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. 目次 はじめに... 3 0. Recovery Environment CrossPlatform の準備... 3 ステップ 0-1. ISO イメージのダウンロード... 3 ステップ 0-2. メディアの作成... 4 1. 起動と環境の設定... 4 ステップ 1-1. 起動とロケールの選択... 4 ステップ 1-2. ネットワークの設定... 5 ステップ 1-3. タイムゾーンの設定... 7 ステップ 1-4. ネットワークフォルダの接続... 8 ステップ 1-5. ローカルドライブの追加... 10 2. 復元先パーティションの準備... 11 ステップ 2-1. パーティション作成... 11 ( ア ) イメージからディスクレイアウトを復元... 11 ( イ ) サイズを個別指定してのパーティション作成... 15 ( ウ ) GPT 起動ディスクとして初期化... 18 3. 復元の実行... 21 ステップ 3-1. 復元の実行... 21 ステップ 3-2. 異機種への復元時の調整 (HIR)... 24 ステップ 3-3. ネットワーク設定... 27 2

はじめに 本クイックスタートガイドでは StorageCraft Recovery Environment CrossPlatform (RE-X) を用いて ShadowProtect で取得したバックアップを復元する手順を説明します RE-X は Recovery Environment for Windows とは異なり ビルド済みの ISO イメージが提供されます Recovery Environment CrossPlatform は Linux ベースの環境ですが もちろん ShadowProtect で取得した Windows システムを復元することが可能です 0. Recovery Environment CrossPlatform の準備 ステップ 0-1. ISO イメージのダウンロード ShadowProtect のプロダクトキー ( ライセンスキー / シリアルナンバー ) をお持ちの方は 以下の手順で RE-X の ISO イメージをダウンロードできます 1 Web ブラウザで次のサイトにアクセスし Product Key 欄にプロダクトキーを入力して Submit ボタンをクリックしてください http://www.storagecraft.com/downloads/recovery-environments 2 StorageCraft Recovery Environment and IT Edition Download - END-USER LICENSE AGREEMENT FOR SELECT STORAGECRAFT SOFTWARE PRODUCTS という ライセンス契約のページ ( 英文 ) が表示されるので 内容をご確認ください ご同意いただける場合は 画面中のスクロールバーで最下部までスクロールすると表示される I Accept ボタンをクリックしてください 3 StorageCraft Recovery Environment and IT Edition Download Software Download ページが表示されたら ページの中ほどにある次のリンクから 使用するマシンのプロセッサに対して適当な方をクリックし ISO イメージファイルをダウンロードしてください ( Download 部分がファイルへのリンクです ) StorageCraft Recovery Environment - CrossPlatform 32-bit Download StorageCraft Recovery Environment - CrossPlatform 64-bit Download 2014 年 5 月現在 64-bit を選択すると RE-CrossPlatform-64bit-2.1.1.30154.iso というファイルがダウンロードされます ( bit- の後の数字はビルド番号 ) 3

ステップ 0-2. メディアの作成 CD/DVD 等 ブート可能なメディアが必要な場合は お持ちのライティングソフトを用いて ダウンロードした ISO イメージファイルをメディアに書き込んでください (ShadowProtect にも ISOTool というライティングソフトが付属していますが 残念ながら 日本語環境では動作しません ) 仮想マシンなど ディスク上に配置した ISO イメージファイルからブート可能な場合は ダウンロードした ISO ファイルを適切なフォルダに配置してください 1. 起動と環境の設定 ステップ 1-1. 起動とロケールの選択 RE-X の起動途中で下図のような画面が表示されるので 日本語 (Japanese) をダブルクリックしてください ここで言語選択を行わないと 自動的に英語モードで起動し 表記が英語になるだけでなく キーボード配列も英語キーボードとして認識されますのでご注意ください 4

ステップ 1-2. ネットワークの設定 RE-X は デフォルトでは ネットワーク接続に DHCP を使用します 復元するバックアップファイルもしくは HIR( ハードウェア非依存の復元 ) で使用するデバイスドライバがネットワークフォルダに存在し DHCP 以外の方法でネットワーク接続が必要な場合は 下記の手順で設定してください 1 まず 設定 ネットワーク設定 で ネットワーク接続 ウインドウを表示し ウインドウ中に存在する接続設定 ( Auto eth0 等 ) を選択して 編集 ボタンをクリックしてください ( もしくは 追加 ボタンをクリックし 表示された画面で適切な Connection Type を選択してください ) 5

2 以上の操作で 下図のような接続設定を編集できる画面が現れます ご使用のネットワーク環境に合わせて適切に設定してください 6

ステップ 1-3. タイムゾーンの設定 設定 タイムゾーン設定 を実行して タイムゾーン ウインドウを開き Asia/Tokyo もしくは適切なタイムゾーンを選択して 適用 もしくは OK ボタンをクリックしてください バックアップファイルのタイムスタンプを正しく表示するには タイムゾーンが正しく設定されている必要があります また タイムゾーン設定は ネットワークフォルダの接続やローカルドライブの追加よりも先に行う必要があります インターネット接続されている環境であれば タイムゾーンを選択し 適用 した上で サーバーと同期化 ボタンをクリックすれば 自動的に時刻設定することができます タイムゾーンが正しく選択されていれば RE-X の現在時刻の表示が正しくなくてもバックアップファイルのタイムスタンプは正しく表示されますので 時刻設定処理は必須ではありません 7

ステップ 1-4. ネットワークフォルダの接続 復元するバックアップファイルもしくは HIR( ハードウェア非依存の復元 ) で使用するデバイスドライバがネットワークフォルダに存在する場合 ネットワークフォルダへの接続操作が必要です ( ここでは CIFS によるネットワークフォルダへの接続手順を説明します ISCSI デバイスの接続は ツールバーのメニュー ツール ISCSI ターゲットの管理 で可能ですが 詳細は省略します ) 1 ネットワークフォルダに接続するには まず ドライブ タブにある Windows File Share への接続 ボタン ( 下図の赤線で囲まれたボタン ) をクリックします 2 上記の操作を行うと 下図のような画面が表示されます ネットワークフォルダのパスと 必要に応じて アクセスに必要な資格情報を入力してください ネットワークフォルダの接続に成功すると 下図の例のように 接続されたネットワークフォルダが ドライブ タブの左ペインに表示されます 8

= 補足 = 接続先ネットワークフォルダが Windows XP, Vista, 7 のいずれかのフォルダの場合 ネットワークフォルダの接続に失敗する場合があります ( 典型的な事象は 接続したネットワークフォルダが見えなくなる 一度接続して切断すると再接続できないというものです ) これは Windows と Linux の処理の整合性の問題によるもので (RE-X はリナックス上で動作しています ) 以下のとおり Windows 側のレジストリを修正することで この問題を回避できます ただし 誤ったレジストリの変更は システムの異常動作の原因になりますので レジストリの修正には 十分ご注意ください HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Sess ion Manager\Memory Management の LargeSystemCache キーの値を 1 にする HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Lan manserver\parameters の Size キーの値を 3 にする レジストリキーを修正するためのレジストリエディタは スタート プログラムとファイルの検索 に regedit と入力すると起動できます レジストリキーの修正が終わったら Windows の再起動を行ってください (Windows の再起動の代わりに Server サービスの再起動でもレジストリキーの変更を反映することができます ) 9

ステップ 1-5. ローカルドライブの追加 復元するバックアップファイルもしくは HIR( ハードウェア非依存の復元 ) で使用するデバイスドライバが 復元先マシンにローカル接続されたドライブに存在する場合 ローカルドライブの追加処理が必要です 1 ローカルドライブ上にあるファイルを参照できるようにするには まず ドライブ タブにある ローカルで接続されたドライブの追加 ボタン ( 下図の赤線で囲まれたボタン ) をクリックします 2 表示された ローカルドライブの追加 ウインドウで 参照したいファイルが保存されているドライブを選択し OK ボタンをクリックしてください ローカルドライブの追加に成功すると 下図の例のように 追加されたドライブが ドライブ タブの左ペインに表示されます 10

2. 復元先パーティションの準備 ステップ 2-1. パーティション作成 バックアップイメージを復元するには 復元先のパーティションが準備されている必要があります RE-X では バックアップイメージの情報を用いてバックアップ元のマシンと同じレイアウトを復元できるほか ユーザがサイズを個別指定してパーティションを作成することや uefi マシン用の GPT 起動ディスクとして初期化することも可能です 以下に それぞれの操作方法を説明します なお バックアップした元のマシンに復元する場合で 元どおりのパーティションが残っている場合や 他のマシンに復元する場合でも あらかじめ十分な大きさのパーティションが存在する場合は パーティション作成作業を省略することができます ( ア ) イメージからディスクレイアウトを復元 バックアップイメージが持っているディスクレイアウト情報を基に バックアップ元のマシンと同じディスクレイアウト ( パーティション ) を作成できます 以下にその手順を説明します なお この方法は GPT 起動ディスク (uefi マシンの起動ディスク ) には適用できません 1 まず タスク イメージからディスクレイアウトを復元 を実行してください 11

2 復元ウィザードが開始されるので 左側ペインでバックアップイメージファイルが保存されているフォルダを選択し 右側ペインで復元したい時点のバックアップイメージファイルを選択して 次へ ボタンをクリックしてください なお バックアップイメージが暗号化されている場合 ここでパスワードを聞かれるので パスワードを入力してください 3 次に表示される バックアップイメージの依存関係 ウインドウでは 選択したものよりも新しいバックアップイメージファイルが存在する場合 選択するバックアップイメージを変更することができます 必要なら 選択しなおして 次へ ボタンをクリックしてください 12

4 MBR( マスターブートレコード ) を採用しているマシン (uefi マシンでない従来型のマシン ) のブートドライブを含むレイアウト設定の場合は 次に表示される 詳細復元オプション ウインドウで すべてのオプションにチェックを付けてください 5 下図のような 出力先デバイスの選択 ウインドウが表示されたら レイアウト設定したいストレージデバイスをクリックして選択してください ここで 選択されたデバイスはフォーマットされていません OK をクリックしてフォーマットします と表示された場合は OK をクリックしてください そして 次へ ボタンをクリックしてください 13

選択したストレージデバイスがすでにパーティション化されている場合は 下図のような警告が表示されます 該当ストレージデバイス内のデータがすべて消去されてもよければ OK ボタンをクリックして次に進んでください 6 下図のように 設定されるレイアウトが 各パーティションのサイズと共に表示されます 問題なければ 完了 ボタンをクリックして レイアウト設定を実行してください 作成されたパーティションは ディスクマップ タブで確認することができます 14

( イ ) サイズを個別指定してのパーティション作成 1 個別にサイズ指定してパーティションを作成するには ディスクマップ タブを開き パーティション作成するストレージデバイス上で右クリックし 表示されたメニューから ディスクユーティリティ を実行してください 2 ディスクユーティリティ が表示されたら ドライブをフォーマット をクリックしてください ( フォーマットを実行すると 該当ストレージデバイス上のデータはすべて消去され 元に戻すことはできません 誤ったデバイスを選択していないか 十分ご確認ください ) 15

3 下図のような < ストレージデバイス名 > をフォーマット というウインドウが表示されたら フォーマットの スキーム を選択してください 従来型の MBR ( マスターブートレコード ) を採用したマシンの場合は マスターブートレコード uefi マシン等 GPT(GUID パーティションテーブル ) を採用したマシンの場合は GUID パーティションテーブル を指定してください 本当にドライブをフォーマットしますか? というメッセージが表示されたら フォーマット をクリックしてください 4 フォーマットが完了したら ディスクユーティリティ の パーティションを作成 をクリックしてください 16

5 下図のような < ストレージデバイス名 > にパーティションを作成 というウインドウが表示されたら 該当ストレージデバイス上の 1 つ目のパーティションの サイズ を入力し タイプ から NTFS を選択して ( 必要なら 名前 欄にボリュームラベルも入力して ) 作成 をクリックしてください パーティションの作成が完了すると 下図のように ディスクユーティリティ に結果が表示されます 17

同じストレージデバイスに 2 つ目以降のパーティションを作成するには ディスクユーティリティ 上で 未使用領域 と表示されている部分をクリックし パーティションを作成 ボタンのクリック以降の処理を繰り返してください 処理が完了したら ディスクユーティリティ を閉じてください ( ウ ) GPT 起動ディスクとして初期化 uefi マシンの起動ディスクを復元するには 該当ストレージデバイスを GPT 起動ディスクとして初期化する (uefi マシンの起動に必要な uefi システムパーティションとマイクロソフト予約パーティションを作成する ) 必要があります これを行う手順を以下に示します 1 ディスクマップ タブを開き GPT 起動ディスクとしたいストレージデバイス上で右クリックし 表示されたメニューから GPT 起動ディスクとして初期化 を実行してください 2 下図のような警告メッセージが表示されたら 誤ったストレージデバイスを選択していないことを確認して OK ボタンをクリックしてください 18

3 GPT 起動ディスクとしての初期化が完了すると ディスクマップ タブに結果が表示されます 初期化したストレージデバイスの 空き領域 と書かれている部分で右クリックし 表示されたメニューの中の ディスクユーティリティ を実行してください 4 ディスクユーティリティ が表示されたら 未使用領域 が選択されている ( 青灰色で表示されている ) ことを確認してください 他の領域が選択されている場合は 未使用領域 をクリックして選択してください そして パーティションを作成 をクリックしてください 19

5 下図のような < ストレージデバイス名 > にパーティションを作成 というウインドウが表示されたら 各項目を以下のように設定し 作成 をクリックしてください サイズ : 未使用領域全体を 1 つのプライマリパーティション (C ドライブ ) として使用する場合は 値の変更は不要です 未使用領域を複数のパーティションに分割する (D ドライブ以降も作成する ) 場合は 1 つ目のパーティションのサイズを入力してください タイプ : NTFS を選択してください 名前 : ボリュームラベルを入力できますが 必須ではありません パーティションの作成が完了すると結果が表示されます 未使用領域 が残っており さらにパーティションを作成する場合は 未使用領域 と表示されている部分をクリックし パーティションを作成 ボタンのクリック以降の処理を繰り返してください 処理が完了したら ディスクユーティリティ を閉じてください 20

3. 復元の実行 RE-X は 復元ウィザード 中に HIR(Hardware Independent Restore = ハードウェア非依存の復元 ) のためのオプションはありませんが 復元先がバックアップ元とは異なる場合 その旨認識して 自動的にデバイスドライバ等の調整を行います 0 異機種への復元時の調整 (HIR) の処理は 復元先マシンが特殊なデバイスを採用しており ユーザによるデバイスドライバの追加が必要な場合 (RE-X が保持しているデバイスドライバだけではリカバリできない場合 ) のみ必要です ステップ 3-1. 復元の実行 1 タスク ボリュームの復元 もしくは ウィザード タブの 復元ウィザード を実行してください 21

2 復元ウィザード が表示されたら 左ペインでバックアップイメージファイルが保存されているフォルダを選択し 右ペインに表示されたバックアップイメージファイルから 復元したい時点のものを選択して 次へ をクリックしてください バックアップイメージファイルが暗号化されている場合は ここでパスワードを聞かれますので 入力してください 3 次に表示される バックアップイメージの依存関係 ウインドウでは 選択したものよりも新しいバックアップイメージファイルが存在する場合 選択するバックアップイメージを変更することができます 必要なら 選択しなおして 次へ ボタンをクリックしてください 22

4 リカバリボリューム というウインドウが表示されたら 選択したバックアップイメージを復元するパーティションをクリックして選択し 完了 をクリックしてください 復元処理が始まると 下図のように タスク タブに進行状況が表示されます 複数のパーティションを復元する場合は 以上の処理を繰り返してください 23

ステップ 3-2. 異機種への復元時の調整 (HIR) 復元先マシンが特殊なデバイスを採用しており RE-X が保持しているデバイスドライバだけではリカバリできない場合 ユーザの操作によってデバイスドライバを追加することができます 以下は その手順です 1 ツール HIR 設定 を実行してください 2 ハードウェア独自復元 ウインドウが表示されたら 表示されたドライブの中から ブートドライブをクリックして選択してください 24

3 ローカルディレクトリを追加します をクリックしてください 4 ドライバディレクトリを選択します というウインドウが表示されたら 左ペインでドライバファイルが保存されているドライブを選択し 右ペインでデバイスドライバが保存されているディレクトリ ( フォルダ ) を選択してください 25

5 ここまでの処理で 追加されたデバイスドライバが 適用できる可能性のあるデバイスに対する選択肢に現れるようになります 追加したデバイスドライバを適用したい デバイス に対する ドライバ 欄を 2 回クリックしてデバイスドライバの選択肢を表示し デバイスドライバを選択してください 6 ボリュームにドライバをインストールします をクリックすると 選択したデバイスドライバが適用されます 26

ステップ 3-3. ネットワーク設定 ネットワークが正しく設定されていない状態で動作させると ロックがかかってしまうソフトウェアや データの整合性が失われるソフトウェアが存在します ( ドメインコントローラや Microsoft SQL Server など ) このようなソフトウェアを含むシステムを元とは異なるマシンに復元した場合は ネットワークを有効にしたセーフモードで起動し ネットワーク設定を修正する必要があります ( 新しいネットワークインターフェイスカード = NIC に対して 元のマシンと同じ IP アドレスが適用されるようにします ) このようなソフトウェアが含まれない場合は すぐに通常起動しても問題ありません 参考 ) 元とは異なるサイズのパーティションに復元した場合は 復元後はじめての起動時に CHKDSK が自動実行されます また ホットバックアップ ( システム動作時のバックアップ ) のバックアップイメージを復元した場合 復元後はじめての起動時に 詳細ブートオプション画面が表示されますが 異常ではありません 注 1) ドメインコントローラや Microsoft SQL Server の場合 セーフモードでの起動に失敗するなど 下記のとおりの処理ができないまま初回起動を行うと データを正常に戻すことが困難になります そのような場合は 復元操作からやり直すことをおすすめします 注 2) ドメインコントローラの場合 ネットワーク有効のセーフモードであっても Active Directory は動作するので ネットワーク設定を修正する処理は迅速に完了する必要があります 27

1 ステップ 3-2. まで完了したら いったん システムをシャットダウンしてください 2 マシンの電源を投入し Windows ロゴが表示される前に F8 ボタンを押してください 3 詳細ブートオプション画面が表示されたら セーフモードとネットワーク を選択して起動してください 28

4 元のマシンで使用していた IP アドレスをリリースするために古い NIC を削除する必要があります これには まず システム変数を設定する必要があります コントロールパネル システム から システムの詳細設定 を選び 次に 環境変数 ボタンをクリックしてください 5 表示された 環境変数 ウインドウの システム変数 グループに DEVMGR_SHOW_NONPRESENT_DEVICES という環境変数があって 値が 1 である必要があります この環境変数があっても値が異なる場合は 編集 ボタンをクリックして値を設定してください この環境変数がない場合は 新規 ボタンをクリックして環境変数を追加してください 29

6 コントロールパネル デバイスマネージャ を開き メニューから 表示 全てのデバイスを表示 を選んでください そして ネットワークアダプターを展開し 古い NIC をアンインストールしてください さらに古い大容量記憶域コントローラも削除して デバイスマネージャを閉じてください 7 コントロールパネル ネットワークと共有センター を開き アダプター設定の変更 をクリックしてください 8 新しいマシンで使用する NIC を選んで右クリックメニューで プロパティ を開いてください そして プロパティ ウインドウで正しい IP プロトコルを選んでその プロパティ を開き 元のマシンと同じ IP アドレスを設定してください 9 Windows を通常起動してください Windows Server 2008 Service Pack 2 以降の場合 さらにこれ以降の操作が必要です 10 このままでは さきほど設定した IP アドレスは保持されません 必要な処置を行うため 管理者権限でコマンドプロンプトを開いてください 30

11 コマンドプロンプトが起動したら 次のコマンドを実行してください netsh interface ipv4 reset "<interface>" <interface> は ネットワーク接続に割り当てられた名前で 特にその名前にスペースが含まれている場合 " を最初と最後につける必要があります 12 IP アドレスを設定するために再起動し 再度ログインして IP アドレスが保持されているか確認してください 13 ネットワーク環境がドメインネットワークの場合 コントロールパネル ネットワークと共有センター 開き ネットワークロケーション を ドメインネットワーク に設定してください --- End of Document --- 31