建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

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平成19年  月  日

適正処理上の種々の問題を生じさせている根本的な原因ではないか 元請業者は 法に抵触しない程度に安く工事してくれればそれで良い という意識が強すぎる 3 解体業者について ( 解体工事の実態 ) いまだに旧態依然のミンチ解体が行われているのを目にすることがある 解体工事では工事実施時に業者が近隣に案内

目次 建設副産物適正処理推進要綱...3 第 1 章 総則... 3 第 1 目的... 3 第 2 適用範囲... 3 第 3 用語の定義... 3 第 4 基本方針... 4 第 5 関係者の基本的責務... 4 第 2 章 計画の作成等... 4 第 6 発注者による計画の作成 条件明示等..

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福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

Microsoft Word - 特記例

Microsoft Word - 大気汚染防止法の改正に伴う解体等工事に関する事務手続の取扱いについて(通知).doc

届出義務者の変更 何が変更になるの? 特定粉じん排出等作業 (*) の実施の届出義務者が 工事の施工者から工事の発注者又は自主施工者に変更になります * 吹付け石綿等が使用されている建築物等の解体 改造 補修作業注 ) 労働安全衛生法及び石綿障害予防規則に基づく届出義務者は変更になりません 解体等工

フロン回収・破壊法の改正内容等について

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

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様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 14 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県府中市本山町 佐々田土建株式会社 代表取締役三島俊美 電話番号 廃棄物の処理及び清掃

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アスベスト対策に関する行政評価・監視_事前調査結果等の適切な掲示の確保

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別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

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Q2-4: 水銀を回収した後のガラスくず ( 破砕したもの ) や 破損した水銀使用製品 は水銀使用製品産業廃棄物になるのか 水銀使用製品産業廃棄物には卒業基 準はないのか P.3 3. 廃水銀等について P.4 Q3-1: 当社は水質汚濁防止法の特定施設からは外れているが 廃棄物処理法でも今 P.

1 法の目的

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医療関係機関の皆様へ

1 大阪府の石綿対策の制度 1-1 建築物等の解体等工事に係る法 条例の主な規制内容 建築物の解体等工事 吹付け石綿 断熱材 保温材 被覆材 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 以上 ) 成形板 ( 石綿使用面積 1,000m 2 未満 ) 石綿無 着手前 着手中 事前調査条例条例条例条例

2 マニフェストの記載 1 産業廃棄物の種類 法第 2 条第 4 項及び施行令第 2 条に規定する産業廃棄物の種類を原則とし 特別管理産業廃棄物である場合にはその旨を記載しなければなりません しかしながら 例えばシュレッダーダストのように複数の産業廃棄物が発生段階から一体丌可分の状態で混合しているよ

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Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

Microsoft Word - 様式2-8 産廃処理計画

石綿含有産業廃棄物 水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等の 収集運搬及び中間処理に関する指導方針 埼玉県環境部産業廃棄物指導課審査担当 収集運搬業担当 ( 平成 29 年 9 月 ) 1

様式第二号の十四 ( 第八条の十七の三関係 )( 第 1 面 ) 特別管理産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 7 月 20 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県安芸高田市甲田町下甲立 1624 湧永製薬株式会社広島事業所 代表取締役 湧永寛仁 電話番号

1 事業場における事業の概要 産業廃棄物適正処理報告書 産業廃棄物の減量及び適正な処理を図るために山口支店で講じている取組について 次のとおり報告します ホームページ URL 資本金又は資本金 記入者 全社員数 山口支店社員数 山口支店完工高 山口支店事業内容 山口支店事業展望

Microsoft Word - .Q.l doc

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標準様式 1( 収集 運搬用 ) 産業廃棄物収集 運搬委託契約書 収入印紙 排出事業者 : ( 以下 甲 という ) と 収集運搬業者 : ( 以下 乙 という ) は 甲の事業場 : から排出される産業廃棄物の収集 運搬に関して次のとおり契約を締 結する ( 法の遵守 ) 第 1 条甲及び乙は 処

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

< BE291CC89B78C C8C88B38C768F88979D81408EC0926E8A6D944695F18D908F A816A>

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

適正処理の実現に向けた社内の取組内容 従業員の教育訓練の実施状況 社内研修を実施している ( 研修の内容 ) 廃棄物処理法について安全性の確保について ( 研修の頻度 ) 年 1 回半年に1 回 3ヶ月に1 回月 1 回 ( ) 外部研修を受講させている ( 研修の内容 ) 安全運転教育 事故時の対

財営第   号

ア. 建築物その他の工作物 ( 以下 建築物等 という ) の全部又は一部を解体する建設工事 ( 以下 解体工事 という ) 建築物等に用いられた建設資材に係る建設資材廃棄物をその種類ごとに分別しつつ当該工事を計画的に施工する行為イ. 建築物等の新築その他の解体工事以外の建設工事 ( 以下 新築工事

別表 1 建築物の構造 建築物の状況 周辺状況 建築物に係る解体工事 木造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 コンクリートブロック造 築年数年 棟数棟 周辺にある施設 住宅 商業施設 学校 病院 作業場所 作業場所 十分 不十分 搬出経路 障害物 有 無 前面道路の幅員 約 m 建

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

第1 機構・組織・人員及び予算

技術者等及び現場代理人の適正配置について

建設廃棄物のリサイクル

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Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 29 日 広島県知事 様 提出者 住所 広島県尾道市美ノ郷町本郷 氏名 日東電工株式会社 尾道事業所 事業所長岡田和之 電話番号 廃棄物の処

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社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

別紙 フロン排出抑制法に基づく平成 28 年度のフロン類の再生量等及び破壊量等の集計結果について 環境省 1. 再生量等の集計結果 (1) 再生量フロン排出抑制法に基づき第一種フロン類再生業者から報告のあった平成 28 年度におけるフロン類の再生量の合計は約 1,248 トンであり 平成 27 年度

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 29 年 6 月 27 日 千葉市長熊谷俊人 殿 提出者 住所千葉県船橋市浜町 ららぽーと三井ビル 12 階 氏名三井ホーム株式会社千葉支店 電話番号 支店長五井尚人 廃

( 登録の欠格事由 ) 第 4 条 次の各号のいずれかに該当する者は 指定事業者としての登録を受けることができな い (1) 第 11 条に該当し 指定事業者としての登録を取り消され 取消しの日から1 年を経過しない者 (2) その他県土整備局長が公益上特に不適当と認めた者 ( 登録要件 ) 第 5

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

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特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

1. 組織の概要 事業所名及び代表者名 所在地 株式会社山豐 代表取締役山形マユ美 本社 滋賀県米原市岩脇 501 番地の 1 事業活動の内容 ( 認証 登録範囲 ) 産業廃棄物中間処理業 ( 再生砕石の製造販売 ) 産業廃棄物収集運搬業環境保全関係の責任者及び担当連絡先 環境管理

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

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keikaku_kinyuurei.doc

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 27 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県豊田郡大崎上島町中野 977 番地 大崎工業株式会社広島工場 工場長樽本伸正 電話番号 廃棄物の処理

2. その他 (1) 現場事務所や工事現場の出入口等の 建退共対象労働者の見やすい場所に 建設業退職金共済制度適用事業主工事現場標識 を貼り付けてください (2) 元請業者においては 下請業者に建退共制度への加入指導に努めるとともに 下請業者の建退共制度の事務処理能力が十分でない場合には 下請業者に

Microsoft Word - QandA-tyougai

レベル 1 2 石綿届出対象 記入例 レ労働安全衛生法第 88 条第 3 項 労働安全衛生規則第 90 条第 5 号の2 の規定による計画の届出 石綿障害予防規則第 5 条第 1 項の規定による作業の届出 レ大気汚染防止法第 18 条の15 第 1 項の規定による作業実施の届出を行っております 石綿

本日のご説明 廃棄物処理法の取扱い主に産業廃棄物の取扱いに関して 一般廃棄物と産業廃棄物の取扱いの違い 相談事例主に 一般廃棄物に関して 建設業の皆様にご注意頂きたいこと ( 不適正処理の現場から )

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

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第 1 号様式第 1 面 東京都知事殿 産業廃棄物収集運搬業者の処理状況 ( 報告対象の期間 : 平成 28 年 10 月 ~ 平成 29 年 03 月 ) 報告者 住所 東京都中野区丸山一丁目 2 番 1 号 平成 29 年 04 月 26 日 東京都廃棄物用例第 14 条の 2 第 1 項に基づ


特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

資料 5 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 論点 3 CM 賠償責任保険制度のあり方 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 建築事業をベースに CMR の各段階に応じた業務内容 目的ならびに善管注意義務のポイントを整理 CM 契約における債務不履行責任において 善管注

Microsoft PowerPoint - 資料3_義務履行.pptx

目次 1 建設副産物情報交換システムの目的及び位置づけ 建設副産物情報交換システムの開発経緯と目的 建設副産物情報交換システムの位置づけ 1 2 建設副産物情報交換システムの利用イメージと適用範囲 建設副産物情報交換システムの機能について 建

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目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

第3回投資促進等WG 資料1-2

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

PowerPoint プレゼンテーション

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

A. 1 管理責任者に変更がない場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者の住所 氏名 電話番号及び管理責任者に変更がない旨お知らせ下さい 2 管理責任者に変更がある場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者変更の旨お知らせいただき 30 日以内に 管理責任者選任届 を提出して下

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重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

い さ だ く の残 銀 ご確認 水 科用 歯 に 棚 など せん ま り りは あ か 歯科用水銀 歯科用アマルガムの 使わなく なった 早期処理にご協力ください 2013年10月 採択されました 水銀含有廃棄物の適正処理を お願いいたします 適 正 な 処 理 は どうしたら い い の 歯科用

2008年度環境活動レポート

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エアバッグ類の産業廃棄物収集運搬委託規約(約款)

資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省

産業廃棄物管理票制度の運用について(通知)

産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) ゼロエミッション推進体制 ( 第 2 面 ) 滋賀水口工場長 定期会議事務局会議 1 回 /W 担当者会議 1 回 /M 推進報告会 1 回 /2M 推進責任者 : 工務安全環境部長 実行責任者 : 安全環境課長 事務局 中間膜製造部機

補助 Q: A: Q: A: Q: A: Q: A: Q: A: や助対象と : 既に三世 : 新たに三で 補助 : 現在 夫場合 補 : 新たに三で 補助 : 現在 近となりま : 新たに三で 補助 : 現在 夫合 補助 : 新たに三で 補助 : 現在 賃して近居 : 新たに三で 補助やまぐとなる

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

環境方針 < 環境理念 > 当社は 昭和 45 年の設立以来 社会の環境保全活動に努めてまいりましたが 再度 近年深刻化する地球温暖化や環境汚染 今後予想される資源の枯喝への対応が重要課題との認識にたち 環境省が策定したエコアクション 21 を取り入れることにより全社員一丸となって年々 多種多様化す

〔表紙〕

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

新システム概念図 変更点及び今後の課題 新システムの検討にあたっては 当初 シールを用いた徴収方法を検討していたが 関係者との調整の結果 以下のような変更及び課題が生じている 1 変更点 : 製品価格に内部化する費用の性質発炎筒の流通は 主として 新車搭載用として自動車製造業者等 交換用として自動車

平成○○年○○月○○日

システム情報フロー システムの利用対象者と活用によるメリット建設リサイクル法等の提出書類の作成機能 システムの適用範囲工事発注者排出事業者処理業者情報登録発注前発注後施工計画時施工完了時 区分適用範囲 対象建設副産物対象地域 工事発注者排出事業者処理業者利用対象者システム活用によるメリット工事概要画

1

Transcription:

リフォーム メンテナンス等 小規模建設工事で発生する廃棄物 の適正処理 作成とその背景 建設副産物小分科会 2016/12/7

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日 : 住宅部会の環境分科会の下部組織として 建設副産物小分科会を設置

建設副産物小分科会の活動 エコアクション 2020 で定めた行動 : 工場生産 新築工事 改修 解体における廃棄物の削減と再資源化を推進 廃棄物処理等に係る情報共有 事例研究等 年に 1 度の施設見学会実施 廃棄物適正処理推進のための情報発信 各種 手引きの作成 など

建設廃棄物適正処理の手引き ( 一社 ) 住宅生産団体連合会や 外部の委員会 協議会の報告をもとに 廃棄物の適正処理の対応等 数々の諸問題を検討し 廃棄物処理法改正に伴った適正処理を強力に推進するため 平成 11 年 4 月の初版以降 平成 24 年 2 月の第 5 版まで 建設廃棄物適正処理の手引き を作成し適正処理の推進を図って参りました

Q&A で理解する事例集 実際に現場で遭遇しうる個別事例について その対応を具体的に示すことで 廃棄物の適正処理をより確実なものとしてもらいたい との思いから作成しました *2015 年 5 月発行

昨年度の環境シンポジウムにおいて 発表しました 今後の予定 増加するストック事業で発生する廃棄物の適正処理とリサイクルの推進

第 1 弾 リフォーム工事の廃棄物適正処理 ( 仮称 ) リフォーム工事に限らず メンテナンス工事や 不動産の賃貸物件管理業務など 小規模な工事で発生する廃棄物の処理は 解体工事や新築工事で発生する廃棄物処理よりも 難しいところが多々あります 日々寄せられる実務上の相談や悩みについて 具体的な解決策を示す冊子の作成を進めています 昨年度の環境シンポジウムにおいて 発表しました

リフォーム メンテナンス等 小規模建設工事で発生する廃棄物の適正処理 リフォーム メンテナンス工事の多くは小規模な工事のため 生ずる廃棄物も少量となりますが その分効率よく収集運搬を行わないとコスト高となったり 廃棄物を一時的に保管するための場所の確保や 廃棄物処理法の例外規定など 新築や解体よりも処理工程が複雑になります

建設工事に伴い生ずる廃棄物の特徴 1 廃棄物の発生場所が一定しない 2 発生量が膨大である 3 廃棄物の種類が多様であり 混合状態で排出される場合が多いが 的確に分別すれば再生利用が可能なものが多い 4 廃棄物を取り扱う者が多数存在する 重層下請構造が存在する 建設工事から生ずる廃棄物の適正処理について ( 通知 ) : 環境省

小規模工事の廃棄物 リフォーム メンテナンス工事はその工事の規模がキッチン 浴室改装などの大規模なものから給湯器 ガスレンジ交換のような中規模のもの 戸車やドアノブの交換のようなごく小さいものまで多種多様な工事があります このような工事現場から発生する廃棄物についてはその工事内容に応じて適正に処理する必要があります 工事内容廃棄物の発生状況廃棄物の処分方法 キッチン 浴室 屋根の葺き替え等廃棄物量の多い建設工事 既存建物や設備等の解体廃棄物や新築部分で発生する端材など 一般的な解体 新築工事で発生する廃棄物と同様のもの 自社処理 または廃棄物処理業者への収集運搬及び処分委託により処理する 給湯器等設備機器交換やドアノブ交換など既存のものとの交換や クロスの貼り替えなどの廃棄物量の少ない建設工事 交換により取り外された古い設備機器や部品が廃棄物として発生する わざわざ収集運搬業者を手配するまでもない少量の廃棄物しか発生しない 少量であるため 廃棄物一時保管場所の活用や廃棄物処理法の特例 自社運搬などの廃棄物の運搬について効率よい方法を検討する必要がある

掲載内容 : 特徴的なものをご紹介し ます 見出し 第 1 章第 2 章第 3 章第 4 章第 5 章第 6 章第 7 章第 8 章第 9 章 リフォーム工事の主な環境法令小規模工事の廃棄物小規模工事の廃棄物運搬 ~ 保管 ~ 搬出建設リサイクル法その他の法令廃石綿 石綿含有産業廃棄物建設業法と廃棄物処理法の元請責任賃貸物件の管理に係る廃棄物処理下取り回収の正しい運用

第 3 章 小規模工事の廃棄物 ~ 運搬 ~ 元請自身による運搬 マニフェスト不要 現場 A 収集運搬業者による運搬 マニフェスト必要 現場 B 収集運搬業許可を受けていない 法第 21 条の 3 第 3 項の適用 廃棄物一時保管場所 現場 C 下請業者による運搬 廃棄物の運搬手段により 適用されるルールが異なり煩雑

第 3 章 小規模工事の廃棄物 ~ 運搬 ~ 下請負人による環境省令で定める廃棄物の運搬 : 廃棄物処理法第 21 条の 3 第 3 項 建設工事に伴い生ずる廃棄物について 当該建設工事の下請負人が 自ら運搬を行う場合には 環境省令に定める要件を満たさなければいけません 図解 : 法第 21 条の 3 第 3 項 廃棄物の運搬時に必要なこと 1 元請との契約関係を証する書面の携行 2 個別の建設工事ごとに廃棄物の運搬に係る必要事項を記載した 別紙 の携行 3 運搬できる量の上限は 1 m3 4 運搬車両の 廃棄物運搬車両 である表示 21 条の 3 第 3 項に係る書面の交付 元請業者 ( 排出事業者 ) 下請業者 ( 廃棄物の運搬を行う )

第 3 章 小規模工事の廃棄物 ~ 運搬 ~ 1. 環境省令で定める廃棄物 : 対象となる建設工事 1 建設工事 ( 建築物等の全部又は一部を解体する工事及び建築物等に係る新築又は増築の工事を除く ) であって その請負代金の額が 500 万円以下であるもの 2 引渡しがされた建築物等の瑕疵の補修に関する工事であって これを請負人に施工させることとした場合における適正な請負代金相当額が 500 万円以下であるもの 産業廃棄物収集運搬業の許可を有していない者 ( 本書の場合 下請業者 ) は 上記建設工事で生ずる廃棄物しか運搬することができません 更に 廃棄物を運搬するにあたっては下記のような規定が定められています

第 4 章 建設リサイクル法 1 建築物の構造耐力上主要な部分の全部または一部について床面積 80 m2以上を解体する工事 3 屋根の解体 ( 解体範囲が 80 m2以上 ) 解体工事として適用 解体工事として適用 * 屋根の直下の階の床面積 ( 緑の部分 ) で判断する * 野地板は 構造耐力上主要な部分にあたる 2 構造耐力上主要な部分を解体する工事であって 柱 壁等床面積の測定が出来ないもの 4 屋根葺き材交換工事 床面積がゼロのため 解体工事には該当しない ( リフォーム等に該当 ) 仕上げ材の交換工事など 解体工事の適用なし

第 5 章 その他の法令 : 大気汚染防止法 大気汚染防止法のリフォーム工事等に係る関連用語 特定粉じんの指定 建築物等に使用されている石綿は 特定粉じんに該当する特定工事 特定粉じん排出等作業を伴う建設工事のこと ( 粉じんレベル 1 及び 2) 工事前の届出が必要 解体工事を行うときは 特定工事に該当するか否かについて調査を行うことを義務付けている 大気汚染防止法に定める解体工事 建築物等を解体し 改造 ( リフォーム ) し 又は補修する作業を伴う建設工事のこと

第 5 章 その他の法令 : フロン排出抑制法 解体工事の際 該当する機器の有無を事前に調査 説明することを 元請業者に義務づけている 業務用冷凍空調機器 フロン回収機を機器と接続して フロンを回収します ( 一社 ) 日本冷凍空調工業会 HP より

第 5 章 その他の法令 : フロン排出抑制法 フロン排出抑制法のリフォーム工事等に係る関連事項 特定解体工事 法第 42 条 ( 特定解体工事 ) に定める建築物その他の工作物の全部又は一部を解体する建設工事 リフォーム工事を対象とする 特定解体工事を行なうときの注文者の責務と受注者の責務など 1 注文者は 建設業者による業務用冷凍空調機器の事前確認への協力 2 受注者は 解体される建物中における業務用冷凍空調機器の設置の有無の確認と 事前確認書 ( 書面 ) による工事発注者 ( 施主 ) への説明 建設リサイクル法は 対象建設工事となる解体工事の基準を 床面積 80 m2以上としていますが フロン排出抑制法で定める 特定解体工事 には 面積に係る規定はありません

ご清聴を感謝します 建設副産物小分科会 2016/12/7