空家

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空き家の現状データ 参考資料 ⑴ 住宅数及び空き家数 表 1 住宅数の内訳 ( 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ) 住宅数 居住世帯居住世帯なしあり総数一時現在者のみ建築中空き家 全国 60,628,600 52,102,200 8,526, ,800 88,100 8,19

練馬区空き家等対策に関する基本的な方針

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●空家等対策の推進に関する特別措置法案

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(確報集計結果)からの推計-

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

目 次 第 1 計画の目的と対象 2 1. 計画策定の背景 2. 計画の目的 3. 計画期間 4. 計画の対象 5. 計画の改訂について第 2 大阪市の空家の現状 5 1. 大阪市の空家 ( 住宅用途 ) の状況 2. 空家の発生の経緯等第 3 空家等対策の基本的な方針と目標 基本的な方

目次 第 1 章計画の趣旨 1. 計画策定の背景と目的 2. 計画の性格 3. 対象地区 4. 計画期間 第 2 章本市の現状と推計 1. 住宅 土地統計調査の結果 2. 本市の空家の状況 3. 今後の推計 第 3 章基本的な方針 1. 計画の方向性 2. 所有者の適正な管理の促進 第 4 章推進す

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目次 第 1 章 計画の方針 1 背景と目的 1P 2 基本方針 3 対象地域 4 計画期間 2P 5 対象とする空家等の種類 6 空家等対策の目標値 7 計画の公表 3P 第 2 章 空家等の対策 1 空家等の調査 3P 2 所有者等による空家等の適切な管理の促進 3 空家等の活用及び跡地 ( 解

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○登米市空き家等の適正管理に関する条例 (素々案)

目次 Ⅰ 特定空家等 ( 老朽危険空き家 ) の認定基準について 1 Ⅱ 老朽危険空家等に対する対応 5 Ⅲ その他報告事項について 6 ( 添付資料 ) 1 特定空家等に対する措置 に関する適切な実施を図るために必要な指針 ( ガイドライン ) 抜粋 8 2 ガイドライン [ 別紙 1]~[ 別紙

その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

公益社団法人大分県不動産鑑定士協会では 不動産鑑定評価制度に関する社会一般の理解と信頼性をより一層高め 県民からの不動産に関するあらゆる相談に適切に対処するため 毎年 2 回 4 月 ( 不動産鑑定評価の日 ) と 10 月 ( 土地月間 ) に 県内の各市役所などで 不動産に関する無料相談会を行っ

本市の現状 P6~23 富士見市では これまで微増だった人口も平成 37 年をピークに人口減へ! ( 世帯の小規模化や人口減少により空家等の増加が見込まれる...) < 富士見市の種類別空き家数の推移 > その他の住宅売却用の住宅賃貸用の住宅 二次的住宅 空き家率 10,000 ( 戸 %) 14.

( 別式第 7 ) をもって 当該所有者等に対し代執行の内容を通知するものとする 5 町長は 法第 14 条第 9 項に基づき行政代執行法による特定空家等の処分を行う場合は その代執行の現場に責任者を派遣し 当該責任者に対し行政代執行法第 4 条に基づく証票として 執行責任者証 ( 別式第 8 )

平成 24 年 7 月 26 日 区長会議 老朽家屋問題検討部会 経過とりまとめ報告書 ~ たたき台 ~ 1. 検討部会等開催状況 (1) 平成 24 年 3 月 16 日幹事区 ( 西成区 生野区 東淀川区 ) 打合せ各区の現状および課題を共有し 関係局を交えての検討会のあり方について議論 (2)

1 RESAS地域経済分析システム人口構成() 人口構成の表示内容 人口構成表示年で選択した年の総人口のヒートマップです 全国を表示する を選択すると 日本全国の地図が表示されます 都道府県単位で表示する を選択すると 指定地域 で選択している都道府県を中心とした縮尺で地図が拡大表示されます 市区町


目 次 第 1 章総則頁第 1 条目的 1 第 2 条定義 2 第 3 条所有者等の管理義務 7 第 4 条市長, 市民及び事業者の責務 8 第 2 章市民等からの情報提供及び調査の実施等第 5 条立入調査等 9 第 6 条類似空家等又は空地等の所有者等に関する情報の利用等 11 第 7 条データベ

目次 1 資料 1 略式代執行について 1 2 資料 2 空き家データベースについて 3 3 資料 3 命令に係る措置の履行が不十分な状態の 特定空家等への対応について 4 4 資料 4 その他報告事項 7 ( 別添資料 ) 1 空家等対策の推進に関する特別措置法 2 姫路市老朽危険空家等の対策に関

⑶ 特定空家等法第 2 条第 2 項に規定する特定空家等をいう ⑷ 居住建築物等区内に存する居住の用に供されている建築物その他の建築物またはこれに付属する工作物およびその敷地 ( 立木その他の土地に定着する物を含む ) であって 空家等に該当しないものをいう ただし 国または地方公共団体が所有し ま

(3) 基本的な方向空家はあくまで所有者に管理責任があることから 所有者等が周辺の生活環境に悪影響を及ぼす特定空家等を生み出さないこと また 特定空家等の状態にあるものについては 所有者等が自発的に改善を行うことを本市の特定空家等対策の基本とする このため 所有者等の維持管理義務に関する意識の向上

邑南町空き家等の適正管理に関する条例

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

( 定義 ) 第 2 条この条例において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) 空き家等本市の区域内に所在する建物その他の工作物で 正当な権限を有する者の用に現に継続して供されていないもの及びその敷地並びに空き地 ( 原則として農林業用地を除く 以下同じ ) を

様式 1 P3-(1) 空家等相談受付台帳 : 裏面 不動産登簿又は固定資産税台帳による所有者等の確認 所在地番地目地積 土 東伊豆町 東伊豆町 東伊豆町 m2 m2 m2 地 所有権 そ の 他 の 権 利 無 有 ( 有の場合 権利の内容を下欄に入 ) 家屋番号 1 種類 2 構造 床面積 原因

空き家数の推移と種類別内訳 住宅 土地統計調査 ( 総務省 ) によれば 空き家の総数は この 20 年で 1.8 倍 (448 万戸 820 万戸 ) に増加 空き家の種類別の内訳では 賃貸用又は売却用の住宅 等を除いた その他の住宅 ( いわゆる その他空き家 ) がこの 20 年で 2.1 倍

略式代執行による特定空家等 ( ) の除却等 平成 27 年 5 月に施行された 空家等対策の推進に関する特別措置法 に基づき 所有者不明の特定空家等については 地域の安全確保等の観点から 市区町村が略式代執行により除却等が可能 略式代執行の費用は本来所有者等の負担であるが 市区町村による回収が困難

目次 第 1 章計画の基本的事項 1-1 計画の背景と目的 計画の位置づけ... 1 第 2 章三春町の現状 2-1 人口等の状況... 2 (1) 人口 世帯数の推移... 2 (2) 地区別人口 世帯数... 3 (3) 地区別人口数の推移 住宅の状況...

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく立入検査の実施について ( 通知 ) 貴の所有 ( 管理 ) する下物件 ( 建築物又はそれに付属する工作物及びその敷地を含む 以下同じ ) について 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 12 7 号 以下 法 という ) 第 9

(基本方針中表紙)

所得税確定申告セミナー

( 空家等対策計画 ) 第 6 条町は 空家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため 法第 6 条第 1 項に規定する空家等対策計画 ( 以下 空家等対策計画 という ) を定めなければならない 2 法で定めるもののほか 空家等対策計画の策定等に関し必要な事項は 町長が別に定める ( 協議会


平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

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平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

資料 -2 空き家実態調査 中間報告

平成20年 住宅・土地統計調査から見た       美濃加茂

意見集計結果 平成 30 年 月 5 日から2 月 5 日までの間, つくば市空家等対策計画 ( 案 ) について, 意見募集を行った結果,3 人 ( 団体を含む ) から2 件の意見の提出がありました これらの意見について, 適宜要約した上, 項目ごとに整理し, それに対する市の考え方をまとめまし

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

特定空家等判定方法マニュアル 別紙資料

第 6 条町長は 空き家バンクに登録した空き家の所有者に異動があったとき又は所有者から空き家バンク物件登録抹消申請書 ( 式第 5 号 ) の提出があったときは 当該空き家バンクの登録を抹消するとともに 空き家バンク物件登録抹消通知書 ( 式第 6 号 ) により当該物件登録者に通知する ( 空き家

( 図 2) 神奈川県の持ち家に住む 75 歳以上の単身高齢者世帯 H20 H25 倍率 77,500 世帯 122,500 世帯 1.58 倍 ( 総務省 : 住宅 土地統計調査 ) ( 図 3) 本市の総住宅数と総世帯数 (H25) 総住宅数 00,000 総世帯数 00,000 差引き 00

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自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

収益物件検索サイト 健美家のご紹介

Microsoft Word - 第58号 二世帯住宅の敷地にかかる小規模宅地等の特例

11 m2~15 m2 7m2~10 m2 6m2以下 1 級地別記 7 別記 8 別記 9 2 級地別記 7 別記 8 別記 9 3 級地別記 7 別記 8 別記 9 ただし 次に掲げる当該世帯の自立助長の観点から引き続き当該住居等に居住することが必要と認められる場合又は当該地域の住宅事情の状況に

相続財産の評価P64~75

格建築物が対象である このため 建基法による完了検査済証が交付されていない場合 その確認をどのように行うかが課題となる ( 古い戸建住宅は完了検査を受検していない事例が特に多い ) また 要件が厳しく判断基準も明確ではないため実際の適用は難しく また 建築物所有者にとって不利益処分であるため 行政庁

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目 次 1. 実施方針の概要 実施方針の位置づけ 空き住宅等の定義 空き住宅等の現状 空き住宅等の課題 基本方針 基本的な考え方 本方針の対象 基本方針 空

平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

2016-杉並区空家等対策計画.indd

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

スライド 1

する 2 行政代執行に係る行政代執行法 3 条 2 項の規定による通知は 代執行令書 ( 式 8 ) により行うものとする 3 行政代執行に係る行政代執行法 4 条の証票の式は 執行責任者証 ( 式 9 ) のとおりとする 4 行政代執行に係る行政代執行法 5 条の規定による納付の命令は 代執行費用

1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

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○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)

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2. 長期係数の改定 保険期間を2~5 年とする契約の保険料を一括で支払う場合の保険料の計算に使用する長期係数について 近年の金利状況を踏まえ 下表のとおり変更します 保険期間 2 年 3 年 4 年 5 年 長期係数 現行 改定後

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

山陽小野田市空き家等の適正管理に関する条例 ( 素案 ) ( 目的 ) 第 1 条この条例は 空き家等が管理不全な状態となることを防止し 又は管理不全な状態にある空き家等を適正な管理状態に導くことにより 生活環境の保 全及び安全で安心なまちづくりの推進に寄与することを目的とする この条は この条例の

空き家登録を希望される方へ

胎内市空き家等対策計画 平成 30 年 (2018 年 )4 月 胎内市 空き家 と 空家 の記載について 空き家 と 空家 の記載については法律用語と一般名称が混在することから 空家 とした ただし 空き家バンク 空き家等対策計画 及び 胎内市空き地 空き家等の適正管理に関する条例 については 空

公的な住宅改修制度について

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老朽家屋対策をめぐる法と政策

湯沢市空家等対策計画 ( 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 ) 平成 28 年 5 月 湯沢市市民生活部くらしの相談課

目次 1. 背景 1 2. 本計画の位置付け 1 3. 対象地区 1 4. 対象とする空家等 2 5. 危険空家等の現状 2 6. 空家等の調査に関する事項 3 7. 空家等発生の要因 背景 3 8. 本計画の期間 4 9. 空家等対策の推進 特定空家等に対する措置 対処 必

「犯罪被害者等の安全・安心の確保」への取組状況及び今後の方針

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目次 第 1 章計画の概要 1 計画の背景 P1 2 計画の目的 P1 3 計画の基本理念 P1 4 計画の期間 P1 第 2 章空家等の現状 1 空家等の現状および状況 P2~P4 2 実態調査 P5~P7 3 相談受付状況 P8~P9 4 空家等の要因 背景 P10 5 空家等が引き起こす問題

三鷹市空き家等調査報告書

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第1章 空家等の現状

Microsoft Word - 【パブコメ後確定】葉山町空家等対策計画

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平成19年就業構造基本調査結果概要

平成26年患者調査 新旧対照表(案)

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60 第 3 章 空き家 空き地への法的対応 解 説 1 空家対策特別措置法に基づく処置空家対策特別措置法では 特定空家等 に該当する建物については 市町村長が建物所有者に対して 建物の修繕や除却を命じることができるとしています ここにいう 特定空家等 とは 適切な管理が行われていない空家等のうち特

建築物等震災対策事業について

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

登記や法律に関する相談 1ページ 不動産売買 賃貸に関する相談 2~3ページ 建物 土地の評価に関する相談 3ページ 建物診断や改修に関する相談 4~5ページ 所在地 6 ページ こちらに掲載している団体は 仙台市が 仙台市における既存住宅の活用に向けた相談体制の構築に関する協定 を締結した団体です

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戸 仙台市の空き家の現状 資料 2 1. 住宅 土地統計調査による仙台市の空き家の現状 1 仙台市の空き家の推移 空き家数 は平成 5 年から平成 2 年までは増加傾向だったが 平成 25 年は減少 その他の空き家数 その他のは平成 15 年から一貫して増加傾向 住宅総数は 平成 5 年から平成 25 年まで一貫して増加 住宅総数 空き家住数 その他の空き家数 6, 5, 4, 3, 2, 1, 396,26 11.3 495,88 457,6413.8 13.7 図 : 仙台市の空き家の推移 53,66 15.3 562,3 1. 6. 3.2 3.4 44,65 63,8 2.3 68,12 81,13 3. 56,3 11,36 17,22 19,32. 平成 5 年 平成 1 年 平成 15 年 平成 2 年 平成 25 年 住宅総数空き家数その他の空き家数 その他の 18. 15. 12. 9. その他の 出典 : 住宅 土地統計調査結果 総務省統計局 補足事項 1 この調査は 抽出調査である 2 この調査の 住宅 とは 一戸建の住宅のほかアパートのように完全に区画された建物の一部で 一つの世帯が独立して家庭生活を営むことができるよう建築又は改造されたものをいう アパートなど集合住宅は一棟単位ではなく一戸単位で集計 3 この調査の その他の空き家 とは 人が住んでいない住宅で 二次的住宅 別荘など 賃貸用の住宅 売却用の住宅 を除くもの 例えば 転勤 入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅などをいう 住宅居住世帯のある住宅居住世帯のない住宅一時現在者のみの住宅空き家二次的住宅 別荘など 賃貸用の住宅売却用の住宅その他の空き家建築中の住宅 空家等対策の推進に関する法律の 空家等 は 次の差異がある 1 建築物全てが対象 住宅以外も対象 2 建物 1 棟が全て空いている状況で 空家等 と判断される アパートは全戸が空室となったときに 空家等 と判断される 1

2 区別の空き家の現状 は青葉区 若林区 太白区が市平均より高く 宮城野区 泉区が市平均より低い その他のは 若林区 太白区が市平均より高く 青葉区 宮城野区 泉区が市平均より低い 空き家数 その他の空き家数 住戸 25, 22,5 2, 17,5 15, 12,5 1, 7,5 5, 2,5 21,14 11.3% 1.8% 13,24 9.% 8,59 7,3 6.% 4.8% 4.6% 5,76 3.3% 2.8% 1.9% 6,19 2,69 3,23 5,38 1,82 図 : 仙台市内各区の空き家の現状 空き家数その他の空き家数その他の 11.4% 青葉区宮城野区若林区太白区泉区 市平均 市平均 3.4% 2.% 18.% 16.% 14.% 12.% 8.% 6.% 4.% 2.%.% 出典 : 平成 25 年度住宅 土地統計調査結果 総務省統計局 その他の 2

3 他政令指定都市との比較 については 2 政令指定都市中 19 位と低い その他のについては 2 政令指定都市中 12 位と中位である 4, 17% 16% 空き家数 2.% 3, 14% 14%14%14%14% 14% 14%13%13% 13% 15.% 空き家数 住戸 12.9% 政令指定都市平均 2, 12% 12% 12% 11% 1%1% 1%1% 1, 5.% 大阪市 岡山市 北九州市 広島市 札幌市 熊本市 京都市 浜松市 静岡市 図 : 空き家に係る政令指定都市間比較 順 堺市 名古屋市 神戸市 福岡市 新潟市 千葉市 相模原市 川崎市 横浜市 仙台市 さいたま市.% 1, その他の空き家数 その他の その他の空き家数 住戸 75, 5, 6% 6% 6% 3.8% 政令指定都市平均 5% 5% 5% 5% 5% 4% 4% 4% 7.5% 5.% その他の 25, 3% 3% 3% 3% 3% 3% 3% 2% 2% 2.5% 岡山市 北九州市 京都市 新潟市 熊本市 広島市 静岡市 堺市 大阪市 神戸市 浜松市 仙台市 千葉市 名古屋市 相模原市 横浜市 札幌市 さいたま市 福岡市 川崎市.% 図 : その他の空き家に係る政令指定都市間比較 その他の順 出典 : 平成 25 年度住宅 土地統計調査結果 総務省統計局 3

2. 仙台市におけるこれまでの空家等対策とその実績 1 空家特措法及び仙台市空家条例による適切に管理されていない空家等への対応の流れ 市民からの相談があった場合には 現況 現地 調査を行う 現況調査において管理が適切でないと判断された場合は 登記簿や戸籍等により所有者等の調査を行い 判明した所有者等に助言 指導を実施する 助言 指導を行っても改善されないときは 勧告 命令 代執行の手続きに進む 助言 指導対象の案件は 空家等の状態の程度により 1 助言のみ行う軽度のもの 2 助言 勧告まで行うもの 3 指導 勧告 命令まで行うものに分けられる 命令を行っても改善されない場合には 条例に基づき氏名等を公表する場合がある 現況調査において重大な危険が切迫していることが判明した場合には 条例に基づき応急措置を行う場合がある 市民からの相談 区役所 総合支所 現況調査 訪問 管理が適切でない場合 所有者等調査 登記簿 戸籍等 助言 指導 文書 訪問 改善されないとき 勧 告 改善されないとき 命 令 改善されないとき 生命 身体又は財産に対する重大な危険が切迫 公 表 代執行 応急措置 図 : 空家特措法及び仙台市空家条例による適切な管理がされていない空家等への対応の流れ 市民からの情報提供等 窓口 : 区役所区民生活課等 特定空家等の調査 敷地外からの外観調査 空家等の判定 水道利用状況調査 周辺住民等からの聴き取り 所有者等の調査 不動産登記簿調査 固定資産税課税情報調査住民票 戸籍調査 得られた情報を元に助言 指導の必要性を判断 図 : 市民からの情報提供を受けてから助言 指導の必要性を判断するまでの流れ 4

2 空家特措法施行後の仙台市の空家等対策の実績と未改善理由 H27.5.26~H28.6.3 の間に現況調査を行った件数は 81 件 現況調査を行った 81 件のうち 適切に管理がされていない空家等が 488 件 うち特定空家等 38 件 あり そのうち所有者等が判明した 282 件 うち特定空家等 22 件 に対し助言 指導を行った 助言指導を行った 282 件のうち 17 件 うち特定空家等 4 件 が改善された 仙台市に相談のあった適切に管理されていない空き家は 市中心部よりも郊外の団地に多い傾向がある 現況調査実施件数 81 件 助言 指導対象件数 488 件 うち特定空家等 38 件 倒壊 119 件 衛生 6 件 景観 5 件 その他 358 件 助言 指導実施件数 282 件 うち特定空家等 22 件 倒壊 67 件 衛生 5 件 景観 件 その他 21 件 改善件数 17 件 うち特定空家等 4 件 倒壊 11 件 衛生 4 件 景観 件 その他 92 件 図 : 空家特措法施行後の仙台市の空家等対策の実績 H27.5.26~H28.6.3 所有者居所不明利活用困難 1% 2% 所有者の改善約束不履行 4% 相続問題未整理 4% 解体費等捻出困難 1% その他 15% 未改善件数 175 件 所有者から反応なし 64% 図 : 仙台市の空家等の未改善理由 5

特定空家等 とは そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となる恐れのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態に認められる空家等をいう 空家特措法第 2 条第 2 項 仙台市空家等の適切な管理に関する条例等の施行に関する規則実施要領第 3 条 法第 2 条第 2 項に規定する特定空家等は 次の各号に定める基準のうちいずれかに該当する状態のものとする 1 そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態 基準 1 表 1 空家等の建築物管理状態判定票 の判定結果が特定空家等に該当する状態であること 基準 2 表 2 空家等の擁壁判定票 の判定結果が特定空家等に該当する状態であること 2 そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態 基準 1 建築物又は設備等の破損等が原因で 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 基準 2 ごみ等の放置 不法投棄が原因で 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 3 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態 基準 適切な管理が行われていない結果 周囲の景観と著しく不調和な状態であること 4 その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態 基準 1 立木が原因で 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 基準 2 空家等に住みついた動物等が原因で 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 基準 3 建築物等の不適切な管理等が原因で 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 基準 4 雑草の繁茂が原因で 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 基準 5 基準 1から4のほか 地域住民の日常生活に支障を及ぼしている状態であること 6

3 現在の仙台市の空家等対策一覧 表 : 仙台市の空家等対策一覧 項目既に実施している内容 対 策 空家等の適切な管理の促進に関する事項 空家等及び跡地の活用の促進に関する事項 特定空家等に対する措置に関する事項 住民等からの相談への対応に関する事項 1 空家等に関する出前講座 セミナーの実施 2リーフレットによる広報 3 市のホームページや広報紙の活用 4 空家の売買 賃貸 解体工事などに関する外部相談窓口の案内 5 一社 移住 住みかえ支援機構の マイホーム借り上げ制度 の普及促進 6 戸建木造住宅の耐震化促進 7 住宅リフォーム工事に関する情報提供 8 地域主体の活動に関する助言 情報提供 9 地区集会所補助金 建設 借上 の活用による町内会活動拠点整備の支援 1 特定空家等の判断の考え方 11 助言 指導 勧告等法に基づく特定空家等への対応 12 応急措置等条例に基づく特定空家等への対応 13 市の相談窓口の周知 14 空家の売買 賃貸 解体工事などに関する外部相談窓口の案内 再掲 15 不動産取引 税に関する内部相談窓口の案内 16 庁内関係部局による情報共有 7