【生食0921第2号】施行通知

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分科会本資料2-1(農薬)アクリナトリン

nanzenbu/ pdf 本 件 のお 問 合 わせ 先 公 益 社 団 法 人 日 本 獣 医 師 会 事 業 担 当 : 駒 田 TEL

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農薬等 56 品目 (2,2-DPA 等 )( 案 ) 今般の残留基準の検討については ポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しについて 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を

H26とりまとめ公表(生産計画認定面積)

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厚生省行政情報-通知-食品衛生法施行規則の一部を改正する省令及び食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について

. 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名 使用時期となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している (1) 国内での使用方法 % キャプタン水和剤 作物名 小麦 いんげんまめ

野菜品目別 別 別取扱高 (2) 山 口 1,964 1,210, ,964 1,210, 熊 本 12,166 7,980, ,269 2,720, ,435 10,700, 計 12,166 7,980,

ほうれんそう 県内計 , 北海道 40 39, 栃木 , 長野 58 39, 岐阜 5,885 4,559, 愛知 ,

野菜品目別 別 別取扱高 (2) 愛 媛 187 7, , 高 知 , , , 福 岡 20,050 7,163, , , ,734 7

Microsoft Word - 【部会報告書頭紙(発)】スピロテトラマト .doc

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収入保険制度と既存の類似制度と の比較のポイント 平成 30 年 6 月

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野菜品目別 別 別取扱高 (2) ごぼう 広 島 , , , 北海道 , , 青 森 51,602 17,908, ,654 3,797,

1表紙・目次○

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. 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 作物名 使用時期となっているものについては今回農薬取締法 ( 昭和 3 年法律第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している また ブルーベリーに係る残留基準の設定についてインポートトレランス申請がされている (1

ジフェノコナゾール ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要

. 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり また らっかせい ばれいしょ等に係る残留基準の設定についてインポートトレランス申請がされている (1) 国内での使用方法 % フルオピラムフロアブル 作物名 適用病害虫名 希釈倍率 使用液量使用時期 本剤の使用回数 使

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メトキシフェノジド ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 作物残留試験の追加提出に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたこと及び関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健

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クロルフェナピル部会報告書案

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サフルフェナシル 今般の残留基準の検討については 関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を


1 種別取扱高 数量 =kg 金額 = 円 ( 税込 ) 項目 本月取扱高 一日平均取扱高 種別 数量 金額 平均単価 数量 金額 野菜 6,912, % 1,291,281, % , ,489,617 果実 2,726,

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(2) 普及指導センターは 現地調査及び技術的な事前審査を行い その結果を 事前審査結果一覧表 ( 様式第 2 号 ) にまとめ 申請書類とともに食の安全 地産地消課に進達する ( 認証委員会 ) 6 要綱第 7 条に基づき 認証制度を円滑に運営するため ふくおかエコ農産物認証委員会 ( 以下 認証

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VB-Report 8.0 for .NET

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トリルフルアニド(案)

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アミスルブロム 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである. 概要 () 品目名 :

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ジフェノコナゾール 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1) 品

主食豆類 青果類 学校給食使用の産地について 熊谷市産キヌヒカリ パン麺 ごま パラグアイ パラグアイえのきたけ じゃがいも 長崎 もやし ( フ ラックマッヘ ) にんじん 青森 おくら 鹿児島 玉ねぎ 佐賀 さやいんげん 白菜 長崎 鹿児島 レタス ピーマン エリンギ 新潟 大根 青森 とうがら

アベルメクチン B 1b (10E,14E,16E,Z)-(1R,4S,5'S,6S,6'R,8R,1S,13S,0R,1R,4S)- 1,4-Dihydroxy-6'-isopropyl-5',11,13,-tetramethyl--oxo- 3,7,19-trioxatetracyclo[15.

Microsoft PowerPoint - 03 数量確保タイプ3




シモキサニル ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるものである 1. 概要 (1

クロルフェナピル部会報告書案

主食 平成 26 年 パン 麺 9 月分 熊谷市産キヌヒカリ県産小麦粉 輸入小麦粉 豆類きな粉大豆 もやし ( フ ラックマッヘ ) ブロッコリーエクアドル じゃがいも枝豆 にんじんこまつな九州 玉ねぎほうれんそう宮崎 にらとうもろこし ごぼうしそ中国静岡 ピーマン温州みかん佐賀長崎 大根青森 きゅ

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員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

平成 30 年 6 月 12 日 薬事 食品衛生審議会 食品衛生分科会長村田勝敬殿 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会 農薬 動物用医薬品部会長穐山浩 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会 農薬 動物用医薬品部会報告について 平成 30 年 5 月 8 日付け厚生労働省発生食 0508 第 1 号をも

新規前年度継続 ( 変更あり ) 前年度継続 加工用米助成 ( 基幹作物 ) 豊郷町農業再生協議会整理番号 2 加工用米 ( 基幹作物 ) 1,079 円 /10a 参考となる 3 1,300 円 /10a 豊郷町では加工用米を地域振興作物に位置付けている 一定品質を確保するために 種子更新を行って

表 2 平成 28 年主要農畜産物における上位 5 の産出額と構成割合 億円 % 億円 % 億円 % 合 計 16, 合 計 7, 合 計 7, 新 潟 1, 北 海 道 3, 鹿 児 島 1, 北

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朝食 オムレツ & ウインナー 信太山青少年野外活動センター 2017 年秋冬メニュー ( 火 土曜日 821kcal 21.2g 20.6g 6.3g オムレツミートオムレツ 鶏肉 ゼラチン ボイルウインナー赤ウインナー 鶏肉 牛肉 ゼラチン コロッケミニコロッケ 添え ソテー スパソテー ご飯

えエネルギーの代謝をよくする マンガン ヨウ素 リン 栗 くるみ 玄米 ココナッツ しょうが 海苔 ヘーゼルナッツ 海藻類 アーモンド イワシ 玄米 大豆製品 卵 チーズ 炎症を抑えるタンニン赤ワイン 柿 栗 ( 渋皮部分 ) れんこん おお腹の調子を整える ( 便秘の改善 ) か髪の毛 爪 肌をき

フィプロニル ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しについて 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまとめるも

. 適用の範囲及び使用方法本剤の適用の範囲及び使用方法は以下のとおり 使用液量及び使用回数となっているものについては 今回農薬取締法 ( 昭和 年法律 第 8 号 ) に基づく適用拡大申請がなされたものを示している () 国内での使用方法 0.0% トリフルミゾール水和剤 作物名適用希釈倍数使用液量

小美玉市学校給食食材 放射能測定結果一覧 使用機器 : CAPTUS-3000A シンチレーションスヘ クトロメーター ( ) 使用機器 : TN300B ヘ クレルモニター印刷日 : 平成 31 年 4 月 11 日 検査日 使用日使用施設名検査品目 生産地 放射性セシウム (Bq/Kg) Cs-

表 2 平成 29 年主要農畜産物における上位 5 都道府県の産出額と構成割合 1 位 2 位 3 位 都道府県米都道府県生乳都道府県肉用牛 産出額構成割合産出額構成割合産出額構成割合 億円 % 億円 % 億円 % 合 計 17, 合 計 7, 合 計 7,228

(案)

青果物 数量 :kg 金額 : 円 日 野菜果実合計数量金額数量金額数量金額 合計 10,539,193 1,495,165,545 3,479, ,520,213 14,018,866 2,194,685, ,204 91,461,519 2



⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

~ メディケア食品 原料原産地情報の公開 ~ マルハニチロ株式会社では 東京都消費生活条例の規定により メディケア食品に使用している主な原材料の産地についてホームページでご案内しております 商品の主な原材料である 魚介類 肉類 野菜 果実類 等 また商品の名前として使用している原材料 ( 副原料 調

熊谷市キヌヒカリ県小麦粉 輸入小麦粉 豆類大豆秋田 キャベツ神奈川こまつな宮崎 にんじんえのきたけ長野 きゅうりブロッコリーエクアドル愛知 りんごたけのこ 熊谷ごまパラグアイグアテマラボリビア にんにくグリンピースニュージーランド しょうがいよかん愛媛 大根神奈川山形れんこん 玉カリフラワーエクアド

資料 2-1

ホルペット ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく新規の農薬登録申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しを含め 食品安全委員会において食品健康影響評価がな

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学校給食使用の産地について 市田小学校 熊谷産キヌヒカリ県産小麦粉 輸入小麦粉県産小麦粉 輸入小麦粉 きな粉 とうもろこし しいたけ 大分 宮崎 熊本 きゅうり 秋田 キャベツ ごま パラグアイグアテマラ もやし ( フ ラックマッヘ ) こまつな 九州 にんじん 千葉 青森 とうもろこし アメリカ

食品群別栄養素等摂取量 - 食品群 栄養素別 摂取量 - 総数 歳 E B 1 B 2 C 飽和一価不飽和 n-6 系 n-3 系脂肪酸脂肪酸脂肪酸脂肪酸 mg g 総量 水溶性 不溶性 μgre 1 μg mg 2 μg mg mg mgne 3 mg μg μg mg mg mg g

「組換えDNA技術応用食品及び添加物の安全性審査の手続」の一部改正について

15 表 1 平成 7 野菜の 1a 当たり収量 及び ( 全国 ) 計 品目 1 a 当たり収量 対前比 1 a 当たり収量 474,7 1,654, 11,66, 99 nc nc 根 菜 類 164,7 5,11, 4,49, nc だ い こ ん,9 4,6 1

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せながら検討する必要がある 1. 検査結果の各項目における傾向 2002~2005 年の輸入時検査の項目 ( 検査年 原産国 食品 農薬が同じデータセット ) は 肉や魚及びその加工製品を除くと全部で 2,795 項目あった 但し ここに収載されている項目はいずれも検出件数が少なくとも 1 件以上あ

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

キンクロラック ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 関連企業から 国外で使用される農薬等に係る残留基準の設定及び改正に関する指針について に基づく残留基準の設定要請がなされたことに伴い 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

(案)

p1_10月月報用グラフ

メピコートクロリド ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 農薬取締法に基づく適用拡大申請に伴う基準値設定依頼が農林水産省からなされたことに伴い 食品中の農薬等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しを含め 食品安全委員会において食品健康影響評価が

平成 29 年 10 月 5 日 薬事 食品衛生審議会 食品衛生分科会長村田勝敬殿 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会 農薬 動物用医薬品部会長穐山浩 薬事 食品衛生審議会食品衛生分科会 農薬 動物用医薬品部会報告について 平成 29 年 8 月 25 日付け厚生労働省発生食 0825 第 3 号を

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

11 表 1 平成 5 野菜の 1a 当たり収量 及び ( 全国 ) 計 1 a 当たり収量 対前比 1 a 当たり収量 ( 参考 ) 対平均収量比 481,1 1,551, 11,451, 99 nc nc 根 菜 類 169,5 5,144, 4,6, 98 nc nc

平成 31 年 2 月 4 日 平成 31 年 2 月 5 日 平成 31 年 2 月 6 日 平成 31 年 2 月 7 日 平成 31 年 2 月 8 日 平成 31 年 2 月 9 日 平成 31 年 2 月 10 日 麻婆豆腐 さわらの照り焼き クリームシチュー すき焼き風煮 チリコンカンラ

2 月 1 日 ( 金 ) 特 19 米飯いわしのしょうがじょうゆかけ含め煮いりいわし ( 開き ) しょうが さといも ( 冷 ) だいこんれんこん三度豆 ( 冷 ) いり

Transcription:

生食発 0921 第 2 号 平成 30 年 9 月 21 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省大臣官房 生活衛生 食品安全審議官 ( 公印省略 ) 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件について 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件 ( 平成 30 年厚生労働省告示第 330 号 ) が本日告示され これにより食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第 370 号 以下 規格基準告示 という ) の一部が改正されました 改正の概要等については 下記のとおりですので 関係者への周知をお願いするとともに その運用に遺漏がないようお取り計らいをお願いします 記 第 1 改正の概要 1 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 以下 法 という ) 第 11 条第 1 項の規定に基づき 規格基準告示に規定する 動物用医薬品オルビフロキサシン 動物用医薬品カナマイシン 農薬トリフルメゾピリム 農薬フルジオキソニル及び動物用医薬品メチルプレドニゾロンについて 食品中の残留基準値を設定したこと ( 別紙参照 ) 2 法第 11 条第 1 項の規定に基づき 食品に残留する農薬等の成分である物質の試験法におけるカカオ豆の検体部位を改正したこと 3 法第 11 条第 1 項の規定に基づき 食品添加物としてのフルジオキソニルの使用基準を改正したこと 第 2 適用日 告示日から適用すること ただし 下表の農薬等ごとに掲げる食品の残留

基準値については 告示日から6 月以内に限り なお従前の例によることとし 食品中に残留する農薬等の成分である物質の試験法によるカカオ豆の検体部位については 告示の日から6 月以内に限り なお従前の例によることができる 農薬等 カナマイシン フルジオキソニル 食品 豚の筋肉 豚の脂肪 鶏の筋肉及び鶏の卵 米及びにら 第 3 運用上の注意 1 残留基準値関係 ⑴ 残留基準値の欄に記載のない食品及び表中にない食品については 一律基準 (0.01) が適用される ただし オルビフロキサシン及びカナマイシンについては 規格基準告示第 1 食品の部 A 食品一般の成分規格の 1に規定する抗生物質又は化学的合成品たる抗菌性物質に該当することから 残留基準値の欄に記載のない食品及び表中にない食品については 当該物質を含有するものであってはならない ⑵ 今回残留基準値を設定するオルビフロキサシンとは オルビフロキサシンのみとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない ⑶ 今回残留基準値を設定するカナマイシンとは カナマイシンAとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない ⑷ 今回残留基準値を設定するトリフルメゾピリムとは トリフルメゾピリムのみとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない ⑸ 今回残留基準値を設定するフルジオキソニルとは 農産物及び魚介類にあってはフルジオキソニルのみとし 畜産物にあってはフルジオキソニル及び酸化反応により代謝物 K 2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソール -4-カルボン酸 に変換される代謝物をフルジオキソニルに換算したものの和とする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない ⑹ 今回フルジオキソニルについて残留基準値を設定した食品のうち アボカド パイナップル パパイヤ ばれいしょ及びマンゴーの検体部位については 本通知中 2 添加物関係 (1) の例によること ⑺ 今回残留基準値を設定するメチルプレドニゾロンとは メチルプレドニゾロンのみとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない 2 添加物関係 ⑴ 使用基準関係 1 フルジオキソニルの使用に当たっては 適切な製造工程管理を行い 食品中で目的とする効果を得る上で必要とされる量を超えないものとする

こと 2 今回フルジオキソニルについて使用基準を設定した食品のうち パイナップルについては冠芽を除去した果実全体に アボカド及びマンゴーについては種子を除去した果実全体に パパイヤについては果実全体に ばれいしょについては泥を水で軽く洗い落としたものに それぞれ適用するものとすること ⑵ 食品中の分析法についてフルジオキソニルの食品中の分析法については 食品に残留する農薬 飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法について ( 平成 17 年 1 月 24 日付け食安発 0124001 号厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知 ) を参照されたい 3 試験法関係検体から試験に用いる試料を採取するに当たっては 別に規定する場合を除き 食品に残留する農薬 飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法について ( 平成 17 年 1 月 24 日付け食安発 0124001 号厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知 ) 別添の第 1 章総則の4. 試料採取に従うこと カカオ豆の検体部位を原則として 外皮を除去したもの に改正したことから カカオ豆に残留基準値が設定されていない農薬等において カカオ豆を試験する場合にあっても 外皮を除去した豆を試料とすること なお 検体の調製にあたっては カカオ豆 ( 外皮を含まない ) の残留基準等の分析に係る検体の調製について ( 平成 24 年 8 月 20 日付け食安基発 0820 第 3 号厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課長通知 最終改正 : 平成 30 年 9 月 21 日付け薬生食基発 0921 第 3 号厚生労働省医薬 生活衛生局食品基準審査課長通知 ) を参考とすること デルタメトリン及びトラロメトリンに係る試験を行う場合のカカオ豆の検体部位については 食品 添加物等の規格基準の一部を改正する件について ( 平成 30 年 7 月 13 日付け生食発 0713 第 2 号厚生労働省大臣官房生活衛生 食品安全審議官通知 ) の通知された日から起算して6 月を超えないまでの期間に限り 豆 とすること 4 その他法に基づく残留基準値の設定に併せ 農薬取締法 ( 昭和 23 年法律第 82 号 ) に基づく農薬トリフルメゾピリムに係る新規農薬登録並びに農薬フルジオキソニルに係る適用拡大のための変更登録が 今後農林水産省において行われる予定であること

別紙 動物用医薬品オルビフロキサシン ( 合成抗菌剤 ) 食品名 ( 改正後 ) ( 改正前 ) 牛の筋肉 0.09 0.02 豚の筋肉 0.02 0.02 牛の脂肪 0.6 0.02 豚の脂肪 0.02 0.02 牛の肝臓 0.2 0.02 豚の肝臓 0.02 0.02 牛の腎臓 0.4 0.02 豚の腎臓 0.02 0.02 牛の食用部分 0.4 0.02 豚の食用部分 0.02 0.02 乳 0.2 0.02 動物用医薬品カナマイシン ( 抗生物質 ) 食品名 ( 改正後 ) ( 改正前 ) 牛の筋肉 0.04 0.04 豚の筋肉 0.04 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 0.1 0.1 牛の脂肪 0.04 0.04 豚の脂肪 0.04 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.1 0.1 牛の肝臓 1 0.04 豚の肝臓 0.9 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.6 0.6 牛の腎臓 13 0.04 豚の腎臓 4 0.1 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 3 3 牛の食用部分 13 0.04 豚の食用部分 4 0.2 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 3 0.6 乳 0.7 0.4 鶏の筋肉 0.2 0.5 鶏の脂肪 0.3 0.1 鶏の肝臓 13 0.5 鶏の腎臓 25 0.5 鶏の食用部分 25 0.5

動物用医薬品カナマイシン ( 続き ) 食品名 ( 改正後 ) ( 改正前 ) 鶏の卵 0.2 0.5 農薬トリフルメゾピリム ( 殺虫剤 ) 米 ( 玄米をいう ) 0.01 農薬フルジオキソニル ( 殺菌剤 ) 米 ( 玄米をいう ) 0.02 0.05 小麦 0.05 0.05 大麦 0.05 0.05 ライ麦 0.05 0.05 とうもろこし 0.05 0.05 そば 0.05 0.05 その他の穀類 0.05 0.05 大豆 0.5 0.5 小豆類 0.5 0.5 えんどう 0.07 0.07 そら豆 0.5 0.5 その他の豆類 0.5 0.5 ばれいしょ 6 0.02 さといも類 ( やつがしらを含む ) 0.02 0.02 その他のいも類 0.02 0.02 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の根 0.5 0.5 だいこん類 ( ラディッシュを含む ) の葉 20 20 かぶ類の根 0.5 0.5 かぶ類の葉 20 20 西洋わさび 0.5 0.5 クレソン 10 10 はくさい 2 2 キャベツ 2 2 芽キャベツ 2 2 ケール 10 10

農薬フルジオキソニル ( 続き ) こまつな 10 10 きょうな 10 10 チンゲンサイ 10 10 カリフラワー 2 2 ブロッコリー 10 2 その他のあぶらな科野菜 10 10 ごぼう 0.5 0.5 サルシフィー 0.5 0.5 チコリ 30 30 エンダイブ 30 30 しゅんぎく 30 30 レタス ( サラダ菜及びちしゃを含む ) 40 40 その他のきく科野菜 30 30 たまねぎ 0.5 0.5 ねぎ ( リーキを含む ) 7 7 にんにく 0.2 0.2 にら 9 10 わけぎ 10 0.2 その他のゆり科野菜 10 10 にんじん 5 5 パースニップ 0.5 0.5 パセリ 10 10 その他のせり科野菜 20 20 トマト 5 5 ピーマン 5 5 なす 1 1 その他のなす科野菜 1 1 きゅうり ( ガーキンを含む ) 2 2 かぼちゃ ( スカッシュを含む ) 0.5 0.5 しろうり 0.5 0.5 すいか 0.2 0.2 メロン類果実 0.1 0.1 その他のうり科野菜 0.5 0.5 ほうれんそう 30 30 しょうが 0.02 0.02 未成熟えんどう 5 5 未成熟いんげん 5 5 えだまめ 5 5

農薬フルジオキソニル ( 続き ) その他の野菜 60 10 みかん 0.1 0.1 なつみかんの果実全体 10 10 レモン 10 10 オレンジ ( ネーブルオレンジを含む ) 10 10 グレープフルーツ 10 10 ライム 10 10 その他のかんきつ類果実 10 10 りんご ( 花おち, しん及び果梗の基部を含む ) 5 5 西洋なし ( 花おち, しん及び果梗の基部を含む ) 5 5 マルメロ ( 花おち, しん及び果梗の基部を含む ) 5 5 びわ ( 果梗, 果皮及び種子を含む ) 5 5 もも ( 果皮を含む ) 5 5 ネクタリン ( 果梗を含む ) 5 5 あんず ( アプリコットを含む )( 果梗を含む ) 5 5 すもも ( プルーンを含む )( 果梗を含む ) 5 5 うめ 0.5 0.5 おうとう ( チェリーを含む )( 果梗を含む ) 5 5 いちご 5 5 ラズベリー 5 5 ブラックベリー 5 5 ブルーベリー 2 2 ハックルベリー 2 2 その他のベリー類果実 5 5 ぶどう 5 5 キウィー ( 果皮を含む ) 20 20 パパイヤ 5 アボカド ( 果梗を含む ) 5 0.4 パイナップル 20 マンゴー ( 果梗を含む ) 5 その他の果実 15 5 ひまわりの種子 0.01 0.01 綿実 0.05 0.05 なたね 0.02 0.02 その他のオイルシード 0.05 0.05 その他のナッツ類 0.2 0.2 その他のスパイス 10 10 その他のハーブ 40 40 牛の筋肉 0.01 0.01

農薬フルジオキソニル ( 続き ) 豚の筋肉 0.01 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 0.01 0.01 牛の脂肪 0.05 0.05 豚の脂肪 0.05 0.05 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.05 0.05 牛の肝臓 0.05 0.05 豚の肝臓 0.05 0.05 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.05 0.05 牛の腎臓 0.05 0.05 豚の腎臓 0.05 0.05 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.05 0.05 牛の食用部分 0.05 0.05 豚の食用部分 0.05 0.05 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.05 0.05 乳 0.01 0.01 鶏の筋肉 0.01 0.01 その他の家きんの筋肉 0.01 0.01 鶏の脂肪 0.05 0.05 その他の家きんの脂肪 0.05 0.05 鶏の肝臓 0.05 0.05 その他の家きんの肝臓 0.05 0.05 鶏の腎臓 0.05 0.05 その他の家きんの腎臓 0.05 0.05 鶏の食用部分 0.05 0.05 その他の家きんの食用部分 0.05 0.05 鶏の卵 0.01 0.01 その他の家きんの卵 0.01 0.01 魚介類 0.04 0.04 動物用医薬品メチルプレドニゾロン ( 合成副腎皮質ホルモン ) 牛の筋肉 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の筋肉 0.01 牛の脂肪 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の脂肪 0.01

動物用医薬品メチルプレドニゾロン ( 続き ) 牛の肝臓 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 0.01 牛の腎臓 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 0.01 牛の食用部分 0.01 その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 0.01 乳 0.01 脚注 : 平成 30 年 9 月 21 日適用 ( 規制緩和の品目 ) : 平成 31 年 3 月 21 日適用 ( 規制強化の品目 ) 残留基準値の欄に記載のない食品及び表中にない食品については 一律基準 (0.01) が適用される ただし オルビフロキサシン及びカナマイシンについては 規格基準告示第 1 食品の部 A 食品一般の成分規格の 1 に規定する抗生物質又は化学的合成品たる抗菌性物質に該当することから 残留基準値の欄に記載のない食品及び表中にない食品については 当該物質を含有するものであってはならない 今回残留基準値を設定するオルビフロキサシンとは オルビフロキサシンのみとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない 今回残留基準値を設定するカナマイシンとは カナマイシン A とする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない 今回残留基準値を設定するトリフルメゾピリムとは トリフルメゾピリムのみとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない 今回残留基準値を設定するフルジオキソニルとは 農産物及び魚介類にあってはフルジオキソニルのみとし 畜産物にあってはフルジオキソニル及び酸化反応により代謝物 K 2,2- ジフルオロ -1,3- ベンゾジオキソール -4- カルボン酸 に変換される代謝物をフルジオキソニルに換算したものの和とする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない 今回フルジオキソニルについて残留基準値を設定した食品のうち りんご 西洋なし マルメロ びわ キウィー もも ネクタリン あんず すもも及びおうとうの検体部位については 本通知中 2 使用基準関係の例によることとする 今回残留基準値を設定するメチルプレドニゾロンとは メチルプレドニゾロンのみとする 今回の改正に当たり 残留の規制対象に変更はない

その他の穀類 とは 穀類のうち 米 小麦 大麦 ライ麦 とうもろこし及びそば以外のものをいう 小豆類 とは いんげん ささげ サルタニ豆 サルタピア豆 バター豆 ペギア豆 ホワイト豆 ライマ豆及びレンズを含む その他の豆類 とは 豆類のうち 大豆 小豆類 えんどう そら豆 らっかせい及びスパイス以外のものをいう その他のいも類 とは いも類のうち ばれいしょ さといも類 かんしょ やまいも及びこんにゃくいも以外のものをいう その他のあぶらな科野菜 とは あぶらな科野菜のうち だいこん類の根 だいこん類の葉 かぶ類の根 かぶ類の葉 西洋わさび クレソン はくさい キャベツ 芽キャベツ ケール こまつな きょうな チンゲンサイ カリフラワー ブロッコリー及びハーブ以外のものをいう その他のきく科野菜 とは きく科野菜のうち ごぼう サルシフィー アーティチョーク チコリ エンダイブ しゅんぎく レタス及びハーブ以外のものをいう その他のゆり科野菜 とは ゆり科野菜のうち たまねぎ ねぎ にんにく にら アスパラガス わけぎ及びハーブ以外のものをいう その他のせり科野菜 とは せり科野菜のうち にんじん パースニップ パセリ セロリ みつば スパイス及びハーブ以外のものをいう その他のなす科野菜 とは, なす科野菜のうち トマト ピーマン及びなす以外のものをいう 参考 その他のうり科野菜 とは うり科野菜のうち きゅうり かぼちゃ しろうり すいか メロン類果実及びまくわうり以外のものをいう その他のきのこ類 とは きのこ類のうち マッシュルーム及びしいたけ以外のものをいう その他の野菜 とは 野菜のうち いも類 てんさい さとうきび あぶらな科野菜 きく科野菜 ゆり科野菜 せり科野菜 なす科野菜 うり科野菜 ほうれんそう たけのこ オクラ しょうが 未成熟えんどう 未成熟いんげん えだまめ きのこ類 スパイス及びハーブ以外のものをいう その他のかんきつ類果実 とは かんきつ類果実のうち みかん なつみかん なつみかんの外果皮 なつみかんの果実全体 レモン オレンジ グレープフルーツ ライム及びスパイス以外のものをいう その他のベリー類果実 とは ベリー類果実のうち いちご ラズベリー ブラックベリー ブルーベリー クランベリー及びハックルベリー以外のものをいう その他の果実 とは 果実のうち かんきつ類果実 りんご 日本なし 西洋なし マルメロ びわ もも ネクタリン あんず すもも うめ おうとう ベリー類果実 ぶどう かき バナナ キウィー パパイヤ アボカド パイナップル グアバ マンゴー パッションフルーツ なつめやし及びスパイス以外のものをいう その他のオイルシード とは オイルシードのうち ひまわりの種子 ごまの種子 べにばなの種子 綿実 なたね及びスパイス以外のものをいう その他のナッツ類 とは ナッツ類のうち ぎんなん くり ペカン アーモンド及びくるみ以外のものをいう その他のスパイス とは スパイスのうち 西洋わさび わさびの根茎 にんにく とうがらし パプリカ しょうが レモンの果皮 オレンジの果皮 ゆずの果皮及びごまの種子以外のものをいう その他のハーブ とは ハーブのうち クレソン にら パセリの茎 パセリの葉 セロリの茎及びセロリの葉以外のものをいう

その他の陸棲哺乳類に属する動物 とは 陸棲哺乳類に属する動物のうち 牛及び豚以外のものをいう 食用部分 とは 食用に供される部分のうち 筋肉 脂肪 肝臓及び腎臓以外の部分をいう その他の家きん とは 家きんのうち 鶏以外のものをいう その他の魚類 とは 魚類のうち さけ目類 うなぎ目類及びすずき目類以外のものをいう その他の魚介類 とは 魚介類のうち 魚類 貝類及び甲殻類以外のものをいう