Microsoft Word - 法令解釈通知(新旧)

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1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

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2014(平成26)年度決算 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

個人型確定拠出年金の加入対象者の拡大

ideco 2 ideco , % 0 0 ideco SMAR T FOLIO DC

2016(平成28)年度決算 確定拠出年金実態調査結果(概要).pdf

2013(平成25年度) 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

2015(平成27)年度決算 確定拠出年金実態調査結果(概要).pdf

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確定拠出年金とは 確定拠出年金は 公的年金に上乗せして給付を受ける私的年金のひとつです 基礎年金 厚生年金保険と組み合わせることで より豊かな老後生活を実現することが可能となります 確定拠出年金には 個人型 と 企業型 のつのタイプがあります 個人型確定拠出年金の加入者は これまで企業年金のない企業

確定拠出年金制度に関する改善要望について

リターン大2 運用商品を選ぼう 確定拠出年金は 自分で選んだ商品で運用し その運用結果によって将来の受け取り額が決まります なお 投資信託は預金とは異なり 運用の結果によっては損失が生じる可能性があります ご加入の方からの運用指図がないご資産は 未指図資産という現金相当の資産として管理されます 所定

Microsoft PowerPoint - 【資料6】生命保険協会提出資料

年金制度の体系 現状 ( 平成 26 年 3 月末現在 ) 加入員数 48 万人 加入者数 18 万人 加入者数 464 万人 加入者数 788 万人 加入員数 408 万人 国民年金基金 確定拠出年金 ( 個人型 D C ) 確定拠出年金 ( 企業型 DC) 厚生年金保険 被保険者数 3,527

将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること

運用商品一覧 作成日 :2019 年 10 月 8 日 規約名 フジ アスティ企業型確定拠出年金 運営管理機関名 第一生命保険株式会社 < 商品ラインアップの選定 > 選定理由 複数の資産に分散投資を行うバランス型投資信託と 基本 4 資産 ( 国内外の株式 債券 ) を投資対象とする単一資産型投資

柔軟で弾力的な給付設計について

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年金制度のポイント

1度を知ろう日本の年金制度 4 階建ての建物になぞらえることができます 国民年金基金 企業型確定拠出年金加入者については 規約に定めがある場合に限ります 企業型確定拠出年金 厚生年金基金 その他の企業年金 ( 企業年金 ) 厚生年金 ( 公的年金 ) 国民年金 ( 公的年金 ) 年金払い退職給付 4

ご自身の加入限度額は? 加入条件 お さまの 性 自 者 年金 者種 1 者 に確定 年金や 確定拠出年金 ( 型 ) がない 確定拠出年金 ( 型 ) に加入している 2 者 加入できる 確定 年金がある 者 基本的には 60 歳未満のすべての方 にご加入いただけます 国民年金を免除されている方等

確定拠出年金法の改正内容と意義 年金確保支援法の概要 国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律案 1 国民年金法の一部改正 1 保険料の納付可能期間の延長 (2 年 10 年 ) し 本人の希望により保険料を納付し年金受給につなげる 2 第

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

国民年金法関連 国民年金保険料の追納 ( 改正法附則第 2 条 ) 施行日から 3 年以内の間 国民年金保険料の納付可能期間を延長 (2 年 10 年 ) し 本人の希望により保険料を納付することで その後の年金受給につなげることができるようにする ただし 2 年経過後の保険料は国債利率を基礎として

企業型確定拠出年金投資教育ハンドブック.PDF

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FP継続教育セミナー

1 加入資格 次のいずれかに該当する方は 個人型プランに加入することができます 第 1 号被保険者となる方 自営業者とその家族 自由業 学生など 国民年金の第 1 号被保険者 第 2 号被保険者となる方 会社員や公務員 私立学校教職員など 60 歳未満の厚生年金保険の被保険者 ( 国民年金の第 2

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

基金通信

企業年金のポータビリティ制度 ホ ータヒ リティ制度を活用しない場合 定年後 : 企業年金なし A 社 :9 年 B 社 :9 年 C 社 :9 年 定年 ホ ータヒ リティ制度を活用する場合 ホ ータヒ リティ制度活用 ホ ータヒ リティ制度活用 定年後 :27 年分を通算した企業年金を受給 A

「配偶者からの暴力を受けた被扶養者の取扱い等について」の一部改正について

個人情報の保護に関する規程(案)

確定拠出年金(DC)における継続投資教育の効果

企業年金におけるスチュワードシップ・コード の受入れ促進に向けて

Autumn に実施された確定拠出年金制度改革 3) の内容を踏まえながら企業型確定拠出年金制度の概要および現在の普及状況を確認をした上で, 普及促進を図る前提として検討されるべき確定拠出年金制度の抱える課題について考察することとする Ⅱ 企業型確定拠出年金制度の概要 1 確定拠出年金

はじめての みずほの ideco イデコ個人型確定拠出年金 (ideco) かんたん マニュアル 制度を知ろう P.02 運用商品を選ぼう P.08 3 書類の記入 / 提出 P.14 4 ご加入後のお手続き P.15 ご参考 P.16

農中確定拠出年金 1 年定期 ( プラン名 : みずほ J 個人型プラン ) 相手方農林中央金庫種類定期預金預入機間 1 年 ( プラン名 : 四国みずほ ) ( 受付金融機関四国銀行 ) 5 71 株式会社みずほ銀行 (

確定拠出年金制度に関する改善要望について

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DC法改正

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b. 通算加入者等期間に算入する期間及び移換申出の手続きア. 移換元制度の算定基礎期間を ( 重複しない範囲で ) 全部合算することイ. 移換申出の手続きは 本人が移換元事業主に対して行うこと c. 手数料移換に関する手数料はかからないこと d. 課税関係確定給付企業年金の本人拠出相当額は拠出時にも

( 退職一時金の調整額 ) 第 6 条退職一時金の調整額は 各月 ( 会社都合以外の事由による休職又は育児休業若しくは介護休業によりすべて勤務しなかった月を除く ) にその者が属していた次の各号に掲げる職員の等級に応じて定める調整月額のうち その額が最も多いものから順次その順位を付し その第 1 順

みずほインサイト 政策 2018 年 10 月 18 日 ideco 加入者数が 100 万人超え加入率引き上げへさらなる制度見直しを 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 naoko. ideco( 個人型確定拠出年金 ) の加入

企業型確定拠出年金制度運営ハンドブック

退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

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FP継続教育セミナー

~ 目次 ~ Ⅰ. コールセンター Web( インターネット ) ご利用上の留意点 1 Ⅱ. コールセンターサービスのご案内 2 1. コールセンターでのお取引の流れ 2. コールセンターサービスの内容 Ⅲ.Web( インターネット ) サービスのご案内 確定拠出年金ネット につい

はじめに (1) 確定拠出年金は その制度にラインナップされたいくつかの運用商品のなかから 加入者が自分で運用商品を選んで運用し 老後に一時金や年金でその資産を受け取る制度です ここでは確定拠出年金制度のことをDC 制度 (Defined Contribution) 確定拠出年金法のことをDC 法と

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移換手続きの手引き (60 歳前に企業型 DC のある企業をご退職されたお客さまへ ) この資料では 確定拠出年金を DC (Defined Contribution) と記載しています 北陸銀行 平成 30 年 4 月現在

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確定拠出年金制度に関する改善要望について

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ることにより 例えば 掛金の年払いや半年払いが可能になるほか 賞与の支給月に通常月より多く拠出することも可能になる (2) ライフコースの多様化への対応働き方の多様化が進むなか 生涯にわたり継続的に老後に向けた自助努力を行う環境を整備するため 以下の改正が行われる a. 個人型 DCの加入対象者の拡

ハッピーエイジング 30 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント バランス資産配分固定型信託報酬 ( 年率 税込 ) % 国内外の株式 ( 新興国含む ) 債券に分散投資 / 外貨建資産の為替ヘッジ 国内外の株式比率は 70% を基本とします 合成ベンチマークを上回る運用成果を目指しま

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第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

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FP継続教育セミナー

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

②議事(1)じぶんで育てる年金 iDeCoの活用術(配布用)

INDEX 目次 1 ideco の概要 ページ 2 2 加入 移換の申込手続 5 3 重要なお知らせ 8 4 手数料について 9 5 掛金について 11 6 留意点 13 7 よくあるご質問 (FAQ) 17 ideco とは 個人型確定拠出年金の英語表記 i ndividual-type De

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個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

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も は により が される があります 3 で が した には を に する の が です 1

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協会基金の有効活用・見直しに伴う経理規則等の一部改正について

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

注意 資格喪失日を遡って登録する場合 について例えば6 月 26 日に 4 月 15 日資格喪失日 の遡った日付で資格喪失処理を行う場合 ( 既に 4 月度掛金 (5 月入金分 ) と5 月度掛金 (6 月入金分 ) の拠出による入金が終わっているものとします ) 4 月度掛金 (5 月入金分 )

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (


社会人として生活していくうえで必要な知識には様々なものがありますが 年金 健康保険 税金に関する知識や その支払いなどの金融に関する知識はその一つといえます また 充実した人生を送るためには ライフプラン マネープランについて学ぶことが重要であり セカンドライフに向けては 国民年金 厚生年金といった

中小企業退職金共済制度加入企業の実態に関する調査結果の概要

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事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

平成30年度企業年金税制改正に関する要望.pdf

第 2 号に規定する存続厚生年金基金 同項第 3 号に規定する外国の年金基金 13 外国法人 14 投資性金融資産 1 億円以上であると見込まれる個人で 有価証券又はデリバティブ取引の経験が1 年を経過している者 15 投資性金融資産 1 億円以上の法人及び業務執行組合員等 ( 金商業等府令第 23

確定給付企業年金 DBパッケージプランのご提案

「確定給付企業年金の規約の承認及び認可の基準等について」の一部改正について

【資料3-1】投資信託協会提出資料

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

資料2-1(国保条例)

事務ガイドライン ( 第三分冊 )13 指定信用情報機関関係新旧対照表 Ⅰ-2 業務の適切性 現行改正後 ( 案 ) Ⅰ-2 業務の適切性 Ⅰ-2-4 信用情報提供等業務の委託業務の効率化の観点から 内閣総理大臣 ( 金融庁長官 ) の承認を受けて信用情報提供等業務の一部を委託することが可能とされて

社会人として生活していくうえで必要な知識には様々なものがありますが 年金 健康保険 税金に関する知識や その支払いなどの金融に関する知識はその一つといえます また 充実した人生を送るためには ライフプラン マネープランについて学ぶことが重要であり セカンドライフに向けては 国民年金 厚生年金といった

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Slide 1

法及び国民年金法の規定によって 少なくとも 5 年ごとに国民年金及び厚生年金の財政検証を行っている 直近で行われたのは平成 26 年で 様々な経済や人口の前提に基づいて将来的な給付水準 ( 所得代替率 ) をシミュレーションしており 2050 年 60 年時点での所得代替率はいずれも約 50% にと

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

Transcription:

確定拠出年金制度について ( 平成 13 年 8 月 21 日年発第 213 号 ) 新旧対照表 改正後現行 第 1 企業型年金規約の承認基準等に関する事項 1.~3.( 略 ) 4. 運用の指図に関する事項個人別管理資産の運用の指図のない状態を回避する方法として 加入者等から運用の指図が行われるまでの間において運用を行うため あらかじめ定められた運用方法を企業型年金規約において設定することができること なお あらかじめ定められた運用方法を企業型年金規約に規定する場合には 次の取扱いによるものとすること (1) 設定する運用方法として 元本確保型に限らず 例えば 株式や債券など複数の資産の組み合わせによりリスクが分散され 資産分散効果や時間分散効果が得られる運用方法なども 年金のような長期運用においては 安定した運用成果が期待できることから 労使で十分に協議し設定すること (2) 当該運用方法を設定する場合には 企業型年金規約には 次に掲げる事項を記載するものとすること 1 加入者等から運用の指図がない場合 運用の指図が行われるまでの間 あらかじめ定められた運用方法により運用を行うこと 2 事業主又は運営管理機関は 加入者等に対し あらかじめ定められた運用方法による運用を開始する前に 加入者等から運用の指図がない場合は当該運用方法により運用を行うことと 当該運用方法に係る具体的な金融商品の仕組みや特徴 ( 期待できるリターン 考えられるリスク等 ) について十分説明すること 第 1 企業型年金規約の承認基準等に関する事項 1.~3.( 略 ) 4. 運用の指図に関する事項個人別管理資産の運用の指図のない状態を回避する方法として 加入者等から運用の指図が行われるまでの間において運用を行うため あらかじめ定められた運用方法を企業型年金規約において設定する場合には 次の取扱いによるものとすること (1) 加入者等から運用の指図がない場合 運用の指図が行われるまでの間 あらかじめ定められた運用方法により運用を行うことを企業型年金規約に記載するものとすること (2) 当該運用方法として元本確保型以外の運用方法を設定する場合には 企業型年金規約には 次に掲げる事項を記載するものとすること 1 事業主又は運営管理機関は 加入者等に対し あらかじめ定められた運用方法による運用を開始する前に 加入者等から運用の指図がない場合は当該運用方法により運用を行うことと 当該運用方法に係る具体的な金融商品の仕組みや特徴 ( 期待できるリターン 考えられるリスク等 ) について十分説明すること

3 当該説明に関する書類を交付すること又は当該説明に関する電磁的方法による情報提供を行うこと (3) 事業主又は運営管理機関は あらかじめ定められた当該運用方法を設定した場合には その後の運用の指図が不要であるとの誤解を招くことのないよう 次に掲げる事項を定期的に情報提供するものとすること 1 あらかじめ定められた運用方法を規約に設定する目的 2 当該運用方法により運用を行っている者に対し 運用の指図を行うことができる期日 3 当該運用方法により損失が生じた場合には その責任は加入者等本人が負うこと 2 当該説明に関する書類を交付すること又は当該説明に関する電磁的方法による情報提供を行うこと (3) 事業主又は運営管理機関は あらかじめ定められた運用方法により運用を行っている者に対し 運用の指図を行うことができる期日について 定期的に説明するものとすること 5.~8.( 略 ) 5.~8.( 略 ) 第 2 資産の運用に関する情報提供 ( いわゆる投資教育 ) に関する事項 1.~2.( 略 ) 3. 法第 22 条の規定に基づき加入者等に提供すべき具体的な投資教育の内容 (1)~(2)( 略 ) (3) 具体的な内容 1 確定拠出年金制度等の具体的な内容アわが国の年金制度の概要 改正等の動向及び年金制度における確定拠出年金の位置づけイ確定拠出年金制度の概要 ( 次の ( ア ) から ( キ ) までに掲げる事項 ) ( ア ) 制度に加入できる者とその拠出限度額 ( 企業型年金加入者掛 第 2 資産の運用に関する情報提供 ( いわゆる投資教育 ) に関する事項 1.~2.( 略 ) 3. 法第 22 条の規定に基づき加入者等に提供すべき具体的な投資教育の内容 (1)~(2)( 略 ) (3) 具体的な内容 1 確定拠出年金制度等の具体的な内容アわが国の年金制度の概要 改正等の動向及び年金制度における確定拠出年金の位置づけイ確定拠出年金制度の概要 ( 次の ( ア ) から ( キ ) までに掲げる事項 ) ( ア ) 制度に加入できる者とその拠出限度額

金を導入している事業所には 企業型年金加入者掛金の拠出限度額とその効果を含む ) ( イ )~( キ )( 略 ) 4 確定拠出年金制度を含めた老後の生活設計ア老後の定期収入は現役時代と比較し減少するため 資産形成は現役時代から取り組むことの必要性イ平均余命などを例示することで老後の期間が長期に及ぶものであること及び老後に必要な費用についても長期にわたり確保する必要があること ウ老後に必要となる一般的な生活費の総額を例示しつつ 公的年金や退職金等を含めてもなお不足する費用 ( 自身が確保しなければならない費用 ) の考え方エ現役時代の生活設計を勘案しつつ 確定拠出年金や退職金等を含めた老後の資産形成の計画や運用目標の考え方オ加入者等が運用商品を容易に選択できるよう運用リスク度合いに応じた資産配分例の提示 (4) 加入者等に 運用プランモデル ( 老後までの期間や老後の目標資産額に応じて どのような金融商品にどの程度の比率で資金を配分するかを例示したモデル ) を示す場合にあっては 元本確保型の運用方法 ( 令第 16 条各号に規定する運用の方法をいう 以下同じ ) のみで運用する方法による運用プランモデルを必ず含め 比較できるよう工夫し 提示するものとすること また 退職時期を意識しリスク管理を行うことが一般的であり 老後までに時間がある若年層は比較的リスクが取りやすく 老後を間近に控える高年層には リスクを抑えるといった投資の基本的な考え方 ( イ )~( キ )( 略 ) (4) 加入者等に 運用プランモデル ( 老後までの期間や老後の目標資産額に応じて どのような金融商品にどの程度の比率で資金を配分するかを例示したモデル ) を示す場合にあっては 元本確保型の運用方法 ( 令第 16 条各号に規定する運用の方法をいう 以下同じ ) のみで運用する方法による運用プランモデルを必ず含んでいるものとすること

を意識付けることが望ましい 例えば 老後の資産形成の目標も踏まえ 資産形成期に過度に元本確保型の比率が高い状態や年金資産額を確定していく時期に過度に元本確保型の比率が低い状態とならないよう計画的に元本確保型の比率を設定するよう説明するのが望ましい 4.~5.( 略 ) 4.~5.( 略 ) 第 3~ 第 5( 略 ) 第 3~ 第 5( 略 ) 第 6 行為準則に関する事項 1. 事業主の行為準則 (1)( 略 ) (2) 個人情報保護義務 ( 法第 43 条第 2 項 ) の内容 1 法第 43 条第 2 項中の 業務の遂行に必要な範囲内 には 例えば 次のアからウに掲げる場合についても該当するものであること ア~イ ( 略 ) ウ事業主が 企業型年金運用指図者に影響を及ぼす規約変更を行う場合において その内容を周知させるため 氏名や住所等の情報を活用する場合 2 ( 略 ) (3)( 略 ) 第 6 行為準則に関する事項 1. 事業主の行為準則 (1)( 略 ) (2) 個人情報保護義務 ( 法第 43 条第 2 項 ) の内容 1 法第 43 条第 2 項中の 業務の遂行に必要な範囲内 には 例えば 次のア及びイに掲げる場合についても該当するものであること ア~イ ( 略 ) 2 ( 略 ) (3)( 略 ) 2. 確定拠出年金運営管理機関の行為準則 (1) 忠実義務 ( 法第 99 条第 1 項 ) の内容 確定拠出年金運営管理機関は 少なくとも次の事項に留意しなければ 2. 確定拠出年金運営管理機関の行為準則 (1) 忠実義務 ( 法第 99 条第 1 項 ) の内容 確定拠出年金運営管理機関は 少なくとも次の事項に留意しなければ

ならないこと 1~2( 略 ) 3 確定拠出年金運営管理機関は 企業型年金加入者掛金の拠出を導入している実施事業所の加入者に追加的に企業型年金加入者掛金を拠出した場合の年金額等への効果について情報提供を行うこと 4 加入者等に対し 株式 ( 主に一の企業の発行する株式で運用する投資信託などを含む 以下同じ ) を運用の方法として提示することは もっぱら加入者等の利益のみを考慮してその業務を遂行しなければならないという忠実義務の趣旨に照らし妥当であると認められる場合に限られるものであること また 株式を運用の方法として提示したときは 当該株式を発行する企業が倒産した場合には 加入者等の個人別管理資産のうち当該株式での運用に係る部分の資産がゼロとなる可能性が高いこと ( すなわち倒産リスクがあること ) を加入者等に対し 十分に情報提供すること 5 法 令及び主務省令に規定された確定拠出年金運営管理機関の行為準則等を遵守すること 6 加入者等から確定拠出年金の実施状況に関し照会又は苦情があったときは 当該照会又は苦情に誠実かつ迅速に対応すること 7 確定拠出年金運営管理機関が その運営管理業務の一部を他の確定拠出年金運営管理機関に再委託している場合にあっては 当該再委託した確定拠出年金運営管理機関から その業務の実施状況等について少なくとも年 1 回以上定期的に報告を受け 加入者等の立場から見て必要があると認められる場合には その業務内容の是正又は改善を申し入れるとともに その旨を事業主又は国民年金基金連合会に報告すること ならないこと 1~2( 略 ) 3 加入者等に対し 株式 ( 主に一の企業の発行する株式で運用する投資信託などを含む 以下同じ ) を運用の方法として提示することは もっぱら加入者等の利益のみを考慮してその業務を遂行しなければならないという忠実義務の趣旨に照らし妥当であると認められる場合に限られるものであること また 株式を運用の方法として提示したときは 当該株式を発行する企業が倒産した場合には 加入者等の個人別管理資産のうち当該株式での運用に係る部分の資産がゼロとなる可能性が高いこと ( すなわち倒産リスクがあること ) を加入者等に対し 十分に情報提供すること 4 法 令及び主務省令に規定された確定拠出年金運営管理機関の行為準則等を遵守すること 5 加入者等から確定拠出年金の実施状況に関し照会又は苦情があったときは 当該照会又は苦情に誠実かつ迅速に対応すること 6 確定拠出年金運営管理機関が その運営管理業務の一部を他の確定拠出年金運営管理機関に再委託している場合にあっては 当該再委託した確定拠出年金運営管理機関から その業務の実施状況等について少なくとも年 1 回以上定期的に報告を受け 加入者等の立場から見て必要があると認められる場合には その業務内容の是正又は改善を申し入れるとともに その旨を事業主又は国民年金基金連合会に報告すること

また 当該再委託した確定拠出年金運営管理機関がその申し入れに従わず 又はその再委託した業務の実施状況により再委託を継続することが困難であると認めるときは 事業主又は国民年金基金連合会にその旨を報告し 法第 5 条に規定する手続きにしたがって その再委託契約を取消し 他の確定拠出年金運営管理機関に再委託すること また 当該再委託した確定拠出年金運営管理機関がその申し入れに従わず 又はその再委託した業務の実施状況により再委託を継続することが困難であると認めるときは 事業主又は国民年金基金連合会にその旨を報告し 法第 5 条に規定する手続きにしたがって その再委託契約を取消し 他の確定拠出年金運営管理機関に再委託すること (2) 個人情報保護義務 ( 法第 99 条第 2 項 ) の内容 1 法第 99 条第 2 項中の その他正当な事由がある場合 とは 次のア及びイに掲げる場合をいうものであること ア法令の規定に基づき 裁判所 税務署等から個人情報提出命令等があった場合イ ( 略 ) (2) 個人情報保護義務 ( 法第 99 条第 2 項 ) の内容 1 法第 99 条第 2 項中の その他正当な事由がある場合 とは 次のア及びイに掲げる場合をいうものであること ア法令の規定に基づき 裁判所 税務署等から個人情報提出命令があった場合イ ( 略 ) (3)~(5)( 略 ) (3)~(5)( 略 ) 第 7~ 第 8( 略 ) 第 7~ 第 8( 略 )