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Transcription:

新国立競技場の整備計画見直しについて ( その 2) 1 新国立競技場の整備計画再検討について 新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 ( 第 2 回 ) 東京都提出資料 ( 平成 27 年 8 月 10 日開催 ) 2 再検討に当たっての基本的考え方 新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 ( 第 3 回 ) 配布資料 ( 平成 27 年 8 月 14 日開催 ) 3 新国立競技場の整備計画 新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 ( 第 4 回 ) 配布資料 ( 平成 27 年 8 月 28 日開催 )

新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 ( 第 2 回 ) 東京都提出資料 平成 27 年 8 月 10 日東京都 新国立競技場の整備計画再検討について 1 はじめに 2 新国立競技場の整備について 1 アスリートや観客の視点に立つ アスリートファースト アクセシビリティの確保 2 大会開催とレガシーを踏まえる オリンピック パラリンピック基準への適合 20 年後 30 年後も都民 国民に愛される競技場 3 2020 年 1 月までの完成を目指す 4 神宮外苑地区のまちづくりとの調和を図る 新国立競技場を中核とするスポーツの一大拠点づくり 歴史と風格ある周辺環境との調和 地域の防災性向上 3 今後の進め方について 的確な工程管理 情報の公開

都が想定する再編整備イメージ 現在の土地利用 千駄ヶ谷 駅 東京 体育館 国立 競技場駅 明治神宮 アイススケート場 信濃町駅 聖徳記念絵画館 国立競技場 軟式野球場 第二球場 明治神宮 野球場 テニス コート TEPIA JSC ラグビー場 青山 一丁目駅 伊藤忠商事 日本オラクル 三井不動産 外苑前駅 覚書対象区域 主な歩行者ネットワーク

資料 1 再検討に当たっての基本的考え方 ( 案 ) 平成 2 7 年 8 月 1 4 日新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会のメインスタジアムとなる新国立競技場整備計画の再検討に当たっては 国民 アスリートの声や与党からの提言を踏まえ 以下を基本的考え方として 今後具体的な検討を進めていくこととする (1) アスリート第一 の考え方の下 世界の人々に感動を与える場とする (2) その大前提の下で できる限りコストを抑制し 現実的にベストな計画を策定する このため 以下の方向性で検討する 施設の機能は 原則として競技機能に限定 屋根は観客席の上部のみ 諸施設の水準は オリンピック パラリンピックのメインスタジアムとして適切に設定 (3) 大会に間に合うよう 平成 32 年 (2020 年 ) 春までに確実に完成させる 整備期間を極力圧縮するため 設計 施工を一貫して行う方式を採用する (4) アスリートや国民の声をよく聴き 計画の決定及び進捗のプロセスを透明化する (5) 周辺地域の環境や景観等との調和を図るとともに 日本らしさに配慮する (6) バリアフリー 安全安心 防災機能 地球環境 大会後の維持管理等を十分考慮する (7) 内閣全体として責任をもって整備を進める 独立行政法人日本スポーツ振興センターによる整備プロセスを当会議で点検し 着実な実行を確保するとともに 新たに専門家による審査体制を構築する (8) 大会後は スタジアムを核として 周辺地域の整備と調和のとれた民間事業への移行を図る 今後 政府において計画を踏まえて ビジネスプランの公募に向けた検討を早急に開始する なお 今月中を目途に スタジアムの性能 工期 コストの上限等を示した新たな整備計画を策定し これに基づき 9 月初めを目途に公募型プロポーザル方式 ( 設計交渉 施工タイプ ) による公募を開始することとする

整備期間圧縮のための発注方式の工夫 ( 案 ) 資料 2 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会に間に合わせるためには 下記の 公募型プロポーザル方式 ( 設計交渉 施工タイプ ) で実施することが不可欠 なお 公募型プロポーザル方式においては 申請者に対して 建設コスト削減 工期短縮 維持管理コスト低減 等の技術提案を求める予定 H27. 08 09 H28. 01 目途 H28.12 目途 H32. 春目途 条件整理 入契手続 1ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 設計と施工を一貫して発注する方式 ( 公募型プロポーザル方式 ( 設計交渉 施工タイプ )) 1) 基本 実施設計 工事 11 ヶ月 40 ヶ月 51 ヶ月 1) 今回再検討する新国立競技場にかかる設計期間 工事期間の予定 計 57 ヶ月程度 H27.08 条件整理 入契手続 基本設計 実施設計 設計と施工を分離して発注する方式 2) 1ヶ月 3ヶ月 5ヶ月 ( 実績 ) 14ヶ月 ( 実績 ) 5ヶ月 44ヶ月 ( 当時の予定 ) 4ヶ月 68ヶ月 入契手続 工事 H33.7 計 72 ヶ月 2) 従前の新国立競技場にかかる設計期間 工事期間の実績等から算定

資料 3 技術提案等審査委員会について ( 案 ) 公募型プロポーザル方式 ( 設計交渉 施工タイプ ) の適用にあたっては 発注者の恣意を排除し 中立かつ公正な審査 評価を行うことが重要である そのため ( 独 ) 日本スポーツ振興センター内に 技術提案等審査委員会を設置し 公示前 技術審査段階 価格等の交渉段階等の各段階において 学識経験者からの意見を聴取するものとする 委員候補 秋山哲一 ( 建築生産 : 東洋大学教授 ) 工藤和美 ( 建築設計 : 建築家 東洋大学教授 ) 久保哲夫 ( 建築構造 : 東京大学名誉教授 ) 香山壽夫 ( 建築設計 : 建築家 東京大学名誉教授 ) 深尾精一 ( 建築計画 : 首都大学東京名誉教授 ) 村上周三 ( 建築環境 : 東京大学名誉教授 ) 涌井史郎 ( 景観 ランドスケープ : 東京都市大学教授 ) (50 音順 )

新国立競技場の整備計画 ( 案 ) 資料 1 平成 2 7 年 8 月 2 8 日新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議 当会議は 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会 ( 以下 大会 という ) のメインスタジアムとなる新国立競技場の整備計画について 国民 アスリートの声や与党からの提言を踏まえ 再検討に当たっての基本的考え方 ( 平成 27 年 8 月 14 日当会議決定 ) に基づき 具体的な検討を進めてきた これまでの議論を踏まえ 整備計画の内容は以下のとおりとする 1. 基本理念 本計画の基本理念は 以下のとおりとする (1) アスリート第一 世界の人々に感動を与える場として すべてのアスリートが最高の力を発揮できる競技場とする (2) 世界最高のユニバーサルデザイン 車椅子使用者 障害者 高齢者 子供連れ 外国人など 誰もがオリンピック パラリンピックを円滑に楽しめる競技場とする (3) 周辺環境等との調和や日本らしさわが国の優れた伝統や文化を世界中に発信し 内外の人々に長く愛される場として 明治神宮外苑の歴史と伝統ある環境や景観等と調和し 日本らしさ を取り入れた競技場とする 2. スタジアムの性能 (1) スタジアムの性能 ( スペック ) は 上記の基本理念を前提として できる限りコストを抑制し 現実的にベストな計画を策定する観点から 別紙 1のとおりとする (2) スタジアムの整備に当たっては 周辺地域の環境や景観等との調和を図り 日本らしさ に配慮するとともに 地球環境 大会後の維持管理等を十分考慮するものとする

(3) 上記以外に必要な性能については 事業主体である独立行政法人日本スポーツ振興センター ( 以下 JSC という ) において 技術提案等審査委員会の審議を経て 適切に設定するものとする 3. 工期 (1) 新国立競技場の完成が大会に確実に間に合うよう 工期の期限は 平成 32 年 (2020 年 )4 月末とする また 国際オリンピック委員会 (IOC) 等の要請を踏まえ 同年 1 月末を工期短縮の目標とした技術提案を求め 工期を極力圧縮するものとする (2) 事業主体である JSC は 整備期間を極力圧縮するため 設計 施工を一貫して行う公募型プロポーザル方式 ( 設計交渉 施工タイプ ) による公募を行うものとする 4. コストの上限 ( 別紙 2 参照 ) (1) 新国立競技場のスタジアム本体及び周辺整備に係る工事費の合計額 ( 施工前に先行実施する予定の関連工事を含む ) は 上記 2. 及び3. を前提として 1,550 億円以下とする なお 賃金又は物価等の変動が生じた場合の工事請負代金額の取扱いについては 公共工事標準請負契約約款 ( 昭和 25 年 2 月 21 日中央建設業審議会作成 ) 第 25 条 ( 賃金又は物価の変動に基づく請負代金額の変更 ) に準ずるものとする (2) 上記 (1) の工事費とは別途必要となる当該工事に係る設計 監理等の費用は 40 億円以下とする (3) 事業主体である JSC は 工事費の縮減に関する技術提案を求め 最大限のコスト圧縮を目指すものとする 5. 今後の進め方 (1) 新国立競技場の整備スケジュールは 別紙 3 のとおりとする (2) 本計画に基づき 内閣全体として責任をもって整備を進める このため 当会議において JSC による整備プロセスを点検し 着実な実行を確保する (3) 整備プロセスの透明化を図る観点から JSC は 整備の進捗状況を当会議に報告するとともに 定期的に公表を行うものとする (4) 大会後は スタジアムを核として 周辺地域の整備と調和のとれた民間事業への移

行を図ることとする 今後 政府において本計画を踏まえて ビジネスプランの公募に向けた検討を早急に開始する (5) 工事費等の財源については 平成 23 年 12 月の閣議了解を踏まえ 多様な財源の確保に努めるものとする 具体的な財源負担のあり方については 本計画の内容を踏まえ 今後政府において 東京都など関係者と協議を行い 早期に結論を得るものとする ( 以上 )