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市町村合併の推進状況について

* 1.請求の要旨

級が6 級以上であるもの ( これらの職員のうち 組合規則で定める職員を除く 以下 特定管理職員 という ) にあっては 100 分の102.5) 12 月に支給する場合においては100 分の137.5( 特定管理職員にあっては 100 分の117.5) を乗じて得た額 (2) 再任用職員期末手当基

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高島市職員措置請求に係る監査の結果について 第 1 請求の受付 1 請求書の提出平成 29 年 9 月 28 日 2 請求人 3 請求の要旨 ( 高島市職員措置請求書 の原文のまま記載) 1 請求の要旨高島市長による平成 29 年度の固定資産税の賦課において 別紙の固定資産について 家屋の未評価によ

ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

第  号

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

が成立するが 本件処分日は平成 29 年 3 月 3 日であるから 平成 24 年 3 月 3 日以降 審査請求人に支給した保護費について返還を求めることは可能であ る 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件処分に係る生活保護

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

り ただ 財務会計上の行為が違法 無効であることに基づいて発生する実体法上の請求権の行使を怠る事実 についての監査請求は 通常 当該財務会計上の行為についての監査請求と表裏の関係にあるため 同時に監査請求期間が進行すると解されるのであり 表裏の関係にあるとはいえない特別の事情がある以上 62 年判決

の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

平成21年12月に支給する期末手当に関する特例措置に関する規則

加西市監査公表第 1 号 加西市職員措置請求に係る監査結果の公表について 地方自治法第 242 条第 1 項の規定により平成 24 年 8 月 20 日付けで提出のあったみだ しの措置請求について 同条第 4 項の規定に基づき監査を行った結果を 同項の規定に基づき 公表する 平成 24 年 10 月

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

聖籠町職員の育児休業等に関する条例及び聖籠町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例をここに公布する

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

平成11年6月8日

別表 ( 第 3 条関係 ) 給料表 職員の区分 職務の級 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 号給給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額給料月額 再任用職 1 144, , , , , ,60

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

附則第 2 項 第 3 項及び第 5 項 第 6 項又は第 14 条の規定による退職手当を受けたときは 当該職員の退職手当の基本額から 退職手当支給条例第 3 条第 1 項の規定によりその者の退職手当額を計算して得た額を差引いた残りの金額に相当する額を 退職の日におけるその者の給料月額により算定した

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

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(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

大情審答申第 号

議案第72号 向日市職員の給与に関する条例及び向日市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について_議案・改正文

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等に関する規則 平成 19 年 3 月 31 日規則第 15 号 改正 平成 21 年 2 月 16 日規則第 2 号平成 21 年 8 月 25 日規則第 28 号平成 28 年 3 月 25 日規則第 17 号鹿屋市公の施設に係る指定管理者の指定の申請等

( その他 ) 第 11 条この規則に定めるもののほか, 必要な事項は, 市長が別に定める 附則この規則は, 平成 30 年 4 月 1 日から施行する

ている しかしながら 本件処分は条例の理念と条文の解釈運用を誤った違法なものであり 取り消されなければならない ⑶ 条例第 7 条第 1 項本文は 個人情報の外部提供の原則禁止を規定している また 同条同項ただし書の趣旨は 単に外部提供の原則禁止規定を解除したにとどまる すなわち 当該法令等が存在す

別式第 1 号 ( 第 2 条関係 ) ( 表面 ) 第 号 立入調査員証 写 真 所 属 職 氏名生 年 月 日 上の者は 米子市空き家等の適正管理に関する条例 ( 平成 24 年米子市条例第 28 号 ) 第 4 条第 2 項の規定に基づき立入調査を行う職権を有する者であることを証する ( 裏面

議案第70号 向日市職員の給与に関する条例及び向日市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について

議案102

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

平成  年(オ)第  号

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取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

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諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

Microsoft Word - 例規集(A4判).docx

19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

8 住民監査請求県内に住所を有する住民は 県の執行機関 知事又は職員について 違法若しくは不当な公金の支出 財産の取得 管理若しくは処分 契約の締結若しくは履行若しくは債務その他の義務の負担があると認めるとき 又は違法若しくは不当に公金の賦課若しくは徴収若しくは財産の管理を怠る事実があると認めるとき

1 天神 5 丁目本件土地及び状況類似地域 天神 5 丁目 本件土地 1 状況類似地域 標準宅地

控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し

号様式 ) によるものとする 2 受給資格者証の有効期間は 子どもが出生した日又は本市へ転入した日から18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までとする ( 助成の請求等 ) 第 4 条条例第 8 条第 1 項の規定により保険医療機関等が支払を受けようとするときは 診療報酬の例により社会保険診

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香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

Microsoft Word - 条例参考+補足説明

ものであった また, 本件規則には, 貸付けの要件として, 当該資金の借入れにつき漁業協同組合の理事会において議決されていることが定められていた (3) 東洋町公告式条例 ( 昭和 34 年東洋町条例第 1 号 )3 条,2 条 2 項には, 規則の公布は, 同条例の定める7か所の掲示場に掲示して行

平成17年3月伊那市議会定例会議案目次

千代田区議会議員の報酬、費用弁償及び

がある 7 平成 28 年 3 月 28 日 処分庁は 同日付で審査請求人に対し 借入金収入 円の未申告により生じた保護費過払い分について 法第 78 条第 1 項の規定により費用徴収を行う決定を行い 同年 7 月 7 日 費用徴収決定通知書を審査請求人に手交した 8 審査請求人は 平成 28 年

早期退職に係る募集実施要項 平成 27 年 8 月 24 日 三好市長黒川征一三好市議会議長大浦忠司三好市教育委員会三好市代表監査委員平田健一三好市農業委員会 今般 組織の年齢別人員構成を適正化し 組織の活性化を図ることを目的として 三好 市定年前に退職する意思を有する職員の募集及び認定に関する条例

2 請求書が提出された日 平成 28 年 12 月 12 日 3 本件請求の要旨本件請求の内容を整理すると 請求の要旨は 大要 次のとおりである (1) 協会は 女子バスケット五輪アジア予選で補助金を平成 7 年と平成 11 年に合計 2 億 537 万円の交付を受けた ( 内訳 : 静岡県 3,7

4-2砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例施行規則

議案第07号-給与に関する条例の一部改正【確定】

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

11総法不審第120号

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

議案用 12P

の他の臨時又は緊急の必要により週休日等以外の日の午前零時から午前 5 時までの間であって正規の勤務時間以外の時間に勤務した場合は 当該職員には 管理職員特別勤務手当を支給する 第 16 条の2 第 3 項中 前 2 項 を 前 3 項 に改め 同項を同条第 4 項とし 同条第 2 項の次に次の1 項

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

【最終】給与条例改正文

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

千葉市プレーパーク開催支援要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条本要綱は 本市における市民によるプレーパークを支援するために必要な事項を定めるものとする ( 用語の定義 ) 第 2 条本要綱において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) プレーパーク子どもたちの健全な育

財営第   号

区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

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号外53号 生涯学習条例あら indd

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Microsoft Word 答申件数表

7 という ) が定める場合に該当しないとして却下処分 ( 以下 本件処分 という ) を受けたため, 被控訴人に対し, 厚年法施行令 3 条の12の7が上記改定請求の期間を第 1 号改定者及び第 2 号改定者の一方が死亡した日から起算して1 月以内に限定しているのは, 厚年法 78 条の12による

公益財団法人全国競馬 畜産振興会役員慰労金支給規程 ( 平成 25 年 8 月 1 日会長達第 3 号 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 公益財団法人全国競馬 畜産振興会 ( 以下 振興会 という ) 役員及び評議員の報酬等の支給に関する規程第 5 条の規定に基づき 役員 ( 常勤の者に限る

2 返還額の算定方法 (1) 前記 1の (1) (2) (5) 及び (6) の退職一時金に係る返還額 退職一時金の額に利子に相当する額を加えた額とされており この利子に相当する 額は当該一時金の支給を受けた日の属する月の翌月から退職共済年金等を受ける権利 を有することとなった日の属する月までの期

次のように補正するほかは, 原判決の事実及び理由中の第 2に記載のとおりであるから, これを引用する 1 原判決 3 頁 20 行目の次に行を改めて次のように加える 原審は, 控訴人の請求をいずれも理由がないとして棄却した これに対し, 控訴人が控訴をした 2 原判決 11 頁 5 行目から6 行目

第 2 条条例第 2 条第 1 項に規定する社会保険各法 ( 以下 社会保険各法 という ) は 次の各号に掲げる法律をいう (1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) (2) 船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号 ) (3) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第

11総法不審第120号

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

(2) もっとも 本件施設の建設工事が進められるうちに 平成 27 年 1 1 月 6 日 建設予定地の地中から廃棄物が排出されて処分費用が増加し その処分費用として予定分を含め約 8000 万円が必要とされるという報告が給食サービス会社によりなされた ( 事実証明書 1 19 頁 ) このことを受

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

個人情報の保護に関する規程(案)

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Taro-議案第13号 行政手続条例の

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

2/3 八代市こども医療費の助成に関する条例 2 前項の申請は 保険医療機関等において診療を受けた日 ( ただし 養育医療費については自己負担金を納入した日 ) の属する月の翌月から起算して 1 年を経過した日以後においてはすることができない ( 保険医療機関等への支払 ) 第 6 条市長は 健康保

1 審査会の結論 平成 29 年度市民税 県民税税額変更処分 に係る審査請求は棄却するべ きであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要緑区長 ( 以下 処分庁 という ) は 平成 29 年 6 月 1 日 審査請求人に対して 平成 29 年度市民税 県民税賦課決定処分 ( 以下 先行処分 と

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

Transcription:

津市監査委員告示第 1 号平成 19 年 11 月 28 日に提出された 住民監査請求 について 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 第 242 条第 4 項の規定に基づき監査を行った結果 平成 20 年 1 月 21 日付けで下記のとおり請求人に通知したので これを公表する 平成 20 年 1 月 29 日 津市監査委員岡部高樹同平岡益生同永田正同山中利之 記 第 1 請求の受理 1 受理年月日本件監査請求は 平成 19 年 11 月 28 日に受理した 2 請求人三重県津市杉原東洋兒 3 請求の概要本件監査請求書及び添付された事実を証する書類 ( 平成 19 年 12 月 20 日に提出を受けた書類を含む 以下同じ ) の内容並びに請求人の陳述から 本件監査請求の概要は 以下のとおりであると理解した なお 請求人の陳述は 平成 19 年 12 月 10 日に聴取した (1) 請求の要旨市町村合併前の久居市 久居地区広域消防組合及び久居地区広域衛生施設組合 ( 以下 久居市等 という ) の市長 管理者及び代表理事並びに助役 副管理者及び収入役 ( 以下 久居市長等 という ) は 久居市等の一部の職員に対し 長年 不適正かつ違法な上乗せ給料及び当該上乗せ給料に基づく諸手当 ( 以下 本件給与 という ) を支給していたが 津市長松田直久 ( 以下 市長 という ) は 平成 19 年 10 月 1 日に 本件給与を受給していた職員及び職員であった者 ( 以下 本件受給者 という ) に対

し 過去 5 年間遡り 不当に利得した本件給与相当額の返還を求めたものの 根源的責任者 である久居市長等であった者に対しては 何らの責任を求めていない しかし 本件給与の 支給 なくして 受給 はあり得ないのであり 久居市長等が長年の本件給与の支給により久居市等に与えた損害は多大であることから 市長が久居市長等であった者に対し 当該損害賠償請求権を行使しないことは 違法に財産の管理を怠るものである (2) 求める措置の内容監査委員は 市長に対し 次のとおり勧告するよう 請求するものである ア市長は 久居市長等であった者に対し 平成 9 年 10 月から平成 14 年 9 月までに支出された本件給与相当額及び所定の利息について その損害を市に補填させるよう 必要な措置を講じよ イ市長は 久居市長等であった者に対し 平成 19 年 10 月 1 日の市長の措置に関し 本件受給者に補填を求めなかった平成 14 年 10 月から平成 17 年 12 月までに支出された本件給与に係る所定の利息 及び本件受給者に返還を求めた本件給与相当額のうち未返還相当額について その損害を市に補填させるよう 必要な措置を講じよ ウ市長は 久居市長等であった者に対し 平成 9 年 10 月から平成 17 年 12 月までに支出した本件給与及び所定の利息の補填を求めるために要した諸経費相当額について その損害を市に補填させるよう 必要な措置を講じよ 第 2 監査の結果 1 確認した事実と経過の概要本件監査請求書に添付された事実を証する書類及び市長公室人事課 ( 以下 人事課 という ) から提出を受けた資料に基づき確認した事実と経過の概要は 次のとおりである (1) 公文書開示請求平成 19 年 1 月 30 日に 久居市における一般行政職職員 ( 久居市職員の給与に関する条例 ( 昭和 32 年久居市条例第 7 号 ) に定める行政職給料表における職務の級が5 級以上の職員 ) に係る給与支給明細書等に関する

公文書の開示請求があり 同年 2 月 13 日に該当する公文書の部分開示がなされた (2) 新聞報道等平成 19 年 4 月 22 日から同月 24 日にかけて 本件給与に係る新聞報道等がなされた (3) 合併前市町村等の給与取扱いに係る総点検の実施及び結果人事課は 新聞報道等の後 合併前市町村等の給与の取扱いに関して 関係する条例等の確認及び関係者への聞取り等による総点検を実施した この結果 久居市等における行政職給料表 5 級及び6 級に該当する職員の枠外昇給の取扱いについて 久居市職員の給与に関する条例第 5 条第 5 項ただし書及び久居市職員の初任給 昇格 昇給等に関する規則 ( 昭和 6 1 年久居市規則第 4 号 ) 第 25 条第 1 項 ( 久居地区広域消防組合職員の初任給 昇格 昇給等に関する規則 ( 昭和 61 年久居地区広域消防組合規則第 1 号 ) 第 2 条及び久居地区広域衛生施設組合職員の初任給 昇格 昇給等に関する規則 ( 昭和 61 年久居地区広域衛生施設組合規則第 1 号 ) において準用する場合を含む 以下 久居市給与条例等 という ) に定める枠外昇給は その者の属する級における最高の号給の額とその一号給下位の号給の額との差額をその者が現に受けている給料月額に加えた額に昇給させることができる ものとしていたが その者の職務の級より上位の職務の級の給料月額を支給していたことを確認した とした (4) 本件給与の返還等人事課は 前記総点検の結果 久居市等による枠外昇給の取扱いは 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 24 条第 1 項が定める 職務給の原則 及び同条第 3 項が定める 均衡の原則 等の観点から適正を欠くものとして 本件給与の平成 14 年 10 月支給分まで遡り 久居市給与条例等その他関係例規に基づき 改めて枠外昇給に係る見直しを行った上 市長は 平成 19 年 10 月 1 日に 本件受給者に対し 本件給与相当額の返還を求めるなどの措置を講じた 2 結論本件監査請求書及び添付された事実を証する書類の内容並びに請求人の陳述のほか 人事課から提出を受けた資料等を総合的に監査したところ 本件監査請求は適法な監査請求であると認めることができないと判断したため これを却下する

3 結論に至った理由結論に至った理由は 次のとおりである (1) 監査請求の期間制限の適用法第 242 条第 1 項に基づく監査請求は 地方公共団体の長又は職員等による違法若しくは不当な公金の支出 財産の取得 管理若しくは処分 契約の締結若しくは履行若しくは債務その他の義務の負担があると認めるとき 又は違法若しくは不当に財産の管理等を怠る事実があると認めるときは これらの行為又は怠る事実によって当該地方公共団体が被った財産上の損害の補填のため 又は損害を被ることを防止するための必要な措置を講ずべきことを請求することができるものである そして 違法又は不当な財務会計上の行為について 同条第 2 項は 当該行為があった日又は終わった日から1 年を経過したとき は 正当な理由がある場合を除き これをすることができない と定められており この期間制限は 財務会計上の行為がたとえ違法又は不当なものであるとしても 期限なく監査請求及び住民訴訟の対象となり得れば 行政の法的安定性を損ない好ましくないことから設けられたものと解される これに対し 違法又は不当に財産の管理等を怠る事実については このような期間制限はなく 当該地方公共団体の住民は 怠る事実が存在する限り いつでも監査請求をすることができるものとされている しかし 財務会計上の行為に基づいて生じた実体法上の損害賠償請求権等の不行使についても 怠る事実 として期間制限が及ばないとすると 当該財務会計上の行為については 1 年という期間制限により監査請求することができないにもかかわらず 当該行為に基づき生じた損害については補填等の措置を請求し得る状態が継続することとなり 期間制限が設けられた法の趣旨を没却させることとなる この期間制限の適用について示された昭和 62 年 2 月 20 日及び平成 1 4 年 7 月 2 日の最高裁判所判決によると 怠る事実を対象としてなされた監査請求であっても 財務会計上の行為が違法であるからこそ発生する実体法上の損害賠償請求権等の不行使を 怠る事実 として対象とするものである場合には 当該財務会計上の行為が違法と評価されて初めて当該請求権が発生するのであるから 監査委員は 当該財務会計上の行為が違法であるか否かを判断しなければ当該怠る事実の監査を遂げることができないという関係にある とした上 こうした関係にある監査請求に限り 当

該財務会計上の行為を対象とする監査を求める趣旨を含むものとみざるを得ず 当該行為のあった日又は終わった日を基準として 期間制限の適用がある としている (2) 本件監査請求に係る判断前記期間制限の適用に係る法規及び判例の趣旨のもと 本件監査請求についてみると 本件監査請求における請求人の主張は 久居市長等が長年の本件給与の支給により久居市等に損害を与えたものとして 久居市長等であった者に対し 損害賠償請求権を行使するよう勧告することを求めたものである しかるに 当該損害賠償請求権は 久居市長等による 本件給与の支出 が違法と評価されて初めて発生するのであるから 本件監査請求は 本件給与の支出 という財務会計上の行為を対象として監査を求める趣旨を含んだもので 当該行為のあった日を基準として 期間制限の適用があるものと解するのが妥当である そして 久居市長等による本件給与の支出のあった最も遅い日は 平成 17 年 12 月 21 日であることから 本件監査請求は この日から1 年を経過してなされたものであると認められる さらに 1 年を経過して本件監査請求がなされたことに 法第 242 条第 2 項ただし書に規定する 正当な理由 があるか否かについて判断すると 正当な理由 の有無は 特段の事情がない限り 地方公共団体の住民が相当の注意力をもって調査したときに 客観的にみて当該行為を知ることができたと解される時点から 相当の期間 内に監査請求をしたかどうかによって判断すべきである 本件給与の支出については 平成 10 年 10 月 16 日から同年 12 月 4 日にかけて開会された久居市議会行政改革調査特別委員会の付議事件の中で討議された経緯があり 同委員会は原則公開のもと開会されていたものと考えられることから 当時の久居市民は 同年 10 月から12 月ごろには 相当の注意力をもって調査したときに 客観的にみて監査請求をするに足る程度に 本件給与の内容を知ることができたと判断される 仮に同委員会における討議の経緯を考慮しないとしても 本市の市民は 新聞により本件給与について最初に報道された平成 19 年 4 月 22 日ごろには 監査請求をするに足る程度に 本件給与の内容を知ることができたと解することが妥当である

したがって この新聞報道の日を基準にした場合 本件監査請求があった日は 同日から7か月以上経過しており 監査請求書及びその事実を証する書面の作成に要する日数を考慮すると 相当な期間 内に監査請求されたものと認めることはできず ( 同趣旨 / 平成 14 年 9 月 12 日最高裁判所判決 ) よって 正当な理由 があるとは認められない 以上の理由から 本件監査請求は 法第 242 条第 2 項に定める期間を徒過してなされたものとして 不適法たる評価を免れないものと判断した 以上