平成 年度決算が 月定例議会で認定されましたので 公表します これは 皆さんが納めた市税 や 国 県からの補助金などがどのように使われているかをお知らせするものです 23 12
決算報告 574 億 1,173 万円一般会計歳出決算内訳 ( 性質別 ) 歳出 歳出決算の特徴 平成 22 年度に比べ 2 億 5,161 万円増 (0.44% 増 ) となりました 増額となっている主なものは 社会福祉や医療助成の経費である扶助費 (10 億 1,310 万円増 ) 積立金 (11 億 780 万円増 ) などが挙げられます 減額となっている主なものは 災害復旧事業費 (11 億 5,408 万円減 ) 市の借金を返済するための公債費 (6 億 5,499 万円減 ) 物件費 (3 億 410 万円減 ) などが挙げられます 増加傾向にある扶助費を捻出するためには その他の経費の見直しを行い さらなる節減を図る努力が必要となります 扶助費 人件費 公債費といった義務的経費で歳出全体の約 6 割を占めています 維持補修費ほか 15 億円 2.6% 積立金 16 億円 2.8% 補助費等 47.9 億円 8.3% 繰出金 53.9 億円 9.4% 物件費 54.9 億円 9.6% 普通建設事業費 44.2 億円 7.7% 投資的経費 7.9% 消費的経費 92.1% 公債費 70.8 億円 12.3% 災害復旧事業費 1 億円 0.2% 人件費 73.4 億円 12.8% 扶助費 196.9 億円 34.3% 目的別歳出 ~ 市民一人あたりの負担額は?~ 一般会計の歳出額を市民一人あたりに換算すると 年間で 435,687 円になります その内訳は次のとおりです 飯塚市では民生費の支出が全体の 4 割以上を占めています 民生費の支出は少子高齢化が進むにつれて ますま す膨らんでいく経費となります ( 平成 24 年 3 月 31 日飯塚市の人口 :131,773 人 ) 目的別歳出額構成比一人あたり金額 参考平成 22 年度 民生費 268.5 億円 46.8% 20.4 万円 19.6 万円 公債費 70.8 億円 12.3% 5.4 万円 5.8 万円市の借金の返済金 教育費 54.3 億円 9.5% 4.1 万円 3.7 万円 主な使用目的 子どもや高齢者 障がい者 生活保護などの社会福祉の充実 学校教育や生涯学習 文化 スポーツの振興 衛生費 53.3 億円 9.3% 4.0 万円 3.6 万円予防接種や健康診断 ごみ し尿の処理 総務費 52.7 億円 9.2% 4.0 万円 4.0 万円 住民票や戸籍 税務 選挙など市の全般的な運営 土木費 29.7 億円 5.2% 2.3 万円 2.1 万円道路や橋 公園などの整備やまちづくり その他 44.8 億円 7.7% 3.4 万円 4.3 万円 合計 574.1 億円 100% 43.6 万円 43.1 万円 消防や防災 商工 農林畜産業 勤労者支援 議会運営費など
積立基金残高 ( 貯金 ) と市債残高 ( 借金 ) 公債費 ( 返済額 ) の推移 基金 市債 700 億円 600 億円 500 億円 400 億円 300 億円 200 億円 100 億円 0 億円 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度積立基金残高 136.3 億円 129.5 億円 127.1 億円 138.0 億円 161.8 億円市債残高 610.1 億円 565.7 億円 535.4 億円 511.9 億円 500.9 億円公債費 78.2 億円 82.1 億円 81.2 億円 78.1 億円 71.4 億円 144 億円 140 億円 136 億円 132 億円 128 億円 市税収納額と収納率の推移 公債費 84 億円 82 億円 80 億円 78 億円 76 億円 74 億円 72 億円 70 億円 普通会計で表示 ( 一般会計 住宅新築資金等貸付特別会計 学校給食事業 特別会計 汚水処理事業特別会計で構成される ) 19 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度市税 140.3 億円 139.7 億円 132.9 億円 132.1 億円 133.2 億円収納率 90.3% 91.3% 92.0% 92.3% 92.3% 積立基金残高 ( 貯金 ) 市民一人あたり 12.3 万円 ( 参考 : 平成 22 年度 10.4 万円 ) 基金は財源の調整や特定の目的に 充てるために積み立てた資金です 平成 23 年度は交付税の増など の理由から資金に余裕ができたた め 将来の公債費に備えた減債基 金に 10 億 5,183 万円 普通交付 税合併算定替終了を見据えた財政 調整基金に 4 億 2,161 万円積立て をしました 市債残高 ( 借金 ) 市民一人あたり 38.0 万円 ( 参考 : 平成 22 年度 38.6 万円 ) 市債は市が行う事業に充てる長 期の借金です 残高は平成 18 年 度をピークに減少していますが 今後短期間で合併特例事業債を活 用した大型事業が見込まれるため 増える見込みです 平成 23 年度特別会計歳入歳出決算 市税市民一人あたり 10.1 万円 ( 参考 : 平成 22 年度 10.0 万円 ) 皆さんが納めた市民税 固定資 産税 軽自動車税 市たばこ税 入湯税などの合計が 市税 です 収納率は昨年度と同じ 92.3% と なっています 今後も自主財源の 確保のために収納率増に努めます 区 分 歳 入 歳 出 歳入歳出差引額 国民健康保険 145 億 3,511 万円 144 億 8,766 万円 4,745 万円 介護保険 介護保険事業勘定 112 億 9,096 万円 112 億 7,938 万円 1,158 万円介護サービス事業勘定 1 億 1,151 万円 1 億 1,141 万円 10 万円 後期高齢者医療 15 億 5,267 万円 15 億 2,023 万円 3,244 万円 住宅新築資金等貸付 5,658 万円 5,615 万円 43 万円 小型自動車競走事業 143 億 1,646 万円 150 億 6,166 万円 7 億 4,520 万円 介護サービス事業 1 億 6,077 万円 1 億 5,618 万円 459 万円 農業集落排水事業 2,111 万円 2,102 万円 9 万円 地方卸売市場事業 7,841 万円 7,828 万円 13 万円 駐車場事業 8,574 万円 8,558 万円 16 万円 工業用地造成事業 1 億 3,905 万円 1 億 3,896 万円 9 万円 汚水処理事業 1,654 万円 1,581 万円 73 万円 学校給食事業 14 億 7,343 万円 14 億 4,853 万円 2,490 万円 合 計 438 億 3,834 万円 444 億 6,085 万円 6 億 2,251 万円 93% 92% 91% 90% 89% 88% 87% 表示未満四捨五入の関係で 合計が一致しない箇所があります 歳入歳出差引額が ( マイナス ) となっている会計については 繰上充用を行っています ( 平成 24 年度の歳入を繰り上げて 平成 23 年度の歳入に充てています )
決 算 報 告 私立保育所整備補助金交付事業 6,922 万円 福岡県子育て応援基金 安心こども 基金 を活用して 保育所等の施設 整備費用の一部を補助する事業を行 いました 老朽化などで悪化した保 育施設の整備の推進 安全で安心な 保育環境の確保を図っていきます 太陽光発電システム 設置費補助事業 2,404 万円 浸水対策事業 2 億 6,827 万円 集中豪雨などによる浸水被害解消の ため 飯塚市防災 浸水 対策基本 計画 に基づき 各施設の整備を行 いました 筑豊ハイツテニスコート改修事業 3,766 万円 飯塚国際車いすテニス大会の会場で もある老朽化の進んでいたテニス 自然エネルギーの有効利用を推進す るため 個人が太陽光発電システム を設置する際の費用の一部を補助す コートの改修工事を行いました 快適な住環境の整備および地域経済 の活性化を図るため 市民が 市内 の施工業者によって住宅の改修工事 を行う際の費用の一部を補助する事 業を行いました 中心市街地活性化事業 4,685 万円 中心市街地の将来像である 健康 を実感できる場 人と人との繋が りを育む場 を実現するため 各 種団体との意見交換を行いながら 飯塚市中心市街地活性化基本計 画 を作成し 平成 24 年 3 月 29 日に内閣総理大臣の認定を受けま した 持続可能なまちづくりを行 うため 引き続き関係団体との連 る事業を行いました 住宅リフォーム補助事業 980 万円 平成 23 年度の おもな事業 携を図りながら計画を推進してい 小 中学校耐震化 大規模改造事業 10 億 2,627 万円 きます 子どもたちの生命を地震災害から守 るとともに教育環境の改善を目指 し 小学校 5 校 中学校 4 校に大規 模な改修事業を実施しました いいづか家の家計簿 平成23 22年度決算の比較 収 入 平成 23 年度 平成 22 年度 支 出 平成 23 年度 平成 22 年度 給 料 基本給 地方税 使用料 手数料 169 万円 168 万円 食費 人件費 73 万円 74 万円 諸収入など 諸手当 医療 介護 子育ての費用 173 万円 170 万円 197 万円 187 万円 地方交付税 特別交付税 生活保護費などの扶助費 親からの仕送り 国 県からの 189 万円 195 万円 ローンの返済 公債費 71 万円 78 万円 補助金 地方譲与税など ローンによる借金 市債 49 万円 46 万円 生活費 光熱水費等 物件費 55 万円 58 万円 家 車 家電製品などの購入 前年度からの繰越金 11 万円 11 万円 修理費用 52 万円 65 万円 繰越金 維持修繕費 投資的経費 預金の取り崩し クラブ活動費 0円 0 万円 48 万円 49 万円 繰入金 補助費等 家族への仕送り お小遣い 58 万円 51 万円 他の会計への繰出金 友人などに貸すお金 4 万円 5 万円 投資および出資金 貸付金 預金 積立金 合 計 591 万円 590 万円 合 計 16 万円 5 万円 574 万円 572 万円 市の予算は数字が大きすぎて なかなか実感しにくいと思います そこで 仕組みは違いますが 少しでも身近に 感じてもらえるように平成 23 年度一般会計決算額を 10,000 分の 1 の金額にして 年間収入 500 万円台の家計に 例えてみました 収入では 全体の3分の1を親からの仕送りに頼っています また 給与のうち諸手当は 景気な どの事情により増減しやすいので 将来が心配です 支出では 医療 介護 子育てなどの費用が毎年増え続けてい て その費用を捻出するため家の修繕や家電製品等の購入を控えました また 将来見込まれる諸手当の減額やロー ンの返済に備えて昨年より多めに貯金することにしました ゆとりのある安定した生活を目指して 有効にお金をや りくりしなければいけません 9 2013.1 ( 82)
決算書は 市役所本庁3階の情報公開コーナーでご覧いただけます また 本市の 財政状況 を市のホームページで公開しています平成 23 年度決算における健全化判断比率 公営企業の資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 は 財政の健全化に関する比率 ( 健全化判断比率および公営企業の 決算報告 資金不足比率 以下 健全化判断比率等 ) の算定 公表と その比率に応じて財政の早期健全化および財政再生 ならびに公営企業の経営の健全化を図るための計画策定を義務付け その計画を実行するための行財政上の是正措 置を講ずることにより 地方公共団体の財政健全化に資することを目的として制定されました 平成 21 年 4 月に 全面施行され 健全化判断比率等を公表することになりました 旧来の 地方財政再建促進特別措置法 とは 早期是正機能を有する点 将来の負担に関する指標がある点で異 なります 健全化判断比率 区 実質赤字比率 分 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 説明飯塚市の算定値早期健全化基準財政再生基準普通会計における実質的な赤字の標準財政規模に対する比率 家計でいえば 年収に占める年間の赤字の割合を示すものです ー 11.69 20.00 飯塚市全会計の実質的な赤字および資金の不足額の合計の標準財政規模に対する比率 実質赤字比率を全会計に適用したものです ー 16.69 30.00 普通会計が負担する地方債の元利償還金および準元利償還金の標準財政規模に対する比率 家計でいえば 年収に対する年間の借金返済額の割合を示すものです 12.2 25.0 35.0 普通会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率 家計でいえば 将来払う見込みの負債が年収の何年分に相当するかを示すものです 20.7 350.0 飯塚市の場合 実質赤字額 連結実質赤字額はありませんので - で表示しています 財政健全 指標の整備と情報開示 監査委員の審査 議会報告 上記の各基準値以上になった場合は 以下の取組みが必要になります 健全段階早期健全化財政再生 自主的な改善努力による財政 健全化 財政健全化計画の策定 実施状況の議会報告 公表 国等の関与による確実な再生 財政再生計画の策定 実施状況の議会報告 公表 地方債発行の制限 財政悪化 ( 単位 :%) 公営企業の資金不足比率 ( 単位 :%) 経営健全化基準以上になった 飯塚市立病院事業会計 - 20.0 経営健全化計画の策定 会 計 名 資金不足比率 経営健全化基準 場合は 以下の取組みが必要 飯塚市水道事業会計 - 20.0 になります 飯塚市産炭地域小水系用水道事業会計 - 20.0 公営企業の経営健全化 飯塚市下水道事業会計 - 20.0 飯塚市地方卸売市場事業特別会計 - 20.0 実施状況の議会報告 公表 飯塚市農業集落排水事業特別会計 - 20.0 飯塚市工業用地造成事業特別会計 - 20.0 飯塚市の場合 資金不足額はありませんので - で表示しています