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平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

3. 実施時期平成 29 年 4 月 3 日より本件改修後のQMS 調査申請書の作成及び機構受付が可能となります 4. その他 本改修により承認申請書とQMS 調査申請書の同時申請が可能となるのは 両申請書をDW APで作成した場合に限ります (FD 申請ソフトによる申請の場合は同時申請できません

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

前項に規定する事項のうち当該被験薬の治験薬概要書から予測できないもの に改め 同項を同条第三項とし 同条第一項の次に次の一項を加える 2治験依頼者は 被験薬について法第八十条の二第六項に規定する事項を知ったときは その発現症例一覧等を当該被験薬ごとに 当該被験薬について初めて治験の計画を届け出た日等

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日医発第437(法安23)

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いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

2. 検討 ~ 医療に関する事故の特殊性など (1) 医師等による医療行為における事故 医師等が患者に対してどのような医療行為を施すべきかという判断は 医師等の医学的な専門知識 技能に加え 医師等の経験 患者の体質 その時の患者の容態 使用可能な医療機器等の設備等に基づきなされるものである ( 個別

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スライド 1

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資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

< 追補 > ココデル虎の巻 平成 27 年度版 過去問題集 解説 2016 年 3 月 試験問題作成に関する手引き 正誤表対応 ここでは 2016 年 3 月に発表された正誤表による 手引き 修正で 影響のある過去問の 解説をまとめています 手引き 正誤表で影響のある( あるいは関連する ) 問題

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3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

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事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討


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調査概要 1 日 2 回でずっと効く コンタック 600 プラス を製造販売するグラクソ スミスクライン株式会社のコンタック総合研究所 ( は 花粉シーズン到来を前に ドラッグストアや薬局 薬店で販売されている鼻炎薬を含めた 市販薬の知識 & イメージ

【別紙】リーフレット①

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

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診療科 17 診療科 病床数 494 床 (ICU3 床 HCU5 床 無菌病室 1 床含む ) 病棟数 9 病棟 ( 一般病棟入院基本料 7:1) 外来患者数 1302 人 / 日 入院患者 437 人 / 日 地域がん診療連携拠点病院 病院機能評価認定病院 (Ver5.0) 平成 22 年度実績

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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医薬品説明会資料 ジェネリック (後発医薬品)

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中医協総 医薬品及び医療機器の費用対効果評価に関する取扱いについて 1 既収載品に係る費用対効果評価の手続き (1) 対象品目の指定中央社会保険医療協議会の定める以下の選定基準に基づき 費用対効果評価専門部会において指定 公表されたものとする 次の全ての要件を満たす品

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写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

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薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

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医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

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3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

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厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

本日の内容 1. 医薬品の再審査に係る関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料の適合性調査 2.1. GPSP 実地調査における調査の視点 2.2. 適合性書面調査における調査の視点 2.3. ( 参考 ) 医薬品再審査適合性調査相談の現況 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シ

別添 3 意見公募要領 1 意見公募対象 集 電波法施行規則等の一部を改正する省令案及び関係告示の制定 改正案に対する意見募 2 意見公募の趣旨 目的 背景令和元年 5 月 17 日に公布された電波法の一部を改正する法律において 適合表示無線設備ではない小電力無線設備の実験等利用に関する特例の整備等

項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

Transcription:

インターネットを含む通信販売による一般用医薬品の販売規制 に関する 質問事項 ( 平成 20 年 12 月 16 日付け規制改革会議 ) に対する回答 平成 20 年 12 月 19 日 厚生労働省 平成 20 年 12 月 16 日付けでいただいた貴会議からのご質問について 下記の とおり回答いたします 記 (1) インターネットを通じて販売された医薬品による副作用被害当会議との公開討論 ( 平成 20 年 10 月 7 日 ) において インターネットを通じて販売された一般用医薬品の副作用被害について把握していないと貴局から御説明を受けました その後 民主党前原議員の質問主意書に対する答弁書 ( 平成 20 年 11 月 21 日 ) において 貴局は インターネットにより一般用医薬品を購入したとの記載がある事例において入院を要する被害が生じた旨の副作用被害報告があることが確認された と回答されています 1 上記答弁における副作用事例の詳細について 服用者 購入時期 状況 服用時期 状況 副作用の症状 副作用成分など 副作用被害の発生から 貴局が把握するまでの事実関係回答 : インターネットにより一般用医薬品を購入したとの記載がある事例について 服用者は 30 歳代の女性であり 生薬成分であるカシュウを含む滋養強壮剤を購入し 同年 6 月 22 日から8 月 6 日まで服用している その後 肝障害の副作用を発症 20 日間程度の入院の後 転帰が軽快と診断された 1/7

この副作用報告は 薬事法第 77 条の 4 の 2 の規定に基づいて 2007 年 9 月に独立行政法人医薬品医療機器総合機構に報告されている 2この副作用被害が発生した原因について インターネットを通じた販売方法に起因するものか否か回答 : 現在の副作用報告は 2003 年 8 月に定められた報告様式に基づいて行われているが 報告対象の医薬品をどこから購入したかについては 様式として設けていないため通常は明らかではない 今回の肝障害の副作用事例については 報告様式中 副作用 感染症の発現状況 症状及び処置等の経過 欄に記載されていたため確認されたものであるが 副作用被害が販売方法によるものか否かについて 報告中の記載から確認することは困難である しかしながら インターネット等による販売では 購入に当たって製品を示しながらコミュニケーションを取ることができないこと 購入者側のその時点における状態を把握することが困難であること 購入者側が情報提供を求めた場合に その対応に時間を要し また 専門家によって行われているかどうかを確認することが難しい点において 対面による販売と比べて問題があると考えている 医薬品は 一般に使用することにより人体に作用を及ぼして効能効果を発現させるものであるが 同時に 程度の差こそあれリスクを併せ持つものであり このような医薬品の本質を考えれば 想定しうる健康被害のおそれに対して 未然防止の観点から制度設計を行うべきであり 上述の点において対面による販売と相違するインターネット等による販売では 国民に安全と安心を提供することは困難と考えている (2) 一般用医薬品の副作用報告の詳細 副作用報告 242 件 ( 平成 19 年度 ) について 服用者 購入時期 状況 服用時期 状況 ( 用法どおりの服用か否か ) 2/7

副作用の症状 副作用成分 対面販売により 被害発生を防ぐことが可能か否か回答 : 平成 19 年度の副作用報告の服用者等について 医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報提供ホームページの 副作用が疑われる症例報告に関する情報について をもとに表にしたものを別紙に示す 医薬品は 一般に使用することにより人体に作用を及ぼして効能効果を発現させるものであるが 同時に 程度の差こそあれリスクを併せ持つものである このような医薬品の本質を踏まえれば 定められた用法用量に基づいて適正に使用した場合であっても副作用被害が発生する可能性はあるが 対面による販売と比べて インターネット等による販売は 購入に当たって製品を示しながらコミュニケーションを取ることができないこと 購入者側のその時点における状態を把握することが困難であること 購入者側が情報提供を求めた場合に その対応に時間を要し また 専門家によって行われているかどうかを確認することが難しい点において 問題があると考えている (3) 販売方法を規制することによる消費者への影響一般用医薬品の購入において 郵便その他の方法に頼らざるを得ない消費者への影響に関する貴局の見解について回答 : 今般の法改正全体を見れば 登録販売者等を確保することにより コンビニエンスストア等における販売等が容易となり コミュニケーションや製品入手にタイムラグが発生するインターネット等による販売に比べ 消費者はより身近なところで 的確な情報を得ながら 一般用医薬品を購入できるようになる また 郵便その他の方法に頼らざるを得ない消費者 が 仮に高齢 3/7

者 障害者 妊婦 育児中の方であるならば 誤った医薬品の使用により重大な副作用被害の発生につながるおそれがあるため より一層適切に情報提供を行い 一般用医薬品の適切な選択 購入及び適正な使用を担保することが必要と考えている なお これらの方に対しては 医療機関への受診や福祉サービスの利用のために外出した際に医薬品を購入することや これらの方から依頼を受けた家族などが薬局 店舗を訪れて医薬品を購入すること 配置販売による医薬品の配置等によって 一般用医薬品を購入すること等が可能であり このようなルートを通じて 適正な情報提供を行うことが大事であると考えている (4) 一般用医薬品に関する規制に対する当会議の見解に対する貴局の見解これまで 一般用医薬品のインターネットによる販売については 公開討論 (10 月 7 日 ) での貴局との意見交換を踏まえて 当会議の見解 ( 注 ) を公表 (11 月 11 日 ) したところです 現時点において 当会議の見解に対して 貴局ないし貴省からは明確な見解が示されておりません 当会議の見解に対する貴局の見解をお聞かせください ( 注 ) 当会議の見解 インターネットを含む通信販売による一般用医薬品の販売規制に関する規制改革会議の見解 ( 平成 20 年 11 月 11 日 ) 今回の省令案のうち インターネット販売等に係る規制に該当する箇所をすべて撤回した上で 法治主義原則に則り 店頭での販売方法とのイコールフッティング 公平性を確保した IT 時代に相応しい新たなルール整備を早期に行うべき 回答 : インターネットを含む一般用医薬品の通信販売については これまでも通知により かぜ薬や漢方製剤等を除く一定範囲の医薬品に限って取り扱うよう指導してきたところである したがって 今回の制度改正に 4/7

より初めて販売対象範囲が限定されるものではない 省令でインターネット販売等の規制を行うことは法の授権範囲を超えている ことについて 今回の法改正により リスクの比較的高い医薬品 ( 第 1 類医薬品 第 2 類医薬品 ) については 専門家 ( 薬剤師 登録販売者 ) が情報提供を行うこと及びその詳細は厚生労働省令で定めることが法律に明記された これに伴い 今回の省令案では インターネット等の通信販売については 販売時に予め情報提供が不要な第 3 類医薬品を販売可能な範囲とすることを規定することとしたものである こうした考え方については 平成 16 年 5 月から厚生科学審議会の部会で公開により審議され その報告書に明記された後 改正法案を作成し 国会での法案審議が行われている したがって 今回の省令案の内容は法律による委任の範囲内であると考えている 消費者の利便性を阻害する ことについて 医薬品は効能効果とともに 程度の差こそあれ リスクを併せ持つ こうした医薬品の本質を考えれば 想定しうる健康被害のおそれに対して 未然防止の観点から制度設計を行うことが購入者に安全と安心を提供していくために必要であり このことが消費者の真の利便につながるものである 遠隔地に居住など地理的な制約 のある者及び 病気や怪我により外出困難 な者に対しても 一般用医薬品による副作用を防ぐ観点から その適切な選択及び購入 適正な使用を担保することが重要であり 特に 病気や怪我により外出困難 な者については 使用すべきではない一般用医薬品がある等重大な副作用につながるおそれがあることから その他の者以上に医薬品の適切な選択及び購入 適正な使用において適切な情報提供が必要であると考えている これらは 医療機関への受診や福祉サービスの利用のために外出した際に医薬品を購入するこ 5/7

とや 使用する者から依頼を受けた家族などが薬局 店舗を訪れて医薬品を購入すること 配置販売による医薬品の配置等によって 一般用医薬品を購入すること等が可能であり このようなルートを通じて 適正な情報提供を行うことが大事であると考えている 民間調査の母集団はインターネット販売を利用しない者がそのほとんどを占めており 規制の必要性の根拠とすることは不適切である ことについて 規制の必要性の根拠とすることは不適切である とした民間調査については 本年 8 月 29 日の日経産業新聞によると 20 歳以上のインターネット利用者を対象に実施し 1,000 人から回答を得たものであり 設問の一つに対する回答として 大衆薬の購入方法 ( 複数回答 ) にネットと答えた人はわずか 2.7% という結果が得られていると承知している 通信販売の在り方については 平成 16 年以降 審議会や国会で議論が積み重ねられてきており 本調査に今回の制度改正の必要性 正当性を求めた訳ではない 進取の精神を持って事業に取り組む地方の中小薬局のビジネスチャンスを奪い 地方の切捨てや格差を助長する ことについて 御指摘の 中小薬局 が どのような者を対象として どのような形態でインターネット販売に取り組んでいるか不明である また 医薬品のインターネット販売は 地方の中小薬局に限られる訳ではなく 都市部を含めた全国の薬局等も行うことができるものであり なぜ地方の中小薬局にとってビジネスチャンスと云えるのか明らかではない インターネット販売等が店頭での販売に比して安全性に劣ることが 実証されておらず 店頭での販売方法とのイコールフッティング 公平 性を確保した新たなルール整備に早急に着手すべき について 6/7

医薬品は 効能効果とともに 程度の差こそあれ リスクを併せ持つものである 平成 16 年に厚生科学審議会の下に設置した検討部会において 公開による審議を行った結果として 報告書に記されているとおり インターネット販売は 対面による販売と比較して 1 専門家において購入者側の状態を的確に把握することが困難という点と 2 購入者と専門家の間で円滑な意思疎通を図ることが困難であるという点において 国民に安全と安心を提供するという面で問題がある 医薬品に係る制度設計は 医薬品の本質を踏まえて 副作用被害の発生件数の大小にかかわらず 想定しうる事態に対して予防原則に従って行う必要がある また 薬事法に基づく副作用等報告の中に インターネットにより購入した一般用医薬品による旨の記載があるものも存在する 情報通信技術は日進月歩であり 消費者の安心安全を担保することは技術的に充分可能である とされるが どのような基準や仕組みによって消費者の安全安心を担保するのか 現時点においてその具体案は示されていない 医薬品の販売に当たっては 利便性もさることながら 国民の安全確保を第一に考える必要があると考えており 改正薬事法を施行するための改正省令については パブリックコメントで提示している案をベースに速やかに公布したい ただし 今後 インターネット販売の団体等から 安全確保のための具体的な提案が示された場合には 幅広い関係者で議論することを検討したい 以 上 7/7