別紙 1 退職後保障制度規約 第 1 条 ( 目的 ) この退職後保障制度は信用組合の役職員の福利厚生の一環として退職後の様々な保障ニーズに対応することを目的とするものです 第 2 条 ( 運営 ) この保険は 本規約 ならびに別に定める 役職員退職後保障制度事務処理要領 および 拠出型企業年金保険普通保険約款 特約条項 特則条項 一時払退職後終身保険約款 医療給付金付個人定期保険約款 特約条項 また保険会社との 拠出型企業年金保険契約協定書 一時払退職後終身保険の取扱に関する協定書 退職後医療保障制度に関する約定書 により運営するものとします 第 3 条 ( 加入資格 ) この保険への加入資格者は 信用組合の役職員とします ただし 次の各号の一に該当する者は除外します 1.Aコース ( 年金積立型 ) においては満 55 歳以上の者 Bコース ( 自由積立型 ) においては満 63 歳以上の者 2. 加入申込現在健康で正常に勤務していない者第 4 条 ( 追加加入 ) 前条の加入資格を有する者の追加加入日は 毎年 1 月 1 日とします 第 5 条 ( 脱退 ) 脱退は随時できます 第 6 条 ( 掛金 ) 加入者の払込掛金はAコース ( 年金積立型 ) Bコース ( 自由積立型 ) 各々に定め別表 Ⅰの金額とします ただし 掛金には0.5% の制度運営費が含まれています 第 7 条 ( 掛金の送金 ) 信用組合は 各加入者の掛金を毎月一括取りまとめ 前月 27 日に社団法人全国信用組合中央協会 ( 以下 全信中協 という ) の指定口座に払込むものとします 第 8 条 ( 掛金の変更 ) 既加入者の掛金の変更は毎年 1 月 1 日に限り取扱います 第 9 条 ( 退職後保障制度への移行 ) Bコース ( 自由積立型 ) の既加入者は50 歳以上で退職した時に退職後保障制度 ( 医療保険 一時払退職後終身保険 ) ヘ移行できます ただし 移行の上限は65 歳とします 移行を希望する者は退職月の前月末日までに移行手続きを完了して下さい 第 10 条 ( 給付の種類 ) この制度は 年金 脱退一時金 遺族一時金の給付があります また Bコース ( 自
由積立型 ) において退職時に医療保険や一時払退職後終身保険に移行した場合は 疾病 災害入院給付金 手術給付金 高度先進医療給付金 特定疾患給付金 死亡 高度障害保険金 災害死亡 高度障害保険金をお支払いします 第 11 条 ( 脱退一時金 ) 脱退一時金額は 当該加入者の払込実質保険料累計額と積立配当金累計額の合計額とします また 脱退一時金の受取人は加入者本人とします 第 12 条 ( 給付の種類 ) 加入者が死亡によりこの制度から脱退した場合は 前条の脱退一時金に月払掛金 1 口 (2,000 円 ) につき10,000 円 半年払掛金 1 口 (10,000 円 ) につき 10,000 円を 加算した遺族一時金をお支払いします また 遺族一時金の受取人は加入者の遺族とし 遺族の範囲と順位は労働基準法施行規則第 42 条 ~ 第 45 条の規定を準用するものとします 第 13 条 ( 年金 ) 1. 年金は次の4 種類とし 加入者本人に支払います a.15 年保証終身年金 b.15 年確定年金 c.10 年確定年金 d. 配偶者年金付 15 年保証終身年金 2. 年金月額は 当該加入者の払込実質保険料累計額と積立配当金累計額の合計額を年金原資として算出される額とします 3. 年金の受給資格ア.Aコース( 年金積立型 ) においては積立期間 10 年以上かつ50 歳以上であるとき ただし 15 年確定年金 10 年確定年金については積立期間 10 年以上かつ60 歳以上であるときイ.Bコース( 自由積立型 ) においては積立期間 2 年以上かつ50 歳以上であるときウ. 配偶者年金付 15 年保証終身年金を選択した被保険者の配偶者については 当該被保険者が保証期間中または保証期間経過後に死亡したとき 4. 一時払の取扱ア. 年金受給資格者が年金の支給にかえて一時金の支給を申し出た場合は 年金現価相当額 ( 脱退一時金と同額 ) を受取人に一時に支給します イ. 年金受給資格者が年金受給中に死亡し 遺族が年金の支給にかえて一時金の支給を申し出た場合は 残存保証期間の未払年金原価を受取人に一時に支給します この場合 受取人は年金受給資格者の遺族とし 遺族の範囲と順位は労働基準法施行規則第 42 条 ~ 第 45 条の規定を準用するものとします ウ.Bコース( 自由積立型 ) において年金月額が10,000 円に満たなく 年金
コース移行手続をされない場合には 年金に代えて一時金を支給します 5. 年金の支払方法年金は 毎年 2 月 5 月 8 月および11 月に年金支払期日以降当該支払月の前月までの分を支払います 第 14 条 ( 一時払退職後終身保険への移行 ) 1. 移行の条件は Bコース ( 自由積立型 ) の積立期間が2 年以上で 終身保険金額が50 万円以上の者とします ただし移行 ( 退職 ) 時の年齢は50 歳以上とします 2. 終身保険金額は 50 万円以上 3,000 万円までとします 3. 契約日は退職日の属する月の翌月 1 日とします 4. 一時払退職後終身保険の保険料は別表 Ⅱを参照下さい 5. 移行時に保険金の買増をする場合の一時払保険料は 積立金から充当される保険料よりも保険金 100 万円につき1 万円高くなります 6. 移行条件を満たした者は 告知内容に関係なく移行できます ただし 買増の保険金については告知による選択を行ないます また 保険金額によっては所定の診査を受けていただく場合があります 第 15 条 ( 医療保険への移行 ) 1. 移行の条件は Bコース ( 自由積立型 ) を脱退する日までに継続して4 年 1ヵ月以上加入し かつ正常に勤務していた者とします ただし移行 ( 退職 ) 時の年齢が満 50 歳以上 65 歳までの者とします 2. 契約日は退職日の属する月の翌月 1 日とします 3. 保障期間は契約日から保険年齢 70 歳の契約応当日の前日までとします 4. 医療保険の入院給付金日額は 5,000 円とします 5. 保険料 ( 全期前納払 ) は別表 Ⅱを参照して下さい 6. 申込に際しては健康状態の告知書に基づき 保険会社所定の危険選択を行います 7. 保険料が不足する場合は 不足分の保険料を一括して積み増すことにより 申込むことができます 第 16 条 ( 規約の改定 ) この規約は全信中協と保険会社が協議のうえいつでも改定することができるものとします 第 17 条 ( 規約の施行日 ) この規約は昭和 63 年 8 月 1 日から施行します 平成 4 年 1 月 1 日改定平成 24 年 6 月 1 日改定
別表 Ⅰ 掛金 ( 月払掛金 ) 加入口数 1 口 2 口 3 口 4 口 5 口 月払掛金 2,000 円 4,000 円 6,000 円 8,000 円 10,000 口 加入口数 6 口 7 口 8 口 9 口 10 口 月払掛金 12,000 円 14,000 円 16,000 円 18,000 円 20,000 円 ( 半年払掛金 ) 加入口数 1 口 2 口 3 口 4 口 5 口 月払掛金 10,000 円 20,000 円 30,000 円 40,000 円 50,000 口 加入口数 6 口 7 口 8 口 9 口 10 口 月払掛金 60,000 円 70,000 円 80,000 円 90,000 円 100,000 円 注 ) 上表はAコース ( 年金積立型 ) Bコース( 自由積立型 ) 別枠です 別表 Ⅱ 各コース選択に必要な積立金 (1) Aコース ( 年金積立型 ) 月額 10,000 円の年金を受取るために必要な積立金 a.15 年保証終身年金 2,492,500 円 (60 歳男性の場合 ) 2,823,900 円 (60 歳女性の場合 ) 選択時の年齢により異なります 選択時の本人 配偶者の年齢により異なります b.15 年確定年金 1,672,100 円選択時の年齢 性別に関係なく一律 c.10 年確定年金 1,146,200 円選択時の年齢 性別に関係なく一律 d. 配偶者年金付 15 年保証終身年金 2,927,600 円 ( 本人男性 60 歳 配偶者 57 歳の場合 ) (2) Bコース ( 自由積立型 ) Ⅰ 年金コース月額 10,000 円の年金を受取るために必要な積立金はAコース ( 年金積立型 ) と同じです Ⅱ 終身保障コース
終身保険金 50 万円の選択に必要な積立額 384,015 円 (60 歳男性の場合 ) 358,955 円 (60 歳女性の場合 ) Ⅲ 医療保障コース医療保障コースの選択に必要な積立金 517,485 円 (60 歳男性の場合 ) 394,260 円 (60 歳女性の場合 ) ( 注 1) 上記以外の年齢についての必要積立額については 保険会社の保険料率にて定めている ( 注 2) 上記の必要な積立金は平成 24 年 4 月現在の保険料率です
< 参考 > 労働基準法施行規則 ( 抜粋 ) 第 42 条 遺族補償を受けるもの 1 遺族補償を受けるべき者は 労働者の配偶者 ( 婚姻の届出をしなくとも事実上婚姻と同様の関係にある者を含む 以下同じ ) とする 2 配偶者がない場合には 遺族補償を受けるべき者は 労働者の子 父母 孫及び祖父母で 労働者の死亡当時その収入によって生計を維持していた者又は労働者の死亡当時これと生計を一にしていた者とし その順位は 前段に掲げる順序による この場合において 父母については 養父母を先にして実父母を後にする 第 43 条 同前 1 前条の規定に該当する者がない場合においては 遺族補償を受けるべき者は 労働者の子 父母 孫及び祖父母で前条第 2 項の規定に該当しないもの並びに労働者の兄弟姉妹とし その順位は 子 父母 孫 祖父母 兄弟姉妹の順序により 兄弟姉妹については 労働者の死亡当時その収入によって生計を維持していた者又は労働者の死亡当時その者と生計を一にしていた者を先にする 2 労働者が遺言又は使用者に対してした予告で前項に規定する者のうち特定の者を指定した場合においては 前項の規定にかかわらず 遺族補償を受けるべき者は その指定した者とする 第 44 条 同前 遺族補償を受けるべき同順位の者が2 人以上ある場合には 遺族補償は その人数によって等分するものとする 第 45 条 同前 1 遺族補償を受けるべきであった者が死亡した場合には その者にかかる遺族補償を受ける権利は消滅する 2 前項の場合には 使用者は 全 3 条の規定による順位の者よりその死亡者を除いて 遺族補償を行なわなければならない 以上