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平成17年3月24日


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216 年版 生命保険の動向

はじめに 生命保険の動向 は 生命保険協会加盟の生命保険会社を対象に 生命保険事業の業績の中から主なものをまとめたものです この 生命保険の動向 をご覧いただき 生命保険事業に関する理解を深めていただければ幸いです なお 平成 2 年度から かんぽ生命の数値が新たに加算されました そのため かんぽ生命が加算される以前のデータとの連続性を保つ観点から 一部図表にかんぽ生命を除いた数値を掲載しています また 当協会では 従来から業績関係の詳細資料として 生命保険事業概況 を公表しておりますので 併せてご活用ください 平成 28 年 1 月 一般社団法人生命保険協会

目次 業績ハイライト 1 I. 契約動向 3 1. 個人向け商品 3 (1) 個人保険 3 (2) 個人年金保険 6 (3) 年換算保険料 8 (4) 入院 手術保障 9 (5) 男女別 年代別 都道府県別データ 1 2. 団体向け商品 14 (1) 団体保険 14 (2) 団体年金保険 17 II. 損益の状況 18 1. 保険関係損益 18 (1) 収入保険料 18 (2) 保険金等支払金 19 2. 資産運用損益 21 3. 事業費 23 4. 経常利益および基礎利益 23 III. 資産運用状況 24 1. 総資産の概要 24 2. 有価証券 25 3. 貸付金 26 4. 有形固定資産 ( 不動産 ) 28 IV. 負債および純資産 28 1. 負債および純資産 28 参考 29 営業体制 29 生命保険協会加盟会社 3

業績ハイライト ~ 個人保険の契約動向について~ 平成 27 年度末の個人保険の保有契約高 ( 死平成 27 年度末の個人保険の保有契約件数は亡保障などの主要保障の金額 ) は 858 兆円と 1 億 6,11 万件となり 8 年連続で増加した なり 19 年ぶりに前年度を上回った この背保有契約件数は 平成 7 年度末の 1 億 3,71 景としては 終身型変額保険等における一時払万件をピークに 平成 15 年度末には 1 億 934 商品の新契約が増加しているほか 一方で 転万件まで減少したが その後増加に転じ 平成換による減少 や解約 失効高が減少している 24 年度末以降は過去最高を更新し続けている ことが影響している 中でも入院 手術保障のある契約や 医療保個人保険の保有契約高は 平成 8 年度末の険 ガン保険の契約件数が順調に伸びており 1,495 兆円をピークに以後減少が続いていた第三分野商品に対するニーズの高まりを伺うが 平成 2 年頃から減少傾向が緩やかとなり ことができる 近年概ね横ばいで推移している ( 参照 :3~5 頁 ) ( 兆円 ) ( 百万件 ) 1,6 1,495 保有契約高 18 1,4 1,381 1,469 1,462 1,364 1,255 保有契約件数 16 1,2 1,152 1,7 14 1, 981 12 92 865 857 858 1 8 8 6 6 4 4 2 2 平成 5 年度 7 8 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 また 保有契約の年換算保険料 ( 契約期間中に平均して保険料が支払われると仮定した場合の 1 年間の保険料収入 ) について見ると 平成 27 年度末は 26.1 兆円 ( うち第三分野は 5.9 兆円 ) となり 集計を開始した平成 18 年 ( 兆円 ) 保有契約の年換算保険料 3. うち第三分野 25. 21.3 21.7 19.4 19.8 2.4 2. 度以降 堅調に増加が続いている 年換算保険料は 医療保険等の契約高が小さい商品が増えている中 契約高を補完する指標として位置づけられる ( 参照 :8 頁 ) 個人年金保険を含む 26.1 23.8 24.4 25.2 22.7 15. 1. 5.. 4.4 4.5 4.7 4.8 5. 5.2 5.3 5.5 5.7 5.9 平成 18 年度 19 2 21 22 23 24 25 26 27 * 第三分野には 医療保障給付 ( 入院給付 手術給付等 ) 生前給付保障給付 ( 特定疾病給付 介護給付等 ) 保険料払込免除給付 ( 障害を事由とするものは除く 特定疾病罹患 介護等を事由とするものを含む ) 等に該当する部分の年換算保険料が含まれている 1

~ 主要業績について ~ 個人保険の解約 失効高 1 解約 失効率 2 は 減少している ( 参照 :3 頁 5 頁 ) 6.8% 6.6% 6.2% 6.1% 解約 失効率 5.9% 6 兆 185 億円 56 兆 927 億円 53 兆 676 億円 52 兆 4718 億円 解約 失効高 5 兆 2962 億円 個人保険の新規契約高は 2 年連続で増加した ( 参照 :3 頁 4 頁 ) 65 兆 615 億円 71 兆 3456 億円 66 兆 8367 億円 67 兆 4314 億円 69 兆 3336 億円 収入保険料は 過去最高となった ( 参照 :18 頁 ) 36 兆 289 億円 37 兆 145 億円 34 兆 7381 億円 37 兆 2223 億円 37 兆 7481 億円 1 解約 失効高 =( 解約 + 失効 + 保険金額の減少 )-( 復活 + 保険金額の増加 ) 2 解約 失効率 = 解約 失効高 / 年度始保有契約高 1(%) 2

I. 契約動向 3 1. 個人向け商品 (1) 個人保険 新規契約個人保険の新規契約件数 ( 契約転換制度による転換後契約の件数を含む ) は 1,988 万件 ( 前年度比 12.5%) 新規契約高 4 ( 転換による純増加金額を含む ) は 69 兆 3,336 億円 ( 同 12.8%) となった 図表 1 新規契約件数は医療保険および終身保険の増加を受けて平成 2 年度以降増加傾向にあり 平成 25 年度は標準利率の引下げによる反動減等により前年度を下回ったものの 平成 27 年度は 2 年連続の増加となった 新規契約高も近年増加傾向にあり 平成 25 年度は減少したものの 平成 27 年度は 2 年連続の増加となった 新契約件数 ( 転換後契約を含まない ) の保険種類別の内訳は 医療保険 (362 万件 構成比 22.9%) が最も多く 次いで終身保険 (357 万件 同 22.5%) ガン保険 (224 万件 同 14.2%) 定期保険 (212 万件 同 13.4%) 養老保険 (146 万件 同 9.2%) の順となっており ガン保険と定期保険の順位が前年度から入れ替わった 図表 2 新契約高 ( 転換後契約を含まない ) の保険種類別の内訳は 定期保険 (31 兆 8,89 億円 構成比 43.5%) が最も多く 次いで終身保険 (15 兆 5,382 億円 同 21.2%) 養老保険 (4 兆 9,646 億円 同 6.8%) 変額保険 (2 兆 4,864 億円 同 3.4%) 利率変動型積立終身保険 (2 兆 4,587 億円 同 3.4%) の順となっている 図表 3 保有契約個人保険の保有契約件数は 1 億 6,11 万件 ( 前年度比 15.5%) 保有契約高は 858 兆 6,41 億円 ( 同 1.1%) となった 図表 1 新契約の好調などから 保有契約件数は 8 年連続で増加している 保有契約高は死亡保障を抑えて医療保障を充実させる近年の傾向などを反映して減少傾向にあったが 平成 27 年度は 19 年ぶりの増加となった 保有契約件数の保険種類別の内訳は 終身保険 (3,41 万件 構成比 21.3%) が最も多く 次いで医療保険 (3,37 万件 同 21.1%) ガン保険 (2,314 万件 同 14.5%) 定期保険 (1,989 万件 同 12.4%) 養老保険 (1,341 万件 同 8.4%) 定期付終身保険 (1,41 万件 同 6.5%) の順となっており 終身保険と医療保険の順位が前年度から入れ替わった 図表 4 保有契約高の保険種類別の内訳は 定期保険 (252 兆 1,328 億円 構成比 29.4%) が最も多く 次いで終身保険 (167 兆 1,746 億円 同 19.5%) 定期付終身保険 (136 兆 8,358 億円 同 15.9%) 利率変動型積立終身保険 (8 兆 6,679 億円 同 9.4%) 養老保険 (43 兆 6,3 億円 同 5.1%) の順となっている 図表 5 解約 失効個人保険の解約 失効高 5 は 5 兆 2,962 億円 ( 前年度比 95.9%) 解約 失効率 6 は 5.9%( 前年度より.2 ポイント低下 ) となった 図表 6 解約 失効高は 14 年連続の減少 解約 失効率は 7 年連続の低下となっている 3 なお 法人が契約者となり 法人の経営者等を被保険者とする個人保険および個人年金保険 ( いわゆる経営者保険 ) も 個人保険 個人年金保険の契約成績に含まれる 4 死亡保障などの主要保障の金額 5 解約 失効高 =( 解約 + 失効 + 保険金額の減少 )-( 復活 + 保険金額の増加 ) 6 解約 失効率 = 解約 失効高 / 年度始保有契約高 1(%) 3

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 23 年度 1,622 12.3 656,15 14.1 12,72 14.3 8,653,465 98.4 24 1,967 121.3 713,456 18.8 13,61 16.9 8,616,513 99.6 25 1,899 96.5 668,367 93.7 14,388 15.8 8,575,46 99.5 26 1,939 12.1 674,314 1.9 15,173 15.5 8,574,325 1. 27 1,988 12.5 693,336 12.8 16,11 15.5 8,586,41 1.1 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 1,49 12.1 593,861 14. 11,919 13. 8,423,33 97.7 24 1,747 124. 648,298 19.2 12,614 15.8 8,331,76 98.9 25 1,676 95.9 62,769 93. 13,221 14.8 8,238,5 98.9 26 1,71 11.5 64,288 1.3 13,819 14.5 8,182,735 99.3 27 1,748 12.7 621,652 12.9 14,476 14.8 8,141,978 99.5 * 新規契約の件数には転換後契約の件数を含み 金額には転換による純増加金額を含む ( 万件 ) 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 図表 2 個人保険の種類別新契約件数の推移 1,585 1,489 1,55 1,44 113 71 73 1,339 64 62 84 56 11 35 66 142 139 177 224 156 364 383 381 362 335 174 166 178 6 134 146 9 17 39 5 214 123 222 224 212 31 34 51 28 39 31 31 23 15 14 353 387 337 347 357 その他こども保険ガン保険医療保険養老保険変額保険定期保険利率変動型積立終身保険定期付終身保険終身保険 図表 3 個人保険の種類別新契約高の推移 * 転換後契約は含まない新契約ベースの数値 ( 兆円 ) 8 73.2 73.2 7 69.9 67.7 9.9 67.7.1 12.5 9.2 1.6.3 1.3 6 1.4 5.6.2.1.2 1.4 5.7.4 1.2 2.2 2. 5.3 4.6 4.9.2.4.2.6 1..2 2.4 5 4 24.3 31.4 29. 31. 31.8 3 2 3. 2.6 8.1 3.9 3.6 2.9 2.4 2.4 1.6 1.2 1 15.1 17.4 14.5 15.2 15.5.2.1 その他 こども保険 ガン保険 医療保険 養老保険 変額保険 定期保険 利率変動型積立終身保険 定期付終身保険 終身保険 * 転換後契約は含まない新契約ベースの数値 4

図表 4 個人保険の種類別保有契約件数の推移 ( 万件 ) 18, 16,11 16, 15,173 954 14,388 863 715 14, 13,61 87 665 12,72 89 63 2,314 588 2,197 12, 88 566 2,116 2,54 1, 1,984 3,37 3,194 2,998 2,778 8, 2,553 1,341 1,238 1,284 151 163 198 1,16 6, 1,78 147 1,24 1,432 1,652 1,844 1,989 145 78 758 751 77 675 4, 1,281 1,229 1,166 1,99 1,41 2, 2,316 2,642 2,91 3,151 3,41 その他こども保険ガン保険医療保険養老保険変額保険定期保険利率変動型積立終身保険定期付終身保険終身保険 図表 5 個人保険の種類別保有契約高の推移 ( 兆円 ) 1, 8 6 4 2 865 861 857 857 858 154 13 145 13 139 13 141 14 143 15 2 2 2 2 2 35 38 4 42 43 9 4 1 4 1 4 11 4 12 4 184 24 22 237 252 125 112 14 91 8 213 194 174 154 136 12 135 146 157 167 その他こども保険ガン保険医療保険養老保険変額保険定期保険利率変動型積立終身保険定期付終身保険終身保険 1,, 8, 6, 4, 2, 図表 6 個人保険の解約 失効高 解約 失効率の推移 6.8 6.6 6.2 6.1 5.9 6,185 569,27 536,76 524,718 52,962 (%) 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1.. 5

(2) 個人年金保険 新規契約個人年金保険の新規契約件数 ( 転換後契約を含む ) は 153 万件 ( 前年度比 96.3%) 新規契約高 7 ( 転換による純増加金額を含む ) は 8 兆 3,262 億円 ( 同 96.5%) となり 件数 金額ともに前年度を下回った 図表 7 新契約件数 ( 転換後契約を含まない ) の保険種類別の内訳は 定額年金保険 129 万件 ( 構成比 85.%) 変額年金保険 22 万件 ( 同 15.%) となっている 変額年金保険は平成 24 年度より増加していたが 平成 27 年度は減少に転じた 図表 8 新契約高 ( 転換後契約を含まない ) の保険種類別の内訳は 定額年金保険 6 兆 9,647 億円 ( 構成比 83.4%) 変額年金保険 1 兆 3,91 億円 ( 同 16.6%) となっている 図表 9 保有契約個人年金保険の保有契約件数は 2,75 万件 ( 前年度比 11.3%) 保有契約高 8 は 13 兆 5,951 億円 ( 同 99.5%) となった 図表 7 保有契約件数は 銀行窓販の解禁等を受けて平成 15 年度に増加に転じた後 13 年連続で増加しており 平成 18 年度からは過去最高値を更新し続けている一方 金額は 13 年ぶりの減少となった 保有契約件数の保険種類別の内訳は 定額年金保険 1,833 万件 ( 構成比 88.3%) 変額年金保険 242 万件 ( 同 11.7%) となっている 図表 1 保有契約高の保険種類別の内訳は 定額年金保険 89 兆 6,755 億円 ( 構成比 86.6%) 変額年金保険 13 兆 9,197 億円 ( 同 13.4%) となっている 図表 11 解約 失効個人年金保険の解約 失効高 9 は 3 兆 6,36 億円 ( 前年度比 74.2%) 解約 失効率 1 は 4.1% ( 前年度より 1.3 ポイント低下 ) となった 図表 12 図表 7 個人年金保険の新規契約 保有契約 新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円 ) 件数金額 ( 契約高 ) 件数金額 ( 契約高 ) 前年度比前年度比前年度比前年度比 平成 23 年度 158 11. 78,99 114.6 1,975 14. 989,154 13.3 24 165 13.9 85,63 18.4 2,42 13.4 1,35,181 14.7 25 15 91.4 8,33 93.5 2,47 1.2 1,37,886 1.3 26 159 16. 86,324 17.9 2,5 1.1 1,41,311 1.3 27 153 96.3 83,262 96.5 2,75 11.3 1,35,951 99.5 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 137 114.5 71,771 118.2 1,886 13.1 961,339 12.8 24 146 16.6 79,295 11.5 1,937 12.7 1,3,235 14.4 25 135 92.6 74,792 94.3 1,928 99.6 1,3,448 1. 26 146 17.5 81,388 18.8 1,918 99.5 1,5,152 1.2 27 147 11. 81,65 99.6 1,939 11.1 1,1,187 99.6 * 新規契約の件数には転換後契約の件数を含み 金額には転換による純増加金額を含む 7 年金原資 ( 将来支払う年金総額の年金支払開始時点における換算価額 ) の金額 8 年金支払開始前契約については年金原資 ( 将来支払う年金総額の年金支払開始時点における換算価額 ) の金額 年金支払開始後契約については責任準備金 ( 将来の支払いに備えて積み立てている準備金 ) の金額 9 解約 失効高 =( 解約 + 失効 + 保険金額の減少 )-( 復活 + 保険金額の増加 ) ただし年金開始後契約は含まず 年金開始前契約のみ集計 1 解約 失効率 = 解約 失効高 / 年度始保有契約高 ( 年金開始前契約のみ ) 1(%) 6

( 万件 ) 18 15 12 9 6 3 1, 8, 6, 図表 8 個人年金保険の種類別新契約件数の推移 156 16 156 152 7 9 147 16 26 22 148 15 13 13 129 定額年金保険 変額年金保険 * 転換後契約は含まない新契約ベースの数値 図表 9 個人年金保険の種類別新契約高の推移 79,557 85,57 86,553 79,734 83,549 5,268 4,592 9,192 16,534 13,91 4, 2, 74,965 8,238 7,542 7,18 69,647 ( 万件 ) 2,5 2, 1,5 1, 5 1,2, 1,, 8, 6, 4, 2, 定額年金保険変額年金保険 * 転換後契約は含まない新契約ベースの数値 図表 1 個人年金保険の種類別保有契約件数の推移 1,975 2,42 2,47 2,5 2,75 343 333 297 264 242 1,632 1,79 1,75 1,785 1,833 定額年金保険変額年金保険 図表 11 個人年金保険の種類別保有契約高の推移 989,154 1,35,181 1,37,887 1,41,311 1,35,952 188,656 191,116 172,738 16,787 139,197 8,498 844,65 865,148 88,524 896,755 定額年金保険 変額年金保険 6, 5, 4, 3, 2, 1, 図表 12 個人年金保険の解約 失効高 解約 失効率の推移 5.4 5.4 3.7 4.1 3. 49,393 48,972 25,718 32,685 36,36 (%) 6. 5. 4. 3. 2. 1.. 7

(3) 年換算保険料 新規契約にかかる年換算保険料は 個人保険が 2 兆 4,46 億円 ( 前年度比 18.2%) 個人年金保険が 9,142 億円 ( 同 13.4%) で ともに 2 年連続の増加となった 図表 13 保有契約にかかる年換算保険料は 個人保険が 19 兆 6,769 億円 ( 前年度比 15.5%) 個人年金保険が 6 兆 5,183 億円 ( 同 99.1%) で 個人保険は 7 年連続で増加している 第三分野の年換算保険料については 新規契約が 6,162 億円 ( 前年度比 11.%) 保有契約が 5 兆 9,373 億円 ( 同 14.1%) となった 新規契約は 3 年連続の増加となり 保有契約は一貫して増加を続けている 年換算保険料とは 医療 ガン 介護または個人年金といった 死亡保障金額が小さい または無い商品が多く販売されるようになっている中 死亡保障金額の合計額 ( 個人保険の場合 ) である契約高だけで業績を判断することは適切ではない場合があり これを補完する指標として年換算保険料が用いられるようになった 保険料の支払方法には 毎月支払う月払の他に 年払や契約当初に全額を一括して支払う一時払などがある また 契約期間の全期間にわたって支払う方法や一定期間で支払いを終えてしまう方法がある 年換算保険料は そうした支払い方の違いを調整し 契約期間中に平均して支払うと仮定した場合に 生命保険会社が保険契約から 1 年間にどのくらいの保険料収入を得ているかを示している 例 : 保険期間 5 年の一時払保険 ( 保険料 1 万円 ) の場合 保険料収入 =1 万円 年換算保険料 =2 万円 (1 万円 5) 図表 13 年換算保険料の推移 新規契約 保有契約 個人保険 個人年金保険 合計 うち第三分野 個人保険 個人年金保険 合計 うち第三分野 平成 23 年度 2,6 8,64 28,646 5,626 16,59 67,681 227,741 52,527 24 21,256 8,172 29,428 5,12 168,849 69,689 238,538 53,848 25 2,529 7,664 28,194 5,32 176,941 67,529 244,471 55,382 26 22,226 8,839 31,66 5,6 186,456 65,772 252,229 57,47 27 24,46 9,142 33,188 6,162 196,769 65,183 261,953 59,373 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 15,896 6,57 21,954 5,226 144,983 61,236 26,22 5,979 24 16,939 5,944 22,884 4,693 15,292 63,15 213,38 51,971 25 16,139 5,865 22,4 4,829 155,19 6,915 215,935 53,18 26 17,647 7,214 24,862 5,189 161,187 59,34 22,222 54,473 27 19,192 8,91 27,283 5,666 168,134 58,622 226,757 56,439 * 第三分野には 医療保障給付 ( 入院給付 手術給付等 ) 生前給付保障給付 ( 特定疾病給付 介護給付等 ) 保険料払込免除給付 ( 障害を事由とするものは除く 特定疾病罹患 介護等を事由とするものを含む ) 等に該当する部分の年換算保険料が含まれている 図表 14 保有契約の年換算保険料の推移 3, 25, 227,741 238,538 244,471 252,229 261,953 2, 15, 1, 5, 52,527 53,848 55,382 57,47 59,373 保有契約の年換算保険料 うち第三分野 8

(4) 入院 手術保障 個人向け商品のうち 主契約において入院 手術保障等を提供する医療保険の保有契約件数は 3,37 万件 ( 前年度比 15.5%) ガン保険の保有契約件数は 2,314 万件 ( 同 15.3%) となり 継続して増加している 図表 15 ( 万件 ) 4, 図表 15 医療保険 ガン保険の保有契約件数の推移 3,5 3, 2,5 2, 2,998 2,778 2,553 1,984 2,54 2,116 3,194 2,197 3,37 2,314 1,5 1, 5 医療保険 ガン保険 医療保障関係には 主契約に医療保障を特約として付加する特約型もある 入院 手術保障のある契約の保有件数 ( 個人保険および個人年金保険の主契約 特約とも合算 ) は 災害入院が 7,515 万件 ( 前年度比 12.1%) 疾病入院が 7,553 万件 ( 同 12.5%) 手術が 9,974 万件 ( 同 13.1%) となった 図表 16 図表 16 入院 手術保障のある契約の保有件数の推移 ( 万件 ) 1, 9, 9,52 9,25 9,452 9,673 9,974 8, 7, 6,9396,876 7,817,41 7,2317,221 7,3577,371 7,5157,553 6, 5, 災害入院保障疾病入院保障手術保障 * 個人保険および個人年金保険の保有契約における 主契約および特約による保障の件数 複数の保障機能を持つ商品は 保障機能ごとに件数が計上される 9

(5) 男女別 年代別 都道府県別データ 11 男女別データ個人保険の新契約件数 ( 転換後契約を含まない ) の男女別構成比をみると 近年 女性が男性を上回る傾向にあり 前年度は男性の加入割合がわずかに多くなったが 平成 27 年度は男性が 49.6% 女性が 5.4% と再び女性が男性を上回った 図表 17 新契約件数の保険種類別構成比を男女別でみると 平成 27 年度は男女とも ガン保険や医療保険等を含めたその他が 5% 超と最も高く 男性は次いで終身保険 定期保険 養老保険の順となり 女性は次いで終身保険 養老保険 定期保険の順となっている 図表 18 個人年金保険の新契約件数の男女別構成比をみると 従来 女性の構成比が男性を上回っているが 近年 男性の構成比が上昇傾向にあり 平成 27 年度は男性が 44.9% 女性が 55.1% となった 図表 19 図表 17 個人保険新契約の男女別構成比の推移 ( 件数ベース ) 平成 23 年度 48.8 51.2 24 49.5 5.5 25 49.6 5.4 26 5.1 49.9 27 49.6 5.4 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 男性女性 図表 18 平成 27 年度個人保険新契約の保険種類別構成比 ( 男女別の件数ベース ) 男性 22.8 17.1 8.2 51.9 女性 28.7 9.7 1.2 51.3 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 終身保険定期保険養老保険その他 図表 19 個人年金保険新契約の男女別構成比の推移 ( 件数ベース ) 平成 23 年度 24 25 26 27 42.7 43.1 43.4 43.3 44.9 57.3 56.9 56.6 56.7 55.1 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 男性 女性 11 男女別 年代別 都道府県別データは 被保険者ベースの数値 1

年代別データ個人保険の新契約件数 ( 転換後契約を含まない ) を年代別にみると 4 歳代以上の構成比が上昇し 2 歳代 3 歳代の構成比は低下する傾向にあり 平成 27 年度も従来と同様の傾向となった 図表 2 また 個人保険の新契約件数の保険種類別構成比を年代別にみると 2 歳未満では その他 ( 医療保険 こども保険等 ) が 72.7% で最も多い 2 歳代 ~5 歳代にかけては その他が約 5% で最も多く 終身保険がこれに次ぐ 6 歳以上では 終身保険が 45.5% で最も多く その他がこれに次ぐ 図表 21 個人年金保険の新契約件数を年代別にみると 平成 27 年度は 4 歳代以下の構成比が上昇した 図表 22 図表 2 個人保険新契約の年代別構成比の推移 ( 件数ベース ) 平成 23 年度 14.4 16.2 21.4 16.7 13.5 17.8 24 14.8 17.4 21.2 16.8 12.9 16.9 25 15.5 17.5 2.2 16.7 12.4 17.6 26 17.1 16.6 19.3 16.8 12.4 17.8 27 15.7 16.4 19.1 17.2 12.5 19.2 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 2 歳未満 2 歳代 3 歳代 4 歳代 5 歳代 6 歳以上 図表 21 平成 27 年度個人保険新契約の保険種類別構成比 ( 年代別の件数ベース ) 2 歳未満 8.6 1.4 8.3 72.7 2 歳代 2.8 19.5 9.3 5.5 3 歳代 23. 19.3 7.8 5. 4 歳代 23.4 16.6 9.4 5.6 5 歳代 31.1 11. 8.4 49.5 6 歳以上 45.5 3.5 11.8 39.2 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 終身保険 ( 含定期付終身 ) 定期保険養老保険その他 図表 22 個人年金保険新契約の年代別構成比の推移 ( 件数ベース ) 平成 23 年度 1.5 15.2 19.6 16.4 15.6 31.8 24 1.6 17.4 2.6 18.2 15.5 26.8 25 3.4 17. 19.1 18.5 16.7 25.2 26 4.7 14.4 16.9 18.5 17.8 27.7 27 5.6 16.7 18.9 19.6 16.1 23.1 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 2 歳未満 2 歳代 3 歳代 4 歳代 5 歳代 6 歳以上 11

都道府県別データ個人保険の契約状況を都道府県別にみると 新契約 ( 転換後契約を含まない ) は 図表 23 のとおりとなり 保有契約は 図表 24 のとおりとなる 都道府県 図表 23 個人保険の都道府県別新契約状況 ( 平成 27 年度 ) 個人保険 件数金額 ( 契約高 ) 1 件当たり保険金額 1 世帯当たり加入件数 1 世帯当たり保険金額 人口 世帯数 ( 万件 ) ( 万円 ) ( 件 ) ( 万円 ) ( 万人 ) ( 万 ) 北海道 67 24,959 368.1.24 91.2 537 273 青森 14 5,932 4.3.25 11.2 133 58 岩手 14 6,26 41.6.28 116.3 128 51 宮城 3 13,167 437.4.31 136.9 23 96 秋田 11 4,616 388.7.27 18.8 13 42 山形 15 6,97 397.1.37 149.4 112 4 福島 24 1,875 447..31 141.3 194 76 茨城 29 13,19 434.1.25 11.2 291 118 栃木 24 11,255 468..3 141.8 196 79 群馬 22 1,979 49.5.27 136.9 196 8 埼玉 77 37,277 478.1.25 12. 718 31 千葉 68 31,776 466.9.25 117. 614 271 東京 215 17,993 51.6.32 162.5 1,296 664 神奈川 1 48,41 484..24 117.6 896 411 新潟 25 12,52 47.6.29 137.1 23 87 富山 13 6,327 454..34 156.5 16 4 石川 15 7,139 467.6.32 152.6 114 46 福井 11 5,463 459.8.42 194. 78 28 山梨 1 4,539 441.3.29 13.5 83 34 長野 23 1,854 455.6.28 128.7 21 84 岐阜 23 11,526 484.3.3 147.5 23 78 静岡 48 21,253 44.3.31 14.7 369 15 愛知 88 45,68 516.4.28 148.6 73 37 三重 22 9,923 445.6.29 131.2 18 75 滋賀 16 7,65 451.2.3 139. 139 54 京都 3 14,87 461.9.26 121. 252 116 大阪 113 57,168 54.9.27 14.2 865 47 兵庫 64 3,791 48.7.26 126.1 552 244 奈良 15 6,86 448.9.26 118.6 137 57 和歌山 12 5,92 415.5.28 116.6 98 43 鳥取 8 3,322 414.1.34 142.9 57 23 島根 8 3,423 45.5.29 12.6 69 28 岡山 23 1,839 458.6.28 132.8 191 81 広島 35 16,774 474.2.27 132.5 282 126 山口 17 7,344 423.3.26 112.9 14 65 徳島 11 4,729 428..33 143.5 76 32 香川 12 6,43 495.3.3 15.5 99 42 愛媛 17 7,87 443.8.27 121.5 14 64 高知 9 3,747 391.7.27 16.8 73 35 福岡 68 3,693 447..29 132.9 56 23 佐賀 11 4,644 411.2.35 144.1 83 32 長崎 18 7,839 415.2.3 125.4 139 62 熊本 24 1,513 43.7.32 138. 179 76 大分 15 6,78 39.5.29 116.1 117 52 宮崎 14 5,331 355.5.28 13. 112 51 鹿児島 21 8,834 43.7.27 11.2 167 8 沖縄 13 5,443 397.7.22 88.4 144 61 合計 1,585 732,559 461.9.28 131.2 12,589 5,581 *1. 人口 世帯数は総務省 住民基本台帳に基づく人口 人口動態及び世帯数 ( 平成 28 年 1 月 1 日現在 ) による *2. 上表は新契約 ( 転換後契約を含まない ) の状況 *3. 人口は日本人住民のみ ( 外国人住民を含まない ) の数値 12

都道府県 図表 24 個人保険の都道府県別保有契約状況 ( 平成 27 年度末 ) 個人保険 件数金額 ( 契約高 ) 1 件当たり保険金額 1 世帯当たり加入件数 1 世帯当たり保険金額 ( 万件 ) ( 万円 ) ( 件 ) ( 万円 ) 北海道 672 291,93 433.9 2.45 1,67.3 青森 154 81,325 524.7 2.64 1,387.4 岩手 147 75,788 514.7 2.84 1,463.5 宮城 314 161,721 514.3 3.26 1,681.8 秋田 119 58,399 489. 2.81 1,376.6 山形 157 8,152 51.1 3.85 1,964.8 福島 243 126,826 521.2 3.16 1,648.4 茨城 318 165,655 52.2 2.69 1,42.9 栃木 258 148,47 575.1 3.25 1,87.8 群馬 241 136,34 565.3 3. 1,7. 埼玉 846 463,576 547.7 2.72 1,492.9 千葉 743 41,929 54.5 2.73 1,48.1 東京 1,852 1,83,428 584.8 2.78 1,631.2 神奈川 1,83 594,723 549. 2.63 1,445. 新潟 281 16,97 572.5 3.19 1,83.5 富山 16 89,716 557.3 3.98 2,219.1 石川 165 89,833 544.2 3.53 1,921.2 福井 12 69,73 576.3 4.29 2,476.8 山梨 16 58,588 55.8 3.5 1,685.1 長野 254 137,1 537.8 3.2 1,626.1 岐阜 25 14,75 558.4 3.21 1,793.7 静岡 51 266,531 522. 3.38 1,765.3 愛知 943 539,426 571.7 3.7 1,755.8 三重 227 12,993 532.8 3. 1,6.7 滋賀 171 93,848 545.9 3.14 1,715.2 京都 314 167,46 531.7 2.7 1,438.7 大阪 1,12 639,23 57. 2.74 1,567.6 兵庫 66 351,819 532.5 2.7 1,441.1 奈良 161 86,736 536.1 2.79 1,499.7 和歌山 126 63,894 54.2 2.9 1,463.2 鳥取 82 43,593 525.6 3.56 1,875.6 島根 85 43,683 58.8 3.2 1,539.8 岡山 247 134,546 543.6 3.3 1,648.9 広島 361 188,49 52.1 2.85 1,486.4 山口 179 86,765 482.2 2.76 1,334.2 徳島 16 55,86 523.3 3.23 1,695. 香川 132 75,44 569. 3.1 1,766. 愛媛 171 89,862 525.1 2.66 1,398.6 高知 96 48,228 497.4 2.76 1,375.7 福岡 672 334,563 497.4 2.91 1,449.5 佐賀 114 58,518 512.6 3.54 1,815.6 長崎 183 89,618 488.6 2.93 1,433.5 熊本 233 112,355 48.3 3.7 1,475.5 大分 155 71,633 461.8 2.96 1,368.7 宮崎 135 59,514 44.4 2.61 1,15.8 鹿児島 29 94,515 451.9 2.61 1,179.7 沖縄 113 53,54 473.1 1.83 869.8 合計 16,11 8,586,41 536.2 2.86 1,538.3 *1. 人口 世帯数は総務省 住民基本台帳に基づく人口 人口動態及び世帯数 ( 平成 28 年 1 月 1 日現 在 ) による 13

2. 団体向け商品 (1) 団体保険 新契約団体保険の新契約は名寄せ被保険者数 ( 複数会社による共同引受契約の重複分を調整した被保険者数 ) が 46 万人 ( 前年度比 94.3%) 契約高が 3 兆 8,735 億円 ( 同 126.5%) となった 図表 25 28 団体保険の新契約は 名寄せ被保険者数を見ると 既存の団体定期保険の一部契約から総合福祉団体定期保険への切替えが行われた平成 9 年度をピークに減少傾向にあったが 平成 18 年度以降は概ね横ばいで推移している 新契約高の保険種類別の内訳は 団体信用生命保険 (1 兆 7,284 億円 構成比 44.6%) 総合福祉団体定期保険 (1 兆 4,236 億円 同 36.8%) 団体定期保険 (7,213 億円 同 18.6%) の順となっている 図表 26 保有契約団体保険の保有契約は名寄せ被保険者数が 3,875 万人 ( 前年度比 98.9%) 保有契約高が 375 兆 1,529 億円 ( 同 1.5%) となった 図表 25 29 保有契約高の保険種類別の内訳は 団体信用生命保険 (176 兆 5,67 億円 構成比 47.%) 団体定期保険 (11 兆 498 億円 同 29.3%) 総合福祉団体定期保険 (87 兆 9,998 億円 同 23.5%) の順となっている 図表 27 解約 失効団体保険の解約 失効高 12 は 8 兆 2,46 億円 ( 前年度比 117.4%) 解約 失効率 13 は 2.2% ( 前年度より.3 ポイント上昇 ) と増加した 図表 3 団体保険の主な商品種類 団体定期保険企業等がその所属員の福利厚生のために導入する任意加入型の商品であり 加入希望者が被保険者となり 保険料を負担する 総合福祉団体定期保険企業等がその所属員の遺族の生活保障のために その所属員を被保険者として加入させる全員加入が原則の 1 年更新の定期保険であり 企業等が保険料を負担する 団体信用生命保険住宅ローン等の貸付保全のために利用される保険で 住宅ローン等の債務者を被保険者とし 銀行等の信用供与機関または信用保証機関を契約者および保険金受取人とする 債務者が死亡または所定の高度障害になった場合に 未返済債務額に相当する保険金を契約者に支払い 債務を消滅させる 図表 25 団体保険の新契約 保有契約 ( 万人 % 億円) 新契約 保有契約 名寄せ被保険者数 金額 ( 契約高 ) 名寄せ被保険者数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 23 年度 33 79.6 3,213 121.7 3,955 98.6 3,73,34 99.7 24 31 96. 3,414 1.7 3,919 99.1 3,71,126 99.9 25 7 221.4 44,793 147.3 3,934 1.4 3,712,889 1.3 26 49 69.9 3,69 68.3 3,918 99.6 3,731,279 1.5 27 46 94.3 38,735 126.5 3,875 98.9 3,751,529 1.5 12 解約 失効高 =( 解約 + 失効 + 保険金額の減少 )-( 復活 + 保険金額の増加 ) 13 解約 失効率 = 解約 失効高 / 年度始保有契約高 1(%) 14

図表 26 平成 27 年度団体保険の新契約高内訳 ( 単位 : 億円 ) 団体定期 7,213 18.6% 合計 38,735 団体信用 17,284 44.6% 総合福祉団体定期 14,236 36.8% *% は占率 図表 27 平成 27 年度団体保険の保有契約高内訳 ( 単位 : 億円 ) 消費者信用団体 1,194.3% その他 3,171.8% 年金特約 1,598.4% 総合福祉団体定期 879,998 23.5% 合計 3,751,529 団体信用 1,765,67 47.% 団体定期 1,1,498 29.3% *% は占率 図表 28 団体保険の新契約の推移 6, 5, 7 金額 ( 契約高 ) 名寄せ被保険者数 ( 万人 ) 8 7 6 4, 49 46 5 3, 33 31 4 2, 3,213 3,414 44,793 3,69 38,735 3 2 1, 1 15

図表 29 団体保険の保有契約の推移 3,8, 3,75, 金額 ( 契約高 ) 名寄せ被保険者数 ( 万人 ) 4,5 4, 3,7, 3,955 3,65, 3,919 3,934 3,918 3,95 3,6, 3,55, 3,875 3,73,34 3,71,126 3,712,889 3,731,279 3,751,529 3,9 3,85 3,5, 3,8 図表 3 団体保険の解約 失効高 解約 失効率の推移 16, 14, 3.7 (%) 4. 3.5 12, 1, 8, 6, 4, 2, 2.4 89,287 136,468 2.5 91,292 1.9 69,911 2.2 82,46 3. 2.5 2. 1.5 1..5. 16

(2) 団体年金保険 団体年金保険の保有契約高 ( 責任準備金の金額 ) は 33 兆 7,142 億円 ( 前年度比 11.1%) となり 前年度より増加した 図表 31 32 主な商品である確定給付型の企業年金の資産残高をみると 確定給付企業年金資産は 14 兆 7,883 億円 ( 前年度 13 兆 9,227 億円 ) と前年度より増加したが 厚生年金基金資産は 1 兆 4,61 億円 ( 前年度 1 兆 9,97 億円 ) と前年度より減少した 図表 33 図表 31 団体年金保険の新契約 保有契約 新契約 保有契約 ( 万人 % 億円 ) 名寄せ被保険者数金額 ( 契約高 ) 名寄せ被保険者数金額 ( 契約高 ) 前年度比前年度比前年度比前年度比 平成 23 年度 6 99.4 89 122.1 1,797 93.1 311,661 1.7 24 1 168.6 198 222. 1,789 99.5 318,153 12.1 25 5 51.3 25 12.8 1,754 98.1 327,42 12.9 26 277 5,12.8 457 1,795.6 1,93 11. 333,555 11.9 27 1.6 13 22.7 1,813 93.9 337,142 11.1 * 被保険者数は名寄せ ( 複数会社による共同引受契約の重複分を調整 ) した数値を使用している 図表 32 団体年金保険の保有契約高の推移 4, 3, 311,661 318,153 327,42 333,555 337,142 2, 1, 図表 33 厚生年金基金 確定給付企業年金資産の推移 16, 14, 12, 114,872 121,76 13,459 139,227 147,883 1, 8, 6, 4, 2, 23,589 23,732 23,418 19,97 14,61 厚生年金基金資産 確定給付企業年金資産 17

II. 損益の状況 1. 保険関係損益 (1) 収入保険料 収入保険料は 37 兆 7,481 億円 ( 前年度比 11.4%) となった 収入保険料は 一時払の新契約の増加を受けて 近年増加傾向にある 平成 25 年度は 平成 25 年 4 月の標準利率の引下げを控えて平成 24 年度の貯蓄性商品の販売実績が高水準であった反動により減少したものの 平成 27 年度は 2 年連続で前年度を上回った 図表 34 保険種類別では 個人保険 (25 兆 6,7 億円 前年度比 14.3%) 個人年金保険 (4 兆 7,298 億円 同 91.8%) 団体保険 (1 兆 1,245 億円 同 1.5%) および団体年金保険 (4 兆 5,628 億円 同 19.3%) であった 図表 35 個人保険の収入保険料を払込方法別にみると 月払 ( 構成比 46.8%) が最も多く 一時払 ( 同 27.3%) 年払 ( 同 16.9%) 団体月払 ( 同 8.6%) の順となっており 前年度から一時払と年払の占率が上昇した 図表 36 図表 34 損益状況の推移 収益費用 経常収益 保険料等収入 収入保険料 資産運用収益 利息及び配当金等収入 その他 経常費用 保険金等支払金 責任準備金等繰入額 資産運用費用 平成 23 年度 51,71 37,296 362,89 81,394 62,937 58,38 484,234 312,87 94,13 18,895 43,533 15,587 25,836 24 548,35 38,69 371,45 118,353 64,758 48,991 522,392 316,857 128,81 17,347 43,494 15,882 25,642 25 532,157 357,842 347,381 113,263 68,777 61,5 51,138 337,787 91,83 13,454 43,894 14,918 31,18 26 559,594 386,816 372,223 123,17 7,858 49,669 524,494 349,525 1,415 13,256 44,99 16,34 35,1 27 523,58 389,628 377,481 82,914 71,113 5,515 495,376 324,541 83,619 24,733 47,62 15,418 27,681 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 384,685 31,731 294,326 65,77 47,526 17,876 364,162 198,72 93,997 18,264 38,373 14,823 2,522 24 429,686 315,873 36,587 12,745 49,757 11,68 49,337 21,127 128,72 17,52 38,365 15,71 2,349 25 419,818 298,726 288,268 97,857 54,195 23,233 393,434 236,179 91,37 13,273 38,764 14,18 26,383 26 457,92 327,249 312,675 18,5 57,2 22,151 427,733 258,929 1,4 13,146 39,866 15,389 3,168 27 427, 335,489 323,385 69,365 58,26 22,145 43,448 239,37 83,618 24,635 41,691 14,465 23,551 事業費 その他 経常利益 図表 35 保険種類別収入保険料の推移 4, 35, 3, 25, 362,89 38,359 39,258 11,14 46,79 371,45 38,74 36,838 11,91 43,741 347,381 27,395 38,518 11,127 43,124 372,223 377,481 22,269 17,237 41,756 45,628 11,193 11,245 51,541 47,298 2, 15, 1, 5, 227,341 24,992 227,214 245,462 256,7 個人保険個人年金保険団体保険団体年金保険その他 ( 受再保険料等 ) 18

図表 36 収入保険料 ( 個人保険 ) の払込方法別構成比の推移 平成 23 年度 28.1 14.7.5 45.8 1.9 24 28.8 15.9.4 44.9 1. 25 25.2 15.6.5 48.5 1.2 26 27. 15.4.4 47.9 9.2 27 27.3 16.9.4 46.8 8.6 (2) 保険金等支払金 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 1% 一時払 年払 半年払 月払 団体月払 保険金等支払金は 32 兆 4,541 億円 ( 前年度比 92.9%) となった 保険金等支払金の内訳をみると 保険金は 12 兆 1,248 億円 ( 前年度比 93.5%) 年金は 4 兆 8,597 億円 ( 同 93.5%) 給付金は 4 兆 965 億円 ( 同 1.7%) 解約返戻金は 7 兆 4,598 億円 ( 同 85.%) その他返戻金は 1 兆 8,99 億円 ( 同 14.1%) 再保険料 14 は 2 兆 22 億円 ( 同 95.%) となった 保険金 年金 給付金についてそれぞれみると 保険金は 旧簡易生命保険契約の減少を受け 平成 2 年度以降 8 年連続で減少している 年金は 一貫して増加し続けていたが 平成 27 年度は初の減少となった 給付金は 4 年連続で前年度を上回った 図表 37 保険金年金給付金 図表 37 保険金等支払金の推移 解約返戻金 その他返戻金 再保険料 平成 23 年度 161,433 31,349 38,48 56,81 11,22 13,232 312,87 24 152,964 33,61 39,369 58,67 1,361 21,889 316,857 25 143,78 44,996 4,539 79,996 11,368 17,88 337,787 26 129,71 51,966 4,661 87,721 18,173 21,291 349,525 27 121,248 48,597 4,965 74,598 18,99 2,22 324,541 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 51,454 29,964 37,85 55,772 1,426 13,232 198,72 24 51,7 31,63 39,16 57,12 9,38 21,889 21,127 25 47,965 42,429 4,199 77,793 1,8 17,782 236,179 26 47,17 48,925 4,246 84,88 16,548 21,229 258,929 27 45,476 45,188 4,473 7,89 16,973 2,113 239,37 * 旧日本郵政公社が取り扱っていた簡易生命保険の契約に係る収支は 同契約を継承した郵便貯金 簡易 生命保険管理機構からの受再保険を通じて かんぽ生命の収支に反映されている また 簡易生命保険 に係る保険金等支払金 ( 年金等を含む ) に相当する金額は かんぽ生命の 保険金 に含まれている 合計 14 生命保険会社が再保険引受会社に支払う保険料 再保険とは 生命保険会社が 自己の引き受けた保険の保険金支払額に係るリスクを分散させる目的で再保険引受会社と結ぶ保険契約をいう 19

保険金の支払いのうち 死亡保険金は 11 万件 ( 前年度比 99.5%) で 2 兆 8,336 億円 ( 同 1.8%) 満期保険金は 69 万件 ( 同 83.%) で 1 兆 4,428 億円 ( 同 88.4%) となった 図表 38 図表 38 死亡 満期保険金の支払件数 支払額の推移 45, 4, 35, 114 111 17 11 1 11 11 ( 万件 ) 12 1 3, 25, 2, 92 83 69 8 6 15, 1, 5, 28,58 27,52 27,332 28,124 28,336 2,148 21,116 17,798 16,327 14,428 4 2 死亡保険金 支払額 死亡保険金 支払件数 満期保険金 支払額 満期保険金 支払件数 給付金の支払いのうち 入院給付金は 647 万件 ( 前年度比 14.1%) で 6,87 億円 ( 同 11.%) 手術給付金は 378 万件 ( 同 15.2%) で 4,3 億円 ( 同 13.7%) と いずれも件数 金額ともに増加した 図表 39 図表 39 入院 手術給付金の支払件数 支払額の推移 ( 万件 ) 1, 8, 553 571 596 621 647 7 6 5 6, 4, 2, 36 378 338 32 317 6,577 6,623 6,728 6,84 6,87 3,381 3,57 3,689 3,861 4,3 4 3 2 1 入院給付金 支払額 入院給付金 支払件数 手術給付金 支払額 手術給付金 支払件数 2

2. 資産運用損益 資産運用収益は 8 兆 2,914 億円 ( 前年度比 67.4%) となった 内訳をみると 利息 配当金等収入は 7 兆 1,113 億円 ( 同 1.4%) と堅調に推移したが その他 ( 特別勘定資産運用益を含む ) は 5,134 億円 ( 前年度 3 兆 821 億円 ) と大幅に減少した なお 特別勘定資産運用益は 168 億円 ( 同 2 兆 6,993 億円 ) であった 図表 4 利息 配当金等収入の内訳は有価証券利息 配当金 (5 兆 9,47 億円 前年度比 11.1%) 貸付金利息 (7,627 億円 同 94.2%) の順となっている 有価証券売却益は 6,624 億円 ( 前年度比 64.2%) 有価証券売却損は 1,555 億円 ( 同 189.6%) となった 有価証券評価損は 911 億円 ( 同 665.2%) となった 図表 4 41 為替差益から為替差損を差し引いた額は 1 兆 218 億円の差損となった ( 前年度は 1 兆 41 億円の差益 ) 一般勘定全体の利回りは 1.92%( 前年度 2.58%) となった 内訳をみると 不動産 2.62% ( 同 2.5%) は前年度を上回ったが 公社債 1.75%( 同 1.88%) 株式 5.17%( 同 5.31%) 外国証券 2.24%( 同 5.5%) 一般貸付 1.7%( 同 2.28%) は前年度を下回った 図表 42 図表 4 資産運用収益の推移 ( 億円 %) 平成 23 年度 24 25 26 27 利息 配当金等収入 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 24 25 26 有価証券利息 配当金 貸付金利息 不動産賃貸料 預貯金利息 その他利息 配当金 有価証券売却益 為替差益その他合計 62,937 48,926 9,864 3,263 882 1,118 818 7,52 81,394 <1.4> <12.7> <92.6> <95.3> <94.5> <9.9> <6863.8> <252.> <16.> 64,758 51,536 9,19 3,188 842 9,358 11,846 32,388 118,353 <12.9> <15.3> <93.2> <97.7> <95.5> <92.5> <1448.> <43.7> <145.4> 68,777 56,2 8,661 3,121 792 11,242 6,932 26,31 113,263 <16.2> <19.1> <94.2> <97.9> <94.> <12.1> <58.5> <81.2> <95.7> 7,858 58,89 8,94 3,123 83 1,326 11,11 3,821 123,17 <13.> <14.6> <93.5> <1.1> <14.7> <91.8> <16.1> <117.1> <18.7> 71,113 59,47 7,627 3,185 829 6,624 42 5,134 82,914 <1.4> <11.1> <94.2> <12.> <1.> <64.2> <.4> <16.7> <67.4> 47,526 37,15 6,394 3,263 852 9,215 818 7,517 65,77 <11.4> <13.2> <95.7> <95.3> <94.5> <88.> <6863.8> <266.3> <18.2> 49,757 39,648 6,122 3,188 796 8,755 11,846 32,386 12,745 <14.7> <17.1> <95.7> <97.7> <93.5> <95.> <1448.> <43.8> <157.9> 54,195 44,397 5,929 3,121 746 1,532 6,917 26,211 97,857 <18.9> <112.> <96.8> <97.9> <93.7> <12.3> <58.4> <8.9> <95.2> 57,2 47,616 5,683 3,123 777 9,77 11,11 3,49 18,5 <15.5> <17.3> <95.9> <1.1> <14.1> <92.2> <16.5> <116.3> <11.9> 58,26 48,565 5,54 3,185 77 6,612 42 4,683 69,365 27 <11.4> <12.> <96.9> <12.> <99.2> <68.1> <.4> <15.4> <63.9> *1. その他には 金銭の信託運用益 金融派生商品収益 特別勘定資産運用益 等が含まれる *2. <> 内は前年度比を示す 21

平成 23 年度 24 25 26 27 支払利息 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 24 25 26 27 図表 41 資産運用費用の推移 有価証券売却損 有価証券評価損 ( 億円 %) 為替差損その他合計 62 7,58 2,313 1,829 7,91 18,895 <115.> <92.5> <4.5> <3.5> <83.9> <66.7> 613 3,23 2,161 291 11,5 17,347 <11.8> <45.8> <93.4> <15.9> <155.8> <91.8> 695 2,58 469 215 9,494 13,454 <113.4> <79.9> <21.7> <74.> <85.9> <77.6 > 642 82 136 1,59 1,595 13,256 <92.5> <31.8> <29.2> <491.7> <111.6> <98.5> 687 1,555 911 1,26 11,318 24,733 <16.9> <189.6> <665.2> <968.1> <16.8> <186.6> 582 6,756 2,313 1,797 6,813 18,264 <115.7> <91.5> <41.7> <3.1> <8.8> <65.6> 575 3,34 2,161 284 1,995 17,52 <98.8> <44.9> <93.4> <15.8> <161.4> <93.4> 645 2,477 469 215 9,465 13,273 <112.2> <81.7> <21.7> <75.8> <86.1> <77.8> 6 771 136 1,59 1,578 13,146 <92.9> <31.1> <29.2> <491.7> <111.8> <99.> 643 1,539 911 1,256 11,284 24,635 <17.3> <199.7> <665.2> <967.7> <16.7> <187.4> *1. その他には 金銭の信託運用損 金融派生商品費用 特別勘定資産運用損 等が含まれる *2. <> 内は前年度比を示す 図表 42 一般勘定利回りの推移 (%) 公社債 株式 外国証券 一般貸付 不動産 一般勘定計 平成 23 年度 1.91 1.56 2.91 1.94 2.27 1.92 24 2..61 5.25 2.18 2.35 2.36 25 1.95 5.14 4.6 2.15 2.43 2.4 26 1.88 5.31 5.5 2.28 2.5 2.58 27 1.75 5.17 2.24 1.7 2.62 1.92 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 2.13 1.56 2.93 1.67 2.29 2.4 24 2.24.61 5.29 2.9 2.37 2.65 25 2.1 5.15 4.65 2.7 2.46 2.68 26 1.98 5.31 5.57 2.3 2.54 2.89 27 1.81 5.17 2.24 1.5 2.67 2.2 * 利回り計算式の分子は資産運用収益 - 資産運用費用 分母は日々平均残高として算出 ( 分子には保険業法第 112 条評価益を加算 ) している 22

3. 事業費 事業費は 4 兆 7,62 億円 ( 前年度比 14.6%) となった 事業費の保険料等収入に対する比率は 12.1%( 前年度より.5 ポイント上昇 ) となった 図表 43 図表 43 事業費の推移 (%) 6, 5, 11.8 11.4 12.3 11.6 12.1 14. 12. 4, 1. 3, 2, 43,533 43,494 43,894 44,99 47,62 8. 6. 4. 1, 2. 事業費対保険料等収入比率. 4. 経常利益および基礎利益 経常利益は 2 兆 7,681 億円 ( 前年度比 78.9%) となった 資産運用収益が減少したことなどから 3 年ぶりに前年度を下回った 1 年間の保険本業の収益力を示す基礎利益は 3 兆 3,342 億円 ( 前年度比 87.2%) と 6 年ぶりに前年度を下回った 図表 44 基礎利益とは 基礎利益 とは 保険料収入や保険金 事業費支払等の保険関係の収支と 利息及び配当金等収入を中心とした運用関係の収支からなる 生命保険会社の基礎的な期間損益の状況を表す指標で 経常利益から有価証券の売却損益などの キャピタル損益 と 臨時損益 を控除して求めたものである 45, 図表 44 経常利益 基礎利益の推移 4, 35, 3, 25, 3,747 25,836 25,642 32,599 31,18 35,452 38,235 35,1 27,681 33,342 2, 15, 1, 5, 経常利益 基礎利益 23

III. 資産運用状況 1. 総資産の概要 平成 27 年度末の総資産は 367 兆 1,678 億円 ( 前年度比 99.97%) となり 7 年ぶりに減少となった 主な資産構成は 有価証券 (3 兆 5,235 億円 前年度比 1.4%) が構成比 81.8% を占め 次いで貸付金 (34 兆 9,869 億円 同 95.%) が 9.5% を占めている 図表 45 46 現金及び預貯金 コールローン 図表 45 総資産の推移 金銭の信託 有価証券 貸付金 有形固定資産 その他 総資産 平成 23 年度 35,155 25,93 2,144 2,575,63 421,738 66,11 125,782 3,269,528 24 35,749 27,668 2,599 2,782,448 42,446 64,6 116,468 3,449,981 25 44,167 26,697 24,591 2,85,317 38,992 63,199 115,86 3,55,826 26 56,8 36,729 33,325 2,994,295 368,13 63,294 12,723 3,672,552 27 74,584 12,89 37,13 3,5,235 349,869 62,54 129,663 3,671,678 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 22,95 19,115 17,716 1,829,732 282,448 65,153 95,569 2,332,641 24 28,57 25,634 18,31 2,56,866 275,53 63,74 77,46 2,545,357 25 27,532 24,396 18,775 2,156,527 27,786 62,36 74,614 2,634,939 26 34,2 32,275 18,976 2,331,523 268,329 61,977 76,33 2,823,432 27 56,23 9,29 2,567 2,369,126 26,84 61,49 8,18 2,856,242 現金及び預貯金 コールローン 図表 46 資産別構成比 金銭の信託 有価証券 貸付金 有形固定資産 その他 (%) 総資産 平成 23 年度 1.1.8.6 78.8 12.9 2. 3.8 1. 24 1..8.6 8.7 11.7 1.9 3.4 1. 25 1.3.8.7 81.3 1.9 1.8 3.3 1. 26 1.5 1..9 81.5 1. 1.7 3.3 1. 27 2..3 1. 81.8 9.5 1.7 3.5 1. 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 1..8.8 78.4 12.1 2.8 4.1 1. 24 1.1 1..7 8.8 1.8 2.5 3. 1. 25 1..9.7 81.8 1.3 2.4 2.8 1. 26 1.2 1.1.7 82.6 9.5 2.2 2.7 1. 27 2..3.7 82.9 9.1 2.1 2.8 1. 24

2. 有価証券 有価証券 (3 兆 5,235 億円 ) の内訳は 国債が 148 兆 5,684 億円 ( 前年度比 99.9%) で有価証券全体の 49.4% を占めている 次いで残高が過去最高となった外国証券 (78 兆 6,531 億円 前年度比 17.3%) 社債 (25 兆 3,634 億円 同 12.%) 株式 (19 兆 8,13 億円 同 87.3%) 地方債 (13 兆 5,178 億円 同 97.5%) の順となった 図表 47 国内金利が低位で推移したことから 相対的に金利の高い外国証券等への資金配分が進んだ結果 公社債 ( 国債 地方債 社債の合計 ) は 187 兆 4,498 億円 ( 前年度比 99.98%) と 2 年連続で減少した 株式については 残高が 4 年ぶりに減少した なお 総資産比は公社債が 51.1% 外国証券が 21.4% 株式が 5.4% となった 図表 48 49 また 外国証券の内訳をみると 公社債等 ( 国債 地方債 社債 その他の外国証券 ) が 72 兆 1,314 億円 ( 前年度比 17.4%) 株式が 6 兆 5,217 億円 ( 同 16.2%) となっている 図表 49 図表 47 有価証券内訳の推移 ( 億円 %) 国債 地方債 社債 株式 外国証券 その他の証券 合計 金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 金額 平成 23 年度 1,412,757 54.9 131,63 5.1 253,429 9.8 147,444 5.7 469,267 18.2 161,74 6.3 2,575,63 24 1,487,692 53.5 139,346 5. 251,551 9. 167,256 6. 559,864 2.1 176,735 6.4 2,782,448 25 1,498,157 52.6 14,89 4.9 248,959 8.7 18,299 6.3 614,59 21.6 168,33 5.9 2,85,317 26 1,487,617 49.7 138,686 4.6 248,553 8.3 226,979 7.6 732,84 24.5 159,654 5.3 2,994,295 27 1,485,684 49.4 135,178 4.5 253,634 8.4 198,13 6.6 786,531 26.2 146,74 4.9 3,5,235 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 813,135 44.4 53,851 2.9 191,154 1.4 147,434 8.1 463,81 25.3 161,74 8.8 1,829,732 24 922,966 44.9 52,361 2.5 186,713 9.1 167,246 8.1 55,842 26.8 176,735 8.6 2,56,866 25 972,928 45.1 48,351 2.2 184,54 8.6 18,289 8.4 62,114 27.9 168,33 7.8 2,156,527 26 1,6,752 43.2 43,127 1.8 182,28 7.8 226,969 9.7 712,99 3.6 159,654 6.8 2,331,523 27 1,43,898 44.1 41,123 1.7 191,265 8.1 198,12 8.4 749,643 31.6 145,73 6.1 2,369,126 2,5, 2,, 1,5, 1,, 図表 48 公社債 株式残高と総資産比の推移 55. 54.5 53.8 51.1 51.1 1,797,816 1,878,59 1,887,25 1,874,856 1,874,498 (%) 6. 5. 4. 3. 2. 5, 147,444 167,256 18,299 226,979 198,13 4.5 4.8 5.1 6.2 5.4 公社債株式公社債対総資産比株式対総資産比 1.. 25

図表 49 外国証券残高と対総資産比の推移 (%) 1,, 25. 2. 21.4 8, 6, 14.4 16.2 52,54 17.5 52,645 61,427 65,217 2. 15. 4, 2, 49,28 42,238 57,89 561,863 671,376 721,314 1. 5. 公社債等株式対総資産比. 3. 貸付金 貸付金の残高は 34 兆 9,869 億円 ( 前年度比 95.%) となり 総資産に対する割合は 9.5% ( 前年度より.5 ポイント低下 ) となった 貸付金は昭和 4 年代には総資産の 7 割近くを占める主要資産であったが 長期的にみると残高は減少傾向にある 貸付金全体の 91.4% を占める一般貸付は 前年度より減少して 31 兆 9,852 億円 ( 前年度比 94.8%) となり 保険約款貸付も 3 兆 16 億円 ( 同 97.8%) と減少している 図表 5 一般貸付を対象別にみると 全体の 86.9% が企業向け貸付 5.9% が個人向け貸付となっている 図表 51 リスク管理債権額 ( 破綻先債権 延滞債権 3 カ月以上延滞債権 貸出条件緩和債権の総称 ) は 1,173 億円 ( 前年度比 15.7%) と前年度末に比べ増加した 内訳は延滞債権が 94 億円 ( 同 112.9%) 貸付条件緩和債権 21 億円 ( 同 86.2%) の順となっている なお リスク管理債権額の貸付金全体に対する比率は.3%( 前年度.3%) となっている 図表 52 図表 5 貸付金内訳と貸付金総資産比の推移 ( 億円 %) 一般貸付 保険約款貸付 貸付金合計 貸付金合計の総資産比 平成 23 年度 388,587 33,151 421,738 12.9 24 37,394 32,51 42,446 11.7 25 349,649 31,342 38,992 1.9 26 337,412 3,69 368,13 1. 27 319,852 3,16 349,869 9.5 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 249,56 32,941 282,448 12.1 24 243,838 31,692 275,53 1.8 25 239,986 3,799 27,786 1.3 26 238,379 29,949 268,329 9.5 27 231,24 29,59 26,84 9.1 26

平成 23 年度 24 25 26 27 以下はかんぽ生命を除いた数値 23 24 25 26 図表 51 企業向け 個人向け貸付の推移 大企業向け 企業向け貸付 中堅企業向け 中小企業向け うち住宅ローン ( 億円 %) 個人向け貸付 うち消費者ローン 343,85 173,925 1,534 154,466 15,72 7,773 <96.5> <99.2> <75.1> <94.5> <89.9> <85.3> 324,89 17,977 1,31 138,743 14,515 7,941 <94.5> <98.3> <85.4> <89.8> <92.4> <12.2> 34,434 165,949 1,397 121,45 14,2 8,8 <93.7> <97.1> <16.6> <87.2> <96.5> <11.7> 294,371 162,827 1,358 11,48 13,334 7,6 <96.7> <98.1> <97.3> <91.2> <95.2> <87.4> 277,985 156,597 1,569 99,891 12,51 6,465 <94.4> <96.2> <115.5> <9.5> <93.8> <91.6> 28,817 172,231 1,534 21,172 15,72 7,773 <97.4> <98.8> <75.1> <93.3> <89.9> <85.3> 22,866 168,811 1,31 18,885 14,515 7,941 <97.1> <98.> <85.4> <89.2> <92.4> <12.2> 199,813 163,517 1,397 18,856 14,2 8,8 <98.5> <96.9> <16.6> <99.8> <96.5> <11.7> 2,67 16,276 1,358 19,259 13,334 7,6 <1.4> <98.> <97.3> <12.1> <95.2> <87.4> 195,52 154,393 1,569 19,162 12,51 6,465 27 <97.2> <96.3> <115.5> <99.5> <93.8> <91.6> *1. 企業向け貸付には上記の明細以外に外国企業貸付が含まれる *2. かんぽ生命の中小企業向け貸付には 郵便貯金 簡易生命保険管理機構への貸付金が含まれる *3. <> 内は前年度比を示す ( 業種の分類 ) 業種 1 右の 2~4 を除く全業種 2 小売業 飲食業 3 サービス業 4 卸売業 大企業 中堅企業 中小企業 従業員 3 名超かつ 資本金 1 億円以上 資本金 3 億円超 1 億円未満 資本金 3 億円以下又は常用する従業員 3 人以下 従業員 5 名超かつ 資本金 1 億円以上 資本金 5 千万円超 1 億円未満 資本金 5 千万円以下又は常用する従業員 5 人以下 従業員 1 名超かつ 資本金 1 億円以上 資本金 5 千万円超 1 億円未満 資本金 5 千万円以下又は常用する従業員 1 人以下 従業員 1 名超かつ 資本金 1 億円以上 資本金 1 億円超 1 億円未満 資本金 1 億円以下又は常用する従業員 1 人以下 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 図表 52 リスク管理債権額の推移.4 1,793.3.3.3.3 464 1,353 1,212 1,11 1,173 35 385 266 34 34 244 21 3 34 1,191 854 837 81 94 11 77 74 3 28 破綻先債権額 延滞債権額 3ヶ月以上延滞債権額 貸付条件緩和債権額リスク管理債権占率 (%).5.4.3.2.1. 27

4. 有形固定資産 ( 不動産 ) 有形固定資産 (6 兆 2,54 億円 ) のうち不動産 ( 土地 建物 建設仮勘定の合計 ) は 6 兆 1,571 億円 ( 前年度比 98.7%) となった 図表 45 53 図表 53 不動産残高と総資産比の推移 (%) 7, 65, 2. 1.8 1.8 1.7 1.7 2. 6, 1.5 55, 65,138 63,747 62,372 62,41 61,571 1. 5,.5 45, 金額 総資産比. IV. 負債および純資産 1. 負債および純資産 負債は 343 兆 7,689 億円 ( 前年度比 1.8%) で 総資本 ( 負債 純資産合計 ) の 93.6% を占めている 負債の 93.7% は保険契約準備金であり 保険契約準備金の中では責任準備金 ( 将来の保険金等の支払に備えるための準備金 ) が 98.% を占めている 保険契約準備金のうち それ以外は社員 ( 契約者 ) 配当準備金 ( 保険契約に対する配当を行うために計上するもの ) が 1.3% 支払備金 ( 未請求であるが支払義務が生じたと認められる保険金等支払金を計上するもの ) が.7% となっている 図表 54 上段 純資産は 23 兆 3,989 億円 ( 前年度比 89.6%) で 総資本の 6.4% を占めている 評価 換算差額等合計の減少に伴い 純資産が減少する結果となった 図表 54 下段 図表 54 負債 純資産の構成 ( 億円 %) < 負債の内訳 > 金額 負債内構成比 構成比 保険契約準備金 3,22,172 93.7 87.7 支払備金 22,39.6.6 責任準備金 3,155,8 91.8 85.9 社員 ( 契約者 ) 配当準備金 43,124 1.3 1.2 価格変動準備金 35,638 1. 1. その他 181,878 5.3 5. 負債合計 3,437,689 1. 93.6 < 純資産の内訳 > 金額 純資産内構成比 構成比 基金等合計又は株主資本合計 18,556 46.4 3. 基金又は資本金 3,856 13.2.8 基金償却積立金 22,15 9.5.6 資本剰余金 17,92 7.3.5 剰余金又は利益剰余金 38,444 16.4 1. その他 12.. 評価 換算差額等合計 125,422 53.6 3.4 新株予約権 9.. 純資産合計 233,989 1. 6.4 負債 純資産合計 3,671,678-1. 28

参考 営業体制 生命保険会社の営業体制は 全国に配置した支社等の下に営業機関を組織し その機関に属する営業職員が募集 サービス活動を行うという形態の他 生命保険会社と委託関係にある募集代理店による営業活動や 通信販売 インターネットによる加入などがあり 多様化している なお 生命保険の募集は 保険業法の規定により生命保険募集人への登録が義務付けられた 営業職員 募集代理店 ( 法人または個人 ) および代理店で募集に従事する使用人等によって行われている 登録営業職員数は減少傾向にあったが 平成 27 年度は 22 万 9,668 名 ( 前年度比 1.9%) と 6 年ぶりの増加となった 代理店関係では 法人代理店数は概ね横ばいとなっており 平成 27 年度は 3 万 5,199 店 ( 同 99.9%) となった 個人代理店数は前年度 17 年ぶりに増加したが 平成 27 年度は 5 万 7,786 店 ( 同 96.8%) と再び減少に転じた 平成 14 年度の銀行窓販の解禁や 平成 19 年度の郵政民営化の影響もあり 増加が続いていた代理店使用人数は 前年度に減少に転じたが 平成 27 年度は 99 万 9,218 名 ( 同 1.7%) と若干の増加となった 図表 55 図表 55 年度末登録営業職員数 登録代理店数および代理店使用人数の推移 ( 人 ) 1,2, ( 店 ) 1, 1,, 8, 8, 6, 6, 4, 4, 2, 2, 平成 2 年度 21 22 23 24 25 26 27 法人代理店 35,732 35,84 34,82 34,694 34,89 34,714 35,218 35,199 個人代理店 72,247 7,98 68,46 64,47 61,298 56,938 59,7 57,786 登録営業職員数 248,481 25,61 24,952 236,572 233,559 228,878 227,724 229,668 代理店使用人数 949,22 97,797 989,31 1,5,471 1,11,176 1,15,242 992,266 999,218 * 代理店使用人数は 法人代理店使用人数と個人代理店使用人数の合計 29

生命保険協会加盟会社 ( 会社数 ) 5 生命保険協会加盟会社数の推移 45 4 35 3 25 2 15 1 197 1975 198 1985 199 1995 2 25 21 215( 年度 ) * 会社数は各年度末時点のもの 生命保険協会加盟会社一覧 ( 平成 28 年 3 月現在 41 社 ) アクサ生命保険株式会社 チューリッヒ ライフ インシュアランス カンパニー リミテッド アクサダイレクト生命保険株式会社 T&Dフィナンシャル生命保険株式会社 朝日生命保険相互会社 東京海上日動あんしん生命保険株式会社 アフラック 日本生命保険相互会社 アリアンツ生命保険株式会社 ネオファースト生命保険株式会社 AIG 富士生命保険株式会社 富国生命保険相互会社 SBI 生命保険株式会社 フコクしんらい生命保険株式会社 エヌエヌ生命保険株式会社 プルデンシャル生命保険株式会社 オリックス生命保険株式会社 プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社 カーディフ アシュアランス ヴィ マスミューチュアル生命保険株式会社 株式会社かんぽ生命保険 マニュライフ生命保険株式会社 クレディ アグリコル生命保険株式会社 三井生命保険株式会社 ジブラルタ生命保険株式会社 三井住友海上あいおい生命保険株式会社 住友生命保険相互会社 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社 ソニー生命保険株式会社 みどり生命保険株式会社 ソニーライフ エイゴン生命保険株式会社 明治安田生命保険相互会社 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社 メットライフ生命保険株式会社 第一生命保険株式会社 メディケア生命保険株式会社 第一フロンティア生命保険株式会社 ライフネット生命保険株式会社 大同生命保険株式会社 楽天生命保険株式会社 太陽生命保険株式会社 3