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Transcription:

産業用カメラの仕様表記規格改訂 -JIIA 活動報告 - JIIA 標準化委員会カメラ仕様分科会副主査飯島弘光 (( 株 ) シーアイエス ) 資料作成協力 : 安田雅則 ( 東芝テリー ( 株 )), 山浦毅 ( 日本ビクター ( 株 )) 小坂大樹 (( 株 ) 日立国際電気 ), 名雲文男, 福井博 (( 株 ) シーアイエス ) Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 1 はじめに 産業用カメラの仕様表記の標準化が必要 現行ガイドライン FA カメラの標準化 (WG3) 1997 年 多機能化 照明の進化 10 年間 デジタル化撮像素子の進化 ガイドライン改訂の必要性 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 2 1

目次 FAカメラの誕生から第一次標準化まで ~その改定に当たっての背景 現在の技術動向 デジタル化 撮像素子の進化 多機能化 性能向上 照明の進化 EMVA1288の概要紹介 JIIAカメラ仕様分科会の活動状況 まとめ Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 3 FA カメラの誕生から第一次標準化 ~ その改定に当たっての背景 4 2

撮像素子の変遷 1980 年代初頭 長寿命強耐振性 5 画像処理技術の進化 6 3

マシンビジョンへの本格展開 1980 年代後半 ベルトコンベアー TRIG 画像ボードメーカーの台頭 検査対象物 カメラ制御信号の標準化 HD/VD CAMERA センサー VIDEO ( 工業用途でのシステム例 ) 画像処理装置 7 非標準 TV 方式化 Progressive scan CCD 全画素同時読み出し フレームシャッターの実現 トリガーシャッターの利用推進 非標準 TV 方式 信号タイミング表記の標準化 8 4

標準化への背景 撮像素子の進化 撮像管から CCD,CMOS へ 画像処理技術の進化 画像処理ビジネスの幕開け 製造機械装置へカメラが本格導入 マシンビジョンの進展 非標準 TV 方式化への流れ PS-CCD の登場 FA カメラの標準化 (NECA-WG3) (1996~1997) 9 FA カメラの標準化 (WG 3) とは 平成 9 年 (1997 年 ) 度当時 FAカメラのカタログや仕様書に記載されている用語は各社まちまちであり 画像処理システム / 装置メーカを含めたユーザに混乱を与えていると ( 社 ) 日本電気制御機器工業会 (NECA) からの要請を受けて ( 社 ) 日本電子機械工業会 ( 旧 EIAJ 現 JEITA) がワーキンググループを結成し 少なくともカメラメーカ間での機能 性能の違いをユーザが容易に理解できるようにするカ間での機能ための判断基準の統一化を図る指針を作成した 画像処理システム / 装置メーカオムロン株式会社東芝エンジニアリング株式会社松下電工株式会社株式会社日立製作所株式会社ファースト FAカメラメーカ池上通信機株式会社株式会社シーアイエスセンサーテクノロジー株式会社ソニー株式会社竹中システム機器株式会社東京電子工業株式会社 ( 現東芝テリー株式会社 ) 株式会社東芝日本電気株式会社日本ビクター株式会社日立電子株式会社 ( 現株式会社日立国際電気 ) 松下通信工業株式会社 10 5

カメラ機能の進化 / 多彩化 更新に当たっての背景 この 10 年間にカメラ機能は 更に大幅に進化し多数の新たな機能が追加された デジタルインターフェイスの台頭 インターフェースは アナログからデジタルへの移行が始まり 標準感度 S/N 等の表記が従来の表記で表せなくなった 利用範囲の拡大 ( 赤外 / 紫外 etc) 撮像ディバイスの分光感度特性は可視光外にまで及び 0 ルックスにもかかわらず感度があるなど 現在の表記では対応できないケースも出てきた 11 改定の手続き 以上のような背景から JIIAとして ( 社 ) 電子情報技術産業協会 (JEITA)CCTV システム専門委員会に改訂の必要性を提案し 平成 19 年度第 11 回 CCTVシステム専門委員会にて JIIAの分科会活動でこの更新作業を行なうことが承認された 従って更新案が纏まった後は JEITA に上程し 正式 に発行される予定である 12 6

現在の技術動向 - デジタル化 - 撮像素子の進化 - 照明の進化 13 デジタル化 従来の仕様と実態の離反 デジタル化 - 従来の仕様と実態の離反 - 標準 TV 規格の流用 解像度垂直幅基準の TV 本表記 出力レベルアナログ電圧によるレベル規定 S/N 伝送帯域に合わせた帯域制限 1.0V 0.7V 0V 0% 100% D*100% 0dB 0 5.2 MHz Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 14 7

デジタル化 従来の仕様と実態の離反 デジタル化 - 従来の仕様と実態の離反 - 標準 TV 規格の流用 解像度垂直幅基準の TV 本表記 デジタル化と最近の動向 高画素化した固体撮像素子 デジタルインターフェースによる正確なクロックサンプル 4:3 1024 768 XGA 1360 1024 SXGA+ 1600 16:9 2048 1200 1536 3M UXGA 撮像素子有効画素数 出力画素数の表記を検討 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 15 デジタル化 従来の仕様と実態の離反 デジタル化 - 従来の仕様と実態の離反 - 標準 TV 規格の流用 デジタル化と最近の動向 出力レベルアナログ電圧によるレベル規定 1.0V 0.7V 0V 0% 100% D*100% デジタル出力 CCTV 規定と PC 標準でのレベル設定の違い オリジナルのレベルの存在黒 0% と定格白 100% はどこか? 理論ダイナミックレンジの設定値 255 235 放送 民生 CCTV 255 PC オリジナル ( 例 ) 255 219 16 0 0% 100% D*100% 0% 100% レベルダイヤ等の表記を検討 0 0% 100% D*100% Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 16 8

デジタル化 従来の仕様と実態の離反 デジタル化 - 従来の仕様と実態の離反 - 標準 TV 規格の流用 デジタル化と最近の動向 S/N 伝送帯域に合わせた帯域制限 0dB 出力形式の違い高画素化による映像帯域の違いフレームレートの違いレベルダイヤによる信号レベルの違い 従来の測定法 ノイズ定義が通用しない 0dB 0 52 5.2 MHz 0 52 5.2?? MHz デジタル画像から測定など 新しいノイズ定義と測定法の統一を検討 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 17 デジタル化 インターフェースの多様化 デジタル化 - インターフェースの多様化 - 用途に合わせ多様化した 記載すべき付加情報 CameraLink 専用ボードと組合せたリアルタイム性 IEEE1394 汎用インターフェースと統合的な規格統一 USB 廉価小型システム構築 ビット幅 カラー白黒の違い クロック速度 CameraLink API 独自コントロール PoCL a b 接続端子 データ転送速度 対応ピクセルフォーマット IIDC1394 Gen<i>Cam 映像伝送規格 制御コントロール規格 Gig E Vision アナログに負けないケーブル長 Gig E Vision プロトコル 独自プロトコル Gen<i>Cam プロトコル 独自プロトコル PoE Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 18 9

現在の技術動向 - デジタル化 - 撮像素子の進化 - 照明の進化 19 撮像素子の進化 撮像素子の進化 性能向上 多機能化 読出し方法の多様化 ( ビニング パーシャル ) CCD, CMOS センサー 高画素化 ( 画素サイズ縮小 高速読みだし ) 高感度化 ( 光電変換率の改善 ) 低ノイズ化 ( ダークノイズ アンプノイズの減少 ) 分光感度特性 ( 赤外感度 紫外感度 ) 20 10

多機能化 イメージセンサの読み出し方法 加算読みだし ( ビニング ) 垂直加算 水平加算 水平垂直加算水平垂直加算 高速掃き捨て読みだし ( パーシャル ) 部分読み出し (WOI) 21 多機能化 ビニング 加算読み出し ( ビニング ) 各画素に蓄積された電荷を加算して読みだす 垂直方向 水平方向 両方向の加算方法があります 長所 : 加算した分感度が上がる 転送時間が短くできる 短所 : 加算方向の解像度が落ちる 22 11

多機能化 パーシャルスキャン 高速掃き捨て ( パーシャル ) 高速転送 通常転送 不要な部分を高速転送で掃き出し 必要な部分は通常の転送をおこなう 長所 : 高速掃き出した分 速く必要な部分が読み出せる 通常転送した部分の解像度は落ちない 短所 : 高速掃き出した部分は 使えない 高速転送 23 多機能化 WOI 部分読み出し (WOI) 必要な部分のみを読みだす CMOS 特有の機能 長所 : 水平 垂直どちらも不要な部分の読み出しがないため高速読み出しが可能 読み出した部分の解像度は落ちない 短所 : CCD では実現できない 24 12

撮像素子の進化 光ショットノイズの顕在化 光ショットノイズ 光が粒子であるため物理的揺らぎ 光の量を S とした場合 N= S の揺らぎが発生する たとえば S=10 万個 N=316 S/N=50dB S= 1 万個 N=100 S/N=40dB S= 1 千個 N=31.6 S/N=30dB 取扱い光子の量が S= 100 個 N=10 S/N=20dB 少ないと光ショットノイズは比率的に増える 光ショットノイズは物理的揺らぎなので 技術的に改善できないノイズである 25 撮像素子の進化 光ショットノイズの顕在化 光ショットノイズが顕在化してきたのは? 高画素化 ( 画素サイズ縮小 高速読みだし ) 取扱い光子の減少 高感度化 ( 光電変換率の改善 ) 光ショットノイズの増加 光ショットノイズが顕在化 ( 表面化 ) してきた 低ノイズ化 ( ダークノイズ アンプノイズの減少 ) 26 13

撮像素子の進化 CMOS センサの普及 CMOS は各画素毎にアンプを持っているため 空間ノイズが多い 27 現在の技術動向 - デジタル化 - 撮像素子の進化 - 照明の進化 28 14

照明の進化 従来の仕様と実態の離反 撮影波長可視光を想定 UV 照明検査 IR 照明検査 単色照明 (LED) 400 500 600 nm 撮影対象に合わせた感度仕様表記は? 400 500 600 新しい感度定義と測定法の提案を検討 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 29 現在の技術動向 デジタル化撮像素子の進化照明の進化 解像度出力レベルインターフェース S/N 感度分光特性など EMVA1288 の導入 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 30 15

EMVA1288 の概要紹介 31 EMVA1288 とは? EMVA1288 Standard for Characterization and Presentation of Specification Data for Image Sensors and Cameras 撮像素子とカメラのための仕様表示規格 EMVA=European Machine Vision Association 欧州ベースのマシンビジョン技術 標準化団体 当規格を開発 主管 JIIA=Japan Japan Industrial Imaging Association マシンビジョン技術規格を開発 世界へ向けて推進 産業用カメラ規格改定に伴い EMVA1288を取り込み普及を推進 AIA=Automated Imaging Association (USA base) 3 団体協調体制 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 32 16

今どき何故 新カメラ仕様規格が必要か? 人間の眼 TV カメラの規格はマシンビジョンに不適合 心理物理量の仕様尺度のため矛盾発生 赤外線照明なら 最低被写体照度が 0 Lx という矛盾 見るだけ の単一機能が対象で応用が利かない 技術の進歩に未対応 機械の眼 マシンビジョンはデジタルデータ取得用途 機械の眼 の仕様比較には物理量尺度が必要 使用用途 環境が多様なため 適応力のある評価尺度が必要 光源が多様化 LEDの単色光源や不可視光も普通に使う bit 数も多様 画像処理で使うのは1bitから10bitまで 現存のMVカメラ仕様表記は定義がバラバラで不十分 例 : 感度評価基準がバラバラ : bit/lx bit/(nj/cm 2 ) μv/e- だから MV カメラ用に統一された世界規格が必要 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 33 EMVA1288 の対応策 評価尺度の変更 物理量単位 感度表記 光子単位 ノイズ量表記 電子単位 絶対値表示 量子効率 η 総システムゲイン K Bit 単位の導入 SNR の bit 表示 デジタル処理に適応 評価対象の拡充 6 種のノイズ分析 撮像技術の進歩に対応 光ショットノイズ CCDの低ノイズ化 空間ノイズ CMOS 撮像素子の普及 適応力の強化 グラフ表示の活用 分光量子効率表示の要求 SNR ダイアグラムの表示 出来栄え : 撮像素子の仕様表記にも好適な合理的な規格 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 34 17

EMVA1288 の実例 1/3 データシート Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 35 EMVA1288 の実例 2/3 グラフ表示 ( 測定データ ) A 蓄積時間 ( 入射光子数 ) B 蓄積時間 ( 入射光子数 ) C 蓄積時間 ( 入射光子数 ) Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 36 18

EMVA1288 の実例 3/3 グラフ表示 ( 算出データ ) η(λ) : 全量子効率 [%] 分光感度特性相当 ただしこちらは絶対値表示 逆数関係 μ p.min (λ) : 限界感度 [p] 波長 [λ] 最低被写体照度相当 波長 [λ] SNR y (μ p ) :SNR Diagram [1] in bit & db SNR の光依存性を表示 入射光量 [p] in log2 and log10 37 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 37 EMVA1288 SNR ダイアグラム σ d : 全ダークノイズ = 時間ダークノイズ + 空間オフセットノイズ Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 38 19

まとめ : 新規格の効果 国内普及と今後の課題 新規格が効果を発揮 EMVA1288 まとめ 6 種のノイズ分析で新技術動向に適応可能にした 物理量単位の評価でカメラ間の絶対値比較を可能にした SNRダイアグラムで用途に応じた評価と多面的な比較を可能にした 国内普及が促進される 課題 JIIAが FAカメラの規格改定でEMVA 規格を取り込む FAカメラの標準化(WG3@JEITA) = 改訂作業 JIIA が JEITA の承諾を得て今年作業開始 新旧規格値との相関 対比方法の明確化 測定法 表示法の簡易化 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 39 更に詳しく知りたい方は 10/24 VISION 技術特別セミナー ( 有料 ) 最新の世界規格 産業用デジタルカメラ仕様表示規格 EMVA1288 その概要 画像ラボ 12 月号掲載 最新のマシンビジョン用性能表記規格 EMVA1288 講師 : ( 株 ) シーアイエス名雲文男 副題技術編 規格書を読む ( 株 ) シーアイエス名雲文男 http://www.jiia.org/ http://www.ciscorp.co.jp/ 40 20

定規格2008/11/25 JIIA の活動状況 41 改訂作業 ( 構想 ) 既定規格 :FA カメラの標準化 (WG3) JEITA:TTR-4602 EMVA1288 改訂作業 多機能化 デジタル化 撮像素子の進化 照明の進化既技術動向Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 42 JIIA 発ガイドライン制定 21

改訂作業 ( 流れ ) EMVA 規格の取り込み 既定規格技術動向の分析 仕様表記項目の洗い出し 検討 改訂項目の選定 新技術の標準化検討 EMVA 規格との整合性 ガイドライン改訂版制定 ドキュメント作成 選定項目のガイドライン検討 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 43 項目分類 仕様表記項目の洗い出し 1 大分類 / 中分類 / 小分類 ( 洗い出し項目 ) 大分類 :77 項目 性能 撮像素子仕様 機能 カメラ機能 電源 カメラ電源仕様 機構 光学系含む 環境 使用環境 信頼性 安全規格含む その他 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 44 22

仕様表記項目の洗い出し 2 大分類中分類洗い出し項目 性能 機能 撮像素子仕様映像性能映像信号処理走査シャッタ I/F 14 項目 17 項目 26 項目 8 項目 8 項目 15 項目 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 45 仕様表記項目の洗い出し 3 大分類中分類洗い出し項目 電源機構環境信頼性その他 光学系 メカ系 2 項目 6 項目 3 項目 7 項目 5 項目 6 項目 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 46 23

検討 改訂項目選定 ( 案 ) 洗い出し項目 ~ 検討 改訂項目選定 既定規格の見直し 多機能化 デジタル化 洗い出し項目計 117 項目 選定 ( 案 ) 撮像素子の進化 73 項目 照明の進化 JEITA 規格の取り込み EMVA 規格の取り込み Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 47 改訂作業検討項目 ( 案 ) FA カメラの標準化 (WG3) 追加項目 ( 案 ) 多機能化 / 撮像素子の進化 読み出しモード トリガシャッタ デジタル化 ビットアサイメント デジタル I/F EMVA 規格の取り込み ( デジタル化 / 撮像素子 / 照明の進化 ) 撮像素子性能 全量子効率 暗電流 飽和容量 倍加温度 映像性能時間ダークノイズ 全システムゲインの逆数 ダイナミックレンジ 最低感度閾値 最大 SN 比 空間オフセットノイズ 空間ゲインノイズ等が 主な追加項目 ( 案 ) である Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 48 24

EMVA1288 の取り込み 測定 表示方法の簡易化 新旧規格値との相関 対比方法の明確化 撮像素子メーカーの協力要請 撮像素子性能に関わるデータ開示 ( 案 ) 全量子効率量子効率のピーク波長 ( カラーセンサ : 各カラーフィルタのピーク ) 400nm ~ 1000nm の量子効率データ 暗電流 (Ta=30 ) Typical 値 ( 単位 e-/s もしくは A) と ばらつき ( 標準偏差 ) 飽和容量 Typical 値 ( 単位 e-) と ばらつき ( 標準偏差 ) 倍加温度暗電流値が倍増する温度 ( 単位 ) 改訂作業の課題 量子効率 ( 例 ): 54% @545nm Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 49 JIIA カメラ仕様分科会 活動目的 最後に マシンビジョンの現行仕様規格改良及び 新規格のンの現行仕様規格改良及び制定をおこない 普及推進活動を通じて産業用画像分野の市場拡大に寄与する メンバー 13 社 ( 参加企業 : 装置メーカ システムインテグレータ カメラメーカ ) 28 名 JIIA HP http://www.jiia.org/ Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 50 25

VisionJapan2008 @ パシフィコ横浜 JIIA 公開セミナー産業用カメラの仕様表記規格改訂 ご清聴ありがとうございました 有限責任中間法人日本インダストリアルイメージング協会標準化委員会カメラ仕様分科会 Copyright 2008 Japan Industrial Imaging Association. All rights reserved. 51 26