Sea-NACCS 利用者研修 【通関編】

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税関発給コードとは 税関発給コードには 上記の 税関輸出入者コード の他 貨物の仕出人又は仕向人を識別するための 仕出人 仕向人コード があり 以下のような 12 桁の体系になっています コードの体系 桁目 : 識別符号税関輸出入者コード= 数字 仕

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7071. 申告添付訂正 業務コード MSY01 業務名 申告添付訂正

1. 業務概要 システムに登録した以下の申告手続き ( 以下 各申告という ) に係る通関関係書類を申告等番号ごとに添 付ファイルで登録する 申告手続き輸入申告等 (IDC/SWC) 輸入マニフェスト通関申告 (MIC) 機用品蔵入承認申請 (CTC) 輸石油製品等移出 ( 総保出 ) 輸入申告 (

「NACCS 貿易管理サブシステム」 平成29年度機能追加 変更内容説明(申請業務編)

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1 関税法上の用語の定義 輸入 外国貨物を本邦に引き取ること輸出 内国貨物を外国に向けて送り出すこと 外国貨物 1 輸出の許可を受けた貨物 2 外国から本邦に到着した貨物 ( 外国の船舶により公海で採捕された水産物を含む ) で輸入が許可される前のもの内国貨物 1 本邦にある貨物で外国貨物でないもの

1. 業務概要 CY または保税蔵置場等に蔵置されている貨物について 関税法第 40 条第 1 項にいう 改装 及び 仕 分け を行う場合に登録する これにより取扱場所へ貨物取扱情報が通知される また 他所蔵置場所に蔵置されている貨物については 本業務をもって 関税法第 36 条第 2 項にいう税

5021. 輸入申告等照会 業務コード IID (IID0W) 業務名 輸入申告等照会

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Ⅸ 第19回 Ⅳ-6-他 旅客氏名表情報及び乗組員氏名表情報の区分の改善 1 現 行 通信回線経由で提出されたPL CL情報の区分の判定は 最初の到着地空港 のみで行っている PLR NLRの区分の判定方法は次のとおり ①区分 ②提出先空港 ③最初の出発地空港 ④他国からの ⑤最初の ⑥経由地空港

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1. 業務概要 保税蔵置場に蔵置されている貨物に対して改装 仕分けまたはスプリット情報仕分け ( 以下 情報仕分 けという ) を行う 本業務を行った場合は 取扱保税蔵置場の管理者により 貨物取扱確認登録 ( 改装 仕分 )(CFS) 業 務が必要となる なお 他所蔵置場所に蔵置されている貨物に対し

第1回 航空更改専門部会議事次第

輸出入 港湾関連情報処理センター株式会社 記入例 関税等のリアルタイム口座振替方式 ( ダイレクト方式 ) による納付申出書 輸出入 港湾関連情報処理センター株式会社殿 1 令和 年 月 日 私は 関税 とん税 特別とん税 内国消費税及び地方消費税 ( 以下 関税等 という ) を リアルタイム口座

税品 という ) を含む ) については AWB 等単位での管理から在庫管理への移行及び積込手 続までシステムを使用して行うことができる (3) 外貨航空機部品外貨航空機部品については 貨物情報がシステムに登録されている期間において AWB 等単位での管理によるものとする ( 外国貨物のまま在庫管理


目次 1. はじめに 2. 原産地基準 3. 原産地証明制度 4. 税関での手続き 本パンフレットは 税関での適正な手続きを行っていただくために 原産地規則についての基礎的な理解を深めていただくことを目的として作成したものです 理解しやすさの観点から 法令の用語と異なる用語を使用した部分 全てのEP


<4D F736F F F696E74202D E9197BF817A92CA8AD68AD68C578F9197DE82CC93648EA593498B4C985E82C982E682E992F18F6F82C982C

1. 業務概要コンテナ船又は在来船 自動車船への輸出貨物の船積みに際し 船荷証券 (B/L) の作成に必要な情報 ( 以下 ACL 情報 という ) を 船積確認登録 (CCL) 業務に先立って ブッキング番号単位に登録及び通知を行う なお 本船への輸出貨物の船積みに際し 関税法第 16 条第 2

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1. 業務概要 貨物情報登録済の貨物に対して システムを介さずに行われた税関手続きについて 税関が許可 承認等 を行った旨を登録する また システムで行われた以下の税関手続き ( 以下 輸出申告等 という 貨物が搬入前 ( 本船 ふ中 扱い貨物の場合は 船舶 はしけ等への積込前 ) に行われた輸出申

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( 問 1) 何やら案内 ( 協力依頼 ) が送られてきたが これは何か どうすれば 良いのか ( 答え ) この協力依頼は 弊社 (NACCS センター ) が来年 10 月を目途に更改する予定としております次期 NACCS においても 輸出入申告等の業務がこれまでどおり円滑にご利用いただけるよう

1. 関税法違反等の状況覚醒剤の国内押収量全体に占める密輸押収量の割合 ( 平成 20~24 年累計 ) 関税法違反事件輸入事後調査実績 1,900kg 密輸押収量分 96% ( 注 )1. 密輸押収量には 税関が摘発した密輸事件に係る押収量の他 警察等他機関が摘発した事件で税関が当該事件に関与した

5501. 輸入マニフェスト通関申告 業務コード内容 MIC 輸入マニフェスト通関申告

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輸出許可一般的な輸出申告による輸出通関 搬出許可概 要 輸出通関における保税搬入原則の見直しが施行されました - お知らせ - 輸出通関における保税搬入原則の見直しについては 当該見直しを盛り込んだ関税改正法が平成 23 年 3 月 31 日に成立し 同年 10 月 1 日より施行されました これに

1. 業務概要マルチペイメントネットワーク ( 以下 MPN という ) からの消込依頼電文を受信し 以下の手続き ( 以下 輸入申告等という ) に係る関税等納付情報に消込情報 ( 領収確認情報 ( リアルタイム口座以外で納付され かつ許可が必要な場合 ) 及び収納済額 ) を登録する なお 納税

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【汎用】 【gTLD】 ドメイン移転マニュアル

1 修正申告事項の登録 (1) 修正申告事項の登録修正申告を行う者又はその代理人である通関業者 ( 以下この節において 通関業者等 という ) は 修正申告 業務 ( 業務コード :AMC) を実施する前に 次により 修正申告事項をシステムに登録する イ呼出しによらない方法 修正申告事項登録 業務(

原産地証明書の種類と内容 内容 用途 根拠協定 / 法律など 一般原産地証明書 原産地証明書発給の要請 : (1) 輸入国の法律 規則に基づく要請 (2) 契約や信用状の指定ただし 記載事項はあくまで発給機関の定める発給規則に基づいて作成される 契約および L/C 条件が発給規則に矛盾しないように注

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項目名 ( 入力画面 ) 変更識別コード ( 変更識別 * 欄 ) ( 注 ) 内容次の区分に応じたコードを必須入力する 区分コード船 ( 機 ) 名変更 S 数量等変更 N 変更理由コード変更理由を変更理由コード ( 輸出許可後訂正理由 )( 業務コー ( 変更理由* 欄) ド集 参照 ) で必須

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11 含糖率を登録する際の商品名は何をもとに登録すればよいですか インボイスやパッキングリストに記載されている商品名又は商品番号を登録してください 含糖率を登録する際の商品コードはどのようなものを入力すればよいですか 含糖率を登録する際の証明日とは何ですか

消費税申告書の計算方法 税率 8% 対応 平成 26 年 4 月 1 日以後終了する課税期間分の消費税申告書の計算方法です 原則課税で申告する方 税率が 3% 5% の取引がある場合 原則計算方式原則課税本表... P.2 原則課税付表 1... P.4 原則課税付表 P

3. 電文方式と構造

第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

7029. 貨物情報照会 業務コード ICG (ICG0W) 業務名 貨物情報照会

原則課税申告書本表 ( 原則計算方式 ) 税率が 3% 5% の取引がある場合 項目 金額 課税標準額 1 付表 1 の1[ 課税標準額 (D)] 消費税額 2 付表 1 の2[ 消費税額 (D)] 控除過大調整税額 3 付表 1 の3[ 控除過大調整税額 (D)] 控除税額控除対象仕入税額 4 付

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1. 口座管理機関 ( 証券会社 ) の意見概要 A 案 ( 部会資料 23: 配当金参考案ベース ) と B 案 ( 部会資料 23: 共通番号参考案ベース ) のいずれが望ましいか 口座管理機 関 ( 証券会社 ) で構成される日証協の WG で意見照会したところ 次頁のとおり各観点において様々

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Ⅵ 新NSSの提供について Ⅵ-1 新NSSの提供等について 1 NSSの更改 現在 NACCSの利用契約に係る各種申込み手続き等は NACCSサポートシステム 以下 NSS という を ご利用いただいていますが 第6次NACCSの更改にあわせて 現在ご利用いただいているNSS 以下 現行NSS と

1. 印刷のオプション設定 パッケージソフトで自動印刷ができない Q: 端末の入替えを行なったところ自動印刷ができなくなりました A: 自動印刷を行うには出力情報コードを設定する必要があります 下記参照して設定してください 1

企業登録の更新 1. メインメニュー の 有効期限の更新 ( 期限 30 日前から手続可能 ) をします 有効期限切れまでの日数を警告 2. 登録申請書を作成する をし 企業情報に変更がなければ ( 変更がある場合は修正し ) 署名者 ( サイナー ) 登録リストへ をします 1 登録申請書を作成す

TPP11 協定 (CPTPP) の概要目次 協定の発効要件 税率差 : 国別譲許における税率適用国決定ルール 国別セーフガード その他 国別関税割当 牛肉の適用税率 ( 日豪 EPA 税率との比較 ) 輸入後のTPP 特恵税率の要求 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定 Comp

目次 1. 平成 30 年改正対応 ( 平成 31 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 画面イメージ (4) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 様式変更 (2) メッセージボックスセキュリティ強化 (3) 納付手続き手順の変更 2. 注意事項 1

目次 マークは おすすめする機能アップ内容や 注目していただきたい変更内容になります 全般 [ 会社運用設定 ] や [ 会計期間設定 ] メニューなどの設定内容を 他の利用者が資産登録などの作業中でも確認できるようになりました 3 メニュー体系 償却資産申告関連のメニュー体系が変更になりました 3

出力情報名 ( 出力情報コード ) 項番欄項目名 輸入指示情報 (SAS009/AAS139) 条件属繰繰桁性 1 2 コード 出力条件 / 形式 カンマ 編集仕様 非分表割示 1 出力共通項目 an 398 M 2 登録年月日 n 8 M 3 登録者 an 5 M 利用者コード 4 荷主リファレン

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資料 1-3 申告官署の自由化 通関業制度のあり方に関する研究会 とりまとめに関する意見募集について 27 年 10 月 5 日関税分科会資料 平成 27 年 11 月 11 日関税 外国為替等審議会関税分科会財務省関税局

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2.6.5 出港届等 ( 内航 )(WOT) 本業務では 出港情報の登録 ( 以下 出港届等 ( 内航 ) と呼びます) を複数の宛先または個別の宛先へ送信を行うことができます 本業務では 出港届等 ( 内航 ) を登録 訂正 取消することができます 表 申請が可能な書類の種類書類宛

<chemsherpa-ai の入力について > (1) 発行者 承認者情報 発行者 承認者情報は 必須項目です 会社情報をクリックし 必要事項を入力します 5. 新規にデータを作成する (P.12 参照 ) 承認者情報も入力します (2) 日付の入力日付の入力規則で年月日は " ハイフン " でつ

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12-1 納付情報登録依頼を作成する 納付情報登録依頼を作成し 受付システムに送信します なお 以下の手続は 帳票を作成し 送信すると同時に納付情報登録も完了するため 納付情報登録依頼の作成は不要です 源泉所得税及復興特別所得税 ( 自主納付分 ) 印紙税納付計器使用請求書及び印紙税税印押なつ請求書

4510.HAWB 情報登録 ( 輸入 ) 業務コード HCH 業務名 HAWB 情報登録 ( 輸入 ) 呼出し HCH01 HAWB 情報登録 ( 輸入 )

電子署名の付与申告 申請等のすべての帳票の作成が完了すると 申告 申請等に電子署名が付与できる状態になります 受付システムに登録した電子証明書と同一の電子証明書により 申告 申請等に電子署名を付与します なお 納付情報登録依頼及び徴収高計算書の手続については電子署名は不要です また 税理士等に依頼し

3.e-Tax や確定申告書等作成コーナーをどのようにして知りましたか < 複数回答 > ( 件 ) 4. 利用した ( 利用予定 ) 手続 < 複数回答 > ( 件 ) 贈与税については 平成 24 年分の申告から e-tax を利用して提出 ( 送信 ) できるようになりました 2

ご注意ください! ワンストップ特例の申請には マイナンバーの記載と添付書類の提出が必要です 1. 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 にマイナンバー ( 個人番号 ) を記入して下さい 記入にあたっては 下記及び別紙記入例を参考にご記入下さい 2. 本人確認と個人番号確認の書類を手元に用意して下さい

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付録 6 各種コード 1. 出力情報コード体系 出力情報コードは 全ての処理結果通知電文及び出力情報電文等について付与される 一覧は 付表 6-7 対象業務一覧 及び 付表 6-8 出力情報コード一覧 を参照すること (1) 処理結果通知電文の出力情報コード体系処理結果通知電文の出力情報コード体系を

MCA061E システムエラーが発生しました処理を終了します...27 補足 2 固有共通様式や 添付資料を付与する...28 様式 / 添付資料一覧を表示する...28 固有共通様式の追加 作成...29 添付資料の追加...32

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( 公財 ) 日本バレーボール協会会員登録システム チーム継続登録ガイド (2018 年 4 月 26 日版 ) 本書は JVAMRS で チームの継続登録を行うためのガイドです チーム登録手続きの前に JVA-ID の取得が必要となります JVA-ID の取得については JVA-ID 取得マニュア

出力情報名 ( 出力情報 ) 輸入許可等通知情報 (SAD1AG 等 ) 出力情報の詳細は オンライン業務共通設計書の別紙 D01 輸入許可等通知情報について を参照 Y 属繰繰項番欄項目名桁帳票レイアウト帳票レイアウト性 1 2 輸入 ( 引取 ) /B 承認通知 / 展示等不 /B 承認通 /B

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( 別添 3) 三者間契約の書式及び記載要領 1. 書式三者間契約に使用する書式は 別添 2のとおりです (Excel ファイル様式と PDF ファイル様式の2 種類を用意しています Excel ファイル様式の場合には パソコンでの入力が可能です ) 2. 記載要領三者間契約書の各項目の記載要領は

Ⅰ. 平成 30 年度の電子申請に関するお知らせ 1 マイナンバーの連動 30 年度の電子申請には 70 歳以上被用者の場合のみ マイナンバーまたは基礎年金番号を記入する必要があります 社労夢側にマイナンバー記入欄がありませんので マイナ de 社労夢と連動する場合のみ マイナンバーが出力されます

MNC060E 提出先が正しくない明細があります...28 MNC062E 申告データの内容にエラーがあります...28 MNC065E 形式が異なる明細があります 確認してください...28 MCA061E システムエラーが発生しました処理を終了します...29 補足 2 固有共通様式や 添付資料

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申告 申請等の作成申告 申請等とは 1 件の申告あるいは申請 届出として提出する帳票と添付書類一式をまとめる入れ物のようなものです 送信時は この一式が一つの単位となります また 一つの利用者ファイルに対し 複数の申告 申請等を作成することができます 6-1 申告 申請等を作成する 基本情報の登録申

目次 電子申請を使用した申請の流れ 1ページ 申請書 ( 概算保険料申告書 ) の作成 2ページ 作成した申請書の送信 31ページ 状況照会 電子納付を行う 62ページ 返送書類の取得 74ページ お問い合わせ先 82ページ その他注意事項 83ページ 平成 30 年 6 月 1 日 Ver.1.5

Transcription:

第 18 回海上合同 WG 資料 5 Ⅴ 第 17 回 WG の意見等報告 平成 27 年 8 月 5 日 輸出入 港湾関連情報処理センター株式会社

1. 第 17 回 WG における意見等報告 ( 海上 )-1 損害保険業務のシステム化 <2> 前回 提出した ひとつの包括保険番号が一般輸入と特例輸入の両方の輸出入コードに適用出来るようにしていただきたい 旨の要望に対する回答であるが 以下の 2 点に関して再度ご説明いただきたい 1 先頭 8 桁が異なる二つの輸出入者コードには適用することが出来ないとあるが マイナンバー制度は 13 桁 +4 桁の枝番で運用されるため 先頭の 13 桁は同じにあるのではないか 2 損害保険会社に包括保険番号の追加払い出しを依頼とあるが 一般申告と特例申告で 別の包括保険番号を適用する運用になるのか 1 包括保険番号の利用については 輸出入者コードが Key となっているため 一意化を図るためには 包括保険番号と輸出入者コードが 1 対 1 の関係であることが必要となります このため 複数の輸出入者コードを所持する場合は それぞれの輸出入コード単位に ( 同一内容での ) 包括保険申請を行っていただくことになります ( 現状と同様の運用となります ) 2 一般申告と特例申告単位という区分ではなく 複数の輸出入者コードを持つ場合は 各コード単位に登録手続きを行っていただく必要があります 輸出入事項登録の改善 輸入申告事項登録 (IDA) 業務の改善 ( 担保 保険 評価 ) 担保の有効期限管理について再確認をしたところ 注意喚起を行っていただきたいという要望が多くあったため 再度検討していただきたい 検討致します 1 資料 1 第 16 回 WG の意見等報告 < 法人番号 > 1 国税が公表する法人番号検索が英名に対応していない以上 NACCS/ 税関として提供することは必須と考える また 制度の主旨から民間が費用負担するべきはない 2 NACCS に登録がない以上システムチェックがかからないため 通関業者に過大な負担となる懸念がある ご意見を関税局及び税関にお伝え致します マイナンバー ( 法人番号 ) に係る対応 < 識別符号 > 通関業者への過大な負荷とならいよう見直しをお願いしたい 商社では特定輸出 ( 特例輸入 ) を行う時は 一般の輸出入申告時には使用しない専用の輸出入者コードを利用している しかし 一般の輸出入申告において この特定輸出 ( 特例輸入 ) 専用の輸出入者コードを誤って利用しているケースが ( 特にクーリエ業者において ) 年に数回見受けられ 輸出入者としては発見都度 ( クーリエ ) 業者に連絡しているが 改善されない そこで 輸出入者コードと申告種別コードの紐付チェックにより 一般輸出入申告で特定輸出 ( 特例輸入 ) 専用の輸出入者コードを使用した場合はエラーとする仕様を追加していただきたい 現状では 特定輸出 ( 特例輸入 ) 専用 の輸出入者コードについては 成りすまし等の防止の観点から公表しておりません 特定の申告種別コードとの関連チェックを持たせることによって特別に発給されたコードが判明し 不正に利用される可能性もあることから 対応することは困難です 1

1. 第 17 回 WG における意見等報告 ( 海上 )-2 2 資料 8 輸出入申告官署の自由化 仕様案については問題ないが G 区分 ( 要原本提出 ) について 現状では申告しないと分からないため 運用次第では蔵置官署以外には申告できない等の対応が必要と思われることから 運用面についてもご検討いただきたい 事項登録時に判定し 申告時にエラーにする等 ご意見を関税局及び税関にお伝え致します 3 資料 9 輸出入申告における入出力項目の見直し <2> 原産地証明書識別の 4 桁化について 識別体系が多く複雑になり誤って入力する可能性が増えているので削減していただきたい このコードの入力間違いで EPA 税率等が適用できなくなることを考えると 出来る限り識別体系を少なく理解しやすくする必要がある 例えば 原産地 ( 申告 ) 種別の EPA 関連に関しては 各国毎に分けるのではなく二国間協定 多国間協定の 2 種類でよいと考える 原産地証明者等区分については 原産品申告を製造者 輸出 輸入者に分けなくとも原産品申告のみでよいと考える 原産地証明書識別の 4 桁化により コード体系自体が複雑化されている印象である 貿易の迅速化につながるよう効率的なコード体系となることを希望する - 先頭 2 桁については 原産地コードと冗長となっている印象がある - 3 桁目については 現在区分している内容ではなく 書類上で正しく判定できるか懸念がある 原産地証明書識別の 4 桁化の 1 原産地証明者区分 2 貨物の種類について 原本提出が義務付けられている中で識別符号が必要なのか疑問である ( ただし 提出不要は除く ) 申告の内容を記号化し 複雑にしているだけで 申告する側にとっては 非常に間違いを誘発しているように思える この部分は誤った申告をした場合 税額に直結する部分のため 記号は最小限におさえるべきと考える 現在の原産地種別でさえ 記号化のため誤った申告をし それに気付いた後に特恵が認められず 関税 加算税を支払った事例があると聞いている 原産地証明識別を 4 桁化することにより業務が複雑になる その結果 コードの誤入力を誘発し 非違を発生させやすい状況につながっていくのではという懸念がある もう少し簡素化できないか再考いただきたい EPA 締結数の増加や自己申告制度といった新たな制度の導入に伴い原産地証明書識別コードが枯渇する虞があることから 桁数を増加させる必要が生じたため これを機にコード体系についても 現状の分かりにくいコード体系から 1 桁 1 桁それぞれに意味を持たせるコード体系に見直すこととしております また これに併せて これまで記事欄に入力して頂いておりました原産品申告書の区分 ( 製造者 輸出者 輸入者 ) をコード化し 入力負担の軽減を図ることとしております 原産地 ( 申告 ) 種別の EPA 関連に関して 二国間協定 多国間協定の 2 種類とした場合 今後 多国間協定が増加し ある国が複数の多国間協定を選択することができることとなった場合にどの多国間協定を適用するのか判別できなくなります 二国間協定 多国間協定 1 2 3 と分けることも考えられますが 多国間協定について協定毎に種別を分けるのであれば 二国間協定を含めてわかりやすいコード体系にすべきと考えております なお 桁数増加による誤入力について懸念をお持ちの方もおられるかもしれませんが 桁数増加による原産地 ( 申告 ) 種別と原産地証明者等区分のチェックを行い できる限り誤入力の防止を図ることとしております 次期 NACCS 稼働当初はコード体系が変わることによる負担感があると思いますが ご理解いただきたいと思います 4 資料 10 輸入予備申告における検査指定情報等の出力 1 予備申告の段階で配信される検査指定情報にて蔵置場所の対査確認 運搬 検査場での対査確認の印を押印することになるという理解でよいか? 2 予備申告の段階で検査指定情報が配信された後 本申告の間に予備申告の内容に変更が生じた場合はどのような取扱いになるのか? 3 予備申告の段階で配信される検査指定情報をもとに運用することで本申告を行う前に検査を受けてしまう危険があるが システム的に歯止めがかかるような仕組みは出来ないか? 1 ご理解の通りです 2 申告変更を実施する場合は 事前に税関に申し出て下さい なお 検査指定情報については 税関の指示を仰いで下さい 3 システム的に本申告が起動していない貨物自体を判別することは困難です 通関予定蔵置場には 現行どおり本申告起動時に検査指定情報が配信されますので 検査を受ける前に NACCS で照会していただき 蔵置場と通関業者間での運用において対応をお願い致します 2

1. 第 17 回 WG における意見等報告 ( 海上 )-3 5 資料 19-1 第 6 次 NACCS 詳細仕様中間報告後における追加検討状況 担保照会 (IAS) 業務の改善 1 担保残高の一括照会現在 IAS 業務を用いての個別の担保残高照会は可能であるが 一括して照会する機能がない より使いやすいシステムとするべく 輸入者による一括照会 ( 一覧照会 ) 機能を作成していただきたい 2 担保残高の増減の推移担保残高の状況の推移 ( 増減 ) を知ることにより その使用傾向をつかめ 適切な担保額を積むことが出来る 消費税率も 10% にあがることが予定されており 納税額が増えることが想定されるため より一層の担保管理を求められている より使いやすいシステムとするべく 輸入者に担保残高の推移がわかるような機能を作成していただきたい また 担保残高が一定額 ( 輸入者指定 ) を下回った場合はワーニングを出す等の機能があれば なお一層有効に活用が出来る 1 ご要望を踏まえ検討いたします 2 担保残高の増減推移をオンライン業務で提供することは システム処理上困難です なお 管理資料情報として提供することは考えられますが 上記 1 の照会業務により対応いただきたいと思います 一方 担保残高に係るワーニング出力については 輸入申告時を想定しているとすれば 例えば ワーニング出力した直後に残高が回復するケースもあり 却って運用の混乱を招くことが考えられること また 様々なワーニングの出力は通関業者側における事務の煩雑さを生む可能性もあるため 対応しないこととしたい ( いずれも 費用対効果の観点からの考慮も必要となります ) 3