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当該増資による発行株式数募集後における発行済株式総数 割当先 Watermunt Spare Parts 5. 大株主及び持株比率 (2)A 種優先株式発行前 ( 平成 20 年 月 30 日現在 ) 発行後 なし Watermunt Spare Parts 100 % ( 注 3) 本増資により

特定子会社の異動に関するお知らせ

Y001〜044 『三国史記』 「地理志」 の高句麗地名漢字:おもに日本語との比較による考証.pwd

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第1章 財務諸表

第三者割当増資について


株主各位 平成 29 年 8 月 2 日東京都港区虎ノ門三丁目 1 番 1 号 ITbook 株式会社代表取締役会長兼 CEO 恩田饒 ストック オプション ( 新株予約権 ) の発行に関する取締役会決議公告 当社は 平成 29 年 7 月 19 日開催の取締役会において 当社取締役 執行役員および

日本基準基礎講座 資本会計

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自己株式の消却の会計 税務処理 1. 会社法上の取り扱い取得した自己株式を消却するには 取締役会設置会社の場合は取締役会決議が必要となります ( 会 178) 取締役会決議では 消却する自己株式数を 種類株式発行会社では自己株式の種類及び種類ごとの数を決定する必要があります 自己株式を消却しても 会

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単元株式数の変更、株式併合および定款の一部変更に関するお知らせ

3. 異動する子会社の概要 1 株式会社フィスコデジタルアセットグループ (1) 名称 株式会社フィスコデジタルアセットグループ (2) 所在地 大阪府岸和田市荒木町二丁目 18 番 15 号 (3) 代表取締役田代昌之 仮想通貨関連ビジネスを営む会社の株式又は持分を所有する (4) 事業の内容 こ

平成 29 年 6 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 6,274 4,182 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達

買付予定数の上限 (3,611,000 株 ) を超える場合は その超える部分の全部又は一部の買付け等を行わないものとし 法第 27 条の 13 第 5 項及び発行者以外の者による株券等の公開買付けの開示に関する内閣府令 ( 平成 2 年大蔵省令第 38 号 その後の改正を含みます 以下 府令 とい

3. 株式会社 SKIYAKI OFFLINE の概要 (a) 会社名 株式会社 SKIYAKI OFFLINE 東京都渋谷区道玄坂一丁目 14 番 6 号 (c) 代表者の役職 氏名代表取締役戸﨑勝弘 ( 注 1) (d) 事業内容 各種イベント 催事の企画 運営並びにこれらの受託業務等 46,1

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平成 30 年 3 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 15,162 3,790 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本

160624株式会社ギャバン株式(証券コード:2817)に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ

当社子会社による公開買付けの結果に関するお知らせ

株式会社 2019 年 5 月 13 日山陰合同銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2019 年 3 月期自己資本比率 ) 1. 自己資本の構成 連結 ( 単位 : 百万円 %) 項目 当四半期末 経過措置による不算入額 前四半期末 経過措置による不算入額 コア資本に係る基礎項目 (1) 普通株

(8) 申込株数単位 100 株 (9) 売出価格 その他本株式売出しに必要な一切の事項の決定については 代表執行役社長田島寿一に一任する (10) 本株式売出しについては 平成 27 年 7 月 15 日 ( 水 ) に金融商品取引法による有価証券通知書を提出している 2. 株式売出し ( オーバ

負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 9 6 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 少数出資金融機関等の対象普通株式等の額 特定に係

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平成8年月日


各 位 2017 年 5 月 24 日会社名住友金属鉱山株式会社代表者名代表取締役社長中里佳明 ( コード番号 5713 東証第 1 部 ) 問合せ先広報 IR 担当部長元木秀樹 (TEL ) 単元株式数の変更 株式併合および定款の一部変更に関するお知らせ 当社は 平成 29

東京電力エナジーパートナー

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内閣府令 ( 平成 2 年大蔵省令第 38 号 その後の改正を含みます 以下 府令 といいます ) 第 32 条に規定するあん分比例の方式により 株券等の買付けに係る受渡しその他の決済を行います ( 注 2) 単元未満株式についても 本公開買付けの対象としております なお 会社法に従って株主による単

(4) 買付け等の期間平成 20 年 9 月 16 日 ( 火曜日 ) から平成 20 年 10 月 21 日 ( 火曜日 ) まで (24 営業日 ) (5) 買付け等の価格普通株式 1 株につき 4,000 円 2. 買付け等の結果 (1) 応募の状況 株券等種類 株式に換算した株式に換算した株

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単元株式数の変更、株式併合および定款の一部変更に関するお知らせ

( 財 ) 財務会計基準機構会員 各位 平成 20 年 3 月 29 日 会 社 名 株式会社アパマンショップホールディングス ( コード番号 8889 ヘラクレス市場 ) 代 表 者 代表取締役社長 大村浩次 本社所在地 東京都中央区京橋一丁目 1 番 5 号 問合せ先 管理本部 執行役員管理本部

リリース

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タフ・住まいの保険(エコノミー・新価版)

(4) 買付け等の価格 普通株式 1 株につき 金 2,579 円 ( 注 ) 当社が 2018 年 10 月 30 日に公表した 株式分割及び定款の一部変更 配当予想の修正並びに株主優待の拡充に関するお知らせ に記載のとおり 当社は 本公開買付けにおける公開買付期間中である 2018 年 11 月

分割承継の内容決定日 2018 年 5 月 21 日 ESS 社との吸収分割契約締結日 ( 注 2) 2018 年 7 月上旬 ( 予定 ) TISS 社との吸収分割契約締結日 2018 年 7 月上旬 ( 予定 ) ESS 社 TISS 社各々における株主総会決議 2018 年 9 月末までに (

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表紙+キラリ6月号 [更新済み]

コア資本に係る調整項目 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものを除く ) の額の合計額 うち のれんに係るもの ( のれん相当差額を含む ) の額 うち のれん及びモーゲージ サービシング ライツに係るもの以外の額 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものを除く ) の額 適格引当

新株予約権発行に関する取締役会決議公告

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(開示様式例)第三者割当により発行される株式/新株予約権/新株予約権付社債/転換社債型新株予約権付社債の募集に関するお知らせ


日本生命との経営統合に関する統合契約書締結及び公開買付けの開始

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あおぞら信託銀行株式会社とGMOクリックホールディングス株式会社とのインターネット銀行の共同運営に関する資本提携のお知らせ

単元株式数の変更、株式の併合及び定款の一部変更に関するお知らせ

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3 併合により減少する株式数株式併合前の発行済株式総数 ( 平成 26 年 12 月 31 日現在 ) 株式併合により減少する株式数株式併合後の発行済株式総数 263,992,598 株 131,996,299 株 131,996,299 株 ( 注 ) 株式併合により減少する株式数 および 株式併


募集新株予約権(業績条件付有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ


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平成 28 年 3 月 22 日 各 位 東京都千代田区麹町三丁目 2 番 4 号会社名株式会社スリー ディー マトリックス代表者名代表取締役社長岡田淳 ( コード番号 :7777) 問合せ先取締役新井友行電話番号 03 (3511)3440 ストック オプション ( 新株予約権 ) の取得及び消却

平成30年公認会計士試験

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平成 29 年 6 月 26 日株式会社八十二銀行 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 29 年 3 月期自己資本比率 ) 科 ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表金額 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 885,456 コ

< 本制度の仕組みの概要 > 5 ポイント付与 委託者 当社 3 自己株式の処分 1 役員株式交付規程の 制定 2 信託 < 他益信託 > を設定 ( 金銭を信託 ) 3 払込 受託者 ( 予定 ) 三井住友信託銀行 ( 再信託受託者 : 日本トラスティ サービス信託銀行 当社株式 株式交付信託 信

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常陽銀行連結 ( 単位 : 百万円 %) 経過措置経過措置 によるによる 不算入額 うち 上記以外に該当するものの額コア資本に算入されるその他の包括利益累計額うち 為替換算調整勘定うち 退職給付に係るものの額普通株式又は強制転換条項付優先株式に係る新株予約権の額コア資本に係る調整後非支配株主持分の額

各位 平成 25 年 11 月 28 日会社名相鉄ホールディングス株式会社代表者代表取締役社長林英一 ( コード番号 9003 東証第一部 ) 問合せ先取締役執行役員経営戦略室部長滝澤秀之 (TEL ) 子会社の会社分割 ( 新設分割 ) 及び新設会社の株式譲渡に関するお知ら


株式会社鴻池組との業務提携及び鳳ホールディングス株式会社との資本提携(持分法適用関連会社化)に関するお知らせ

EDINET 提出書類 株式会社富山銀行 (E0356 有価証券届出書 ( 組込方式 ) 表紙 提出書類 提出先 提出日 会社名 英訳名 代表者の役職氏名 本店の所在の場所 有価証券届出書関東財務局長平成 21 年 12 月 4 日株式会社富山銀行 THE TOYAMA BANK LTD. 取締役頭

式質権者 ( 以下 優先株質権者 という ) に対し 普通株式を有する株主 ( 以下 普通株主 という ) または普通株式の登録株式質権者 ( 以下 普通株質権者 という ) に先立ち 発行価額に 100 分の 10 を乗じた金額を 当該事業年度における上限として 発行に際して取締役会で定める額の配

ストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ

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連結貸借対照表のが 自己資本自己資本の構成構成に関するする開示項開示項 のいずれにのいずれに相当相当するかについてのするかについての説明 ( 付表 ) (2018 年 9 月期自己資本比率 ) ( 注記事項 ) の については 経過措置勘案前の数値を記載しているため 自己資本に算入されているに加え

Microsoft Word - 高森-伊藤_優先株JAROS_2006.doc

( 資産の部 ) ( 負債の部 ) Ⅰ 特定資産の部 1. 流動負債 366,211,036 1 年内返済予定 1. 流動資産 580,621,275 特定社債 302,000,000 信託預金 580,621,275 事業未払金 2,363, 固定資産 6,029,788,716 未払

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各位 平成 20 年 2 月 18 日 会社名株式会社松屋代表者代表取締役社長秋田正紀 ( コード番号 8237 東証第一部 ) 問合せ先コーホ レートコミュニケーション部担当部長武藤勝 (TEL. 代表 ) 連結子会社である株式会社スキャンデックスにおける 会社分割 ( 新

めセキュリティ面での高い安全性を強みとして 国内で多数の実績があります 平成 28 年に設立した BPO スクエア朝霞 ( 埼玉県 ) を中心に全国 11 拠点を保有し またベトナ ムの大手 IT 企業と海外 BPO 事業での協業を行うなど その事業範囲も多角化しています このような状況の下 当社と

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包括利益の表示に関する会計基準第 1 回 : 包括利益の定義 目的 ( 更新 ) 新日本有限責任監査法人公認会計士七海健太郎 1. はじめに企業会計基準第 25 号 包括利益の表示に関する会計基準 ( 以下 会計基準 ) が平成 22 年 6 月 30 日に

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CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4

株式併合、単元株式数の変更および定款の一部変更に関するお知らせ

ニュースリリース 野村ホールディングス 会社分割(簡易吸収分割)による当社子会社への株式管理事業(一部)の承継に関するお知らせ (PDF)

Transcription:

の他の汚染物質などがある 鉄鉱石を鉄にするために 多くの有用な物質やエネルギーが消 費され利用不可能な汚染物質へと転換されている (12) 次に こうした認識を前提にして 有限な自然が簿記 会計のシステムの中でどのように 反映されるべきかをみていきたい 3 簿記 会計における自然の位置付け 1 環境規制について 我々には何ができるのであろうか そのキーワードとなったのが 持続可能な発展 であ る 環境問題は長期間に渡ってジワジワと表面化するために 早急の対策を構じなければな らない そのためには政府および地球規模の取り組みが必要となっている一方で 企業も国 際化に伴って日本のみの常識が通用しない現在 環境監査をはじめとして 環境情報の開示 から始まる具体的な環境保全に関わる諸策が求められている さらに 家庭生活においても 国民一人一人が環境問題を身近な問題としてとらえ 解決する糸口を見出して実践すること が求められている 環境に対する一人一人の意識や行動は 普段の生活の中では無頓着で ややもすると行政や企業に対して責任を転嫁する傾向にあるが たとえば環境家計簿づくり 73

その限りにおいて上述した推計からその公正さがますます不明確になっているように思われ (18) る 公正価値は のれんとや減損損失 との関連でさらに分析が必要となっている なお 三洋電機の株式取得費用 50 億 5800 万円は 連結損益計算書の 営業外損益 その他の費 用 に含まれている (19) 4 第三者割当増資と株式の公開買付け 転換 交換 パナソニックが三洋電機を完全子会社化する経緯を 表7 5で詳しくみていきたい パナソニックが2009TOBで取得した三洋電機の優先株式は その3年前の 2006 年 3 月に三洋電機が第三者割当増資として経営再建のための必要資金を調達する目的で発行し たものである 2006 年 2 月 24 日の臨時株主総会で三洋電機は 総額約 3000 億円の優先 株式発行による第三者割当増資を議決している (20) 同 2006 年 3 月 14 日に 議決権のある 三洋電機株式会社第1回A種優先株式 以下 A優先株 および議決権のない 三洋 電機株式会社第1回B種優先株式 以下 B優先株 を発行価額 700 円 資本組入 額 350 円で発行している ( 21) 従従来から三洋電機の大株主となっている株式会社三井住友銀行 以下 M社 の他 図7 6 三洋電機の第三者割当増資 2006 年 は 2006 年 2 月の臨時株主総会で決議した 新たな出資元として 大和証券 SMBC プリ 億 円 6,000 ンシパル インベストメンツ株式会社の 5,000 2006 年第三者割当増資で拠出した額 ② 100 子会社のエボリューション インベス 4,000 1,250 億円 1,250 億円 500 億円 3,000 億円 3,000 割当数① 一株 700 円 拠出額② ドマン サックス グループの関連会社のオ 2,000 ② ーシャンズ ホールディングス有限会社 以 1,000 0 0.0 下 O社 の3社による引受となっている E 社 O 社 M 社 3社計 1.0 A 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 億 株 トメンツ有限会社 以下 E社 とゴール B 優 先 株 A優先株数 B優先株数 AB優先株数合計 8,980 万株 A 優 先 株 B ① 8,980 万株 293 万株 18,254 万株 8,876 万株 8,876 万株 6,849 万株 24,602 万株 17,857 万株 17,857 万株 7,142 万株 42,857 万株 2006 年第三者割当増資で割り当てられたAB優先株数 ① 出 所 表 7 5①② その様子は 表7 5の2および図7 6 のようになっている A B優先株の総数は 4 億 2857 万株で 一株 700 円を掛けると 3000 億円となる これにより 三洋電機は 2006 年に 3000 億円増資し 規定通り半額 は資本金の増加 残りの半額は資本準備金と して処理されている 127

図7 7 三洋電機B優先株の普通株転換 2009 年 A B優先株ともに 2007 年 3 月 14 日 E 0.0 以降 1株につき普通株式10株に転換する 社 O 社 M 1.0 3社計 ③ 普通株 2.0 比率の転換請求権が付いている E O M 社 B優先株 3.0 4.0 の3社は 2009TOBまでに 議決権の 5.0 ④ 6.0 ないB優先株に付与されている普通株式への 7.0 8.0 転換する権利を行使して 表7 5の4およ ③ 2009 年に普通株へ転換したB優先株数 9.0 10.0 び図7 7にある通り これら 3 社はB優先 11.0 12.0 株の 49.05 A B優先株合計の 28.2 ④ 2009 年に優先株から転換した普通株数 2,463 万株 億 株 8,189 万株 1,414 万株 12,066 万株 24,632 万株 81,890 万株 14,146 万株 120,668 万株 出 所 表 7 5③④ に相当するB優先株を普通株式に転換してい る 優先株1に対して普通株10に転換する権利を行使することによって これら3社によ (22) る普通株の保有は著しい割合となり 同時に大株主となっている 図7 8 億 円 そして 表7 5の①A B優先株合計の 2009 TOB パナソニックによる三洋電機株の公開買付 6,000 5,000 4,000 応じた優先株の総数に 買付額 1310 円を掛 2009TOBで回収した額 ⑥ ⑥回収額 2,017 億円 1,267 億円 750 億円 4,034 億円 ②出資額 1,250 億円 1,250 億円 500 億円 3,000 億円 2009TOB に応じた優先株数⑤ 71.8 に相当する表7 5の⑤の買い付けに けると 表7 5の⑥4034 億円になる 図 7 8参照 つまり E O Mの 3 社が 一株 1,310 円 回収額⑥ 3,000 2,000 ② ⑥ 1,000 0 0.0 社 O 社 2.0 3.0 4.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 M 社 3社計 A優先株 A B優先株 B 2009TOBで買付に応じた株数 ⑤ A優先株 8,980 万株 1.34 倍に相当している 三洋電機は 2009TOBのために 2009 年度の営業外費用 424 億 7400 万円の 8,980 万株 293 万株 18,254 万株 うち 56 億 8500 万円の公開買付対応費用を 687 万株 5,434 万株 12,536 万株 計上している 公開買付対応費用は 前の 9,668 万株 5,728 万株 30,790 万株 2008 年度も 6 億 6200 万円計上しているが B優先株 6,413 万株 合計 15,393 万株 12.0 億 株 は わずか3年後の2009TOBで4000 億円を超える回収となって それは出資額の E 1.0 5.0 2006 年の第三者割当で拠出した 3000 億円 営業外費用のその他に含められ 2009 年度 出所 表7 5⑤⑥ は 営業外費用の 10 100 を超えたため 区分掲記した っている (23) としている ちなみに この年度は 333 億 3700 万円の経常損失とな ( 24) 2009TOBでは 広報から一年以上経過してからの公開買付けを実施して 条件を 整えていると広報しているものの 結局は第三者割当増資したE O M3社が保有する優 129

図7 9 三洋電機株の売却 先株式を議決権の過半数となるように予め応 募契約を締結して過半数を確保しておいて (25) 億 円 6,000 5,000 公開買付けという形で普通株式に転換してい 4,000 る 3,000 なお 三洋電機のB優先株は議決権のな 2,000 いものだが 表7 5の5および図7 8の 1,000 公開買い付けしたA B優先株の総数 3 億 0 790 万 2655 株の権利を行使して パナソニ 0.0 所有状況から推計した三洋電機株の推定売却額 ⑧⑩ ⑩ 2010 年 3 月 31 日 現在調整後終値一株 150 円の推計売却額 ⑧ 2009 年12 月 25 日 現在調整後終値一株 171 円の推計売却額 ⑩ ⑧ 85 億円 99 億円 184 億円 176 億円 280 億円 456 億円 261 億円 379 億円 640 億円 ⑩ ⑧ E 社 O 社 M 社 1.0 ックは買い付けた優先株数の10倍にあたる ⑦ 2.0 3.0 30 億 7902 万 6550 株の普通株式に転換し 4.0 5.0 ている この公開買付けされた優先株が転換 6.0 7.0 8.0 した普通株と 表7 5④のP社普通株式 9.0 328 万 2677 株を加えた 30 億 8230 万 9227 10.0 株が最終的に買い付けられ 転換後の普通株 12.0 11.0 億 株 式総数 61 億 5805 万 3099 株の 50.05 を 3社計 ⑦ 2009 年 12 月 25 日 現在の推定売却普通株数 ⑨ ⑨ 2010 年 3 月 31 日 現在の推定売却普通株数 ⑦ ⑨ 10,307 万株 16,371 万株 26,678 万株 5,642 万株 6,610 万株 12,253 万株 15,949 万株 22,982 万株 38,931 万株 所有状況から推計した三洋電機株の推定売却数 ⑦⑨ 出所 表7 5⑦⑧⑨⑩ しめて パナソニックは議決権の過半数を取得したとしている E O Mの3社は 2010TOBま 図7 10 2010 TOB 億 円 パナソニックによる三洋電機株の第 2 回公開買付 でに保有している普通株式を減らしている 6,000 全て売却したわけではないが 売却と同様の 5,000 利得が生じていると判断して推定したものが 4,000 3,000 2,000 2010TOBで回収した額 ⑫ 2010TOB に応じた普通株数⑪ 120 億円 813 億円 195 億円 1,000 0 0.0 表7 5の7 8および図7 9である 3 一株 138 円 回収額⑫ 1,128 億円 E 社 O 社 M 社 3社計 2.0 ⑪ 4.0 5.0 6.0 8.0 12.0 億 株 ように2009TOB直前に3社が権利を行 な普通株の残り 表7 5の9⑪ 3社合計 6 億 6500 万株を買付に応募して 一株 138 7.0 11.0 2010TOBでは 図7 10でわかる 使してB優先株を転換して保有している膨大 3.0 9.0 等の利得があったと思われる ⑫ 1.0 10.0 社合計で 640 億円の売却額ないし売却と同 8,682 万株 58,908 万株 14,146 万株 2010TOBに応じた普通株数 ⑪ 81,737 万株 円で売却して 3社合計 918 億円 表7 5 の9⑫ を獲得している 出 所 表 7 5⑪⑫ 130

ちなみに 2010TOBでパナソニックは 18.91 億株を 2610 億円で買い付け それ までに保有していた 30 億 8200 万株とあわせて発行済み株式総数 61 億 5800 万株のうち 図7 11 三洋電機の第三者割当増資からパナソニック 億 による完全子会社化までの株式数の推移と収支 円 6,000 5,000 4,000 ⑫ ② 2006 年第三者割当増資で拠出した額 ⑥ 2009TOBで回収した額 ⑧ 2009 年 12 月 25 日現在の推定売却額 ⑩ 2010 年 3 月 31 日現在の推定売却額 ⑫ 2010TOBで回収した額 ⑩ ⑧ 3,000 ⑥ 2,000 ② 1,000 0 0.0 E 社 O 社 M 1.0 社 3 社 計 ⑤ 2.0 3.0 ③ 4.0 A B ⑦ ⑨ ① 5.0 6.0 7.0 8.0 ① 2006 年第三者割当増資で割り当てられたAB優先株数 9.0 ③ 2009 年に普通株へ転換したB優先株数 10.0 ④ 2009 年に優先株から転換した普通株数 ⑦ ⑨ ⑪ ⑤ 2009TOBに応じたAB優先株数 11.0 ⑦ 2009 年 12 月 25 日現在の推定売却普通株数 12.0 ⑨ 2010 年 3 月 31 日現在の推定売却普通株数 億 株 ⑪ 2010TOBに応じた普通株数 出 所 表 7 5① ⑫ 131 ⑪ ④