外 務 省 100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 電話 03-3580 -3311 http://www.mofa.go.jp/mofaj/ の解決 平成 26 年度 その他北朝鮮当局による 人権侵害問題への対処に関する この報 告 書は再 生 紙を使 用しております 平成27年9月 政府の取組についての報告 外 務 省
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02 イ 六者会合 オ 拉致被害者の認定及び拉致容疑事案等の捜査 調査の推進 02 察を巡回 招致して 捜査 調査の担当者への具体的な指導 当 六者会合は 朝鮮半島の非核化を始めとする北朝鮮をめぐる 17年9月に発出された六者会合共同声明においては の拉致を初めて認めた これまでに北朝鮮による拉致 該事案の現場の実地調査 都道府県警察間の協力体制の構 諸懸案を解決するための交渉の場として 引き続き有効な枠組み を含めた懸案事項を解決することを基礎として 日朝間の国交を 被害者として 17名を認定している 平成27年8月現在 この 築等を行った 海難事案として処理されているものにつ である 六者会合の再開にはまず北朝鮮による諸懸案 正常化するための措置をとることとされており この共同声明の 17名以外にも 警察は 朝鮮籍の姉弟が日本国内から拉致され いても 海上保安庁との連携を密にして 捜査 調査を行った の解決のための具体的な行動が必要との立場であり 日米韓 完全な実施が重要である 政府としては 米国及び韓国 さらには さらに 将来 北朝鮮から拉致被害者に関連する資料が で緊密に連携しながら 北朝鮮の具体的行動を強く求めてきて 中国やロシアを始めとする関係国と緊密に連携しつつ 北朝鮮 これまで 拉致に関与したとして北朝鮮工作員等8件に 出てきた場合に備え 御家 族等からのDNA 型鑑定資料の いるが 日米韓が北朝鮮に求めている具体的行動は見られて に対し 六者会合共同声明の完全実施に向けて具体的行動を 係る11名について逮捕状の発付を得て国際手配を行っており 採取を実施してきたが 平成26年5月の日朝政府間協議を受け おらず 六者会合は平成20年12月以来開催されていない 平成 とるよう引き続き求めていく考えである 政府は北朝鮮にその引渡しを要求している 同意を得られていない御家族に対して改めて意向確認を行う た事案1件2名を 北朝鮮による拉致容疑事案と判断している これら以外にも いわゆる特定失踪者 5 の方も含め など積極的な採取に努めた広く国民からの情報提供 北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として警察が を求めるため 平成25年6月から実施している都道府県警察 捜査 調査の対象としている方は877名に上っており 平成27年 のウェブサイトへの事案概要等の掲載についても 改めて御 8月現在 警察では 当該事案の真相解明に向け 警察庁警備 家族の意向確認を行い 同意が得られた場合には 新たに 局外事情報部外事課に設置した 特別指導班 が 都道府県警 掲載を行った 国際場裡における取組 の解決のためには 我が国が単独で北朝鮮側に強く 状況決議についても賛成多数で採択された 同決議の採択は 働きかけるだけでなく 解決の重要性について各国 8年連続8回目 同決議は 国連北朝鮮人権状況特別報告者が からの支持と協力を得ることが不可欠であり あらゆる 人権理事会に提出した 国際的な拉致等に関する包括的な戦 外交上の機会を捉え を提起している 略案の提案等を内容とする報告書を歓迎している 国連のみならず G7サミット ASEAN関連首脳会議 平成26年10月 政府はへの言及を含む 前年より 久米裕さん 松本京子さん 横田めぐみさん 田中実さん 田口八重子さん 市川修一さん 増元るみ子さん 曽我ミヨシさん 石岡亨さん 帰国 松木薫さん 原敕晁さん 有本恵子さん 地村保志さん 地村富貴惠さん 蓮池薫さん 蓮池祐木子さん 曽我ひとみさん 日朝協議及び六者会合 共に提出し 同決議は同年11月には国連総会第3委員会 同年 解決の重要性とそのための政府の取組は 国際社会 12月には同本会議において 賛成多数で採択された 同決議の から明確な理解と支持を得てきている平成26年6月のG7 採択は10年連続10回目 同決議の採択は を含む ブリュッセル サミットでは 北朝鮮に拉致を含む人権侵害への 北朝鮮の人権状況に対して 国際社会に引き続き強い懸念が 対処を促す首脳宣言が発出されたほか 10月に開催されたアジア 存在することを示しており 北朝鮮に対し国際社会の明確な 欧州会合では 議長声明に初めてが明記され 11月 メッセージを改めて発出することとなった 平成27年3月の に開催された東アジア首脳会議 ASE AN+3首脳会議 日 人権理事会において 我が国とEUが共同提出した北朝鮮人権 ASEAN首脳会議の議長声明にもが明記された 現状について明確な説明がなかったため 10月には日本政府担 ピョンヤン のために協力を継続することや 北朝鮮に対してを 機会を捉え に関する我が国の立場を説明し それに 含む人道上の懸念に速やかに対応することを求める旨を確認 対する理解と支持を得てきている してきている 当者を平壌に派遣し が最重要課題であること 全て 圧力 の方針を貫き 全力で取り組んでいく考えである の拉致被害者の安全確保及び即時帰国 拉致に関する真相究 例えば 平成26年4月の日米首脳会談では 安倍総理から 明並びに拉致実行犯の引渡しが必要であること 政府認定の への引き続きの理解と協力を期待する旨述べ オバマ 双方が関心を有する幅広い諸懸案について 真摯かつ率直な 有無にかかわらず 全ての拉致被害者を発見し 一刻も早く安全 大統領の支持を得たほか 安倍総理からは 北朝鮮人権状況 議論を行い 日本側からは について日本側の基本的 に帰国させることを求めていることを 繰り返し特別調査委員会 決議のフォローアップにつき 安保理常任理事国である米国と 考え方について問題提起を行った同年5月に開催された日朝 に伝えた 北朝鮮側からは 過去の調査結果にこだわることなく 引き続き緊密に連携していきたい旨述べたオバマ大統領の 政府間協議の結果 北朝鮮は拉致被害者及び行方不明者を含む 新しい角度からくまなく調査を深めていくこと等の説明があった 全ての日本人に関する包括的かつ全面的な調査を実施すること 政府としては 引き続き北朝鮮に対して 日朝合意に基づく を約束し 7月に特別調査委員会を立ち上げ 調査を開始した 迅速な調査を通じ 一日も早い全ての拉致被害者の帰国を強く 同年9月の日朝外交当局間会合では 北朝鮮側から調査の 求めていく 首脳会談 7月の日豪首脳会談等において の解決 諸外国との首脳会談や外相会談を始めとする様々な 核 ミサイルといった諸懸案の包括的な解決に向けて 対話と 平成26年3月 1年4ヶ月ぶりに日朝政府間協議が再開され 3 などの多国間の枠組みにおいても を提起しており 上記のような多国間の枠組みにおける働きかけと並行して ピョンヤン 1 強い内容の北朝鮮人権状況決議案 6 を欧州連合 EU と 各国との連携 ア 日朝協議 日朝関係については 日朝平壌宣言に基づき 拉致 平成14年9月17日の日朝首脳会談において 北朝鮮は日本人 訪日中には 同大統領と拉致被害者御家族の面会も実現した 平成26年5月の日仏首脳会談 日EU定期首脳協議 日英 オバマ米国大統領と拉致被害者御家族の面会 平成26年4月 4 2
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