Ⅰ 第 4 期障害福祉計画に係る進捗状況 成果指標放課後等デイサービス事業を利用する児童 生徒の割合 平成 25 年度実績 平成 26 年度実績 平成 27 年度実績 平成 28 年度実績 平成 29 年度目標 11% 28% 39% 48% 61% おもな取組み 施策 1 障害や発達に課題のある子

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Microsoft PowerPoint - 01_居宅訪問型児童発達支援

主な事業 ( 平成 27 年度内容 ) 支援の方向事業名内容 / 対象者 / 対応者 / 実施場所 発達支援健診 総合発達相談 健康づくり推進課 各健康支援課 あそびの教室 健康づくり推進課 各健康支援課 発達障害者支援センターの運営 障害者福祉課 障害児等療育支援事業 障害者福祉課 障害児巡回指導

医療的ケア児について

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

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計画の策定にあたって 今回策定する あま市障がい者計画及び障がい福祉計画 は 現行の 障害者基本法 に定める 障害者計画 と 現行の 障害者自立支援法 に定める 障害福祉計画 を一体のものとしてとらえ 今後の制度改正を踏まえた あま市総合計画 を上位計画とする障がいのある人に対する支援活動や障がい者

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

スライド 1

年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

第 4 章施策の展開 1 到達目標障害のある方の自立支援の観点から 地域生活への移行や就労支援などの主要な課題に対応するため 国の基本指針 11 に示された見込量の確保に係る目標事項について 本市における障害福祉計画 ( 第 4 期 ) 期間中の実績等を踏まえ 到達目標 12 を設定します 一覧 (

地域子育て支援拠点事業について

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

01 【北海道】

伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

校外教育施設について

1 計画策定の背景と趣旨 昭和 56(1981) 年の 完全参加 をテーマとする 国際障害者年 を契機に, 障害者福祉は大きく変化しました 国では, 平成 5(1993) 年 3 月に 障害者対策に関する新長期計画 が策定され, 同年 12 月には 障害者基本法 * が施行されました 以後も, 平成

6 児童福祉法の改正 24 年 4 月には 障害者自立支援法と児童福祉法に分かれていた障がい児 の支援体制を一元化する改正がなされ 市町村が支給決定する障がい児通所支援 と都道府県が支給決定する障がい児入所支援が創設されました 7 障害者虐待防止法の施行 24 年 10 月には 障害者虐待の防止 養

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

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放課後等デイサービス事業所における自己評価結果 ( 公表 ) 公表 : 平成 31 年 3 月 15 日事業所名運動療育スクール jump 宇部校 環境 体制整備業務改善 1 チェック項目はいいいえ工夫している点 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で 適切である 2 職員の配置数は適切である 3

I. はじめに 平成 28 年度においては 社会福祉法人制度改革の対応として 1 経営組織のガバナンス 2 事業運営の透明性 3 財務規律の強化 4 地域貢献事業に取り組んでいかなければならないと考えています 社会福祉法人は社会から期待される役割を果たすため 積極的な取り組みを進めていくことが必要で

4 協議会の位置づけと役割 ( 別紙 1 2) 本協議会は その他機関 と位置づけ 市と協議会委員との連絡調整 意見交換 連携協力その結果を各機関における事業推進に資することを目的とする 協議会からのご意見は 市が事業の参考にする 協議会 図 1 協議会は 子ども発達支援課および各関係機関の事業報告

流山市子ども・子育て会議

障害児・発達障害支援_

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事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

Microsoft PowerPoint - (セット版(案トレ))(H30年度障害報酬改定の基本的な方向性について(検討チーム終了後)

( 横浜市解釈 ) 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 別添 評価表の内容を他事業所と競うことを想定したものではなく あくまで 研鑚のツールとして有効活 すること さらに質の い 援を提供していける事業所が増えていくことを期待しています

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2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

計画相談支援 障がい児相談支援における特定事業所加算に係る基準の遵守状況に関する記録 ( 保存用 ) 平成年月サービス提供分 異動等区分 1 新規 2 継続 3 変更 4 廃止 加算の区分 1 特定事業所加算 (Ⅰ) 2 特定事業所加算 (Ⅱ) 3 特定事業所加算 (Ⅲ) 4 特定事業所加算 (Ⅳ)

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

北見市特別支援教育の指針 平成 25 年 11 月

教育支援資料 ~ 障害のある子供の就学手続と早期からの一貫した支援の充実 ~ 平成 25 年 10 月 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課

重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

第1回 障害者グループホームと医療との連携体制構築のための検討会

要望書 平成 29 年 10 月 30 日 殿 殿 一般社団法人岡山県手をつなぐ育成会 知的障害 発達障害のある人の福祉 教育について 平素より多大なご尽力を賜り 県当局並びに県議会に対しまして心より深く感謝申し上げます 私ども手をつなぐ育成会は 障害のある人とその家族が適切な支援のもとで 安心で豊

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

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第3章 指導・監査等の実施

第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

Ⅰ 障害福祉計画の策定にあたって

児童発達支援計画又は放課後等デイサービス計画に沿った適切な支援の実施 〇ニーズ 課題を細かく見ていき それに沿った支援内容を職員間で話し合いを実施している はい ( 人 ) どちらでもない ( 人 ) わからない ( 人 ) 引き続き 子ども達が楽しみながらスキルを付けられるよう支援を工夫していく

第 3 章サービス見込量と確保のための方策 1. 平成 32 年度の成果目標 (1) 施設入所利用者の地域生活への移行 国の基本指針 平成 32 年度における数値目標 平成 28 年度末時点の施設入所者数の9% 以上が地域生活へ移行する 平成 28 年度末時点の施設入所者数から2% 以上削減する 和

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目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県)

都道府県・指定都市における単独事業等一覧(平成25年度都道府県・指定都市別)


私立幼稚園の新制度への円滑移行について

完成版1:習志野市発達支援モニタリング調査保護者データ分析報告

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ


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Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

大月市 第 5 期障害福祉計画 第 1 期障害児福祉計画 平成 30 年度 ~ 平成 32(2020) 年度 大月市 平成 30 年 3 月

⑴ 利用定員が 30 人以下の場合 1,081 単位 ⑴ 利用定員が 30 人以下の場合 976 単位 ⑵ 利用定員が 31 人以上 40 人以下の場合 1,000 単位 ⑵ 利用定員が 31 人以上 40 人以下の場合 917 単位 ⑶ 利用定員が 41 人以上 50 人以下の場合 925 単位

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

目 次 はじめに... p1 1. 発達障害 の定義... p2 発達障害それぞれの特性について... p3 2. 発達障害をめぐる状況... p4 3. 江戸川区の発達障害者 ( 児 ) の現況... p 発達障害者 ( 児 ) 支援の江戸川区の課題... p6 施策の5つの課題 5.

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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第 2 章 委託 民営化実施計画 区立施設の運営は 施設の特性に応じて 直営 間委託 営化から選択する必要があります 区が直接担うべき業務は引き続き直営とします 間の知恵と経験を活 したほうが効果的な業務は 間が担うことを基本とします これまでの委託や 営化の実績を検証し 今後さらに委託や 営化を進

区分 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 4 児童発達支援計画又は放課後等デイサービス計画に沿った適切な支援の実施 職員研修等を行い職員間の共通理解を持ち 日常の保護者との情報交換を行い支援を進めています 計画に沿った支援が行われている

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

資料 1 ねん 年 がつ 11 月 まちだしこ町田市子ども 子育 にち 13 日 こそだかいぎじむきょくて会議事務局 まちだしこはったつしえん町田市子ども発達支援計画 けいかくさくていじょうきょうの策定状況について まちだしこはったつしえんけいかくいち 1 町田市子ども発達支援計画の

児童虐待防止対策体制総合強化プラン 平成 30 年 12 月 18 日 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議決定 1. 目的 2016 年 5 月に全会一致で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 以下 平成 28 年改正法 という ) においては 子ども

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

平成24年5月17日

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を


第2節 茨木市の現況

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し


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保護者のみなさまへ

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Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

( 障害福祉サービス 障害児通所支援をご利用の皆様へ ) サービス利用には 計画 サービス等利用計画 障害児支援利用計画 の作成が必要です サービス等利用計画とは? サービス等利用計画 障害児支援利用計画は サービス利用者を支援するための中心的な総合計画 ( トータルプラン ) です 計画には 本人

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補足説明資料_教員資格認定試験

第 3 障害者が安心して暮らせる社会の実現を目指します ( 障害者を取り巻く状況 ) 平成 18 年 4 月に 障害者自立支援法 が施行され それまで身体 知的 精神という障害種別ごとに異なる法律に基づいて実施されていた福祉サービスや公費負担医療などが共通の制度となりました また 地域における障害者


Transcription:

資料 4 平成 2 9 年 4 月 2 8 日健康福祉審議会第 2 回障害部会資料 中野区における障害児支援の現状と課題 Ⅰ 第 4 期障害福祉計画に係る進捗状況 Ⅱ 基本的な考え方 Ⅲ 中野区の子どもの状況や相談状況等 Ⅳ 現状と課題 1 関係機関と連携した切れ目のない一貫した支援体制 (1) 早い段階での気づきと早期支援の相談 支援体制 (2) 発達支援連携体制 2 専門的な支援の充実と質の向上 (1) 障害児通所支援 (2) 医療的ケアが必要な児童への支援 3 地域社会への参加や包容 ( インクルージョン ) の促進 (1) 保育所等での受入状況 (2) 巡回訪問の状況 (3) 特別支援教育の状況 (4) 一時保護事業の実施 (5) 障害者差別解消法の施行 1

Ⅰ 第 4 期障害福祉計画に係る進捗状況 成果指標放課後等デイサービス事業を利用する児童 生徒の割合 平成 25 年度実績 平成 26 年度実績 平成 27 年度実績 平成 28 年度実績 平成 29 年度目標 11% 28% 39% 48% 61% おもな取組み 施策 1 障害や発達に課題のある子どもへのサービスの拡充 1 2 3 相談支援体制の充実 保育所等訪問支援事業の充実 障害児施設の基盤整備 南部すこやか障害者相談支援事業所 ( 平成 28 年 7 月 ) や 療育センターゆめなりあの開設 ( 平成 28 年 9 月 ) により身近な場所での相談支援体制が整備された 平成 28 年 9 月に療育センターゆめなりあの開設に伴い 巡回頻度の増加や巡回園数の拡大等に取り組んでいる 平成 28 年 9 月に療育センターゆめなりあを開設し 事業を開始した Ⅱ 基本的な考え方平成 28 年 6 月の児童福祉法改正法において 障害児の支援の提供体制を計画的に確保するため 障害児福祉計画の策定が義務付けられることとなった 国の社会保障審議会障害部会で公表されている資料のうち 障害児福祉計画に係る国の基本指針の見直しを踏まえ 中野区の障害児支援の現状と課題について 3つの柱に整理した 1 関係機関と連携した切れ目のない一貫した支援体制 2 専門的な支援の充実と質の向上 3 地域社会への参加や包容 ( インクルージョン ) の促進 国の基本指針の見直しで示されている盛り込むべき事項についての記載 1 地域支援体制の構築 1 2 3 2 保育 教育 就労支援等の関係機関と連携した支援 1 3 3 地域社会への参加 包容 ( インクルージョン ) 3 4 特別な支援が必要な障害児に対する支援体制の整備 2(2) 5 障害児相談支援の提供体制の確保 1(1) 2(1) 2

Ⅲ 中野区の子どもの状況や相談状況等 1 子どもの口は増加している 2 3 手帳所持者 手当支給状況に大きな変動ない ( 但し 愛の手帳所持者は平成 24 年度から増加 ) 4 発達支援対象児数 発達支援相談件数 就学相談件数は増加している 身体障害や手当の支給対象となるような程度の重い子どもの数は大きな変動は見られないが 発達に課題のある児童や発達が気になる児童が増えている ( 相談件数の増加より ) 1 歳 ~18 歳までの口推移 ( 住民基本台帳より各年 4 月 1 日時点 ) 16, 14, 12, 1, 歳以上 6 歳未満 ( 未就学児 ) 12,636 13,85 13,344 11,758 12,55 11,1 2,6 2,4 2,2 2, 6 歳以上 18 歳未満 2,312 2,35 2,9 19,869 19,93 8, 6, 19,8 19,6 19,574 4, 19,4 2, 19,2 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年平成 29 年 19, 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年平成 29 年 2 手帳所持状況 ( 健康福祉部事業概要より ) 1 身体障害者手帳所持者数 2 愛の手帳所持者数 身体障害者手帳所持者数 愛の手帳所持者数 15 145 14 145 138 14 255 25 245 246 243 25 135 13 125 127 129 24 235 23 23 233 12 225 115 22 3 手当支給状況 ( 健康福祉部事業概要 教育要覧より ) 1 障害児福祉手当支給者数 2 特別児童扶養手当支給者数 障害児福祉手当支給者数 特別児童扶養手当支給者数 7 174 6 5 4 3 2 1 5 54 62 58 61 172 17 168 166 164 171 167 173 166 169 162 3

4 発達支援対象児数等 ( 教育要覧 地域ささえあい推進室事業概要より ) 1 発達支援対象児数 2 発達支援相談件数 発達支援対象児数 発達支援相談件数 2, 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 1,795 1,628 1,491 1,331 1,17 2,5 2, 1,5 1, 5 2,188 1,738 1,491 752 325 発達支援対象児数 乳幼児健診時や保育園 幼稚園等からの相談により発達支援対象児としてすこやか福祉センター が把握している児童 Ⅳ 現状と課題 1 関係機関と連携した切れ目のない一貫した支援体制現状 (1) 早い段階での気づきと早期支援の相談支援体制平成 28 年度に南部地域に南部すこやか障害者相談支援事業所が開設され 区内 4か所に相談支援事業所の整備がなされた また 中野区療育センターゆめなりあが開設し 北部地域のアポロ園とともに区の南北に障害児通所支援施設の整備がなされた これにより 身近な地域において相談 支援のできる体制が整備された 障害や発達に課題のある児童の相談 発達支援相談すこやか福祉センターにて 乳幼児から学齢期にわたる子どもの発達に関わる相談支援を実施している 毎年 相談件数が増加している ( 上記 42 表参照 ) 療育相談療育センターアポロ園及び療育センターゆめなりあにおいて 乳幼児等の相談を受け 助言 対応方法等を提案する事業を実施している 就学相談教育委員会にて 小 中学校入学予定で 障害等により就学に心配のある児童について 一ひとりの児童 生徒の発達段階及び障害の状態に応じた教育の場を提供する為の相談を実施している 特に小学生において相談件数が伸びている 就労支援 ( 相談 ) 障害者福祉事業団等にて 就労支援 相談を実施している 4

就学相談件数推移 ( 教育要覧より ) 16 14 12 1 8 6 4 2 就学相談件数推移 141 127 133 112 87 56 48 33 4 35 小学校 中学校 (2) 発達支援連携体制 申送り ( 移行支援 ) の実施保育園 幼稚園等から小学校 小学校から中学校へ進む際に 支援経過の引継を行う事業を実施している 年度ごとに若干のばらつきはみられるが 増加傾向にある 個別支援計画会議の実施申送りを行った児童のうち 小学 1 4 6 年生の際に 学校やすこやか福祉センター等関係機関が集まり支援計画をたてる会議を実施している 申送り児童数 ( 教育要覧より ) 2 申送り児童数 15 158 142 1 126 118 17 5 29 51 37 5 中学校への申送りは平成 24 年度より開始 小学校 中学校 個別支援計画会議 ( 教育要覧より ) 5 4 3 2 1 個別支援計画会議対象児数 385 352 256 219 16 5

課題地域生活を続けていくうえで 支援を必要とする児童及びその保護者に対する ライフステージに沿った 切れ目のない支援の継続は重要であり 支援の円滑な提供体制の整備が必要とされる また 発達障害や医療的ケアの必要なケースなど 発達の状態に応じて必要とされる支援は多様にわたる 個々に応じた適切な支援を提供するためには 以下のような課題を踏まえ福祉 保育 教育 医療等関連分野が十分に連携した相談 支援体制の構築が必要である 就園時の相談体制の充実 保育園 幼稚園等の就園時にあたっては 医学的関与の仕組みの検討や 乳幼児健診等母 子保健や療育機関等が連携した総合的な相談体制の検討が必要である 就学相談の充実 子ども一一の発達状況に応じた専門的な教育相談 支援が受けられるよう 医療 保 健 保育 福祉等との連携により総合的な相談 支援体制の強化に努める必要がある 学齢期の学校等と障害児相談支援事業所とが連携した支援体制の構築 障害児相談支援事業者が作成する障害児支援利用計画と個別の教育支援計画の情報共有が なされ 連携し一貫した支援が行われる体制の構築を進めていくことが重要である 申送り ( 移行支援 ) 個別支援計画会議の充実乳幼児からの成長記録や指導内容等に関する情報を必要に応じて関係機関が情報共有を図り 就園 就学 進級の際にも円滑に支援が引き継がれることが必要である また 小学校 1 4 6 年生の際に実施されている個別支援計画会議の中学校での実施についても検討する必要がある 6

2 専門的な支援の充実と質の向上現状 (1) 障害児通所支援障害児通所支援のうち 児童発達支援や放課後等デイサービスについて 事業所数も利用者数も依然として増加している 一方で サービス提供事業所はサービス提供内容や形態が多様であり 単なる居場所となっている事例もある 1 児童発達支援 ( 未就学児対象 ) 状況 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ヵ所 事業所数 ( 区内 ) 1 1 2 5 9 4 3 2 1 支給決定者数 357 215 14 58 91 延利用数 日 延利用日数 3, 25, 2,5 2, 1,5 1, 5 2,841 1,987 1,455 761 457 2, 15, 1, 5, 21,134 15,34 9,783 3,63 5,769 日 1 当たり利用日数 円 障害児通所給付費 8.2 8. 7.8 7.6 7.4 7.2 7. 6.8 6.6 6.4 6.2 6. 7.9 7.6 7.6 7.4 6.7 25,, 2,, 15,, 1,, 5,, 4,215,964 22,388,289 平成 24 年度 平成 25 年度 77,57,573 平成 26 年度 137,184,576 平成 27 年度 194,827,956 平成 28 年度 7

2 放課後等デイサービス ( 就学児対象 ) 状況 ヵ所 18 16 14 12 1 8 6 4 2 事業所数 17 14 9 3 2 3 25 2 15 1 5 支給決定者数 257 171 115 2 46 延利用数 日 延利用日数 3, 3, 2,5 2, 1,5 1,863 2,523 25, 2, 15, 2,726 26,547 1, 5 94 398 1,45 1, 5, 467 3,979 1,197 日 12. 1 当たり利用日数 円 3,, 障害児通所給付費 1. 8. 1. 9.8 11.1 1.5 25,, 2,, 184,34,19 246,36,536 6. 15,, 4. 2.. 5. 1,, 5,, 91,663,888 41,194,958 4,277,11 児童発達支援( 未就学児対象 ) 平成 27 年度以降に 事業所数が増加している 1 当たりの利用日数は平均 7 日程度だが 利用者数が毎年増加している 放課後等デイサービス( 就学児 ) 平成 24 年度に創設されたサービスだが 平成 26 年度以降 事業所数 利用者数とも急増している 1 で複数の事業所を利用する児童も多い 8

障害児通所支援の質の向上の取組み 事業所連絡会の開催年に4 回程度 区内の全事業所を対象に事業所連絡会を開催している 支援の質の向上や情報共有を目的とし 全体での事例検討や特別支援学校等との意見交換 集団指導等を実施している 第三者評価受審費補助制度外部の第三者による客観的な視点から評価することにより サービスの質の向上に向けて 区立障害児通所支援施設では3 年に1 度評価機関による第三者評価の受審をしているが 民間事業所においては 現在受審をしている実績はないため 第三者評価受審費補助制度を開始 ( 平成 29 年度 ) した 事業所の検査 指導体制の整備これまで 東京都と区の合同で放課後等デイサービス事業所の実地検査等を実施している 児童発達支援センター現在 児童発達支援センターにおける機能のうち 児童発達支援事業については 療育センターアポロ園や療育センターゆめなりあで実施 相談支援 ( 障害児相談支援事業 ) はすこやか福祉センター及びすこやか障害者相談支援事業所で実施している状況である 児童発達支援センター : 地域における中核的な支援施設として 児童発達支援 保育所等訪問支援 障害児相談支援を実施する また 地域の保育所等 学校 事業所等に対し 専門的な知識 経験に基づく助言 支援を行う 3 障害児相談支援 ア事業所数 ( 区内 ) 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 事業所数 2 4 7 イ障害児支援利用計画作成数 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 支給決定者数 258 388 615 計画作成者数 7 59 358 セルフプラン 22 319 257 平成 27 年度から指定障害児相談支援事業者による障害児支援利用計画の作成が 義務 付けられているが 保護者等による計画作成 ( セルフプラン ) が依然として多く また 区内では 計画の作成ができる民間事業者は現在 2か所にとどまる (2) 医療的ケアが必要な児童への支援国の基本指針の見直しでは 平成 3 年度末までに 保健 医療 障害福祉 保育 教育等の関係機関が連携を図るための協議の場を設けることを基本とするとしている 区では 地域のすこやか福祉センターにおいて 赤ちゃん訪問やNICU 等からの退院の際に医療的ケア児童についての状況の把握や必要な支援の調整を行っている 9

医療的ケアが必要な児童への支援 中野区立障害児通所支援施設 ( たんぽぽ アポロ園 ゆめなりあ ) において 看護師の配置を行い 受入体制を整えている 平成 28 年度に重症心身障児者レスパイト事業を開始した 今後は拡充の予定 ( 中野区における障害者福祉の現状と課題 において記載あり ) 保育所等や学校等での医療的ケア児への対応検討保育所等一般施策での医療的ケア児の受入について 検討している 課題 (1) 障害児通所支援障害児通所支援の利用者は依然増加傾向にあり 発達上の課題も様々で 必要とされる支援は多岐にわたる サービス提供事業所数も増加しているが 支援の具体的な方法や内容も多様である 障害児通所支援事業所において 子どもの障害や特性に応じた有効な支援 家族等への支援等 質の確保がなされ 専門的な療育の支援を適切に提供できるよう支援の質の向上が求められている 提供サービスの支援の質の向上への取組みサービス提供事業者の知識 技術の向上のための取組みが意欲的になされるような事業所連絡会や専門研修の機会の確保等事業者支援が必要である また 虐待防止や権利擁護に関する具体的取り組みを進めることが重要である 第三者評価の受審促進 第三者による客観的な視点からの評価の活用により 利用者に対し情報提供を行うとともに サービスの質の向上に向けて民間事業所の第三者評価の受審促進が必要である 事業所の検査 指導体制の整備 区において サービス内容の質の確保や運営の適正化を図るため 検査や指導のノウハウや 体制を充実させる必要がある 障害児相談支援事業所の整備 体制構築 子どもの障害や特性に応じた必要な支援を総合的に判断し相談 支援 障害児支援利用計 画の作成ができる障害児相談支援事業所の体制整備が急務である 児童発達支援センターの設置 ( 位置づけの検討 ) 児童発達支援センターによる専門的機能を活かした児童発達支援等の事業所や保育所等への専門的な支援の実施や材育成等の地域における障害児支援の中核施設としての役割 機能が求められている 区における児童発達支援センターの役割と位置づけを検討してい 1

く必要がある 国の基本指針の見直しでは 平成 32 年度末までに 1 か所以上設置するこ とを基本とするとしている (2) 医療的ケア児への支援児童福祉法の改正により 心身の状況に応じた適切な保健 医療 福祉の支援が受けられるよう 関連機関が連携調整を行うための整備が求められている 保育園 幼稚園等一般施策において 受入ができる供給体制の整備が必要である 医療的ケアが必要な児童が 地域において必要な支援を円滑に受けることができるよう 保健 医療 福祉その他の関連機関が支援を行う機関との連絡調整を行うための体制整備が必要である 関連分野が連携を図るための協議の場等の設置により 総合的 包括的な支援の提供ができる体制を構築することが重要である 3 地域社会への参加や包容 ( インクルージョン ) の促進現状保育園や幼稚園等 小学校 中学校 放課後児童クラブ ( 学童クラブ ) においても 特別な支援を必要とする子どもが増加している (1) 保育所等や学童クラブでの受入状況保育所では 1 園につき 1~4 名の範囲内で障害のある児童の受入を実施している また 配慮の必要な子どもの在籍する幼稚園 保育所等に対しての巡回や 区独自の基準による判定で 配慮の必要な子どもの受入体制支援を行っているほか 私立幼稚園には受入のための職員配置や施設整備の補助を実施している 1 保育所における障害児数 2 学童クラブにおける支援を要する児童 ( 保育園 幼稚園分野調査 ) ( 地域活動推進分野調査 ) 12 1 8 6 4 2 23 5 保育所障害児数 私立等区立 ( 委託含 ) 4 47 32 64 53 56 25 2 15 1 5 放課後児童クラブ ( 学童クラブ ) における特別な支援を要する児童数 147 182 179 25 163 25 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度 11

(2) 巡回訪問の状況 発達に課題のある子どものいる保育所 幼稚園等の保育者に対し 相談 助言を行う保育園 等巡回訪問指導 ( 中野区療育指導実施要綱に基づく ) を実施している これまで アポロ園 1 園で実施してきたが 平成 28 年 9 月に療育センターゆめなりあを開設 し 巡回訪問頻度や回数の拡充を図った 療育センターアポロ園における保育園等巡回訪問対象児数 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 区立保育園 173 184 24 21 私立保育園 14 136 163 245 区立幼稚園 19 8 6 7 私立幼稚園 173 174 16 143 乳児院 14 13 15 11 認定子ども園 49 43 16 31 他区私立保育園 2 3 3 1 他区幼稚園 2 22 13 16 合計 554 583 616 655 (3) 特別支援教育の状況 1 特別支援学級在籍児童 生徒 小学校 ( 知的障害 ) 75 68 62 8 77 中学校 56 51 56 54 62 小学校 ( 情緒障害等 ) 56 72 92 12 135 中学校 14 17 21 22 29 小学校 ( 難聴 言語障害 ) 35 32 29 33 33 小学校 ( 弱視 ) 8 3 2 - - 小学校 ( 肢体不自由 ) 1 2 - - - 中学校 2 2 - - - 2 全小学校への特別支援教室の設置 発達障害の児童が抱える困難さを効果的に改善し 児童の学習能力や集団適応能力を伸長で きるよう平成 28 年度から特別支援教室を全校 ( 小学校 ) に導入した 3 副籍制度の実施都立特別支援学校に在籍する児童 生徒のうち 原則として希望する児童 生徒が 居住する地域の小 中学校に副次的な籍 ( 副籍 ) を持ち 学校行事等様々な交流を通じて地域とのつながりの維持 継続を図っている 12

4 介助員の配置 特別支援学校及び小学校に介助員を配置している また 通常の学級に在籍する身体的な障 害のある児童 生徒について安全を図るため 介助員を配置している (4) 一時保護事業の実施保護者の急病や緊急時のために区立障害児通所支援施設 ( 療育センターアポロ園 療育センターゆめなりあ 子ども発達センターたんぽぽ 放課後デイサービスセンターみずいろ ) において 一時保護事業を実施している 平成 28 年度に療育センターゆめなりあが開設したことに伴い 利用枠が拡大された 中野区立障害児通所支援施設における一時保護事業利用数 35 3 25 2 193 一時保護事業 284 297 227 15 1 5 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 (5) 障害者差別解消法の施行 平成 28 年 4 月に施行 課題 地域社会への参加 包容を推進するために 保育園 幼稚園等一般施策における障害や発達に課題のある児童の受入を促進する必要がある また 一般施策での受入を進めることと併せて 専門機関の巡回訪問による支援の拡充が強く求められている 地域での生活を継続し 充実していくために 専門的な療育施設などの整備のほかに 幼稚園や保育園など 地域での受入体制の促進とそこへの支援の拡充が必要となる また 障害者差別解消法の施行や発達障害者支援法の改正を踏まえ 障害に対する正しい理解を促進し 関係機関においては合理的配慮の徹底及び適切な支援を行う必要がある そして 広く 一般区民に対しても理解の促進と啓発に努める必要がある 保育所 幼稚園等への受入促進が必要 地域の保育 教育等の支援を受けられる体制を整備することが必要である 13

アポロ園 ゆめなりあによる巡回訪問支援の拡充 専門的な知識 経験に基づき保育所等の後方支援をしていくための巡回訪問の拡充をす る必要がある 切れ目のない特別支援教育発達障害のある子どもの中には 就学前に療育機関などで支援を受けている場合もあり そうした支援に関する情報を引き継ぎ これを踏まえた小学校での指導 支援を行うなど 切れ目のない支援を観点に特別支援教育を行う必要がある 中学校の特別支援教室における巡回指導の検討 巡回指導の拡充を進めていく必要がある 一般区民への理解促進と啓発の促進 障害特性や障害児への対応についての正しい理解を 関係機関や関係団体等と連携し て促進していく必要がある 14