平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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平成20年度税制改正(地方税)要望事項

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

スライド 1

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー 環境資源 燃料 政策の達成目標 税負担軽減措置等の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 国民生活に欠かせない基礎物資である石灰石等鉱物資源の中長期的な安定供給 3 年間の延長 軽油引取税の課税免除措置により石灰石等鉱物の掘採事業を営む者の経営基盤が

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本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

H28秋_24地方税財源

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 1. 地球温暖化対策の推進 1-2 国内における温室効果ガスの排出抑制 租税特別措置等により達成しようとする目標 2030 年の電源構成における再生可能エネルギーの割合を 22~24% とする 租税特別措置等による達成目標に係る測定指

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

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1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

平成 29 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 17 府省庁名経済産業省製造産業局自動車課 対象税目 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( 自動車取得税 自動車税 軽自動車税

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

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新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

新設 拡充又は延長を必要とする理由9-2 回の合要理性望に関⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 県内酒類製造業の育成 保護( 経営基盤の強化など ) 酒類製造業及び関連産業の振興を通じた沖縄経済の振興 ⑵ 施策の必要性本軽減措置については 昭和

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

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(0830時点)PR版

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

02_(案の2①)概要資料(不均一)

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(1) 政策目的 多様な就業の機会を提供すること等により我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することにより 中小企業の事業活動の継続を実現し 雇用の確保や地域経済の活力維持につなげることを目的とする (2) 施策の必要性 全国の経営者の平均年齢は年々上昇しており 例えば資本金

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税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

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H29租特評価書「産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置の延長」

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

⑴ 政策目的本件は, 我が国において開発資金のための国際連帯税 ( 国際貢献税 ) を導入し, 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 等, 国際的な開発目標の達成に対応 貢献するために, 世界の開発需要に対応し得る幅広い開発資金を調達するもの これは, 外務省政策評価, 基本目標 Ⅵ 経済協

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新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する 2 価格優位性を確保することによる沖縄の酒類製造業の自立的経営を促進する ⑵ 施策の必要性 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する沖縄

平成 28 年 12 月 国土交通省住宅局

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

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新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

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概算要求基準等の推移

資料3

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

スライド 1

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

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平成 31 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 ( 新設 2 件 拡充 延長 2 件 ) 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) にお

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

(3) 居住用財産の買換えに伴う長期譲渡所得の課税の特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) を延長する Ⅱ. 時代を先取りするまちづくりの推進税制 1. 国家戦略特区に係る特例の延長 拡充 (1) 我が国の大都市に世界中からヒト モノ カネ 情報を呼び込む魅力的なまちづくりを推進

( 基本方針 Ⅰ) ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院是正により中長期的な医療費の適正化を図ること 予防接種 ( 基本目標 Ⅰ) ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止する

平成18年度地方税制改正(案)について

国土強靱化に資する関係府省庁の税制改正事項は以下のとおり 1. 直接死を最大限防ぐ 新設 1 高規格堤防整備事業に伴う高規格堤防特別区域内の新築の家屋に係る税額の減税措置の創設 ( 固定資産税 ) 人口 資産等が高密度に集積したゼロメートル地帯等を抱える大河川において 堤防決壊による壊滅的な被害を防

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

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土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

【課題1】海外の企業・人材が東京でビジネスをしやすい環境づくり~【参考】民間によるビジネス交流拠点の例

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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旧なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であるこ用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であることに留意するものとする

Microsoft Word 連発1923号 税制改正関連法案について(お知

資料9

2019年度 文部科学省税制改正の概要

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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図表 1 消費税率引上げに伴う住宅着工の影響 ( 平成 9 年 ) 1995( 平成 7) 年度 1996( 平成 8) 年度 1997( 平成 9) 年度 (4 月 1 日に消費税 (5%) 導入 ) 1998( 平成 10) 年度 住宅着工戸数 前年からの増減 1,485 万戸 - 1,630

3. 同意要件との関係宿泊税について 不同意要件に該当する事由があるかどうか検討する (1) 国税又は他の地方税と課税標準を同じくし かつ 住民の負担が著しく過重となること 1 課税標準宿泊行為に関連して課税される既存の税目としては 消費税及び地方消費税がある 宿泊税は宿泊者の担税力に着目して宿泊数

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

新設 拡充又は延長を必要とする理由15-2 ⑴ 政策目的 1 平成 28 年度与党税政改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引き上げ時に廃止が決まっていたが 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 ( 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 ) を

資料8-2 平成29年度文部科学関係税制改正事項

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200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

成 29 年には小売の地域独占が撤廃され 料金規制が原則廃止される 小売全面自由化を機に 課税の公平性 を担保することは 新規参入を促進すると同時に 競争の活性化による料金抑制 更なる天然ガス利用拡大に寄与し ガスシステム改革の目的達成に資することから 抜本的な現行課税方式の見直しが必要である 2

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 中小企業の中でも 特に規模の小さい企業においては 経理担当の人員が少なく 適時適切な経営状況の把握もままならない状況である 資金調達環境や新規顧客開拓に困難を有する中小企業においては 少ない経理体制の中で効率的な事務を行うことが非常に重要であり

Transcription:

平成 31 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 14 府省庁名 内閣府 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( 都市計画税 ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 特定都市再生緊急整備地域に係る課税の特例措置の拡充及び延長 特例措置の対象 ( 支援措置を必要とする制度の概要 ) 都市再生特別措置法に基づき 特定都市再生緊急整備地域において国土交通大臣の認定を受けた認定事業者 ( 都市再生特別措置法第 19 条の 10 第 2 項により民間都市開発事業の実施主体に対する同法第 20 条第 1 項の認定があったものとみなされる場合を含む ) に係る以下の特例措置の適用期限を 2 年間延長する 東京一極集中是正のための中枢 中核都市の機能強化の 支援施策の方向 ( 平成 30 年 7 月 12 日都市再生本部 まち ひと しごと創生本部決定 ) を踏まえ 所要の支援施策を講じる 特例措置の内容不動産取得税の課税標準 1/2 控除 ( 土地 建物 ) ( 適用要件 ) 平成 33 年 3 月 31 日までに取得すること 固定資産税 都市計画税の課税標準 1/2 軽減 (5 年間 ) ( 適用要件 ) 平成 33 年 3 月 31 日までに取得すること地上階数 10 以上又は延べ面積 50,000 m2以上の耐火建築物を整備する事業のうち 以下の部分 1) 都市再生特別措置法第 2 条第 2 項に規定する公共施設 ( 道路 公園 広場 下水道 緑地等 ) 2) 都市利便施設 ( 緑化施設 通路 ( 道路等の交通施設又は公園等の公共空地に連絡するものであること等 )) < 国土交通省と共同要望 >( 内閣府は従要望 ) 関係条文 減収見込額 要望理由 不動産取得税 : 地方税法附則第 11 条第 7 項固定資産税 都市計画税 : 地方税法附則第 15 条第 18 項令附則第 11 条第 19 項規則附則第 6 条第 42 項 [ 初年度 ] - ( 3,502) [ 平年度 ] - ( 3,488) [ 改正増減収額 ] - ( 単位 : 百万円 ) (1) 政策目的昨今の成長が著しいアジア諸国と比較し 我が国都市の国際競争力が低下している中 我が国経済を牽引する大都市について 国際的なビジネス 生活環境 大規模災害に対応するための環境を整備することにより 世界中からヒト モノ カネ 情報を呼び込み その国際競争力の強化を図る また 東京オリンピック パラリンピック後に懸念される景気の停滞 落ち込みを軽減し 我が国の経済活性化に資する取組を推進する (2) 施策の必要性上海やシンガポールなどのアジアの成長都市との都市間競争が激化し 我が国の都市の国際競争力が相対的に低下している こうした中 大都市の国際競争力強化の観点から 都市再生特別措置法の改正により特定都市再生緊急整備地域を創設し 平成 29 年度末時点で特定都市再生緊急整備地域として 13 地域の指定が行われてきた 更に直近では 我が国の大都市がグローバルな経済圏の中心となり 世界から人材や企業 投資等を呼び込むべく 平成 28 年 6 月に都市再生特別措置法を改正し 一層のビジネス 生活環境 防災機能の向上を図っているところである また 未来投資戦略 2018 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 交通 物流に関する地域の社会課題の解決と都市の競争力の向上に関して 都市再生プロジェクトを進めることが盛り込まれたところである ページ 14 1

また 経済財政運営と改革の基本方針 2018 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) においても 力強い経済成長の実現に向けた重点的な取組に関して 貴重な都市内空間を有効活用して都市機能を向上するため 都市開発を集中的に促進することが盛り込まれたところである 昨今の成長が著しいアジア諸国の都市と比較し 我が国都市の国際競争力が相対的に低下している中 国全体の成長を牽引する大都市について 認定事業者を対象とした税制上の特例措置や民間都市開発推進機構による金融支援を戦略的 重点的に講ずることにより 国際競争力の強化等に資する優良な民間都市開発事業を促進するものであり 東京オリンピック パラリンピック後の都市再生を腰折れさせないためにも 引き続き 当該施策の推進を図るため 本特例措置の適用期限を延長する必要がある あわせて 東京一極集中是正のための中枢 中核都市の機能強化の 支援施策の方向 ( 平成 30 年 7 月 12 日都市再生本部 まち ひと しごと創生本部決定 ) を踏まえ 中枢 中核都市における都市再生事業を推進し 質の高い投資案件を形成するため 所要の支援施策を講じる必要がある 本要望に対応する縮減案 - ページ 14 2

合理性政策体系における政策目的の位置付け 政策 4 地方創生の推進 政策の達成目標 税負担軽減措置等の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 我が国の活力の源泉である都市について 特定都市再生緊急整備地域において 優良な民間都市再生事業を推進することにより 都市再生を図り 都市の魅力を高める 2020 年 ( 平成 32 年 ) までに 世界の都市総合ランキングにおいて 東京が 2012 年 4 位 3 位以内に入る 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) における都市開発事業の平成 24 年度から平成 32 年までの建設投資累計額目標値 :8 兆円 ~11 兆円 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) 内の都市開発事業が行われた 2018 年度から 2030 年度までの区域面積割合目標値 :16.0%~18.5% 1 初期値 :9.1%(2002 年度 ~2017 年度末 (2017 年度は見込み値 )) 2 中間目標値 :12.8%~14.2%(2024 年度 ) 2 年間 ( 平成 31 年 4 月 1 日 ~ 平成 33 年 3 月 31 日 ) 我が国の活力の源泉である都市について 特定都市再生緊急整備地域において 優良な民間都市再生事業を推進することにより 都市再生を図り 都市の魅力を高める 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) における都市開発事業の平成 31 年度から平成 32 年度までの建設投資累計額目標値 :2 兆円 ~3 兆円 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) 内の都市開発事業が行われた 2020 年度までの区域面積割合目標値 :10.7%~11.3% 政策目標の達成状況 民間都市再生事業計画は平成 30 年 8 月末現在 114 計画が認定され 都市再生に向けた民間都市開発事業の促進が着実に図られている 具体的には 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) における都市開発事業の平成 24 年度から平成 29 年度までの建設投資額は約 5.4 兆円となり 現時点での平成 30 年度 ~ 平成 32 年度までの建設投資累計額 ( 見込 ) が約 3. 兆円であることから 目標達成に向けて順調に推移しているところだが 平成 32 年度以降の都市開発事業の見通しは不透明であり 引き続き支援が必要である 有効性 要望の措置の適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) ( 適用件数 ) 平成 31 年度 : 不動産取得税 5 計画 ( うち建物 4 計画 ) 固定資産税 17 計画 都市計画税 16 計画平成 32 年度 : 不動産取得税 5 計画 ( うち建物 4 計画 ) 固定資産税 16 計画 都市計画税 15 計画 ( 適用事業者の範囲 ) 民間都市開発事業を施行する者本特例措置を引き続き戦略的 重点的に講ずることにより 特定都市再生緊急整備地域における優良な民間都市開発を誘発し 不動産活性化の呼び水とすることができ 我が国の活力の源泉である都市の活性化を図ることができる ページ 14 3

当該要望項目以外の税制上の支援措置 所得税 法人税 登録免許税 相当性 予算上の措置等の要求内容及び金額 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 民間都市開発プロジェクトに対する金融支援 平成 31 年度予算概算要求額 ( 政府保証債及び政府保証借入 ):400 億円 金融支援は 民間金融機関からの調達が困難なミドルリスクの部分を補充し 事業の立ち上げを支援するもの 一方 本特例措置は 民間都市開発事業に必要な不動産取引等に係るコストを低減することで当該事業の採算性を向上させ 事業実施を決断するインセンティブを与えるものであり 両者の役割分担は明確である 要望の措置の妥当性 本特例措置は 特に我が国の国際競争力の強化を図るべき地域である特定都市再生緊急整備地域における優良な民間都市開発事業に限って適用されるものであり これまでの多数の事業者への適用実績を踏まえても 都市再生の推進による都市の魅力向上という政策目的の達成のために的確かつ必要最低限の措置である ページ 14 33 4

( 適用件数 ( 不動産取得税 )) 平成 25 年度 : 土地 0 計画 (0 件 ) 建物 5 計画 (6 件 ) 平成 26 年度 : 土地 2 計画 (2 件 ) 建物 8 計画 (21 件 ) 平成 27 年度 : 土地 2 計画 (2 件 ) 建物 8 計画 (18 件 ) 平成 28 年度 : 土地 2 計画 (2 件 ) 建物 2 計画 (2 件 ) 平成 29 年度 : 土地 5 計画 (8 件 ) 建物 9 計画 (11 件 ) ( 適用件数 ( 固定資産税 都市計画税 )) 平成 25 年度 : 固定資産税 3 計画 (3 件 ) 都市計画税 3 計画 (3 件 ) 平成 26 年度 : 固定資産税 8 計画 (21 件 ) 都市計画税 8 計画 (21 件 ) 平成 27 年度 : 固定資産税 12 計画 (36 件 ) 都市計画税 11 計画 (36 件 ) 平成 28 年度 : 固定資産税 16 計画 (43 件 ) 都市計画税 16 計画 (42 件 ) 平成 29 年度 : 固定資産税 17 計画 (46 件 ) 都市計画税 17 計画 (44 件 ) 税負担軽減措置等の適用実績 ( 減収額 ( 不動産取得税 )) 平成 25 年度 : 土地 0 百万円 建物 874 百万円平成 26 年度 : 土地 241 百万円 建物 3,789 百万円平成 27 年度 : 土地 244 百万円 建物 2,269 百万円平成 28 年度 : 土地 71 百万円 建物 892 百万円平成 29 年度 : 土地 1,706 百万円 建物 4,068 百万円 ( 減収額 ( 固定資産税 都市計画税 )) 平成 25 年度 : 固定資産税 17 百万円 都市計画税 2 百万円平成 26 年度 : 固定資産税 40 百万円 都市計画税 6 百万円平成 27 年度 : 固定資産税 52 百万円 都市計画税 9 百万円平成 28 年度 : 固定資産税 70 百万円 都市計画税 12 百万円平成 29 年度 : 固定資産税 74 百万円 都市計画税 12 百万円 地方税における税負担軽減措置等の適用状況等に関する報告書 における適用実績 本特例措置は 都市の再生の拠点として緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域である特定都市再生緊急整備地域における優良な民間都市開発事業を推進するための制度であって 当該事業を施行する能力のある民間事業者であれば一律に適用されるものであり 特定の者に偏った適用となるものではない また 特定都市再生緊急整備地域における民間都市再生事業計画の認定状況に照らして 適用数は想定の範囲内と考えられる ( 不動産所得税 ) 課税標準 ( 不動産の価格 ) 平成 26 年度 :48,843,668( 千円 ) 平成 27 年度 :54,177,050( 千円 ) ( 固定資産税 ) 課税標準 ( 固定資産の価格 ) 平成 26 年度 :4,107,709( 千円 ) 平成 27 年度 :5,740,311( 千円 ) ( 都市計画税 ) 課税標準 ( 固定資産の価格 ) 平成 26 年度 :2,757,978( 千円 ) 平成 27 年度 :3,221,228( 千円 ) 税負担軽減措置等の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 民間都市再生事業計画は 平成 30 年 8 月末現在 114 計画が認定され 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上に向けた民間都市開発事業の促進が着実に図られている 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) における都市開発事業の平成 24 年度から平成 29 年度までの建設投資額は約 5.4 兆円となり 目標達成に向けて順調に推移している 今後も認定建築物が順次整備される予定であり 本特例措置を通じて優良な民間都市開発事業を推進することで 目標達成に向けた効果を発現していく見通しである ページ 14 5

前回要望時の達成目標 我が国の活力の源泉である都市について 特定都市再生緊急整備地域において優良な民間都市再生事業を推進することにより 都市再生を図り 都市の魅力を高める 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) における都市開発事業の平成 29 年度から平成 30 年度までの建設投資累計額目標値 :2 兆円 ~3 兆円 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 民間都市再生事業計画は 平成 30 年 8 月末現在 114 計画が認定され 都市再生に向けた民間都市開発事業の促進が着実に図られている 具体的には 都市再生緊急整備地域 ( 特定都市再生緊急整備地域を含む ) における都市開発事業の平成 29 年度から平成 30 年度までの建設投資額は約 2.3 兆円となり 目標に届く見込みである 現時点での平成 4 年度 ~ 平成 32 年度までの建設投資累計額 ( 見込 ) が約 8.5 兆円であることから 目標達成に向けて順調に推移しているところだが 平成 32 年度以降の都市開発事業の見通しは不透明である 引き続き 我が国の活力の源泉である都市について 都市再生を図り 都市の魅力を高めるために 認定事業者を対象とした税制上の特例措置や民間都市開発推進機構による金融支援を戦略的 重点的に講ずることにより 優良な民間都市開発事業を促進していく必要がある これまでの要望経緯 平成 23 年度創設平成 24 年度拡充 ( 都市再生特別措置法第 19 条の 10 第 2 項により民間都市開発事業の実施主体に 対する同法第 20 条第 1 項の認定があったものとみなされる場合を含む ) 平成 25 年度適用期限の 2 年延長 平成 27 年度適用期限の 2 年延長平成 29 年度適用期限の 2 年延長 ページ 14 6