2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲

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1600 mm 1200 mm 1200 mm 1600 mm 2200 mm 1200 mm 大阪市建築基準法取扱い要領 2-30 特別避難階段の付室の取扱い 令第 123 条第 3 項 (1) 付室の最小幅員下記のような特別避難階段の付室内の最小幅員は 法定の廊下幅及び階段幅以上とする 非常用

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

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東京都建築安全条例の見直しの考え方

第4 避難施設

第 28 条 居室の採光及び換気 屋外廊下に面した開口部の採光について 屋外階段前の開口部の採光について 採光補正係数 (1) 106 変更 81 採光補正係数 (2) 採光補正係数 (3) 線路敷の取扱い 109 削除 - 換気に有効な部分

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

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新旧対照表 (1/15)

4. エレベータホール ( 設置する場合 ) 5. エレベーター ( 設置する場合 ) 6. 共用廊下 共用階段 ること 共用玄関等からの見通しが確保されていない場合には 見通しを補完する対策が講じられていること 照明設備 1 共用メールコーナーの照明設備は 床面において50ルクス以上の平均水平面照

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資料2 保育所における屋外階段設置要件について

設計内容説明書 ( バリアフリー性 : 等級 3 対応 ) 専用部分 ( 第二面 ) 手すり 通路及び出入口の幅員 ( 日常生活空間 ) 寝室 便所及び浴室 ( 日常生活空間 ) 廊下階段 ( 開放されている側 ) 転落防止 手すり子 通路 出入口 ( バルコニー勝手口を除く ) 浴室 便所 特定寝

第2章第2節 第4~6

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松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

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第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

第 3 倉庫に係る防火安全対策 1 目的この基準は 近年 倉庫が大規模化し また 作業所的要素が出てくるなど特殊化する傾向が見られることから 倉庫に係る出火防止 延焼拡大防止 避難の安全確保等に係る具体的基準を定めたものである 2 指導対象この基準に基づき指導する防火対象物の範囲は次に掲げるものとす

建築基準法施行規則第10条の2第1号

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

鉄道建築ニュース用原稿 「シャッター」 070928   (社)日本シヤッター・ドア協会

第6 非常用の進入口

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

ポリカーボネート板に関する建築物の屋根への適用状況

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エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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8 避難経路 避難経路とは 廊下 階段 避難上有効なバルコニーその他これに類するものをいう 直接外気に開放されていること 避難上支障のない幅員及び転落防止上有効な高さの手すり等を有し 60 cm以上の幅員を有していること 3 バルコニー等に設ける仕切板等の寸法は 概ね幅 600 mm 高さ 800

目次 ( )

1-14 法第 63 条建築物の屋根に用いる FRP 防水の取扱い FRP 防水材の使用が可能な建築物の屋根又は屋根の部分は次に掲げるものとする (1) 法第 63 条に規定する区域内の建築物の屋根 準防火地域内の準耐火建築物 ( 準耐火建築物ロ -1 の延焼の恐れのある部分以外の部分及び準耐火建築

線路敷 河川道路敷地道路久留米市建築確認申請の手引き (2016 年版 ) 制限の緩和等 ( 公園 水面 線路敷 道路 等 )(2/4) 関係条文法第 2 条第 1 項第六号 令第 20 条第 2 項 法第 42 条第 2 項 法第 53 条第 3 項第二号 市細則 17 条 令第 134 条 令第

日影許可諮問(熊野小学校)

「東京都建築安全条例の運用について(技術的助言)」に係る質問と回答について

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番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

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別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

第2章 事務処理に関する審査指針

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動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

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番号

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(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

(2) 届出内容の確認方法について 建築計画内容を確認するために 委員会でチェックしやすい届出の 様式を作成しておくと便利です チェックしやすい様式としてチェックシートがあります 建築協定で定めている建築物に関する基準の項目を一覧表にし 建築主や代理者が建築計画の内容を記入できるものにしましょう 数

基準総則

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条例解説6~11条

ウ犯罪企図者の動きを限定し 接近を妨げること ( 接近の制御 ) 住戸の玄関扉 窓 バルコニー等は 犯罪企図者が接近しにくいように 敷地内の配置計画 動線計画 住棟計画 各部位の設計等を工夫したものとするとともに 必要に応じてオートロックシステムの導入等の措置を講じたものとする エ部材や設備等を破壊

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根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

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新千里西町B団地地区地区計画

目次に記述する項目を以下に示す なお目次にはページ番号を記載すること 1. 建築物の概要 1.1 建築物概要 1.2 付近案内図 1.3 建築計画概要 1.4 設備計画概要 2. 防災計画基本方針 2.1 防災計画上の特徴 2.2 敷地と道路 2.3 避難階の位置 2.4 防火区画 防煙区画 2.5

許可及び認定申請等

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

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申請者等の概要 1. 申請者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 2. 代理者 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 3. 建築主 氏名又は名称のフリガナ 氏名又は名称 住所 電話番号 4. 設計者 資格 ( ) 建築士 ( ) 登録 号 氏名 建築士事務所名 (

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2-20 乗降ロビーの構造 法第 34 条第 2 項 令第 129 条の 13 の 3 第 3 項第 1 号 (1) 屋内との連絡について 非常用の昇降機の乗降ロビーの構造に関しては 先ず避難階以外のすべての階において非常用の昇降機を停止 ( 各階着床 ) させて乗降ロビーと屋内とを連絡させなければならない ただし 令第 129 条の 13 の 3 第 3 項第一号本文のかっこ書きには 屋内と連絡することが構造上著しく困難である階で 第 1 号のイからホのいずれかに該当するものは 昇降機の各階着床は免除され乗降ロビーは不要 としている この場合の 屋内と連絡することが構造上著しく困難である というのは 概ね次の条件に該当するものとする なお 通常の昇降機によって接続している部分は除く (ⅰ) 階段室等のみで構成される 火気がほとんどなく 防火上 避難上の危険が著しく低い階 (ⅱ) 途中で階の大きさが異なる等により 他の階では非常用の昇降機の設置が適切な位置にとれないもの また 一部の階で非常用の昇降機の設置する場所がとれないもの ( 例 : 映画館の映写室等 ) (ⅲ) 屋上階にヘリポートを設けたり 膜構造の屋根とするため 最上階に昇降機機械室を突出させることが困難なもの (ⅳ) 地階に設ける機械式駐車装置を設置する室等で 通常利用者がこの部分に出入できない構造のもので 他の部分と耐火構造の床 壁で区画されたもの ( 例 : 地下に設ける機械室 受水槽室や免震ピット等 ) (ⅴ) 複合建築物の場合で 乗降ロビーと屋内との連絡を免除する部分がその他の部分と施行令第 117 条第 2 項による区画がされ 当該部分に消防隊の進入が容易 ( 例 : 当該部分が避難階やその直上階あるいは直下階にある 又は非常用進入口が有効に設置されている等 ) であり 消防 救助活動に非常用の昇降機を使用しなくても防災計画上支障がないと認めるもの 建築物の防火避難規定の解説 [2012 版 ] / 日本建築行政会議 P29 の 非常用エレベーターの設置免除 及び P33 の 乗降ロビーと屋内との連絡の免除 参照 (2) 排煙口について 非常用の昇降機の乗降ロビーに設ける排煙設備で 自然排煙 の場合の排煙口は 原則として 延焼のおそれのある部分には設けられないものとする なお 機械排煙設備 の場合については 給気シャフト ( 給気取入口を延焼のおそれのある部分以外の部分に設けたもの ) を設ける場合はこの限りではない また 特別避難階段の付室と非常用の昇降機の乗降ロビーを兼用する場合については 令第 123 条第 3 項第 5 号の規定により 延焼のおそれのある部分には設けられない (3) 一般用エレベーターホールとの共用について一般用エレベーターと非常用のエレベーターの共用する乗降ロビーは認められない (4) 避難階におけるエレベーターホールの防火区画について本要領 2-56(6) 防火区画 ( エレベーターの昇降路 ) 参照 60

2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲内を耐火構造の壁 床で区画した場合とする 階段の数令 23 条及び府条例の幅員令 124 条の幅員 図 -2 1 片側のみの幅員 w 両側の幅員 2w 図 -3 2 各々にての幅員 w 各々にての幅員 w 参考 建築物の防火避難規定の解説 [2012 版 ] / 日本建築行政会議 P63 61

2-22 廊下の幅員 令第 119 条 (1) 両側に居室がある場合 の所要有効幅員は 両側に居室がある廊下部分から当該階の 1 以上の階段に至る部分まで その有効幅員が確保されればよい ただし a1 a2 のいずれかは法定有効幅員以上とする [ 図 1] [ 図 2] なお 法定有効幅員を確保した廊下で 令第 120 条による歩行距離を満足すること [ 図 1] [ 図 2] a1 a2 a1 幅員 m 幅員 a2 (2) 避難経路の途中には原則として防火設備等の扉を設けることができない ただし 避難経路となる廊下にやむを得ず扉を設ける場合 当該扉の幅については令第 119 条に定める廊下幅員以上の寸法が必要となる 62

2-23 住宅の直通階段 令第 120 条 直通階段の途中に扉があるなど避難上支障があるものや 次の階へ通じる階段の位置が離れていて連続性に欠けるものなどは直通階段に該当しないが 一戸建ての住宅に限り下図のように階段の途中に扉があっても配置により連続性が保たれている場合は 直通階段として扱う ただし 令第 112 条第 9 項の竪穴区画を必要とする場合を除く 扉 居室 扉 1 階平面図 ( 可 ) 2 階平面図 ( 可 ) 3 階平面図 ( 可 ) 扉 居室 扉 居室 扉扉扉扉居室 扉 居室 2 階平面図 ( 不可 ) 2 階平面図 ( 不可 ) 2 階平面図 ( 不可 ) 参考 建築物の防火避難規定の解説 [2012 版 ] / 日本建築行政会議 P42 63

2-24 メゾネット用エレベーター出入口の取扱い 令第 120 条 令第 123 条の 2 令第 120 条第 4 項及び令第 123 条の 2 の出入口とは エレベーターの出入口も含まれるが下図のようなメゾネット専用のエレベーターの出入口は可とし それ以外のものは不可とする 出入口可 出入口不可 階段室 専用エレベーター 階段室 共用エレベーター 64

2-25 開放廊下と踊場を兼用する場合 令第 120 条 令第 121 条 2 以上の直通階段を要する建築物については 屋外階段の踊場と開放廊下の兼用は認められない ただし 2 以上の直通階段への歩行経路が確保できる場合はこの限りではない 不可 屋外階段 開放廊下 屋外階段 A B C D A( D) からの直通階段の数は 2 とならず 1 建築基準法及び同大阪府条例質疑応答集 [ 改訂 6 版 ] 2-79 を参照 屋外階段 屋外階段 可 a b 開放廊下 A B C だたし aは令第 119 条による幅員 b は令第 23 条による幅員が必要 参考 建築基準法及び同大阪府条例質疑応答集 [ 改訂 6 版 ] / 大阪府内建築行政連絡協議会 2-79 65

2-26 避難上有効なバルコニーの取扱い 令第 121 条第 1 項第 3 6 号 令第 121 条第 1 項第 3 号及び第 6 号 ( ) 書き中の 避難上有効なバルコニー ( 以下 バルコニー という ) とは 次の各号に適合するものをいう 1 バルコニーは直通階段とおおむね対称の位置に設け その階の各部分と容易に連絡できること 2 バルコニーは 外気に有効に開放されたもの (7. 参考資料 床面積の算定方法 及び [ 図 -1][ 図 -2][ 図 -3] 参照 ) とすること 3 バルコニーは道路又は敷地内の避難通路に面する各階 ( 吹抜きとなる階もバルコニーは設置すること ) の外壁面に設け 避難タラップ等 ( 項目 8 参照 ) により 地上の避難通路 ( 項目 4 参照 ) へ有効に避難できるものとすること ([ 図 -1] [ 図 -2] [ 図 -3]) 4 敷地内の避難通路は道路又は広場その他これらに類する空地 ( 以下 道路等 という ) に有効に通じ その幅は 90 cm 以上とすること ([ 図 -1] [ 図 -2] [ 図 -3]) ただし 避難通路をやむを得ず屋内に設ける場合は 本要領 2-45 屋外避難階段からの敷地内に設けるべき通路を 建物内に設ける場合の取扱い に準ずる この場合の通路の幅も 90 cm 以上とする [ 図 -1] 避難通路 : 有効 900mm 以上 道路等に至るまでの範囲 扉 バルコニー 隣地境界線 バルコニーバルコニーの開放性 : 1 有効 500mm 以上 隣地境界線 [ 図 -2] < 避難階 > < 避難階以外の階 > 扉避難通路 : 有効 900mm 以上道路等に至るまでの範囲 < 避難階 > [ 図 -3] バルコニーバルコニーの開放性 : 1 有効 500mm 以上 隣地境界線 バルコニーバルコニーの開放性 : 1 有効 500mm 以上 隣地境界線 < 避難階以外の階 > バルコニー 上部バルコニーなど避難通路 : 1 有効 900mm 以上有効 500mm 以上道路等に至るまでの範囲 隣地境界線 隣地境界線 バルコニーの開放性 : 有効 500mm 以上 1 < 避難階 > < 避難階以外の階 > 1: 隣地が公園 水面等の場合は除く 66

5 バルコニーの大きさは有効長さ 1.8m 有効奥行き 0.9m 以上とし 手すり (1.1m 以上 ) を設けること ([ 図 -4]) [ 図 -4] 室外機等 有効 0.75m 以上 有効 0.9m 以上 有効 0.75m 以上 有効 1.8m 以上 6 バルコニーの床は耐火構造とすること 7 屋内からバルコニーに通じる出入り口及び通路は 幅 75cm 高さ 180 cm 以上 下端は床面より 15 cm 以下とすること 8 バルコニーの床に設ける避難口は有効直径 50 cm 以上の円が内接する大きさとし 避難ハッチに格納したはしご 固定はしご タラップ ( 以下 避難タラップ等 という ) で地上まで安全に垂直避難できるものとする ( 注 : 垂直避難とは バルコニーのみを利用して 避難タラップ等同一の方法で地上まで垂直に避難を完了すること とする 避難階においてバルコニーと避難通路との間に手摺等がある場合には 扉等を設け安全に避難できるようにすること ) 9 バルコニー間の隔壁は 容易に破壊できるもの ( 隔壁の中間部分に下地部材がある場合は その位置を考慮すること ) とし ([ 図 -5]) 地上に通ずる避難途中に一度のみ通過できるものとする ただし 垂直避難になって以降の隔壁通過は不可とする ([ 図 -6] [ 図 -7]) [ 図 -5] 150mm 以下 600mm 以上 1200mm 以上 [ 図 -6] [ 図 -7] 垂直避難前の隔壁通過 :1 回のみ可 バルコニー バルコニー 6F 6F 避難タラップ等 隔壁 5F 避難タラップ等 隔壁 5F 4F 4F 3F 3F 2F 2F G.L. G.L. 垂直避難以降の隔壁通過 : 不可 67

10 避難タラップ等は各階で互い違いになるように設置すること [ 図 -8] 下階 上階 11 共同住宅の場合 原則として屋外避難階段と概ね対称の位置にある専用のベランダ側にバルコニーを設けること メゾネット型の場合 各階にバルコニーを設けること 12 避難ハッチ等はステンレス製とし 避難階おける降下位置は外気に有効に開放されている場所に設けること 13 バルコニーと屋外避難階段の離隔距離は 2m 以上とすること 68

2-27 屋内避難階段の構造 令第 123 条第 1 項 屋内避難階段は出入口を除き耐火構造の壁で囲むことになっており 出入口以外の周囲の部分を令第 112 条第 14 項による防火設備での区画は認められない 常時閉鎖式防火設備 常時閉鎖式防火設備 避難階段とはならない場合 煙感連動防火シャッター 避難階段となる場合 耐火構造の壁 69

2-28 屋外に設ける避難階段 令第 123 条第 2 項 屋外に設ける避難階段 は令第 123 条第 2 項による他 次の各号の定める構造としなければならない 1 屋外階段は外気に有効に開放されている長さ ( 煙突状の吹抜きに面する部分を除く ) が 当該階段の周長の 1/2 以上であるとともに 少なくとも 1 辺以上は外気 ( 敷地内の建築物に面せず かつ敷地境界線より有効 0.5m 以上の空地をいう ) に面すること 2 開放されている部分の高さが 1.1m 以上 かつ当該階段の天井高さの 1/2 以上であること 3 開放部分の敷地境界線までの水平距離は 50cm 以上確保すること ( 隣地が公園 水面等は除く ) 4 階段の開放部分から同一建築物または同一敷地内の建築物までの水平距離は 1m 以上確保すること 図 -1 図 -2 a b b 隣地境界線 a 1m かつb 1m であっても1に該当せず屋外避難階段とはならない 図-3 c 隣地境界線 b 1m かつ c 0.5m であれば 13 4 に該当し 2 の条件が満足すれば屋外避難階段となる a c C が 50cm 未満の場合 a b のアキ b c 隣地境界線 を有効で 1m 以上とすれば屋外避難階段となる 70

5 開放部分にある柱や階段の中心部にある壁等については 当該階段のみを支える柱等 小規模なものであれば 無視することができる ただし 開放の程度を相当阻害するような幅のあるものであれば 開放性はないものとする 屋 内 柱 壁 6 開放部分には風除けや目隠しを設けてはならない ただし 防犯のためにパイプ等の簡易なもので適当な隙間を設ける竪格子状手すり子の場合については 1 2 階のみ設置できるものとする また 腰壁がなく 最上階から地上階まで適当な隙間を設けた竪格子状手すり子の場合も同様に取り扱う 7 階段付近にあるパイプスペース等の開口部は次の各号に該当する場合は 2m 以内に設置できる ⅰ) パイプスペース等は各階を耐火構造の床 壁で区画し 区画部分を貫通する場合は令第 112 条第 15 項及び平成 12 年告示第 1422 号に基づき施工すること ⅱ) 湯沸し器が設置される場合は ( 一財 ) 日本ガス機器検査協会の ガス機器の設置基準および実務指針 に基づくものとすること 71