2 収支の状況 一般病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は96.0 に占める収入の割合は69.1 同収入の割合は26.7 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 52.4 前年度比 0.1ポイント増 医療材料費率 21.5 同 0.3ポイント増 給食材料費率

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( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所

病床規模は 300 床未満の病院が全体で 82.5% と中小規模の病院が大半を占め 一般病院で 81.7% 療養型病院で 93.4% 精神科病院で 64.0% だった ( 図表 3) 平成 28 年医療施設 ( 動態 ) 調査によると 299 床以下の病院の割合は全体の 82.1% であることから

1. 病院経営の鍵となる指標 病床利用率の推移 1.1 病床稼働率は平均80 強 病院報告 病床稼働率と病床数の不思議な関係 は入院収益そのものに直結します人件費や設備投資などの固定費が多い病院 全病床 6 精神病床 5 は 病床稼働率が一定の水準を下回ると一気に赤字経営に陥りますそのた

1. 法人の概要 様式 1-1 公益財団法人神戸都市問題研究所企画調整局 住所 電話 078(252)0984 神戸市中央区浜辺通 5 丁目 1 番 14 号神戸商工貿易センタービル18 階 FAX 078(252)0877 ホームページアドレス


という ) は 282 件 (29.7%) 同加算を算定し ていない施設 ( 以下 従来型 という ) は 496 施設 (52.2%) であった また 在宅強化型老 健 ( 以下 在宅強化型 という ) は 137 件 (14.4%) 介護療養型老健 ( 以下 療養型 は 35 件 (3.7%)

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病院経営動向調査の概要 2019 年 7 月 3 日 ( 水 ) 独立行政法人福祉医療機構経営サポートセンターリサーチグループ

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3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

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経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

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格要件に該当することとなった場合は 登録を前提とする当協会関係の手続及び業務上の諸資格を喪失します ( 事業者登録規程第 4 項, 第 6 項及び第 7 項参照 ) また 登録審査後に財政的基礎を回復したとしても 再審査は行いませんので 次の機会にあらためて申請してください ) 4. 次のいずれかに

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届出上の注意 1 届出前 1 ヶ月の各病棟の勤務計画表 ( 勤務実績 ) 及び 2 つの勤務帯が重複する各勤務帯の申し送りの時間が分かる書類を添付すること 2 7 対 1 特別入院基本料及び 10 対 1 特別入院基本料を算定する場合には 看護職員の採用活動状況等に関する書類を添付すること

TKC医業経営指標に基づく経営動態分析

資金収支内訳表 第一号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業収益事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 事収経常経費寄附金 675,

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病棟建て直し後の経営状態 A 病 院 全 国 平 均 年間金額 収入比 年間金額 収入比 医業収入 1,300,000,000 円 - 1,336,481,664 円 - 支払利息 35,000,000 円 2.7% 16,505,100 円 1.2% 税引前利益 40,000,000 円 3.1%

1.2 設置形態一般型のうち単独で設置している施設 ( 以下 単独型 という ) は 22.8% 他の事業と併設している施設 ( 以下 併設型 という ) は 77.2% であった 認知症対応型のうち単独型は 23.1% 併設型は 76.9% であった 1.3 事業規模 2 一般型のうち小規模型施設

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2. 先行研究先行研究として 公開データが少ない中で 自治体立病院 全国民間病院 国立病院機構あるいは赤十字病院を分析対象として 病院業績の比較から財務諸表の分析や経営指標を検証した論文がある 坂本 (1990) は 自治体立病院において医業収支比率に対して 19 の経営指標の重回帰分析を行い 給与

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大垣市民病院改革プラン実施計画の概要 1. 実施計画策定までの経緯総務省が平成 19 年 2 月に示した 公立病院改革ガイドライン を踏まえ 当院では 平成 21 年 3 月に 大垣市民病院病院改革プラン を策定し 病院事業経営の改革に総合的に取り組みました 平成 25 年度以降 改革プランは 大垣


第2章 食品卸売業の経営指標

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連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

一企業当たりの事業所数は 14. 事業所 ( 前年度差.6 事業所減 ) 常時従業者数 499 人 ( 前年度比.8% 減 ) 売上高は 23.4 億円 ( 同 2.9% 減 ) 製造企業の一企業当たりの売上高は 億円 ( 前年度比 3.9% 減 ) 営業利益は 1 億円 ( 同.6%

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地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)


営業活動によるキャッシュ フロー の区分には 税引前当期純利益 減価償却費などの非資金損益項目 有価証券売却損益などの投資活動や財務活動の区分に含まれる損益項目 営業活動に係る資産 負債の増減 利息および配当金の受取額等が表示されます この中で 小計欄 ( 1) の上と下で性質が異なる取引が表示され

~ 事業計画サンプル ~ (1) 全体構想 1 創業動機 2 事業の目的 ( たとえば 資金計画等に関して ) 3 事業経験 (2) 事業内容 1 事業内容 2 事業の特色 ( 強み 課題 脅威 機会 ) 1. 強み 2. 課題 3. 脅威 4. 機会 (3) 市場規模 1 市場規模の推定 2 当社

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野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

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タイトルを入力

(2) 予想経費項目予想経費項目として 売上原価 販売費 一般管理費等を計上していく なお 人件費に関しては 各施設への人員配置人数や年間給与等から算出される 表予想経費算出における項目の設定費用項目概要売上原価売上に要する費用 ( 直売の商品仕入代金 加工施設の材料費等 ) 販売費及び一般管理費道

2

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2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の概要 ページ Ⅰ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の内容 1 Ⅱ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算書の概要 3

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第 16 回ビジネス会計検定試験より抜粋 ( 平成 27 年 3 月 8 日施行 ) 次の< 資料 1>から< 資料 5>により 問 1 から 問 11 の設問に答えなさい 分析にあたって 連結貸借対照表数値 従業員数 発行済株式数および株価は期末の数値を用いることとし 純資産を自己資本とみなす は

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製造業 ページ 303 調査対象数 1,695 調査対象数 1,541 調査対象数 971 調査対象数 464 総資本経常利益率 (%) 自己資本経常利益率 (%)

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平成 27 年度新潟県病院事業決算の概要 高度医療の提供 県民から信頼される県立病院づくり 災害に備えたトリアージ訓練 出向く医療 ~ 訪問看護 ~ 新潟県病院局

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3. その他 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) 無 (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 無 2 1 以外の会計方針の変更 無 3 会計上の見積りの変更 無 4 修正再表示 無 (3)

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第4期 決算報告書

綿貫財団会計

第 4 章事業収支シミュレーション 1. シミュレーションの作成 本章では アンケート調査結果から得られた9 月収支差プラスの事業所データ 4 をもとに その平均像をもとにした事業所 1か月当たりの事業実態のシミュレーションを試みることとする 試算にあたっては 利用者数の設定から 単月ベースの事業所

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新規文書1

第4期電子公告(東京)

Microsoft PowerPoint - ①総-1 税-1 251110課税経費率等の計算について

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4. 次のいずれかに該当する事業者は 添付別紙 債務超過事業者等の提出書類 に示す各書類 ( 以下 当書類 ) を その他の登録申請書類と合わせて 本年 7 月 31 日までに当協会へ提出してください (1) 上記 3.(1) の基準で対外金銭債務の不履行または履行遅延の発生後 1 年未経過であって

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科 目 当年度 前年度 増 減 () 旅費交通費 556,962 1,659,072 1,102,110 通信運搬費 1,265,321 1,223,960 41,361 減価償却費 3,527,557 4,390, ,061 消耗備品費 0 24,079 24,079 消耗品費 766

1. 国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 抜粋 翻訳 ) 国際財務報告基準に準拠した財務諸表の作成方法について当行の国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 以下 IFRS 財務諸表 という ) は 平成 27 年 3 月末時点で国際会計基準審議会 (IAS B) が公表している基準及び解釈指針に

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15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

第6期決算公告

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1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

Transcription:

病院の経営析参考指標 決算 の概要 1. 一般病院 1 機能性の状況 一般病院の有効集計対象 773 施設の機能性の状況は次のとおりです 1 平均病床数は190.2 床 病床利用率は0.5ポイント増の80.7 平均在院日数は0.4 日短縮の19.2 日でした また比は1.84 新患率は9.8 でした 2 病床 1 床当たりは20,046 千円 前年度比 2.9 増 患者 1 人 1 日当たりはで46,911 円 同 1.4 増 で12,177 円 同 4.0 増 でした 3 従事者数の状況については 1 施設当たり従事者数では医師 常勤 24.4 人 同 非常勤 5.9 人 看護師等 162.6 人 また患者 100 人当たり従事者数では医師 常勤 9.9 人 同 非常勤 2.4 人 看護師等 65.7 人でした 1 施設当たり従事者数および患者 100 人当たり従事者数はいずれも増加しました 一般病院 増減 ポイント 対前年増減率 施設数 施設 平均病床数 床 病床利用率 平均在院日数 日 比新患率 1 日平均患者数 人 811 773 - - 186.6 190.2 3.6 1.9 80.2 80.7 0.5 0.6 19.6 19.2 0.4 2.0 1.85 1.84 0.01 0.5 10.1 9.8 0.3 3.0 149.6 153.4 3.8 2.5 276.8 282.5 5.7 2.1 病床 1 床当たり 千円 19,481 20,046 565 2.9 患者 1 人 1 日当たり 円 うち室料差額 46,284 46,911 627 1.4 1,037 1,066 29 2.8 11,710 12,177 467 4.0 1 施設当たり従事者数 人 患者規模 100 人当たり従事者数 人 常勤医師非常勤看護師 准看護師 看護補助者その他計常勤医師非常勤看護師 准看護師 看護補助者その他計 23.3 24.4 1.1 4.7 5.7 5.9 0.2 3.5 155.4 162.6 7.2 4.6 120.3 126.1 5.8 4.8 304.7 319.0 14.3 4.7 9.7 9.9 0.2 2.1 2.4 2.4 0.0 0.0 64.3 65.7 1.4 2.2 51.5 52.7 1.2 2.3 127.8 130.7 2.9 2.3

2 収支の状況 一般病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は96.0 に占める収入の割合は69.1 同収入の割合は26.7 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 52.4 前年度比 0.1ポイント増 医療材料費率 21.5 同 0.3ポイント増 給食材料費率 1.7 同増減なし 経費率 17.9 同 0.5ポイント減 でした 3 利益の状況については 対医業利益率が1.1 前年度比増減なし 経常収益対経常利益率が1.5 同増減なし 収益率が1.7 同 0.9ポイント増 でした 一般病院 増減 ポイント 対前年増減率 収支の状況 収益 費用 総構収成益比 医構業成収比益 医す業る収医益業 1 費 0 用 0 のに割対合 医業外収益特別利益収入 うち室料差額 収入その他の医業収入人件費医療材料費給食材料費 患者 1 人 1 日当たり 円 経費減価償却費 97.2 96.0 1.2 1.2 2.1 1.9 0.2 9.5 0.7 2.1 1.4 200.0 69.5 69.1 0.4 0.6 1.6 1.6 0.0 0.0 26.3 26.7 0.4 1.5 4.2 4.3 0.1 2.4 52.3 52.4 0.1 0.2 21.2 21.5 0.3 1.4 1.7 1.7 0.0 0.0 1,153 1,178 25 2.2 18.4 17.9 0.5 2.7 5.3 5.4 0.1 1.9 計 98.9 98.9 0.0 0.0 損益岐点比率 経常収益対支払利息率 対医業利益率 経常収益対経常利益率 収益率 {1- 総費用 / 総収益 } 従事者 1 人当たり年間 千円 労働生産性 千円 従事者 1 人当たり人件費 千円 労働配率 99.8 99.7 0.1 0.1 0.9 0.9 0.0 0.0 1.1 1.1 0.0 0.0 1.5 1.5 0.0 0.0 0.8 1.7 0.9 112.5 11,930 11,953 23 0.2 6,364 6,393 29 0.5 6,234 6,267 33 0.5 98.0 98.0 0.0 0.0 注 1 全病床に占める一般病床の割合が50 を超える病院を 一般病院 としています 注 2 医育機関附属病院および医師会立病院は含まれていません 注 3 1 施設当たり従事者数 患者規模 100 人当たり従事者数 従事者 1 人当たり年間 労働生産性 および 従事者 1 人当たり人件費 は 常勤従事者数 非常勤従事者の常勤換算後の従事者数を含む により算出しています 注 4 給食材料費には 委託給食費を含んでいます 注 5 数値は四捨五入のため 内訳の合計が合わない場合もあります

2. 療養型病院 1 機能性の状況 療養型病院の有効集計対象 520 施設の機能性の状況は次のとおりです 1 平均病床数は151.0 床 病床利用率は0.5ポイント減の90.8 平均在院日数は3.6 日短縮の97.5 日でした また比は0.52 新患率は7.4 でした 2 病床 1 床当たりは9,930 千円で前年度比 2.8 増 患者 1 人 1 日当たりはで23,748 円 同 3.3 増 で9,083 円 同 2.4 増 でした 3 従事者数の状況については 1 施設当たり従事者数では医師 常勤 5.4 人 同 非常勤 2.7 人 看護師等 95.4 人 また患者 100 人当たり従事者数では医師 常勤 3.3 人 同 非常勤 1.7 人 看護師等 59.4 人でした 1 施設当たり従事者数および患者 100 人当たり従事者数はいずれも増加しました 療養型病院 増減 ポイント 対前年増減率 施設数 施設 平均病床数 床 病床利用率 平均在院日数 日 比新患率 1 日平均患者数 人 566 520 - - 149.4 151.0 1.6 1.1 91.3 90.8 0.5 0.5 101.1 97.5 3.6 3.6 0.53 0.52 0.01 1.9 7.6 7.4 0.2 2.6 136.5 137.1 0.6 0.4 72.1 70.9 1.2 1.7 病床 1 床当たり 千円 9,659 9,930 271 2.8 患者 1 人 1 日当たり 円 うち室料差額 22,983 23,748 765 3.3 370 372 2 0.5 8,871 9,083 212 2.4 1 施設当たり従事者数 人 患者規模 100 人当たり従事者数 人 常勤医師非常勤看護師 准看護師 看護補助者その他計常勤医師非常勤看護師 准看護師 看護補助者その他計 5.1 5.4 0.3 5.9 2.7 2.7 0.0 0.0 93.2 95.4 2.2 2.4 59.7 63.2 3.5 5.9 160.6 166.7 6.1 3.8 3.2 3.3 0.1 3.1 1.7 1.7 0.0 0.0 58.0 59.4 1.4 2.4 37.8 39.9 2.1 5.6 100.7 104.3 3.6 3.6

2 収支の状況 療養型病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は97.6 に占める収入の割合は79.4 同収入の割合は12.3 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 58.5 前年度比 0.7ポイント増 医療材料費率 8.7 同増減なし 給食材料費率 3.5 同増減なし 経費率 19.5 同 0.6ポイント減 でした 3 利益の状況については 対医業利益率が5.6 前年度比 0.1ポイント減 経常収益対経常利益率が6.3 同 0.3ポイント減 収益率が5.9 同 0.2ポイント減 でした 療養型病院 増減 ポイント 対前年増減率 収支の状況 収益 費用 総構収成益比 医構業成収比益 医す業る収医益業 1 費 0 用 0 のに割対合 医業外収益特別利益収入 うち室料差額 収入その他の医業収入人件費医療材料費給食材料費 患者 1 人 1 日当たり 円 経費減価償却費 97.2 97.6 0.4 0.4 2.2 2.0 0.2 9.1 0.6 0.5 0.1 16.7 79.3 79.4 0.1 0.1 1.3 1.2 0.1 7.7 12.7 12.3 0.4 3.1 8.0 8.2 0.2 2.5 57.8 58.5 0.7 1.2 8.7 8.7 0.0 0.0 3.5 3.5 0.0 0.0 1,018 1,039 21 2.1 20.1 19.5 0.6 3.0 4.1 4.2 0.1 2.4 計 94.3 94.4 0.1 0.1 損益岐点比率 経常収益対支払利息率 対医業利益率 経常収益対経常利益率 収益率 {1- 総費用 / 総収益 } 従事者 1 人当たり年間 千円 労働生産性 千円 従事者 1 人当たり人件費 千円 労働配率 94.1 94.1 0.0 0.0 0.8 0.7 0.1 12.5 5.7 5.6 0.1 1.8 6.6 6.3 0.3 4.5 6.1 5.9 0.2 3.3 8,986 8,999 13 0.1 5,714 5,773 59 1.0 5,197 5,266 69 1.3 91.0 91.2 0.2 0.2 注 1 全病床に占める療養病床の割合が50 を超える病院を 療養型病院 としています 注 2 医育機関附属病院および医師会立病院は含まれていません 注 3 1 施設当たり従事者数 患者規模 100 人当たり従事者数 従事者 1 人当たり年間 労働生産性 および 従事者 1 人当たり人件費 は 常勤従事者数 非常勤従事者の常勤換算後の従事者数を含む により算出しています 注 4 給食材料費には 委託給食費を含んでいます 注 5 数値は四捨五入のため 内訳の合計が合わない場合もあります

3. 精神科病院 1 機能性の状況 精神科病院の有効集計対象 286 施設の機能性の状況は次のとおりです 1 平均病床数は283.1 床 病床利用率は1.1ポイント減の89.2 平均在院日数は7.3 日短縮の266.2 日でした また比は0.33 新患率は2.4 でした 2 病床 1 床当たりは6,170 千円 前年度比 1.1 増 患者 1 人 1 日当たりはで15,990 円 同 2.1 増 で9,047 円 同増減なし でした 3 従事者数の状況については 1 施設当たり従事者数では医師 常勤 7.9 人 同 非常勤 2.6 人 看護師等 132.6 人 また患者 100 人当たり従事者数では医師 常勤 2.8 人 同 非常勤 0.9 人 看護師等 47.4 人でした 精神科病院 増減 ポイント 対前年増減率 施設数 施設 平均病床数 床 病床利用率 平均在院日数 日 比新患率 1 日平均患者数 人 291 286 - - 284.9 283.1 1.8 0.6 90.3 89.2 1.1 1.2 273.5 266.2 7.3 2.7 0.32 0.33 0.01 3.1 2.4 2.4 0.0 0.0 257.1 252.4 4.7 1.8 82.9 82.7 0.2 0.2 病床 1 床当たり 千円 6,101 6,170 69 1.1 患者 1 人 1 日当たり 円 うち室料差額 15,663 15,990 327 2.1 211 210 1 0.5 9,044 9,047 3 0.0 1 施設当たり従事者数 人 患者規模 100 人当たり従事者数 人 常勤医師非常勤看護師 准看護師 看護補助者その他計常勤医師非常勤看護師 准看護師 看護補助者その他計 7.7 7.9 0.2 2.6 2.6 2.6 0.0 0.0 134.6 132.6 2.0 1.5 56.7 56.2 0.5 0.9 201.7 199.3 2.4 1.2 2.7 2.8 0.1 3.7 0.9 0.9 0.0 0.0 47.3 47.4 0.1 0.2 20.4 20.5 0.1 0.5 71.3 71.6 0.3 0.4

2 収支の状況 精神科病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は96.7 に占める収入の割合は84.6 同収入の割合は12.1 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 61.4 前年度比 0.1ポイント増 医療材料費率 7.7 同増減なし 給食材料費率 5.3 同 0.1ポイント増 経費率 18.3 同 0.3ポイント減 でした 3 利益の状況については 対医業利益率が2.4 前年度比増減なし 経常収益対経常利益率が3.5 同 0.4 ポイント増 収益率が2.8 同 0.2ポイント増 でした 精神科病院 増減 ポイント 対前年増減率 収支の状況 収益 費用 総構収成益比 医構業成収比益 医す業る収医益業 1 費 0 用 0 のに割対合 医業外収益特別利益収入 うち室料差額 収入その他の医業収入人件費医療材料費給食材料費 患者 1 人 1 日当たり 円 経費減価償却費 97.0 96.7 0.3 0.3 2.4 2.6 0.2 8.3 0.6 0.6 0.0 0.0 84.6 84.6 0.0 0.0 1.1 1.1 0.0 0.0 12.1 12.1 0.0 0.0 3.3 3.3 0.0 0.0 61.3 61.4 0.1 0.2 7.7 7.7 0.0 0.0 5.2 5.3 0.1 1.9 968 1,010 42 4.3 18.6 18.3 0.3 1.6 4.7 4.9 0.2 4.3 計 97.6 97.6 0.0 0.0 損益岐点比率 経常収益対支払利息率 対医業利益率 経常収益対経常利益率 収益率 {1- 総費用 / 総収益 } 従事者 1 人当たり年間 千円 労働生産性 千円 従事者 1 人当たり人件費 千円 労働配率 98.2 98.1 0.1 0.1 0.8 0.8 0.0 0.0 2.4 2.4 0.0 0.0 3.1 3.5 0.4 12.9 2.6 2.8 0.2 7.7 8,614 8,763 149 1.7 5,490 5,593 103 1.9 5,284 5,382 98 1.9 96.2 96.2 0.0 0.0 注 1 全病床に占める精神病床の割合が80 を超える病院を 精神科病院 としています 注 2 医育機関附属病院および医師会立病院は含まれていません 注 3 1 施設当たり従事者数 患者規模 100 人当たり従事者数 従事者 1 人当たり年間 労働生産性 および 従事者 1 人当たり人件費 は 常勤従事者数 非常勤従事者の常勤換算後の従事者数を含む により算出しています 注 4 給食材料費には 委託給食費を含んでいます 注 5 数値は四捨五入のため 内訳の合計が合わない場合もあります

経営諸比率 病院 経営指標算式説明 1 日平均患者数病床利用率 平均許可病床数 施設の機能によって望ましい比率は異なります また 平均在院日数との関係からも適否を判断することが必要です 平均在院日数 比 延患者数 新患者数 + 退院患者数 1/2 1 日平均患者数 1 日平均患者数 診療科目によってかなり異なりますが 同じような診療科の病医院との比較では これが短いほど機能が高いと推察されます 病院の性格を表すなど重要な意味を持っています 診療科目および病床規模によってかなり異なりますが 同種 同規模の病医院との比較では 一般的に高いほどよいといえます 新来患者数新患率 延患者数 の動向を見極める指標です 患者数が伸びており かつ この率が高いほどよいといえます 病床 1 床当たり 平均許可病床数 病院の性格により かなり異なります 病床利用率 患者数や診療内容 サービスの程度との関連で適否を判断します 患者 1 人 1 日当たり収益 患者 1 人 1 日当たり収益 診療収益延患者数 延患者数には当日退院患者を含まない 診療収益延患者数 収益性の指標とも考えられますが むしろ診療内容を判断するための指標で 看護レベル 手術件数などとの関連でその適否を判断します また 診療行為別に析してみることが大切です 診療行為別に析し 院外処方の有無 投薬日数 1 日平均患者数との関連もみながら適否を判断する必要があります 患者規模 100 人当たり従事者数 年間平均従事者数 1 日平均患者数 +1 日平均患者数 1/3 ただし 調理員及び栄養士については 年間平均従事者数 1 日平均患者数 取扱患者数に対する従業者数の適正性については 診療機能 サービスの程度を勘案しながら職種別に判断する必要があります 人件費人件費率 職種別人員 給与水準 平均年齢等から適正性を判断します 注 役員報酬は経費に含めています 医療材料費 医療材料費率 患者 1 人 1 日当たり医療材料費 医薬品と診療材料費との 診療科 診療機能 院外処方の有無等との関連で 適正性を判断します

経営諸比率 病院 経営指標算式説明 給食材料費給食材料費率 患者 1 人 1 日当たり給食材料費との関連で 適正性を判断します 経費率 経費 検査等の外注委託費 リース料 地代家賃等の適正性と人材育成等の研究研修費の継続性等から適正性を判断します 経費 = 医業費用 - 人件費 + 材料費 + 減価償却費 減価償却費減価償却費率 償却資産の構成割合およびそれぞれの経過年数に留意しつつ その適正性を判断します 経常収益対支払利息率 支払利息 経常収益 100 借入残高 借入条件等から支払利息の適正性を判断します 損益岐点の収益 損益岐点比率 1- 固定費 変動費 注 変動費 = 材料費 + 経費のうち変動要素のあるもの 検査外注費等 固定費 = 医業費用 - 変動費 + 支払利息 損益岐点収益損益岐点比率 = 利益と損失とがかれるところの収益ポイントを算出します 損益岐点はいわば採算点 費用回収点 のことで 実際のがその点からどのくらい上回っているかによって経営余力を知ることができます 病院経営の合理化や計画性が求められている現在 今後の医療費改定 人件費の増加 設備投資等の経営諸条件の変化を見込んでの採算性を予測するうえで この損益岐点手法は効果的です 従事者 1 人当たり年間 年間平均従事者数 病院の種類 規模等によって異なりますが 従事者 1 人当たりの年間給与費との比較析も必要です 労働生産性 付加価値額 年間平均従事者数 付加価値額 = - 材料費 + 経費 + 減価償却費 粗付加価値額 = - 材料費 + 経費 従事者 1 人がどれだけの付加価値を生み出したかをみる指標です 労働生産性が高ければ 各々の従事者が効率よく価値を生み出し 円滑な運営管理が行われているといえます 従事者 1 人当たり人件費 人件費 年間平均従事者数 いわゆる給与水準であり 労働意欲やサービス内容に関係する一方 生産性に対応していなければ経営の安定性を損なうことになります したがって 従事者 1 人当たり年間や労働生産性との関係において判断するとともに 給与水準の他に 平均年齢 職種別従事者数等によっても異なることに留意する必要があります

経営諸比率 病院 経営指標算式説明 人件費労働配率 付加価値額 付加価値が人件費にどれだけ配されているかをみることで 経営の効率性を把握します 人件費を支払原資 付加価値額 のなかで収めるのは当然のことですが 質と意欲に関係するので 低ければ良いというものではありません 対医業利益率 医業利益 本業である医療活動そのものから得られた利益を表す指標です 経常収益対経常利益率 経常利益 経常収益 医業利益に受取利息や支払利息その他の収入支出を加えた 病院に通常発生している利益を表す指標です 施設の収益性を判断するうえで非常に重要です 総費用収益率 1 - 総収益 医業外収支 特別収支を含めた最終的な利益を表す指標です 一般的に黒字 赤字の判断基準となっています 常勤換算は次の式で算定しています 当該職務にかかる全非常勤職員の 1 週間の総勤務時間数 当該職務にかかる常勤職員が 1 週間に勤務すべき時間数