保護者の方へ 子宮頸がん予防ワクチン 接種事業について 平成 23 年 1 月 健康福祉部健康対策課 山城北保健所 0
説明の流れ 1 ワクチン接種の概要 2 公費助成の対象者は 3 接種パターンは 4 どこでどうやって受けることができるの 5 保護者の皆さんへのお願い ( がん検診のおすすめ ) 1
予防接種部会意見書 (10 月 6 日 ) 厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会においては 新たに公的予防接種の対象とすべき疾病 ワクチンを含め 今後の予防接種のあり方全般について検討を行っているところであるが 現在 部会の下に小委員会及び作業チームを置いて検討を進めており その考え方についてとりまとめを行った上で 部会としての提言とすることとしている 一方 厚生労働省においては ヒトパピローマウイルス (HPV) ワクチンの接種促進を念頭においた情報収集 分析を目的とする予算事業を要求しているが これに加え 他の疾病 ワクチンについても 適宜 予防接種法における定期接種に位置づけることを想定した対応を検討すべきである 特に 1WHO が全ての地域に向けて接種に関する推奨の勧告を行っており 先進諸国でも実施されているものの 我が国では未実施である 2 ヘモフィルスインフルエンザ菌 b 型 (Hib) 肺炎球菌の感染による細菌性髄膜炎で乳幼児が死亡し HPV 感染による子宮頸がんで死亡する女性も多い 3 ワクチンの有効性は高いと評価される 4Hib 肺炎球菌は 重度の後遺症の発症頻度が高いこと その接種促進に対する国民の要請も高いことから Hib 肺炎球菌 HPV ワクチンは 予防接種法上の定期接種に位置づける方向で急ぎ検討すべきである なお 本部会においては 引き続き 水痘 おたふくかぜ B 型肝炎等その他の疾病 ワクチンも検討を進めるとともに 予防接種に関する評価 検討組織の設置についての議論等を行い 今後の予防接種のあり方について提言をとりまとめることとしたい 平成 22 年 10 月 6 日厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会部会長加藤達夫 H22.12.9 全国都道府県担当者会議資料 ( 厚生労働省 ) 2
ワクチン接種緊急促進事業の実施について 予防接種に関する周知 市町村長は 子宮頸がん等ワクチンの接種について 接種対象者の保護者の希望により接種を受けるものである( 法律上の義務ではない ) こと 予防接種の種類及び接種費用 予防接種を受ける期日又は期間及び場所 接種を受けるに当たって注意すべき事項 予防接種を受けることが適当でない者 予防接種の効果及び副反応 健康被害救済のしくみ 健康被害救済 市町村長は 子宮頸がん等ワクチンの接種により生じた健康被害について適切に救済するため 予防接種行為に起因する事故への補償を含む保険に加入 接種の場所 市町村長の要請に応じて予防接種に協力する旨を承諾した医師が医療機関で行う個別接種を原則 H22.12.9 全国都道府県担当者会議資料抜粋 ( 厚生労働省 ) 3
Q1 公費助成制度の対象者は? 中学校 1 年生 (13 歳相当 )~ 高校 1 年生 (16 歳相当 ) の女子 :3 回接種 子宮頸がんの原因となる HPV が主に性交渉で感染することから 初回性交渉前に接種することが推奨されること ワクチンの予防効果の持続期間が確立していないこと等から 専門家の総合的な議論を踏まえ設定 H22.12.9 全国都道府県担当者会議資料 ( 厚生労働省 ) より抜粋 平成 22 年度に以下の表の学年の年齢相当の女子 学年中学 1 年生相当中学 2 年生相当中学 3 年生相当高校 1 年生相当 生年月日平成 9 年 4 月 2 日 ~ 平成 10 年 4 月 1 日平成 8 年 4 月 2 日 ~ 平成 9 年 4 月 1 日平成 7 年 4 月 2 日 ~ 平成 8 年 4 月 1 日平成 6 年 4 月 2 日 ~ 平成 7 年 4 月 1 日 4
Q2 接種パターンは? 平成 22 年度 中 1 (13 歳相当 ) 1 回接種又は 2 回接種 中 2 (14 歳相当 ) 1 回接種又は 2 回接種 中 3 (15 歳相当 ) 1 回接種又は 2 回接種 高 1 (16 歳相当 ) 1 回接種又は 2 回接種 ( 注 ) 接種開始時から 6 か月間で 3 回の接種を行うため 2 年間で接種 平成 23 年度 中 1 (13 歳相当 ) 中 2 (14 歳相当 ) 中 3 (15 歳相当 ) 高 1 (16 歳相当 ) 高 2 (17 歳相当 ) 3 回接種 2 回接種又は 1 回接種 (22 年度の残り分 ) 2 回接種又は 1 回接種 (22 年度の残り分 ) 2 回接種又は 1 回接種 (22 年度の残り分 ) 2 回接種又は 1 回接種 (22 年度の残り分 ) 22 年度に高校 1 年生 (16 歳相当 ) の者であって 22 年度に 1 回又は 2 回の接種を行ったものは 23 年度において残りの接種分を対象とする H22.12.9 全国都道府県担当者会議資料 ( 厚生労働省 ) 5
Q3 高校 1 年生の受け方? 子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける高校 1 年生であって 平成 23 年 3 月末まで ) に 1 回以上の接種を受けた者は 平成 23 年度において高校 2 年生になっても 引き続き本事業の対象とする このため 平成 22 年度に少なくとも 1 回の接種を受けていただくことが必要です 23 年 1 月 23 年 2 月 23 年 7 月 1 回目 2 回目 3 回目本事業の対象高校 1 年生高校 2 年生 H22.12.9 全国都道府県担当者会議資料 ( 厚生労働省 ) 6
Q4 ワクチンはどこでどうやって接種できるの? 各市町ホームページ等で詳細をご確認ください 接種医療機関は各市町の委託契約医療機関になります 詳細についてはお住まいの市町にお問い合せください 医療機関への予約が必要です 原則 保護者が同伴してください 本人及び住所 ( 住民票のある ) を確認するため 健康保険証等を持参ください 7
Q5 ワクチンはどこに何回接種するの? 肩に近い腕の筋肉に注射します もまないこと!! 初回 2 回目 ( 初回接種から 1 箇月後 ) 3 回目 ( 初回接種から 6 箇月後 ) の計 3 回接種します 3 回接種しないと十分な予防効果は得られません 接種間隔管理の関係からなるべく同じ医療機関での接種をお願いします 8
Q6 ワクチンの接種費用はどのくらい? 公費助成制度の該当者 中学校 1 年生 (13 歳相当 )~ 高校 1 年生 (16 歳相当 ) の女子 3 回接種 ワクチン接種費用 無料 ( 市町の委託契約医療機関に限ります ) 9
ではどの位の人が がんで亡くなってるの? 子宮頸がん 48 人死亡 内では毎年 7,000 人以上ががんで死亡 男性の死亡 4,232 人 1 位 肺がん 2 位 胃がん 3 位 大腸がん 女性の死亡 2,944 人 1 位 肺がん 2 位 大腸がん 3 位 胃がん H20 人口動態調査 10
かかりやすいがんと 亡くなるがんは違うの? 男性 1 位 2 位 3 位 罹患数 ( 全年齢 ) 胃がん大腸がん肺がん 全がんにかかる確率は男 53% 死亡数肺がん胃がん大腸がん 女性 1 位 2 位 3 位 罹患数 ( 全年齢 ) 乳がん大腸がん胃がん 全がんにかかる確率は女 41% 死亡数大腸がん肺がん胃がん 出典がんの統計 2009 平成 15 年データ 11
がん早くみつかれば助かる命が 早期に発見できれば 生存率に大きな差 12
内市町村実施のがん検診受診率全国ランキング 全国全国順位 胃がん 10.2% 5.9% 43 位 肺がん 17.8% 11.0% 41 位 大腸がん 16.1% 10.4% 44 位 子宮がん 19.4% 14.5% 40 位 乳がん 14.7% 15.2% 25 位 かなり低い市町村検診の受診率 乳がん検診は全国平均なみに!! H16 43 位 H20 25 位 平成 20 年健診事業評価調査 13
本当の受診率はどのくらい? 単位 : (%) 住民調査 受診 市町村 職場 人間ドック 未受診 医療機関で類似検査 胃がん 26.6 8.9 6.3 9.3 73.4 7.1 肺がん 26.5 9.8 7.5 7.8 73.5 6.9 大腸がん 23.8 9.5 5.0 7.5 76.2 6.9 乳がん 29.1 15.3 2.8 7.8 70.9 5.5 子宮がん 20.5 8.8 3.0 5.2 79.5 11.1 前立腺がん 12.8 5.7 1.0 3.8 87.2 10.3 傾向 25% 10% 弱 5~7% 7~9% 75% 5~7% 市町村 職場 人間ドックのいずれかの検診を受診 25% 平成 20 年健診事業評価調査 14
対策型検診 ( 住民検診型 ) ってどんな検診? 種類対象年齢検査方法 胃がん 40 歳以上胃部エックス線検査 肺がん 40 歳以上 胸部エックス線検査 + 喀痰細胞診 ( 喫煙者のみ ) 大腸がん 40 歳以上 便潜血検査 子宮がん 20 歳以上 2 年に1 回 視診 + 細胞診 + 内診 乳がん 40 歳以上 2 年に1 回 視触診 +マンモグラフィ 無料クーポン節目年齢の方に送付活用されてますか? 15
あなたの姉妹 お母さん 娘さん 友だちは大丈夫? あなたの健康と あなたの大切な人の笑顔を守るため 年に一回は必ず健康診断 がん検診を受診しましょう あなたや身近な方は 検診があたりまえの気運ありますか がん検診ってどこで受けられるの と尋ねられたら答えられますか? 子宮頸がん検診は 婦人科 産婦人科のある医療機関で 府内広域で受けることが出来ます 集団検診を実施している市町村もあります ( 市町村検診 ) HP もご覧ください 健診は愛 検索 16