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LINE を利用したいじめ防止対策事業 ~ いじめから子どもを守るために ~ いじめ対策推進室 大津市の概要 面積人口 km 2 342,847 人 世帯数 147,833 世帯 大津市 福井県 京都府 琵琶湖 滋賀県 岐阜県 三重県 ( 平成 30 年 10 月 1 日現在 ) 2

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

平成 29 年における 人権侵犯事件 の状況について ( 概要 ) ~ 法務省の人権擁護機関の取組 ~ 法務省の人権擁護機関 ( 以下 人権擁護機関 という ) は, 人権侵犯事件調査処理規程 ( 平成 16 年法務省訓令第 2 号, 以下 処理規程 という ) に基づき, 人権を侵害されたという申

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

別紙(例 様式3)案

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

資料3

小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針令和元年 5 月改定 1. はじめにいじめの問題は 生徒が夢と誇りを持ち 生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題です 平成 25 年 6 月に いじめ防止対策推進法 が成立し 北海道においては 平成 26 年 4 月に 北海道いじめの防止に関する条

資料2  ネット上の違法・有害情報に対する総務省の取組【総務省】

重大事態が疑われる事案が発生した時に、その原因がいじめにあるかを判定する。

米原市いじめの防止等のための基本方針

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

Microsoft Word - H30いじめ基本方針 改定版

(1) 組織の役割 1 未然防止ア ) いじめが起きにくい, いじめを許さない環境づくり 2 早期発見 事案対処ア ) いじめの相談 通報を受け付ける窓口イ ) いじめの早期発見 事案対処のための, いじめの疑いに関する情報や児童の問題行動などに係る情報の収集と記録, 共有ウ ) いじめに係る情報

種をまこう ( 用 ) 7 人権 人権に関する様々の話が掲載されており, みんなで一緒に読んで 人権 について考える啓発冊子 平成 20 年 6 月 種をまこう ( 用 ) 8 小学校中学年 高学年 人権 人権に関する様々の話が掲載されており, みんなで一緒に読んで 人権 について考える啓発冊子 平

平成 30 年 11 月 2 日 ( 金曜日 ) 大津市 ( 滋賀県 ) 市の概要 ( 平成 30 年 10 月 1 日現在 ) 面積 :464.51km2 人口 :342,847 人 世帯数 :147,833 世帯 平成 30 年度一般会計予算 :1,080 億円 市立小中学校の概要市立学校数 (

平成26年度 東京都公立学校における「いじめの実態及び対応状況把握のための調査」結果について

平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

令和元年度第 1 回いじめ問題対策調査会 令和元年 5 月 23 日 ( 木 ) 調査会の開催確認 〇会長挨拶 事務局自己紹介 会長より いじめ問題の解決に向けて 皆さんと活発な意見交換ができたらと思う では指導室より 報告願う 事務局取組報告 平成 30 年度におけるいじめの大和市独自調査について

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

Taro-金華保育園苦情解決.jtd

る行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的にすることなく いじめられた児童生徒の立場に立つことが必要である この際 いじめには 多様な態様があることに

学力向上のための取り組み

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

目 次 1. はじめに 1 2. いじめの定義 1 3. いじめの禁止 2 4. いじめ防止等のための組織 2 < 指導体制 > 5. 学校全体としての取組 3 < 学校の基本姿勢 > ( 1 ) いじめ防止のための取組 ( 2 ) いじめの早期発見 ( 3 ) いじめへの対処 ( 4 ) 家庭及び

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

神奈川県立逗子高等学校いじめ防止基本方針 1 いじめの防止等に関する基本的な考え方 ( 本校のいじめ防止に関する基本的な姿勢 ) いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるお

7 調査結果の概要 (1) 子どもの携帯電話所持率とフィルタリングの活用状況 ア子どもの携帯電話所持率 子ども専用の携帯電話所持率は 平成 19 年の本市調査 ( 以下 前回調査 ) から 2 年が経過していますが ほぼ横ばいの結果です では 男子 33.6 女子 46.4 計 4.1 が所有してい

平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

Taro-附属小学校いじめ防止基本方

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

3. いじめの未然防止のための取組未然防止の基本とは 児童が周囲の友人や教職員と信頼できる関係の中 安心 安全に学校生活を送ることができ 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくり 学校づくりを行っていくことである この基本をもとに取組を進める また 本校教職員

目 次 1 年間取組計画 2 2 いじめ対応マニュアル 4 3 いじめ防止等に対する基本的な考え方 5 (1 いじめ防止対策推進法制定の意義 (2 学校いじめ防止基本方針 4 いじめ防止等の対策 6 (1 学校いじめ防止等の組織の設置 (2 いじめ防止等のための取組 5 重大事態への対処 8 (1

(1) 庁内外の関係機関と密に連携を図りつつ必要に応じてひとり親家庭を訪問 1 背景ひとり親家庭からの相談窓口に寄せられる相談件数は増加傾向にある また養育に問題を抱える父母からの相談 父母や子どもが精神的に不安定であるケースに関する相談等 相談内容やその背景も複雑化してきていることから 碧南市では

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

( 県 p9) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する ( 国 p20 31) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 所管する学校における定期的なアンケート調査 個人面談の

いじめの表れとして 以下のようなものが考えられます 冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる 仲間はずれ 集団から無視をされる 軽く体を当てられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりする 体当たりされたり 叩かれたり 蹴られたりする 金品をたかられる 金品を隠されたり 盗まれたり

2 いじめ未然防止のための取組 (1) 人権感覚の高揚 自分を大切にするのと同じように 相手の生命や人権を大切にする 人権を侵害する言動に対する敏 感な認識力をもち 決して見て見ぬふりをしない行動力を育てる また 教職員の人権感覚を高める研 修や自己チェック表による振り返りを行う (2) 道徳教育の

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

平成 30 年度滋賀県立大津清陵高等学校 通信制 いじめ防止基本方針 はじめにいじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長および人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものです こうしたいじめから一人でも多

Taro-07_学校体育・健康教育(学

インターネット上のいじめ対策の取組状況

2 いじめの防止等のための基本的な施策 (1) 基本となる取組 1 いじめの未然防止のための取組ア学校の重点目標の一つに いじめ防止 を掲げ いじめをしない 見逃さないことに組織的に取り組む イ教育活動全体を通して 児童の自己有用感と自己肯定感を高め 規範意識と人間関係能力を高める ウ道徳の時間を要

Microsoft Word - 第1章~第5章.doc

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

Microsoft PowerPoint - 5.ppt [互換モード]

いじめ防止対策の都道府県差の是正に向けた取組強化について

Microsoft Word - H29 いじめ防止基本方針.docx

Microsoft Word - 04 西花畑小学校いじめ防止基本方針

スクールソーシャルワーカー (SSW) 活用事業 趣旨 いじめ 不登校 暴力行為 児童虐待などの背景には 児童生徒が置かれた様々な環境の問題が複雑に絡み合っています そのため 1 関係機関等と連携 調整するコーディネート 2 児童生徒が置かれた環境の問題 ( 家庭 友人関係等 ) への働きかけなどを

神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

平成 31 年度富山県立となみ東支援学校いじめ防止基本方針 富山県立となみ東支援学校 Ⅰ いじめに対する基本的な考えいじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に危険を生じさせるおそれのあるもので

川口市立原町小学校いじめ防止基本方針 平成 27 年 9 月 1 日 川口市立原町小学校 はじめに 本校では いじめ防止のために 積極的な生徒指導の推進に力を入れている いじめの未然防止には 児童が安心 安全に学校生活を送ることができ 規律ある態度で授業やその他の教育活動に主体的に参加 活躍できるこ

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

「北朝鮮による日本人拉致問題に関する特別世論調査」の概要

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

家庭における教育

平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

岐阜市立長森南小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定令和元年 7 月改定はじめに平成 25 年 9 月 28 日 いじめから児童生徒を守るため 学校や行政の責務を定めた いじめ防止対策推進法 ( 以下法という ) が施行された 同法は大津市の中 2 男子いじめ自殺問題をきっかけに成立し

平成 29 年度施策マネジメントシート2 ( 平成 28 年度目標達成度評価 ) 6-3 人権の尊重 3 基本計画期間で解決すべき施策の課題 ( 総合計画書より ) 市全域であらゆる差別をなくするため 本市が実施する講座等の周知広報を行い 更なる人権意識の高揚を図る必要がある 人権に関する様々な問題

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

いて正しく理解し 自分と他者の人権をともに大切にし 実践的な態度を身につけられるよう努めます また 生徒自らがいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論する活動や校内でいじめ撲滅や命の大切さを呼びかける活動を進めるなど 生徒自らがいじめの未然防止に主体的に取り組み 全ての生徒にとって居心地のよい

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解説 1-1 SNS での不用意な発言によりトラブルになった事例 軽い気持ちで書き込んだ言葉でも 相手をひどく傷つけてしまうことがあります 友達限定だからと安心して軽い気持ちで書き込んだ悪口が 思わぬ形で広がりトラブルにつながることがあります 平成 23 年 12 月現在 国内ネットユーザー 9,5

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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八潮市立八條中学校 いじめゼロ基本方針 平成 27 年 9 月

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個人情報流出に関するお問い合わせ窓口変更のお知らせ 2010 年 1 月 4 日 個人情報流出に関するお問い合わせ窓口変更のお知らせ 弊社では 1 月 4 日より 下記のとおり問い合わせ窓口を変更しますので お知らせいたします ダイヤル IBM お客様相談センター (1 月 4 日より ) フリーダ

Ⅱ いじめ防止等のための具体的取組 1 いじめの未然防止 (1) 基礎 基本的事項の習得とすべての児童が参加 活躍できる授業をめざし わかる授業づくりをすすめる (2) 道徳教育の充実を図り 特別活動を通して規範意識や集団の在り方等についての理解と実践的態度の育成に努める (3) 月に 1 度 担任

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高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

高齢者福祉施設でのみんなの体操等実演会 講師派遣実施要領 1 目的社会福祉法人等が運営する高齢者福祉施設に入所されているみなさんや当該施設でケアにあたる皆さんの健康の維持 向上のために みんなの体操等を活用して健康の保持増進等のため みんなの体操等実演会を実施するもの 2 スキーム施設に入所されてい

技能実習生の支援 保護 1 1. 技能実習生への相談対応 母国語相談 として 曜日を決めて主要な言語により 電話 メール等で相談対応を実施 また 地方事務所 支所においても 電話又は来所による相談対応を実施 ( 平日 9:00~17:00) 地方事務所 支所の担当区域及び所在地等は P32 参照 母

施策吊

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

横須賀市立大津中学校 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 1 日策定 平成 31(2019) 年 4 月 1 日改定 1 いじめ防止等に向けた基本姿勢 いじめの定義 いじめ防止対策推進法( 平成 25 年法律第 71 号 ) 第 2 条より いじめ とは 児童等に対して 当該児童等が在籍

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

問 3 全員の方にお伺いします 日頃 サイバー犯罪 ( インターネットを利用した犯罪等 ) の被害に遭いそうで 不安に感じることがありますか この中から1つだけお答えください よくある % たまにある % ほとんどない % 全くない 全

島本町いじめ防止等基本方針(案)

平成 30 年度施策マネジメントシート2 ( 平成 29 年度目標達成度評価 ) 6-3 人権の尊重 3 基本計画期間で解決すべき施策の課題 ( 総合計画書より ) 市全域であらゆる差別をなくするため 本市が実施する講座等の周知広報を行い 更なる人権意識の高揚を図る必要がある 人権に関する様々な問題

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

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- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

平成20年度携帯電話の利用についての実態把握町について【概要】

相談件数 相談主体別 合計 ( 注 1) 行政機関 職員 事業者 労働者 一般 国民 弁護士 等 不明 その他 件数 相談内容別 ( 重複あり ) ( 注 2) 法律解釈 行政機関 ガイドライン 民間事業者 ガイドライン 教

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Transcription:

いじめ問題に関する法務省の人権擁護機関の取組状況について ( 別添 5) 法務省の人権擁護機関では, 学校におけるいじめ問題を含むあらゆる人権問題について人権擁護活動を行っています その活動内容としては,1 国民一人一人の人権意識を高め, 人権への理解を深めてもらうための 人権啓発活動 と,2 人権侵害の疑いがある事案については, 被害者からの申告等に基づいて調査を行い, その結果を踏まえて救済措置を講ずる 人権救済活動 があります いじめの問題など子どもの人権問題に関する平成 24 年における取組状況は, 次のとおりです 1 人権啓発活動 平成 24 年度は, みんなで築こう人権の世紀 ~ 考えよう相手の気持ち育 てよう思いやりの心 ~ を啓発活動重点目標として定めているほか, 啓発活動年間強調事項の一つとして 子どもの人権を守ろう を掲げ, 啓発活動を実施している いじめの問題など子どもの人権に関しては, 全国中学生人権作文コンテスト, 人権教室 *1, 人権の花運動 *2 などを通じて, 相手への思いやりの心や生命の尊さを体得できるような啓発活動を行っている 2 人権救済活動 (1) 動向平成 24 年中に法務局 地方法務局において取り扱った 学校におけるいじ *3 め に関する人権相談及び人権侵犯事件の動向は, 以下のとおりである 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 4,573 2,759 2,644 2,622 973 542 584 716 平成 15 年 人権相談人権侵犯事件 平成 16 年 平成 17 年 平成 18 年 学校におけるいじめ 14,374 平成 19 年 10,614 10,564 2,152 1,923 1,787 平成 20 年 平成 21 年 14,240 平成 22 年 2,714 14,282 平成 23 年 3,306 14,746 平成 24 年 3,988-1 -

(2) 人権相談法務局 地方法務局では, その職員及び人権擁護委員が人権問題に関する相談に応じており, 直接面談によるもののほか, 電話, インターネットメール, 手紙による相談にも応じている 相談窓口としては, 一般の人権相談窓口のほか, 法務局 地方法務局に設置された子どもの人権問題専用のフリーダイヤル 子どもの人権 110 番 *4 や子どものメール相談窓口 SOS-eメール を設け, また, 切手を貼 らずに最寄りの法務局 地方法務局に送ることができる 子どもの人権 SO Sミニレター を全国の小 中学校の児童 生徒に配布し, 子どもの人権問題に関する相談に応じている また, 滋賀県大津市における中学生の自殺を契機として, いじめ問題への対応の在り方について社会の関心が高まったことから, これに対応して法務省の人権擁護機関として次の取組を行った 1 相談窓口の広報強化に関する通知平成 24 年 7 月 18 日, 法務省人権擁護局から法務局 地方法務局に対し, いじめなど子どもの人権問題に関する相談窓口を積極的に広報するよう通知した 2 人権擁護委員活動の充実に関する依頼平成 24 年 7 月 19 日開催の第 60 回全国人権擁護委員連合会総会において, 法務大臣及び人権擁護局長から人権擁護委員に対し, いじめ問題への対応を含む人権擁護委員活動の一層の充実を依頼した 3いじめ問題に関する緊急メッセージの発信平成 24 年 8 月 8 日, 全国人権擁護委員連合会は, 国民の身近にいる相談相手としての人権擁護委員を活用してほしいという思いを伝える緊急メッセージを国民に向けて発信した 4 人権救済活動周知用のリーフレットの新規作成 配布いじめ問題を含む人権問題について, 法務省の人権擁護機関が取り組む人権救済活動についてわかりやすく紹介したリーフレットを新規作成し, 平成 24 年 8 月以降, これを広く配布することにより, 人権擁護機関の周知と利用促進に努めた 5 子どもの人権 110 番 取組強化の追加実施 子どもの人権 110 番 については, 通常は, 平日の午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分までの間で相談を受け付けているが, 例年, その取組強化として, 受付時間の延長や土 日曜日にも相談を受け付ける 強化週間 を全国一斉に年 1 回 6 月頃に実施している 平成 24 年については, いじめに対する社会の関心の高まりを受け, いじめ問題への対応を更に充実させ - 2 -

る必要があると考え, 強化週間と同様又はこれに準じた強化策を, 同年 9 月中旬を中心に追加実施した なお, 平成 24 年中に実施した強化週間及び追加実施の結果の概要は, 別紙 1 及び別紙 2のとおりである (3) 調査救済 ( 人権侵犯事件の調査処理 ) 法務局 地方法務局では, 人権相談等により人権侵害の疑いのある事案を認知した場合には, 人権侵犯事件として調査救済手続を開始し, 被害者の実効的救済に取り組んでいる いじめに関する事案についても, 被害者からの申告等に基づき, いじめに対する学校の対応が不十分であって人権侵害の疑いがある場合には, 学校関係者等に対する事情聴取等の調査を行って事実関係の把握に努め, 事案に応じて, 学校と保護者との関係の調整を行うほか, 調査の結果を踏まえ, 事案に応じた適切な措置を講じている なお, 平成 24 年中に人権侵犯事件として立件し, 救済措置を講じた具体例は, 別紙 3のとおりである *1 人権教室人権擁護委員が講師となって, 主に小学生や幼稚園児などを対象に, 啓発ビデオや紙芝居などを利用して, 子どもたちが いじめ などの人権問題について考える機会を作り, 思いやりの大切さなどを伝えるもの *2 人権の花運動人権擁護委員等が主に全国の小学校等を訪問して, 花の種子, 球根等を児童が協力して育てることによって, 生命の尊さを実感し, その中で, 豊かな心を育み, やさしさと思いやりの心を体得することを目的とするもの *3 学校におけるいじめに関する人権侵犯事件いじめに対する学校側の安全配慮義務を問い, 学校長等を相手方とするものであって, いじめを行ったとされる児童 生徒を相手方とするものではない *4 SOSミニレター全国の小中学校の児童 生徒を対象に配布している便箋兼封筒付きのミニレター 便箋部分に悩みごとを記入し, 切り取った封筒の中に便箋を入れポストに投函すると, 最寄りの法務局に郵送される SOSミニレターを受け取った法務局では, 人権擁護委員と法務局職員が子ども達の抱える様々な悩みごとに対し, 一通一通返事を書いている - 3 -

( 別添 5/ 別紙 1) 全国一斉 子どもの人権 110 番 強化週間の実施結果 ( 概要 ) 1 実施期間 : 平成 24 年 6 月 25 日 ( 月 ) から 7 月 1 日 ( 日 ) までの 7 日間 2 相談受付 (1) 6 月 25 日 ( 月 )~29 日 ( 金 ) は, 午前 8 時 30 分から午後 7 時まで (2) 6 月 30 日 ( 土 ) 7 月 1 日 ( 日 ) は, 午前 10 時から午後 5 時まで 3 実施場所 : 全国 50 か所の法務局 地方法務局 4 相談員 : 法務局職員及び人権擁護委員 5 結果概要 : 以下のとおり 強化週間期間中の相談件数推移 2000 1500 1,258 1,284 1,272 1,783 1,881 1,978 1000 500 0 494 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 初年 フリーダイヤル化 現行実施時期へ変更 強化週間中に寄せられた相談は全国で1, 978 件あり, このうち主な相談は, いじめに関する相談が260 件 (13.1%), 体罰に関する相談が229 件 (11.6%), 暴行 虐待に関する相談が95 件 (4.8%) であった 参考/ 平成 23 年 いじめに関する相談 210 件, 体罰に関する相談 195 件, 暴行 虐待に関する相談 91 件 強化週間中は, 平日の相談受付時間を延長し, また閉庁日にも開設したところ, 昨年の同強化週間中と比較して97 件 (5.2%) 増 通常時と比較して約 3.4 倍 ( 注 ) の相談が寄せられ, 強化週間中の相談件数としては, 昨年に続いて過去最高を更新した ( 注 ) 通常時 ( 平成 24 年 1 月から5 月における110 番の平均件数 ) 件数 8,568 件 開庁日 102 日 当該期間中の1 週間の平均件数 8,568 件 102 日 7 日 588 件

( 別添 5/ 別紙 2) 子どもの人権 110 番 取組強化の追加実施結果 ( 概要 ) 1 実施期間 : 平成 24 年 9 月 10 日 ( 月 ) から 9 月 16 日 ( 日 ) までの 7 日間を中心として, 各法務局 地方法務局の実状に合わせて実施 2 実施場所 : 全国 50 か所の法務局 地方法務局 3 相談員 : 法務局職員及び人権擁護委員 4 結果概要 : 以下のとおり 追加実施期間中に寄せられた相談は全国で1,242 件あり, このうち主な相談は, いじめに関する相談が262 件 (21.1%), 体罰に関する相談が1 61 件 (13%), 暴行 虐待に関する相談が51 件 (4.1%) であった 期間中は, 平日の相談受付時間を延長し, また閉庁日にも開設する等したところ, 通常時と比較して約 2.1 倍 ( 注 ) の相談が寄せられた

( 別添 5/ 別紙 3) 事例 1( 小学校におけるいじめ ) 小学生から, 仲間はずれにされる, 上履きを隠される, 今は保健室登校をし ている, などといった内容の SOS ミニレターが法務局に送付され, 調査を開 始した事案である 法務局は, 被害者の要望を踏まえて同人に電話をかけ, 詳しい状況を被害者 やその親から事情聴取をし, いじめが始まった経緯のほか, 被害者が小学校の 卒業を間近に控え, 中学校でもいじめが継続するのではないかといった不安を 抱いていることを確認した そこで法務局は, 被害者の親に対し, 中学校進学に当たって, いじめ防止の ため, 加害者と被害者を別のクラスにするような配慮を行うよう小学校側から 中学校側に働きかけてもらうことを助言した その後, 親から被害者の状況を確認したところ, 中学校入学後は, 被害者と 加害者は別クラスとなり, 通常どおり教室で授業を受けていることが確認され, 親からも謝意が示された ( 措置 : 援助 ) 事例 2( 中学校におけるいじめ ) 中学生から,4 月の新学期からいじめを受け始め, 夏休み中には自分を誹謗 中傷する内容の携帯メールが送信されて困っている, などといった内容の SO S ミニレターが法務局に送付され, 調査を開始した事案である 法務局は,SOS ミニレターの返信で, 被害者を励ますとともに, 善処のた めの方策を法務局と共に考えていくことを促し, 様々な助言や提案を行った 併せて, 学校にも情報提供をし, 調査を促したところ, 被害者に送信されたメ ールが同人を著しく誹謗中傷する内容のものであることが明らかとなった 法 務局は, 学校とも協力し, 被害者と親の意向をも踏まえ, 今後同様の行為があ れば警察に被害届を提出することを助言した 学校側も臨時集会を開催し, 本 件事案の発生とその対処を説明するなどの再発防止を図ったほか, 被害者への 声かけや複数の教諭での見守り体制を構築するに至った その後, 被害者から 新たな被害を訴える相談は寄せられていない ( 措置 : 援助 ) 事例 3( 小学校におけるいじめ ) 小学生になる自分の子どもが学校で悪口を言われたり, 悪口が書かれた手紙 - 1 -

を渡されるなどのいじめを受けているとして, 保護者から法務局の人権相談窓 口に相談がされた事案である 法務局は, 小学校から事情を確認したところ, 学校としてはいじめの状況を 把握し, 加害者への必要な指導と被害者の保護者への説明を行っていたとする ものの, 保護者への説明を電話で行うのみで, 意思疎通が十分に行われていな いことがうかがわれたため, その旨を指摘した 小学校側はこれに応じ, 法務 局の仲介の下, 改めて保護者に説明を行うなどの話し合いの場が設けられた その結果, 保護者は, 学校側がこれまで行ってきたいじめへの対応に理解を示 すとともに, 学校側も保護者の希望をも考慮して今後の対応を行うこととなり, 両者の間に信頼関係が回復された その後, 法務局は, 小学校からの依頼に基 づき, 保護者参観授業において人権擁護委員による 人権教室 を実施するな ど, アフターフォローを行った ( 措置 : 調整 ) 事例 4 中学生に対するインターネット上のいじめ 中学生になる自分の娘がインターネット上の掲示板で誹謗中傷されている書 き込みがあるとして, 法務局の人権相談窓口に電話相談がされた事案である 相談者によると, 学校も独自に書き込みの削除依頼をしてくれたが, 削除され なかったとのこと 法務局で調査した結果, 当該掲示板の情報は, 被害者の名誉を毀損するもの と認められたため, 法務局から本件掲示板上の問い合わせフォームにより削除 要請を行った しかし, 当該対応では削除されなかったため, 掲示板の管理者 に対し, 文書で削除要請を行ったところ, 当該情報は, その後に削除されるに 至った ( 措置 : 要請 ) - 2 -