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(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

 

流山市子ども・子育て会議

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

私立幼稚園の新制度への円滑移行について


【資料2-2】公定価格単価表(案)

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

Microsoft PowerPoint - 資料1_子ども・子育て支援新制度に関する検討状況について

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

平成 27 年 3 月 田川市

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子ども・子育て関連3法について8


第 3 対象事業 1 都単独型一時預かり事業児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の3 第 7 項の規定に準じ 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児又は幼児 ( 以下 乳幼児 という ) を 児童福祉法施行規則 ( 昭和 23 年厚生省令

地域子育て支援拠点事業について

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

 

Ⅰ. 子ども 子育て支援新制度について 1 子ども 子育て支援新制度の概要 子ども 子育てを取り巻く課題 急速な少子化の進行 結婚 出産 子育ての希望がかなわない現状 ( 独身男女の約 9 割が 結婚し 子ども 2 人以上 を希望 ) 親の働く状況の違いによる幼児期の教育や保育の提供体制の違い 子育

(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その3

Microsoft PowerPoint - 資料10_平成26年度予算・税制改正について(税制)

幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

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1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

第2節 茨木市の現況

別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されて

2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員

一時預かり事業について

居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

Microsoft Word - wt1607(的場).docx

改正法律一覧 (15 法律 ) 2 法律重複 A 地方公共団体への事務 権限の移譲 (3 法律 ) 毒物及び劇物取締法 1 毒物又は劇物の原体の事業者の登録等に係る事務 権限を国から都道府県へ移譲 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 子ども 子育て支援法 2 幼保連携

平成27年度税制改正要望結果について

市町村子ども・子育て支援事業計画における「量の見込み」(平成26年4月時点)に関する調査結果について

事業所内保育Q&A

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

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平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

仙台市基礎データ

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

2. 条例制定の方針 (1) 従うべき基準 及び 酌すべき基準 市が条例を定めるに際しては 定める内容ごとに 国が定める基準 に 従って あるいは 酌して 定めなければならない 府省令で定める基準に従って条例に規定するもの 従うべき基準 条例の内容を直接的に拘束する 必ず適合しなければならない基準で

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1 計画見直しの趣旨 中央区では 平成 27 年 4 月の子ども 子育て支援新制度実施に伴い 幼児期の教育 保育および地域子ども 子育て支援事業の提供体制の確保を円滑に行うため 子ども 子育て支援施策を中心に 母子保健 教育 ワーク ライフ バランス等の取組を総合的に推進する ( 以下 本計画 とい

平成29年度「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」報告書

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

ポイント地域子ども 子育て支援事業の基準について 確認制度 公定価格 要旨 各事業についての議論が別途参考資料のように整理された 放課後児童クラブの具体的な機能 役割については 現行の放課後児童クラブガイドラインの内容を基本として 子ども 子育て支援新制度の施行までに整理し 新たに策定するガイドライ

事業者向けFAQ(よくある質問)

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

 

<4D F736F F D20312D AD8DF48AC CE3817A EF8E9197BF81468E7B90DD81458E968BC682CC944689C28AEE8F C982C282A282C42E646F63>

2. 小規模保育等改修費支援 ( 一部推進枠 ) 18,540 百万円 (19,952 百万円 ) 保育対策総合支援事業費補助金 待機児童解消加速化プランに基づき 意欲のある自治体の取組を強力に支援するため 補助率の嵩上げ (1/2 2/3)( ) による小規模保育等の設置を促進する 賃貸物件による

対象資産 企業主導型保育事業の用に供する固定 資産 地方税法に規定する特例割合の基準価格の2 分の1を参酌して3 分の1 以上 3 分の2 以下 ( 最初の補助から5 年間 ) 特例割合 3 分の 1 (2) 関係規定の整理第 1 条の規定による呉市税条例の一部改正による条項の移動に伴い, 次の条例

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

資料2:修正一覧

る危害防止に十分な考慮を払って設けられなければならない ( 保育所等との連携 ) 第 7 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業者を除く 以下この条 次条第 1 項 第 15 条第 1 項及び第 2 項 第 16 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 17 条 第 18 条第 1 項から

子ども 子育て支援法以外の事業 私立認可保育所( 現行の制度のまま 市町村が保育所に委託費を支払い 利用者からの料金の徴収も市町村が行います ) 新制度へ移行しない私立の幼稚園( 現行制度のまま 事業者は私学助成 幼稚園就園奨励費の補助を受けます ) (1) 施設型給付 (2) 地域型保育給付は 保

児童福祉施設最低基準の一部を改正する省令及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令(厚生労働省令第六十三号) 次に掲げる省令の規定中「又は看護師」を「、看護師又は准看護師」に改める。 一児童福祉施設最低基準の一部を改正する省令(平成十年厚生省令第五十一号)附則第二項 二家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成二十六年厚生労働省令第六十一号)第二 十九条第三項、第三十一条第三項、第四十四条第三項及び第四十七条第三項 附則 この省令は、平成二十七年四月一日から施行する。

平成24年度「全国自治体の子育て支援施策に関する調査」報告書

事者を保育士 1 人とすることができる 5 研修保育士又は幼稚園教諭普通免許状所有者以外の教育 保育従事者の配置は 次に掲げる者とする ア厚生労働省が定める子育て支援員研修における基本研修及び 一時預かり事業 又は 地域型保育 の専門研修を修了した者 イ厚生労働省が定める家庭的保育事業ガイドラインの

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について 3

認定こども園法改正に伴う幼稚園免許状授与の所要資格の特例について(概要資料)

2 3 階施設 建築基準法第 2 条第 9 号の2に規定する耐火建築物又は同条第 9 号の3に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が1 以上設けられていること 区分施設又は設備 1 建築基準法施行令第 123 条

防府市一時預かり事業実施要綱

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

地域子ども 子育て支援事業の量の見込み及び評価シート (1) 利用者支援事業 教育 保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに 子どもや保護者からの相談に応じ 子どもや保護者に必要な情報提供 助言をするなどし 関係機関との連絡調整等を行う事業 利用者支援については

条例への委 任方法 本市の考え方 家庭的保育事 家庭的保育事業等において利用乳幼児の保育に従事する職員は 健全な心身を有し 豊か 参酌すべき 国と異なる基準とすべき特 業者等の職員 な人間性と倫理観を備え 児童福祉事業に熱意のある者であって できる限り児童福祉事業 基準 別な事情等もないため 国 の

1. 認可の概要 認可の必要性 子ども 子育て支援新制度において 小規模保育事業をはじめ家庭的保育事業等を行う場合は児童福祉法の規定に基づき市町村長の認可を受けなければならない 認可申請後の手順 1 市条例で定める基準 2 児童福祉法第 34 条の 15 第 3 項の基準 3 審議会の意見を聴くこと

各委員提出資料

Microsoft Word - 認定こども園の認可手続等を定める規則(改正後全文)

2 市町村別 保育所等利用待機児童数の推移 市町村名 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 (A) 30 年度 (B) ( 各年 4 月 1 日現在 単位 : 人 ) 対前年比 (B-A) 保留児童数 横浜市 1,

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目次 1. 保育所の現状等 3 2. 保育所保育指針 主な基準やガイドライン 18 1

新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

子ども・子育て支援新制度の解説資料 2.利用者負担 その1

 

はじめに 平成 29 年 12 月 8 日に閣議決定された 新しい経済政策パッケージ では 広く国民が利用している3 歳から5 歳までの全ての子供たちの幼稚園 保育所 認定こども園の費用を無償化することとし 幼稚園 保育所 認定こども園以外の無償化措置の対象範囲等については 専門家の声も反映する検討

齢別人口等の推移と結婚等に対する住民意識 ( 人 ) 齢 ( 3 区分 ) 別人口の推移 2,000,000 推計値 1,800,000 1,600,000 1,400,000 1,200,000 1,000, , , , ,

重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

はじめに子ども 子育て支援法第 61 条において 市町村は 国が示す基本指針 ( 教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども 子育て支援給付並びに地域子ども 子育て支援事業及び仕事 子育て両立支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針 ( 平成 26 年内閣府告示第

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

目次 第 1 章再編計画策定の趣旨 2 第 2 章就学前の子育てを取り巻く状況の変化 3 第 3 章再編計画の基本的な考え方 7 第 4 章公立幼稚園再編 ( 認定こども園整備 ) 計画 9 2

Microsoft Word - ●資料2「児童自立支援施設について」

Transcription:

制度創設の背景 趣旨 核家族化の進展 地域のつながりの希薄化 共働き家庭の増加 兄弟姉妹の数の減少など子育て家庭や子どもの育ちをめぐる環境が大きく変化 子どもや子育て家庭の置かれた状況や地域の実情を踏まえ 国や地域を挙げて 子ども 子育てへの支援を強化する必要 子どもの年齢や親の就労状況などに応じた多様かつ質の高い支援を実現するため 消費税財源も活用して 幼児期の学校教育 保育 地域の子ども 子育て支援を総合的に推進 主なポイント 子ども 子育て支援新制度 (H27.4.1 施行 ) のポイント 1 認定こども園 幼稚園 保育所を通じた共通の給付 ( 施設型給付 ) 及び小規模保育等への給付 ( 地域型保育給付 ) の創設 各施設がこれまでの経験を踏まえながら より充実した活動ができるよう支援 地域型保育給付は 都市部における待機児童解消とともに 子どもの数が減少傾向にある地域における保育機能の確保に対応 2 認定こども園制度の改善 ( 幼保連携型認定こども園の改善等 ) 幼保連携型認定こども園の認可 指導監督を一本化 ( 学校及び児童福祉施設としての位置づけ ) 3 地域子ども 子育て支援事業 の創設 ( 地域子育て支援拠点 一時預かり等 ) 地域の実情に応じて 柔軟に選択が可能な 13 の支援メニューを設定 4 市町村が実施主体 住民に最も身近な市町村が 地域のニーズに基づき計画を策定 給付 事業を実施 国 都道府県は 実施主体の市町村を重層的に支える 1

子ども 子育て支援新制度の概要 市町村主体 認定こども園 幼稚園 保育所 小規模保育など共通の財政支援 地域の実情に応じた子育て支援 国主体 仕事と子育ての両立支援 施設型給付 地域子ども 子育て支援事業 仕事 子育て両立支援事業 認定こども園 0~5 歳 幼保連携型については 認可 指導監督の一本化 学校及び児童福祉施設としての法的位置づけを与える等 制度改善を実施 幼稚園型保育所型地方裁量型 幼稚園 3~5 歳 地域型保育給付 幼保連携型 保育所 0~5 歳 私立保育所については 児童福祉法第 24 条により市町村が保育の実施義務を担うことに基づく措置として 委託費を支弁 利用者支援事業 地域子育て支援拠点事業 一時預かり事業 乳児家庭全戸訪問事業 養育支援訪問事業等 子育て短期支援事業 子育て援助活動支援事業 ( ファミリー サポート センター事業 ) 延長保育事業 病児保育事業 放課後児童クラブ 妊婦健診 実費徴収に係る補足給付を行う事業 多様な事業者の参入促進 能力活用事業 企業主導型保育事業 事業所内保育を主軸とした企業主導型の多様な就労形態に対応した保育の拡大を支援 ( 整備費 運営費の助成 ) ベビーシッター等利用者支援事業 残業や夜勤等の多様な働き方をしている労働者等が 低廉な価格でベビーシッター派遣サービスを利用できるよう支援 小規模保育 家庭的保育 居宅訪問型保育 事業所内保育 2

3 利用者が活用できるメニューの全体像 施設に預ける 自宅などで預かってもらう 認可施設 事業 ( 国と自治体が公費支援 ) 認可事業 ( 国と自治体が公費支援 ) 認可保育園 (0~5 歳 ) 認定こども園 (0~5 歳 ) 幼稚園 (3~5 歳 ) 家庭的保育 ( 保育ママ ) (0~2 歳 ) 居宅訪問型保育 (0~2 歳 ) 小規模保育 (0~2 歳 ) 事業所内保育 (0~2 歳 ) 企業主導型ベビーシッター 事業主拠出金により運営 企業主導型保育 事業所内保育の一類型 事業主拠出金により運営 保育等を一時的に利用する 病児保育 自治体独自の保育施設例 ) 東京都認証保育所 横浜保育室等 自治体が公費支援 ファミリー サポート センター 一時預かり

保育所等における認可 認可外の施設 事業と都道府県 市町村の役割分担 認可施設 事業 認可外施設 事業 保育所 認可 : 都道府県 ( 指定都市 中核市 ) 子ども 子育て支援法上の確認は市町村 指導監督 : 都道府県 ( 指定都市 中核市 ) 1 日に保育する乳幼児が 6 人以上 1 日に保育する乳幼児が 5 人以下 小規模保育 家庭的保育事業所内保育居宅訪保問育型 認可 : 市町村 指導監督 : 市町村 事業主が設置することを想定した事業 ( 補助あり ) 届出 : 都道府県 ( 指定都市 中核市 ) 指導監督 : 都道府県 ( 指定都市 中核市 ) 新設 企業主導型保育事業企業主導型ベビーシッター利用者支援事業 届出 : 都道府県 指導監督 : 都道府県 ( 指定都市 中核市 ) H28.4.1 より届出対象範囲の拡大 (1 日に保育する乳幼児が 1 人以上の施設にも拡大 ) 自社従業員の乳幼児のみ預かる施設や 親族の乳幼児のみ預かる場合等は届出対象外 ( ただし 都道府県の指導監督の対象になる )

保育所 保育所について 保育を必要とする乳児 幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設 ( 児童福祉法第 39 条第 1 項 ) 認可 : 都道府県等 ( 都道府県 政令市又は中核市 ) 国の基準に 従い 又は国の基準を 参酌 して都道府県等が条例で定める基準の遵守 保育時間 : 原則 8 時間 ( 設備運営基準第 34 条 ) 保育所保育指針 に基づき 児童の発達に応じた保育を提供 ( 設備運営基準第 35 条 ) 通常保育以外に延長保育 ( 補助 ) 休日保育 ( 加算 ) 夜間保育 ( 加算 ) 等を行う保育所もある 対象及び手続き 設備運営基準児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 ( 昭和 23 年厚生省令第 63 号 ) < 私立保育所の場合 > < 公立保育所の場合 > 利用者 保育の提供 私立保育所利用者 保育の提供 保育料 契約 公立保育所 利用調整 利用調整 市町村 < 保育の実施責任あり > 市町村 < 保育の実施責任あり > 児童福祉法第 24 条において 保育所における保育は市町村が実施することとされていることから 私立保育所における保育の費用については 施設型給付ではなく 現行制度と同様に 市町村が施設に対して 保育に要する費用を委託費として支払う ( 子ども 子育て支援法附則第 6 条 ) この場合の契約は 市町村と利用者の間の契約となり 利用児童の選考や保育料の徴収は市町村が行うこととなる 施設型給付については 保護者に対する個人給付を基礎とし 確実に学校教育 保育に要する費用に充てるため 居住市町村から法定代理受領する仕組みとする ( 保育料等は施設が利用者から徴収 ) ( 子ども 子育て支援法第 27 条 ) 契約については 市町村の関与の下 保護者が自ら施設を選択し 保護者が施設と契約する公的契約とし 施設の利用の申込みがあったときは 正当な理由 がある場合を除き 施設に応諾義務を課す

保育所の設備運営基準 保育所の基準は 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 ( 昭和 23 年厚生省令第 63 号 ) で区分された 従うべき基準 参酌すべき基準 に従い 都道府県 指定都市 中核市が条例により定める [ 従うべき基準の主な内容 ] < 職員配置基準 > 保育士 0 歳児 3 人に保育士 1 人 (3:1) 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 歳以上児 30:1 3 歳児については 15:1で実施の場合加算あり ただし 保育士は最低 2 名以上配置 保育士の他 嘱託医及び調理員は必置 調理業務を全て委託する場合は 調理員を置かなくても可 < 設備の基準 > 0 1 歳児を入所させる保育所 : 乳児室又はほふく室及び調理室 乳児室の面積 : 1.65m2以上 / 人ほふく室の面積 : 3.3m2以上 / 人 2 歳以上児を入所させる保育所 : 保育室又は遊戯室及び調理室 保育室又は遊戯室の面積 : 1.98m2以上 / 人 [ 参酌すべき基準の主な内容 ] 屋外遊戯場の設置 必要な用具の備え付け 耐火上の基準 保育時間 保護者との密接な連絡 従うべき基準であっても地方自治体がこれを上回る基準を定めることは可能である

地域型保育事業について 子ども 子育て支援新制度では 教育 保育施設を対象とする施設型給付 委託費に加え 以下の保育を市町村による認可事業 ( 地域型保育事業 ) として 児童福祉法に位置付けた上で 地域型保育給付の対象とし 多様な施設や事業の中から利用者が選択できる仕組みとすることにしている 小規模保育 ( 利用定員 6 人以上 19 人以下 ) 家庭的保育 ( 利用定員 5 人以下 ) 居宅訪問型保育 事業所内保育 ( 主として従業員の子どものほか 地域において保育を必要とする子どもにも保育を提供 ) 都市部では 認定こども園等を連携施設として 小規模保育等を増やすことによって 待機児童の解消を図り 人口減少地域では 隣接自治体の認定こども園等と連携しながら 小規模保育等の拠点によって 地域の子育て支援機能を維持 確保することを目指す 地域型保育事業の位置付け 19 人 認可定員 6 人 5 人 1 人 小規模保育 家庭的保育 事業主体 : 市町村 民間事業者等 事業主体 : 市町村 民間事業者等 居宅訪問型保育 事業主体 : 市町村 民間事業者等 事業所内保育 事業主体 : 事業主等 保育の実施場所等 保育者の居宅その他の場所 施設 ( 右に該当する場所を除く ) 保育を必要とする子どもの居宅 事業所の従業員の子ども + 地域の保育を必要とする子ども ( 地域枠 ) 7

地域型保育事業の認可基準について 小規模保育事業の認可基準について 小規模保育事業については 多様な事業からの移行を想定し A 型 ( 保育所分園 ミニ保育所に近い類型 ) C 型 ( 家庭的保育 ( グループ型小規模保育 ) に近い類型 ) B 型 ( 中間型 ) の3 類型を設け 認可基準を設定する 特に B 型については 様々な事業形態からの移行が円滑に行われるよう 保育士の割合を1/2 以上としているが 同時に 小規模な事業であることに鑑み 保育所と同数の職員配置とせず 1 名の追加配置を求めて 質の確保を図る また 保育士の配置比率の向上に伴い きめ細かな公定価格の設定とすることで B 型で開始した事業所が段階的にA 型に移行するよう促し 更に質を高めていくこととしていく < 主な認可基準 > 小規模保育事業保育所 A 型 B 型 C 型 職員 職員数 0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 資格 保育士 保健師又は看護師等の特例有 (1 人まで ) 保育所の配置基準 +1 名 保育士 保育所と同様 保健師又は看護師等の特例を設ける 保育所の配置基準 +1 名 1/2 以上保育士 保育所と同様 保健師又は看護師等の特例を設ける 保育士以外には研修実施 0~2 歳児 3:1 ( 補助者を置く場合 5:2) 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 設備 面積 保育室等 0 歳 1 歳乳児室 1 人当たり 1.65 m2ほふく室 1 人当たり 3.3 m2 2 歳以上保育室等 1 人当たり 1.98 m2 0 歳 1 歳児 1 人当たり 3.3 m2 2 歳児 1 人当たり 1.98 m2 0 歳 1 歳児 1 人当たり 3.3 m2 2 歳児 1 人当たり 1.98 m2 0 歳 ~2 歳児いずれも 1 人 3.3 m2 処遇等 給食 公立は外部搬入可 ( 特区 ) 調理室調理員 調理設備調理員 調理設備調理員 調理設備調理員 小規模保育事業については 小規模かつ 0~2 歳児までの事業であることから 保育内容の支援及び卒園後の受け皿の役割を担う連携施設の設定を求める 連携施設や保育従事者の確保等が期待できない離島 へき地に関しては 連携施設等について 特例措置を設ける また 給食 連携施設の確保に関しては 移行に当たっての経過措置を設ける 保健師又は看護師に係る職員資格の特例については 地方分権に関する政府方針を踏まえ 平成 27 年 4 月 1 日から准看護師についても対象とされている 8

家庭的保育事業等の認可基準について 家庭的保育事業等については 従前の事業からの移行や それぞれの事業形態 特徴等を踏まえ 基準を設定する < 主な認可基準 > 家庭的保育事業事業所内保育事業居宅訪問型保育事業 職員 職員数 資格 0~2 歳児 3:1 家庭的保育補助者を置く場合 5:2 家庭的保育者 (+ 家庭的保育補助者 ) * 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 定員 20 名以上保育所の基準と同様 0~2 歳児 1:1 必要な研修を修了し 保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 設備 面積 保育室等 0 歳 ~2 歳児 1 人当たり 3.3 m2 定員 19 名以下小規模保育事業 A 型 B 型の基準と同様 - 処遇等 給食 調理設備 調理員調理設備 (3 名以下の場合 家庭的保育補助者を置き 調理員調理を担当すること可 ) - 家庭的保育事業 事業所内保育事業については 小規模かつ 0~2 歳児までの事業であることから 保育内容の支援及び卒園後の受け皿の役割を担う連携施設の設定を求める ( 事業所内の卒園後の受け皿に関しては 地域枠の子どものみ対象 ) 連携施設や保育従事者の確保等が期待できない離島 へき地に関しては 連携施設等について 特例措置を設ける また 給食 連携施設の確保に関しては 移行に当たっての経過措置を設ける 9

企業主導型保育事業の運営 設置基準 子ども 子育て支援新制度の事業所内保育事業 定員 20 人以上 定員 19 人以下 ( 小規模保育事業 B 型と同様 ) 企業主導型保育事業 認可外保育施設 認可外保育施設指導監督基準 職員 職員数 資格 0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 最低 2 人配置 保育士 保健師 看護師又は准看護師のみなし特例 (1 人まで ) 保育所 ( 定員 20 人以上 ) の配置基準 +1 名以上最低 2 人配置 保育従事者 (1/2 以上保育士 ) 保健師 看護師又は准看護師のみなし特例 (1 人まで ) 保育士以外には研修実施 保育所 ( 定員 20 人以上 ) の配置基準 +1 名以上最低 2 人配置 保育従事者 (1/2 以上保育士 ) 保健師 看護師又は准看護師のみなし特例 (1 人まで ) 保育士以外には研修実施 ( 研修予定修了者等を含む ) 0 歳児 3:1 1 2 歳児 6:1 3 歳児 20:1 4 5 歳児 30:1 最低 2 人配置 保育従事者 (1/3 以上保育士 ) 看護師 准看護師でも可 1 日に保育する乳幼児 6 人以上施設 設備 面積 保育室等 0 1 歳児乳児室 1.65m2 / 人ほふく室 3.3m2 / 人 2 歳児以上保育室又は遊戯室 1.98m2 / 人 0 1 歳児乳児室又はほふく室 3.3 m2 / 人 2 歳児以上 1.98 m2 / 人 事業所内保育事業と同様 特別の事情があると公益財団法人児童育成協会が認める場合においては 協会と事業者の間で個別調整が可能 ( 基準に満たない点の補完のため講ずべき措置を盛り込む必要 ) 屋外遊戯場 2 歳児以上 3.3 m2 / 人 2 歳児以上 3.3 m2 / 人 - 保育室 1.65 m2 / 人 0 歳児は他年齢の幼児の保育室と別区画 処遇等 給食 調理室調理員 調理設備調理員 ( 外部施設からの搬入可 ) 調理室調理員 ( 外部施設からの搬入可 ) 調理室調理員 その他 認可外基準を遵守