平成 29 年度 在宅療養移行支援事業 補助金事務手続きの手引き 東京都福祉保健局医療政策部医療政策課
目次 1 目的 1 2 実施主体 1 3 補助対象事業 1 4 対象経費 1 5 基準額及び補助率 2 6 手続き 2 7 その他注意事項 4 8 担当者連絡先 4 ( 参考 ) 平成 29 年度在宅療養移行支援事業補助金事務の流れ 5 Q&A 6
本手引きは 補助 1 ヶ年目及び補助 2 ヶ年目共通用で作成されておりますが 今回の再募集における補助対象事業者はすべて補助 1 ヶ年目に該当いたします 1 目的 本事業は 以下の 2 つを目的としています (1) 救急医療機関に搬送された患者が 急性期を脱した後 円滑に退院することを促進し 将来的な救急搬送患者の増加に対応した強固な二次救急医療体制を確保する (2) 在宅療養患者の病状変化時の受入れなど 今後の在宅療養患者の増加に即した医療体制の構築に向け 救急医療機関における新たな機能を評価し もって在宅療養の基盤強化を図る 2 実施主体 本事業の実施主体は 医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 7 条第 2 項各号に規定する病床の合計数が 200 床未満の東京都指定二次救急医療機関 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) であって かつ 平成 29 年 3 月 31 日時点において基本診療の施設基準等 ( 平成 28 年厚生労働省告示第 53 号 ) に規定する退院支援加算の施設基準を満たしていないものの開設者です ( 現在 東京都指定二次医療機関として指定されていない医療機関についても 平成 29 年 4 月 1 日以降指定された場合は 実施主体に含まれます ) ただし 地方公共団体 地方独立行政法人 特定地方独立行政法人 独立行政法人 特定独立行政法人及び国立大学法人は除きます ただし 補助 2 カ年目においては この限りではありません また 東京都在宅療養移行体制強化事業 ( 平成 29 年 4 月 1 日時点で東京都指定二次救急医療機関に指定されていない 200 床未満の医療機関を対象とした補助事業 ) を実施する場合にも 本事業の対象とはなりませんのでご留意ください 3 補助対象事業 補助の対象となるのは 入院患者の退院支援を行う看護師又は社会福祉士等を新たに配置する事業です ただし 補助を受けるには 平成 29 年度中 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) に以下の要件を満たすことが必要です (1) 基本診療料の施設基準等 ( 平成 28 年厚生労働省告示第 53 号 ) に規定する退院支援加算 1 又は 2 の施設基準 ( 以下 退院支援加算 1 又は 2 の施設基準 という ) を満たすこと (2) 在宅療養患者の病状変化時等における受入体制の確保に努めること なお 補助 2 ヶ年目においては 上記 1 及び 2 に加え 以下の要件を満たすことが必要です (3) 退院支援を行うために新たに配置した看護師又は社会福祉士等が 退院支援強化研修 ( 平成 27 年 3 月 18 日付 26 福保医政第 1919 号 ) を受講すること 4 対象経費 平成 29 年 4 月 1 日以降 退院支援を行うために新たに配置した看護師又は社会福祉士等の人件費 ( 常勤職員給与費 非常勤職員給与費 法定福利費 賞与及び手当を含む ) ただし 補助 2 ヶ年目においては 平成 28 年 4 月 1 日以降 退院支援を行うために新たに配置した看護師又は社会福祉士等の人件費なお 2 名を限度とします 1
新たに配置した職員の 配置以降の人件費について補助を行います 国 地方公共団体等の他の補助金等を充当し実施する事業は 対象になりません 5 基準額及び補助率 (1) 基準額 1 人当たり 3,600 千円 事業実施月数 /12 事業実施月数 は 職員を配置している月数のこと (2) 補助率補助 1 ヶ年目 10/10 補助 2 ヶ年目 1/2 対象経費の支出額 ( 新たに配置した職員の人件費等 ) と都補助金の基準額 (1 人当たり 3,600 千円 ) を比較して小さい方を選定額とし 選定額に補助率 ( 補助 1 ヶ年目 :1 0/10 補助 2 ヶ年目 :1/2) を掛けた額を補助金額とします 6 手続き (1) 交付申請書等の提出 ( 詳細は 正式な依頼文書を御確認ください ) 紙 (1 部 ) 及びメールで提出してください 提出期限平成 30 年 1 月 19 日 ( 金曜日 ) 必着 提出書類 1 平成 29 年度東京都在宅療養移行支援事業補助金交付申請書 ( 第 1 号様式 ) 2 所要額調書 ( 別紙 1) 3 所要額明細書 ( 別紙 2) 4 事業計画書補助 1 ヶ年目 : 別紙 3-1 補助 2 ヶ年目 : 別紙 3-2 添付書類 5 当該事業に係る歳入 歳出予算書の抄本 ( 様式は任意 ) 6 対象経費の根拠資料 ( 給与額等の算出方法がわかるもの ) 7 退院支援加算施設基準を満たしている者は 退院支援加算の施設基準を満たしていることが確認できる資料 84 月 1 日以降 既に新たに看護師又は社会福祉士等を配置している場合は 配置したことが確認できる資料 ( 発令通知書 ( 写 ) 異動辞令 ( 写 ) 雇用契約書 ( 写 ) 採用通知書 ( 写 ) 等 ) 9 印鑑証明書 ( 提出する書類に使用する印鑑は 全てこの印鑑を使用してください ) 10 その他参考となる資料 (2) 交付決定 (3 月上旬頃を予定 ) 提出された交付申請書類等について 東京都において審査し 交付決定を行います 交付決定時には 交付決定通知書 を送付します 2
(3) 変更申請の提出 ( 随時 ) 次のいずれかに該当する場合は あらかじめ知事の承認が必要です 該当する事例が発生した場合は 必ず御連絡ください 1 補助事業に要する経費を変更しようとするとき 2 補助事業の内容を変更しようとするとき 3 補助事業を中止しようとするとき (4) 実績報告の提出 ( 平成 30 年 4 月を予定 )( 詳細は 正式な依頼文書を御確認くださ い ) 紙 (1 部 ) 及びメールで提出してください 提出期限 補助事業が完了した場合は 実績報告書を提出していただきます 具体的な期限等については別途通知しますので 御確認ください 提出書類 様式類 1 平成 29 年度東京都在宅療養移行支援事業補助金実績報告書 ( 第 3 号様式 ) 2 精算書 ( 別紙 4) 3 実績額明細書 ( 別紙 5) 4 実績報告書別紙 3-1 申請者 : 別紙 6-1 別紙 3-2 申請者 : 別紙 6-2 添付書類 5 当該事業に係る歳入 歳出決算書の抄本 ( 様式は任意 ) 6 対象経費の根拠資料 ( 給与明細書 ( 写 ) 人件費を業務割合で積算した場合等の計算資料等 ) 7 新たに看護師又は社会福祉士等を配置したこと及び当該事業に勤務したことが確認できる資料 ( 発令通知書 ( 写 ) 異動辞令 ( 写 ) 雇用契約書 ( 写 ) 採用通知書 ( 写 ) 勤務サイクル表 ( 写 ) 等 ) 8 退院支援加算 1 又は 2 の施設基準を満たしていることが確認できる資料 ( 基本診療料の施設基準等に係る届出書に対する受理通知 ( 写 ) 等 ) 9 その他参考となる資料 (5) 額の確定 ( 平成 30 年 5 月を予定 ) 提出された実績報告について 東京都において審査 ( 必要に応じて現地調査等行う場合があります ) し 事業の成果が交付決定時の内容に適合すると認めたときは 補助金の額を確定し 額の確定通知書 により通知します (6) 請求 支払 ( 平成 30 年 5 月を予定 ) 紙 (1 部 ) 及びメールで提出してください 額の確定通知書 を受け取った後 請求書 ( 第 5 号様式 ) と 支払金口座振替依頼書 を提出してください 内容を確認後 補助金を指定の口座に振り込みます 3
7 その他注意事項 (1) 事業の公表補助を行った事業の内容について 都において公表する場合があります (2) 要綱等の遵守事業の実施に当たっては 東京都在宅療養移行支援事業実施要綱 東京都在宅療養移行支援事業補助金交付要綱 の規定を遵守し 事務手続を進めてください (3) スケジュール事業の進捗状況等により 上述したスケジュールと時期が異なる場合がありますので 御承知おきください (4) その他事業の進捗状況等により この手引きに記載のない事項につきまして御対応いただく場合があります その際は 別途改めて御連絡します 8 担当者連絡先 東京都福祉保健局医療政策部医療政策課地域医療対策担当 ( 住所 ) 163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目 8 番 1 号 ( 電話 ) 03(5320)4417 (FAX) 03(5388)1436 ( メールアドレス ) S0000298@section.metro.tokyo.jp 4
平成 29 年度東京都在宅療養移行支援事業補助金事務の流れ 東京都事業実施医療機関東京都に提出する書類 12 月 1 月 2 月 3 月 1 交付申請書等の提出 ( 都への提出期限 :1 月 19 日 ) 事業実施通知 交付申請提出依頼 交付申請書審査 交付決定 交付申請一式 2 交付決定 交付決定 交付申請書作成 提出 様式類 1 平成 29 年度東京都在宅療養移行支援事業補助金交付申請書 ( 第 1 号様式 ) 2 所要額調書 ( 別紙 1) 3 所要額明細書 ( 別紙 2) 4 事業計画書補助 1 ヶ年目 : 別紙 3-1 補助 2 ヶ年目 : 別紙 3-2 添付書類 5 当該事業に係る歳入 歳出予算書の抄本 ( 様式は任意 ) 6 対象経費の根拠資料 ( 給与額等の算出方法がわかるもの ) 7 退院支援加算施設基準を満たしている者は 退院支援加算の施設基準を満たしていることが確認できる資料 84 月 1 日以降 既に新たに看護師又は社会福祉士等を配置している場合は 配置したことが確認できる資料 9 印鑑証明書 10 その他参考となる資料 変更事案発生時 対応検討 対応方法決定 連絡 3 変更申請 変更事案発生 都担当者へ連絡 対応了解 4 実績報告 平成 30 年度 4 月 平成 30 年度 実績報告提出依頼 実績報告審査 補助額確定 実績報告一式 5 額の確定 額の確定通知 6 補助金の請求 実績報告書作成 提出 様式類 1 平成 29 年度東京都在宅療養移行支援事業補助金実績報告書 ( 第 3 号様式 ) 2 精算書 ( 別紙 4) 3 実績額明細書 ( 別紙 5) 4 実績報告書別紙 3-1 申請者 : 別紙 6-1 別紙 3-2 申請者 : 別紙 6-2 添付書類 5 当該事業に係る歳入 歳出決算書の抄本 ( 様式は任意 ) 6 各経費の支出を証明する資料 ( 給与明細書 ( 写 ) 等 ) 7 新たに看護師又は社会福祉士等を配置したことが確認できる資料 ( 発令通知書 ( 写 ) 等 ) 8 退院支援加算 1 又は 2 の施設基準を満たしていることが確認できる資料 9 その他参考となる資料 5 月 内容確認 補助金確定払 口座振替依頼書請求書 請求書提出 入金 請求書 ( 第 5 号様式 ) 支払金口座振替依頼書 時期は変更することもあります 正式な依頼文書にて御確認ください 5
Q&A 番号 Q A 1 この事業はいつまで続くのか 平成 28 年度から平成 29 年度までの 2 年間を予定している そのため 平成 29 年度が補助 1 ヶ年目の医療機関においては 1 年間のみの補助となる 2 いつ現在で東京都指定二次救急医療機関に指定されていれば補助対象となるのか 平成 29 年 4 月 1 日現在 平成 29 年 4 月 2 日以降に指定された医療機関は指定日以降について補助対象となる 3 病床数はいつ現在のものか 交付申請時現在のもの 4 平成 29 年 4 月 1 日以降 東京都指定二次救急医療機関の指定が途中で終了した場合は 補助対象となるのか 引き続き補助対象とする 5 補助金を申請するためには新たに雇用することが必要となるのか 新たに雇用するほか 部署異動等で新たに配置する場合も補助対象となる 6 平成 28 年度は退院支援加算の施設基準を満たしていなかったが 平成 29 年度に人員配置し満たした場合 補助の対象となるのか 対象となる 7 平成 29 年 4 月 1 日付で退院支援加算 1 又は 2 の施設基準を満たした場合は補助対象となるのか 対象となる 8 准看護師や MSW の配置でも足りるか 退院支援加算の施設基準に準ずる 9 平成 29 年 3 月 31 日時点で 退院支援加算の施設基準を満たしていない医療機関として申請したが 年度末に退院支援加算 1 又は 2 の施設基準を満たさなかった場合はどうなるのか 補助金の交付は行わない 10 新たに看護師又は社会福祉士等を配置したことが確認できる資料とはどのようなものか 雇用契約書や採用通知書 発令通知書 異動辞令の写しなど 11 対象経費の根拠書類とはどのようなものか 給与支払明細書や源泉徴収票の写し 人件費を業務割合で積算した場合等の計算資料など 12 退院支援加算の施設基準の取得日を確認できる資料とはどのようなものか 基本診療料の施設基準等に係る届出書に対する受理通知など 13 補助金の対象人数以上の人数を新たに配置した場合には補助等はないのか ない 対象人数は 2 名を限度とする 14 いつまでの人件費が補助対象となるのか 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの事業に要した人件費 15 補助金はいつ交付されるのか 実績報告提出後 額が確定された後に交付する ( 平成 30 年 5 月頃を予定 ) 16 年度の途中で配置換えをした場合の補助金額はどうなるか 本事業のために配置されている期間のみ補助対象となる 配置期間の給与等と都補助金基準額 {3,600 千円 ( 配置期間の月数 )/12} を比較して小さい方を選定額とし 選定額に補助率 ( 補助 1 ヶ年目 :10/10 補助 2 ヶ年目 :1/2) を掛けた額を補助金額とする 17 専従 はどの程度その業務に携わればよいのか 施設基準に準ずる 6