別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されて

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(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員

第三条認定こども園の施設の設備及び運営に関する基準は 次のとおりとする 一職員配置イ認定こども園には 満一歳未満の子どもおおむね三人につき一人以上 満一歳以上満三歳未満の子どもおおむね六人につき一人以上 満三歳以上満四歳未満の子どもおおむね二十人につき一人以上 満四歳以上の子どもおおむね三十人につき

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

領 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 25 条の規定に基づき幼稚園に関して文部科学大臣が定める事項をいう 第 7 条第 1 項において同じ ) に従って編成された教育課程に基づく教育を行うほか 当該教育のための時間の終了後 当該幼稚園に在籍している子どものうち保育を必要とす

一人につき 1 枚提出する必要があります 幼稚園教諭免許状を有しない者を学級担任とすることの理由書 本認定こども園においてすべての学級担任を幼稚園教諭免許状を有する者とすることが困難である ため 神奈川県認定こども園の認定の基準に関する取扱基準第 3 条第 1 項の規定に基づき 次の者を 学級担任と

教諭免許状 という ) を有しているか 又は保育士登録を受けていること ただし 学級担任にあっては原則として幼稚園教諭免許状を有していることとし 教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員にあっては原則として保育士登録を受けていることとする (6) 施設設備について 次に掲げる基準に適合すること

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し かつ 登録を受けたものに限る ) 主幹保育教諭 指導保育教諭 保育教諭 助保育教諭又は講師であって の教育及び保育に直接従事するものの数をいう 二この表に定める員数は 同表の上欄のの区分ごとに下欄の数に応じ定める数を合算した数とする 三この表の第一号及び第二号に係る員数が学級数を下るときは 当該

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保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

(6) 教育及び保育の目標及び主な内容 ( 認定こども園として目指す教育及び保育の目標 理念 ) ( 教育及び保育のねらい ) ( 教育及び保育の内容の概要 ) (7) 開園日数 開園時間等 年間開園日数 休園日数 開園時間 保育時間 ( 長時間 ) 保育時間 ( 短時間 ) 平日土曜日日曜日 祝日

記 1. 学級編制について ( 基準省令第 4 条関係 ) 幼保連携型認定こども園においては 基準省令第 4 条の規定に基づき 教育課程に基づく教育を行うため 学級編制を行うことが求められるが 学級を編制するにあたっては 子ども 子育て支援法 ( 平成 24 年法律第 65 号 ) 第 19 条第

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

 

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

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目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

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5 先に認定こども園に移行した園から 認定こども園に移行するための大阪市への応募書類の量が多いし内容も難しい と聞いて 移行を躊躇している 認定こども園になると 大阪市への毎月の報告など園の事務負担が大幅に増える と聞いて 移行を躊躇している 一般的に 認定こども園に移行すると説明していますが 法的

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第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

る危害防止に十分な考慮を払って設けられなければならない ( 保育所等との連携 ) 第 7 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業者を除く 以下この条 次条第 1 項 第 15 条第 1 項及び第 2 項 第 16 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 17 条 第 18 条第 1 項から

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Transcription:

船橋市子ども政策課 認定こども園 ( 幼保連携型を除く ) の認定の要件を定める条例 ( 案 ) 骨子について (1) 現行の認定こども園の制度について認定こども園には以下の4 類型があり 子ども 子育て支援新制度の施行に伴い 幼保連携型認定こども園の認可権限は政令指定都市 中核市に既に移譲されていますが 他の3 類型については 現在都道府県 政令指定都市が認定等を行っています 認定こども園の類型 類型 (H30.10 月時点の 説明法的性格設置主体認可 認定 本市施設数 ) 幼保連携型 (4) 幼稚園機能と保育所機能の両方の機能を併せ持つ単一の施設として認定こども園の機能を果たすタイプ 学校かつ児童福祉施設 国 自治体学校法人社会福祉法人 都道府県政令指定都市中核市 幼稚園が 保育を必要とする子どものため 幼稚園型 の保育時間を確保するなど 保育所的な機能を備えて認定こども園の機能を果たすタ 学校 ( 幼稚園 + 保育所機能 ) 国 自治体学校法人 イプ 認可保育所が 保育を必要とする子ども以 現行 保育所型 外の子どもも受け入れるなど 幼稚園的な機能を備えることで認定こども園の機能を 児童福祉施設 ( 保育所 + 幼稚園機能 ) 都道府県政令指定都市 果たすタイプ 設置主体の 地方裁量型 (2) 認可保育所以外の保育機能施設等が 保育を必要とする子ども以外の子どもも受け入れるなど 幼稚園的な機能を備えることで認定こども園の機能を果たすタイプ 幼稚園機能 + 保育所機能 制限なし (2) 制定の趣旨 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律 ( 第 8 次地方分権一括法 ) により 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 ( 認定こども園法 ) が一部改正され 平成 31 年 4 月に幼保連携型以外の認定こども園の認定等の権限が 都道府県から中核市へ移譲されます 移譲を受けるにあたり 本市でも幼保連携型以外の認定こども園の認定に係る設備及び運営の要件を定めることが必要となったため 条例を新規に制定します (3) 認定の要件を定める条例案の概要本市が認定要件を定めるにあたっては 千葉県からの権限移譲という性質から 原則として千葉県の認定要件を基本とします その上で 本市の保育所の認可基準 幼保連携型認定こども園の認可基準と整合をとるため 別表の項目について国基準や県条例と異なる独自基準の設定を検討しています (4) スケジュール 平成 31 年 4 月 1 日施行 ( 予定 ) 1

別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されている学校医を設置していれば可 本市の考え方 本市の保育所の基準と同等に規定し 整合をとることとします 3 歳以上児の学級の編制 1 学級 35 人以下 学級担任の配置 3 歳児 : 1 学級 30 人以下 4.5 歳児 : 1 学級 35 人以下 学級担任の配置 3 歳児 :1 学級 30 人以下 4.5 歳児 :1 学級 35 人以下 学級担任の配置 本市の考え方 4.5 歳児と比べより多くの援助を必要とすることから 県条例と同等に 3 歳児学級については 30 人以下とします 備えるべき設備 保育室又は遊戯室 屋外遊戯場 調理室 乳児室又はほふく室 ( 満 2 歳未満の保育を行う場合 ) 国基準通り 保育室又は遊戯室 屋外遊戯場 調理室 便所 乳児室又はほふく室 ( 満 2 歳未満の保育を行う場合 ) 保健室 ( 満 2 歳未満の保育を行う場合 ) 本市の考え方 本市の保育所で規定されている保健室 便所を国基準に加え規定し 整合をとることとします 保育室の面積等 2 歳以上児 : 保育室又は遊戯室 1.98 m2 / 人 0 1 歳児 : 乳児室 1.65 m2 / 人ほふく室 3.3 m2 / 人 2 歳以上児 : 保育室又は遊戯室 1.98 m2 / 人 0 1 歳児 : 乳児室又はほふく室 3.3 m2 / 人 2 歳以上児 : 保育室及び遊戯室 3.0 m2 / 人 ( ただし当面の間保育室又は遊戯室 1.98 m2 / 人でも可 ) 0. 1 歳児 : 乳児室又はほふく室 4.95 m2 / 人 ( ただし当面の間乳児室又はほふく室 3.3 m2 / 人でも可 ) 満 3 歳以上の保育室又は遊戯室の面積について 既存施設が幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園の認定を受ける場合は 幼稚園設置基準で定める園舎の面積を満たせば可 ( 国 県条例と同等 ) 本市の考え方 本市の保育所 幼保連携型の基準と同等に規定し 整合をとることとします 耐火基準避難経路 規定なし 規定なし 幼稚園型認定こども園における連携施設を構成する保育機能施設又は地方裁量型認定こども園について 2 階以上に保育室等を設ける場合は 耐火建築物又は準耐火建築物 ( ロ準耐を除く ) であり 保育室等が設置されている階に応じ 常用 避難用の区分毎に必要な設備を設けていること 本市の考え方 園児の安全を確保するため 保育所の基準と同等に規定することとします その他 規定なし 規定なし 人権の尊重 平等原則 虐待の禁止 秘密保持等 本市の考え方 国基準 県条例に規定がない項目で 児童福祉施設の一般的要件について 保育所 幼保連携型の認可基準と同等に規定することとします 上記以外の項目については 国基準 県条例と同等に規定する予定です 2

参考 国基準 県条例と同等に規定する予定の主な項目 内容 (P2 の独自基準の項目以外 ) 職員配置 項目 ( 保育従事者の数 ) (0~2 歳児の保育に従事 (3 歳以上児の教育及び保育に従事 ( 学級担任 ) (3 歳以上児の教育及び保育時間相 当利用児の保育に従事 ( 認定こども園の長 ) 園舎位置 ( 認定こども園法第 3 条第 3 項の幼 稚園及び保育機能施設の建物及び付 属設備 ) 園舎の面積 0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 常時 2 人以上 保育士の資格を有する者でなければならない 幼稚園の教員免許状及び保育士の資格を併有する者が望ましい ( いずれかを有する者でも可 ) 幼稚園の教員免許状を有する者でなければならない ただし 保育所型又は地方裁量型で幼稚園の教員免許状を有する者とすることが困難なときは 保育士資格を有する者で意欲 適正及び能力等を考慮して適当と認められる者を 幼稚園の教員免許状取得に向けた努力を行っている場合に限り学級担任とすることができる 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型又は地方裁量型で保育士の資格を有する者とすることが困難なときは 幼稚園の教員免許状を有する者で意欲 適正及び能力等を考慮して適当と認められる者を 保育士資格取得に向けた努力を行っている場合に限り 3 歳以上の教育及び保育時間相当利用児の保育従事者とすることができる 教育及び保育並びに子育て支援を提供する機能を総合的に発揮させるよう管理及び運営を行う能力を有しなければならない 同一又は隣接する敷地内にあることが望ましいが 同一又は隣接する敷地内にない場合は次の要件を満たさなければならない 1 子どもに対する教育及び保育の適切な提供が可能であること 2 子どもの移動時の安全が確保されていること 次の 1 と 2 を合算した面積以上 13 歳以上の園児に係る学級数に応じ次の面積 1 学級の場合 :180 m2 2 学級以上の場合 :320 m2 +100 m2 ( 学級数 -2) 23 歳未満の園児数に応じて 保育室の面積等 により算定した面積 屋外遊戯場の面積 ただし 既存施設が保育所型又は地方裁量型の認定を受ける場合で 保育室又は遊戯室 ( 満 2 歳未満の保育を行う場合は加えて乳児室又はほふく室 ) の面積基準を満たすときはこの限りではない 次のいずれか大きい面積以上 12 歳以上児 3.3 m2 2 次の合計面積ア 3 歳以上の園児に係る学級数に応じ次の面積 2 学級以下の場合 :330 m2 +30 m2 ( 学級数 -1) 3 学級以上の場合 :400 m2 +80 m2 ( 学級数 -3) イ 2 歳児 3.3 m2 ただし 既存施設が保育所型又は地方裁量型の認定を受ける場合で 1 の基準を満たすときは 2 の基準を満たすことを要しない また 既存施設が幼稚園型又は地方裁量型の認定を受ける場合で 2 の基準を満たす場合は 1 の基準を満たすことを要しない 3

項目 屋外遊戯場の代替場所及び要件 ( 保育所型又は地方裁量型 ) 食事の提供 保育所型又は地方裁量型については 屋外遊戯場を以下の要件を満たす付近の適当な場所に代えることができる 1 子どもが安全に利用できる場所であること 2 利用時間を日常的に確保できる場所であること 3 教育及び保育の適切な提供が可能であること 4 屋外遊戯場の面積基準を満たす場所であること 自園調理とする ただし 3 歳以上児については 次の要件を満たす場合に限り園外で調理し搬入することができる ( この場合も加熱 保存等の調理機能設備を備えること ) 1 食事の提供の責任が当該認定こども園にあり その管理者が衛生面や栄養面等業務上必要な注意を果たし得る体制及び調理業務委託契約の内容が確保されていること 2 当該認定こども園又は市町村等の栄養士により献立等について指導が受けられる体制にある等 栄養士による必要な配慮が行われること 3 受託業者について 認定こども園における給食の趣旨を充分に認識し 衛生面 栄養面等 調理業務を適切に遂行できる能力を有する者とすること 4 子どもの年齢及び発達の段階並びに健康状態に応じた食事の提供や アレルギー アトピー等への配慮 必要な栄養素量の給与など 子どもの食事の内容 回数及び時機に適切に応じることができること 5 子どもの発育及び発達の過程に応じた食育計画に基づき食事を提供するよう努めること 教育及び保育の内容 保育者の資質向上等 幼稚園型認定こども園においては食事を提供する子どもの数が 20 人に満たない場合は 調理室を備えないことができる ( この場合も自園調理のために必要な調理設備を備えること ) 幼保連携型認定こども園教育 保育要領を踏まえ 幼稚園教育要領及び保育所保育指針に基づかなければならない また 子どもの 1 日の生活のリズムや集団生活の経験年数が異なること等の認定こども園に固有の事情に配慮したものでなければならない 教育及び保育が 次に掲げる事項を踏まえ実施されること 1 教育及び保育の基本及び目標 2 認定こども園として配慮すべき事項 3 教育及び保育の計画並びに指導計画 4 環境の構成 5 日々の教育及び保育の指導における留意点 6 小学校教育との連携 1~6 の詳しい内容については 国基準 : 第五教育及び保育の内容 を参照してください 次に掲げる点に留意して 子どもの教育及び保育に従事する者の資質向上等を図らなければならない 1 教育及び保育に従事する者は 自らその資質の向上に努めることが重要であること 2 日々の指導計画の作成等に必要な時間について様々な工夫を行うこと 3 幼稚園教諭免許を持つ者と保育士資格を持つものとの相互理解を図ること 4 教育及び保育に加え 子育て支援事業等多様な業務が展開されるため 内外の研修の幅を広げること 5 認定こども園の長について 多様な機能を一体的に発揮させる能力や地域の人材 資源を活用する調整能力を向上させること 4

子育て支援 項目 一体的な管理運営 教育及び保育の時間 開園日数及び開園時間 情報開示 公正な選考 安全体制の確保 事故等が発生した場合の補償 自己評価 外部評価 表示 ( 配置上置かなければならない職員 の数 ) (0~2 歳児及び 3 歳以上児の教育及 び保育時間相当利用児の保育に従事 (3 歳以上児の教育及び保育に従事 (1 日につき 8 時間を超えて開所す る認定こども園 ) ( 上記 3 欄の場合において代えるこ とができる職員の数 ) 子育て支援事業は次に掲げる点に留意して実施しなければならない 1 保護者の子育て力の向上を積極的な支援すること また 地域の子育て世帯に働きかけていくような取組も有意義であること 2 子育て支援としては子育て相談や親子の集いの場の提供など多様な事業が考えられるが 例えば子育て相談や親子の集う場を週 3 日以上開設する等 保護者の利用希望に応じた体制を確保すること 3 研修等により必要な能力を涵養し 専門性と資質を向上させるとともに 地域の人材や社会資源を活かしていくこと 1 人の長を置き 全ての職員の協力を得ながら一体的な管理運営を行わなければならない 1 日につき 8 時間を原則とする 教育及び保育を適切に提供できるよう 地域の実情に応じて定めなければならない 保護者が多様な施設を適切に選択できるよう 情報開示に努めなければならない 特別な配慮が必要な子どもの利用が排除されることのないよう 選考を公正に行わなければならない 地方公共団体との連携を図り 特別な配慮が必要な子どもの受入れに適切に配慮しなければならない 耐震 防災 防犯等子どもの健康及び安全を確保する体制を整えなければならない 事故等が発生した場合の補償を円滑に行えるよう 適切な保険や共済制度への加入を通じて補償の体制を整えなければならない 自己評価 外部評価等において子どもの視点に立った評価を行い その結果の公表等を通じて質の向上に努めなければならない 建物又は敷地の見やすい場所に 認定こども園である旨の表示をしなければならない 園児の登園又は降園の時間帯その他の園児が少数である時間帯において 配置基準上置かなければならない職員の数が 1 人となる場合 当分の間 置くものとされる職員のうち 1 人は都道府県知事が幼稚園の教員免許状又は保育士の資格を有する者と同等の知識及び経験を有すると認められる者にすることができる 当分の間 保育士の資格を有する者に代えて幼稚園の教員免許状又は小学校教諭若しくは養護教諭の普通免許状を有する者をもって代えることができる 当分の間 幼稚園の教員免許状及び保育士の資格を併有する者に代えて小学校教諭又は養護教諭の普通免許状を有する者をもって代えることができる ( 補助者を除き 教育課程に基づく教育に従事してはならない ) 開所時間を通じて必要となる職員の総数が 利用定員に応じて置かなければならない職員の数を超える場合に置かなければならない幼稚園の教員免許状又は保育士の資格を有する者については 当分の間 開所時間を通じて必要となる職員の総数から 利用定員に応じて置かなければならない職員の数を差し引いた数の範囲内で 都道府県知事が同等の知識経験を有すると認める者をもって代えることができる ( この場合も補助者として従事する場合を除き 教育課程に基づく教育に従事してはならない ) 代える者の総数は 置くものとされる職員の数の 1/3 を超えてはならない 5