798E9197BF817C A95BD90AC E >

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

プレゼンテーションタイトル

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

特集大規模自然災害からの復旧 復興 参考 警察が検視により確認している死者数 50 名 災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による死者数 106 名 6 月 日に発生した豪雨による被害のうち熊本地震と関連が認められた死者数 5 名建物被害全壊 8,360 棟, 半壊 3

Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

Microsoft Word 最終【資料-4】.docx

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

<4D F736F F F696E74202D F093EF8A6D95DB8C7689E681768DEC90AC82CC8EE888F882AB2E B8CDD8AB B83685D>

社団法人日本生産技能労務協会

1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

平成18年度標準調査票

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業の実地調査について

Microsoft PowerPoint - 表紙.pptx

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

PowerPoint プレゼンテーション

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

防災業務計画 株式会社ローソン

< F2D ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42082A8>

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

☆配布資料_熊本地震検証

平成 30 年度事業報告 一般財団法人自治体衛星通信機構 当機構は 地方公共団体等において通信衛星を共同利用するための設備を設置し 運用することによって 防災情報及び行政情報の伝送を行うネットワークの整備促進を図り もって地域社会における情報通信の高度化及び地域の振興に寄与することを目的として平成

PowerPoint プレゼンテーション

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 30 年 12 月 12 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 基準利率 1.16 ~ 2.85 % 特別利率 A 0.76 ~ 1.89 % 特別利率 B 0.51 ~ 1.90 % 特別利率 C 0.3

Taro-【資料-5】①中表紙

平成 30 年度救急業務のあり方に関する検討会報告書の概要 消防庁救急企画室 はじめに 消防庁救急企画室では 高齢化を背景として救急需要が増大する中 救急車の適正利用の推進や救急業務の円滑な実施と質の向上等 救急業務を安定的かつ持続的に提供し救命率の向上を図ることを目的に 平成 30 年度救急業務の

業務災害補償2019.indd

平成 31 年度宮崎河川国道事務所災害時協力会社募集要項 1. 目的宮崎河川国道事務所では 管理する大淀川 小丸川 宮崎海岸 国道 10 号 国道 220 号 東九州自動車道 霧島砂防を主に 災害が発生し または発生のおそれがある場合に迅速な状況把握 ならびに的確な災害対応を図るため 下記の部門にお

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1

< F2D81798E9197BF817C824F817A C8E862E6A7464>

Transcription:

公共工事品質確保に関する議員連盟総会 ( 第 7 回 ) 提出資料 平成 30 年 11 月 2 日 一般社団法人全国建設業協会

災害対応 ~ 地域防災力 災害協定等の締結状況 全国建設業協会調べ ( 平成 30 年 9 月現在 ) 全国 47 の建設業協会は 災害への迅速かつ的確な対応のため 都道府県との間で 災害協定 を締結している 全国 39 の建設業協会は 家畜伝染病発生時の迅速な防疫対策を図るため 地方自治体との間で 防疫協定 を締結または災害協定に準じて対応することとしている 7 ブロックの地域では 近隣建設業協会間における 相互支援協定 を締結している 沖縄県建設業協会では 沖縄総合事務局および県と 災害又は事故における緊急的な応急対策等の支援に関する包括的協定 を 2018 年 2 月に締結した 国の出先機関と県 建設業団体の 3 者による災害包括協定は全国初である 協定の内容 協会 ブロック数 各都道府県との防疫協定等の締結状況 自然災害等における国 都道府県との災害協定等 国 都道府県 47 47 2 8 家畜伝染病発生時における都道府県との防疫協定等 39 ブロック 近隣地域の協会間の相互支援協定 7 県警本部との災害協定等 5 37 締結済未締結 ( 何らかの対策あり ) 未締結 ( 対策なし ) (N=47) 沖縄県建設業協会 ( 沖建協会報 2018.3 月号より抜粋 ) 沖建協は 2 月 15 日 沖縄総合事務局 ( 沖総局 ) および県と 災害又は事故における緊急的な応急対策等の支援に関する包括的協定 を結んだ この包括協定により 今後 県内で地震や大雨などの災害が発生した場合の協会会員への支援要請は沖総局が一元管理することになり 効率的な資機材の提供や迅速な復旧体制の構築が可能となり 被害拡大防止や被災施設等の早期復旧を図ることができる 国の出先機関と県 建設業団体の 3 者による災害包括協定は全国初 災害発生時において 自衛隊の救助活動や復旧活動に先んじて行う建設業者による道路啓開作業は重要で 沖建協ではこれまで 平成 17 年に沖総局 23 年に県とそれぞれ災害協定を締結 災害に備える取り組みとして 建設関連団体等も個別に行政機関と災害協定を締結しているが 協力要請の重複や優先順位の判断などで混乱が生じる懸念が指摘されていた 今後は 沖総局が県や県の出先機関などの支援要請を集約し 復旧支援箇所の優先順位を踏まえたうえで 沖建協に要請 沖建協が協会会員らに要請内容を伝え 現地に派遣する また 震度 6 以上の地震が発生した場合には 沖総局の要請がない場合でも自発的に資機材や人員に関する情報収集を開始することになっている 1

災害対応状況 ~ 平成 30 年 7 月豪雨災害 平成 30 年 7 月豪雨災害により西日本地域を中心に各地で土砂災害 河川の氾濫による浸水被害が発生 各都道府県建設業協会の会員企業 ( 地元建設企業 ) は 公共機関との災害協定に基づき 土石流により道路や河川内 家屋内に流出した土砂 がれきの撤去および運搬 災害地域への進入路整備 土留め応急対応 ポンプ車 散水車の出動等の災害復旧支援活動を実施した また 各地方整備局等からの要請を受け 被災地以外から作業員や資機材 ( 土のう袋 大型土のう袋詰機 ポンプ車 照明車等 ) の広域支援を実施した ( 資料提供 : 一般社団法人岡山県建設業協会一般社団法人広島県建設工業協会一般社団法人愛媛県建設業協会 ) 安佐北区可部地区 対応期間 岡山県建設業協会による災害対応出動実績 平成 30 年 7 月 6 日 ~9 月 25 日 災害復旧支援活動は継続中 対応期間 広島県建設工業協会による災害対応出動実績 平成 30 年 7 月 6 日 ~8 月 31 日 災害復旧支援活動は継続中 対応期間 安佐南区八木地区愛媛県建設業協会による災害対応出動実績 集計作業終了分のみ掲載 平成 30 年 7 月 6 日 ~8 月 31 日 災害復旧支援活動は継続中 会員企業 ( 実数 ) 72 社 会員企業 ( 実数 ) 72 社 会員企業 ( 実数 ) 219 社 出動作業人員 ( 延べ ) 24,000 名 出動作業人員 ( 延べ ) 20,200 名 出動作業人員 ( 延べ ) 1,574 名 出動機械等台数 ( 延べ ) 13,000 台 出動機械等台数 ( 延べ ) 安佐北区可部地区 12,275 台 出動機械等台数安佐北区可部地区 ( 延べ ) 安佐南区八木地区 920 台 2

災害対応状況 ~ 北海道胆振東部地震災害 ( 平成 30 年 9 月 ) 平成 30 年 9 月に北海道胆振東部を中心に震度 7 の地震災害が発生 北海道建設業協会の会員企業 ( 地元建設企業 ) は 公共機関との災害協定に基づき 土砂 がれきの撤去および運搬 災害地域への進入路整備 給水車の出動等の災害復旧支援活動を実施した また 各地方整備局等からの要請を受け 被災地以外から照明車及び重機オペレーター派遣の広域支援を実施した ( 資料提供 : 一般社団法人室蘭建設業協会 ) 安佐北区可部地区 室蘭建設業協会による災害対応出動実績 対応期間 平成 30 年 9 月 6 日 ~10 月 30 日 災害復旧支援活動は継続中 安佐南区八木地区 会員企業 ( 実数 ) 41 社 出動機械等台数 ( 延べ ) 2,066 台 安佐北区可部地区 安佐北区可部地区 安佐南区八木地区 3

被災地からの声 ~ 平成 30 年 7 月豪雨災害 北海道胆振東部地震災害を教訓に 災害現場で感じた問題点と今後の災害対応における課題 災害現場で感じた問題点 防災意識の徹底 災害協定が発動されるような災害の経験がないと 初動対応への意識が低くなり 結果として大規模災害に繋がりかねない 警報が出る前に 災害協定に基づき連絡体制の確認をするなど事前の準備が速やかな初動対応に繋がる 錯綜する情報 二重 三重の指示が複数先から発せられ 何が本当かわからなくなり 手順の確認ができなくなる場合がある また 共通資材や重機等が一部に集中してしまい 近隣地域でも余剰と不足が生じることがある 災害現場の確認 二次災害が想定される場合であっても災害協定に基づき矢継ぎ早に指示が出されることがある 自身の身を守るためにも二次災害の恐れがないか現場状況を把握しておく必要がある 今後の災害対応における課題 連絡体制の強化 各都道府県協会は 各行政機関等と災害協定を締結し 災害発生時には複数の行政機関等から出動要請が発せられる 多くの公共施設に被害が及ぶ広域災害では 各行政機関が連携し 一元的 包括的な指示に基づく迅速な対応が必要となる 地方防災連絡会議等を活用し 各行政機関や建設業協会など地域にかかわる関係者が一体となった連絡体制作りが必要である 協定内容の確認 整備 担当者同士の理解にばらつきがあると まずはその整理から始まり 初動対応が遅れることになる 協定を締結している甲乙両者にて協定内容に基づいてシミュレーションをしておくことも防災対応の一つである また 災害が頻発すると二次災害の危険性も高まる 災害対応時における作業員の死傷等への補償についても規定することが必要ではないか 地元を知る建設企業の活用 地元建設企業は 施設管理者の指示のもとに日頃から河川や道路等の維持管理 パトロールなどを実施している 災害現場の状況把握や応急復旧対応については 地元に精通した建設企業に要請するのが最も効果的である 地元建設企業が 地域の守り手 として防災 減災活動に取り組み 資機材 人材を確保するためにも安定的な事業量の確保が必要である 4

働き方改革 ~ 全国建設業協会の取組 働き方改革行動憲章 5

働き方改革 ~ 全国建設業協会の取組 働き方改革への取組 ( 平成 30 年 4 月 1 日から実施 ) 休日月 1+( ツキイチフ ラス ) 運動の実施 建設業への長時間労働の罰則規定の適用を待つことなく 4 週 8 休を確保することを最終目標とする 平成 29 年度に休日が確保された実績に対して毎月プラス 1 日の休日確保を目指す 4 週 8 休が確保された企業は 自ら 4 週 8 休実現企業 として宣言し 当該企業の魅力発信に繋げる 災害復旧 除雪等の緊急現場を除く 社会保険加入対策 平成 30 年度以降 工事の種別に関係なく 会員各企業が直接契約を取り交わす下請企業については 社会保険 ( 雇用 健康 厚生年金保険 ) の加入企業に限定する 適用除外とされている事業所 ( 健康 厚生年金保険については個人事業主で従業員が 5 人未満 ) を除く 公共工事設計労務単価の改定を受けた取組 平成 30 年 3 月から適用される公共工事設計労務単価で受注した工事案件については 当該労務単価改定分を 会員各企業が直接契約を取り交わす下請契約に反映されるよう 対外的に 単価引上げ分アップ宣言 実施と会員各企業への要請 ( 単価引上げ分アップ宣言に対応する単価の引上げは 引上げ率 ではなく 引上げ金額 での対応を要請 ) 生産性向上への取組 会員各企業が生産性の向上や人材育成面で活用していただける支援策を整理 提供する 各都道府県建設業協会及び支部等において様々な形での研修機会を提供してできるよう 前払金保証事業会社や建設業福祉共済団等の関係団体とも連携し各都道府県建設業協会や会員各企業を支援する取組を推進する 6

働き方改革 ~ 働き方改革への取組状況 働き方改革の推進に向けた取組状況等に関するアンケート調査結果 昨年 政府は 働き方改革実行計画 を制定し 当協会でも 働き方改革行動憲章 を策定し 本年 3 月には この行動憲章をより一層具体化する 今後の働き方改革の取組について を機関決定し 本年 4 月から取り組んでいる また 働き方改革法が制定され 残業時間について 2024 年 4 月から建設業においても罰則規定付きの上限規制の対象となった 本会では 今後 働き方改革への取組を推進する上で 会員企業の実情や働き方改革への取組状況等を把握し 目指すべき方向性等を探ることを目的として 10 月からのブロック会議や今後の施策展開に活用すべく 働き方改革の推進に向けた取組状況等に関するアンケート調査 を実施した 調査対象 : 各都道府県建設業協会会員企業回答社数 :4,418 社 ( 回答率 23.6%) 調査時期 : 平成 30 年 8 月 1 日現在の状況 事業内容 : 土木 2,719 社 建築 434 社 土木建築 1,157 社 その他 108 社 休日月 1+ 運動 の実施について 直近 1 年間での下請と契約する際の 労務単価について 社会保険加入促進対策について ( 直接契約する下請に対するもの ) 7.8% 28.8% 0.2% (0.2%) 12.3% 2.1% 1.9% 44.4% 32.1% 15.7% 9.4% 61.7% 83.7% (59.1%) すでに積極的に取り組んでいる 引き上げた すでに積極的に取り組んでいる 取組を検討している知ってはいるが取り組む予定はない知らない 前年に引き上げたため引き上げは行っていない引き上げは行っていない引き下げた 取組を検討している知ってはいるが取り組む予定はない知らない 7