富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

Similar documents
千葉県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 1 市区町村名 銚子市 2 人口 ( 1) 68,930 人平成 25 年 4 月 1 日現在 ( ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上人口 20,936 人 ( 高齢化率 30.37%) ( ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者


Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

計画の今後の方向性

高齢者虐待防止対応マニュアル別冊 6 関係機関との連携 (1) 各機関の役割 市町村や地域包括支援センター等の関係機関は それぞれ対応可能な範囲があります 範囲を超えた対応は行うことができません また 事例によって関係機関の対応を依頼する場合があります 市町村が中心となるコアメンバー会議によって 大

区分

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

<4D F736F F D20CADFCCDEBAD D9595B68E9A816A8AEC91BD95FB8E735F5F91E682558AFA89EE8CEC95DB8CAF8E968BC68C7689E >

認知症医療従事者等向け研修事業要領

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

<4D F736F F F696E74202D20332E8CFA90B6984A93AD8FC E18F8A93BE8D8297EE8ED293998F5A82DC82A B68A888E B8E968BC682CC8D6C82A695FB B8CDD8AB B83685D>

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

01 【北海道】

板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区

PowerPoint プレゼンテーション

札幌市地域ケア会議推進事業実施要綱

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見


地域包括ケアシステム

<総論>

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

平成 28 年度地域包括支援センター事業計画書及び収支予算書 資料 3 事業計画 地域包括支援センターでは 介護予防 日常生活支援総合事業 ( 総合事業 ) における介護予防ケアマネジメント 包括的支援事業 ( 総合相談支援事業 権利擁護事業 包括的 継続的ケアマネジメント支援事業 ) 包括的支援事

Microsoft Word - 3

資料1 第1回会議のポイントについて

<4D F736F F D2091E6338AFA926E88E6959F8E838C7689E68A C58CB48D F4390B A2E646F6378>

Microsoft PowerPoint - 9-2桜川市(2)

事業内容

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

別添 地域包括支援センター事業点検調書項目 ( レイアウト 部変更 ) 大項目 : 基本的事項 事業計画 設置場所 職員の姿勢 地域との連携 * については どちらかに を記入して下さい 地域包括支援センター運営マニュアルの最新版について 職員全員が内容を知っている 帯広市地域包括支援センター事業実

スライド 1

地域総合支援協議会

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民


問 3 あなたの家族構成は ひとり暮らし世帯 7.5% 夫婦のみの世帯 29.3% 2 世代同居世帯 48.3% 3 世代同居世帯 13.3% 1.0% 0.6% 家族構成は 2 世代同居世帯 が 48.3% と最も比率が高く 以下 夫婦のみの世帯

第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

2 号 ) により町長に申請しなければならない 3 町長は 前 2 項の規定による申請があった場合において 支障がないと認めるときは 当該申請者を登録するとともに 登録証 ( 様式第 3 号 ) を交付し ボランティアには 町が別に定める ポイントカード を交付するものとする 4 前項において 登録

学校の危機管理マニュアル作成の手引

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

01_協議体及びコーディネーター【9人Ver.】-2.xdw


基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か

2

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

高齢者個人に対する支援の充実+社会基盤の整備1. 地域ケア会議の設置 構築について 地域ケア会議の設置主体 : 地域包括 援センター または市町村 ( 保険者 ) 地域の実情に応じた地域包括ケアシステムを想定した上で その実現のために有効と考えられる地域ケア会議を設置 構築していくことが必要 地域ケ

資料 2 東区まちづくり推進事業の検証結果について ( 平成 29 年度第 2 回東区まちづくり懇話会 ) 開催概要 開催日時 : 平成 29 年 9 月 15( 金 ) 午前 9 時 30 分 場 所 : 東区役所 3 階すこやかホール 熊本市東区役所

前回の改善計画の進捗評価 Ⅰ. 事業運営の評価 ( 評価項目 1~10) 項目前回の改善計画実施した具体的な取組進捗評価 Ⅱ. サービ ス提供等 の評価 1. 利用者等の特性 変化に応じた専門的なサービス提供 ( 評価項目 11 ~27) 2. 多機関 多職種との連携 ( 評価項目 28 ~31)

地域包括ケアシステムの構築に向けた取組み 平成 30 年 3 月 30 日 ( 金 ) 厚生労働省老健局振興課

Microsoft Word - GH.docx22.docx

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

平成 29 年度第 1 回徳島県医療審議会 質疑 調整会議での議論を待たずしてかなりの病床の移動が起こりつつある それをコントロールできないと 調整会議そのものが意味をなさなくなるのではないか 1 当会議の運営要領を定めてはどうか 2 病床機能分化 連携推進体制整備事業について当会議の審議事項として

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

( 別紙 ) 地域ケア会議 に関する Q&A 問 1 今般 地域ケア会議 を通知に位置づけた背景は何か 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年へ向けて 高齢者が尊厳を保ちながら 住み慣れた地域で自立した生活をおくることができるよう 国は 医療 介護 予防 住まい及び生活支援サービスが 日常生

地域福祉とは 住民による自主的な活動や行政などの公的サービスを活用しながら 個人が人としての尊厳を持って家庭や地域の中で その人らしい自立した生活を送れるように支える ものです 計画の内容は 少子高齢化が急速に進む中で 核家族化が進行し地域意識は希薄化し 家庭や地域で 支え合う力が弱まりつつあります

函館市のこれから 計 (2015 年比 ) 265, ,794 6% 232,635 13% 215,148 19% 197,467 26% 179,807 32% 0~14 歳 (2015 年比 ) 27,134 24,208

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後


ボランティア行動等実態調査【速報】

淀川区生活困窮者

第3節 重点的な取り組み

広島県における『地域ケア会議』

藤沢型地域包括ケアシステムの推進について 平成 30 年 2 月藤沢市議会定例会厚生環境常任委員会資料 1 ⅠⅠ 中長期を見据えた検討体制の見直し 1 これまでの経過等について現在, 国では 地域共生社会 の実現に向け, 様々な改革が進められており, 平成 30 年 4 月に施行される社会福祉法の一

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

1 はじめに 本市では 平成 17 年に 鹿児島市安心安全まちづくり条例 を定め 地域の安全は地域で守る を基本理念に 市と市民 事業者等が連携 協働し 安心して安全に暮らせるまちづくりを進めてきました これまでに防犯パトロール隊や青色防犯パトロール車による防犯活動をはじめ 安心安全ネットワーク会議

untitled

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

Microsoft Word - 22™²“¸−TŠv†i‘C’³1124†j.doc

スライド 1


< F DC58F4994C5816A>

して実践すること ) (3) 施設の所在地が福岡市内であること (4) 市内に住む高齢者が気軽に介護予防活動に参加できるよう, 参加費用を設定する場合は無償あるいは低額とすること ( 欠格要件 ) 第 5 条市長は, 前条の規定に関わらず, 次の各号のいずれかに該当する団体については, よかトレ実践

八王子市学校サポーター事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 八王子市立小 中学校 ( 以下 学校 という ) に在籍する特別な支援が必要な児童 生徒に対して学校生活における適切な支援を行うため 学校サポーターを必要に応じて学校に配置し 本市における特別支援教育の充実を図ることを目的とする

事業番号 3-1 事業概要説明書 1 事務事業名 ひとり暮らし高齢者の安否確認 関連事業 1 在宅高齢者緊急通報サービス事業 担当部局福祉保健部担当所属長寿福祉課担当班 係 事業開始年度昭和 63 年度根拠法令等 実施方法 直接実施 高齢者福祉サービス担当班 大分市在宅老人コミュニケーションシステム

神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

函館市の障がい者虐待の現状について 1 養護者による障がい者虐待についての対応状況 (1) 相談 通報対応件数および相談 通報者 函館市要援護高齢者 障がい者対策協議会 平成 30 年 2 月 7 日 1 件の事例に対し複数のものから相談 通報があった場合, それぞれの該当項目に重複して計上されるた

キーワード 住民参加の介護予防 シルバーリハビリ体操指導士 シルバーリハビリ体操 フリフリグッパー体操 住民主体の介護予防事業及び認知症対策の推進 茨城県利根町 この事例の特徴 茨城県立健康プラザが 地域支援事業開始前より介護予防を推進するために開催してきたシルバーリハビリ体操指導士養成講習会を修了

PowerPoint プレゼンテーション

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

<4D F736F F D A C5817A8D8297EE8ED282CC90B68A EE8CEC939982C98AD682B782E98CA796AF92B28DB8>

1c_本文118号.indb

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

孤立死防止 ~ 早期の発見と対応 未然の防止のために ~

第 6 条ポイント事業のボランティア登録者をボランティアとして受入れようとする介護保険関連施設 障がい者福祉施設 市が設置する施設又は市長が認める施設 ( 以下 施設 という ) は 寒河江市元気高齢者づくりポイント制度推進事業ボランティア受入施設指定申請書 ( 式第 2 号 ) を市長へ提出し 指

はじめに

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

Microsoft Word - 06_‚æ4‘Í_‚†‡í‡©‡è211225PM.doc

< F2D DE97C78CA782C982A882AF82E98D82>

Transcription:

認知症になっても安心して暮らせる まちづくり ( 奥田北地区 ) 地域において徘徊のある認知症高齢者を早期に発見し 事故を未然に防ぎ安全で住みよいまちづくりを目的に地域住民が中心となり 平成 21 年奥田北地区初の SOS ネットワーク隊が中島町内で結成 現在 3 町内で SOS ネットワーク隊が活動中であり 徘徊発生時の隊員間の伝達方法や対応について地域ケア会議で検討 奥田北地区における徘徊 SOS ネットワーク 徘徊発生通報 SOS 緊急ダイヤル協力団体 事業所が捜索に協力 富山市徘徊 SOS 緊急ダイヤル メールで徘徊発生情報提供 奥田北地域包括支援センター SOS ネットワーク隊 各 SOS ネットワーク隊で連絡網を作成 徘徊時に電話連絡 捜索拠点に集合し 情報共有 捜索 地域から徘徊発生情報提供 徘徊発生通報 地域ケア会議開催 地域ケア会議には地区組織のみならず 交番や医療機関 介護保険サービス事業所も参加

富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれについて記載 ) 75 歳以上 12.8% ( 15.5% ) 1 取組の概要 徘徊のある認知症高齢者を早期に発見し 事故を未然に防ぐため地域住民が中 心となり SOS ネットワーク隊を結成 現在 3 町内で SOS ネットワーク隊が活 動中であり 地域ケア会議 ( 徘徊 SOS ネットワーク会議 ) を開催し 徘徊発生 時の隊員間の伝達方法や役割分担 対応について検討している 5 取組の特徴 徘徊発生時の捜索を地区単独で行う SOS ネットワーク隊の結成は富山市内でも 初の組織である SOS ネットワーク隊の活動について地域ケア会議 ( 徘徊 SOS ネットワーク会議 ) で広く周知することにより 他町内でも SOS ネットワーク 隊結成の意識向上につながり 3 町内の結成に至る また会議には地区住民だ けでなく 医療機関や交番 介護保険サービス事業所も参加することで 連携 強化につながっている 6 開始年度 平成 20 年度 7 取組のこれまでの経緯 平成 20 年 6 月にある町内において徘徊が頻繁な方が発生し 地域ぐるみで認知症 徘徊高齢者の支援体制を整備する必要性があり 平成 20 年 11 月に地域包 括支援センターが町内へ捜索ネットワーク構築の協力依頼を行う 数回の事前 協議を得て 平成 21 年 1 月中島 SOS ネットワーク隊が結成される これらの活 動を受け 平成 21 年 8 月に第 1 回徘徊 SOS ネットワーク会議を開催し 他町内 にもネットワーク化を呼び掛ける 平成 22 年 6 月には粟島町 SOS ネットワーク 隊が結成 平成 23 年 10 月には千代田町 下新北町一区 SOS ネットワーク隊が 結成される 8 主な利用者と人 利用者 : 徘徊のある認知症高齢者 24 人 数 協力者 :SOSネットワーク隊員 140 人 9 取組の実施主体及び関連する団体 組織 実施主体 : 地域包括支援センター関連団体 : 自治振興会 社会福祉協議会 長寿会連合会 民生委員児童委員 福祉推進員 防犯パトロール隊 交番 自主防災会 医療機関 サービス提供 事業所 居宅介護支援事業所 市役所 10 市区町村の関与 市より地域包括支援センターへ事業を委託 ( 支援等 )( 2) ( 認知症高齢者見守り支援事業委託料月額 20,000 円 12 カ月 =240,000 円 ) 11 国 都道府県の関 認知症高齢者見守り支援事業 与 ( 支援等 )( 3) 国庫支出金 6,083,000 円 県支出金 3,042,000 円 12 取組の課題 町内毎のSOSネットワークの構築 隊員となる後継者を育成し SOSネットワーク隊を継続すること 13 今後の取組予定 認知症になっても安心して暮らせるまちづくり を目標とし 全ての町内に おいて SOS ネットワーク隊の結成をはかり 奥田北校区全体でのネットワーク 構築をはかる 医療機関やサービス事業所 居宅介護支援事業所 地域包括支 援センターがさらなる連携をはかり 情報を共有することで専門機関としての 役割をより発揮する 14その他 15 担当部署及び連絡先福祉保健部長寿福祉課 ( 076 443 2150) 1 一部地域に限定した実施の場合は 当該地域の人口 高齢化率を ( ) 内に記載してください 2 市町村から財政的支援が行われている場合には予算額等を含めて記載ください 3 国や都道府県から財政的支援を受けている場合は 補助金や交付金等の名称 額等を含めて記載ください

富山市認知症高齢者見守り支援事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条本事業は 認知症高齢者が安心して住み慣れた地域で暮らせるよう地域で見守り体制を築くとともに 早期発見 早期対応のシステムを構築することを目的とする ( 実施主体 ) 第 2 条本事業の実施主体は 富山市とする ただし 事業の運営の全部又は一部を適切な事業運営が確保できると認められる社会福祉法人 医療法人及び民間事業者等に委託するものとする ( 事業内容 ) 第 3 条本事業の内容は 次のとおりとする (1) 富山市認知症高齢者見守りネットワーク会議の開催認知症になっても 地域で安心して生活していける社会を実現するため 警察や消防等の公的機関 民生委員児童委員等の地域団体 鉄道等の民間企業を交えた会議を開催する (2) 認知症コーディネーターの配置地域における認知症高齢者見守り支援事業全体をコーディネートし 関係者と協力しながらより連携の取りやすい体制を整えるため 認知症コーディネーターを配置する (3) 徘徊 SOS ネットワークの構築認知症による徘徊高齢者の見守りや早期発見 早期対応を行うシステムを構築する (4) 認知症高齢者相談窓口の開設地域包括支援センターに認知症高齢者相談窓口を開設し 地域住民等からの相談を受ける (5) 地域における認知症高齢者の見守り支援地域から寄せられる相談について 主治医や関係機関と連携をとりながら 近隣住民や友人 知人と協力し見守り支援を推進する (6) 認知症地域説明会地域包括支援センターが 地区単位で地域住民を対象に認知症についての啓発活動を行う (7) 認知症実践的事例会議地域包括支援センターの社会福祉士等が中心となり 概ね3カ月に1 回 サービス事業者等と認知症のケアについて 事例を通して実践的な検討を行う

(8) 認知症基礎研修会認知症のケアの知識と技術を習得するための研修会を開催する (9) 認知症でも暮らせるまちづくりの実施地域包括支援センターが中心となり 地域の関係機関や地域密着型サービス事業所を始めとする介護保険事業所等とともに地域の認知症高齢者が安心して暮らせるよう 地域住民への啓発活動や徘徊対応等についての検討を行う (10) その他事業の推進に資する事業 2 事業の実施目的は別に定める ( その他 ) 第 4 条この要綱に定めるもののほか 必要な事項は別に定める 附則この要綱は 平成 18 年 4 月 1 日から施行する この要綱は 平成 20 年 1 月 4 日から施行する この要綱は 平成 25 年 4 月 1 日から施行する

地域住民がお互いに支え合い助け合い 安心と笑顔が広がる 月岡 を目指して 地域住民からお互いに支え合う必要があるとの意見を受けて 平成 19 年度より独自で年 2~3 回会議を開催し 平成 24 年度より地域ケア会議として開催している 今後 地域のテーマを 何かしよう! 見つけよう と設定 地域ケア会議の効果 : 会議の積み重ねが地域と地域包括支援センターとの顔の見える関係 連絡体制の強化へ 今後のねらい : 地域住民の力を表出し 地域力としていく 月岡地区における地域ケア会議 地域ケア会議の取り組み ~ ボランティアを例に ~ 地域ぐるみの大会議 ( 年 3 回 ) 町内単位の小会議 特徴 地域主体! 地域包括支援センターはコーディネーター 会議開催前にこれまでの取り組みの効果を含め 地区診断し 今後の活動を考える手立てとしている 地域の課題 地域住民の多くはボランティアは大変なことと認識 地域ケア会議の目的 ボランティア活動は誰でも簡単にできることだと知ってもらう 地域ケア会議での取り組み 町内単位の小会議を開催 ボランティア活動を周知するとともに 地域住民にアンケート調査を実施 ボランティア活動に協力可能な人材を把握し 名簿を作成 ボランティア例 1 趣味や特技を活かした活動 ( スポーツ等の指導等 ) 2 外出支援活動 ( 買い物同行 行事等の送迎等 ) 3 在宅訪問活動 ( 話し相手 ゴミ出しの援助等 )