公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)は、ユネスコをはじめとする国際機関、国内外の専門家、教育機関と連携しながら、各国の文化と教育の振興に寄与するために人材育成と交流事業を実施し、これらの活動を通じて国際理解・親善を深めるために協力事業を行う

Similar documents
名称未設定-1

<4D F736F F D F815B A BD90AC E93788E968BC695F18D E352E3135>

政策評価書3-3(4)

(Microsoft Word \214\244\213\206\212\210\223\256)

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

平成18年度 女性と生涯学習財団事業報告書

2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 事業計画書 協会自主事業 公益財団法人和歌山県国際交流協会

1. 応募書類の提出 1) 提出期限 2017 年 6 月 30 日 ( 金曜日 )17:00( 日本時間 ) 必着 2) 提出方法 グローバル賞 岡山地域賞 各部門の募集要項を確認のうえ 応募に必要な資料等を 以下 の応募先に電子メールにて提出してください (A) グローバル賞募集要項 3 4 ペ

資 料 1


2016年度 事業計画書(第一次補正)

今年度も本部 支部との連携を強化し 高等学校を中心とした講師派遣を行い 自立した消費者の育成 支援を図ります また 設立当初より取り組んできた学校における消費者教育用テキストの作成及び講座で会得したスキルを活かし 児童 生徒 学生のみならず 教師や保護者等に対する消費者啓発も行っていく予定です (2


年次報告書090903_入稿

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

1. 応募書類の提出 1) 提出期限 2018 年 6 月 29 日 ( 金曜日 )17:00( 日本時間 ) 必着 2) 提出方法 グローバル賞 岡山地域賞 各部門の募集要項を確認のうえ 応募に必要な資料等を 以下 の応募先に電子メールにて提出してください (A) グローバル賞募集要項 3 4 ペ

生活設計レジメ

44 4 I (1) ( ) (10 15 ) ( 17 ) ( 3 1 ) (2)

I II III 28 29


資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

ユネスコ・スクール(ASPnet)

1. はじめに 大量生産 大量消費 大量廃棄型の経済成長 人口増加に伴い 環境が年々 損なわれつつある 持続可能な開発 ( 将来世代のニーズを満たしつつ 現在の世代のニーズも満足させるような開発 ) のため 日本の提唱により始まった 国連持続可能な開発のための教育の10 年 (2005~2014 年

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

国立女性教育会館の機能と取り組み

2008 Ⅰ 91 海外教育研究拠点事業推進 WG 綴 作成取得時の 起算日 2009/04/01 10 年 2019/03/31 紙事務室国際グループリーダー廃棄国際交流 2004 Ⅰ 91 学校基本調査綴平成 16 年度 ~H21 年度留学生課長 2009/04/01 10 年 2019/3/3

Microsoft Word - 舞09・絆1(多文化) ⑤ doc

東日本大震災からの復旧・復興~人づくりから始まる創造的復興~ 2

要覧2016.indd

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository 九州大学百年史第 7 巻 : 部局史編 Ⅳ 九州大学百年史編集委員会 出版情報 : 九州大学百年史. 7, 2017

オリンピック パラリンピック東京大会におけるホストシティ タウン構想に係る自治体における国際交流の取組についてのアンケート 1. 調査概要配布先 : 都道府県 市区町村時期 : 平成 26 年 9 月 30 日 ~10 月 30 日 ( 年内にとりまとめ ) 調査趣旨 : 2020 年オリンピック

第1表 概算要求額総表

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

日本企業による国外での環境への取り組みに係る

2 5, ,3 6, % 8.% % 8.%.%.%.6%.5% 2.9%.%.9% 6.3% 6.3%.% 88.%.% 9.6% 9.8% 9.8% A B C D E B/A C/B E/B

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

統計調査ニュースNo.345(8月号)

< F31322D8A6591E58A7782D682CC8EC08E7B92CA926D816988C4816A>

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

航空機操縦士養成連絡協議会 航空機整備士 製造技術者養成連絡協議会 裾野拡大ワーキンググループ 平成 29 年度とりまとめ 1. ワーキンググループ構成員 別紙のとおり 2. 平成 29 年度における取組み (1) 航空に係る共通ウェブサイトskyworksについて今年度についてはコンテンツ内容の更

TSRマネジメントレポート2014表紙

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)


< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

な取組 日本や東京の文化 歴史を学び 日本人としての自覚と誇りを涵養主な取組 東京都国際交流委員会 * を再構築し 外国人への生活サポートを推進主な取 様々な広報媒体の活用などによる障害者への理解促進主2020 年に向けた取組の方向性 1 オリンピック パラリンピック教育を推進するとともに 多様性を

平成 28(2016) 年度事業計画書 ( 平成 28(2016) 年 4 月 1 日 ~ 平成 29(2017) 年 3 月 31 日 ) Ⅰ. 平成 28(2016) 年度事業方針 当財団は 昭和 49(1974) 年の設立以来 人間のより一層の幸せを目指し 将来の福祉社 会の発展に資する こと

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

民主党 2016 年度定期大会 開催要項 ( 案 ) 1 開催日 2 会場 3 大会構成 4 議案 2

図 4-1 関経連アセアン経営研修の変遷 そこで 関経連では 2016 年 11 月 次年度以降のアセアン経営研修の充実 強化を検討するため 本研修に協力いただいている各国の機関の幹部を関西に初めて招聘し 関西アジアフォーラム を開催した 8 カ国 ( カンボジア インドネシア ラオス マレーシア

2014 年度事業計画書 2014 年 3 月 25 日 一般社団法人日本テレワーク協会 1

平成 30 年 9 月 10 日修正 海外ベンチャー企業連携 案件組成イベント Global Connection 2018 募集要領 平成 30 年 7 月 10 日 IoT 推進ラボ 経済産業省 (IoT 推進ラボ事務局 : 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 ) 0

Microsoft Word - 平成26年度事業計画書.docx

i


Wide Scanner TWAIN Source ユーザーズガイド

Microsoft Word - 02_福利厚生会260910

別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

文部科学省では 被災者の生活再建に関連して 就学援助のほか 教員やスクールカウンセラー ボランティアの配置を充実することにより 子供たちの学習支援や心のケアに向けた対応を行っています 被災児童生徒就学支援等事業 (H30 予算額 ( 案 ) 52 億円 (H29 予算額 62 億円 )) 東日本大震

<81798DC58F4994C5817A AEE91628E9197BF8F B95D2816A5F >

Rodrigo Domingues UNDP Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2

目次 < 情勢と取組み > 1 < 個別事業計画 > 2 1. 公益目的支出計画に基づく実施事業 2 2.IEA 実施協定に基づく国際共同研究 2 3. 重点実施事項 3 4. 広報 普及啓発事業 4 5. 技術支援事業 5 6. 各種研究会事業 6 7. 財団の価値向上に向けた取り組み 7

25 周年を迎えたコミ協の新たな取組 について ( 報告 ) 20 周年に向けての見直し検討報告書 に明示された方策等の推進状況を企画総務部会で精査したところ そのほとんどが既に実施もしくは改善されていることがわかった ついては これらの事業は引き続き実施することとし 新たに 地域コミュニティ が抱

仮訳 日本と ASEAN 各国との二国間金融協力について 2013 年 5 月 3 日 ( 於 : インド デリー ) 日本は ASEAN+3 財務大臣 中央銀行総裁プロセスの下 チェンマイ イニシアティブやアジア債券市場育成イニシアティブ等の地域金融協力を推進してきました また 日本は中国や韓国を

月報私学2013年10月号

第1部 一般的コメント

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

II. グローバルネットワークへの参加と取り組み 本ネットワークでは 参加してから 1~2 年目に 各国や都市において 高齢者にやさしい都市づくり に関する計画を立て 実行に移す準備をし それを 3~5 年目にかけて実行し 実行開始から 3 年目 ( ネットワーク参加から 5 年目 ) を目途に 成

ステップアップ研究費応募要領

CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》

攻めのCSR小冊子_1203_4

厚生労働省(職業能力開発行政)におけるキャリア教育の捉え方と関連する取組について

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

untitled

表1票4.qx4

福祉行財政と福祉計画[第3版]

第1章 国民年金における無年金

<4D F736F F D C A838A815B B438CF395CF93AE91CE8DF D48505F205F F8DC58F4994C5205F838D835393FC82E88F4390B3816A2E646F63>

<4D F736F F D F BD90AC F816A944E93788E968BC68C7689E CD82B682DF82C9816A>

橡ミュラー列伝Ⅰ.PDF

1. 一般財団法人日本防火 危機管理促進協会の重点的取組住宅防火対策推進協議会の事務局として 広く住警器の普及啓発等を実施 2. 平成 27 年度実施中事業事業名平成 27 年度実施中事業 ( 実績を含む ) 住宅防火防災推進シンポジウムの開催 別添 住宅用防災機器等展示会出展事業 別添 CATVに

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

<4D F736F F D C5817A E63389F18CB48E7197CD906C8DDE88E790AC8D918DDB89EF8B6382C982A882AF82E992868D8290B68D918DDB91E589EF82CC88C493E02E646F6378>

PR映画-1

- 2 -


II III I ~ 2 ~

中堅中小企業向け秘密保持マニュアル



1 (1) (2)

平成 26 年度事業計画書 自平成 26 年 4 月 1 日 至平成 27 年 3 月 31 日 公益財団法人性の健康医学財団

<4D F736F F F696E74202D20332E8CFA90B6984A93AD8FC E18F8A93BE8D8297EE8ED293998F5A82DC82A B68A888E B8E968BC682CC8D6C82A695FB B8CDD8AB B83685D>


11 歴史文化基本構想 の策定や 歴史的風致維持向上計画 の作成 認定に向けた計画の見込等 本事業で取り上げる文化遺産は多数の自治体に渡っており 関係する自治体における歴史文化基本構想の検討を促し これを支援する 12 担当局 地方公共団体担当局課 大阪府教育庁文化財保護課

社会通信教育に関する実態調査 報告書

Transcription:

平成 25 年度事業計画書 公益財団法人ユネスコ アジア文化センター (ACCU) は ユネスコをはじめとする国際機関 国内外の専門家 教育機関と連携しながら 各国の文化と教育の振興に寄与するために人材育成と交流事業を実施し これらの活動を通じて国際理解を深めるために協力事業を行う 平成 25 年度においても 国連 ESD( 持続可能な開発のための教育 /Education for Sustainable Development) の 10 年の最終年 ( 平成 26 年 ) とその後のあるべき姿を想定して ESD 関係事業の更なる推進のために国内外の関係機関と協働しながら様々な事業を行う また グローバルな視点を持つ若者の育成に関する取り組みを進める 東日本大震災の被災地への教育環境復興支援は継続して行う 組織と事業の合理化をより一層進めるとともに ホームページの充実や多様なメディア活用による広報活動を強化していく 事業への理解と広く一般からの支援を得るために これまで以上に具体的な方向性を定めて努力する 公益目的事業国及びその他の財源を求め ユネスコ及びアジア太平洋諸国を主とするユネスコ加盟国の協力のもと 同地域内諸国と国内で教育 文化協力の推進に資する事業を実施する ( 括弧内は事業費支出予算額を掲載 ) I 人物交流事業 (198,864 千円 ) 諸外国との相互理解の進展に寄与することを目的に 国内外の教育 研究機関 団体等と協力して 教職員交流事業 高校生の国際理解教育事業を実施する 1 教職員相互交流事業 ( 中国 韓国 )(156,695 千円 ) 国際教育交流事業に係る国際連合大学からの委託により 中国及び韓国との教職員相互交流 ( 招へい 派遣 ) 事業を行う 学校現場の視察と交流 一般家庭の訪問や文化 教育施設の視察などを通じて 当該国の教育と文化について 相互理解を深め 当該国と日本の友好を促進することを目的し ESD の推進にも貢献する 日中外交関係の影響で延期となった平成 24 年度中国教職員招へい事業も今年度に実施する予定である 招へい事業は 平成 25 年度実施で中国は 12 回目 韓国は 14 回目となる

2 日米 ESD 教員交流事業 (27,848 千円 ) 日米教育委員会 ( フルブライト ジャパン ) と平成 24 年度に契約した日米教員交流事業 ( 派遣 招へい ) を行う 本プログラムは ESD を共通のテーマとし 日米間の教員の相互交流を行うことにより両国の教育交流と ESD の推進を図ることを目的とする 日本教員の派遣 米国教員の招へいともに平成 25 年度の実施で 4 回目となる 3 高校模擬国連 事業 (14,321 千円 ) 支援企業からの寄附金で事業を共催し 事務局として平成 25 年の全日本高校模擬国連大会と平成 24 年の同大会で選ばれた日本代表の米国派遣事業を実施する II 教育協力事業 (92,482 千円 ) ESD および EFA( 万人のための教育 /Education for All) などユネスコの優先課題分野で人材養成 ネットーワーク構築 教材制作と活用を主とする事業を 国 国際機関 民間などに広く財源を求め国内外で実施する 1 ESD EFA 推進事業 (62,420 千円 ) (1) 国連 ESD の 10 年推進事業 (47,875 千円 ) 日本政府 ESD ユネスコ信託基金によるユネスコ事業として 以下を実施する 1ユネスコスクールによる お米 をテーマとしたアジア太平洋地域モデル事業 ESD Rice Pilot Project を実施し 国際ワークショップ ウェブサイト運営を行い 事例集を発行する 2アジアの参加各国での ESD 推進の拠点となる組織 (COE) の育成 支援を行う事業 COE Programme for ESD を実施し 専門家会議 ウェブサイト運営を行う (2)ESD フォトメッセージ コンテスト入賞作品巡回展事業 (541 千円 ) 寄附金及びACCU 特定事業基金の果実により ESDの普及と浸透を目的として実施する 今年度は経年劣化したパネルの修理や画像データの整理を行い ユネスコスクール等でESD フォトキャラバン ( 写真巡回展示やワークショップ ) 開催のための広報活動を行う (3) ノンフォーマル教育 - 学校教育連携ワークショップ事業 (9,833 千円 ) 文部科学省の企画競争に参加 ESD の実践とその発展をめざして 各国の事例からノンフォーマル教育と学校教育との連携について成果を報告し ESD 促進のための発展について議論するワークショップを開催する

(4) 公民館 CLC 事業 (2,575 千円 ) 岡山市が 2014 年の ESD ユネスコ世界会議の関連事業として企画している 公民館 -CLC ( コミュニティ学習センター /Community Learning Centre) 会議 の企画に参画する (5) モデル教材開発 (1,596 千円 ) ESD 分野をテーマとしたモデル環境教材 PLANET の各国版 ( スリランカ ) の制作支援 2 識字教育協力 LRC ネットワーク事業 (16,877 千円 ) (1)SMILE Asia プロジェクト ( 識字と母子保健推進事業 ) と識字広報活動 (8,415 千円 ) EFA 分野でのノンフォーマル教育推進の拠点として アジア太平洋各国に設置された LRC( 女性のための識字教育センター /Literacy Resource Centre for Girls and Women) で識字教育事業を展開する 昨年度に引き続き凸版印刷株式会社他のご支援によりカンボジアで SMILE Asia プロジェクト を継続実施し 対象地域を増やして充実をめざす 識字事業へのご寄附により 国際協力機構 (JICA) 教育協力 NGO ネットワーク (JNNE) とともに ユネスコのパリ本部が発行する EFA グローバルモニタリングレポート 概要の日本語版を刊行し 関連シンポジウムを開催する また 教育協力 NGO が毎年世界的なキャンペーンに呼応して行う 世界一大きな授業 キャンペーンに参画する 他団体と共同して 国際識字デー イベントを開催する アジア太平洋諸国の識字やノンフォーマル教育の情報を発信する ACCU アジア太平洋識字データベース ( 日本語 英語 ) の充実を図る SMILE Asia プロジェクトや識字事業への賛同資金を得られるよう講演や広報活動を充実させていく (2) アフガニスタン国識字教育強化事業 (8,462 千円 ) 独立行政法人国際協力機構 (JICA) が実施している アフガニスタン国識字教育強化プロジェクトフェーズ2 ( 第 3 年次事業 ) の共同企業体の一員として 職員 1 名を派遣し アフガニスタン教育省識字局とともに 本事業の目的である識字局のモニタリング 技術支援能力の強化に係る活動を行う 3 ユネスコスクール推進事業 (13,185 千円 ) (1) ユネスコスクール活動支援事業 (11,988 千円 ) 文部科学省委託事業の公募に応募し ESD の拠点として位置づけられているユネスコスクール活動の推進のために ユネスコスクール事務局業務 ユネスコスクール公式ウェブサイトの運営管理を行う また ユネスコスクール間や地域拠点間の相互ネットワーク強

化のためにユネスコスクール地域交流会を開催する (2) ユネスコスクール応援基金事業 (1,197 千円 ) 輝け未来! ユネスコスクール応援基金 へのご寄附により 前年度に開発した実践的な授業案を具体化して 主にユネスコスクール向け活動プログラム案を開発し 実施につなげる また 東日本大震災被災地のユネスコスクールの活動支援も行う III 世界遺産等文化遺産保護協力事業 (83,493 千円 ) 文化遺産保護協力事務所 ( 奈良事務所 ) において 以下の事業を行う 1 文化庁委託事業に応札し アジア太平洋地域の世界遺産等文化財の保護活用に関して 関係機関や地方公共団体 ユネスコなどの国際機関等の協力を得て 研修機会の提供等を行う (51,314 千円 ) (1) 文化遺産保護に携わる専門家を日本に招いて行う集団研修や 個別国の専門的要求に応じた個人研修 専門家を派遣してその国の実情に即した実践的研修を行うワークショップ ( 海外研修 ) を実施する (2) 文化遺産保護に携わる内外の専門家等を招き 専門的な研究の推進や意見交換を行うため 国際会議を実施する (3) 研修テキストなどをウェブに掲載する e-ラーニング 研修受講者による当該国文化遺産保護状況報告等の情報誌掲載など 文化遺産保護に関する情報の収集と発信を行う 2 奈良県 奈良市からの補助金により 地域交流事業として文化遺産保護に関するセミナーや高校生を対象にした世界遺産教室の開催 広報活動として啓発資料や機関誌 文化遺産ニュース の発行などを行う (32,179 千円 )

IV 広報活動事業 (10,844 千円 ) 団体 個人からのご支援を得て ACCU 事業の成果を広く共有し 公益に資するために広報活動を行う 各所からの問い合わせへの回答や 修学旅行生などの受入れを通じて ユネスコの活動や ACCU 事業を紹介していく 外部イベントにも協力していく 1 ACCU ライブラリーの運営 (5,207 千円 ) アジア太平洋地域各国の絵本 教科書 ノンフォーマル教育教材 伝統音楽資料 ACCU 制作物とその各国版などに重点を置いた ACCU ライブラリーの運営を行う 公開して閲覧 貸出を行い 研究者 教員 学生 生徒 留学生などの利用を促進する 地元神楽坂の本のイベントに参加するなど地域とのつながりも深める 公益財団法人日本漢字能力検定協会のご支援を得て運営しているが 外部のサポートを広く求めていく 効率化をめざして蔵書の整理を行い ライブラリーを活用した企画を検討する 2 機関紙 ACCU news の発行(4,426 千円 ) ACCU の活動を紹介するため 機関紙 ACCU ニュース を年 4 回発行し 維持会員や事業関係者等に送付するほか会議やイベントなどで配布する ACCU の事業の成果を共有することで支援者 理解者の拡大に努める 3 ウェブサイト ACCU ホームページ の充実ほか (1,212 千円 ) ホームページの更新を頻繁に行い ブログや Facebook を活用して情報発信を充実させる 維持会員向けにメールで適宜情報を発信し 迅速な対応を行う V その他 東日本大震災ユネスコスクール ESD 支援募金 を継続して実施し 被災地域の教育復興を当該自治体 学校関係者と共に目指していく 被災地域からの報告や学校関係の支援活動を機関紙やホームページで掲載し広報する それにより被災地の現状とこれからの支援への関心を高め 長期的な支援につなげていくことをめざす