社会保障に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案《概要》

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強制加入被保険者(法7) ケース1

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●国民年金法等の一部を改正する法律案

Microsoft Word - 概要

四日市市消防関係手数料条例の一部を改正する条例

財財第  号

170214_【社労士会】事務連絡(期間短縮省令)

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

調布市要綱第  号

第14章 国民年金 

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

二いて 同法第二十八条の規定により記録した事項の訂正がなされた上でこの法律の施行の日(以下 施行日 という )以後に当該保険給付を受ける権利に係る裁定が行われた場合においては その裁定による当該記録した事項の訂正に係る保険給付を受ける権利に基づき支払うものとされる保険給付(当該裁定前に生じた保険給付

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足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

その額に老人扶養親族 1 人につき ( 当該老人扶養親族のほかに扶養親族等がないときは 当該老人扶養親族のうち1 人を除いた老人扶養親族 1 人につき ) 60,000 円を加算した額 ) (3) 条例第 3 条第 2 項第 4 号に規定する心身障害者に 扶養親族等がないときは 3,604,000

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第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2


152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

4-2砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例施行規則

日付なしT2-01-2_紙上Live_ダイジェスト版(2)_①_(10分)_

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

被用者年金一元化法

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をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

者となった日から翌年の 6 月 30 日 ( 当該受給者となった日が 1 月から 6 月までに属する場合は 当該受給者となった日の属する年の 6 月 30 日 ) までの期間とする (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者毎年 8 月 1 日から翌年の 7 月

国立大学法人京都大学教職員給与規程

被用者年金一元化法による追加費用削減について 昨年 8 月に社会保障 税一体改革関連法の一つとして被用者年金一元化法が成立 一元化法では 追加費用財源の恩給期間にかかる給付について 以下の配慮措置を設けた上で 負担に見合った水準まで一律に 27% 減額することとし 本年 8 月まで ( 公布から 1

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退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

Microsoft Word - 第6章.docx

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

Microsoft Word - T2-04-1_紙上Live_被保険者期間と届出_(13分)_

(2) 身体障害者福祉法 ( 昭和 24 年法律第 283 号 ) 第 15 条第 4 項の規定により身体障害者手帳の交付を受けた者で その障害の程度が身体障害者福祉法施行規則 ( 昭和 25 年厚生省令第 15 号 ) 別表第 5 号に定める身体障害者障害程度等級表の1 級又は2 級に該当するもの

法第二十六条において準用する場合及び法第五十三条第一項の規定に基づく政令によって適用される場合を含む ) 及び法第四十六条第二項の規定により入院の措置を行うとき 又は行ったときは 別記第五号様式により通知しなければならない ( 平一六規則二三 平二四規則五 一部改正 ) ( 入院の延長勧告書 ) 第

年発 第 1 号平成 2 9 年 3 月 1 7 日 日本年金機構理事長 殿 厚生労働省年金局長 ( 公印省略 ) 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係政令の整備及び経過措置に関する政令 の公布について 公的年金制度の持続可

2 返還額の算定方法 (1) 前記 1の (1) (2) (5) 及び (6) の退職一時金に係る返還額 退職一時金の額に利子に相当する額を加えた額とされており この利子に相当する 額は当該一時金の支給を受けた日の属する月の翌月から退職共済年金等を受ける権利 を有することとなった日の属する月までの期

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

スーパー答練 解説

職員退職手当支給規程

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

問 28 保険医療機関等 保険医等 (1) 難度 B 64 問 29 保険医療機関等 保険医等 (2) 難度 B 68 問 30 保険医療機関等 保険医等 (3) 難度 B 70 問 31 療養の給付の一部負担金難度 C 74 問 32 入院時食事療養費難度 B 76 問 33 入院時生活療養費難度

●政府管掌年金事業等の運営の改善のための国民年金法等の一部を改正する法律案

独立行政法人中小企業基盤整備機構職員退職手当支給規程

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉


第七条二被用者年金各法の被保険者 組合員又は加入者 厚生年金保険法 国家公務員共済組合法 地方公務員等共済組合法 私立学校教職員共済法 国内居住要件 被用者年金各法 社会保険の適用事業所にお勤めの方 国家公務員 地方公務員 私立学校教職員 なし 年齢要件なし (65 歳以上の老齢厚生年金等の受給権者

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Taro-(番号入り)案文・理由

042 外人重度障害者給付金支給要綱

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

入院おむつ代支給事業実施要綱

沖縄の特例

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

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( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

算が加算されるようになったとき 260 / 12. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が額計算の基礎となる組合員期間または加入者期間が 240 月以上である退職共済年金等を受けられるようになったとき 262 / 13. 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が障害を支給事由とする年金給付

取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

平成 27 年 10 月から全国市町村職員共済組合連合会 ( 以下 市町村連合会 1 ) が年金の決定 支払いを行います ~ 各種届出等の手続き及び各種相談は 今までどおり共済組合で行います ~ 平成 24 年 8 月 22 日に公布された 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

議案用 12P

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

第 2 条条例第 2 条第 1 項に規定する社会保険各法 ( 以下 社会保険各法 という ) は 次の各号に掲げる法律をいう (1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) (2) 船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号 ) (3) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第

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独立行政法人大学改革支援・学位授与機構役員退職手当( 改正)

高齢者福祉

(2) 福島県療育手帳制度要綱 ( 昭和 49 年児第 15 号福島県厚生部長通知 ) の規定により交付を受けた療育手帳に知的障害者として記載されている者 ( 第 4 号及び第 5 条第 4 項において 知的障害者 という ) で当該手帳に記載されている障害の程度の表示がAのもの (3) 精神保健及

国民年金法による改定率の改定等に関する政令

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

社会保障 国民年金 問題 第 3 号被保険者とは 性別を問わず 第 2 号被保険者 ( 厚生年金保険の被保険者及び各共済組合等の組合員 加入者 ) の被扶養配偶者であって 20 歳以上 60 歳未満の者である 2 第 1 号被保険者の場合は 日本国内に住所を有する必要があるが 第 2 号

個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例 ( 案 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 平成 25 年法律第 27 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づく個人番号の利用及び法第 19 条第 9

第 7 章 年金 福祉 1 年金 日本の公的年金制度は, 予測できない将来へ備えるため, 社会全体で支える仕組みを基本としたものです 世代を超えて社会全体で支え合うことで給付を実現し, 生涯を通じた保障を実現するために必要です 働いている世代が支払った保険料を高齢者などの年金給付に充てるという方式で

沖縄市こども医療費助成要綱

松戸市市税条例等の一部を改正する条例 ( 松戸市市税条例の一部改正 ) 第 1 条松戸市市税条例 ( 平成 27 年松戸市条例第 12 号 ) の一部を次のように改正する 第 11 条中 及び第 2 号 を 第 2 号及び第 5 号 に それぞれ当該各号 を 第 1 号から第 4 号まで に改め 掲

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区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

2 前項第 1 号の制限額は, 次表のとおりとする 対象者制限額乳幼児等を養育している者扶養親族等及び児童がないときは,53 2 万円とし, 扶養親族等及び児童があるときは,532 万円に当該扶養親族等及び児童 1 人につき38 万円 ( 当該扶養親族等が所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号

強制加入被保険者(法7) ケース1

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Transcription:

社会保障協定の実施に伴う健康保険法 船員保険法 国民健康保険法 国民年金法及び厚生年金保険法の特例に関する政令案の概要 1 被保険者資格の特例 資格の取得及び喪失に関する事項 (1) 健康保険法関係 社会保障協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律 ( 平成 19 年法律第 104 号 以下 法 という ) の規定により健康保険の被保険者としないこととされる者及び法の規定による健康保険の被保険者の資格の取得及び喪失について 1 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に健康保険の被保険者の資格を取得し 2 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に健康保険の被保険者の資格を喪失することとする 健康保険の被保険者としない者について アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国の領域内において就労する者であって 社会保障協定の規定により 相手国法令の規定の適用を受けるもの ) に 本人及びその配偶者 子の全てが日本国の領域内において受ける療養に要する費用の支出に備えるための適切な保険契約を締結していることにつき合衆国実施機関により証明がなされた者 とする条件を追加することとする 根拠法令条項 法第 3 条第 1 項第 1 号及び第 3 号 法第 3 条第 2 項 法第 3 条第 3 項 (2) 船員保険関係 法の規定により船員保険の被保険者としないこととされる者及び法の - 1 -

規定による船員保険の被保険者の資格の取得及び喪失について 1 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に船員保険の被保険者の資格を取得し 2 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に船員保険の被保険者の資格を喪失することとする 適用調整の対象となる船舶として アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国籍を有する船舶又は相手国の国籍を有する船舶 ) に アメリカとの協定第 2 条 2(b) に掲げるアメリカ合衆国の法令によるアメリカ合衆国の船舶 ( アメリカ合衆国の国籍を有する船舶を除く ) とする条件を追加することとする 船員保険の被保険者としない者について アメリカ合衆国との関係においては 一般原則 ( 日本国の領域内において就労する者であって 社会保障協定の規定により 相手国法令の規定の適用を受けるもの ) に 本人及びその配偶者 子の全てが日本国の領域内において受ける療養に要する費用の支出に備えるための適切な保険契約を締結していることにつき合衆国実施機関により証明がなされた者 とする条件を追加することとする 根拠法令条項 法第 4 条第 1 項第 1 号 法第 4 条第 2 項 (3) 国民健康保険法関係 法の規定により国民健康保険の被保険者としないこととされる者及び法の規定による国民健康保険の被保険者の資格の取得及び喪失について 1 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に国民健康保険の被保険者の資格を取得し 2 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に国民健康保険の被保険者の資格を喪失することとする - 2 -

国民健康保険の被保険者としない配偶者又は子について 1 出入国管理及び難民認定法 ( 昭和 26 年政令第 319 号 ) 別表第一の四の表の家族滞在の在留資格をもって在留する者 2 国民健康保険の被保険者としないこととされた者の収入により生計を維持する者であって1に掲げる者以外のものとすることとする 国民健康保険の被保険者としない者について アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国の領域内において就労する者であって 社会保障協定の規定により 相手国法令の規定の適用を受けるもの ) に 本人及びその配偶者 子の全てが日本国の領域内において受ける療養に要する費用の支出に備えるための適切な保険契約を締結していることにつき合衆国実施機関により証明がなされた者 とする条件を追加することとする 根拠法令条項 法第 5 条第 1 項第 1 号及び第 4 号 法第 5 条第 2 項 (4) 国民年金法関係 1 被保険者資格の取得及び喪失に関する事項 法の規定により国民年金の被保険者としないこととされる者及び法の規定による国民年金の被保険者の資格の取得及び喪失について (i) 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に国民年金の被保険者の資格を取得し (ii) 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に国民年金の被保険者の資格を喪失することとする 国民年金の被保険者としない配偶者又は子について 出入国管理及び難民認定法 ( 昭和 26 年政令第 319 号 ) 別表第一の四の表の家族滞在の在留資格をもって在留する者とし そこから除かれる者について 国民年金法第 12 条第 1 項の規定による国民年金の被保険者の資 - 3 -

格の取得の届出をすることとなる者とする 国民年金の被保険者としない配偶者又は子のうち法第 7 条第 1 項第 1 号又は第 4 号に規定する者の収入により生計を維持するものに関して 当該生計を維持することの認定については 国民年金法施行令第 4 条の2の規定を準用することとする イギリスとの協定に係る場合にあっては 配偶者又は子を適用調整の対象としないこととする 2 任意加入に関する事項 法第 8 条の規定により 相手国の国民及び難民条約の適用を受ける難民であって当該相手国の領域内に通常居住する20 歳以上 65 歳未満の者については 保険料納付済期間 他の法令の規定により保険料納付期間とみなされたもの 保険料 4 分の3 免除期間 保険料半額免除期間及び保険料 4 分の1 免除期間の月数を合算した月数が一定の月数以上である場合には国民年金制度への任意加入が認められているが (i) 当該保険料納付済期間とみなされたものについては 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則第 8 条第 9 項の規定により保険料納付済期間である国民年金の被保険者期間とみなされたものとし また (ii) 当該一定の月数については60とする 当該任意加入の対象となるのは ドイツとの協定に係る相手国の国民及び難民とする 法第 9 条の規定により 日本国の領域内において就労する者であって社会保障協定の適用調整規定により国民年金の被保険者としないこととされたものについては 国民年金への任意加入を制限されるものとされているが (i) 当該制限されるものについては 5 年以内の予定で日本国に就労するために来日し かつ 滞在期間が5 年を経過していないものに限ることとし また (ii) 当該制限の対象となるのは イギリスとの協定に係る場合とする - 4 -

根拠法令条項 法第 7 条第 1 項第 3 号及び第 5 号 法第 7 条第 2 項及び第 4 項 法第 8 条第 1 項 法第 8 条第 2 項第 3 号 法第 9 条 法第 10 条 (5) 厚生年金保険法関係 1 被保険者資格の取得及び喪失に関する事項 法の規定により厚生年金保険の被保険者としないこととされる者及び法の規定による厚生年金保険の被保険者の資格の取得及び喪失について (i) 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に厚生年金保険の被保険者の資格を取得し (ii) 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に厚生年金保険の被保険者の資格を喪失することとする 適用調整の対象となる船舶として アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国籍を有する船舶又は相手国の国籍を有する船舶 ) に アメリカとの協定第 2 条 2(b) に掲げるアメリカ合衆国の法令によるアメリカ合衆国の船舶 ( アメリカ合衆国の国籍を有する船舶を除く ) とする条件を追加することとする 2 任意加入に関する事項 法第 25 条の規定により 相手国の領域内において就労する者であって社会保障協定の適用調整規定により厚生年金保険の被保険者としないこととされたものについては 厚生年金保険制度への任意加入が認められているが (i) 5 年以内の予定で相手国の領域内に滞在し かつ 実際の滞在期間が5 年を経過していないものを当該任意加入の対象から除くこととし また - 5 -

(ii) 当該任意加入の対象となるのは イギリスとの協定に係る場合とする 法第 25 条の規定による任意加入制度に関する社会保険庁長官の権限については 地方社会保険事務局長又は社会保険事務所長に委任することとする 法第 26 条の規定により 日本国の領域内において就労する者であって社会保障協定の適用調整規定により厚生年金保険の被保険者としないこととされたものについては 厚生年金保険への任意単独加入を制限されるものとされているが (i) 当該制限されるものについては 5 年以内の予定で日本国に就労するために来日し かつ 実際の滞在期間が5 年を経過していないものに限ることとし また (ii) 当該制限の対象となるのは イギリスとの協定に係る場合とする 根拠法令条項 法第 24 条第 1 項第 4 号 法第 24 条第 2 項 法第 25 条第 1 項 法第 25 条第 5 項及び第 6 項 法第 26 条 法第 106 条 2 国民年金法及び厚生年金保険法による給付の支給要件の特例に関する事項 (1) 国民年金法関係 1 相手国期間を有する者が老齢基礎年金又は遺族基礎年金の受給資格要件たる期間を満たさない場合に算入する相手国期間の範囲について 合算対象期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 厚生年金保険の被保険者期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又 - 6 -

は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 国家公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 34 年 1 月以後の相手国期間 地方公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 37 年 12 月以後の相手国期間 私立学校教職員共済法による加入者期間に算入する場合は昭和 29 年 1 月以後の相手国期間とすることとする 2 相手国期間を有する者が障害基礎年金又は遺族基礎年金の納付要件を満たさない場合に考慮する相手国期間の範囲について 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間とすることとする 根拠法令条項 法第 11 条第 1 項 ( 同法附則第 6 条において準用する場合を含む ) 法第 11 条第 2 項の規定により読み替えられた国民年金法等の一部を改正する法律 ( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則第 14 条第 1 項第 1 号 法第 11 条第 3 項 法第 12 条第 1 項及び第 2 項 法第 13 条第 1 項及び第 2 項 法第 19 条第 1 項ただし書及び第 3 項 法第 20 条第 1 項ただし書及び第 4 号並びに第 4 項 (2) 厚生年金保険法関係 1 相手国期間を有する者が老齢厚生年金 遺族厚生年金 老齢厚生年金の加給 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算等の受給資格要件又は加算の資格要件たる期間を満たさない場合に算入する相手国期間の範囲について 合算対象期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 厚生年金保険の被保険者期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 - 7 -

国家公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 34 年 1 月以後の相手国期間 地方公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 37 年 12 月以後の相手国期間 私立学校教職員共済法による加入者期間に算入する場合は昭和 29 年 1 月以後の相手国期間とすることとする 2 相手国期間を有する者が障害厚生年金 障害手当金又は遺族厚生年金の納付要件を満たさない場合に考慮する相手国期間の範囲について 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間とすることとする 根拠法令条項 法第 27 条 ( 同法第 37 条第 7 項及び同法附則第 11 条第 1 項において準用する場合を含む ) 法第 28 条第 1 項及び第 2 項 法第 29 条第 1 項及び第 2 項 法第 30 条第 1 項及び第 2 項 ( 同条第 3 項において準用する場合を含む ) 法第 35 条第 1 項ただし書及び第 3 項 法第 36 条第 1 項 法第 37 条第 1 項ただし書及び第 4 号並びに第 9 項 法第 106 条 (3) 経過的特例関係 1 初診日が昭和 61 年 4 月 1 日前にある傷病による障害を有する者等に係る障害基礎年金 障害厚生年金及び障害手当金の支給要件の特例に関し 初診日又は発症日の時点で施行されていた制度における支給要件を適用し これに相手国期間を算入する旨の経過措置を定めることとする 2 昭和 61 年 4 月 1 日前に死亡した者等に係る遺族基礎年金及び遺族 - 8 -

厚生年金の支給要件の特例に関し 死亡日の時点で施行されていた制 度における支給要件を適用し これに相手国期間を算入する旨の経過 措置を定めることとする 根拠法令条項 1 国民年金の被保険者の資格に関する事項 法第 106 条 法附則第 35 条 2 国民年金の給付に関する事項 法第 106 条 法附則第 4 条 法附則第 5 条 法附則第 7 条 3 厚生年金保険の保険給付に関する事項 法第 106 条 法附則第 9 条 法附則第 10 条 法附則第 11 条第 2 項 法附則第 12 条 法附則第 35 条 4 旧船員保険の保険給付に関する事項 法第 106 条 法附則第 14 条第 1 項及び第 2 項 法附則第 15 条 法附則第 35 条 3 国民年金法及び厚生年金保険法による給付等の額の計算の特例に関する事項 (1) 国民年金法関係 法の規定を適用することにより支給する老齢基礎年金の振替加算等のうち1 中高齢特例該当者又は2 障害給付の受給権者の配偶者に支給 - 9 -

するものの額については 国民年金法の規定による額にそれぞれ 1 その者の配偶者が有する厚生年金保険の被保険者期間中高齢特例による老齢厚生年金の受給資格要件たる期間 又は 2(i) ドイツとの協定 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 A: その者の配偶者が有する障害認定日の属する A 月までの被用者年金制度の被保険者等期間 A+B B: 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間若しくは (ii) アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 A: その者の配偶者が有する被用者年金制度の A 理論的加入期間 被保険者等期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後障害認定日の属する月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) を乗じて得た額とすることとする 法の規定を適用することにより支給する障害基礎年金の額について 国民年金法の規定による額に 1 ドイツとの協定 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 C C+D C: 障害認定日の属する月までの保険料納付済期間及び保険料免除期間 D: 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間 又は - 10 -

2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 C: 障害認定日の属する月までの保険料納付済期 C 理論的加入期間 間及び保険料免除期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後障害認定日の属する月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) を乗じて得た額とすることとする 法の規定を適用することにより支給する遺族基礎年金の額について 国民年金法の規定による額に 1 ドイツとの協定 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 E E+F E: 死亡した者の有する保険料納付済期間及び保険料免除期間 D: 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 又は 2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 E: 死亡した者の有する保険料納付済期間及び E 理論的加入期間 保険料免除期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後死亡した日の翌日の属する月の前月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) を乗じて得た額とすることとする - 11 -

根拠法令条項 法第 14 条第 2 項第 2 号 法第 14 条第 2 項第 3 号イ 法第 14 条第 2 項第 3 号イ (1) 及び (3) 法第 14 条第 2 項第 3 号ロ 法第 15 条 法第 16 条第 2 項第 1 号イ及びハ並びに第 2 号 ( これらの規定を同条第 3 項 ( 同法第 19 条第 2 項において準用する場合を含む ) 及び同法第 19 条第 2 項において準用する場合を含む ) 法第 17 条第 2 項第 1 号ハ及び第 2 号 ( これらの規定を同条第 3 項 ( 同法第 20 条第 3 項 第 33 条第 5 項及び第 37 条第 8 項第 4 号において準用する場合を含む ) 同法第 20 条第 3 項 第 33 条第 5 項並びに第 37 条第 8 項第 4 号及び第 5 号において準用する場合を含む ) 法第 17 条第 4 項 ( 同法第 20 条第 3 項 第 33 条第 5 項及び第 37 条第 8 項第 4 号において準用する場合を含む ) 法第 106 条 法附則第 35 条 (2) 厚生年金保険法関係 法の規定を適用することにより支給する老齢厚生年金の加給 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算又は経過的寡婦加算の額について 厚生年金保険法の規定による額にその者の有する厚生年金保険の被保険者期間老齢厚生年金の加給の受給資格要件たる期間を乗じて得た額とすることとする - 12 -

法の規定を適用することにより支給する障害厚生年金又は障害手当 金の額について 厚生年金保険法の規定による額に 1 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 G G+H G : 障害認定日の属する月までの被用者年金制度の被保険者等期間 H : 昭和 15 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間 又は 2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 G : 障害認定日の属する月までの被用者年金 G 理論的加入期間 制度の被保険者等期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後障害認定日の属する月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) 又は 3 ドイツとの協定の場合 G G+(300-G) G+H 300 G: 障害認定日の属する月までの被用者年金制度の被保険者等期間 H: 昭和 17 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間 を乗じて得た額とすることとする - 13 -

法の規定を適用することにより支給する遺族厚生年金の額について 厚生年金保険法の規定による額に 1 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 J J+K J: 死亡した者の有する被用者年金制度の被保険 者等期間 K: 昭和 15 年 6 月以後の相手国期間 又は 2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 J 理論的加入期間 J: 死亡した者の有する被用者年金制度の被保険者等期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後死亡した日の翌日の属する月の前月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) 又は 3 ドイツとの協定の場合 J J+(300-J) J+K 300 J: 死亡した者の有する被用者年金制度の被保険者等期間 K: 昭和 15 年 6 月以後の相手国期間 を乗じて得た額とすることとする 根拠法令条項 法第 31 条第 1 項及び第 2 項 ( これらの規定を同法第 37 条第 8 項第 3 号において準用する場合を含む ) 法第 32 条第 1 項ただし書 第 2 項第 1 号並びに同号イ及びハ 第 2 号並びに第 3 号及び同号ロ並びに第 5 項第 2 号 ( これらの規定を同条第 - 14 -

7 項 同法第 35 条第 2 項及び第 36 条第 2 項において準用する場合を含む ) 法第 33 条第 1 項ただし書並びに第 2 項第 1 号イ及びハ 第 2 号並びに第 3 号及び同号ロ ( これらの規定を同法第 37 条第 8 項第 1 号において準用する場合を含む ) 並びに第 4 項第 2 号 ( 同法第 37 条第 8 項第 2 号において準用する場合を含む ) 法第 34 条 4 被用者年金各法の規定による給付に係る調整に関する事項 二以上の被用者年金被保険者等であった期間を有する者であって 相手国期間中に初診日のある傷病による障害を有する者又は相手国期間中に死亡した者等であって二以上の被用者年金被保険者等であった期間を有するものについては 障害給付又は遺族給付を支給しようとする際 法第 94 条から第 98 条までの規定により いずれの被用者年金制度に係る規定を適用することとするかを調整することとしている 政令においては (i) 相手国期間中に初診日のある傷病に相当するものとして アメリカとの協定に関して初診日が合衆国納付条件に該当する傷病を規定すること等とし また (ii) 相手国期間中に死亡した者に相当する者として アメリカとの協定に関して死亡した日が合衆国納付条件に該当する者を規定すること等とする 根拠法令条項 法第 94 条第 1 項及び第 4 項 法第 95 条第 2 項 ( 同法第 98 条第 1 項及び第 2 項において読み替えて準用する場合を含む ) 法第 97 条第 1 項及び第 2 項 - 15 -

5 不服申立てに関する事項等 法第 100 条の規定において 国民年金法及び厚生年金保険法の規定による審査請求又は再審査請求について 相手国法令の規定により同種の請求を受理することとされている相手国実施機関等を経由して行うことができることとしているが この規定については (i) 保険期間の通算を行っている社会保障協定に係る場合に適用し また (ii) 相手国法令については 年金給付に係る法令に限ることとする 日本側保有機関は相手国側保有機関からの要請に基づいて (i) その保有する情報を相手国法令の規定の実施のために必要と認められる場合であって本人若しくは遺族の利益になるとき又は同意が得られるときに限って提供できることとし また (ii) 当該提供した情報の内容及び提供した目的について 本人又は遺族が書面により開示請求できることとされているが この規定についてはドイツとの協定に係る場合に適用することとする 法第 103 条において 相手国年金の受給権者等であって日本国籍を有するものについて 市町村長が条例の定めるところにより無料で戸籍事項の証明を行うことができることとされているが この規定については保険期間の通算を行っている社会保障協定に係る場合に適用することとする 根拠法令条項 法第 100 条第 1 項 法第 102 条第 2 項及び第 3 項 法第 103 条 6 施行期日この政令は 法の施行の日 ( 平成 19 年度中を予定 ) から施行することとする - 16 -