<4D F736F F D E682578FCD814088DB8E9D8AC7979D>

Similar documents
2 給水用具の故障と修理 給水用具の管理にあたっては 構造 機能及び故障修理方法などについて 十分 理解する必要がある 3 異常現象と対策異常現象は 水質によるもの ( 色 濁り 臭味等 ) と配管状態によるもの ( 水撃 異常音等 ) とに大別される 配管状態によるものについては 配管構造及び材料

検査項目 病原生物 重金属 無機物質 一般有機化学物質 消毒副生成物 重金属 ( 着色 ) 平成 24 年度水質検査結果表 ( 浄水 ) 上水道恩志水源系統採水地点 : 大谷地内給水栓 検査機関 :( 財 ) 鳥取県保健事業団 項目 基準値 単位 4 月 5 日 5 月 10 日 5 月 28 日


2016 年度分 水 道 名美唄市水道課 浄水場名 浄水方法急速ろ過検査機関名 原水水質 桂沢水道企業団 美唄浄水場 水源名石狩川水系美唄ダム水源種別表流水 ( ダム直接 ) 番 号 項目名基準値最高値最小値平均値測定回数 [ 基準項目 ] 1 一般細菌 100/ml 以下

水質分布表

<333092B78D5D8FF290858FEA8C6E2E786C7378>

Microsoft Word - 30水質検査計画.docx

柴島 庭窪 豊野浄水場の原水および浄水の農薬測定成績 6.1 柴島浄水場原水 試 験 項 目 目標値採水月日 mg/l 5 月 17 日 6 月 12 日 7 月 19 日 8 月 7 日 9 月 11 日 平均値 1,3- ジクロロプロペン (D-D) 0.05 < <0

(6)小河内貯水池

秩父広域市町村圏組合 浄水課 浄水

秩父広域市町村圏組合 浄水課 浄水

平成 26 年 5 月水質試験成績表 (1/5) 採水日 : 2014/05/13 当日天候 : 晴前日天候 : 曇 水質基準値 単位 原水 ( 多布施川 ) 神野浄水場 神野第二浄水場 渕受水点 採水時刻 10 時 00 分 10 時 00 分 10 時 00 分 11 時 45 分 気温 19.

平成 30 年度水道水質検査結果 この冊子は 平成 30 年度春日井市水道水質検査計画に基づき作成し 公表するものです 内容に関するご質問等は 上下水道部配水管理事務所 まで お問い合わせください 目次 1 水質検査の概要 1 2 水質検査結果の概要 5 3 浄水水質検査結果 (1) 毎日検査 (

平成 31 年度 西佐賀水道企業団 -1-

<4D F736F F D2091E6378FCD5F88DB8E9D8AC7979D>

<955C8E DA8E9F2E786C73>

Microsoft Word - 07_第7章_維持管理.docx

< EBF8C9F8DB88C7689E62E786C73>

<4D F736F F D2095BD90AC E EBF8E8E8CB18C7689E B92A18AC7979D8BE688E6816A2E646F63>

<8C928D4E89658BBF817988EA C817A2E786C7378>

<4D F736F F D EBF8AEE8F808D8096DA82CC89F090E082502E646F63>

<4D F736F F D EBF8AEE8F8082CC89F090E E646F63>

ActiveReports Document

0.04mg/L 以下であること 9 亜硝酸態窒素 H から追加 検出原因窒素肥料や腐植 家庭排水などに含まれる窒素化合物が化学的 微生物学的に酸化 還元を受けて生成する チアノーゼを起こしたり 体内で発ガン性物質を生成するといわれている また 硝酸態窒素と比べ極めて低い濃度でもがあると

平成 31 年度水質検査計画書 辺野古ダム はじめに 1. 基本方針 2. 水道事業の概要 3. 原水及び水道水の水質状況 4. 水質検査地点 5. 水質検査項目及び検査頻度 ( 臨時の水質検査を除く ) 6. 水質検査方法 7. 臨時の水質検査 8. 水質検査の精度と信頼性保証 9. 水質検査計画

<4D F736F F D DC C5817A EBF8C9F8DB88C7689E6>

施設名施設住所項目一般埋め立てた廃棄物廃棄物 (ton) 擁壁の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 遮水工の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 周縁地下水の水質検査結果 斜里町清掃センター最終処分場斜里町以久科北 破砕ごみ 内容 生ごみ残差 合計 点検を行った年月日

1. はじめに

~ はじめに ~ 雲仙市では 市民の皆様に安全でおいしい水を利用して頂くために水質検査を実施しています 水道における水質検査は 国が定めた水質基準に適合し安全であることを保証するために必要不可欠なものです 平成 26 年 2 月に水道法施行令の一部改正があり 水質基準が 50 項目から51 項目に変

埋立てた一般廃棄物の種類及び数量の記録 ( 平成 30 年度 ) 最終処分場名 : 第二処分場 単位 : トン 種 類 数量 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 搬入量一般廃棄物焼却灰 1, , , 合計


埋立てた一般廃棄物の種類及び数量の記録 ( 平成 30 年度 ) 最終処分場名 : 第二処分場 単位 : トン 種 類 数量 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 搬入量一般廃棄物焼却灰 1, , , 合計

平成 29 年度 一般廃棄物最終処分場の維持管理記録 施設の名称 : 弘前市埋立処分場第 2 次 ( 第 1 区画 第 2 区画 ) 施設の位置 : 弘前市大字十腰内字猿沢 埋立廃棄物の種類及び数量 ( 単位 :kg) 区分 種類 平成 29 年平成 30 年 4 月 5 月 6 月

< D6289EA8F8895AA8FEA90858EBF B835E2E786C73>

H22水質検査計画

参考資料

北清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7 4

JIS能力 2-MIB

県営北那須用水 ( 浄水受水 ) 浄水 採水場所 : 那須塩原クリーンセンター H28 年度 健康に関連する項目 性状に関する項目 採水月日検査項目 4 月 4 日 5 月 9 日 6 月 6 日 7 月 4 日 8 月 1 日 9 月 5 日 10 月 3 日 11 月 7 日 12 月 5 日基

様式処 3 号 最終処分場水質検査の記録 最終処分場名 : 船見処分場 測定対象 : 放流水 試料採取場所 : 放流水槽 試料採取年月日 H H H H H 測定結果の得られた年月日 H H H30.6.6

品川清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

第 2 編 地下水の水質測定結果

様式処 3 号 最終処分場水質検査の記録 最終処分場名 : 守山南部処分場 測定対象 : 放流水 試料採取場所 : 調整槽放流水試料採取口 試料採取年月日 H H H H H H 測定結果の得られた年月日 H30.5.7

練馬清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

足立清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7


[ 廃棄物の最終処分場 ( 管理型 )] 平成 29(2017) 年度 1 施設名称 1 号管理型処分場 (1) 埋立てた廃棄物の各月ごとの種類及び数量 規則第 12 条の 7 の 2 第 8 項イ 種類汚泥燃え殻紙くずばいじん 合計 単位 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月

有明清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

2 浄水場でつくられた水道水は 市内に網のように広がる水道管を通じて お客さまに届けられます また 鍋屋上野浄水場では 水道水を貯めたり 水圧を増したりする 8 か所の配水場 3 か所のポンプ所を集中管理しています 4 か所の管路センターでは 約 8,300km の水道管の管理や 古くなった水道管の

平成14年度 要調査項目 測定結果(底質)

1 P4-297

渋谷清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 不燃物 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰 ( 含有試験 ) 6 4 周辺大気環境調査結果 7 5 試料採取日一覧 8 (

残留農薬 200 項目 1/2 1 BHC 51 クロルタールシ メチル 2 DDT 52 クロルテ ン 3 EPN 53 クロルヒ リホス 4 XMC 54 クロルヒ リホスメチル 5 γ-bhc 55 クロルフェナヒ ル 6 アクリナトリン 56 クロルフェンヒ ンホス 7 アサ コナソ ール

世田谷清掃工場 平成 27 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 不燃物 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) スラグ ( ガス化溶融 )( 含

練馬清掃工場 平成 29 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

中央清掃工場 平成 29 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

<90858EBF8AEE8F802E786C73>

平成 24 年度維持管理記録 ( 更新日平成 25 年 4 月 26 日 ) 1. ごみ焼却処理施設 (1) 可燃ごみ焼却量項目単位年度合計 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 A B 炉合計焼却量 t 33, ,972

小規模専用水道のてびき 船橋市保健所衛生指導課 船橋市北本町 電話

平成 31 年度 大台町上水道水質検査計画 大台町生活環境課 1

<95BD90AC E E95F12888EA8EAE292E786477>

酒造用水の現状と問題点

環境モニタリング結果について 資料 1 環境モニタリング調査地点図 ( 浸出水 浸出水処理施設放流水 センター内地下水 発生ガス 悪臭 ) ( 放流先河川 周辺地下水 ) Ⅰ Ⅱ 浸出水 放流水 1 浸出水 2 浸出水処理施設放流水 センター内地下水 1 観測井 1 号 2 観測井 2 号 3 観測

採水場所一覧 No. 水源地名備考水源種別ページ 38 古 河 良 水源地 湧水 白 浜 水源地 地下水 二 俣 第 一 水源地 地下水 二 俣 第 二 水源地 地下水 藤 野 第 一 水源地 地下水 藤 野 第 二 水源地 地下

地下水の水質及び水位地下水の水質及び水位について 工事の実施による影響 ( 工事の実施に伴う地下水位の変化 地下水位流動方向に対する影響 並びに土地の造成工事による降雨時の濁水の影響及びコンクリート打設工事及び地盤改良によるアルカリ排水の影響 ) を把握するために調査を実施した また

はじめに 水質検査計画は 地域性ヷ効率性を踏まえて 適正化と透明性を確保するために 水質検査項目等を明示するものです 水質検査は 水質基準に適合し安全であることを確認するために丌可欠であり 水道の水質管理の中枢をなすものです 見附市ガス上下水道局では 常に 清浄な水の供給 に努めるとともに 住民の皆

大栄環境 ( 株 ) 和泉リサイクルセンター平井 5 工区管理型最終処分場 / 処理実績平成 26 年度契約処理 : 管理型埋立区分品目 平成 26 年 平成 27 年 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 燃え殻

1. 基本方針 (1) 検査地点浄水 ( 水道水 ) は 各配水区の末端付近の蛇口とします 原水については 水源地もしくは浄水場とします 河川については 中川河川とします (2) 検査項目水道法で検査が義務付けられている毎日検査 1 浄水の水質基準項目 2 検査 それに加えて 検査計画に位置付けるこ

第 8 章 受水槽以下の装置 受水槽式給水方式による受水槽以下の装置については 法では給水装置に含まれない しかし 水質汚濁防止 十分な水量の確保 将来の維持管理を適正かつ容易にするために必要な事項を定める 受水槽以下の装置の設計及び施工は 建築基準法施行令 ( 昭和 25 年政令第 338 号 )

Microsoft Word - 3_資機材試験新旧140328

(様式第8号)

取扱説明書 ba75728d09 07/2015 メソッドデータ V 2.15

3 農薬類検査 本項は 管理目標設定項目のうち農薬類の詳細について示すものです (1) 検査期日 年 2 回 ( 散布時期に合わせた 6 月及び 9 月 ) (2) 検査項目と方法 各農薬類 109 項目 : 水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等並びに水道水質管理における留意事項

第 2 章地下水水質測定結果 第 1 地下水水質測定結果の概要 県内地下水について 水質汚濁防止法第 16 条第 1 項の規定に基づき 平成 26 年度地下水水質測定計画 を定め 地下水質の監視を行った さらに ダイオキシン類についても ダイオキシン類対策特別措置法第 26,27 条に基づき 調査測

12 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10mg/L 以下 無機肥料や腐敗した動植物 生活排水 下水等に由来する窒素化合物が 水中や土壌中で科学的 微生物的に酸化及び還元され アンモニア態窒素 亜硝酸態窒素 硝酸態窒素となる 体内に取り入れられた場合 硝酸塩が急速に亜硝酸塩へと還元されるため 硝酸態窒素と

kensa_keikaku

ヘ ンチオヒ ラト 50.0% ( ハ ーミュータ ク ラス ) ( ヘ ント ク ラス ) テ ット スホ ット病 ガイア顆粒水和剤 ( イエローハ ッチ ) イミノクタシ ン酢酸塩 5.0% 芝 ( ハ ーミュータ ク ラス ) ネクロティックリンク スホ ット病 カシマン液剤 芝 ヘルミントス

平成 29 年度一般廃棄物処理施設維持管理状況 ( 最終処分場 ) 最終処分量単位 :t 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 不燃物

目 次 鹿児島市水道局水源施設の概要 水質試験方法及び基準等 6 水質基準項目及び水質管理目標設定項目の概要 8 水質検査計画に基づく検査頻度 3. 給水栓水水質検査結果 6 () 毎日検査 (2) 毎月検査 2. 原水等定期水質検査結果 75 () 浄水場関係水質検査 (2) 水源地関係水質検査

番 10 シアン化物イオン及び塩化シアン 0.01 シアン化合物には シアン化ナトリウム シアン化カリウムのように水中でシアンイオン シアン化水素を容易に生成する遊離型シアンと フェリシアン化カリウム フェロシアン化カリウムのように金属錯化合物を形成する錯塩シアンがあります シアンは めっき 鉄鋼製

環境衛生の知識(改訂5版).doc

< E7792E889BB8A7795A88EBF90568B8C91CE8FC6955C2E786C73>

<90858EBF8AEE8F808D8096DA939982CC90E096BE2E786C73>

1. 基本方針 (1) 検査地点浄水 ( 水道水 ) は 各配水区の末端付近の蛇口とします 原水については 水源地もしくは浄水場とします 河川については 中川河川とします (2) 検査項目水道法で検査が義務付けられている毎日検査 1 浄水の水質基準項目 2 検査 それに加えて 検査計画に位置付けるこ

Microsoft Word - 0_中表紙・目次.doc

目 次 鹿児島市水道局水源施設の概要 1 水質試験方法及び基準等 6 水質基準及び水質管理目標設定の概要 8 水質検査計画に基づく検査頻度 給水栓水水質検査結果 16 (1) 毎日検査 (2) 毎月検査 2. 原水等定期水質検査結果 175 (1) 浄水場関係水質検査 (2) 水源地関係

既登録農薬の再評価に係る優先度 (2018 年 12 月 1 日現在 ) 優先度 優先度 A (126) 有効成分名 1,3-ジクロロプロペン (D-D) 2,4-Dイソプロピルアミン塩 (2,4-PAイソプロピルアミン塩) 2,4-Dエチル (2,4-PAエチル) 2,4-Dジメチルアミン (2,

海域.xls

ActiveReports Document

<4D F736F F D B98E968BC682F08EE682E88AAA82AD8ED089EF82CC92AA97AC81698DC58F498F4390B394C52D8C8892E8816A2E646F63>

<4D F736F F D B98E968BC682F08EE682E88AAA82AD8ED089EF82CC92AA97AC81698FDA8DD794C58DC58F49816A2E646F63>

環境衛生の知識(改訂5版).doc

1. 日本に特徴的な水質基準項目 (1) ジェオスミン 2-MIB < 調査結果 > かび臭の原因物質である ジェオスミン 及び 2-MIB は 調査した先進国の中では日本のみ水質基準として設定していた 一方 アオコ毒については WHO ガイドライン フランス ニュージーランド カナダガイドライン

水安全計画.doc

< F2D B4C8ED294AD955C8E9197BF C>

目 次 Ⅰ はじめに 1 Ⅱ 専用水道とは 1 Ⅲ 設置者の義務 2 1 鎌ケ谷市への届出 2 2 維持管理 3 (1) 管理体制の整備 3 (2) 衛生管理 5 (3) 施設管理 5 (4) 水質管理 5 (5) 薬品の管理 9 (6) 健康診断 9 3 鎌ケ谷市への報告 10 Ⅳ 鎌ケ谷市の指導

[ 法第十五条の二の三 法第十五条の二の四 ] 会社名株式会社倉敷環境 産業廃棄物処理施設維持管理記録簿 ( 管理型埋立区域 2) 平成 26 年度 対象期間 : 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日 1. 埋め立てた産業廃棄物の種類及び数量 [ 規十二条の七の二八イ

大台町上水道 平成 3 0 年度水質検査計画 大台町では 皆様に安全で安心しておいしい水を飲んでいただくために 水源から各家庭の蛇口に至るまで 定期的に水質検査を行い 水道水の水質管理に万全を期しています 大台町では 水道水源の周辺状況や水道水の水質検査結果を踏まえ 安全で良質な水道水の供給を確実に

合成樹脂の器具又は容器包装の規格

2. 水管理に関連する障害 Q 軟化装置管理上の留意点ついて, 具体的な管理方法を教えてください イオン交換樹脂は球状で粒径は mm 程度, 複雑な網目状の三次元骨格構造を呈しており, 軟水採水量はイオン交換樹脂量と原水の硬度によって決まります イオン交換樹脂は一般的に1 年

Transcription:

第 8 章維持管理 給水装置の維持管理は 配水管まで送られてきた清浄な水をさらに給水栓まで供給するため 極めて重要である その維持管理の責任は需要者にあり 少しの異常が重大な事故につながることから 需要者は施工者である指定給水装置工事事業者と共に維持管理に努めなければならない 1. 異常現象と対策異常現象は 水質によるもの ( 色 濁り 臭味等 ) と配管状態によるもの ( 水撃 異常音等 ) とに大別される 配管状態によるものについては 配管構造及び材料 機器の改善をすることにより解消されることも多い 水質によるものについては 現象をよく見極めて原因を究明し 需要者に説明の上 適切な措置を講じる必要がある (1) 水質の異常水道水の濁り 着色 臭味などが発生した場合には 水質検査の依頼をするなどし 直ちに原因を究明するとともに 適切な対策を講じなければならない ア. 異常な臭味水道水は 消毒のため塩素を添加しているので消毒臭 ( 塩素臭 ) がある この消毒臭は 残留塩素の酸化作用による殺菌効果があることを意味し 水道水の安全性を示す一つの証拠である なお 塩素以外の臭味が感じられたときは 水質検査を依頼し 臭味の発生原因を究明する必要がある イ. 異常な色水道水が着色し原因が不明な場合は 水質検査を依頼する必要がある ウ. 異物の流出水道水に砂 鉄粉など異物が混入している場合は 十分洗管を行い 管内からこれらを除去しなければならない (2) 出水不良出水不良の原因は種々あるが その原因を調査し 適切な措置を講じること ア. 配水管の水圧が低い場合周囲のほとんどが水の出が悪くなったような場合は 配水管の水圧低下が考えられる この場合は 配水管網の整備が必要である イ. 給水管の口径が小さい場合一つの給水管から当初の使用予定を上回って数多く分岐されると 必要水量に比べ給水管の口径が小さくなり出水不良をきたす このような場合には適正な口径に改造する必要がある ウ. 管内に赤さびが付着した場合給水管に亜鉛めっき鋼管などを使用していると内部に赤さびが発生しやすく 年月を経るとともに実口径が小さくなり出水不良をきたす このような場合には管の布設替えが必要である エ. 配水管の工事等により断水したりすると 通水の際に赤さび スケール等がメーターのストレーナに付着し出水不良となることがある このような場合にはストレーナを清掃する オ. 給水管が途中でつぶれたり 地下漏水による出水不良 あるいは各種給水用具の故障 8-1

などによる出水不良もあるが これらに対しては 現場調査を綿密に行って原因を発見し修理する (3) 水撃作用管内に水撃作用を生じると メーター 器具 給水管などを損傷するおそれがあるので 給水装置の構造は 水撃作用を起こさないものとしなければならない 給水装置で水撃作用を生じる原因としては 使用器具の構造による場合 管内に空気が混入している場合などがある したがって 給水装置には水撃作用を起こすおそれのない構造の器具を使用しなければならない ボールタップを使用する場合 受水槽内では吐出し流量によって水槽内が波立つため水撃作用を起こすおそれがあるので 波立ち防止板を取り付けるなど 水撃作用の発生を防止するとともに 管内の異常水圧を緩衝吸収するため有効適切な位置に水撃防止器などを設けなければならない 特に 大口径の場合には電動弁等を使用することが望ましい (4) 異常音給水装置が異常音を発生する場合は その原因を調査し発生源を取り除く ア. 水栓のこまパッキンが摩耗しているため こまが振動して異常音が発生する場合は こまパッキンを取り替える イ. 水栓を開閉する際 立上り管等が振動して異常音が発生する場合は 立上り管等を固定させて管の振動を防止する ウ. ア イ以外の原因で異常音がする場合は 水撃に起因することが多い 2. 事故原因と対策給水装置と配水管は 機構的に一体となっているので給水装置の事故によって汚染された水が配水管に逆流したりすると 他の需要者にまで衛生上の危害を及ぼすおそれがあるので 事故の原因を究明し適切な対策を講じる必要がある (1) クロスコネクションの防止クロスコネクションとは 水道と水道以外の用途の設備又は施設との誤接合をいう 安全な水の確保のため 給水装置と給水装置以外の水管その他の設備とを直接連結することは絶対に避けなければならない たとえ その連結点に弁や逆止弁を設置したとしても 誤操作や弁の故障などによって維持管理の万全を期しがたいので直結してはならない 近年 多目的に水が使用されることに伴い 用途の異なる管が給水管と近接配管され 外見上判別しがたい場合もある したがって クロスコネクションを防止するため 管の外面にその用途が識別できるよう表示する必要がある 給水装置と誤接続されやすい配管を例示すると次のとおりである ア. 井戸水 工業用水 再生利用水の配管イ. 受水槽以下の配管ウ. プール 浴場等の循環用の配管エ. 水道水以外の給湯配管オ. 水道水以外のスプリンクラ配管カ. ポンプの呼び水配管キ. 雨水管ク. 冷凍機の冷却水配管ケ. その他排水管等 8-2

(2) 逆流給水装置において 次のような不適正な状態が発見された場合 逆サイホン作用により水の逆流が生じるおそれがあるので適切な対策を講じなければならない ア. 給水栓にホース類が付けられ ホースが汚水内につかっている場合イ. 浴槽等への給水で十分な吐水口空間が確保されていない場合ウ. 便器に直結した洗浄弁にバキュームブレーカが取り付けられていない場合エ. 消火栓 散水栓が汚水の中に水没している場合 (3) 埋設管の汚水吸引 ( エジェクタ作用等 ) 埋設管が外力によってつぶれ小さな穴があいている場合 給水時にこの部分での流速が大きくなり エジェクタ作用により外部から汚水を吸い上げたり 微生物を吸引することがある また 給水管が下水溝の中等で折損しているときに断水すると その箇所から汚水が流入する (4) 凍結事故凍結事故は 寒冷期の低温時に発生し その状況はその場所によって大きな差がある このため凍結事故対策は その場所に応じた適切な防寒方法と埋設深さの確保が重要である 3. 需要者に対する注意事項需要者に対して 水道の保全上 次の事項を周知するよう努めなければならない (1) 無断で給水装置の工事を行わないこと (2) 増改築などにより メーターの設置場所が検針やメーター交換の支障になる位置に場合は 事前に届け出を行い メーター位置を変更するなど適切な対策を行うこと (3) 配水管や給水管の漏水 また 水道水の濁り 異物 臭い 味などの異常が認められたときは 直ちに水道課に連絡すること (4) 凍結を防ぐため 露出した管は保温に適したもので覆うこと 4. 漏水等給水装置の破損に伴う維持管理の区分給水装置の維持管理は 原則として需要者が行う ただし 次の事項については 当市が行う (1) 配水管の分岐点から第一止水栓まで (2) 公道部等の国有地 公有地内に埋設された給水管 (3) 私有地内であってもメーターボックス内の漏水等に係るもの (4) 給水管で無償譲渡されたもの 次頁参照 8-3

給水装置の管理区分 注意事項 上図の太線部分が水道課管理 給水装置は需要者が工事したものであり 本来 需要者が全て管理すべきであるが 漏水時など緊急を要する場合に円滑に対応するため 維持管理区分を設けているものである 上図の太線部分が水道課管理 あくまで漏水等に対する管理である ゆえに 水道課管理範囲内であっても 漏水していない古い管の交換等は個人で行う 水道課管理範囲が個人敷地内に及ぶ場合でも 修繕の際に土間コンクリート アスファルト舗装以外の特殊舗装 ( タイル張 石張 インターロッキング等 ) の復旧やその他構造物の復旧を伴う場合は その費用は需要者で負担する 8-4

< 参考資料 > 1. 水質基準水道法第 4 条に基づく水質基準は 水質基準に関する省令 ( 平成 15 年 5 月 30 日厚生労働省令第 101 号 ) により 定められています (1) 水質基準項目と基準値 (51 項目 ) 項目名基準値 1. 一般細菌 1mlの検水で形成される集落数が 100 以下 2. 大腸菌検出されないこと 3. カドミウム及びその化合物カドミウムの量に関して 0.003mg/l 以下 4. 水銀及びその化合物水銀の量に関して 0.0005mg/l 以下 5. セレン及びその化合物セレンの量に関して 0.01mg/l 以下 6. 鉛及びその化合物鉛の量に関して 0.01mg/l 以下 7. ヒ素及びその化合物ヒ素の量に関して 0.01mg/l 以下 8. 六価クロム化合物六価クロムの量に関して 0.05mg/l 以下 9. 亜硝酸態窒素 0.04mg/l 以下 10. シアン化物イオン及び塩化シアンシアンの量に関して 0.01mg/l 以下 11. 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10mg/l 以下 12. フッ素及びその化合物フッ素の量に関して 0.8mg/l 以下 13. ホウ素及びその化合物ホウ素の量に関して 1.0mg/l 以下 14. 四塩化炭素 0.002mg/l 以下 15.1,4-ジオキサン 0.05mg/l 以下 16. シス-1,2-ジクロロエチレン及び 0.04mg/l 以下トランス-1,2-ジクロロエチレン 17. ジクロロメタン 0.02mg/l 以下 18. テトラクロロエチレン 0.01mg/l 以下 19. トリクロロエチレン 0.01mg/l 以下 20. ベンゼン 0.01mg/l 以下 21. 塩素酸 0.6mg/l 以下 22. クロロ酢酸 0.02mg/l 以下 23. クロロホルム 0.06mg/l 以下 24. ジクロロ酢酸 0.03mg/l 以下 25. ジブロモクロロメタン 0.1mg/l 以下 26. 臭素酸 0.01mg/l 以下 27. 総卜リハロメタン 0.1mg/l 以下 ( クロロホルム ジブロモクロロメタン ブロモジクロロメタン及びブロモホルムのそれぞれの濃度の総和 ) 28. トリクロロ酢酸 0.03mg/l 以下 29. ブロモジクロロメタン 0.03mg/l 以下 30. ブロモホルム 0.09mg/l 以下 31. ホルムアルデヒド 0.08mg/l 以下 32. 亜鉛及びその化合物亜鉛の量に関して 1.0mg/l 以下 33. アルミニウム及びその化合物アルミニウムの量に関して 0.2mg/l 以下 8-5

項目名 34. 鉄及びその化合物 35. 銅及びその化合物 36. ナトリウム及びその化合物 37. マンガン及びその化合物 38. 塩化物イオン 39. カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 40. 蒸発残留物 41. 陰イオン界面活性剤 42. ジェオスミン 43.2-メチルイソボルネオール 44. 非イオン界面活性剤 45. フェノール類 46. 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) 47.pH 値 48. 味 49. 臭気 50. 色度 51. 濁度 基準値鉄の量に関して 0.3mg/l 以下銅の量に関して 1.0mg/l 以下ナトリウムの量に関して 200mg/l 以下マンガンの量に関して 0.05mg/l 以下 200mg/l 以下 300mg/l 以下 500mg/l 以下 0.2mg/l 以下 0.00001mg/l 以下 0.00001mg/l 以下 0.02mg/l 以下フェノールの量に換算して 0.005mg/l 以下 3mg/l 以下 5.8 以上 8.6 以下異常でないこと異常でないこと 5 度以下 2 度以下 (2) 水質管理目標設定項目と目標値 (26 項目 ) 水道水中での検出の可能性があるなど 水質管理上留意すべき項目です 項目名基準値 1. アンチモン及びその化合物アンチモンの量に関して 0.02mg/l 以下 2. ウラン及びその化合物ウランの量に関して 0.002mg/l 以下 ( 暫定 ) 3. ニッケル及びその化合物ニッケルの量に関して 0.02mg/l 以下 4.1,2-ジクロロエタン 0.004mg/l 以下 5. トルエン 0.4mg/l 以下 6. フタル酸ジ (2-エチルヘキシル) 0.08mg/l 以下 7. 亜塩素酸 0.6mg/l 以下 8. 二酸化塩素 0.6mg/l 以下 9. ジクロロアセトニトリル 0.01mg/l 以下 ( 暫定 ) 10. 抱水クロラール 0.02mg/l 以下 ( 暫定 ) 11. 農薬類 ( 注 ) 検出値と目標値の比の和として 1 以下 12. 残留塩素 1mg/l 以下 13. カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 10mg/l 以上 100mg/l 以下 14. マンガン及びその化合物マンガンの量に関して 0.01mg/l 以下 15. 遊離炭酸 20mg/l 以下 16.1,1,1-トリクロロエタン 0.3mg/l 以下 17. メチル-t-ブチルエーテル 0.02mg/l 以下 18. 有機物等 ( 過マンガン酸カリウム消費量 ) 3mg/l 以下 19. 臭気強度 (TON) 3 以下 8-6

項目名 20. 蒸発残留物 21. 濁度 22.pH 値 23. 腐食性 ( ランゲリア指数 ) 24. 従属栄養細菌 25.1,1-ジクロロエチレン 26. アルミニウム及びその化合物 基準値 30mg/l 以上 200mg/l 以下 1 度以下 7.5 程度 -1 程度以上とし 極力 0 に近づける 1mlの検水で形成される集落数が 2,000 以下 ( 暫定 ) 0.1mg/l 以下アルミニウムの量に関して 0.1mg/l 以下 注 ) 農薬類 ( 水質管理目標設定項目 15) の対象農薬リスト 項目 目標値 (mg/l) 項目 目標値 (mg/l) 1,3-シ クロロフ ロヘ ン (D-D) 注 1) 0.05 カルフ ロハ ミト 0.04 2,2-DPA( タ ラホ ン ) 0.08 カルホ フラン 0.005 2,4-D(2,4-PA) 0.03 キノクラミン (ACN) 0.005 EPN 注 2) 0.004 キャフ タン 0.3 MCPA 0.005 クミルロン 0.03 アシュラム 0.2 ク リホサート注 5) 2 アセフェート 0.006 ク ルホシネート 0.02 アトラシ ン 0.01 クロメフ ロッフ 0.02 アニロホス 0.003 クロルニトロフェン (CNP) 注 6) 0.0001 アミトラス 0.006 クロルヒ リホス注 2) 0.003 アラクロール 0.03 クロロタロニル (TPN) 0.05 イソキサチオン注 2) 0.008 シアナシ ン 0.004 イソフェンホス注 2) 0.001 シアノホス (CYAP) 0.003 イソフ ロカルフ (MIPC) 0.01 シ ウロン (DCMU) 0.02 イソフ ロチオラン (IPT) 0.3 シ クロヘ ニル (DBN) 0.01 イフ ロヘ ンホス (IBP) 0.09 シ クロルホ ス (DDVP) 0.008 イミノクタシ ン 0.006 シ クワット 0.005 インタ ノファン 0.009 シ スルホトン ( エチルチオメトン ) 0.004 エスフ ロカルフ 0.03 シ チアノン 0.03 エテ ィフェンホス ( エシ フェンホス EDDP) 0.006 シ チオカルハ メート系農薬注 7) 0.005 ( 二酸化炭素として ) エトフェンフ ロックス 0.08 シ チオヒ ル 0.009 エトリシ アソ ール ( エクロメソ ール ) 0.004 シハロホッフ フ チル 0.006 エント スルファン ( ヘ ンソ エヒ ン ) 注 3) 0.01 シマシ ン (CAT) 0.003 オキサシ クロメホン 0.02 シ メタメトリン 0.02 オキシン銅 ( 有機銅 ) 0.03 シ メトエート 0.05 オリサストロヒ ン 0.1 シメトリン 0.03 カス サホス 0.0006 シ メヒ ヘ レート 0.003 カフェンストロール 0.008 タ イアシ ノン注 2) 0.005 カルタッフ 注 4) 0.3 タ イムロン 0.8 カルハ リル (NAC) 0.05 タ ソ メット注 8) 0.006 8-7

項目 目標値 (mg/l) 項目 目標値 (mg/l) チアシ ニル 0.1 フルアシ ナム 0.03 チウラム 0.02 フ レチラクロール 0.05 チオシ カルフ 0.08 フ ロシミト ン 0.09 チオファネートメチル 0.3 フ ロチオホス 0.004 チオヘ ンカルフ 0.02 フ ロヒ コナソ ール 0.05 テルフ カルフ (MBPMC) 0.02 フ ロヒ サ ミト 0.05 トリクロヒ ル 0.006 フ ロヘ ナソ ール 0.05 トリクロルホン (DEP) 0.005 フ ロモフ チト 0.1 トリシクラソ ール 0.08 ヘ ノミル注 10) 0.02 トリフルラリン 0.06 ヘ ンシクロン 0.1 ナフ ロハ ミト 0.03 ヘ ンソ ヒ シクロン 0.09 ハ ラコート 0.005 ヘ ンソ フェナッフ 0.004 ヒ ヘ ロホス 0.0009 ヘ ンタソ ン 0.2 ヒ ラクロニル 0.01 ヘ ンテ ィメタリン 0.3 ヒ ラソ キシフェン 0.004 ヘ ンフラカルフ 0.04 ヒ ラソ リネート ( ヒ ラソ レート ) 0.02 ヘ ンフルラリン ( ヘ スロシ ン ) 0.01 ヒ リタ フェンチオン 0.002 ヘ ンフレセート 0.07 ヒ リフ チカルフ 0.02 ホスチアセ ート 0.003 ヒ ロキロン 0.04 マラチオン ( マラソン ) 注 2) 0.05 フィフ ロニル 0.0005 メコフ ロッフ (MCPP) 0.05 フェニトロチオン (MEP) 注 2) 0.003 メソミル 0.03 フェノフ カルフ (BPMC) 0.03 メタム ( カーハ ム ) 注 8) 0.01 フェリムソ ン 0.05 メタラキシル 0.06 フェンチオン (MPP) 注 9) 0.006 メチタ チオン (DMTP) 0.004 フェントエート (PAP) 0.007 メチルタ イムロン 0.03 フェントラサ ミト 0.01 メトミノストロヒ ン 0.04 フサライト 0.1 メトリフ シ ン 0.03 フ タクロール 0.03 メフェナセット 0.02 フ タミホス注 2) 0.02 メフ ロニル 0.1 フ フ ロフェシ ン 0.02 モリネート 0.005 注 1) 1,3-シ クロロフ ロヘ ン (D-D) の濃度は 異性体であるシス-1,3-シ クロロフ ロヘ ン及びトランス-1,3-シ クロロフ ロヘ ンの濃度を 合計して算出すること 注 2) 有機リン系農薬のうち EPN イソキサチオン イソフェンホス クロルヒ リホス タ イアシ ノン フェニトロチオン(MEP) フ タミホス及びマラ チオン ( マラソン ) の濃度については それぞれのオキソン体の濃度も測定し それぞれの原体の濃度と そのオ キソン体それぞれの濃度を原体に換算した濃度を合計して算出すること 注 3) エント スルファン ( ヘ ンソ エヒ ン ) の濃度は 異性体であるα-エント スルファン及びβ-エント スルファンに加えて 代謝物である エント スルフェート ( ヘ ンソ エヒ ンスルフェート ) も測定し α-エント スルファン及びβ-エント スルファンの濃度とエント スルフェート ( ヘ ンソ エヒ ンス ルフェート ) の濃度を原体に換算した濃度を合計して算出すること 注 4) カルタッフ の濃度は ネライストキシンとして測定し カルタッフ に換算して算出すること 注 5) ク リホサートの濃度は 代謝物であるアミノメチルリン酸 (AMPA) も測定し 原体の濃度とアミノメチルリン酸 (AMPA) の濃度を原 体に換算した濃度を合計して算出すること 8-8

注 6) クロルニトロフェン (CNP) の濃度は アミノ体の濃度も測定し 原体の濃度とアミノ体の濃度を原体に換算した濃度を合計して算出すること 注 7) シ チオカルハ メート系農薬の濃度は シ ネフ シ ラム チウラム フ ロヒ ネフ ホ リカーハ メート マンセ フ ( マンコセ フ ) 及びマンネフ の濃度を二硫化炭素に換算して合計して算出すること 注 8) タ ソ メット及びメタム ( カーハ ム ) の濃度は メチルイソチオシアネート (MITC) として測定し 原体に換算して算出すること 注 9) フェンチオン (MPP) の濃度は 酸化物である MPP スルホキシト MPP スルホン MPP オキソン MPP オキソンスルホキシト 及び MPP オキソンスルホンの濃度も測定し フェンチオン (MPP) の原体の濃度と その酸化物それぞれの濃度を原体に換算した濃度を合計して算出すること 注 10) ヘ ノミルの濃度は メチル-2-ヘ ンツイミタ ソ ールカルハ メート (MBC) として測定し ヘ ノミルに換算して算出すること (3) 要検討項目 (47 項目 ) 毒性評価が定まらないことや 浄水中の存在量が不明等の理由から水質基準項目 水質 管理目標設定項目に分類できない項目です 項目 目標値 (mg/l) 項目 目標値 (mg/l) 銀及びその化合物 - フタル酸フ チルヘ ンシ ル 0.5( 暫定 ) バリウム及びその化合物 0.7 ミクロキスチン-LR 0.0008( 暫定 ) ビスマス及びその化合物 - 有機すず化合物 0.0006( 暫定 )(TBTO) モリブデン及びその化合物 0.07 フ ロモクロロ酢酸 - アクリルアミド 0.0005 フ ロモシ クロロ酢酸 - アクリル酸 - シ フ ロモクロロ酢酸 - 17-B-エストラシ オール 0.00008( 暫定 ) フ ロモ酢酸 - エチニル-エストラシ オール 0.00002( 暫定 ) シ フ ロモ酢酸 - エチレンシ アミン四酢酸 (EDTA) 0.5 トリフ ロモ酢酸 - エヒ クロロヒト リン 0.0004( 暫定 ) トリクロロアセトニトリル - 塩化ビニル 0.002 フ ロモクロロアセトニトリル - 酢酸ビニル - シ フ ロモアセトニトリル 0.06 2,4-シ アミノトルエン - アセトアルテ ヒト - 2,6-シ アミノトルエン - MX 0.001 N,N-シ メチルアニリン - キシレン 0.4 スチレン 0.02 過塩素酸 0.025 タ イオキキン類 1pgTEQ/L( 暫定 ) ハ ーフルオロオクタンスルホン酸 (PFOS) - トリエチレンテトラミン - ハ ーフルオロオクタン酸 (PFOA) - ノニルフェノール 0.3( 暫定 ) N-ニトロシ メチルアミン (NDMA) 0.0001 ヒ スフェノール A 0.1( 暫定 ) アニリン 0.02 ヒト ラシ ン - キノリン 0.0001 1,2-フ タシ エン - 1,2,3-トリクロロヘ ンセ ン 0.02 1,3-フ タシ エン - ニトリロ三酢酸 (NTA) 0.2 フタル酸シ (n-フ チル) 0.01 ( 空白 ) ( 空白 ) 8-9

2. 水質の異常 (1) 異常な臭味ア. 油臭 薬品臭のある場合給水装置の配管で ビニル管の接着剤 鋼管のねじ切りなどに使用される切削油 シール剤の使用が適切でなく臭味が発生する場合や 漏れた油類が給水管 ( ビニル管 ポリエチレン管 ) を侵し 臭味が発生する場合がある また クロスコネクションの可能性も考えられる イ. シンナー臭のある場合塗装に使用された塗料などが なんらかの原因で土中に浸透して給水管 ( ビニル管 ポリエチレン管 ) を侵し 臭味が発生する場合がある ウ. かび臭 墨汁臭のある場合河川の水温上昇等の原因により藍藻類などの微生物の繁殖が活発となり 臭味が発生する場合がある エ. 普段と異なる味がする場合水道水は 無味無臭に近いものであるが 蛇口の水が普段と異なる味がする場合は 工場排水 下水 薬品などの混入が考えられる 塩辛い味 苦い味 渋い味 酸味 甘味等が感じられる場合は クロスコネクションのおそれがあるので 直ちに飲用を中止する 鉄 銅 亜鉛などの金属を多く含むと 金気味 渋味を感じることがある 給水管にこれらの材質を使用しているときは 滞留時間が長くなると使い初めの水に金気味 渋味を感じる この場合は 飲用以外の雑用に使用する (2) 異常な色ア. 白濁色の場合水道水が白濁色に見え下層から数分間で清澄化する場合は 空気の混入によるもので一般的に問題はない イ. 赤色又は赤褐色の場合水道水が赤色又は赤褐色になる場合は 鋳鉄管 鋼管のさびが流速の変化 流水の方向変化などにより流出したもので 一定時間排水すれば回復する 常時発生する場合は 管種変更等の措置が必要である ウ. 黒色又は黒褐色の場合黒味のある淡いグリーン色又は黒色ないし黒褐色の濁水の場合は マンガン ( 管内マンガン酸化物 ) によるもので一定時間排水すれば回復することが多い エ. 青い色の場合衛生陶器が青い色に染まるような場合には 銅管の腐食作用によることが考えられる 一定時間排水すれば回復するが 回復しない場合は管種変更などの措置が必要である オ. 紫色の場合湯呑みにお茶の飲み残しをいれたままで 鉄分を含む水道水を入れたり 長い間水道水にお茶を入れておくと紫色に着色することがある これは お茶 コーヒー 紅茶などの成分の一つであるタンニンと 水道水に含まれていた鉄が反応して 紫色のタンニン鉄ができる このタンニン鉄が着色の原因である タンニン鉄は有害ではないが空気中の細菌やカビが繁殖している可能性もあり 着色したものは飲用しない 力. 緑色の場合水道水には 水道管に鉄を使用している関係で微量の鉄分が含まれていることがある 8-10

プールの底が青い場合には 鉄分の黄色と青色が混じって緑色に見えることがある また 消毒用の塩素がなくなると 藻が繁殖して緑色となることもある キ. 桃色の場合浴室のタイル 便器の内側などが桃色になる場合がある これは 空気中に存在する霊菌という細菌が付着し繁殖したためで 特に新築後半年以内の家に多いことが特徴である (3) 異物の流出ア. 水道水に砂 鉄粉などが混入している場合配水管及び給水装置などの工事の際 混入することが多い この場合は 十分洗管し 異物を管内から除去する イ. 黒色の微細片がでる場合止水栓 給水栓に使われているパッキンのゴムが劣化し 栓の開閉操作を行った際に細かく砕けて出てくるのが原因と考えられる ウ. 黒色の異物 ( 直送式ポンプを使用している場合 ) メーター以下の直送式ポンプに使われているダイヤフラムのゴムが劣化し 栓の開閉操作を行った際に ゴムが砕けて微細片となって出てくるのが原因である 多くの場合は なかなか沈まず浮いており墨汁のように見える また なかにはグリース状になって出てくることもある エ. 白色の異物 ( 蛇口のまわりにできる場合 ) 水道水には 適度に水の味を良くするミネラル分が含まれている このミネラル分は水が蒸発したあとに付着して残る 蛇口部分は 水に濡れたり 乾いたりを繰り返しているので その部分にミネラル分が付着して徐々に白くなる 特に給湯栓は 水温が高く水が蒸発しやすいためこの現象が良く見られる ミネラル分であることから問題はない 8-11