浄土ヶ浜 ( 岩手県宮古市 ) 気仙沼大島 ( 宮城県気仙沼市 ) 2

Similar documents
No.7 調査地点 : 北山崎 痕跡の種類 : 津波石自然公園 : 陸中海岸国立公園 ( 地種区分 : 特別保護地区 ) 調査日時 : 2011 年 7 月 12 日 15 時 55 分 天気 : 晴れ潮汐 ( 久慈 ) 干潮 06:58 18:19 概要 満潮 15:01 23:45 北山崎から海

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

CSRコミュニケーションブック

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

トヨタの森づくり 地域・社会の基盤である森づくりに取り組む

自動車産業マップ.indd

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

平成 29 年 12 月 18 日国土交通省仙台河川国道事務所 三陸沿岸道路 気仙沼 IC 跨道橋 ( 仮称 ) 国道 45 号交差部の架設作業夜間通行止めを実施します 三陸沿岸道路と国道 45 号が交差する箇所におきまして 気仙沼 IC 跨道橋 ( 仮称 ) の桁架設作業 ( 夜間 ) を行います

東 北 と総 合 建 設 業 福島北JCT 福島北JCT 三陸沿岸道路359km 震災後新規区間148km 東北中央自動車道 相馬 福島 45km 震災後新規区間23km 霊山 霊山 阿武隈 阿武隈 東北自動車道 東北自動車道 宮 城 県 花巻JCT 花巻JCT 阿武隈東 阿武隈東 4号 4号 国道

別紙 Ⅰ 対象事業の概要環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 以下 法 という ) 第 15 条に基づき 事業者である国土交通省関東地方整備局及び横浜市から 平成 30 年 6 月 22 日に送付のあった環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) の概要は次のとおりである 1 事業

Microsoft Word - 01_計画書180111修正版

PowerPoint プレゼンテーション

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

東日本大震災 鳴らされていた警鐘

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Taro-全員協議会【高エネ研南】

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

14/研究員リポート/金谷/震災PT_震災復興08.indd

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

東日本大震災初動期復旧期復興期創造的復興2

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

Transcription:

第 18 回自然環境部会諮問案件 資料 6-3 三陸復興国立公園の指定 ( 陸中海岸国立公園の公園区域及び公園計画の変更並びに国立公園の名称変更 ) 北山崎 ( 岩手県田野畑村 ) 1

浄土ヶ浜 ( 岩手県宮古市 ) 気仙沼大島 ( 宮城県気仙沼市 ) 2

陸中海岸国立公園経緯 昭和 30 年陸中海岸国立公園指定 ( 岩手県普代村松磯から岩手県釜石市大根崎 ) 昭和 39 年公園区域の変更 ( 南部公園区域の拡張 ) ( 岩手県釜石市大根崎から宮城県気仙沼市岩井崎 ) 昭和 46 年公園区域の変更 ( 北部公園区域の拡張 ) ( 岩手県久慈市高家川口から岩手県普代村松磯 ) 平成 6 年公園区域及び公園計画の全般的な 見直し ( 再検討 ) 平成 12 年第 1 次点検 平成 23 年東日本大震災の発災 (3 月 11 日 ) 三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興 < 基本理念 > 三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興 - 森 里 川 海が育む自然とともに歩む復興 - < 基本方針 > 1. 自然の恵みを活用する 2. 自然の脅威を学ぶ 3. 森 里 川 海のつながりを強める みちのく潮風トレイル グリーン復興プロジェクト 1 三陸復興国立公園の創設 ( 自然公園の再編成 ) 2 里山 里海フィールドミュージアムと施設整備 3 地域の宝を活かした自然を深く楽しむ旅 ( 復興エコツーリズム ) 4 南北につなぎ交流を深める道 ( みちのく潮風トレイル青森県蕪島 ~ 福島県松川浦 ) 5 森 里 川 海のつながりの再生 6 持続可能な社会を担う人づくり (ESD) の推進 7 地震 津波による自然環境への影響の把握 ( 自然環境モニタリング ) 3

三陸復興国立公園の創設 ( 自然公園の再編成 ) 三陸地域の自然公園等を活用した復興の考え方 ( 平成 24 年 3 月 9 日中央環境審議会答申 ) 三陸復興国立公園の区域については 既存の陸中海岸国立公園を中核として 青森県八戸市の蕪島から宮城県石巻市 女川町の牡鹿半島まで及びその周辺の自然公園を対象に 自然景観や利用状況の調査をしたうえで段階的に 再編成を行う 自然公園の区域と保護 管理のための地域区分は 復興に貢献する観点から迅速に再編成するために 既存のものとすることを基本として検討を進める ただし 将来的には 自然の恵みである生態系サービスの源にもなっている豊かな生態系の保全を進めるために また 復興の過程で変化する自然環境にふさわしい公園管理を進めるために 地域区分を見直す 三陸復興国立公園の創設 ( 自然公園の再編成 ) 三陸地域の自然公園等を活用した復興の考え方 ( 平成 24 年 3 月 9 日中央環境審議会答申 ) 利用のために公園計画については 長距離海岸トレイルやエコツーリズムといった利用形態に対応することも含めて見直す 再編成を行う国立公園の名称は 復興に貢献する観点と 国外も含め多くの関係者の支援を受けるためにも 三陸復興国立公園 とし 復興状況を見て 将来にふさわしい名称を再度検討することが適当と考えられる 4

三陸復興国立公園の指定のポイント (1) 1. 指定の範囲 陸中海岸国立公園及び種差海岸階上岳県立自然公園を 三陸復興国立公園 として新規指定 2. 指定理由 北上山地が太平洋に接する地形の形成史及び地質の観点から一体的な地域で 海岸地形は岩手県宮古市以北の海食崖と段丘面からなる海成段丘と岩手県宮古市以南のリアス海岸に分けられ 豪壮かつ優美な自然海岸の景観が傑出しているため 国立公園として指定するもの 三陸復興国立公園の指定のポイント (2) 3. 風景形式 景観要素 テーマ < 風景型式 > わが国最大級の海食崖とリアス海岸が連続した傑出した自然海岸 < 主な景観要素 > 海食崖 リアス海岸 砂浜海岸とマツ林 海岸植生 古い年代の地質と化石 海鳥の繁殖地 津波の痕跡 文化景観等 < テーマ > 自然の恵みと脅威 人と自然との共生により育まれてきた暮らしと文化が感じられる国立公園 5

三陸復興国立公園の指定のポイント (3) 4. 新たに国立公園に編入される種差海岸階上岳地域 1 種差海岸階上岳県立自然公園 ( 青森県八戸市及び階上町 ) の区域を 新たに国立公園に編入 (2,406ha) 21 に隣接する鮫角灯台及び種差噴水公園及び周辺地域についても 公園区域に編入 (2 箇所 :17ha) 3 保護規制計画は 復興に貢献する観点から迅速に再編成するため 県立自然公園の計画を踏襲 4 利用施設計画は 優れた海岸景観について適切な利用を進めるよう 集団施設地区 園地 歩道 車道等の計画を配置 面積の増減 変更前変更後面積の増減 陸域 : 12,212ha 海域 : 39,400ha 特別保護地区 : 438ha 第 1 種特別地域 : 878ha 第 2 種特別地域 : 5,281ha 第 3 種特別地域 : 3,692ha 普通地域 ( 陸域 ): 1,923ha 普通地域 ( 海域 ): 39,400ha 海域公園地区 : 23.4ha 陸域 : 14,635ha 海域 : 41,300ha 特別保護地区 : 438ha 第 1 種特別地域 : 946ha 第 2 種特別地域 : 5,430ha 第 3 種特別地域 : 5,848ha 普通地域 ( 陸域 ): 1,973ha 普通地域 ( 海域 ): 41,300ha 海域公園地区 : 23.4ha 陸域 : +2,423ha 海域 : +1,900ha 特別保護地区 : 0ha 第 1 種特別地域 : 68ha 第 2 種特別地域 : 149ha 第 3 種特別地域 : 2,156ha 普通地域 ( 陸域 ): 50ha 普通地域 ( 海域 ): 1,900ha 海域公園地区 : 0ha 6

たねさし 種差海岸地域 ( 保護規制計画 ) 蕪島外 1 特 (2ha) 大須賀海岸外 2 特 (111ha) 蕪島ウミネコの繁殖地 館越外 3 特 (7ha) 種差海岸外 1 特 (26ha) 種差天然芝生地 種差海岸外 2 特 (34ha) たねさし 種差海岸地域 ( 保護規制計画 ) 金浜海岸 金浜海岸外 3 特 (31ha) 榊平海岸外 3 特 (27ha) 小舟渡外 2 特 (4ha) 小舟渡海岸 7

はしかみだけ 階上岳地域 ( 保護規制計画 ) 階上岳外 3 特 (2,091ha) つくし森外 1 特 (9ha) 階上岳外 1 特 (31ha) 階上岳山頂より たねさし種差海岸集団施設地区 インフォメーションセンター整備予定 8

たねさし種差海岸地域 ( 利用施設計画 ) 蕪島園地 追加 鮫角宿舎 追加 葦毛崎園地 追加 蕪島白浜線道路 ( 車道 ) 追加 白浜園地 追加 東北太平洋岸自然歩道線道路 ( 歩道 ) ( みちのく潮風トレイル ) 追加 葦毛崎園地 高岩園地 追加 大蛇園地 追加 小舟渡園地 追加 みちのく潮風トレイル ( 大須賀海岸 ) はしかみ階上岳地域 ( 利用施設計画 ) 寺下観音園地 追加 階上岳線道路 ( 車道 ) 追加 寺下観音園地 階上岳山頂野営場 追加 階上岳山頂園地 追加 東北太平洋岸自然歩道線道路 ( 歩道 ) ( みちのく潮風トレイル ) 追加 階上岳山頂野営場 9

陸中海岸地域 ( 利用施設計画 ) 机浜 ( 震災前 ) 机浜 ( 震災後 ) 羅賀北山崎線 ( 船舶運送施設 ) 追加 羅賀北山崎線 ( 海より ) 陸中海岸地域 ( 利用施設計画 ) 碁石海岸線 ( 船より ) 碁石海岸線 ( 船舶運送施設 ) 追加 碁石海岸線 10

陸中海岸地域 ( 利用施設計画 ) 長磯園地 削除 長磯舟遊場 削除 長磯宿舎 削除 長磯水族館 削除 三陸復興国立公園の指定を受けた新たな取組 1. 普及啓発 情報発信 指定記念式典及び各種イベントを開催し 指定について広く周知するとともに 国立公園の保護管理及び利用推進に関して 地域関係者の機運醸成を図る 国立公園としての利用情報の積極的な発信を行い 利用を推進するとともに 公園事業者との連携強化を図る 2. 新たに国立公園に編入された区域における管理の強化 グリーンワーカー事業等による外来植物の除去 展望地における修景伐採による景観の保全 管理を推進する 案内所等の利用拠点の整備や自然ふれあい行事の開催等を行い 適切な利用を推進する 11

三陸復興国立公園の指定を受けた新たな取組 3. これまでの利用形態に加えた新たな利用や国立公園内 外の連携の推進 久慈市 山田町 気仙沼市において 国立公園内の資源も活用したエコツーリズムを推進する みちのく潮風トレイル ( 東北太平洋岸自然歩道線道路 ( 歩道 )) は 路線を決定し 標識等の整備やトレイルマップの作成等を進め 平成 25 年秋を目標に部分開通する 海上からの景観を楽しむための新しい利用形態を推進 三陸復興国立公園の指定を受けた新たな取組 4. 自然の脅威を学び伝える場としての利用拠点の整備 岩手県宮古市において 被災した野営場の施設を遺構として残し 津波の脅威を学ぶ場を整備する 各拠点施設の復旧 再整備においては ユニバーサルデザインを積極的に導入し 地域の素材 再生可能エネルギー等を活用する また 震災廃棄物由来の再生資材等を有効活用する 5. 三陸復興国立公園の再編成の推進 南三陸金華山国定公園について 平成 25 年秋以降の編入を目指して作業を進める 12

中央環境審議会委員の視察 日時 : 平成 24 年 11 月 25 日 ( 日 )~27 日 ( 火 ) 参加者 : 武内和彦部会長 下村彰男小委員長 桜井泰憲委員 白山義久委員 土屋 誠委員 中静 透委員 あん まくどなるど委員 小泉武栄委員 鷲谷いづみ委員 敷田麻実委員 行 程 : 青森県八戸市及び階上町の公園区域拡張予定箇所や 陸中海岸国立公園の状況 グリーン復興プロジェクトの事業予定地 視察の様子 蕪島 種差海岸 サッパ船アドベンチャーズ 部会長取材対応 13