グラフで見る2018 年5 月の中国経済動向

Similar documents
グラフで見る2018 年3 月の中国経済動向

グラフで見る2018年11月の中国経済動向

グラフで見る2019年1~3月の中国経済動向

中国:PMI が示唆する生産・輸出の底打ち時期

中国:なぜ経常収支は赤字に転落したのか

中国 資金流出入の現状と当局による対応

中国:大都市の住宅頼みの景気底入れへ

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

中国経済の2018年問題

4月CPI~物価は横ばいの推移 耐久財の特殊要因を背景に、市場予想を上回る3 ヶ月連続の上昇

2019年度はマクロ経済スライド実施見込み

中国:「人民元ショック」再燃リスクに要注意

2019年の中国経済見通し:強まる景気減速感

12月CPI

<4D F736F F F696E74202D E835A838B94C5817A837D815B B834A E738FEA816A2E >

ロシア 3節 第 第3節 ロシア 1 マクロ経済動向 ロシア経済は 緩やかな回復基調にある 2014 年 7 以下 輸出 個人消費 消費者物価 金融市場の動 月以降のウクライナ危機発生及びクリミア併合に伴う 向を中心に概観する 欧米からの経済制裁に加え 2015 年以降 原油価格 の下落を主因として

先行き高めの成長が持続 現状 : 内外需要が堅調足許の経済は内外需要が堅調を維持 輸出は世界経済の回復を背景に急拡大 個人消費は良好な雇用所得環境を受けて 若干減速しつつも安定的に拡大 企業マインドの改善によって 固定資産投資に底入れの兆し 堅調な需要拡大を受けて 工業生産は高めの伸びを維持 展望

先行き景気は緩やかに減速 現状 : 景気は減速局面入りでは 217 年 1~12 月期の実質 GDP が前年同期比 +6.8% と 前の期から横ばいに 環境規制の強化や貸出金利の上昇が景気の押し下げ要因となった一方 世界経済の回復を反映した輸出の拡大が押し上げ要因に 217 年通年の経済成長率は前年

先行き高めの成長が持続 現状 : 内外需要が堅調経済は内外需要が堅調を維持 輸出が世界経済の回復を背景に拡大 工業生産も高めの伸びが持続 もっとも 固定資産投資の増勢は鈍化傾向 内訳をみると 民間投資と不動産開発投資が小幅に加速したものの 国有企業の設備投資やインフラ投資が減速 政府は 民間投資が拡

3_2

現代資本主義論

2018 年第 1 四半期ベトナム経済事情 2018 年 4 月 在ベトナム日本大使館経済班 ( 注 ) 本資料の記載情報は, 信頼できると考えられる情報源等を元に作成しておりますが, その正確性 完全 性を保証するものではありません また, 記載された数値, 意見, 予測等は, 作成時点のものであ

[000]目次.indd

本文

国際与信は再び中国へ向かう

【ロシア最新経済金融週報】

<92868D918C6F8DCF D E786C73>

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

untitled

先行き景気は緩やかに減速 現状 : 景気は減速局面入り経済は減速局面入り 政府が環境規制を強化したため 重工業で減産の動き 短期市場金利を高めに誘導するとともに 金融監督を強化したことも 企業の資金調達コストを上昇させ 固定資産投資が緩やかに減速 小型車減税措置の完全終了 (217 年末 ) に伴い

中国:春節にみられた消費の変化

個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入状況

先行きも高めの成長が持続 現状 : 堅調さを維持経済は 一部で弱い動きがみられるものの 堅調さを維持 弱い動きは主に耐久消費財 一部の固定資産投資 輸出の 3 分野で出現 もっとも こうした弱めの動きは限定的であり 景気を大きく下押しするほどのマイナス影響は顕在化せず 実際 工業生産や輸入は堅調な伸

FOMC 2018年のドットはわずかに上方修正

企業活動のグローバル化に伴う外貨調達手段の多様化に係る課題

経済:マーケット・フォーカス

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

目 次 第 1 章 中国経済の減速と世界経済 第 1 節 中国経済の減速と世界経済 1 下方修正の続く世界経済 2 意識される中国リスク 3 中国経済下振れの影響 第 2 節 安定成長を模索する中国経済 1 過剰投資 過剰生産 過剰信用の解消 2 中所得国の罠の回避 3 人口減少 高齢化 環境要因

PowerPoint プレゼンテーション

第1章

untitled

(Taro-\222\262\215\270\225[.A4\207B.jtd)

1. トピック : 停滞局面入りした中国経済 ビジネスサイクルクロックでみた中国の景気は停滞局面入り小売 企業収益の下振れが停滞局面入りの契機に小売鈍化の主因は自動車販売の弱含み小型車減税廃止の影響が自動車販売を下押し住宅ローン負担の高まりも消費の重しとなっている可能性 このところ減速しているとはい

CW6_A3657D14.indd

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

untitled

2

22101_PremierTouch_A011_H10B11_201906_2

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

中国:ネット市場が示唆する成長余力

1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

野村資本市場研究所|資本規制下の人民元の国際化の限界― 内外市場間の裁定取引によって歪められた資金の流れ ―(PDF)

untitled

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

GDP + subsektorer (kvartal)

1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

2015 年 3 月 9 日 対外 対内証券投資の動向 (2015 年 2 月分 ) 投資信託委託会社等による対外証券投資が大幅増加 財務省の 対外及び対内証券売買契約等の状況 ( 指定報告機関ベース ) によると 2 月の対外証券投資は +2 兆 6,754 億円の取得超となり 前月の +2 兆

<92868D918C6F8DCF D E786C7378>

1. トピック :216 年 1~12 月期 GDP の評価と今後の見通し 1~12 月期の実質成長率は小幅に上昇インフラ投資の一服により投資は減速小売も低下したが 雇用所得環境は改善外需寄与度も低下しており 在庫増が 1~12 月期成長率の押し上げに寄与した模様 216 年後半に企業景況感が回復資

スライド タイトルなし

Microsoft Word - ₥+ èª¿æŁ»ï¼›ï¼“çŽºè¡¨å¾„èª¤åŁŠä¿®æŁ£.docx

2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

拡大する企業の「投資」

NZD NZDANZActivityOutlook 01:00 21: NZD ニュージーランド NBNZビジネス信頼感指数 01:00 21: AUD オーストラリア HIA 新規住宅販売件数 (MoM) 01:00 21:00 0.6% AUD オーストラリア民間事業

Microsoft Word - 18_2

景気は緩やかに減速へ 現状 : 景気は持ち直し 7 月は弱含む指標が散見されたものの 総じてみれば経済の好調は持続 実質小売売上高は所得環境の改善により上向き 民間固定資産投資は企業の景況感が改善するなか持ち直し 輸出も世界経済の回復によって持ち直し傾向にあり 内外需ともに回復が明確化 政府が昨年か

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(217 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ

1 概 況

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

中小企業の動向

スライド 1

目 次 はじめに 1. 景気は減速 中国経済の重しとなる過剰債務 過剰投資 先行き 景気が大幅に下振れるリスクも おわりに はじめに GDP RIM 215 Vol.15 No.59

日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

【No

スライド 1

今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

景気は再び減速局面に 現状 : 景気は減速では ~ 月期の実質 GDP 成長率が前年同期比 +.% と 四半期ぶりに低下 足許の景気減速の背景として 政府が政策スタンスを変えたことが指摘可能 昨年まで 政府は景気失速を回避するために 積極的な財政支出と金融緩和を実施していたものの 過剰生産や不動産市

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(216 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

nichigingaiyo

2018 年 10 月号 中国の金融経済動向について 中国の AI 動向について 千葉銀行上海駐在員事務所

部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

経済見通し

○ユーロ

untitled

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

Microsoft Word - 15_2

Microsoft Word ECB利下げ.doc

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

<92868D918C6F8DCF D E786C7378>

ASEAN との経済関係が再び強まる韓国 ASEAN ASEAN ASEAN ASEAN ASEAN1 16 RCEP 1. ほぼピークに達した対中輸出依存度 (1) 上昇傾向にある対 ASEAN 輸出依存度 ASEAN 2 WTO 21 RIM 213 Vol.13 No.49

<4D F736F F D F28955C8E86298AD690BC926E88E690DD94F5938A8E918C7689E692B28DB E646F6378>

Transcription:

中国 218 年 月 22 日全 1 頁 グラフで見る 218 年 月の中国経済動向 景況感 経済調査部 研究員永井寛之 中国国家統計局と中国物流購入連合会が発表した 218 年 月の製造業購買担当者景気指数 (PMI) は 1.9 と 4 月から.pt 上昇した 商品価格が上昇していることにより石油 石炭産業が好調であった 非製造業 PMI は 4.9 と 4 月より.1pt 上昇した 上記製造業 PMI を企業規模別に見ると 大型企業は 3.1(4 月は 2.) 中型企業は 1.(4 月は.7) と上昇したが 小型企業は 49.(4 月は.3) と低下した 中国メディアの財新と調査会社 IHS マークイットが発表した 月の製造業 PMI は 1.1 サービス業 PMI は 2.9 と いずれも 4 月から変化がなかった 各種 PMI 8 7 4 3 2 1 49 製造業 非製造業購買担当者景気指数 (PMI) の推移 製造業非製造業景気拡大と縮小の分岐点 48 企業規模別製造業 PMIの推移 4 大型企業 中型企業 小型企業 平均 3 2 1 49 48 47 4 4 44 4 3 2 1 49 48 47 4 財新 IHSマークイットの製造業 サービス業 PMIの推移製造業サービス業 ( 出所 ) 財新 IHS Markit Bloombergより大和総研作成 株式会社大和総研丸の内オフィス 1-7 東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号グラントウキョウノースタワー このレポートは投資勧誘を意図して提供するものではありません このレポートの掲載情報は信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが その正確性 完全性を保証するものではありません また 記載された意見や予測等は作成時点のものであり今後予告なく変更されることがあります 大和総研の親会社である 大和総研ホールディングスと大和証券 は 大和証券グループ本社を親会社とする大和証券グループの会社です 内容に関する一切の権利は 大和総研にあります 無断での複製 転載 転送等はご遠慮ください

2 / 1 鉱工業生産 218 年 月の鉱工業生産は前年同月比.8% 増となり 4 月の同 7.% 増から伸び率が低下した 1~ 月は前年同期比.9% 増と 217 年の前年比.% 増からは加速している 217 年の売上上位 業種の動向を見ると 月は通信設備 コンピューター等は前年同月比 13.% 増 鉄鋼は同 7.4% 増 自動車製造業は同 13.2% 増と伸び率が上昇したものの 化学は同 4.3% 増 電気機械は同.4% 増と伸び率が低下した 18 年 月の発電量は前年同月比 9.8% 増 1~ 月の前年同期比 8.% 増と 17 年の前年比.9% 増から伸び率が上昇している 鉱工業生産 12 鉱工業生産伸び率の推移 ( 前年同月比 ) 2 業種別鉱工業生産伸び率の推移 ( 前年同月比 ) 1 2 8 1 4 2 - -1 - 通信設備 コンピューター等化学自動車製造業電気機械鉄鋼 ( 注 )1-2 月は平均 -2 ( 注 )1-2 月の伸び率は平均 発電量 (kwh),, 4, 3, 2, 1, 発電量の推移 発電量発電量伸び率 ( 右 ) 12 9 3-3 - ( 注 )1-2 月は平均

3 / 1 物価 218 年 月の消費者物価指数 (CPI) は前年同月比 1.8% 上昇と 4 月の同 1.8% 上昇から伸び率が変わらなかった 食品は同.1% 上昇 非食品は同 2.2% 上昇であった 食品価格の上昇幅縮小は 肉類が 4 月 : 同 8.8% 下落 月 : 同 9.3% 下落 とマイナス幅が拡大したことなどが主因である 豚肉は供給過剰により 4 月 : 同 1.1% 下落 月 : 同 1.7% 下落とマイナス幅が拡大し CPI 全体を.43%pt 押し下げた 一方 生鮮野菜は 4 月 : 同 8.2% 上昇 月 : 同 1.% 上昇 卵は 4 月 : 同 14.9% 上昇 月 : 同 2.8% 上昇 と伸び率が上昇した 非食品では ガソリン価格の上昇などを要因に交通 通信の伸び率が 4 月 : 同 1.1% 上昇 月 : 同 1.8% 上昇と伸び率が上昇した 月の工業製品出荷価格指数 (PPI) は前年同月比 4.1% 上昇と 4 月の同 3.4% 上昇から伸び率が上昇した うち石炭 石油などの採掘工業品価格は 原油価格の上昇などを背景に 4 月 : 同.1% 上昇 月 : 同 8.1% 上昇 鉄鋼などの原材料工業品価格は 4 月 : 同.7% 上昇 月 : 同 7.4% 上昇と いずれも伸び率が上昇した 消費者物価 8 4 2-2 -4 - CPI 伸び率の推移 ( 前年同月比 ) 物価抑制目標 CPI 全体食品非食品 CPI 消費者物価指数分類別伸び率 ( 前年同月比 %) 食品 衣服 住居 生活用品及びサービス 交通 通信 教育文化 娯楽 医療保険 その他用品 サービス 217/2.8-4.3 1.2 2.. 1.7 1.8.1 3.1 217/3.9-4.4 1.3 2.4.7 2. 2.3.3 2.9 217/4 1.2-3. 1.3 2.4.8 1.8 2..7 3.4 217/ 1. -1. 1.3 2. 1. 1.1 2..9 2.9 217/ 1. -1.2 1.4 2. 1.1.1 2..7 2.8 217/7 1.4-1.1 1.4 2. 1.1 -.2 2.. 1.3 217/8 1.8 -.2 1.3 2.7 1.3.7 2..9 1.4 217/9 1. -1.4 1.3 2.8 1.4. 2.3 7. 1.4 217/1 1.9 -.4 1.2 2.8 1..8 2.3 7.2 1.8 217/11 1.7-1.1 1.2 2.8 1. 1.3 2. 7. 1.7 217/12 1.8 -.4 1.3 2.8 1. 1.2 2.1. 1.9 218/1 1. -. 1.4 2.7 1..2.9.2 1.2 218/2 2.9 4.4 1.1 2.2 1.8 1. 3.7. 1.7 218/3 2.1 2.1 1.1 2.2 1..3 2.2.7 1.2 218/4 1.8.7 1.1 2.2 1. 1.1 2..2.9 218/ 1.8.1 1.1 2.2 1. 1.8 1.9.1 1. 生産者物価 PPI 伸び率の推移 ( 前年同月比 ) 1 工業製品出荷価格指数 8 4 2-2 -4 - -8 工業製品出荷価格指数の内訳 ( 前年同月比 %) 工業製品出荷価格指数 生産財価格 生活財価格 採掘原材料加工耐久食品衣類日用品工業品工業品工業品消費財 217/3 7. 1.1 33.7 14.9..7.7 1.3 1.4 -.4 217/4.4 8.4 28.3 13..2.7. 1. 1.4 -.1 217/. 7.3 22.7 11.1 4...3 1. 1.1.2 217/. 7.3 18.3 1..4..1 1.3 1..1 217/7. 7.3.8 9.3.8..4 1.2.. 217/8.3 8.3 18.2 11..4..7 1.4.8. 217/9.9 9.1 17.2 11.9 7.3.7.7 1.2 1.3. 217/1.9 9. 14.7 11. 7..8..9 1.9. 217/11.8 7. 1.8 9.7.3..4.7 1.7. 217/12 4.9.4 9.1 8.1...2. 1. -.2 218/1 4.3.7.8 7.3 4.9.3..8 1.4 -.3 218/2 3.7 4.8.4.9 4.2.3.. 1.1 -.1 218/3 3.1 4.1..1 3.7.2..3.9 -.3 218/4 3.4 4..1.7 3.9.1.1.2.9 -. 218/ 4.1.4 8.1 7.4 4.4.3.3.3 1.1 -.7

4 / 1 小売 218 年 月の小売売上 ( 名目 ) は前年同月比 8.% 増と 4 月の同 9.4% 増から低下した 消費刺激が期待できる端午節が 月にずれ込んだことなどが要因だと考えられる 1~ 月の名目小売は前年同期比 9.% 増と 217 年の前年比 1.2% から減速している 月の小売売上 ( 実質 ) は前年同月比.8% 増と 4 月の同 7.9% 増から減速した 1~ 月のネット販売 ( 除サービス ) は前年同期比 3.% 増と 217 年の前年比 28.% 増から加速している 中国汽車工業協会によると 月の自動車販売台数は 前年同月比 9.% 増の 228.8 万台であった 1~ 月の累計自動車販売台数は 前年同期比.7% 増の 1,179.2 万台であった 月の乗用車販売台数は前年同月比 7.9% 増の 188.9 万台 1~ 月の累計では前年同期比.1% 増の 99.1 万台であった 新エネルギー車の販売が急増していることも販売堅調の一因であり 1~ 月の乗用車販売を 1.7%pt 押し上げた これは エコカー補助金の対象車種の技術水準が 月から引き上げられることによる駆け込み販売の可能性もある 車種別 ( 以下 月 前年同月比 ) は 普通乗用車が 12.1% 増と伸び率が上昇したものの SUV( スポーツ用多目的車 ) が.% 増と伸び率が低下した MPV( 多機能乗用車 ) は 7.1% 減とマイナス幅が拡大した 小売売上の推移 14 13 12 小売売上伸び率の推移 ( 前年同月比 ) 名目 実質 2 2 ネット販売 シェアと伸び率 ( 前年同期比 ) の推移 小売総額に占めるネット販売シェアネット販売伸び率 ( 右 ) 4 11 1 3 9 8 1 2 7 ( 注 )1-2 月は旧正月の影響を避けるため平均値 17 年 3 月 18 年 1-2 月の実質伸び率は未公表 1 17 18 ( 注 ) 小売総額に占めるネット販売 ( 除サービス ) のシェアは単月で計算 1-2 月は平均値 ネット販売伸び率は当局公表の前年同期比 1 自動車販売 ( 万台 ) 4 3 3 2 2 1 自動車販売台数の推移 乗用車商用車自動車販売全体自動車販売伸び率 ( 前年同月比 右 ) ( 注 ) 自動車は乗用車と商用車の合計 1-2 月の伸び率は平均 ( 出所 ) 中国汽車工業協会 CEICより大和総研作成 3 2 2 1 - -1 9 7 4 3 - -3 乗用車販売伸び率の推移 ( 前年同月比 ) 乗用車販売うち普通乗用車うち SUV うち MPV( 右 ) 3 2 2 1 - -1 ( 注 )1-2 月は平均 SUVはスポーツ用多目的乗用車 MPVは多機能乗用車 ( 出所 ) 中国汽車工業協会 CEICより大和総研作成

/ 1 投資 218 年 1~ 月の固定資産投資は前年同期比.1% 増と 217 年の前年比 7.2% 増から伸び率が低下した 同じ統計でさかのぼれる 199 年 12 月以来の最低を記録した 全体の 4 割弱を占める国有部門は 過剰生産能力を抱える分野を中心に新規投資が抑制された結果 1~ 月は前年同期比 4.1% 増と 217 年の前年比 1.1% 増から伸び率が低下した 一方 全体の 割強を占める民間部門では 新エネルギー自動車の生産が好調な自動車製造業や一般機械などの製造業さらに建設業などが好調であった結果 1~ 月は前年同期比 8.1% 増と 217 年の前年比.% 増から伸びが上昇した 1~ 月の固定資産投資を主要業種別に見ると 鉱業は前年同期比 1.8% 減 (217 年は前年比 1.% 減 ) とマイナス幅が縮小した 交通関連や公共事業関連の PPP( 官民連携 ) プロジェクトの一部停止や見直しが進められていることを背景に インフラは前年同期比.% 増 (217 年は前年比 13.9% 増 ) と伸び率が低下した 製造業は前年同期比.2% 増 (217 年は前年比 4.8% 増 ) と伸び率が上昇した 1~ 月の不動産開発投資は前年同期比 1.2% 増と 217 年の前年比 7.% 増から伸び率が上昇した 不動産新規着工面積 完工面積は それぞれ前年同期比 1.8% 増 同 1.1% 減であった 固定資産投資 3 固定資産投資主要業種別伸び率の推移 3 固定資産投資伸び率の推移 2 2 1 2-1 -2-3 固定資産投資製造業鉱業インフラ ( 注 )1 月からの累計の前年同期比 1-2 月は平均 インフラは合成伸び率 ( 出所 ) 中国国家統計局 CEICより大和総研作成 不動産開発投資 固定資産投資産業別寄与度 1 固定資産投資うち国有企業 うち民間企業 ( 注 )1 月からの累計の前年同期比 1-2 月は平均 4 不動産開発投資 新規着工 完工面積伸び率の推移 不動産開発投資新規着工面積完工面積 (% %pt) 2 固定資産投資伸び率に対する産業別寄与度第一次産業 3 2 第二次産業第三次産業 固定資産投資全体 1 - -3 ( 注 )1 月からの累計の前年同期比 1-2 月は平均 ( 注 )1-2 月は平均

/ 1 住宅 218 年 1~ 月の住宅販売金額は前年同期比 12.8% 増と 217 年の前年比 11.3% 増から伸び率が上昇した 1~ 月の住宅販売面積は前年同期比 2.3% 増と 217 年の前年比.3% 増から減速している 月の主要 7 都市新築商品住宅価格 ( 平均 ) は 前年同月比.4% 上昇 前月比.8% 上昇となり 価格は安定化している 前月比で上昇したのは 1 都市 (4 月は 8 都市 ) 下落したのは 7 都市 (4 月は 1 都市 ) 変化がなかったのは 2 都市 (4 月は 2 都市 ) となった 月の主要 7 都市の新築商品住宅価格上昇率の上位 3 都市は 遼寧省丹東市 ( 同 11.7% 上昇 ) 遼寧省大連市 ( 前年同月比 11.% 上昇 ) 黒竜江省ハルビン市 ( 同 11.1% 上昇 ) であった 一方 下位 3 都市は 福建省福州市 ( 同 2.8% 下落 ) 江蘇省無錫市 ( 同 2.3% 下落 ) 広東省深圳市 ( 同 1.7% 下落 ) となった 深圳市の住宅価格上昇率は 11 ヶ月ぶりに最下位から脱出し 販売面積の前年比はプラスに転じている 住宅販売金額 面積の伸び率推移 新築住宅価格の伸び率推移 9 7 4 3 - -3 住宅販売金額 面積伸び率の推移 ( 累計前年比 ) 販売金額 販売面積 ( 注 )1-2 月は平均 2. 1. 1... -. -1. -1. 7 都市新築住宅価格の前月比 前年同月比の推移 2 前月比 ( 左 ) 前年同月比 ( 右 ) ( 注 ) 保障性住宅を含まない新築商品住宅 7 都市平均 1 - -1 - 新築商品住宅価格 ( 主要 7 都市の前月比変動都市数と 前年比で見る上位 下位 3 都市 ) 主要 7 都市新築商品住宅価格の前月比変動都市数 ( 都市数 ) 下落 変わらず 上昇 7 7 新築商品住宅価格指数上昇率の推移 ( 上位 下位 3 都市 前年同月比 ) 遼寧省丹東市 遼寧省大連市 黒竜江省ハルビン市 4 広東省深圳市 4 3 2 3 江蘇省無錫市 福建省福州市 1 ( 注 ) 前月よりも価格が上昇 下落した 変わらなかった 都市数をカウント - ( 注 ) 主要 7 都市のうち 218 年 月の上昇率で 上位 3 都市 下位 3 都市を抽出

7 / 1 貿易 218 年 月のドル建て輸出は前年同月比 12.% 増 輸入は同 2.% 増であった 貿易収支は 249.2 億米ドルの黒字となった 月の輸出を主要貿易相手国 地域別に見ると 米国 (4 月 : 前年同月比 9.% 増 月 : 前年同月比 11.% 増 ) 日本 (4 月 : 同 9.% 増 月 : 同 1.2% 増 ) ASEAN(4 月 : 同 17.4% 増 月 : 同 17.% 増 ) は伸び率が上昇した一方 EU(4 月 : 同 1.7% 増 月 : 同 8.% 増 ) と伸び率が低下した 18 年 1~ 月のドル建て輸出は前年同期比 13.3% 増と 217 年の前年比 7.9% 増から伸び率は上昇し ドル建て輸入も前年同期比 21.% 増と 217 年の前年比 1.1% 増から伸び率が上昇した 輸入の伸び率が相対的に高く 1~ 月の貿易収支は前年同期比 2.8% 減の 99.7 億米ドルの黒字となった 貿易不均衡問題が焦点となっている米国との貿易収支を見ると 1~ 月は 1,.4 億ドルの黒字で前年同期比 13.% 増と 217 年の前年比 1.% 増より伸び率が上昇している 米国政府は 月 29 日に 億ドルの中国製品に 2% の関税を課すとした 米国は 月 日に中国へ関税を賦課する品目について公表し 中国は対抗措置を発動すると発表した さらに 米国は追加で中国からの輸入品の 2, 億ドル分に 1% の関税を課すと表明している 18 年 月の人民元建て輸出伸び率は前年同月比 3.2% 増 輸入は同.% 増 1~ 月の人民元建て輸出は前年同期比.% 増 輸入は同 12.% 増となった 輸出入の推移 ( ドル建て ) 主要輸出国 地域 ( 億米ドル ) 8 貿易収支 ( 金額 ) と輸出 輸入伸び率 ( 前年同月比 ) の推移 4 3 4 4 2 2 2 1 1-2 -1-1 -4 貿易収支 - 輸出 ( 右 ) -2-2 -8 輸入 ( 右 ) -3-3 ( 注 )1-2 月の伸び率は平均 ( 出所 ) 中国通関統計より大和総研作成 ( 注 )1-2 月の伸び率は平均 ( 出所 ) 中国通関統計より大和総研作成 3 主要輸出国 地域 ( 前年同月比 ) 米国 日本 EU ASEAN 輸出入の推移 ( 人民元建て ) 価格 数量 (%,%pt) 3 輸出増減率の推移 ( 前年同月比 ) 輸出数量輸出価格輸出増減率 (%,%pt) 4 輸入増減率の推移 ( 前年同月比 ) 輸入数量輸入価格輸入増減率 2 3 2 1 1-1 -1-2 -2 ( 注 ) 人民元建て 1-2 月の伸び率は平均 ( 出所 ) 中国通関統計より大和総研作成 -3 ( 注 ) 人民元建て 1-2 月の伸び率は平均 ( 出所 ) 中国通関統計より大和総研作成

8 / 1 国際収支 218 年 1~ 月の中国から海外への対外直接投資 ( 非金融 ) は 479 億米ドルだった 前年同期比は 38.% 増と 18 年に入りプラスが続いている 1~ 月の対内直接投資 ( 金融 + 非金融 ) は 27 億米ドルだった 前年同期比は 3.% 増と 17 年 11 月からプラスが続いている 月末の外貨準備高は 3 兆 1,1 億米ドルと 2 ヶ月連続で前月比で減少した ドル高によりユーロ建てや円建てなどの資産価格が目減りしたことが要因の一つだと考えられる 経常収支 対内 対外直接投資 外貨準備高 ( 億米ドル ) 経常収支の推移 ( 四半期 ) 2, 貿易収支 サービス収支 第一次所得収支 第二次所得収支 1, 1, - -1, -1, 13 14 1 17 ( 出所 ) 中国国家外為管理局より大和総研作成 金融収支の推移 ( 億米ドル ) 4, 3, 2, 1, 1, 2, 3, その他投資金融派生商品 直接投資 4,, 証券投資金融収支 ( 外貨準備除く ), 7 8 9 1 11 12 13 14 1 17 ( 注 ) 金融収支赤字は対外純資産の増加を表す ( 出所 ) 中国国家外為管理局より大和総研作成 2 1 対内直接投資と対外直接投資の推移 ( 億米ドル ) ( 億米ドル ) 4, 4, 外貨準備高と前月比増減額 ( 億米ドル ) 1,2 前月比増減額 ( 右 ) 外貨準備高 8 3, 4 3, - -1 - 対内直接投資 対外直接投資 [ 非金融 ] -2 22 24 2 28 21 212 214 21 18/ ( 注 ) 対外直接投資は対外流出のため符号はマイナスで表示 ( 出所 ) 中国商務部 Haver Analytics CEIC より大和総研作成 ( 年 / 月 ) 2, -4 2, -8, -1,2 ( 出所 ) 中国人民銀行より大和総研作成

9 / 1 金融 218 年 月末の M2 伸び率は前年同月比 8.3% 4 月末の同 8.3% から伸び率が変わらなかった 1~ 月の社会資金調達金額 ( 社会融資総量 ) は前年同期比.3% 減と 217 年の前年比 9.2% 増から伸び率がマイナスに転じた シャドーバンキングの規制により委託貸出や信託貸出が低迷していることが主因である 月末の社会資金調達金額残高は 182 兆 1,3 億元で 前年同月比 1.3% 増と 217 年末の同 11.9% 増から伸び率が低下した M2 と金利 ( 億元 ) 3, 3, 2, 2,, 1,, 新規融資額とM2 伸び率の推移 18 新規融資額 M2( 右 ) 12 9 3 2 2 1 基準金利と預金準備率 貸出預金預金準備率 ( 出所 ) 中国人民銀行より大和総研作成 社会資金調達金額 ( 社会融資総量 ) の増加額と残高 社会融資総量の増加額 ( 億元 ) 全体内訳 人民元貸出外貨貸出委託貸出信託貸出 7 8 9 1 11 12 ( 注 ) 貸出 預金基準金利は一年物 預金準備率は大手行 ( 出所 ) 中国人民銀行より大和総研作成 未割引の銀行引受手形 企業債券 ( 注 ) 社会融資総量とは 金融システムから経済に供給された資金のネット増加額 ( または減少額 ) 内訳と合計は一致しない 社会融資総量の増加額に関しては 月次金額の合計値を使用 ( 出所 ) 中国人民銀行より大和総研作成 非金融企業の域内株式発行 28 年 9,84 49,42 1,947 4,21 3,14 1,,23 3,32 29 年 139, 9,943 9,2,78 4,34 4,7 12,39 3,32 21 年 14,191 79,4 4,83 8,749 3,84 23,347 11,,78 211 年 128,28 74,7,712 12,94 2,32 1,272 13,9 4,377 212 年 7,31 82,38 9,13 12,838 12,84 1,498 22,1 2,8 213 年 173,18 88,917,849 2,4 18,43 7,7 18,112 2,219 214 年 14,134 97,8 3,4 2,9,17-1,281 23,81 4,3 2 年 4,3 112,93 -,427,911 434-1,7 29,388 7,9 21 年 178,22 124,372 -,4 21,84 8,93-19,31 29,993 12,41 217 年 194,44 138,432 18 7,77 22,,34 4,421 8,79 218 年 1~ 月 79,213 7,88 239 -,3-24 933 8,9 2,24 前年同月比 -.3 4.8-4.4 純増 純減 純増 純減 -84.2 純減 純増 -41.1 社会融資総量の残高 ( 億元 ) 全体 内訳 人民元貸出外貨貸出委託貸出信託貸出 未割引の銀行引受手形 企業債券 非金融企業の域内株式発行 28 年 379,7 298,2 11,993 18,99,877 12,2 14,38,9 29 年 11,83 392,9 18,49 2,28 11,238 17,234 2,734 18,88 21 年 49,89 47,121 21,14 3,422,13 4,8 38,42 24,722 211 年 77,478 4,811 24,44 44,143 17,142,1 1,814 29,98 212 年 914,18 27,82 31,9 1,92 29,999 1,13 74,819 31,1 213 年 1,74,7 71,813 33,333 72,214 48,329 8,839 92,92 33,718 214 年 1,228,91 814,3 34,7 93,3 3, 8, 11,9 37,9 2 年 1,382,824 927,21 3,193 11,99 4,39 8,44 14,28 4,21 21 年 1,9,44 1,1,8 2,31 131,9 2,78 39,22 179,199 7,722 217 年 1,74,37 1,19,293 24,78 139,72 8,314 44,38 183,748,4 218 年 月 1,821,3 1,21,18 24,82 133,297 8,13 4,333 191,3 8,73 前年同月比 1.3 12. -.9-3.4 1..9 8.3 11.7

1 / 1 株価と為替 218 年 月の上海総合指数 深圳成分指数はそれぞれ月間 1.3% 下落 2.3% 下落だった 下旬に米中貿易摩擦への懸念が再浮上したことなどから IT 関連株などが下落した 月末の人民元の対米ドルレートは.4144 元 / ドルと月間.74% の元安となった 月 21 日時点の対米ドルレートは.47 元 / ドルと 4 月末比で.88% の元安であった 米国の長期金利上昇が背景の一つだと考えられる BIS の 月 ( 月中平均 ) の人民元の実質実効為替レートは 前月比.7% の元高 前年同月比 7.4% の元高であった 株価指数の推移, 上海総合指数の推移 2, 深圳成分指数の推移, 4, 17,, 12, 3, 1, 2, 1, 7,, 2, 14 1 17 18 ( 出所 )CEICより大和総研作成 14 1 17 18 ( 出所 )CEICより大和総研作成 人民元の対主要国際通貨為替レート 実質実効為替レート 4... 人民元の対米ドル 対ユーロ 対円レートの推移 元高 13 13 人民元高 人民元の実質実効為替レート. 12. 7. 7. 元安 12 1 8. 8. 9. 対米ドル対ユーロ対円 (1 円 ) 14 1 17 18 ( 注 ) 直近は 218 年 月 2 日 ( 出所 ) 中国人民銀行より大和総研作成 11 人民元安 ( 注 )21 年 =1 月中平均 ( 出所 ) 国際決済銀行 [BIS] より大和総研作成