建設経済モデルによる建設投資の見通し

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建設経済モデルによる建設投資の見通し

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はじめに 我が国の建設投資は 社会経済活動 市場動向等に与える影響は極めて大きい このため 国土交通省では 国内建設市場の規模とその構造を明らかにすることを目的とし 昭和 35 年度から毎年度 建設投資推計及び建設投資見通しを作成し 建設投資見通し として公表している 作成の方法と留意点 建設投資推

Economic Indicators   定例経済指標レポート

長と一億総活躍社会の着実な実現につなげていく 一億総活躍社会の実現に向け アベノミクス 新 三本の矢 に沿った施策を実施する 戦後最大の名目 GDP600 兆円 に向けては 地方創生 国土強靱化 女性の活躍も含め あらゆる政策を総動員することにより デフレ脱却を確実なものとしつつ 経済の好循環をより

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Microsoft Word - 全住協News2016年9月9日No169号修正版

Economic Indicators   定例経済指標レポート

不動産経済 表紙OL

Microsoft Word - ②66号「はじめに」.docx

月例経済報告

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不動産経済 表紙OL

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月例経済報告

1 概 況

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

Microsoft Word NO0173

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第 3 章公共調達制度 では いわゆる 担い手 3 法 改正にともなう 多様な入札契約制度の導入 活用 について 地方公共団体 建設企業を対象に実施したアンケート調査結果をもとに導入状況 導入に向けた課題などについて調査分析を行いました 第 4 章海外の建設業 については 香港の建設市場の動向と展望

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Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2018年04~06月).doc

住宅着工戸数の見通し(2017・18年度)

Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2018年07~09月).doc

( 公社 ) 近畿圏不動産流通機構市況レポート市況トレンド /1 年 7~9 月期の近畿圏市場 1. 中古マンション市場の動き 成約価格は前年比で 3 期連続上昇 1 年 7~9 月期の近畿レインズへの成約報告件数は,9 件と 前年同期比で 1.% 増加した (P1 図表 1) 新規登録件数は 15

月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

新設住宅着工戸数 ( 全国 ) 23 年 月の新設住宅着工戸数は 67,273 戸 前年同月比 5.8% と 2 か月連続マイナスとなったがマイナス幅は縮小 1,000 ( 戸 ) 新設住宅着工戸数の月別推移 ( 全国 ) 0,000 90,000 80,000 住宅エコホ イント着工期限 (末 )

Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2017年07~09月).doc

経済・物価情勢の展望(2017年7月)

別紙2

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Quarterly Market Watch Summary Report 季報 Market Watch サマリーレポート <1 年 7~9 月期 > 中古マンション 首都圏の動き ( 成約物件 ) 件数 7,588 件 ( -9.%) m単価.3 万円 / m ( +5.5%) 価格

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

タイトル

PowerPoint プレゼンテーション

経済・物価情勢の展望(2018年1月)

経済財政モデル の概要 経済財政モデル は マクロ経済だけでなく 国 地方の財政 社会保障を一体かつ整合的に分析を行うためのツールとして開発 人口減少下での財政や社会保障の持続可能性の検証が重要な課題となる中で 政策審議 検討に寄与することを目的とした 5~10 年程度の中長期分析用の計量モデル 短

Microsoft Word - 49_2

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

経済・物価情勢の展望(2017年10月)

第7回DIレポート

スライド 1

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日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

2017年度 決算説明会資料

チーフエコノミスト : 高田創 [ 経済予測チーム ] 山本康雄 ( 全体総括 ) 米国経済小野亮 山崎亮

Ⅰ.市場の総括 (1) 首都圏マンション市場 新規供給 数 2,260 件 35,898 前年 (35,772 ) 比 0.4% 増 4 年ぶりに前年を上回る 総販売 数 35,952 前年 (35,043 ) 比 2.6% 増 新規物件の平均初 販売率 68.1% 前年 (68.8%) より0.7

Microsoft Word NO0257

2018年4-6月期2次速報値 時系列表1

関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

Microsoft Word - ②62号はじめに.docx

211 年 2 月 25 日発行 TVI( タス空室インデックス )( 過去 2 年推移 ) ポイント 全域 23 区市部神奈川県埼玉県千葉県 年月 東京都全域 23 区市部 神奈川県 埼玉県 千葉県 29 年 1 月

RTE月次レポート企画

平成28年度国民経済計算 年次推計 (支出側系列等)

01Newsletterむさしの7.indd

RTE月次レポート企画

1. 各都市の不動産市場トレンド 1-1. オフィス価格指数 対前回変動率 (2016 年 4 月から 2016 年 10 月まで ) 図表 1-1は オフィス価格指数の各都市 対前回変動率 今回 (2016 年 10 月現在 ) 対前回変動率が最も高かったのは 東京 の +3.4% 次いで 大阪

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

【No

スライド 1

目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

経済・物価情勢の展望(2016年10月)

Newsletterむさしの12.indd

住宅着工統計による再建築状況の概要 ( 平成 1 9 年度分 ) 国土交通省総合政策局情報安全 調査課建設統計室 平成 20 年 11 月 5 日公表 [ 問い合わせ先 ] 担当下岡 ( 課長補佐 ) 遠藤( 建築統計係長 ) 中村 TEL ( 代表 ) 内線

Microsoft Word docx

時系列表1

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結果の概要1

中古マンション概況 首都圏における 214 年 1~3 月の中古マンション成約は 9,993 件 ( 前年同期比 3.4% 増 ) で 1 期連続で前年同期を上回っています 都県 地域別に見ると埼玉県および横浜川崎地域を除く各都県 地域で前年同期を上回っています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で

物価の動向 輸入物価は 2 年に入り 為替レートの円安方向への動きがあったものの 原油や石炭 等の国際価格が下落したことなどから横ばいとなった後 2 年 1 月期をピークとし て下落している このような輸入物価の動きもあり 緩やかに上昇していた国内企業物価は 2 年 1 月期より下落した 年平均でみ

Microsoft Word - kd2018txHP

RTE月次レポート企画

【別添3】道内住宅ローン市場動向調査結果(概要版)[1]

RTE月次レポート企画

Microsoft PowerPoint - ★決算説明資料_0110

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

untitled

不動産流通動向月次概況

Economic Indicators   定例経済指標レポート

平成10年7月8日

SERIまんすりー2月号 今月のみどころ

部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

新規文書1

経済学でわかる金融・証券市場の話③

年 4 月期関西圏 中京圏賃貸住宅指標 大阪府京都府兵庫県愛知県静岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新確率 (%)

不動産経済 表紙OL

半年ごとの地価動向について 地価公示(1 月 1 日時点 ) と都道府県地価調査 (7 月 1 日時点 ) との共通の調査地点で見ると 三大都市圏の住宅地は平成 25 年の前半と後半がほぼ同率の上昇となり 商業地は平成 25 年後半に上昇率が拡大している また 地方圏の住宅地 商業地はともに下落した

プレスリリース                        2011年9月27日

国土交通省総合政策局情報管理部建設統計室平成 20 年 2 月 29 日 ( 金 ) 公表 建築着工統計調査報告 平成 20 年 1 月分 平成 20 年 2 月分は 3 月 31 日 ( 月 ) 公表予定 問い合わせ先 国土交通省総合政策局情報管理部建設統計室 電話 担当

社団法人日本生産技能労務協会

個人消費の回復を後押しする政策以外の要因~所得の減少に歯止め、節約志向も一段落

住宅着工戸数の見通し(2018・19年度) | 第一生命経済研究所

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved


第1章

図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定

Transcription:

建設経済モデルによる建設投資の見通し ( 2016 年 8 月 ) 建設投資 2016 年度は前年度比 1.1% 増の 51 兆 5,300 億円 2017 年度は前年度比 4.3% の 49 兆 3,000 億円 政府建設投資 2016 年度は 2015 年度並みの投資額を維持 2017 年度は 20 兆円を下回る水準に 民間建設投資住宅投資 :2016 年度は相続税の節税対策や金利の低下により前年度比で増加 2017 年度は前年度比で減少 非住宅投資 :2016 年度 2017 年度とも概ね横ばい 2016 年 8 月 30 日 ( 一財 ) 建設経済研究所 ( 一財 ) 経済調査会経済調査研究所 < お問い合わせ先 > 一般財団法人建設経済研究所 ( 電話 )03-3433-5011 (FAX)03-3433-5239 (E メール )rice5011@rice.or.jp 研究理事徳永政道研究員栗山直之

目 次 1. 建設投資の推移 3 2. 政府建設投資の推移 5 3. 住宅着工戸数の推移 7 4. 民間非住宅建設投資の推移 9 5. マクロ経済の推移 11 6. 建設投資 ( 実数 ) データ 13 7. 建設投資 ( 伸び率 ) データ 14-1 -

はじめに 本レポートは 建設経済モデル を用い 国民経済計算 ( 四半期別 GDP 速報 ) の 2016 年 1~3 月 期 2 次速報を踏まえて予測した 2016~2017 年度の年度別 四半期別の建設経済の予測結果である モデルの概要 建設経済モデル は 建設投資活動を需要動向 金利などと関連づけた方程式体系で表し マクロ的な景気の動きと整合する形で建設投資の見通しを描くことを目的としたマクロ計量経済モデルである NEEDS 日本経済モデルをベースに 住宅投資 設備投資 公共投資といった建設関連部門を拡充している こうしたモデル化によって 金融財政政策や海外景気の変動などにより 建設活動にどのような波及影響が及ぶかを簡便に計算したり 逆に建設投資次第で景気の行方がどのように変わるかを掴んだり といったことが可能となっている 予測は 四半期データをもとに向う 1~2 年のレンジで行う これにより 当該年度や次年度の建設投資の水準 伸び 構成比等について 四半期別や年度別に 定量的なデータを得ることができる また 本モデルの中に組み込んだ細分化した建設投資から 建設投資見通し ( 国土交通省総合政策局建設経済統計調査室 ) 所蔵の建設投資額 ( 民間 政府 住宅 非住宅 土木 実質 名目 ) と同概念のデータを算出することができるようになっている また 本モデルは 建設投資ばかりではなく 経済成長率 物価上昇率 賃金 企業収益 雇用 国際収支といったマクロ経済動向に関する予測やシミュレーションを行う分析ツールとしても活用できる 今回の予測における前提条件 1 対ドル円レートは 2016 年 7~9 月期を 1 ドル 107.5 円 10~12 月期を 1 ドル 108.2 円 2017 年 1~3 月期を 1 ドル 108.6 円 2017 年 4~6 月期を 1 ドル 109.0 円 7~9 月期を 1 ドル 109.3 円 10~12 月期を 1 ドル 109.9 円 2018 年 1~3 月期を 1 ドル 110.3 円とした 2 無担保コール翌日物金利は 2016 年 7~9 月期 ~2017 年 1~3 月期を-0.05% 2017 年 4~6 月期 ~ 2018 年 1~3 月期を-0.07% と予測した 今回の予測結果 ( 単位 : 億円 ) 2016 年度 ( 見通し ) 2017 年度 ( 見通し ) 対前年度伸び率 対前年度伸び率 名目建設投資 515,300 1.1% 493,000-4.3% 名目政府建設投資 214,300-0.6% 194,300-9.3% 名目民間住宅投資 150,500 4.2% 148,400-1.4% 名目民間非住宅建設投資 150,500 0.6% 150,300-0.1% - 2 -

建設投資 建設投資の推移 2016 年度は前年度比 1.1% 増の 51 兆 5,300 億円 2017 年度は前年度比 4.3% の 49 兆 3,000 億円 政府建設投資 2016 年度は 2015 年度並みの投資額を維持 2017 年度は 20 兆円を下回る水準に 民間建設投資住宅投資 :2016 年度は相続税の節税対策や金利の低下により 前年度比で増加 2017 年度は前年度比で減少 非住宅投資 :2016 年度 2017 年度とも概ね横ばい 2016 年度の建設投資は 前年度比 1.1% 増の 51 兆 5,300 億円となる見通しである 政府建設投資は 2016 年度予算の内容を踏まえ 一般会計に係る政府建設投資を前年度当初予算比で横ば い 東日本大震災復興特別会計に係る政府建設投資は 復興 創生期間 における関係省庁の予算額の内容 を踏まえるなどにより それぞれ事業費を推計し また 2015 年度補正予算に係る政府建設投資額等が 2016 年度中に出来高として実現すると考え 前年度比 0.6% と予測する 民間住宅投資は 消費税率引上げの再延期による駆け込み需要分の減少や建築費高止まりによる分譲マンシ ョンの着工減があるものの 貸家の相続税の節税対策による着工増が継続することなどから 民間住宅建設投 資は前年度比 4.2% 増 住宅着工戸数は前年度比 1.9% 増と予測する 民間非住宅建設投資は 海外景気の減速 国内個人消費の伸び悩み等の影響により 設備投資の先行きにや や不透明感があるものの 足元の設備投資は堅調であり 民間非住宅建築着工床面積は 前年度比 3.3% 増と 予測する 一方 建築単価が前年度より下落すると見込まれることから 民間非住宅建築投資額は前年度比 1.8% となるが 土木インフラ系企業の設備投資が寄与し 全体では前年度比 0.6% 増となる見通しである 2017 年度の建設投資は 前年度比 4.3% の 49 兆 3,000 億円となる見通しである 政府建設投資は 2017 年度予算の全体像が現時点では不明であるため 一般会計に係る政府建設投資等を 前年度並みと仮定し また 東日本大震災復興特別会計に係る政府建設投資は 復興 創生期間 における 事業規模 ( 見込み ) を踏まえるなどにより それぞれ事業費を推計し 前年度比 9.3% と予測する 民間住宅投資は 貸家の着工戸数も次第に減少に向かい 分譲マンションも建築費高止まりの状況に大きな 変化は見込まれないと考えられ 民間住宅建設投資は前年度比 1.4% 住宅着工戸数は前年度比 1.8% と予 測する 民間非住宅建設投資は 前年度からほぼ横ばいが予測され 民間非住宅建築投資額は前年度比 0.6% 民 間土木投資額は前年度比 0.8% 増 全体では前年度比 0.1% と予測する 建設投資の推移 ( 年度 ) ( 単位 : 億円 実質値は2005 年度価格 ) 年度 2000 2005 2010 2012 2013 2014 2015 2016 2017 ( 見込み ) ( 見込み ) ( 見通し ) ( 見通し ) 名目建設投資 661,948 515,676 419,282 452,914 512,984 512,400 509,500 515,300 493,000-3.4% -2.4% -2.4% 4.6% 13.3% -0.1% -0.6% 1.1% -4.3% 名目政府建設投資 299,601 189,738 179,820 197,170 225,608 229,600 215,500 214,300 194,300-6.2% -8.9% 0.3% 5.9% 14.4% 1.8% -6.1% -0.6% -9.3% ( 寄与度 ) -2.9-3.5 0.1 2.6 6.3 0.8-2.8-0.2-3.9 名目民間住宅投資 202,756 184,258 129,779 140,944 157,893 141,200 144,400 150,500 148,400-2.2% 0.3% 1.1% 5.4% 12.0% -10.6% 2.3% 4.2% -1.4% ( 寄与度 ) -0.7 0.1 0.3 1.7 3.7-3.3 0.6 1.2-0.4 名目民間非住宅建設投資 159,591 141,680 109,683 114,800 129,483 141,600 149,600 150,500 150,300 0.7% 4.0% -10.0% 1.5% 12.8% 9.4% 5.6% 0.6% -0.1% ( 寄与度 ) 0.2 1.0-2.8 0.4 3.2 2.4 1.6 0.2 0.0 実質建設投資 663,673 515,676 400,503 432,947 479,444 466,610 466,284 472,900 448,900-3.6% -3.5% -2.7% 6.2% 10.7% -2.7% -0.1% 1.4% -5.1% 注 )2015 年度までの建設投資は国土交通省 平成 28 年度建設投資見通し より - 3 -

名目建設投資額の推移 ( 年度 ) ( 兆円 ) 70 66.2 見込み 見通し 25% 60 50 40 30 16.0 20.3 51.6 14.2 18.4 41.9 11.0 13.0 45.3 11.5 14.1 51.3 51.2 51.0 51.5 12.9 14.2 15.0 15.1 15.8 14.1 14.4 15.1 49.3 15.0 14.8 20% 15% 10% 20 10 30.0 19.0 18.0 19.7 22.6 23.0 21.6 21.4 19.4 5% 0 0% 2000 2005 2010 2012 2013 2014 2015 2016 2017( 年度 ) 名目政府建設投資名目民間住宅投資名目民間非住宅建設投資建設投資の GDP 比 (%) 名目建設投資伸び率の推移 ( 年度 ) 前年度比 (%) 14.0 12.0 見込み 見通し 10.0 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0-2.0-4.0-6.0-8.0-10.0-12.0-14.0-16.0 2000 2005 2010 2012 2013 2014 2015 2016 2017 ( 年度 ) 政府建設寄与度民間住宅寄与度民間非住宅寄与度建設投資 ( 名目 ) 伸び率 名目建設投資の推移 ( 四半期 ) ( 前年同期比 ) 年度 2014( 見込み ) 2015( 見込み ) 四半期 4 6 7 9 10 12 1 3 4 6 7 9 10 12 1 3 建設投資 5.2% 0.1% -1.9% -2.3% 0.2% 1.9% -1.0% -2.9% 伸政府建設投資 5.2% 2.6% 1.4% -0.6% -0.9% -4.1% -8.4% -8.9% び民間住宅投資 0.4% -11.1% -15.0% -14.9% -3.4% 6.0% 5.1% 1.3% 率民間非住宅建設投資 10.9% 9.9% 9.3% 7.9% 5.7% 6.8% 7.7% 3.0% 年度 2016( 見通し ) 2017( 見通し ) 四半期 4 6 7 9 10 12 1 3 4 6 7 9 10 12 1 3 建設投資 3.2% 3.9% -1.3% -0.6% -5.7% -9.4% -1.7% -1.0% 伸政府建設投資 4.4% 6.6% -6.0% -4.5% -13.1% -21.9% -3.0% -1.0% び民間住宅投資 4.8% 4.2% 4.4% 3.5% -2.1% -1.0% -1.1% -1.3% 率民間非住宅建設投資 -0.1% -0.1% 0.9% 1.4% 0.2% 0.2% -0.1% -0.7% - 4 -

政府建設投資の推移 2016 年度は 2015 年度並みの投資額を維持 2017 年度は 20 兆円を下回る水準に 2016 年度の政府建設投資は 前年度比で名目 0.6%( 実質 0.1% 増 ) の21 兆 4,300 億円と予測する 国の直轄 補助事業費 ( 国費 当初予算ベース ) は 2016 年度予算の内容を踏まえ 一般会計に係る政府建設投資を前年度当初予算で横ばいとして また 東日本大震災復興特別会計に係る政府建設投資は 復興 創生期間 における関係省庁の予算額の内容を踏まえ それぞれ事業費を推計した 地方単独事業費は 総務省がまとめた平成 28 年度地方財政計画で示された内容を踏まえ 2016 年度予算額を前年度比 3.0% 増として事業費を推計した また 2015 年度補正予算に係る政府建設投資額は事業費で9,000 億円程度と推計しているが それらは 2016 年度中に出来高として実現すると想定している 熊本地震からの復旧 復興に係る2016 年度補正予算については見込んでおり 2016 年度中に出来高として実現すると想定している 2017 年度の政府建設投資は 前年度比で名目 9.3%( 実質 10.3%) の19 兆 4,300 億円と予測する 2017 年度予算の全体像が現時点では不明であるため 国の直轄 補助事業費 ( 国費 当初予算ベース ) は 一般会計に係る政府建設投資を前年度当初予算で横ばいと仮定して また 東日本大震災復興特別会計に係る政府建設投資は 復興 創生期間 における事業規模 ( 見込み ) を踏まえ それぞれ事業費を推計した 地方単独事業費は 前年度並みと仮定して事業費を推計した なお 現時点で2016 年度補正予算については見込んでいない 政府建設投資の推移 ( 年度 ) 年度 2000 2005 2010 2012 2013 2014 ( 見込み ) ( 単位 : 億円 実質値は 2005 年度価格 ) 2015 ( 見込み ) 2016 ( 見通し ) 2017 ( 見通し ) 名目政府建設投資 299,601 189,738 179,820 197,170 225,608 229,600 215,500 214,300 194,300-6.2% -8.9% 0.3% 5.9% 14.4% 1.8% -6.1% -0.6% -9.3% 名目政府建築投資 40,004 20,527 22,096 21,779 28,701 31,300 26,900 26,500 23,400-12.0% -13.9% -0.1% 1.6% 31.8% 9.1% -14.1% -1.5% -11.7% 名目政府土木投資 259,597 169,211 157,724 175,391 196,907 198,300 188,600 187,800 170,900-5.2% -8.3% 0.3% 6.5% 12.3% 0.7% -4.9% -0.4% -9.0% 実質政府建設投資 300,719 189,738 170,702 186,728 209,018 207,289 195,611 195,800 175,600-6.5% -10.2% -0.3% 7.3% 11.9% -0.8% -5.6% 0.1% -10.3% 注 1)2015 年度までの政府建設投資は国土交通省 平成 28 年度建設投資見通し より - 5 -

名目政府建設投資の推移 ( 年度 ) ( 兆円 ) 40 見込み 見通し ( 前年度比 ) 45% 20 30.0 4.0 19.0 2.1 18.0 2.2 19.7 2.2 22.6 23.0 2.9 3.1 21.6 21.4 2.7 2.7 19.4 2.3 30% 15% 26.0 16.9 15.8 17.5 19.7 19.8 18.9 18.8 17.1 0% 0-15% 2000 2005 2010 2012 2013 2014 2015 2016 2017 ( 年度 ) 政府土木投資政府建築投資政府建設投資伸び率 名目政府建設投資伸び率の推移 ( 四半期 ) %( 前年同期比 ) 40.0 見込み 見通し 30.0 20.0 10.0 0.0-10.0-20.0-30.0-40.0 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 ( 前年同期比 ) 年度 2014 ( 見込み ) 2015 ( 見込み ) 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 政府建設投資 5.2% 2.6% 1.4% -0.6% -0.9% -4.1% -8.4% -8.9% 政府建築投資 12.7% 9.9% 8.7% 6.6% -9.2% -12.1% -16.1% -16.5% 政府土木投資 4.1% 1.5% 0.3% -1.6% 0.5% -2.8% -7.2% -7.6% 年度 2016 ( 見通し ) 2017 ( 見通し ) 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 政府建設投資 4.4% 6.6% -6.0% -4.5% -13.1% -21.9% -3.0% -1.0% 政府建築投資 3.5% 5.6% -6.8% -5.4% -15.4% -24.0% -5.6% -3.6% 政府土木投資 4.6% 6.7% -5.8% -4.3% -12.8% -21.7% -2.7% -0.7% - 6 -

住宅着工戸数の推移 2016 年度は 相続税の節税対策や金利の低下により 前年度比で増加 2017 年度は 前年度比で減少 消費税率引上げが 2019 年 10 月に再延期されたことで 駆け込み需要とそれに伴う反動減ではなく 相続税の節税対策 日銀が 2016 年 1 月に導入したマイナス金利政策による金利の低下 建築費の高止まりといった要因が着工に影響を与えると推察される 2016 年度は 持家と分譲戸建は安定的に推移し 貸家は 2015 年 1 月に相続税が増税された以降も着工増が続いており前年度比で増加すると予測する 分譲マンションについては 建築費高止まりの影響により 引き続き着工戸数は減少すると考えられるが 貸家が着工戸数を牽引していることから 全体として前年度比で増加と予測する 2017 年度は 貸家の着工戸数も次第に減少に向かっていくと考えられ 前年度比で減少すると予測する また 分譲マンションも 建築費高止まりの状況に大きな変化は見込まれないと考えられ 前年度比で減少と予測する 全体の着工戸数としては 持家と分譲戸建はほぼ横ばいで推移すると考えるが 貸家と分譲マンションの減少により 前年度比で減少すると予測する 2016 年度の着工戸数は前年度比 1.9% 増の 93.8 万戸 2017 年度は同 1.8% の 92.1 万戸と予測する 持家は 2016 年 4~6 月期は前年同期比 2.1% 増となっており 注文住宅大手 5 社の受注速報平均も 2016 年 4~7 月で前年同月比 0.2~5.6% 増と足元で堅調に推移していることから 2016 年度の着工戸数は前年度比で増加と予測する 2017 年度は 引き続き安定的に推移し 前年度比で微増と予測する 2016 年度は前年度比 2.2% 増の 29.1 万戸 2017 年度は同 1.2% 増の 29.4 万戸と予測する 貸家は 2016 年 4~6 月期は前年同期比 11.0% 増となっており 賃貸住宅大手 3 社の受注速報平均も 2016 年 4~7 月で前年同月比 1.6~10.4% 増となっている これらは相続税の節税対策の効果とマイナス金利政策による金利の低下が要因として考えられ 2016 年度は 引き続き堅調に推移し 前年度比で増加すると予測する 2017 年度は 相続税の節税対策に係る着工も減少に向かうと考えられ 前年度比で減少と予測する 2016 年度は前年度比 4.3% 増の 40.0 万戸 2017 年度は同 3.4% の 38.7 万戸と予測する 分譲住宅は 2016 年 4~6 月期は前年同期比 0.5% で うちマンションが同 8.5% 戸建が同 9.3% 増であった マンションは足元で着工戸数が減っており 2016 年 5 月は前年同月比で 0.8% 同 6 月は 28.1% となっている 首都圏 近畿圏のマンションの販売状況は 2016 年 4~7 月期の販売戸数は前年同期比 15.7% で 契約率も平均 68.6% と好調か否かの目安である 70% を下回った 2016 年度のマンションは建築費高止まりの影響により 前年度比で減少と予測しており 戸建は前年度比で横ばいで推移すると予測する 2017 年度のマンションは建築費高止まりの状況に大きな変化は見込まれないと考えられ 前年度比で減少と予測し 戸建は前年度比でほぼ横ばいと予測する 分譲住宅全体ではマンションの着工減の影響を受けて 2016 年度は前年度比 2.1% の 24.1 万戸 2017 年度は同 2.9% の 23.4 万戸と予測する 販売戸数 契約率は ( 株 ) 不動産経済研究所発表の首都圏 近畿圏のマンション市場動向のデータを合算 - 7 -

住宅着工戸数の推移 ( 年度 ) ( 千戸 ) 1,400 1,249.4 実績 見通し 1,200 1,000 800 819.0 841.2 893.0 987.3 880.5 920.5 938.2 921.2 600 400 200 0 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 ( 年度 ) 持家貸家分譲 ( マンション 長屋建 ) 分譲 ( 戸建 ) 給与 着工戸数 年度 全 体 持家 貸家 分譲 2005 2010 2011 2012 2013 2014 2015 ( 戸数単位 : 千戸 投資額単位 : 億円 ) 2016 ( 見通し ) 2017 ( 見通し ) 1,249.4 819.0 841.2 893.0 987.3 880.5 920.5 938.2 921.2 4.7% 5.6% 2.7% 6.2% 10.6% -10.8% 4.5% 1.9% -1.8% 352.6 308.5 304.8 316.5 352.8 278.2 284.4 290.8 294.3-4.0% 7.5% -1.2% 3.8% 11.5% -21.1% 2.2% 2.2% 1.2% 518.0 291.8 289.8 320.9 370.0 358.3 383.7 400.2 386.5 10.8% -6.3% -0.7% 10.7% 15.3% -3.1% 7.1% 4.3% -3.4% 370.3 212.1 239.1 249.7 259.1 236.0 246.6 241.4 234.4 6.1% 29.6% 12.7% 4.4% 3.8% -8.9% 4.5% -2.1% -2.9% マンション 長屋建 232.5 98.7 121.1 125.1 125.2 111.8 120.4 114.8 109.3 10.9% 44.5% 22.8% 3.3% 0.1% -10.7% 7.7% -4.7% -4.8% 戸 建 137.8 113.4 118.0 124.5 133.9 124.2 126.2 126.6 125.1-1.2% 19.0% 4.0% 5.6% 7.5% -7.2% 1.6% 0.3% -1.2% 名目民間住宅投資 184,258 129,779 133,750 140,944 157,893 141,200 144,400 150,500 148,400 0.3% 1.1% 3.1% 5.4% 12.0% -10.6% 2.3% 4.2% -1.4% 注 1) 着工戸数は2015 年度まで実績 2016 17 年度は見通し 注 2) 名目民間住宅投資は2013 年度まで実績 2014 15 年度は見込み 2016 17 年度は見通し 注 3) 給与住宅は利用関係別に表示していないが 全体の着工戸数に含まれる 住宅着工戸数の推移 ( 四半期 ) 伸び率 伸び率 ( 前年同期比 ) 年度 2014 2015 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 全 体 -9.3% -13.6% -13.8% -5.4% 7.6% 6.2% -0.7% 5.5% 持 家 -19.3% -23.8% -27.9% -10.1% 2.2% 4.8% 0.2% 1.7% 貸 家 5.5% -5.7% -6.8% -4.4% 5.3% 16.5% 1.3% 6.0% 分 譲 -16.0% -11.2% -5.1% -2.3% 18.8% -5.4% -3.6% 9.3% マンション 長屋建 -29.0% -13.1% 4.1% -0.6% 52.2% -12.2% -11.6% 9.6% 戸 建 -2.5% -9.4% -12.2% -4.0% -6.4% 0.9% 3.7% 9.0% 年度 2016( 見通し ) 2017( 見通し ) 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 全 体 4.9% 1.4% 4.0% -3.0% -3.9% -0.6% -1.2% -1.4% 持 家 2.1% 3.9% 0.1% 2.8% 3.9% 0.7% 0.4% -0.3% 貸 家 11.0% -2.2% 8.2% 0.1% -7.6% -1.2% -1.7% -3.1% 分 譲 -0.5% 4.2% 1.6% -12.9% -7.2% -1.1% -2.5% -0.2% マンション 長屋建 -8.5% 7.2% 8.4% -20.3% -11.0% -1.2% -4.4% -0.8% 戸建 9.3% 1.7% -3.7% -5.6% -3.3% -1.0% -0.8% 0.4% 注 )2015 年度まで実績 2016 17 年度は見通し - 8 -

民間非住宅建設投資 ( 建築 + 土木 ) の推移 2016 年度 2017 年度とも概ね横ばい 2016 年 1~3 月期の実質民間企業設備 ( 内閣府 国民経済計算 2 次速報値 ) は前年同期比 0.4% 増と なった 足元の設備投資は堅調ではあるものの 海外景気の減速 国内個人消費の伸び悩み等の影響により マクロ経済環境の不確実性が増しており 設備投資の先行きもやや不透明感がある 2016 年度の実質民 間企業設備は前年度比 1.2% 増 2017 年度は前年度比 1.8% 増と予測する 民間企業設備投資のうち約 2 割を占める建設投資は 下記の通り概ね横ばいと予測する 2016 年度の民間非住宅建設投資は 前年度比 0.6% 増の 15 兆 500 億円となる見通しである 2016 年 度の着工床面積は前年度比で 事務所は 5.7% 増 店舗は 3.5% 増 工場は 3.2% 増 倉庫は 5.0% 増とな ることが見込まれる 一方 建築単価が前年度より下落すると見込まれることから 民間非住宅建築投 資全体では前年度比 1.8% と予測する また民間土木投資については 鉄道 通信 ガスなど土木イン フラ系企業の設備投資が堅調に推移するとみられる 2017 年度の民間非住宅建設投資は 前年度比 0.1% の 15 兆 300 億円となる見通しである このうち 建築投資は 前年度比 0.6% 土木投資は前年度比 0.8% 増となると予測する 事務所は 空室率 賃料とも全国的に堅調に推移しており 需給は引き締まっている 着工床面積 受注額とも足元の動きは堅調である 首都圏など都市部における大型物件の多くが着工を迎えるなど 着工床面積は今後も堅調に推移すると見込まれる 店舗は 受注額と大規模小売店舗立地法による届出状況が前年度を上回って推移している 長く続い た停滞に一定の歯止めが掛かる兆候が見られ 着工床面積はやや回復するとみられる 工場は 着工床面積 受注額とも好調だった前年を下回って推移しており 為替や海外景気の動向を 注視する必要があるものの 老朽化設備の更新 生産性合理化 低金利等プラス要因を背景に 着工床 面積は堅調に推移するとみられる 倉庫は ネット通販 3PL( サード パーティ ロジスティクス ) の拡大を背景に 着工床面積は引 き続き底堅く推移するとみられるものの 首都圏の空室率が郊外エリアを中心に上昇し 近畿圏でも今 後空室率の上昇が予測されており 今後の状況を注視する必要がある 民間非住宅投資は 今後 2020 年東京オリンピック パラリンピックを見込んだ投資を含め 緩やか な回復傾向にあると思われるが 消費者マインドや海外景気等の動向への注視が引き続き必要である 民間非住宅建設投資の推移 ( 年度 ) 名目民間非住宅建設投資 ( 単位 : 億円 実質値は 2005 年度価格 ) 159,591 141,680 109,683 114,800 129,483 141,600 149,600 150,500 150,300 0.7% 4.0% -10.0% 1.5% 14.5% 23.3% 5.6% 0.6% -0.1% 名目民間非住宅建築投資 93,429 92,357 69,116 72,402 84,189 93,100 100,000 98,200 97,600-0.5% 3.4% -9.5% 4.0% 20.9% 28.6% 7.4% -1.8% -0.6% 名目民間土木投資 66,162 49,323 40,567 42,398 45,294 48,500 49,600 52,300 52,700 実質民間企業設備 年度 2000 2005 2010 2012 2.5% 5.3% -10.9% -2.4% 4.3% 14.4% 2.3% 5.4% 0.8% 649,864 705,989 648,763 686,471 706,783 707,236 721,616 730,354 743,254 4.8% 4.4% 3.8% 0.9% 3.0% 0.6% 2.0% 1.2% 1.8% 注 1)2015 年度までの名目民間非住宅建設投資は国土交通省 平成 28 年度建設投資見通し より 注 2)2015 年度までの実質民間企業設備は内閣府 国民経済計算 より 2013 2014 ( 見込み ) 2015 ( 見込み ) 2016 ( 見通し ) 2017 ( 見通し ) - 9 -

民間非住宅建設投資伸び率の推移 ( 四半期 ) 14.0 12.0 10.0 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0-2.0-4.0 %( 前年同期比 ) 見込み 見通し -6.0 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 名目民間非住宅建設投資名目民間非住宅建築投資名目民間土木投資実質民間企業設備 ( 前年同期比 ) 年度 2014( 見込み ) 2015( 見込み ) 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 名目民間非住宅建設投資 10.9% 9.9% 9.3% 7.9% 5.7% 6.8% 7.7% 3.0% 名目民間非住宅建築投資 12.1% 11.1% 10.5% 9.1% 7.5% 8.6% 9.5% 4.7% 名目民間土木投資 8.6% 7.6% 7.0% 5.6% 2.3% 3.4% 4.2% -0.3% 実質民間企業設備 1.5% 0.6% -0.1% -1.3% 1.3% 2.6% 4.1% 0.4% 年度 2016( 見通し ) 2017( 見通し ) 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 名目民間非住宅建設投資 -0.1% -0.1% 0.9% 1.4% 0.2% 0.2% -0.1% -0.7% 名目民間非住宅建築投資 -3.5% -2.6% -1.9% 0.4% 0.0% -0.3% -1.0% -1.0% 名目民間土木投資 7.0% 5.0% 6.6% 3.4% 0.7% 1.2% 1.5% -0.1% 実質民間企業設備 1.1% 1.0% 0.5% 2.0% 2.3% 2.0% 1.5% 1.3% 注 )2016 年 4-6 月期までの実質民間企業設備は内閣府 国民経済計算 より 民間非住宅建築着工床面積の推移 ( 年度 ) 事務所着工床面積 店舗着工床面積 工場着工床面積 倉庫着工床面積 非住宅着工床面積計 年度 2000 2005 2010 2012 2013 2014 7,280 6,893 4,658 5,315 4,819 5,097 5,441 5,753 5,839-4.2% -4.4% -26.8% 5.5% -9.3% -4.1% 12.9% 5.7% 1.5% 11,862 12,466 5,727 7,403 8,326 7,112 6,029 6,242 6,304-17.9% 9.7% 4.1% 43.1% 12.5% -3.9% -27.6% 3.5% 1.0% 13,714 14,135 6,405 8,203 7,890 7,482 8,739 9,018 9,108 37.6% 6.8% 17.6% 14.4% -3.8% -8.8% 10.8% 3.2% 1.0% 7,484 8,991 4,234 6,248 6,842 8,003 7,921 8,320 8,570 11.2% 16.3% 6.1% 16.6% 9.5% 28.1% 15.8% 5.0% 3.0% 59,250 65,495 37,403 44,559 47,679 45,013 44,278 45,746 46,358 2.0% 3.8% 7.3% 10.0% 7.0% 1.0% -7.1% 3.3% 1.3% 注 ) 非住宅着工床面積計から事務所 店舗 工場 倉庫を控除した残余は 学校 病院 その他に該当する 2015 2016 ( 見通し ) ( 単位 : 千m2 ) 2017 ( 見通し ) - 10 -

マクロ経済の推移 2016 年度 2017 年度ともに景気が緩やかに回復する見通し 2016 年度は 個人消費 企業の景況感などに弱い動きが見られることに加え 消費税率引上げの再延期 熊本地震の経済への影響などがあるものの 2016 年度予算の早期執行 ニッポン一億総活躍プラン などによる雇用 所得環境の改善が予想されることから 経済の好循環が進展する中で 景気は緩やかに回復する見通しである 2017 年度は 消費税率引上げの再延期により 駆け込み需要の反動減が無くなるとともに 経済の好 循環が進展することにより 引き続き緩やかな回復が続く見通しである 一方で公的固定資本形成につ いては 2016 年度と比較して減少することが予測される 下振れリスクとしては アメリカの金融政策正常化の影響 中国やその他新興国の景気の先行き 英国の EU 離脱問題に伴う先行き不透明感の高まり 金融資本市場の変動等について 留意する必要がある 2016 年度の実質経済成長率は 前年度比 0.7% 増と見込まれる 公的固定資本形成は前年度比 0.4% (GDP 寄与度 0.0% ポイント ) 民間住宅は 3.0% 増 ( 同 0.1% ポイント ) 民間企業設備は 1.2% 増 ( 同 0.2% ポイント ) と見込まれる 2017 年度の実質経済成長率は 前年度比 0.4% 増と予測する 公的固定資本形成は前年度比 10.3% (GDP 寄与度 0.4% ポイント ) 民間住宅は 1.5%( 同 0.0% ポイント ) 民間企業設備は 1.8% の増加 ( 同 0.2% ポイント ) と予測する マクロ経済の推移 ( 年度 ) ( 単位 : 億円 実質値は 2005 暦年連鎖価格表示 ) 年度 2000 2005 2010 2012 2013 2014 2015 2016 2017 ( 見通し ) ( 見通し ) 実質 GDP 4,767,233 5,071,580 5,127,203 5,198,024 5,297,962 5,247,841 5,290,437 5,328,087 5,349,556 2.0% 1.9% 3.5% 1.0% 1.9% -0.9% 0.8% 0.7% 0.4% 実質民間最終消費支出 2,750,555 2,925,785 2,997,207 3,094,893 3,161,914 3,071,603 3,064,135 3,080,785 3,101,879 0.3% 1.9% 1.6% 1.8% 2.2% -2.9% -0.2% 0.5% 0.7% ( 寄与度 ) 0.2 1.1 0.9 1.1 1.4-1.7-0.1 0.3 0.4 実質政府最終消費支出 839,598 923,628 978,863 1,005,783 1,021,937 1,023,182 1,038,896 1,057,445 1,062,268 4.8% 0.4% 2.0% 1.5% 1.6% 0.1% 1.5% 1.8% 0.5% ( 寄与度 ) 0.8 0.1 0.4 0.3 0.3 0.0 0.3 0.4 0.1 実質民間住宅 200,798 183,450 125,337 136,782 148,861 131,428 134,563 138,616 136,468-0.1% -0.7% 2.2% 5.7% 8.8% -11.7% 2.4% 3.0% -1.5% ( 寄与度 ) 0.0 0.0 0.1 0.2 0.3-0.4 0.1 0.1-0.0 実質民間企業設備 649,864 705,989 648,763 688,082 706,788 707,236 721,616 730,354 743,254 4.8% 4.4% 3.8% 1.2% 2.7% 0.1% 2.0% 1.2% 1.8% ( 寄与度 ) 0.7 0.6 0.5 0.2 0.4 0.0 0.3 0.2 0.2 実質公的固定資本形成 350,705 241,128 207,145 202,642 223,538 217,793 211,951 211,045 189,328-6.1% -6.7% -6.4% 1.0% 10.3% -2.6% -2.7% -0.4% -10.3% ( 寄与度 ) -0.5-0.3-0.3 0.0 0.5-0.1-0.1-0.0-0.4 実質在庫品増加 3,408 8,072-1,357-12,889-26,456 3,131 17,629 7,152 6,216-110.2% -46.3% -97.3% 0.3% 105.3% -111.8% 463.0% -59.4% -13.1% ( 寄与度 ) 0.8-0.1 1.1 0.0-0.3 0.6 0.3-0.2-0.0 実質財貨サーヒ スの純輸出 -20,874 83,487 171,665 85,711 72,647 113,172 117,317 118,358 125,812 102.6% 56.0% 46.5% -30.1% -15.2% 55.8% 3.7% 0.9% 6.3% ( 寄与度 ) 0.0 0.6 0.8-0.8-0.5 0.6 0.1 0.0 0.1 名目 GDP 5,108,347 5,053,494 4,805,275 4,744,037 4,824,009 4,895,577 5,005,345 5,046,433 5,070,552 0.8% 0.5% 1.4% 0.0% 1.7% 1.5% 2.2% 0.8% 0.5% 注 )2015 年度までは内閣府 国民経済計算 より - 11 -

マクロ経済の推移 ( 四半期 ) (% ポイント 前年同期比 ) 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0-1.0-2.0-3.0-4.0-5.0-6.0-7.0-8.0 実績見通し 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 2014 年度 2015 年度 2016 年度 2017 年度 寄与度 民間最終消費支出寄与度 政府最終消費支出寄与度 民間住宅寄与度 民間企業設備 寄与度 公的固定資本形成寄与度 在庫品増加寄与度 財貨サーヒ スの純輸出実質 GDP 成長率 (%) ( 前年同期比 ) 年度 2014 2015 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 実質 GDP 成長率 -0.3-1.5-1.0-1.0 0.7 1.8 0.7 0.1 寄与度 民間最終消費支出 -1.5-1.7-1.3-2.5 0.0 0.2-0.6-0.2 寄与度 政府最終消費支出 -0.1-0.0 0.1 0.1 0.3 0.2 0.3 0.5 寄与度 民間住宅 -0.1-0.4-0.5-0.5-0.1 0.2 0.1 0.1 寄与度 民間企業設備 0.2 0.1-0.0-0.2 0.2 0.4 0.5 0.1 寄与度 公的固定資本形成 -0.0-0.1-0.1-0.2 0.1-0.0-0.3-0.2 寄与度 在庫品増加 1.3 0.5-0.1 1.0 0.1 0.5 0.6-0.1 寄与度 財貨サーヒ スの純輸出 -0.2 0.2 1.1 1.4 0.2 0.2-0.1 0.0 年度 2016( 見通し ) 2017( 見通し ) 四半期 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 実質 GDP 成長率 0.9 0.8 0.8 0.3 0.4-0.1 0.3 0.9 寄与度 民間最終消費支出 0.2 0.0 0.6 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 寄与度 政府最終消費支出 0.4 0.4 0.3 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 寄与度 民間住宅 0.1 0.1 0.1 0.0-0.1-0.0-0.0-0.0 寄与度 民間企業設備 0.1 0.1 0.1 0.3 0.3 0.3 0.2 0.2 寄与度 公的固定資本形成 0.2 0.3-0.3-0.3-0.5-0.9-0.2-0.1 寄与度 在庫品増加 -0.3-0.3-0.1-0.1 0.0 0.1-0.3 0.1 寄与度 財貨サーヒ スの純輸出 0.1 0.1 0.0-0.2 0.1 0.0 0.2 0.3-12 -

建設投資 ( 実数 ) ( 名目 ) 単位 : 億円 名目 年 度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 総 計 452,914 512,984 512,400 509,500 515,300 493,000 1. 建 築 235,125 270,783 265,600 271,300 275,200 269,400 (1) 住 宅 145,769 164,643 149,200 151,400 155,900 153,400 政府 4,825 6,750 8,000 7,000 5,400 5,000 民間 140,944 157,893 141,200 144,400 150,500 148,400 (2) 非住宅 89,356 106,140 116,400 119,900 119,300 116,000 政府 16,954 21,951 23,300 19,900 21,100 18,400 民間 72,402 84,189 93,100 100,000 98,200 97,600 2. 土 木 217,789 242,201 246,800 238,200 240,100 223,600 (1) 政 府 175,391 196,907 198,300 188,600 187,800 170,900 ( ア ) 公共事業 149,656 170,687 171,900 161,600 160,600 143,700 ( イ ) その他 25,735 26,220 26,400 27,000 27,200 27,200 (2) 民 間 42,398 45,294 48,500 49,600 52,300 52,700 総計 政府 197,170 225,608 229,600 215,500 214,300 194,300 再 民間 255,744 287,376 282,800 294,000 301,000 298,700 建築 政府 21,779 28,701 31,300 26,900 26,500 23,400 民間 213,346 242,082 234,300 244,400 248,700 246,000 掲土木 政府 175,391 196,907 198,300 188,600 187,800 170,900 民間 42,398 45,294 48,500 49,600 52,300 52,700 見込み 見通し ( 実質 ) 単位 : 億円 実質 年 度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 総 計 432,947 479,444 466,610 466,284 472,900 448,900 1. 建 築 226,986 255,437 244,180 250,217 253,600 246,800 (1) 住 宅 140,984 155,494 137,293 139,710 142,900 140,100 政府 4,675 6,398 7,394 6,500 5,000 4,600 民間 136,309 149,096 129,899 133,210 137,900 135,500 (2) 非住宅 86,002 99,943 106,887 110,507 110,700 106,700 政府 16,318 20,669 21,396 18,341 19,600 16,900 民間 69,684 79,274 85,491 92,166 91,100 89,800 2. 土 木 205,961 224,007 222,430 216,067 219,300 202,100 (1) 政 府 165,735 181,951 178,499 170,770 171,200 154,100 ( ア ) 公共事業 141,318 157,606 154,586 146,112 146,200 129,400 ( イ ) その他 24,417 24,345 23,913 24,658 25,000 24,700 (2) 民 間 40,226 42,056 43,931 45,297 48,100 48,000 総計 政府 186,728 209,018 207,289 195,611 195,800 175,600 再 民間 246,219 270,426 259,321 270,673 277,100 273,300 建築 政府 20,993 27,067 28,790 24,841 24,600 21,500 民間 205,993 228,370 215,390 225,376 229,000 225,300 掲土木 政府 165,735 181,951 178,499 170,770 171,200 154,100 民間 40,226 42,056 43,931 45,297 48,100 48,000 見込み 見通し * 実質値は2005 年度価格 - 13 -

建設投資 ( 伸び率 ) ( 名目 ) 単位 :% 名目 年 度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 総 計 4.6 13.3-0.1-0.6 1.1-4.3 1. 建 築 4.6 15.2-1.9 2.1 1.4-2.1 (1) 住 宅 5.3 12.9-9.4 1.5 3.0-1.6 政府 3.8 39.9 18.5-12.5-22.9-7.4 民間 5.4 12.0-10.6 2.3 4.2-1.4 (2) 非住宅 3.4 18.8 9.7 3.0-0.5-2.8 政府 1.0 29.5 6.1-14.6 6.0-12.8 民間 4.0 16.3 10.6 7.4-1.8-0.6 2. 土 木 4.6 11.2 1.9-3.5 0.8-6.9 (1) 政 府 6.5 12.3 0.7-4.9-0.4-9.0 ( ア ) 公共事業 8.0 14.1 0.7-6.0-0.6-10.5 ( イ ) その他 -1.5 1.9 0.7 2.3 0.7 0.0 (2) 民 間 -2.4 6.8 7.1 2.3 5.4 0.8 総計 政府 5.9 14.4 1.8-6.1-0.6-9.3 再 民間 3.6 12.4-1.6 4.0 2.4-0.8 建築 政府 1.6 31.8 9.1-14.1-1.5-11.7 民間 4.9 13.5-3.2 4.3 1.8-1.1 掲土木 政府 6.5 12.3 0.7-4.9-0.4-9.0 民間 -2.4 6.8 7.1 2.3 5.4 0.8 見込み 見通し ( 実質 ) 単位 :% 実質 年 度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 総 計 6.2 10.7-2.7-0.1 1.4-5.1 1. 建 築 6.4 12.5-4.4 2.5 1.4-2.7 (1) 住 宅 7.2 10.3-11.7 1.8 2.3-2.0 政府 5.6 36.9 15.6-12.1-23.1-8.0 民間 7.2 9.4-12.9 2.5 3.5-1.7 (2) 非住宅 5.1 16.2 6.9 3.4 0.2-3.6 政府 2.7 26.7 3.5-14.3 6.9-13.8 民間 5.7 13.8 7.8 7.8-1.2-1.4 2. 土 木 6.0 8.8-0.7-2.9 1.5-7.8 (1) 政 府 7.8 9.8-1.9-4.3 0.3-10.0 ( ア ) 公共事業 9.2 11.5-1.9-5.5 0.1-11.5 ( イ ) その他 0.1-0.3-1.8 3.1 1.4-1.2 (2) 民 間 -0.8 4.5 4.5 3.1 6.2-0.2 総計 政府 7.3 11.9-0.8-5.6 0.1-10.3 再 民間 5.4 9.8-4.1 4.4 2.4-1.4 建築 政府 3.3 28.9 6.4-13.7-1.0-12.6 民間 6.7 10.9-5.7 4.6 1.6-1.6 掲土木 政府 7.8 9.8-1.9-4.3 0.3-10.0 民間 -0.8 4.5 4.5 3.1 6.2-0.2 見込み 見通し - 14 -

( 参考 ) 名目建設投資と GDP 比の推移 ( 兆円 ) 90 80 70 84.0 兆円 17.4% 名目建設投資名目政府建設投資建設投資のGDP 比 (%) 政府建設投資のGDP 比 (%) 20% 18% 16% 60 14% 50 12% 51.5 兆円 49.3 兆円 40 32.3 兆円 35.2 兆円 9.7% 9.2% 10% 8% 建設投資の GDP 比ピーク時 17.4% 9.2% 30 6.7% 7.0% 6% 20 10 21.4 兆円 19.4 兆円 4.0% 3.6% 4% 2% 政府建設投資の GDP 比ピーク時 7.0% 3.6% 0 0% 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17( 年度 ) 見込見込見通 見通 注 1)2015 年度までの GDP は内閣府 国民経済計算 による なお 1992~93 年度は 平成 12 年基準 (93SNA) 1994 年度以降は 平成 17 年基準 (93SNA) による 注 2)2015 年度までの建設投資は国土交通省 平成 28 年度建設投資の見通し による 注 3)2016 年度以降は ( 一財 ) 建設経済研究所 建設経済モデルによる建設投資の見通し (2016 年 8 月 ) による - 15 -