新民訴法対応特約付 東京海上日動火災保険株式会社 本店 東京都千代田区丸の内 1-2-1 03-3212-6211( 代表 ) 取扱い代理店根本保険事務所東京都江戸川区一之江 8-5-3 03-3654-9408
法的背景 1995 年 ( 平成 7 年 )7 月 1 日 PL 法 ( 製造物責任法 ) 施行消費生活センター等の事故苦情処理件数が約 2.5 倍に増加 1998 年 ( 平成 10 年 )1 月 1 日新民事訴訟法施行 PL 訴訟の一層の増加が予測される 第 1 の PL の波 第 2 の PL の波 法環境の変化に対応した新しい PL 保険のニーズ Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 2
PL 法施行後の製品事故苦情処理件数の推移 ( 拡大損害が発生したもののみ 消費生活センター調べ ) 件数 2,285 件 2,418 件 964 件 94 年 7 月 95 年 7 月 96 年 7 月 ~ 95 年 6 月 ~ 96 年 6 月 ~ 97 年 6 月 PL 法施行前 PL 法施行後 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 3
当事者照会制度の新設 新民事訴訟法の概要 文書提出命令対象文書の範囲の拡大 原告側が欠陥を立証する証拠を容易に入手可能に PL 訴訟敗訴の可能性高まる 少額訴訟制度の創設 30 万円以下の訴えについては原則 1 日で判決 迅速で低コストな訴訟が可能となり PL 訴訟件数が増加 争点整理手続の整備 迅速な訴訟対応が必要 選定当事者制度 ( 日本型クラスアクション的制度 ) の導入 少額訴訟が ある日突然巨大訴訟に変わる可能性も Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 4
PL 法対応生産物賠償責任保険の特長 1.PL 法の責任範囲と保険でカバーされる補償範囲が対応 2. 新民事訴訟法施行に伴う企業の初期対応 訴訟対応コスト増に対応 3. 貴社の役員 工場長等を自動的に補償対象化 ( 被保険者化 ) 4. 貴社の個別のニーズやリスクに応じた自由設計が可能 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 5
保険の対象となる業種と製品 PL 法上の 製造業者等 PL 法上の 製造物 製造業者輸入業者表示製造業者 製造 加工された動産 不動産 未加工の動産は対象外 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 6
被保険者 ( 保険金請求ができる方 ) 貴社 貴社の役員 製造物責任を追及される地位にある従業員 PL 訴訟においては 企業だけでなく企業の役員 工場長等が同時に訴えられることがあることから 本保険においても貴社の役員の方々や工場長等製造物責任を追及される地位にある従業員の方々を被保険者に含めることとしました Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 7
お支払いする保険金の種類 損害賠償金 弁護士費用 訴訟費用 さらに 新民事訴訟法対応特約として 訴訟対応費用担保特約条項 初期対応費用担保特約条項 が付帯されますので 訴訟対応費用 初期対応費用 についても保険金をお支払いします Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 8
訴訟対応費用 ( 例 ) 事故の再現実験費用 訴訟のために作成する大量の文書作成費用 臨時に増設するコピー機のリース代 関係社員の超過勤務手当 関係社員の深夜帰宅のタクシー代 宿泊費 等 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 9
初期対応費用 ( 例 ) 事故現場保存費用写真撮影費用 事故現場の取片付け費用 事故現場への担当者の派遣費用 社会通念上妥当な見舞費用 等 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 10
弁護士費用がいくらかかるかご存じですか? 例 1 勝訴した場合や一部敗訴の場合でも弁護士報酬は貴社が負担しなければなりません 5,0 0 万円の損害賠償請求訴訟を提起され 貴社が勝訴した場合でも 弁護士報酬は 657 万円 ( 注 ) かかります 弁護士の日当 実費 その他訴訟経費 消費税も別途かかります 例 2 1 億円の損害賠償請求訴訟を提起され 3,000 万円支払うよう判決された場合 弁護士報酬は 927 万円 ( 注 ) かかります もちろん 3,0 0 万円の賠償金も支払わなければなりません 弁護士の日当 実費 その他訴訟経費 消費税も別途かかります ( 注 ) 日本弁護士連合会報酬等基準規程による標準的な報酬額 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 11
保険金お支払いの対象となる事故 損害賠償請求ベース貴社が次の事故について保険期間中に損害賠償請求を提起された場合に 保険金をお支払いします 他人の身体の障害 ( 疾病 傷害 後遺障害 死亡疾病 傷害 後遺障害 死亡 ) 製品以外の財物の損壊 ( 他人が所有する有体物の滅失 き損 汚損他人が所有する有体物の滅失 き損 汚損 ) 従来の PL 保険でもカバー 精神的被害 他人の財産権の侵害 拡大損害と同時に発生した製品自体の損壊 製品の 欠陥 に起因して発生したことが条件となります Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 12
精神的被害 ( 例 ) 高層用エレベーターに欠陥があったため急停止して長時間宙づりとなり 閉じこめられた乗客から恐怖を味わったとして損害賠償を請求された Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 13
財産権の侵害 ( 例 ) 納入した工作機械に欠陥があり 安全上の要請から当該工作機械を使用した生産ラインをストップせざるを得なくなったために 工作機械の納入先に営業収益の減少が生じたとして損害賠償を請求された Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 14
拡大損害と同時に発生した製品自体の損壊 ( 例 ) 家電製品の欠陥により火災が発生し建物が全焼した 建物の損害 ( 拡大損害 ) とともに 家電製品自体の損害についても損害賠償を請求された 拡大損害が発生しない場合は対象外 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 15
欠陥とは 製品が 通常有すべき安全性を欠いていること をいいます 他人の生命 身体 財産に危害を与える差し迫った危険な状態 製品が期待された性能を発揮しないこと ( 性能保証 瑕疵の問題 ) 製品の引渡が遅れたり 間違った製品を引き渡したこと ( 履行遅滞 誤納品 ) Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 16
PL 法と保険の補償範囲との比較 PL 法 従来の PL 保険 PL 法対応 PL 保険 身体障害事故 財物損壊事故 精神的被害 財産権の侵害 拡大損害と同時に発生した製品自体の損壊 拡大損害が発生しない場合の製品自体の損壊 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 17
保険金お支払いの対象とならない主な損害 海外で発生した事故 拡大損害が発生しない場合の製品自体の損壊 拡大損害が発生しているが 製品の欠陥に起因しない製品自体の損壊 貴社の親会社 子会社 関連会社に生じた財産権の侵害 製品の引渡が遅れたこと 製品の引渡ができなかったことに起因する賠償責任 故意による法令違反 契約により加重された責任 戦争 変乱 労働争議等に起因する事故 地震 噴火 洪水 津波等の天災に起因する事故 等 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 18
てん補限度額 てん補限度額 とは 弊社がお支払いする保険金の限度額をいいます 本保険で新たにカバーする次の事故については 身体障害事故 財物損壊事故のてん補限度額とは別にてん補限度額を設定します 精神的被害 財産権の侵害財物損壊事故のてん補 拡大損害と同時に発生した限度額の 5% を上限と製品自体の損壊して設定します 訴訟対応費用担保特約条項 初期対応費用担保特約条項についても 別にてん補限度額を設定します Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 19
業種 : 電子部品製造 保険料例 売上高 :3 億円 身体障害賠償事故 1 名につき 5 千万円 1 事故 期間中につき 1 億円 財物損壊賠償事故 1 事故 期間中につき 3 千万円 精神的被害財産権の侵害 1 事故 期間中につき 150 万円 製品自体の損壊 訴訟対応費用 1 事故につき 300 万円 初期対応費用 1 事故につき 300 万円 ( 自己負担額はいずれも 1 事故につき 1,0 0 円 ) 118,730 円約 195,000 円 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 20
なお 詳細はパンフレットもしくは約款をご覧ください ご契約手続 保険金のお支払条件 その他ご不明な点がありましたら取扱代理店または弊社にご照会ください 万一事故が起きたときは 万一損害賠償請求を受けるおそれのある事故 ( または原因や事由 ) が発生したことを知った場合 または被害者から損害賠償請求を受けた場合には ただちに取扱代理店または弊社までご連絡ください 事故発生のご連絡が遅れたり 損害が確定した日から 30 日以内に保険金請求書その他必要書類の提出がない場合は 保険金のお支払いが出来なくなることがあります また 弊社の承認を得ないで損害賠償金などを支払われた場合には 保険金をお支払い出来ない場合がございますので ご注意ください 示談交渉サービスは行いません この保険には 保険会社が被害者の方との示談交渉を行う 示談交渉サービス はございません したがいまして この保険が適用されると考えられる事故が発生した場合には 弊社の担当部署からの助言に基づき 貴社 ( 被保険者 ) ご自身が 被害者の方との示談交渉を進めていただくことになりますので あらかじめご承知置きください お問い合わせ先 : 根本保険事務所東京都江戸川区一之江 8-5-3 nhj@mx2.ttcn.ne.jp 03-3654-9408 Copyright 2000, 東京海上火災保険株式会社 ER04-00-201 21