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eltax( 地方税ポータルシステム ) について 1.eLTAX( エルタックス : 地方税ポータルシステム ) の現状 運用主体 一般社団法人地方税電子化協議会 ( 全ての都道府県 市区町村が会員として加入 ) eltax 接続団体 全 47 都道府県及び全 1,741 市区町村が eltax

3.e-Tax や確定申告書等作成コーナーをどのようにして知りましたか < 複数回答 > ( 件 ) 4. 利用した ( 利用予定 ) 手続 < 複数回答 > ( 件 ) 贈与税については 平成 24 年分の申告から e-tax を利用して提出 ( 送信 ) できるようになりました 2

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1-1 e-tax ソフトの特長 はじめに e-tax ソフトの特長を紹介します 税務署に赴くことなく申告 納税等が行える パソコンとインターネットの環境があれば 税務署に足を運ぶ必要がありません 自宅や事業所等に居ながらにして 申告 納税等を行うことができます パソコンが不慣れな方でも利用可能 パ

測定指標(定量的な指標)施策業 :e-Tax の普及と利用満足度の向上 [ 主要 ] 業 A-1 e-tax の利用状況公的個人認証の普及割合等に左右される国税申告 2 手続 目標値 実績値 財務省改

(消費税)e-Tax編

税調第22回総会 資料6-1

13) 利子等の支払調書 ( 及び同合計表 ) ( 所得税法第 225 条第 1 項第 1 8 号 ) 14) 納税証明書の交付請求 ( 国税通則法第 123 条第 1 項 ) 15) 電子申告 納税等開始 ( 変更等 ) 届出 ( 国税関係法令に係る行政手続等における情報通信の技術の利用に関する省

税調第22回総会 資料6-3

はじめに 地方団体の歳入を確保するとともに 地方税に対する納税者の信頼を得るためには 一層の徴収対策に取り組む必要があります 本資料は 地方税の徴収対策の先進的な取り組みを集めたものであり 今後の徴収対策の参考として活用下さい なお 地方税法では 一定の要件を満たす場合には 徴収や換価の猶予 滞納処

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11



03_法人関与先の電子申告登録内容の追加・更新手順

(2) サービス指標の目標値に対する達成度の評価 共通サービス指標 稼働率稼働率については KSKは目標値 99.9% に対して実績値 % e-tax は目標値 99.5% に対して実績値 99.9% KSKのオープンは目標値 99.9% に対して実績値 99.9% となっており それぞ

ご注意ください! ワンストップ特例の申請には マイナンバーの記載と添付書類の提出が必要です 1. 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 にマイナンバー ( 個人番号 ) を記入して下さい 記入にあたっては 下記及び別紙記入例を参考にご記入下さい 2. 本人確認と個人番号確認の書類を手元に用意して下さい

定量的な測定指標 告義務化対象法人が適正に電子申告を行うことができるよう 平成 30 事務年度において電子申告義務化の制度とともに当該環境整備について周知を行います 電子納税 ( 用語集参照 ) については 税務署や金融機関の窓口に出向くことなく納税手続が行えることから 納付回数の多い源泉徴収義務者

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特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 3 個人住民税に関する事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 羽島市は 個人住民税に関する事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を

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Ⅰ. 住基ネット活用のベネフィット試算結果 : 現状 183 億円 / 年 数年後には 917 億円 / 年 ( 内 国民への還元は 643 億円 / 年 ) Ⅰ 1 フェーズ Ⅰ( 既に実施済みの行政手続 ) の活用実態とベネフィット住基ネットを活用することにより 従来, 住民票の添付が必要とされ

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( 別添 ) 個人住民税の現年課税化に係るこれまでの議論 これまでの議論の中で 大きな比重を占めているのは 特別徴収義務者の事務負担軽減である そのためにもわかりやすいシステム設計とICTを使った事務の軽減を考えなければならない したがって パソコンやスマホを使用してできる所得税及び個人住民税の計算


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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

各種比較 住民基本台帳カード 個人番号カード 通知カード 1. 様式 住民票コードの記載なし顔写真は選択制 個人番号を記載顔写真を記載 個人番号を記載顔写真なし 2. 作成 交付 即日交付又は窓口に 2 回来庁手数料 :1,000 円 通知カードとあわせて個人番号カードの交付申請書を送付し 申請は郵

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MNC060E 提出先が正しくない明細があります...28 MNC062E 申告データの内容にエラーがあります...28 MNC065E 形式が異なる明細があります 確認してください...28 MCA061E システムエラーが発生しました処理を終了します...29 補足 2 固有共通様式や 添付資料

電子署名の付与申告 申請等のすべての帳票の作成が完了すると 申告 申請等に電子署名が付与できる状態になります 受付システムに登録した電子証明書と同一の電子証明書により 申告 申請等に電子署名を付与します なお 納付情報登録依頼及び徴収高計算書の手続については電子署名は不要です また 税理士等に依頼し

ワンストップ特例制度を利用するためには 申請書と次の 1 と 2 の提出が必 要です ワンストップ特例申請書 ( 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 ) 1 個人番号 ( マイナンバー ) 確認の書類 2 本人確認の書類 なお 1 個人番号確認書類の種類によって 必要となる 2 本人確認書類が異なり

12-1 納付情報登録依頼を作成する 納付情報登録依頼を作成し 受付システムに送信します なお 以下の手続は 帳票を作成し 送信すると同時に納付情報登録も完了するため 納付情報登録依頼の作成は不要です 源泉所得税及復興特別所得税 ( 自主納付分 ) 印紙税納付計器使用請求書及び印紙税税印押なつ請求書

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受付結果の確認受付システムでは 申告 申請等を受信した後 基本的事項 ( 納税者名 住所等 ) の内容を確認します そして 確認した結果をメッセージボックスに格納します 送信後 ある程度の時間を置いて 再度受付システムにログインし メッセージボックスに格納された情報を確認してください 受信したメッセ

Ⅰ 関連情報 1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 個人住民税事務 業務全体概要 地方税法等の法律に従い個人住民税業務で以下の事務を行う 1. 課税準備事務 (1) 個人世帯状況の整理住民基本台帳に記載されている内容から賦課期日時点の現況の反映を行う (2) 住民税申告書提出依頼

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事前準備 1 給与支払報告書 / 給与所得の源泉徴収票作成の事前準備 1.1 給与支払報告書作成前の事前準備 (1) 代理人の電子証明書を準備する電子証明書は 従来の書面による手続きにおける印鑑証明書などに相当するもので eltax では 申告データ等を送信する際に 電子証明書 によって電子署名を行

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「1 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちの方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

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目 次 税務手続の電子化に向けた具体的取組 ( 国税 ) 1 スマホ申告 の実現 2 e-taxの認証手続の簡便化 3 確定申告書等作成コーナーのマイナポータルとの連携イメージ( 確定申告 年末調整手続の電子化 1) 4 年末調整手続の電子化 簡便化 ( 確定申告 年末調整手続の電子化 2) 5 マ

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特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 7 鳥取市個人住民税事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 鳥取市は個人住民税事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり, その取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼしかねないことを認識し,

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 2 個人住民税賦課に関する事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 木曽岬町は 個人住民税賦課に関する事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利

Q. 市販税務ソフトを使用する場合にも統一入力様式の統一 CSV レイアウトを用いる必要がありますか A. 市販税務ソフトの仕様によりますので ご使用の市販税務ソフトの問合せ窓口へお問い合わせください PCdesk での申告データ作成 Q. 電子的提出の一元化を利用せず 引き続き PCdesk を利

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

申告 申請等の作成申告 申請等とは 1 件の申告あるいは申請 届出として提出する帳票と添付書類一式をまとめる入れ物のようなものです 送信時は この一式が一つの単位となります また 一つの利用者ファイルに対し 複数の申告 申請等を作成することができます 6-1 申告 申請等を作成する 基本情報の登録申

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Microsoft Word 【確定版】電子申告に関する要望事項(e-Tax)

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目 次 1 実施計画策定の目的 1 2 本市の現状 2 (1) 給与所得者に対する特別徴収の実施率 (2) 特別徴収未実施事業者の把握 (3) 個人住民税の収入状況等 3 本市の取組み 3 (1) 対象事業者の選定 (2) 指定予告通知等の発送 (3) 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の通知 (

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はじめに ( 作成の流れ ) 作成の流れ STEP1 e-tax e-tax ソフトソフト 税務代理権限証書 を作成 2 ページ 2 ページ STEP2 贈与税の申告書作成コーナー 贈与税の申告書 を作成 5 ページ STEP3 贈与税の申告書作成コーナー STEP2 で作成した 贈与税の申告書 に

参考資料2

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MCA061E システムエラーが発生しました処理を終了します...27 補足 2 固有共通様式や 添付資料を付与する...28 様式 / 添付資料一覧を表示する...28 固有共通様式の追加 作成...29 添付資料の追加...32

08_個人住民税賦課関連事務_H3006_xlsx

平成 29 年版の kyuyo29.xlsb を起動して 前年分データ読込 を実行するとメッセージが出ます 2 つのファイルが同じフォルダにあると平成 27 年版の kyuyo27.xlsb を自動的に認識して メッセージからデータの移行処理が開始されます データ移行についてのご注意 VBA 源泉徴

Transcription:

平 29. 11. 1 総 1 4-3 説明資料 地方税務手続の電子化等 2 個人住民税 2 平成 29 年 11 月 1 日 ( 水 ) 総務省

目 次 1. 前回までの総会でいただいた主なご意見 1 2. 補足説明 4

1 1. 前回までの総会でいただいた 主なご意見

2 前回までの総会でいただいた主なご意見 ( 地方税関係 )1 納税環境の整備について 情報通信技術を活用して国民が納税しやすい仕組みを構築することが大事ではないか 情報提供ネットワークシステムの構築が重要な鍵になるのではないか 福祉分野への所得情報の提供は 社会保障制度を充実させていく上でも重要ではないか マイナンバーに基づく情報連携を社会保障に活かすことは 低所得者対策としても大切ではないか 所得情報を共有し 福祉に活用することは非常に良いアイデアであり 国民の利便性の実感につながるのではないか 所得情報が活用できるという意味で ICT 化を進める価値があることは 国民への強いメッセージになるのではないか 電子化は成長戦略の観点からも重要であり 省庁や国 地方を超えて 税のみでなく 年金 社会福祉 医療なども一体として推進していくことが重要ではないか 情報提供ネットワークシステムは 魅力的なシステムだと期待しており 様々な分野の連携の実現に向け 多様な機関が利用できる使い勝手の良いシステムにすべきではないか

3 前回までの総会でいただいた主なご意見 ( 地方税関係 )2 個人住民税の特別徴収税額通知については eltax を活用した電子化の方式になることは理解できるが 将来的には 全ての納税者が電子的に特別徴収税額通知を受け取るようにすべきではないか 個人住民税は賦課課税であるため 特別徴収税額通知が納税者本人に届けられることは必須であり 省略することはできない 特別徴収税額通知については に多くの労力とコストが掛かっているので 規制改革実施計画に沿って具体的に電子化を進めるべき 以上のほか 税務手続の電子化及び個人所得課税について 国税 地方税に共通する意見 ( 財務省説明資料 ( 総 14-2) に掲載されている意見 ) が出されている

2. 補足説明 4

税務手続の電子化に向けた具体的取組 ( 地方税 ) 地方税の特性 ( 複数の地方団体への手続が必要 賦課課税の税目が多いなど ) を踏まえ 全国共通のシステムを利用した税務手続の電子化を推進することにより 納税者の利便性向上と官民双方のコスト削減を図る 主な取組の内容や見込まれる変化 ( イメージ ) は以下の通り を付した取組は 今後概ね 2~3 年間程度で着実に進めるもの を付した取組は 課税側 ( 地方団体 ) 納税側双方の意見を踏まえつつ 関係省庁とともに更なる取組を検討していくもの 1. 共通電子納税システム ( 共同収納 ) 関係 主な取組現状今後の納税環境 ( イメージ ) 参考 共通電子納税システム ( 共同収納 ) の導入 地方税の電子納税は 個別団体による対応 費用対効果の問題等から 地方団体ごとの電子納税の対応は普及していない eltax の次期システム更改に併せて eltaxを活用した共通電子納税システムを導入 全地方団体で電子納税に対応 平成 31 年 10 月運用開始目標 地方団体が共同で設置 運営している地方税電子申告システム 対象税目 : 地方法人二税等 事業所税 個人住民税 ( 給与所得 退職所得に係る特別徴収 ) さらに その次のシステム更改に向けて各税目の納税実態 課税側 ( 地方団体 ) 納税側双方の意見 共通電子納税システムの利用状況等を踏まえつつ 利用可能税目の拡大を検討 対象税目 ( 左記 ) に係る電子納税 ( 個別団体対応 ) 実施団体数 22 団体 ( 平成 29 年 3 月末 ) 全ての納税先で電子納税できなければ は電子納税を選択しない 現状 22 団体対応 A 市 B 町 C 村 D 市 E 市 次期システム更改に併せて平成 31 年 10 月運用開始 ( 目標 ) 共通電子納税システム 1,788 団体 ( 全地方団体 ) 対応 A 市 B 町 C 村 D 市 E 市 5

6 2. 電子申告等関係 主な取組現状今後の納税環境 ( イメージ ) 参考 大法人は 地方法人二税の電子申告を義務化 電子申告の普及促進 地方法人二税 固定資産税 ( 償却資産 ) 個人住民税 ( 特徴 ) 等の電子申告 ( 電子的提出 ) については 平成 27 年度までに全地方団体が対応済み 法人 個人事業主への更なる普及が課題 中小法人は 未利用者や税理士への利用勧奨等を行い 地方法人二税の電子申告利用率を 70% 以上に引上げ ( 平成 31 年度まで ) 地方団体間の地方法人二税の共通入力事務の重複排除を実現 ( 平成 31 年度 ) 法人税及び地方法人二税の共通入力事務の重複排除を実現 ( 平成 31 年度 ) 将来的には ICT 環境等を勘案しつつ 中小法人にも地方法人二税の電子申告を義務化 中小法人を含め地方法人二税の電子申告利用率 100% を目指す 電子申告利用率 60.9%( 平成 28 年度 ) ( 法人道府県民税 法人事業税 ) 複数の地方団体への法人設立届出書等の電子的提出の一元化を実現 ( 平成 31 年度 ) 法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 法人設立に当たり 地方団体ごとに手続が必要 国税 地方税 社会保険等の各手続を個別に実施 国税 地方税の法人設立関係手続について 申請データの一括作成 電子的提出の一元化を実現 ( 平成 31 年度 ) 法務省が平成 32 年度に構築する予定の行政機関に対する登記情報を提供する仕組みを活用することにより 登記事項証明書 の添付省略を検討 eltax を通じた法人設立 異動届出件数 52 万件 ( 平成 28 年度 ) の内数 さらに 関係省庁とともに 社会保険 登記を含むすべての法人設立関係手続について オンライン ワンストップ化

主な取組現状今後の納税環境 ( イメージ ) 参考 特別徴収税額通知 ( 納税義務者用 ) の電子化 書面により 特別徴収税額通知 ( 納税義務者用 ) を送付 eltax を利用して 特別徴収税額通知 ( 納税義務者用 ) を特別徴収義務者に電子的に送信して納税義務者が取得できるようにする仕組みを構築 さらに 給与支払報告書 ( 市区町村 ) の電子的提出率の向上に併せて 特別徴収税額通知の電子的送信の拡大を検討 ( 将来的には マイナポータルを活用する可能性も検討 ) 給与特徴に係る納税義務者数 3,905 万人 ( 平成 28 年度 ) 3. その他 主な取組現状今後の納税環境 ( イメージ ) 参考 行政機関間のデータ連携拡大 データ連携が十分でない場合 各機関に同じ情報を繰り返し提出する必要がある 国税 地方税の法人設立関係手続の電子的提出一元化 法人税及び地方法人二税の共通入力事務の重複排除や法務省との登記情報のデータ連携等を進め 情報提出の重複を削減 ( ワンスオンリー化 ) 異動届出書提出時の利用者情報への自動反映を実現 ( 平成 31 年度 ) eltax を通じた法人設立 異動届出件数 52 万件 ( 平成 28 年度 ) の内数 電子申告件数 245 万件 ( 平成 28 年度 ) ( 法人道府県民税 法人事業税 ) eltax の利便性向上 eltax の機能改善など更なる利便性向上が課題 メッセージボックスの閲覧方法を改善 (eltax ソフト WEB 版の機能拡充及びスマートフォン版の導入 ) ( 平成 31 年度 ) 利用可能文字を拡大 ( 平成 31 年度 ) 利用満足度に係るアンケートを実施 ( 平成 31 年度 ) eltax を通じた法人設立 異動届出件数 52 万件 ( 平成 28 年度 ) の内数 eltax 受付時間の更なる拡大について検討 7

取組の全体像 スケジュール ( イメージ ) 共通電子納税 電子申告等 今後概ね 2~3 年間程度で実施 共通電子納税システム ( 共同収納 ) の導入全地方団体で電子納税に対応 平成 31 年 10 月運用開始目標 対象税目 : 地方法人二税等 事業所税 個人住民税 ( 給与所得 退職所得に係る特別徴収 ) 大法人の eltax 義務化 中小法人の eltax 利用率 70% 以上 地方団体間の地方法人二税の共通入力事務の重複排除 法人税及び地方法人二税の共通入力事務の重複排除 複数の地方団体への法人設立届出書等の電子的提出の一元化 国税 地方税の法人設立関係手続について 申請データの一括作成 電子的提出の一元化 特別徴収税額通知 ( 納税義務者用 ) の電子化 さらに検討を加えつつ 取組を進めるもの 共通電子納税システム ( 共同収納 ) の利用可能税目拡大に向けた検討 ( 各税目の納税実態 課税側 ( 地方団体 ) 納税側双方の意見 共通電子納税システムの利用状況等を踏まえる必要 ) 中小法人を含め eltax 利用率 100% を目指す 登記事項証明書 の添付省略を検討 ( 法務省が平成 32 年度に構築する予定の行政機関に対する登記情報を提供する仕組みを活用 ) 社会保険 登記を含む全法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 特別徴収税額通知の電子的送信の拡大 行政機関間のデータ連携拡大 ( 情報提出の重複削減 ( ワンスオンリー化 )) 異動届出書提出時の利用者情報への自動反映 その他 メッセージボックスの閲覧方法の改善 (eltax ソフト WEB 版の機能拡充及びスマートフォン版の導入 ) 利用可能文字の拡大 eltax 受付時間の更なる拡大について検討 利用満足度に係るアンケートの実施 8