社会保障協定の実施に伴う健康保険法 船員保険法 国民健康保険法 国民年金法及び厚生年金保険法の特例に関する政令案の概要 1 被保険者資格の特例 資格の取得及び喪失に関する事項 (1) 健康保険法関係 社会保障協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律 ( 平成 19 年法律第 104 号 以下 法 という ) の規定により健康保険の被保険者としないこととされる者及び法の規定による健康保険の被保険者の資格の取得及び喪失について 1 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に健康保険の被保険者の資格を取得し 2 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に健康保険の被保険者の資格を喪失することとする 健康保険の被保険者としない者について アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国の領域内において就労する者であって 社会保障協定の規定により 相手国法令の規定の適用を受けるもの ) に 本人及びその配偶者 子の全てが日本国の領域内において受ける療養に要する費用の支出に備えるための適切な保険契約を締結していることにつき合衆国実施機関により証明がなされた者 とする条件を追加することとする 根拠法令条項 法第 3 条第 1 項第 1 号及び第 3 号 法第 3 条第 2 項 法第 3 条第 3 項 (2) 船員保険関係 法の規定により船員保険の被保険者としないこととされる者及び法の - 1 -
規定による船員保険の被保険者の資格の取得及び喪失について 1 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に船員保険の被保険者の資格を取得し 2 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に船員保険の被保険者の資格を喪失することとする 適用調整の対象となる船舶として アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国籍を有する船舶又は相手国の国籍を有する船舶 ) に アメリカとの協定第 2 条 2(b) に掲げるアメリカ合衆国の法令によるアメリカ合衆国の船舶 ( アメリカ合衆国の国籍を有する船舶を除く ) とする条件を追加することとする 船員保険の被保険者としない者について アメリカ合衆国との関係においては 一般原則 ( 日本国の領域内において就労する者であって 社会保障協定の規定により 相手国法令の規定の適用を受けるもの ) に 本人及びその配偶者 子の全てが日本国の領域内において受ける療養に要する費用の支出に備えるための適切な保険契約を締結していることにつき合衆国実施機関により証明がなされた者 とする条件を追加することとする 根拠法令条項 法第 4 条第 1 項第 1 号 法第 4 条第 2 項 (3) 国民健康保険法関係 法の規定により国民健康保険の被保険者としないこととされる者及び法の規定による国民健康保険の被保険者の資格の取得及び喪失について 1 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に国民健康保険の被保険者の資格を取得し 2 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に国民健康保険の被保険者の資格を喪失することとする - 2 -
国民健康保険の被保険者としない配偶者又は子について 1 出入国管理及び難民認定法 ( 昭和 26 年政令第 319 号 ) 別表第一の四の表の家族滞在の在留資格をもって在留する者 2 国民健康保険の被保険者としないこととされた者の収入により生計を維持する者であって1に掲げる者以外のものとすることとする 国民健康保険の被保険者としない者について アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国の領域内において就労する者であって 社会保障協定の規定により 相手国法令の規定の適用を受けるもの ) に 本人及びその配偶者 子の全てが日本国の領域内において受ける療養に要する費用の支出に備えるための適切な保険契約を締結していることにつき合衆国実施機関により証明がなされた者 とする条件を追加することとする 根拠法令条項 法第 5 条第 1 項第 1 号及び第 4 号 法第 5 条第 2 項 (4) 国民年金法関係 1 被保険者資格の取得及び喪失に関する事項 法の規定により国民年金の被保険者としないこととされる者及び法の規定による国民年金の被保険者の資格の取得及び喪失について (i) 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に国民年金の被保険者の資格を取得し (ii) 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に国民年金の被保険者の資格を喪失することとする 国民年金の被保険者としない配偶者又は子について 出入国管理及び難民認定法 ( 昭和 26 年政令第 319 号 ) 別表第一の四の表の家族滞在の在留資格をもって在留する者とし そこから除かれる者について 国民年金法第 12 条第 1 項の規定による国民年金の被保険者の資 - 3 -
格の取得の届出をすることとなる者とする 国民年金の被保険者としない配偶者又は子のうち法第 7 条第 1 項第 1 号又は第 4 号に規定する者の収入により生計を維持するものに関して 当該生計を維持することの認定については 国民年金法施行令第 4 条の2の規定を準用することとする イギリスとの協定に係る場合にあっては 配偶者又は子を適用調整の対象としないこととする 2 任意加入に関する事項 法第 8 条の規定により 相手国の国民及び難民条約の適用を受ける難民であって当該相手国の領域内に通常居住する20 歳以上 65 歳未満の者については 保険料納付済期間 他の法令の規定により保険料納付期間とみなされたもの 保険料 4 分の3 免除期間 保険料半額免除期間及び保険料 4 分の1 免除期間の月数を合算した月数が一定の月数以上である場合には国民年金制度への任意加入が認められているが (i) 当該保険料納付済期間とみなされたものについては 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則第 8 条第 9 項の規定により保険料納付済期間である国民年金の被保険者期間とみなされたものとし また (ii) 当該一定の月数については60とする 当該任意加入の対象となるのは ドイツとの協定に係る相手国の国民及び難民とする 法第 9 条の規定により 日本国の領域内において就労する者であって社会保障協定の適用調整規定により国民年金の被保険者としないこととされたものについては 国民年金への任意加入を制限されるものとされているが (i) 当該制限されるものについては 5 年以内の予定で日本国に就労するために来日し かつ 滞在期間が5 年を経過していないものに限ることとし また (ii) 当該制限の対象となるのは イギリスとの協定に係る場合とする - 4 -
根拠法令条項 法第 7 条第 1 項第 3 号及び第 5 号 法第 7 条第 2 項及び第 4 項 法第 8 条第 1 項 法第 8 条第 2 項第 3 号 法第 9 条 法第 10 条 (5) 厚生年金保険法関係 1 被保険者資格の取得及び喪失に関する事項 法の規定により厚生年金保険の被保険者としないこととされる者及び法の規定による厚生年金保険の被保険者の資格の取得及び喪失について (i) 相手国法令の適用を受ける者でなくなった日に厚生年金保険の被保険者の資格を取得し (ii) 相手国法令の適用を受ける者となった日の翌日に厚生年金保険の被保険者の資格を喪失することとする 適用調整の対象となる船舶として アメリカとの協定に係る場合においては 一般原則 ( 日本国籍を有する船舶又は相手国の国籍を有する船舶 ) に アメリカとの協定第 2 条 2(b) に掲げるアメリカ合衆国の法令によるアメリカ合衆国の船舶 ( アメリカ合衆国の国籍を有する船舶を除く ) とする条件を追加することとする 2 任意加入に関する事項 法第 25 条の規定により 相手国の領域内において就労する者であって社会保障協定の適用調整規定により厚生年金保険の被保険者としないこととされたものについては 厚生年金保険制度への任意加入が認められているが (i) 5 年以内の予定で相手国の領域内に滞在し かつ 実際の滞在期間が5 年を経過していないものを当該任意加入の対象から除くこととし また - 5 -
(ii) 当該任意加入の対象となるのは イギリスとの協定に係る場合とする 法第 25 条の規定による任意加入制度に関する社会保険庁長官の権限については 地方社会保険事務局長又は社会保険事務所長に委任することとする 法第 26 条の規定により 日本国の領域内において就労する者であって社会保障協定の適用調整規定により厚生年金保険の被保険者としないこととされたものについては 厚生年金保険への任意単独加入を制限されるものとされているが (i) 当該制限されるものについては 5 年以内の予定で日本国に就労するために来日し かつ 実際の滞在期間が5 年を経過していないものに限ることとし また (ii) 当該制限の対象となるのは イギリスとの協定に係る場合とする 根拠法令条項 法第 24 条第 1 項第 4 号 法第 24 条第 2 項 法第 25 条第 1 項 法第 25 条第 5 項及び第 6 項 法第 26 条 法第 106 条 2 国民年金法及び厚生年金保険法による給付の支給要件の特例に関する事項 (1) 国民年金法関係 1 相手国期間を有する者が老齢基礎年金又は遺族基礎年金の受給資格要件たる期間を満たさない場合に算入する相手国期間の範囲について 合算対象期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 厚生年金保険の被保険者期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又 - 6 -
は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 国家公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 34 年 1 月以後の相手国期間 地方公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 37 年 12 月以後の相手国期間 私立学校教職員共済法による加入者期間に算入する場合は昭和 29 年 1 月以後の相手国期間とすることとする 2 相手国期間を有する者が障害基礎年金又は遺族基礎年金の納付要件を満たさない場合に考慮する相手国期間の範囲について 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間とすることとする 根拠法令条項 法第 11 条第 1 項 ( 同法附則第 6 条において準用する場合を含む ) 法第 11 条第 2 項の規定により読み替えられた国民年金法等の一部を改正する法律 ( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則第 14 条第 1 項第 1 号 法第 11 条第 3 項 法第 12 条第 1 項及び第 2 項 法第 13 条第 1 項及び第 2 項 法第 19 条第 1 項ただし書及び第 3 項 法第 20 条第 1 項ただし書及び第 4 号並びに第 4 項 (2) 厚生年金保険法関係 1 相手国期間を有する者が老齢厚生年金 遺族厚生年金 老齢厚生年金の加給 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算等の受給資格要件又は加算の資格要件たる期間を満たさない場合に算入する相手国期間の範囲について 合算対象期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 厚生年金保険の被保険者期間に算入する場合は昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 - 7 -
国家公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 34 年 1 月以後の相手国期間 地方公務員共済組合の組合員期間に算入する場合は昭和 37 年 12 月以後の相手国期間 私立学校教職員共済法による加入者期間に算入する場合は昭和 29 年 1 月以後の相手国期間とすることとする 2 相手国期間を有する者が障害厚生年金 障害手当金又は遺族厚生年金の納付要件を満たさない場合に考慮する相手国期間の範囲について 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間とすることとする 根拠法令条項 法第 27 条 ( 同法第 37 条第 7 項及び同法附則第 11 条第 1 項において準用する場合を含む ) 法第 28 条第 1 項及び第 2 項 法第 29 条第 1 項及び第 2 項 法第 30 条第 1 項及び第 2 項 ( 同条第 3 項において準用する場合を含む ) 法第 35 条第 1 項ただし書及び第 3 項 法第 36 条第 1 項 法第 37 条第 1 項ただし書及び第 4 号並びに第 9 項 法第 106 条 (3) 経過的特例関係 1 初診日が昭和 61 年 4 月 1 日前にある傷病による障害を有する者等に係る障害基礎年金 障害厚生年金及び障害手当金の支給要件の特例に関し 初診日又は発症日の時点で施行されていた制度における支給要件を適用し これに相手国期間を算入する旨の経過措置を定めることとする 2 昭和 61 年 4 月 1 日前に死亡した者等に係る遺族基礎年金及び遺族 - 8 -
厚生年金の支給要件の特例に関し 死亡日の時点で施行されていた制 度における支給要件を適用し これに相手国期間を算入する旨の経過 措置を定めることとする 根拠法令条項 1 国民年金の被保険者の資格に関する事項 法第 106 条 法附則第 35 条 2 国民年金の給付に関する事項 法第 106 条 法附則第 4 条 法附則第 5 条 法附則第 7 条 3 厚生年金保険の保険給付に関する事項 法第 106 条 法附則第 9 条 法附則第 10 条 法附則第 11 条第 2 項 法附則第 12 条 法附則第 35 条 4 旧船員保険の保険給付に関する事項 法第 106 条 法附則第 14 条第 1 項及び第 2 項 法附則第 15 条 法附則第 35 条 3 国民年金法及び厚生年金保険法による給付等の額の計算の特例に関する事項 (1) 国民年金法関係 法の規定を適用することにより支給する老齢基礎年金の振替加算等のうち1 中高齢特例該当者又は2 障害給付の受給権者の配偶者に支給 - 9 -
するものの額については 国民年金法の規定による額にそれぞれ 1 その者の配偶者が有する厚生年金保険の被保険者期間中高齢特例による老齢厚生年金の受給資格要件たる期間 又は 2(i) ドイツとの協定 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 A: その者の配偶者が有する障害認定日の属する A 月までの被用者年金制度の被保険者等期間 A+B B: 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間若しくは (ii) アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 A: その者の配偶者が有する被用者年金制度の A 理論的加入期間 被保険者等期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後障害認定日の属する月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) を乗じて得た額とすることとする 法の規定を適用することにより支給する障害基礎年金の額について 国民年金法の規定による額に 1 ドイツとの協定 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 C C+D C: 障害認定日の属する月までの保険料納付済期間及び保険料免除期間 D: 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間 又は - 10 -
2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 C: 障害認定日の属する月までの保険料納付済期 C 理論的加入期間 間及び保険料免除期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後障害認定日の属する月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) を乗じて得た額とすることとする 法の規定を適用することにより支給する遺族基礎年金の額について 国民年金法の規定による額に 1 ドイツとの協定 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 E E+F E: 死亡した者の有する保険料納付済期間及び保険料免除期間 D: 昭和 15 年 6 月又は昭和 17 年 6 月以後の相手国期間 又は 2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 E: 死亡した者の有する保険料納付済期間及び E 理論的加入期間 保険料免除期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後死亡した日の翌日の属する月の前月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) を乗じて得た額とすることとする - 11 -
根拠法令条項 法第 14 条第 2 項第 2 号 法第 14 条第 2 項第 3 号イ 法第 14 条第 2 項第 3 号イ (1) 及び (3) 法第 14 条第 2 項第 3 号ロ 法第 15 条 法第 16 条第 2 項第 1 号イ及びハ並びに第 2 号 ( これらの規定を同条第 3 項 ( 同法第 19 条第 2 項において準用する場合を含む ) 及び同法第 19 条第 2 項において準用する場合を含む ) 法第 17 条第 2 項第 1 号ハ及び第 2 号 ( これらの規定を同条第 3 項 ( 同法第 20 条第 3 項 第 33 条第 5 項及び第 37 条第 8 項第 4 号において準用する場合を含む ) 同法第 20 条第 3 項 第 33 条第 5 項並びに第 37 条第 8 項第 4 号及び第 5 号において準用する場合を含む ) 法第 17 条第 4 項 ( 同法第 20 条第 3 項 第 33 条第 5 項及び第 37 条第 8 項第 4 号において準用する場合を含む ) 法第 106 条 法附則第 35 条 (2) 厚生年金保険法関係 法の規定を適用することにより支給する老齢厚生年金の加給 遺族厚生年金の中高齢寡婦加算又は経過的寡婦加算の額について 厚生年金保険法の規定による額にその者の有する厚生年金保険の被保険者期間老齢厚生年金の加給の受給資格要件たる期間を乗じて得た額とすることとする - 12 -
法の規定を適用することにより支給する障害厚生年金又は障害手当 金の額について 厚生年金保険法の規定による額に 1 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 G G+H G : 障害認定日の属する月までの被用者年金制度の被保険者等期間 H : 昭和 15 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間 又は 2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 G : 障害認定日の属する月までの被用者年金 G 理論的加入期間 制度の被保険者等期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後障害認定日の属する月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) 又は 3 ドイツとの協定の場合 G G+(300-G) G+H 300 G: 障害認定日の属する月までの被用者年金制度の被保険者等期間 H: 昭和 17 年 6 月から障害認定日の属する月までの相手国期間 を乗じて得た額とすることとする - 13 -
法の規定を適用することにより支給する遺族厚生年金の額について 厚生年金保険法の規定による額に 1 ベルギーとの協定又はフランスとの協定の場合 J J+K J: 死亡した者の有する被用者年金制度の被保険 者等期間 K: 昭和 15 年 6 月以後の相手国期間 又は 2 アメリカとの協定又はカナダとの協定の場合 J 理論的加入期間 J: 死亡した者の有する被用者年金制度の被保険者等期間理論的加入期間 : 昭和 36 年 4 月 1 日以後死亡した日の翌日の属する月の前月までの期間 (20 歳以上の期間に限る ) 又は 3 ドイツとの協定の場合 J J+(300-J) J+K 300 J: 死亡した者の有する被用者年金制度の被保険者等期間 K: 昭和 15 年 6 月以後の相手国期間 を乗じて得た額とすることとする 根拠法令条項 法第 31 条第 1 項及び第 2 項 ( これらの規定を同法第 37 条第 8 項第 3 号において準用する場合を含む ) 法第 32 条第 1 項ただし書 第 2 項第 1 号並びに同号イ及びハ 第 2 号並びに第 3 号及び同号ロ並びに第 5 項第 2 号 ( これらの規定を同条第 - 14 -
7 項 同法第 35 条第 2 項及び第 36 条第 2 項において準用する場合を含む ) 法第 33 条第 1 項ただし書並びに第 2 項第 1 号イ及びハ 第 2 号並びに第 3 号及び同号ロ ( これらの規定を同法第 37 条第 8 項第 1 号において準用する場合を含む ) 並びに第 4 項第 2 号 ( 同法第 37 条第 8 項第 2 号において準用する場合を含む ) 法第 34 条 4 被用者年金各法の規定による給付に係る調整に関する事項 二以上の被用者年金被保険者等であった期間を有する者であって 相手国期間中に初診日のある傷病による障害を有する者又は相手国期間中に死亡した者等であって二以上の被用者年金被保険者等であった期間を有するものについては 障害給付又は遺族給付を支給しようとする際 法第 94 条から第 98 条までの規定により いずれの被用者年金制度に係る規定を適用することとするかを調整することとしている 政令においては (i) 相手国期間中に初診日のある傷病に相当するものとして アメリカとの協定に関して初診日が合衆国納付条件に該当する傷病を規定すること等とし また (ii) 相手国期間中に死亡した者に相当する者として アメリカとの協定に関して死亡した日が合衆国納付条件に該当する者を規定すること等とする 根拠法令条項 法第 94 条第 1 項及び第 4 項 法第 95 条第 2 項 ( 同法第 98 条第 1 項及び第 2 項において読み替えて準用する場合を含む ) 法第 97 条第 1 項及び第 2 項 - 15 -
5 不服申立てに関する事項等 法第 100 条の規定において 国民年金法及び厚生年金保険法の規定による審査請求又は再審査請求について 相手国法令の規定により同種の請求を受理することとされている相手国実施機関等を経由して行うことができることとしているが この規定については (i) 保険期間の通算を行っている社会保障協定に係る場合に適用し また (ii) 相手国法令については 年金給付に係る法令に限ることとする 日本側保有機関は相手国側保有機関からの要請に基づいて (i) その保有する情報を相手国法令の規定の実施のために必要と認められる場合であって本人若しくは遺族の利益になるとき又は同意が得られるときに限って提供できることとし また (ii) 当該提供した情報の内容及び提供した目的について 本人又は遺族が書面により開示請求できることとされているが この規定についてはドイツとの協定に係る場合に適用することとする 法第 103 条において 相手国年金の受給権者等であって日本国籍を有するものについて 市町村長が条例の定めるところにより無料で戸籍事項の証明を行うことができることとされているが この規定については保険期間の通算を行っている社会保障協定に係る場合に適用することとする 根拠法令条項 法第 100 条第 1 項 法第 102 条第 2 項及び第 3 項 法第 103 条 6 施行期日この政令は 法の施行の日 ( 平成 19 年度中を予定 ) から施行することとする - 16 -