PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

情報漏洩対策ソリューション ESS REC のご説明

ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社

不具合情報受付管理 DB 不具合情報対応情報要因 履歴登録 設備情報 不具合情報 対応情報 不具合 ( 履歴 ) 情報 機器仕様 納入情報 機器部品情報 関連資料 機器情報 交換部品情報 交換履歴 交換部品情報 保有部材管理 DB 保有部材管理 不具合情報 不具合先情報 不具合復旧情報 受付情報 対

PowerPoint プレゼンテーション

楽々 Web データベース 簡単アプリ作成ガイド ( コレクトアプリ ) Ver 住友電工情報システム ( 株 )

1. はじめに (1) 本書の位置づけ 本書ではベジフルネット Ver4 の導入に関連した次の事項について記載する ベジフルネット Ver4 で改善された機能について 新機能の操作に関する概要説明 ベジフルネット Ver4 プログラムのインストールについて Ver4 のインストール手順についての説明

CDM Studio

Cisco Prime LAN Management Solution 4.2 紹介資料

Delphi/400ユーザーのための『Visual Query・Simple Transfer/400』ご紹介

ALogシリーズ 監査レポート集

作成するアプリ 本書は 楽々 Web データベースで 一覧アプリ を作成する方法を説明します 以下のような Excel ファイルの一覧表を題材に 楽々 Web データベースに Excel ファイルを読み込ん でアプリを作成し 使用するまで を説明します 課題管理表.xlsx タイトル詳細 内容対応優

統合運用管理ソフトウェア Systemwalker 総合カタログ

ご存知ですか? データ転送

(Microsoft PowerPoint - HP\227pWASABI\217\320\211\356\216\221\227\277.ppt)

-9- (2) 画面表示 () で指定した条件のレポートを 画面に表示します () の条件入力完了後 表示 をクリック 画面の表示に時間がかかる場合があります 2 検索結果が表示されます ソート順を変更できます 3 3 詳細 をクリック 4 選択した電話番号の 請求金額内訳が表示されます

データベース暗号化ツール「D’Amo」性能検証

JustSystems

UiPath事例:株式会社三井住友フィナンシャルグループ

IT活用力セミナーカリキュラムモデル訓練分野別コース一覧・コース体系

SmartHDD Manager 2.0 Microsoft Report Builder 2.0 によるレポート作成方法

企業ニーズにあわせたデータ消去ソリューション Disk Deleter EX Enterprise Server 全国に拠点を構えている企業 ネットワークでPC 管理が可能な企業 拠点内でデータ消去を いたい企業 詳細なログを 元管理したい企業 リアルタイムで消去状況を確認したい企業

FUJITSU Cloud Service for OSS 「ログ監査サービス」 ご紹介資料

「でんきやさんV5」・「せつびやさんV5」

日立とアシストが情報システム運用のレポーティングソフトウェアを共同開発

untitled

グラフ 集計表導入前 売り上げ管理アプリ その都度売上状況を Excel で集計してグラフを作成していた 集計に手間がかかってしまう 毎回 最新の情報に更新しなければならない 蓄積されているデータを出力して 手作業で集計していた 2

OneDrive for Businessのご紹介

変更履歴 項番版数内容更新日 版新規作成 2013 年 11 月 18 日 1

グラフ 集計表導入前 売り上げ管理アプリ その都度売上状況を Excel で集計してグラフを作成していた 集計に手間がかかってしまう 毎回 最新の情報に更新しなければならない 蓄積されているデータを出力して 手作業で集計していた 2

スライド 1

職業訓練実践マニュアル 重度視覚障害者編Ⅰ

迅速な開発 容易な運用 柔軟な改善を実現する 業務アプリケーションの開発 運用ソリューション ファストアップ ご説明資料 Ver

改訂履歴 日付バージョン記載ページ改訂内容 V2.1 - 初版を発行しました V3.1 P5 ドキュメントラベルが新規追加された事を追記 P7 P8 新しくなったラベルのツリー表示説明を追記 新しくなったラベルの作成 削除操作を追記 P9 ラベルのグループ

PHP 開発ツール Zend Studio PHP アフ リケーションサーハ ー Zend Server OSC Tokyo/Spring /02/28 株式会社イグアスソリューション事業部

Express5800 WSUS 導入セットご紹介資料

Microsoft Office Visioによる 施設管理について

Microsoft PowerPoint - Logstorage镣撺ㅂㅅ㇯_for_SKYSEA_Client_View_ pptx

目次 概要 S/4HANAの導入方式 NECがご提供するサービス S/4HANA 導入ロードマップ策定支援サービス

オープンオフィス 3 入門ガイド - Calc: データを整理する このドキュメントは クリエイティブ コモンズに表示される帰属 日本のライセンスのもと提供しています このドキュメントの Web 版を OpenOffice.org 日本ユーザー会のドキュメントで公開しています http:

IBM i ユーザーの課題 モバイルや IOT に対応した新しい開発案件への対応 RPG COBOL など既存アプリのメンテナンス 要員の確保 属人化しない運用 管理体制 2

Rmenuフレームワーク

平成 30 年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業 (A 事業 ) 東京電力パワーグリッド株式会社関西電力株式会社 2019 年 3 月

お役立ちフリーソフトの紹介その 3 5 EASEUS Partition Master を使用して C ドライブの容量を増やす メーカー製のノートパソコンには Windows7 のシステムが入っている C ドライブのみの場合と C ドライブとデータ用の D ドライブがある場合がある D ドライブを作

マイクロソフト IT アカデミー E ラーニングセントラル簡単マニュアル ( 管理者用 ) 2014 年 11 月

製品開発の現場では 各種のセンサーや測定環境を利用したデータ解析が行われ シミュレーションや動作検証等に役立てられています しかし 日々収集されるデータ量は増加し 解析も複雑化しており データ解析の負荷は徐々に重くなっています 例えば自動車の車両計測データを解析する場合 取得したデータをそのまま解析

Excel帳票作成ツール

はじめに :PrimeShip-CTF への取り組み PrimeShip-CTF は IMO 決議 MSC.215(82) におけるPSPCを実施するに当たり 要求されているCoating Technical File(CTF) の作成を支援するものとして開発されました これは一般財団法人日本海事協

1. はじめに近年 下水処理場 ( 設備 ) の維持管理では 管理職員の減少と高齢化 施設の老朽化 自然災害リスクの増大等の課題が増大している 日本下水道事業団 ( 以下 JS) においては 人的 物的および資金的資源の有効活用 アセットマネジメント手法を最大限に活用したリスク評価に基づく健全な施設

PowerPoint プレゼンテーション

第 2 回中部放射線医療技術学術大会 RIS 導入時の時の病院側作業に関して 2009 年 11 月 横河電機株式会社 医療ソリューション本部 1 横河電機株式会社医療ソリューション本部 2006Yokogawa Electric Corporation

住友電工における品質改善の取り組み

PowerPoint プレゼンテーション

1. 営業改革への取り組みポイント 1. 営業現場の実態 ~As is 2. 営業現場の見える化 ~To Be( あるべき姿 ) 3. 営業現場の見える化への取り組み ~What to do( 何をすべきか ) 4. 営業現場の見える化への取り組み ~How to do( どのようにすべきか ) 2

Sol-005 可視化とRCSA _ppt [互換モード]

PowerPoint プレゼンテーション

3. 回路図面の作図 回路図の作成では 部品など回路要素の図記号を配置し 要素どうしを配線するが それぞれの配線には 線番 などの電気的な情報が存在する 配線も単なる線ではなく 信号の入力や出力など部品どうしを結び付ける接続情報をもたせることで回路としての意味をもつ このように回路図を構成する図面は

IceWall Remote Configuration Managerのご紹介

ライフサイクル管理 Systemwalker Centric Manager カタログ

FUJITSU Cloud Service for OSS 「コンテナサービス」 ご紹介資料

エクセル中級修了者もしくは同等の知識をお持ちの方対象 即戦力 UP! 実践エクセル 5 2 エクセルピボットテーブル マクロ 5 1 再就職 転職のためのパソコン講座 2 5 請求書の作成やマスターの管理 売上集計表に必要な関数やテクニックなどを学びます エクセルの便利さが再認識でき 明日からの仕事

GHS混合物分類判定システムインストールマニュアル

InspectionXpert for SolidWorksのご紹介

セミナータイトル    ~サブタイトル~

ソフト活用事例③自動Rawデータ管理システム

スライド 1

NEC 製PC サーバ『Express5800 R120f-1E』とSanDisk『ioMemory SX /SX 』検証報告書

PowerPoint プレゼンテーション

目次 初期設定 必須 1. ゆうパックプリントRにマイティ通信販売用の取込み出力フィルタを登録... 2.p 2. 送り状種別 の連携について... 5.p 3. ゆうパックRの時間帯指定について... 8.p ゆうパックプリント R とマイティ通信販売の連携について p 4. マイティ

PowerPoint Presentation

ダウンロードページアップデートマニュアル.ppt

Transcription:

OSSを利用したデータ収集 分析の 自動化による改善活動の効率化 住友電工情報システム(株) QCD改善推進部 野尻 優輝 2018/10/10 生産技術G

Agenda 1 背景 目的 2 データ分析基盤の構築 3 WGの取組み 4 インフラの横展開 5 まとめ -2-

会社紹介 -3-

住友電工情報システム株式会社 概要 設 立 1998年10月1日 資本金 4 8億円 住友電気工業株式会社 60 住友電装株式会社 40 従業員 450名 代表取締役社長 奈良橋 三郎 事業内容 パッケージソフトウェア 楽々シリーズ の開発 販売 情報処理システムの開発受託 コンピュータ運用業務の受託 情報機器の販売 URL https://www.sei-info.co.jp/ -4-

住友電気工業 親会社 の製品 銅荒引線 合成ダイヤモンド単結晶 スミクリスタル ワイヤーハーネス 多心光ファイバケーブル フレキシブルプリント回路 超硬工具 イゲタロイ 純緑色半導体レーザ -5-40Gbit/s伝送用光トランシーバ

住友電工情報システム 住友電工向け システムソリューション 事業本部 QCD改善推進部 生産技術グループ QCD管理グループ パートナーグループ 第一システム部 第二システム部 第三システム部 住友電工向け システム開発 統計資料 住友電工向け システム保守 改善推進 CMMI WG活動 -6-

1 背景 目的 -7-

1.1 背景 SISの施策 WorkingGroup活動による生産性向上 課題 WorkingGroup活動の効率化 世間動向 日本の生産性は米国の60% 1 RPA 働き方改革 Hadoop Spark等のOSSを用いたデータ分析が実用化 1 公益財団法人 日本生産性本部 2017年度版 労働生産性の国際比較 -8-

1.2 背景 仮説 分析作業手順 データ収集 分析作業を改善すれば Working Groupが効率化できる 分析作業に時間が掛かる 分析完了まで活動が止まる メンバーのモチベーションも下がる ① 関係システムからデータを 集める ② 表計算ソフトで集計 フィルタ ③ Vlookup等でデータをJOIN ④ グラフ化 等の編集 ⑤ レポートとして加工 分析を加速する方法は 分析が早く終わる 議論が活発になる 改善施策が出やすくなる -9-

1.3 目的 OSSによるデータ分析が WGや開発 保守等の プロセス改善に有効活用 できるか検証する -10-

2 データ分析基盤の構築 -11-

2.1 構成 20万円/台のPC 5台 将来のAI活用も考慮して GPU搭載 Spark Hadoop Rの 採用 分散処理と言えばSpark/Hadoopがメジャー R言語を使えばExcelよりも早くデータが 分析できる とりあえず使ってみよう -12-

2.2 分散処理の優位性確認 方法 Hadoopとサーバ上に同じログファイル 約10GB CSV形式 約750万行)を配置し 約17万行のデータを抽出する時間を測定 結果 条件 ①SSD ②HDD 処理時間(s) 571.635 601.315 49.114 11.64 12.24 1 比 Hadoop 断然早い -13- ③Hadoop (HDD)

2.3 データ収集の仕組み ファイル定義を作成することでデータの取込シェルが 自動生成される仕組みを作成 データ 取込sh FD ファイル定義 文書管理 システム Isdoc) Schema データ 仕様書 -14- データ (CSV) RStudio

2.4 収集したデータ 6システム 35種類のデータを収集 -15-

2.5 スクリプト作成の簡易化 Rでのデータ取込や分散処理 レポート作成を実施するに あたって使用頻度の高い記述をライブラリ化 ライブラリ化処理 Spark への接続処理 SQLの実行処理 見出しのレイアウト指定 グラフ描画の為のデータ処理 チャットツールへの連携 ログの出力処理 etc. -16-

2.5 スクリプト作成の簡易化 成果 入社 8ヶ月の新人が即戦力 SQL を知らない機械系技術者が 2週間で4種類の分析を実施 -17-

2.6 データ分析基盤構築の成果 長時間のトレーニングが不要 基幹システムの改修より低コスト 短期間で分析機能を実現可能 複数システムのデータを使うことで 横断的なデータ分析が可能 -18-

3 WGの取組み -19-

3.1 適用したWorkingGroup CS向上WG レスポンスの不満を解消し CSを向上させる 保守品質向上WG トラブルの再発を防止する -20-

3.2 CS向上WGの取組み 問題 時々遅くなる機能に対する不満が高い 施策 システムのレスポンス傾向把握 実行時間のばらつきが大きいプログラム特定 提供 レポートのプロトタイプ 半日セミナー ユーザー数 稼働 プログラム数 アクセス数 平均応答時間 -21- ツール使い方 セミナー 半日

3.3 システムレスポンス分析 WG 実行時間のばらつきが大きいプログラムの一覧を追加 箱ひげ図の4分位点 4分位点の値から PGの性能を評価 -22-

3.4 取組みの効果 分析作業手順の変化 No. 従来 ツールを使用 ① 各システムからデータをDL 毎晩自動でデータを収集 表計算ソフトで集計 フィルタ メンバーが習熟しているSQLを用いて 高速にデータを加工 ② Vlookup等でデータをJOIN ③ システムコードの設定変更 システム毎に同じExcel操作を 横展開 繰り返し 効果 データ収集 分析時間 12MH 2.5MH -23-

3.5 保守品質向上WGの取組み 問題 サーバーのディスクフルトラブル発生 施策 残容量監視標準策定 容量推移監視の全社展開 上司によるダブルチェックを可能にする 提供 残容量推移レポートの プロトタイプ -24-

3.6 ディスクフルトラブル再発防止 WG:変動パターンを把握し対策標準を策定 単純増加型 ログ引き落とし型 Backup放置型 一時作業型 WG:ディスク残容量推移監視を全社展開 推進 既存システムによる監視より 低コストで監視が可能 保守担当者 上長による ダブルチェックで 空き容量不足を事前検知 トラブル4件防止 -25-

3.7 取組みの効果 既存の監視システムを用いる場合の問題点 レポート化による解決 全ユーザーに公開 WGメンバーによる確認可能 システム毎に担当者登録が必要 対象システムが400 画面操作が多く グラフ出力に時間が掛かる 画面操作不要 監視コスト大幅削減 監視コストを理由に保守担当者が 確認に前向きではない 効果 WGが2ヶ月で対策標準を策定できた 監視コストの低減により WGが監視作業を全社展開しやすくなった 全社 1040MH/年 -26-

3.8 全社展開の課題 システム毎にソースが必要 保守対象システムが約400 個別に作成するとメンテナンスできない レポートの種類が増加する見込み システム担当者が結果を見づらい -27-

3.9 システム毎のソース生成 問題 400システム分のRソース作成が手間 テンプレートから自動生成 Schema データ (CSV) R ソース 文書管理 システム 対象システム 一覧 (Isdoc) 対象別 Rソース RStudio (約400) -28- DS Library (R) Report (HTML)

3.10 レポートの種類が増加する見込み 問題 システム担当者が結果を見づらい システム毎に各種情報を閲覧できる システムカルテ を作成 -29-

4 インフラの横展開 -30-

4.1 保守成果 白黒印刷可 定例会議用資料作成時間短縮 週次トレース会議用資料 20分 0分/週 月次ユーザー報告資料 -31-2時間 30分/月

4.2 教育成果 新人の開発実績集計の自動化 コーディング力向上を全社取組みとして展開 結果評価だけではなく教育状況の把握と評価 新人と上司が 状況を把握し 目標達成を目指す -32-

5 まとめ -33-

成果1 データ分析基盤の整備 分散処理環境の構築 社内の実績データを収集 データ取得シェルの自動作成機能 6システム 35種類 400システム分のRソース自動生成機能 利用頻度の高い処理をライブラリ化 -34-

成果2 WGの活動活性化 CS向上WG 実行時間のばらつきが大きいプログラム特定 システムのレスポンス推移見える化 CS向上施策を全社展開 保守品質向上WG ディスク使用容量の変動パターンを把握し 対策標準を策定 ディスク残容量推移監視を全社展開 推進 トラブル防止施策を全社展開 -35-

成果2 WGの活動活性化 2017年度 11WG中4WGが全社展開可能な成果を出した 内 2WGがデータ分析ツールを利用していた 成果を出したWG 成果 CS向上WG 高負荷時レスポンス悪化PGの提案レポート作成 保守品質向上WG ディスク容量推移監視の全社展開 PG開発WG ペアプロ実施の知見 PG設計WG 開発標準 ブレークダウン図 作成 -36-

結論 OSSは使える Hadoop Spark R データ分析は予算100万円で始められる データ分析の効率化はWG活動の活性化に効果あり 改善活動の大敵はデータ収集と分析の手間 -37-

今後へ向けて AIも利用した不具合予測 アドバイス -38-

The END -39-