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市民に信頼される市役所2 コンプライアンスの推進を支える制度や仕組み コンプライアンスの推進 公私にわたる高い倫理観の保持 1 京都市職員の倫理の保持に関する条例 2 公務員倫理研修 市民の目線に立った仕事への専念 1 全庁 きょうかん 実践運動 2 信頼される市民応対 3 信頼される服装と身だしなみ 法令等を遵守した公正な職務執行 1 適正な業務遂行 2 適正な服務の確保 3 京都市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例 4 公益通報処理制度 ( 内部通報 ) 市民への分かりやすい情報伝達と丁寧な説明 1 情報の積極的な開示と適切な管理 2 誠実, 丁寧で意を尽くした説明 ( 説明責任 ) さん 自己研鑽と絶え間ない改革の実践 1 自主的な業務改善 ( 業務と組織の自己変革 ) さん 2 自己研鑽による能力向上と視野の拡大 ( 職員の自己変革 ) 5

目 的 趣旨 概要 基本的な心得 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 6

公私にわたる高い倫理観の保持のための取組 1 京都市職員の倫理の保持に関する条例 目 的 趣旨 概要 * 利害関係者 とは 1 本市の許認可等を受けて事業を行っている事業者等及び許認可等の申請をしている者 2 補助金等の交付の対象となる者 3 不利益処分の相手方となる者 4 行政指導を受けている者 5 本市との間で契約を締結している者 6 その他局区等の所掌する事業にかかわる事業者等 7

基本的な心得 1 市民全体の奉仕者であることを自覚し, 法令等の遵守と公正な職務の執行を心掛けること 2 常に公私の別を明らかにすること 3 所定の手続を経ることなく利害関係者から贈与等を受けるなど, 市民の疑惑や不信を招くような行為をしないこと 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 8

2 公務員倫理研修 目 的 趣旨 概要 < 実施している主な研修 > 各局区等が主体となって行う研修 職員研修センターが行う研修 コンプライアンス推進室が行う研修 その他 9

基本的な心得 1 職員一人ひとりが, 公務員としてふさわしい行動とは何か を考え, 実践すること 2 研修を, 自らの行動を点検する機会であり, また, 点検する手法を身に着ける場であると意識すること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 10

市民の目線に立った仕事への専念のための取組 1 全庁 きょうかん 実践運動 目 的 趣旨 概要 < 全庁 きょうかん 実践運動の取組例 > きょうかん ミーティング 職場訪問チーム 窓口サービス評価 実践制度 市民応対アドバイザー ハートミーティング 11

基本的な心得 1 全庁 きょうかん 実践運動は, 単なる業務改善にとどまらず, 地域主権時代のモデルになることを目指す取組であると認識すること 2 職員の自律的, 主体的な行動を奨励し, 職員間, 組織間の連携を図ること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 12

2 信頼される市民応対 目 的 趣旨 概要 13

基本的な心得 1 市民と接するときは, その応対が市民の市政に対する評価に直結するものであることを意識すること 2 笑顔, 親切, ていねい, テキパキ を基本とした市民応対に努めること き 3 場合によっては, 丁寧な中にも, 毅然とした姿勢で臨むこと 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 14

3 信頼される服装と身だしなみ 目 的 趣旨 概要 15

基本的な心得 1 名札や被服の着用など, 定められたルールを守ること 2 明確なルールがない場合も, 信頼される服装や身だしなみを考え, 実践すること 3 市民に信頼される服装や身だしなみは, 個人の主観的な好みと合致しないことがあることを自覚すること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 16

法令等を遵守した公正な職務執行のための取組 1 適正な業務遂行 目 的 趣旨 概要 17

基本的な心得 1 法令等の目的や趣旨に立ち返り, 点検と確認を行い, ルールに不備や無駄があれば, 速やかに改善すること 2 市民感覚 を常に意識して業務を遂行すること 3 抜本的な解決が先送りされてきた課題ほど, 優先的に取り組むこと 4 聖域 や タブー のない, 何でも議論できる風通しのよい職場づくりに努めること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 18

市民 の信頼の確保 19

20

2 適正な服務の確保 目 的 趣旨 概要 < 職員に課されている主な義務 > 服務の根本基準 ( 地方公務員法第 30 条 ) 職務に専念する義務 ( 地方公務員法第 35 条 ) 秘密を守る義務 ( 地方公務員法第 34 条 ) 法令等及び上司の職務命令に従う義務 ( 地方公務員法第 32 条 ) 信用失墜行為の禁止 ( 地方公務員法第 33 条 ) 営利企業等の従事制限 ( 地方公務員法第 38 条 ) 21

基本的な心得 1 全体の奉仕者 として 公共の利益 のために働く自覚を高めること 2 職員が負う義務のうち, 身分上の義務 ( 信用失墜行為の禁止など ) は勤務時間外も課せられていると肝に銘ずること 3 管理監督職員は, 日ごろから所属職員の状況を的確に把握しておくこと 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 22

3 京都市職員の公正な職務の執行の確保に関する条例 目 的 趣旨 概要 23

基本的な心得 1 職務に関して受けた要望等は, 改めて対応する必要がない場合を除き, すべて記録すること 2 不正であるかどうかの判断を含め, 要望等への対応は組織として行うこと 3 不正な要望や, 暴行, 脅迫等を伴う要望には, 組織を挙げて対応し, 決して個人の判断で応じないこと 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 24

4 公益通報処理制度 ( 内部通報 ) 目 的 趣旨 概要 25

基本的な心得 1 職場の不正行為に対し, 職場内での解決が難しいときは, 公益通報処理窓口へ通報し, 相談すること 2 公益通報は, 悪しき慣行や長年の不適切な事務処理などを是正する有効な手段であると認識すること 3 公益通報に基づく調査に当たっては, 通報者の個人情報等の秘密を保護すること 4 公益通報処理制度は, 私的な不平や不満を解消するための制度ではないことに留意すること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 26

市民への分かりやすい情報伝達と丁寧な説明のための取組 1 情報の積極的な開示と適切な管理 目 的 趣旨 概要 < 本市における情報公開と情報保護の仕組み > 情報公開制度 ( 京都市情報公開条例 ) 個人情報保護制度 ( 京都市個人情報保護条例 ) 情報セキュリティポリシー 公文書の管理 ( 京都市公文書管理規則, 京都市公文書取扱規程等 ) 27

基本的な心得 1 情報公開は地域主権の根幹であり, 常に公開を意識した事務処理を行うこと 2 適正な情報開示の前提は適切な情報管理であり, それは市民の貴重な 財産 の管理であると認識すること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 28

2 誠実, 丁寧で意を尽くした説明 ( 説明責任 ) 目 的 趣旨 概要 < 誠実, 丁寧で意を尽くした説明 ( 説明責任 ) に関する主な取組 > 29

基本的な心得 1 公務員としての能力は, どれだけ平易な言葉で分かりやすく説明できるかによって決まると意識すること 2 説明責任を果たすため, 業務内容を熟知すること し 3 市民からの苦情は真摯に受け止め, 今後に生かすこと 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 30

さん 自己研鑽と絶え間ない改革の実践のための取組 1 自主的な業務改善 ( 業務と組織の自己変革 ) 目 的 <4 ステップサイクル > ステップ 2 改善策の策定と周知 ステップ 1 リスクや課題の発見 ステップ 3 改善策の実施 ステップ 4 改善策の効果の点検 趣旨 概要 31

基本的な心得 1 日常の業務において 4 ステップのサイクルを定着させること 2 どのような業務にもリスクが発生する可能性があることを常に意識すること 特に, 長年にわたって抜本的な見直しが行われていない業務には注意すること 3 市民からの指摘等, あらゆる機会をとらえて, 業務の在り方を含めた点検を行うこと 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 32

さん 2 自己研鑽による能力向上と視野の拡大 ( 職員の自己変革 ) 目 的 趣旨 概要 33

基本的な心得 さん 1 常に学ぶ意識を忘れることなく, 積極的に自己研鑽に励むこと 2 担当業務以外にも活動の場を広げ, そこから得たものを職務遂行に生かすこと 3 所属職員の指導や育成は, 管理監督職員の最も重要な職務の一つであると認識すること 運用上の留意点 担当職員 管理監督職員 局区等 34

統括(行財政局コンプライアンス所管部局コンプライアンス推進室)相互連携3 コンプライアンス推進体制 市 長 全庁 きょうかん 推進本部 副市長 人材活性化政策監 全庁 きょうかん 推進部会 相互連携 局 区等 推進委員会)報告 相談 報告 連絡 相談業務所管課 業務統括課 言 指導 確認助言 指導 報告 連絡 相談 確認 助言 指導 (監察主任等)(きょうかん相互連携助各 35