大統領 副大統領 第45代統領 ドナルド トランプ 1946年生まれ 71歳 ニューヨーク州出身 ペンシルバニア大学ウォートン校卒業 トランプ オーガナイ ゼーションの会長兼社長 全米でホテルやカジノを経営 2015年6月 2016年大統領選挙へ共和党からの出 馬を表明 メキシコとの国境の壁の建設

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資料 米国新政権の核不拡散政策 ( 意見交換 ) 2017 年 3 月 22 日 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 (JAEA) 核不拡散 核セキュリティ総合支援センター (ISCN) 平成 28 年度第 2 回核不拡散科学技術フォーラム

目次 1. 調査概要 Page 2 2. 回答者属性 Page 3 3. 問 1. 地球儀を俯瞰する外交 Page 4 4. 問 2. 日本の国連安保理非常任理事国としての取組 Page 5 5. 問 3. 東アジアの安全保障政策 Page 6 6. 問 4. 女性参画推進における国際的取組 WAW

Security declaration

第 4 回日豪外務 防衛閣僚協議 日本とオーストラリア : 平和と安定のための協力 共通のビジョンと目標 1. 玄葉光一郎日本国外務大臣, 森本敏日本国防衛大臣, ボブ カー オーストラリア外務大臣, スティーブン スミス オーストラリア国防大臣は,9 月 14 日にシドニーにおいて会談し, 地域的

よる 誓約 への留意 ( パラ 139) 核兵器使用の影響は瞬時又は長期的な結末をもたらし, それが以前理解されていたよりもずっと深刻であることを確認 ( パラ 140) あらゆる核兵器の使用による壊滅的で非人道的な結末に関する深い懸念は, 核軍縮分野における努力を下支えし続けるべき鍵となる要因であ

日本産食品の輸入規制の撤廃の要請,3 原子力安全 ( 安全最優先の原子力発電所の再稼働,IRRSフォローアップミッション実施の要請,OSARTフォローアップミッション受入れ等 ),4 原子力の平和的利用 ( 平和と開発のための原子力 に係る天野事務局長の取組への支持, 本年 11 月の原子力科学技術

の自由 妨げられない通商活動 自制と 1982 年の国連海洋法条約 (UNCLOS) を含む国際法の普遍的な原則に従った紛争の平和的手段による解決を推進することの重要性を強調した 我々は ARF や ASEAN 海洋フォーラム拡大会合等を通じた情報共有や能力構築を含む 海洋安全保障及び海上の安全に関

権の場合には政権発足後 13 か月目に QDR が発表されることとなる そのため 本来戦略文書の最上位文書にあるはずの NSS よりも早く QDR が公表されるという状況が発生していた ブッシュ政権最初の QDR が公表されたのは9 11テロ事件直後の 2001 年 9 月 30 日であったが 先制

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

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バーたちのプロパガンダ ゲームに利用されることを許してはならない とイランの大統領は述 べ 米国の不当な行為から 国際法や国際秩序を守るべきだと訴えた トランプ大統領とロウハニ大統領が国連で演説をする前日の 9 月 24 日 欧州連合 (EU) のモゲリーニ外交安全保障問題担当上級代表とイランのザリ

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ドイツシリア難民が心理療法士を殺傷 ( スプートニク 2017 年 06 月 08 日 23:44) 米国主導国際連合軍シリアのアトタンフェ市で親シリアの軍部隊に再び攻撃 ( スプートニク 2017 年 06 月 09 日 02:24)

安全保障会議 ( 現行 ) の概要 ( 構成 ) 委員長 : 内閣官房長官 委 安全保障会議 ( 構成 ) 議長 : 内閣総理大臣 事態対処専門委員会 内閣総理大臣の諮問に基づき 以下の事項を審議 国防の基本方針 防衛計画の大綱 対処基本方針 武力攻撃事態 / 周辺事態等への対処 / 自衛隊法第 3

草稿 Ver.3

NPT 体制の維持 強化 核軍縮 中国の核戦力増強への対応 核戦力の透明性 核兵器の非人道性 中東非大量破壊兵器地帯 包括的核実験禁止条約 (CTBT) 早期発効 2. 核軍縮 不拡散分野の当面の課題 2010 年 NPT 運用検討会議で行動計画を採択 2015 年 NPT 運用検討会議に向けて核軍

第 2 回保障措置実施に係る連絡会 ( 原子力規制庁 ) 資料 3 廃止措置施設における保障措置 ( 規制庁及び IAEA との協力 ) 平成 31 年 4 月 24 日 日本原子力研究開発機構安全 核セキュリティ統括部 中村仁宣

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エチオピア 2017 年 2 月 エチオピアは FATF 及び ESAAMLG( 東南部アフリカ FATF 型地域体 ) と協働し 有効性強化及び技術的な欠陥に対処するため ハイレベルの政治的コミットメントを示し 同国は 国家的なアクションプランや FATF のアクションプラン履行を目的とした委員会

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はパリ協定 28 条に基づき 正式な離脱の手続きを踏むこと 同条では国連に協定発 効後 3 年後離脱の書面通告をし さらにその 1 年後効力をもつとされている 第二の オプションは国連気候変動枠組条約そのものから離脱をすること 第三のオプション はパリ協定への米国の署名を大統領令により無効にすること

自衛隊の補給支援活動に関する特別世論調査 の要旨 平成 21 年 3 月内閣府政府広報室 調査時期 : 平成 21 年 1 月 22 日 ~2 月 1 日調査対象 : 全国 20 歳以上の者 3,000 人有効回収数 ( 率 ):1,684 人 (56.1%) 1 補給支援活動の認知度 平成 21

Microsoft Word 米中東戦略

核軍縮 2017 年 7 月に核兵器禁止条約 (TPNW) が成立しました しかしながら 核軍縮の実質的な進展は依然として見通せない状況が続いています 核 兵器を保有する国々は核戦力の近代化 強化を進め また安全保障環境 が不安定化する中で 核抑止の役割を再認識しつつあります 核兵器 のない平和で安

2 マイケル マクデビット加藤洋一 望を持たせる兆候となる しかし その一方で 北朝鮮が長い間にわたり核開発計画を放棄してこなかった長い歴史を振り返れば 今後 北朝鮮が再び深刻な挑発に走ることを なお考えないわけにはいかない とりわけ もし北朝鮮の核とミサイルの能力が 抑制を受けないまま野放しとなれ

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新旧対照表

目次 核セキュリティを支える技術開発に係る国際シンポジウム ~ 核鑑識と地域間協力 ~ の開催について

る軍事プレゼンスは世界を安定させ これらの自由な経済活動を可能にしてきた トランプ大統 領の就任演説にはこのような意識はみじんもない そして彼がこれから行おうとしていること は以下の点に集約される 今日 この日から アメリカ第一のみになります アメリカ第一です 貿易 税金 移民 外交についてのすべて

的に進めた欧州諸国や日本の企業に対する警告だと考えられる これは トランプ政権が本気であり どれだけアグレッシブにイランに対する制裁を履行しよう としているのかを見せつける一種の 脅し だと考えるべきである 5 月 13 日にはジョン ボルトン大統領補佐官が 欧州企業は米国の制裁に直面する可能性が

陳情議決結果一覧 ( 平成 19 年 5 月 ~ 平成 23 年 4 月 ) 番号受理年月日件名付託委員会 議決年月日 結 果 陳情 第 1 号 H 非核日本宣言 を求める意見書の提出要請について 総財委 H 採 択 陳情第 2 号 H 原爆症認定制度の抜本的改

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

【セット(HP用)】中根大使ステートメント

ケンブリッジ アナリティカが廃業宣言スキャンダラスな公表の結末 ( アップデート 2018 年 05 月 04 日 03:23) ガスパイプライン ノルドストリーム 2 の敷設工事ドイツで開始 ( アップデート 2018 年 05 月 04 日 04:

A23 A24 A25 A26 A27 A28 A38 A39 燃料再処理 A40 A41 A42 A43 第 3 日 休 憩 総合講演 報告 3 日本型性能保証システム 燃料再処理 A29 A30 A31 A32 A33 A34 A35 燃料再処理 A36 A37 燃料再処理 A44 A45 A4

オバマ民主党政権への交代 オバマ大統領 ( 前上院議員 ) バイデン副大統領 ( 前上院議員外交委員長 ) 議会両院で民主党が議席を伸ばす 上院 下院 民主党 独立派 共和党 民主党 共和党 110 期 期 * *2

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朝日 TV 2015/4/18-19 原発政策安倍内閣は 今後の電力供給のあり方について検討しているなかで 2030 年時点で 電力の 2 割程度を 原子力発電で賄う方針を示しています あなたは これを支持しますか 支持しませんか? 支持する 29% 支持しない 53% わからない 答えない 18%

Jan-80 Jan-82 Jan-84 Jan-86 Jan-88 Jan-90 Jan-92 Jan-94 Jan-96 Jan-98 Jan-00 Jan-02 Jan-04 Jan-06 Jan-08 Jan-10 Jan-12 Jan-14 Jan-16 丸紅ワシントン報告 図表 1 製造

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PowerPoint プレゼンテーション

成が朝鮮半島の非核化の促進を可能にすることを認識 するとのくだりがあるが アメリカによる米韓合同軍事演習の停止と 北朝鮮による核 ミサイル実験の停止 核実験場とミサイル エンジン実験場の閉鎖 (ICBM の開発中止かは不明 ) は こうした相互の信頼醸成のための措置とみられる アメリカは 米韓合同軍

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トランプ新大統領の今後の注目点

2016 年米国選挙 : 市場の反応および推測されること 11 月 8 日は 次の 4 年間で誰がその国を導いていくかを決めるため米国市民が招集される日である 最新の世論調査は事実の疑念性を高めており 2 人の主要候補者間の支持率の差が近日かなり接近していることがわかっている 当然のことながら 共和

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目次 1. 核不拡散 核セキュリティに関する動向 ( 解説 分析 ) トランプ大統領の国家安全保障戦略原子力エネルギーの位置付け等について

第 2 日 放射性廃棄物処分と環境 A21 A22 A23 A24 A25 A26 放射性廃棄物処分と環境 A27 A28 A29 A30 バックエンド部会 第 38 回全体会議 休 憩 放射性廃棄物処分と環境 A31 A32 A33 A34 放射性廃棄物処分と環境 A35 A36 A37 A38

設問 6: あなたは普段どの程度国際的なニュースや情報に接しているか ( 注 ) この設問は2015 年より実施 (1) 毎日 (2) 週に2~3 回程度 (3) 週 1 回程度 (4) 月 1 回程度 8 8 (5)2~3ヶ月に1 回程度 2 3 (6)6ヶ月に

海外における高レベル放射性廃棄物 処理 処分の取組み事例について 平成 26 年 2 月 18 日 公益財団法人原子力環境整備促進 資金管理センター 1

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IAEA(国際原子力機関)の査察技術開発への協力 - 日本発の技術で核不拡散に貢献 -

7 民法改正 : (13) 選択的夫婦別姓の実現 (14) 婚姻最低年齢 再婚禁止 (15) 婚外子相続分差別規定廃止 是正 8 性暴力 : (16) 性暴力禁止法 (17)DV 防止法 9 日本軍 慰安婦 : (18) 河野 村山談話 (19) 国家の謝罪と補償 10 性的健康 : (20) 刑法


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はじめに サントリーグループは 企業理念として定める 人と自然と響きあう と Growing for Good 及びサントリーグループ企業倫理綱領に基づき 安全 安心で高品質な商品 サービスをお届けするために 国連グローバル コンパクト 署名企業として公正 公平な取引を実施し サプライチェーン上のお

JEGS は英語版が正文である JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても その定義は必ずしも一致するとは限らない 2018JEGS バージョン 1.1 日本環境管理基準 国防省 日本環境管理基準 2018 年 4 月 バージョン 1.1 ( 改訂 :2018 年 12 月 )

とを目指す必要がある このためには以下の10 領域における政策課題に取組む必要がある また 分類 Ⅳに分類される意見に基づく場合であっても 原子力施設の廃止措置やこれまで原子力発電の利用に伴い発生した放射性廃棄物の処分の取組に関するこれらの領域における政策課題に取組まなければならない (1) 福島第

とになる これはデフレ脱却をめざす日本経済にとっては大きな追い風要因となる トランプ大統領の円安牽制は効くのかもっとも ドル高を牽制する姿勢を強く示しているトランプ政権が 過度な円安を認めるとは限らない ドイツや中国と並んで 日本も為替操作国の烙印を押され 円ドルレートを円高方向に動かすような口先介

小手川大助 (CIGS 研究主幹 ): 質疑応答に入る前に二つ質問したい 第一に 現政権の作業小部会の活動は オバマ氏のホワイトハウス運営と比べてどうか? 第二に 最近共和党の現職議員が予備選挙で敗北したり 引退を発表したりしているが これは確かか? また中間選挙でトランプ氏はどんな戦略を取とると考

資料 4 廃止措置施設における 保障措置について 2019 年 4 月 24 日 Copyright CHUBU Electric Power Co.,Inc. All Rights Reserved. 1

資料 4 サプライチェーンサイバーセキュリティ等に関する海外の動き 平成 30 年 8 月 3 日経済産業省商務情報政策局サイバーセキュリティ課

トランプ政権発足

2. 事前調査アンケートの実施方法 広島高校生徒へのアンケート 1. 実施理由私たちは核兵器の意識についてレポートを書くにあたり, 広島高校に在籍する生徒に意識調査をすることにより, 現状の問題点を発見しようとした 2. 実施方法アンケートが可能であった高校 1 年生 6クラスの計 237 人を対象

3. 行政分野への女性の参画 (1) 行政分野への女性の参画の実態 1 国 オランダには 13 の省があり それらの関係政府機関に現在約 20 万 7 千人の国家公務員が勤務している オランダの国家公務員全体における女性比率は約 3 割 (2005 年 ) で 約 6 万 5 千人の女性公務員が勤務

ポール ゴールドスタイン氏 パシフィック テック ブリッジ (PTB) 社長兼 CEO: 数週間前 私は経団連米国事務所で講演を行った その際 多くの出席者から 北東アジアで起きているシフトの性質に関する具体的な質問があった 国際関係論の教授や同分野の専門家 日中韓を専門とする研究者のほとんどは 現

日本 米に関税 500 億円の追加へ ( スプートニク 2018 年 05 月 18 日 00:48) プーチン大統領シリアのアサド大統領とソチで会談ペスコフ報道官 ( スプートニク 2018 年 05 月 18 日 04:37)

(CANACINTRA) 等と連携を図りつつ設置する案を有しており 国家中小企業コンサルタント養成 認定制度を具現化するためにいかにして事業を進めていくかが課題となっている (2) 相手国政府国家政策上の位置づけカルデロン大統領は 近代的かつ競争力のある経済の強化及び雇用の創出 を 治安 貧困撲滅

情勢分析_トランプ米政権による核合意離脱

トランプ政権発足後のアジア外交と我が国への影響

米国のLNG輸出と外交・エネルギー政策を巡る最近の動向

撃のリスクが 全ての地域と加盟国に影響する可能性があることに懸念を表明し 民間航空に対するテロ攻撃について深刻な懸念を表明しそしてそのような攻撃を強く非難し 民間航空が 外国人テロ戦闘員による輸送手段として用いられる可能性があることにまた懸念を表明し そして 1944 年 12 月 7 日にシカゴで

7 民法改正 : (13) 選択的夫婦別姓の実現 (14) 婚姻最低年齢 再婚禁止 (15) 婚外子相続分差別規定廃止 是正 8 性暴力 : (16) 性暴力禁止法 (17)DV 防止法 9 日本軍 慰安婦 : (18) 河野 村山談話 (19) 国家の謝罪と補償 10 性的健康 : (20) 刑法

★EU集計表タイプ公表資料

部隊と共にパトロールを始めたのである トルコ軍の攻撃を避けるため YPG の車両には米 国の国旗が掲げられ 米軍と YPG の緊密さが強調された さらにこれに追い打ちをかけるように 5 月 8 日 トランプ大統領は YPG に対する直接の武 器供与を承認すると発表した すでにイラクではモスル西部地区

日米同盟の基盤 日米同盟は 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約 ( 日米安保条約 ) リベラルな世界秩序へのコミットメント そして最も重要なことであるが両国政府と国民 の間の個人的な信頼関係に依拠している 長年に渡り米国外交官を務めた私の父は 日米安保同盟の創案者の一人であった

北朝鮮による核実験 弾道ミサイル発射事案 2016 年来 3 回の核実験の他 40 発もの弾道ミサイルの発射を強行〇 2017 年後半は特に 新型を含む長射程の弾道ミサイルを繰り返し発射 近年の北朝鮮による弾道ミサイル発射数 2 0

核軍縮・核不拡散体制の維持・強化

ASEAN 包括的投資協定 (ACIA) 修正議定書 ブルネイ ダルサラーム国 カンボジア王国 インドネシア共和国 ラオス人民民主共和国 マレーシア ミャンマー連邦共和国 フィリピン共和国 シンガポール共和国 タイ王国 およびベトナム社会主義共和国の政府 東南アジア諸国連合 ( ASEAN ) の加

目次 原子力平和利用と核不拡散 核セキュリティに係る国際フォーラム - 核セキュリティ サミット以後の国際的なモメンタム維持及び核軍縮への技術的貢献 国立研究開発法人日


原子力に関する特別世論調査 の概要 平成 21 年 11 月 26 日 内閣府政府広報室 調査概要 調査対象 全国 20 歳以上の者 3,000 人 有効回収数 ( 率 ) 1,850 人 (61.7%) 調査期間 平成 21 年 10 月 15 日 ~10 月 25 日 調査方法 調査員による個別

第 9 部 宇宙空間における制度的枠組 第 1 章 総 論 国際社会は 宇宙空間における軍事利用を禁止又は制限する幾つかの国際的な枠組みを既に作成してきている 例えば 1967 年に発効した宇宙条約は 宇宙を宇宙空間と月その他の天体とに分け 宇宙空間については 核兵器及び他の種類の大量破壊兵器を運ぶ

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24 日付当地紙グランマにて,21 日に開催された閣僚評議会の概要について報じられた 同評議会でなされた説明, 決定等は以下のとおり (1) 国家医薬プログラムの一部修正案及び自然療法 伝統医学の発展プログラムの現代化が提示され, これに対し, ラウル カストロ議長は, このプログラムを具体化するた

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2, 3 回の立ち話程度の会話が交わされただけである しかしプーチンとしては どうしても首脳会談を実現したかったようである プーチン自身 われわれの担当者が残念ながらスケジュール調整に失敗した為 米露首脳会談が実現しなかった これは担当者のミスであり 彼らは処分される と 語っている プーチンがわざ

濃縮施設を建設するなど核開発を続け 2010 年初頭にはテヘランにある医療研究用原子炉の燃料用だとしてウラン濃度を約 20 パーセントに高める濃縮活動を開始した これに対し アメリカ及び欧州連合 (EU) はイラン産原油輸入禁止やイランと取引を行った外国金融機関との取引禁止を含む独自の経済制裁を強化

大綱コンセプトの変遷 初めて策定した 51 大綱 (1976 年策定 ) においては 自らが力の空白となって我が国周辺地域における不安定要因とならないよう 必要最小限度の防衛力を保有するという考え方 すなわち 基盤的防衛力構想 を採用 その後 東西冷戦の終結といった国際情勢の変化 より安定した安全保

不安定な政治が常態化した米国

サイル (ICBM) と定義づけられる約 5,400 キロメートルの射程距離には及ばないものの グア ムとアリューシャン列島の攻撃を可能にするミサイルである そして 7 月には 2 回にわたり ICBM 火星 14 を発射 射程 5,400 キロを超える ICBM の発射実験を成功させ 11 月 2

7 民法改正 : (13) 選択的夫婦別姓の実現 (14) 婚姻最低年齢 再婚禁止 (15) 婚外子相続分差別規定廃止 是正 8 性暴力 : (16) 性暴力禁止法 (17)DV 防止法 9 日本軍 慰安婦 : (18) 河野 村山談話 (19) 国家の謝罪と補償 10 性的健康 : (20) 刑法

Jan: NSTC 全米製造イノベーションネットワーク発表 12.Feb: 2013 年大統領一般教書演説 2. Apr: ブレイン イニシアティブ発表 10.Apr: 2014 年度大統領予算教書発表 31. May: NSTC STEM 教育五カ

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米国トランプ政権の政策 ( 核不拡散 核セキュリティ 原子力等 ) 日本原子力研究開発機構核不拡散 核セキュリティ総合支援センター政策調査室

大統領 副大統領 第45代統領 ドナルド トランプ 1946年生まれ 71歳 ニューヨーク州出身 ペンシルバニア大学ウォートン校卒業 トランプ オーガナイ ゼーションの会長兼社長 全米でホテルやカジノを経営 2015年6月 2016年大統領選挙へ共和党からの出 馬を表明 メキシコとの国境の壁の建設 TPPからの脱退 やパリ協定からの離脱 北米自由貿易協定(NAFTA)の 再交渉 日韓の核武装の是認 イランとの核合意の破棄 等の発言 またワシントンのエスタブリッシュメントを批判す る発言等はマスコミから脚光を浴びた 政治や軍人の経験がない初めての大統領で また歴代 米国大統領の中で 最高齢での大統領就任である 第48代副大統領 マイク ペンス 1959年生まれ 58歳 インディアナ州出身 インディアナ大学法科大学院修了 弁護士 2000年の下院議員選挙で初当選 2001 13年まで下 院議員を歴任 共和党保守派に属し ティーパーティ運動 にも参加 2013年1月からはインディアナ州知事を務め 大規模な減税を導入 また財政黒字を達成 共和党主流派に属し 下院議長のポール ライアン氏(ウィ スコンシン州)とは盟友であることから トランプ氏と議会の橋 渡し役となることが期待されている 参考 足立正彦 トランプ次期政権高官人事分析資料 住友商事グローバルリサーチ URL: https://www.scgr.co.jp/report/survey/2016121421714/ 写真出典 https://www.whitehouse.gov/administration/president-trump https://www.whitehouse.gov/administration/vice-president-pence 73

大統領の就任演説と政策課題 就任演説の主要ポイント 国民 (People) による統治 : 私が大統領となった今日 この場所から 政府が国民により統治されるという変革が始まる 米国第一主義 : 今日 この日から 米国はひたすら米国第一主義 (America First) に徹する 米国の企業 雇用 国境を守らなければならない 保護こそが偉大な繁栄と強さをもたらす 新しい同盟関係の構築 : 今後 米国は米国製品を買い 米国人を雇うという単純な2つのルールに従う 世界の国々と友好的な善意の関係を築くが それは全ての国には自国の利益を優先させる権利があることを理解した上でのことである そして古い同盟関係を強化し 新しいものを形づくる 世界を結束しイスラム過激派のテロを地球上から完全に根絶させる 写真出典 : https://www.whitehouse.gov/administration/president-trump 6 つの政策課題のうち 米国第一エネルギー計画 と 米国第一外交政策 2017 年 1 月 20 日 トランプ大統領は 1 米国第一エネルギー計画 2 米国第一外交政策 3 雇用と成長の復活 4 米国の軍隊を再び強固なものとすること 5 法律施行コミュニティの設立 そして 6 すべての米国人のための貿易交渉 の計 6 つの政策課題を発表 うち 1 と 2 の概要は以下の通り 米国第一エネルギー計画 長期間に亘りエネルギー業界への重圧となり また米国の ( 雇用等にとって ) 有害かつ不必要な気候行動計画や水資源保護を排除し 米国労働者の賃金を今後 7 年間で 300 億ドル以上引き上げ 50 兆ドルと見積もられ 特に連邦所有地 ( 陸域 海域 ) のシェール資源を開発し それらのエネルギー生産からの収入で公共インフラを再建 クリーン コール技術に取組み 米国の石炭産業を再生 上記により米国は石油輸出国機構 (OPEC) や米国を敵視する国々からエネルギーの自立を確立する 同時に湾岸の同盟国と対テロ戦略の一つとして良好なエネルギー関係を築く 環境保護庁の本質的なミッションを再び大気と水の保護に向けさせる 米国第一外交政策 外交政策の中心は 力による平和 (Peace through strength) イスラム国 (ISIS) やイスラム過激派テロ組織の打破は最優先課題 必要であれば統合及び合同軍事作戦を積極的に展開 米国の軍事力を再建 米国の軍事優位性は揺るがないものでなければならず 米海軍や空軍の減少傾向を逆転させる 米国の利益に基づいた政策を推進するに当たり外交を活用 74

大統領補佐官 国務長官 エネルギー長官 ジョン ボルトン大統領補佐官 ( 国家安全保障担当 ) マイク ポンペオ国務長官 リック ペリーエネルギー長官 1948 年生まれ メリーランド州出身 エール大学法科大学院修了 弁護士 ブッシュ ( 父 ) 政権で 1989~93 年に国務次官補 ( 国際機関局担当 ) ブッシュ ( 子 ) 政権で 2001~05 年に国務次官 ( 軍備管理 国際安全保障担当 ) 05~06 年に国連大使を歴任 退任後は 米保守系シンクタンクのアメリカン エンタープライズ政策研究所 上級研究員を務める 2018 年 4 月から現職 北朝鮮への先制攻撃やイラン爆撃を支持するタカ派の論客として注目される 写真出典 : https://www.whitehouse.gov/people/john-r-bolton/ 1963 年生まれ カリフォルニア州出身 1986 年にウェストポイントの陸軍士官学校を首席で卒業し 退役後 ハーバード大学法科大学院を卒業 弁護士 2010 年に下院議員 ( 共和党 カンザス州 ) に初当選 ( ティーパーティ運動の一人 ) 2017 年 1 月まで 6 年間 下院議員を務める 2017 年 1 月 ~2018 年 4 月に CIA 長官を務め 2018 年 4 月から現職 対北朝鮮 対イラン強硬派として知られ る 写真出典 : https://www.state.gov/r/pa/ei/biog/281217.htm 1950 年生まれ テキサス州出身 テキサス A&M 大学卒業後 1997 年まで米国空軍に在籍 1984 年に下院議員 1999 年にテキサス州副知事に当選 2000 年に ブッシュ ( 子 ) の大統領選挙当選 / 知事辞任により 同州知事に昇格 2017 年 1 月まで知事 2015 年の大統領選に出馬表明も撤退 2017 年 3 月から現職 米国経済への影響を懸念し 地球温暖化対策には懐疑的な立場 原子力復興を明言し 特に SMR 及び使用済燃料中間貯蔵施設の建設に注力 写真出典 :https://www.energy.gov/contributors/rickperry 75

トランプ政権の政策 ( 不拡散 核セキュリティ等 ) 項目 NPT 核不拡散体制 北朝鮮の核問題 ( 北朝鮮の非核化 ) イラン核合意 ( 包括的共同作業計画 JCPOA) 国家安全保障 軍備管理 軍縮 日本の安全保障との関係 国際原子力機関 (IAEA) NPT 体制の維持 強化が重要と言及 トランプ大統領 関連閣僚のこれまでの発言や行動 2018 年 6 月 12 日の米朝首脳会談以前 : 国連総会で北朝鮮を ならず者国家 と非難 オバマ大統領の 戦略的忍耐 戦略を改め あらゆる選択肢 として経済制裁の強化や軍事力行使を検討 米朝首脳会談後 : もはや北朝鮮の核の脅威はなくなった 北朝鮮との非核化交渉に期限は設けておらず 急いではいない 旨を発言 経済制裁を継続しつつも 米韓合同軍事演習を停止 2018 年 8 月 23 日にポンペオ国務長官がスティーブン ビーガン ( 米フォード社副社長 ) を北朝鮮特使に任命 翌日にトランプ大統領が 非核化の進展がない として長官の第四回目となる訪朝中止を指示 JCPOA からの離脱に反対していたティラーソン国務長官を更迭 その後 タカ派で対イラン強硬派のジョン ボルトン氏を大統領補佐官に任命 マイク ポンペオ CIA 長官を国務長官に指名 2018 年 5 月 6 日 JCPOA からの離脱を表明 2018 年 8 月 7 日 大統領令で対イラン制裁の一部を再開 ( イランによるドル紙幣購入や金などの貴金属取引 工業用金属の売買に関する制裁等 ) 8 月 16 日 ポンペオ国務長官がブライアン フック国務省政策企画局長をイラン担当特別代表に任命 国防戦略やミサイル防衛システムの強化計画を策定 核態勢の見直し (NPR) を 2018 年に改定 国家安全保障戦略 では 4 つの柱として 米国第一主義 の下 1 国民と国土の防衛 2 米国の繁栄の促進 3 力による平和の維持 4 米国の影響力の拡大 を掲げ とりわけミサイル防衛の強化 中 露といった 修正主義勢力 に対抗するための軍事力の近代化と能力の向上の必要性を訴える アジア地域については 領有権問題の平和的解決や朝鮮半島の非核化への取り組みを主張 オバマ大統領の 核兵器のない世界 を追求する政策を見直す方向 国防費の 歴史的な拡大 の必要性を主張し FY2019 国防関連予算額は FY2017 実施予算額と比べて 800 億ドルの増額を要求 大統領就任以前 : 日本や韓国の核武装を是認する発言 米軍駐留費用等への財政支援を要請 大統領就任後 : 安倍首相との電話会談で 日米関係は卓越したパートナーシップであり この特別な関係を更に強化していきたい旨を言及 IAEA の核不拡散 ( 及び核セキュリティ 原子力安全 ) の確保に係る役割を評価 任意拠出金も継続 76

トランプ政権の政策 ( エネルギー戦略等 ) 項目 包括的核実験禁止条約 (CTBT) の批准 エネルギー戦略 地球温暖化対策 核セキュリティ PMDA( 米露間での解体核余剰 Pu の処分 ) 放射性廃棄物処分場 使用済燃料中間貯蔵 トランプ大統領の大統領就任以前及びその後の発言等 2018 年の 核態勢の見直し (NPR) 上で CTBT 批准に向けた議会手続きを行わないことを表明 ただし CTBTO 準備委員会の国際監視制度 (IMS) 等への支援は継続 オバマ前大統領の 全方位的エネルギー戦略 (all-of-the-above energy strategy から エネルギー自立 (Energy Independence) と エネルギー支配 (Energy Dominance) を目指す 米国エネルギー ( 石炭火力 石油 天然ガス ) の世界輸出により 雇用を創出 米国の友好国 パートナー国 同盟国のエネルギー安全保障を確保 オバマ大統領が課してきたエネルギー開発を阻害してきた規制を除去し インフラ開発を進める オバマ前大統領が打ち出した 気候変動行動計画 の撤回と 気候変動に係るパリ協定からの離脱を表明 2019 年の予算教書で EPA 予算の約 3 分の 1 削減や気候変動関連プログラム及び関連研究の中止を提案 テロ対策との絡みから 核セキュリティの確保を重要視 ただし ポスト核セキュリティ サミット後の活動には特段の言及なし 余剰解体核兵器からの Pu の処分につき MOX 燃料製造施設 (MFFF) の建設を終了させ 処分方法として 希釈 処分オプション を選択 議会は FY2019 国防授権法で MFFF の最低限の建設費用として 2 億 2 千万ドルを賦与 ヤッカマウンテン (YM) 許認可申請書の審査の再開 使用済燃料中間貯蔵施設の建設推進 ただし 議会上下両院協議会は 2019NDAA 案から YM に係る予算を削除 77

トランプ政権の政策 ( エネルギー 原子力 ) トランプ大統領及びペリー DOE 長官のエネルギー 原子力に係る発言 米国のエネルギー支配 (American Energy Dominance) トランプ大統領 ペリー DOE 長官 政府が主導するエネルギー開発推進により 米国産エネルギーを世界に輸出 米国のエネルギー自立 と 米国のエネルギー支配 を達成する 6 つの新しいイニシアティブ ( ただしメインは 天然ガス 石油の輸出促進と関連する国内インフラの整備 規制の撤廃など ) イニシアティブの 1 つとして 原子力エネルギーを再活性化させる新しい方法を見い出すため 原子力政策の徹底的なレビューを実施することを言及 2018 年 6 月 原子力発電所及び石炭火力発電所の運転停止が国家及び経済安全保障上の問題であり 運転停止を阻止するための緊急措置を準備するよう DOE 長官に対し命令 原子力を再びクールなものにする (To make nuclear cool again!) 原子力の役割 : 原子力無くしてはクリーン エネルギーのポートフォリオは完成しない 原子力は新たな可能性を切り開くゲーム チェンジャーになり得る 米国の役割 : 米国は 原子力開発の主導的役割を果たす 原子炉の輸出や SMR 支援を含む原子力産業界の再活性化を支援 使用済燃料中間貯蔵施設の推進 大統領が言及した原子力政策のレビュー : エネルギー生産と原子炉建設コストの評価を含む 米国の原子力開発計画等 新規原子力発電所の建設 : 許認可プロセスを簡素化し 規制を大幅に緩和すべきことを主張 既存の原子力発電所の運転維持への対応 上記トランプ大統領が命じた緊急措置に係り 報道によれば DOE は地域の送電事業者に石炭火力及び原子力発電所から電気の購入を義務付けること等を含む草案を作成したと報じられている 上記に対する米国原子力協会 (NEI) の反応 米国内外で 原子力エネルギーの優位性 を達成したいなら既存の原子炉維持 先進の展開 海外への原子炉輸出を支援 刺激すべき 78

大統領の国家安全保障戦略 一般教書演説 核態勢の見直し 国家安全保障戦略 (2017 年 12 月 18 日発表 ) の主要ポイント 国家安全保障上の脅威と優先課題 : 米国の国家安全保障に重大な影響を与える課題は 中国や露国 イランや北朝鮮 テロリスト これらへの対応方策として 米国第一主義 に基づいて強い米国を実現するとし 国民と国土の防衛 米国の繁栄促進 力による平和の維持 そして 米国の影響力の拡大 を優先的課題として提示 具体的な方策 : 核兵器 ( 備蓄核弾頭 核戦力の三本柱 ) 老朽化する核兵器関連インフラ ( 指揮管理システム等 ) 核兵器関連事業の維持及び近代化 テロ対策及び大量破壊兵器拡散対抗に係る措置の強化と国際支援 原子力技術 ( 特に次世代原子炉 ) 向上により エネルギー分野の技術的優位を進展 National Security Strategy 一般教書演説 (2018 年 1 月 29 日発表 ) の主要ポイント 一般教書演説の特徴 ( 国家安全保障 外交政策等に係る点 ): 国家安全保障戦略 ( 上記参照 ) 国家防衛戦略 (2018 年 1 月 19 日発表 ) 核態勢の見直し報告書 ( 下記参照 ) の草案の文言を引用 核兵器の近代化を進め強固な軍隊を維持するため 議会に対して十分な予算を国防費に配賦するよう主張 米国が北朝鮮やイランといった ならず者国家 やテロ組織 米国の国益や経済及び価値観に挑戦する中国や露国といったライバル国と対峙しており 比類ない力こそが防衛の最も確実な手段となる 将来いつか世界中の国々が核兵器廃絶に向け団結するという魔法のような瞬間が訪れるだろうが 現在はその状況には無い 写真出典 : https://www.whitehou se.gov/sotu/ 核態勢の見直し報告書 (2018 年 2 月 2 日発表 ) の主要ポイント トランプ政権の核態勢の見直しの特徴 : 核兵器なき世界 を持論としたオバマ前政権に比し 中国や露国 イランや北朝鮮 テロリストによる核の脅威の増大に対抗するため 柔軟かつ多様な核戦力 の必要性を強調 具体的な方策 : 核戦力の三本柱の近代化 新型核兵器 ( 潜水艦発射型弾道ミサイルに搭載可能な低威力核弾頭 海洋発射型核巡航ミサイル ) の研究開発 核弾頭維持管理関連インフラの能力向上 核指揮統制通信システムのサイバー攻撃等からの防護強化 核テロ対策 核不拡散 核セキュリティの強化と国際支援 ( 核 放射性物質 技術及び知識の不法移転の検知と阻止能力の強化 盗取に対する脆弱性の低減 核鑑識 / 輸出管理 / 保障措置の強化等 ) 国際原子力機関 包括的核実験禁止条約機構準備委員会 国際監視体制 国際データセンターへの支持継続 Nuclear Posture Review 79