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1 目 次 根拠条文について 本書の根拠条文において使用した略称の主なものは次のとおりです 国年法 国民年金法 国年法附 国民年金法附則 厚年法 厚生年 金保険法 厚年法附 厚生年金保険法附則 法附 国民年金法等の一部 を改正する法律 ( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則 法附平 ⑹ 国民年金法等の一部を 改正する法律 ( 平成 年法律第 95 号 ) 附則 法附平 ⑻ 厚生年金保険法等の一部 を改正する法律 ( 平成 年法律第 82 号 ) 附則 法附平 ⑼ 厚生年金保険法等の一 部を改正する法律 ( 平成 年法律第 82 号 ) 附則 法附平 (12) 国民年金法等の一 部を改正する法律 ( 平成 12 年法律第 18 号 ) 附則 法附平 (13) 厚生年金保険制度 及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等 を廃止する等の法律 ( 平成 13 年法律第 101 号 ) 附則 法附平 (16) 国民年金法等 の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 104 号 ) 附則 社会保障特例法 社会保 障協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律 ( 平成 19 年法律第 104 号 ) 機構法 日本年金機構法 ( 平成 19 年法律第 109 号 ) 国年令 国民年金法施行 令 厚年令 厚生年金保険法施行令 措置令 国民年金法等の一部を改 正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令 ( 昭和 61 年政令第 54 号 ) 措置令平 (16) 平成十六年度, 平成十七年度, 平成十九年度及び平成二十年度の国民年金制度及び 厚生年金保険制度並びに国家公務員共済組合制度の改正に伴う厚生労働省関係法令に関 する経過措置に関する政令 ( 平成 16 年政令第 298 号 ) 改定政令 国民年金法に よる改定率の改定等に関する政令 ( 平成 17 年政令第 92 号 ) 年金機能強化法 公 的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正す る法律 ( 平成 24 年法律第 62 号 ) 被用者年金一元化法 被用者年金制度の一元化 等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 24 年法律第 63 号 ) 国 年法等の一部改正法 国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律 ( 平成 24 年法律第 99 号 ) 持続可能性向上法 公的年金制度の持続可能性の向上 を図るための国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 114 号 ) また, 例えば 厚年法 1 とあるのは, 厚生年金保険法第 条第 項第 号で あることを示しています なお, 昭和 60 年第 34 号改正法等によって改正または廃止される前の各法令について は, 旧 の文字を附してあります 第 章 年金制度のしくみ 第 国民年金のしくみアハ ート 14 国民年金とは /14 保険料と基礎年金の費用 /21 保険者 /15 給付の種類 /30 被保険者 /16 国民年金基金 /32 基礎年金番号と年金手帳 農業者年金基金 /33 ( 国民年金手帳 )/19 年金額の改定方法 /34 第 厚生年金保険のしくみアハ ート 37 厚生年金保険とは /37 保険料 /47 保険者 /37 厚生年金基金 /50 適用事業所 /38 給付の種類 /52 被保険者 /39 被保険者期間 /54 標準報酬月額および標準賞与額 10 年金額の改定 ( 再評価率の改定 ) /44 方法 /56 第 一元化前の共済組合等のしくみアハ ート 60 組合員と加入期間 /61 掛金 /62 総報酬 ( 標準報酬月額と標準 給付の種類 /62 期末手当等の額 )/61 年金額 /65 第 章 国民年金と厚生年金保険の給付 第 老齢基礎年金および老齢厚生年金の受給要件と年金額アハ ート 68 Ⅰ 老齢基礎年金アハ ート68 老齢基礎年金の対象となるか /71 るか /93 必要な加入期間があるか /72 年金額はどう計算するか /95 ( 坑内員 船員の被保険者期間 /75, 付加年金を受けられる人は /100 共済組合期間の特例 /78, 沖縄の特 支給の繰上げ 支給の繰下げ 例 /85) /101 加入期間とは /86 振替加算はつくか /106 老齢基礎年金はいつから受けられ Ⅱ 老齢厚生年金アハ ート110 老齢厚生年金を受けられるか /115 定額部分と報酬比例部分はどう計算するか / 歳台前半の在職老齢年金の調整 /151 5

2 65 歳からの老齢厚生年金はどう計算するか /160 在職者が退職したとき,65 歳に達したとき /166 加給年金額はつくか / 歳台後半の在職老齢年金 /176 在職者が70 歳到達前に退職したとき /181 特例老齢年金を受けられるとき /184 第 障害基礎年金および障害厚生年金 ( 障害手当金 ) の受給要件と年 金額アハ ート186 Ⅰ 障害基礎年金アハ ート186 国民年金の被保険者期間中などに初診日がある場合 / 歳前に初診日がある場合 /192 障害基礎年金の額はいくらか /195 子の加算額はつくか /196 Ⅱ 障害厚生年金アハ ート198 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日がある場合 /201 障害厚生年金の年金額はどう計算するか /204 配偶者の加給年金額はつくか /208 障害等級表 /210 第 遺族基礎年金および遺族厚生年金の受給要件と年金額アハ ート213 Ⅰ 遺族基礎年金アハ ート213 国民年金の被保険者などが死亡した場合 /215 遺族基礎年金を受けられる遺族か /219 遺族基礎年金の額はいくらか /221 Ⅱ 遺族厚生年金アハ ート222 厚生年金保険の被保険者などが死亡した場合 /226 遺族厚生年金を受けられる遺族か /229 遺族厚生年金の額はどう計算するか /232 中高齢の加算はつくか /238 経過的寡婦加算 /240 特例遺族年金を受けられるとき /243 第 国民年金の寡婦年金および死亡一時金の受給要件と年金額アハ ート244 Ⅰ 寡婦年金アハ ート244 Ⅱ 死亡一時金アハ ート247 6 第 離婚時における厚生年金の分割アハ ート250 第 第 号被保険者期間における厚生年金の分割アハ ート256 第 日本国籍を有しない人に対する脱退一時金の支給アハ ート260 第 章 旧法による老齢給付 第 厚生年金保険法による老齢年金アハ ート264 必要な加入期間があるか /265 加給年金額はつくか /272 基本年金額はどう計算するか / 268 第 国民年金法による老齢年金アハ ート275 期間は一定期間以上あるか /277 老齢年金の額はどのように計 老齢年金はいつから受けられるか 算するか /282 /280 第 通算老齢年金アハ ート287 Ⅰ 通算老齢年金を受けられる条件アハ ート289 通算対象期間 /290 通算対象期間の計算 /291 通算対象期間の確認請求 /293 二つ以上の制度に加入しているとき /294 Ⅱ 通算年金の年金額はどのように計算するのかアハ ート302 厚生年金保険の通算老齢年金の額 /302 国民年金の通算老齢年金の額 /306 船員保険の通算老齢年金の額 /310 第 章 年金の請求, 支払, 支給停止等 第 年金の請求アハ ート312 受給要件を満たせば自動的にもらえるか /312 新法の年金の裁定はどこで行われるか /317 旧法の老齢年金の裁定はどこで行われるか /320 年金はいつからいつまで受けられるか /321 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達したとき 諸変更裁定 /323 第 年金の支払いアハ ート325 年金の支払日と支払額はどのようになっているか /325 7

3 年金の支払の通知方法はどうなっているか /327 第 年金の支給停止アハ ート330 支給停止の事由および内容 /330 年金額の改定 支給停止 受給権の消滅 ( まとめ )/338 第 年金の併給調整アハ ート346 国民年金の基礎年金と厚生年金保険の年金が受けられる場合 /346 障害基礎年金 障害厚生年金が受けられる場合 / 歳以上で遺族厚生年金と老齢給付が受けられる場合 /349 遺族厚生年金と遺族共済年金が受けられる場合 ( 一元化前 )/350 遺族給付を含む新法 旧法間の併給調整 /352 第 年金の受給権の消滅アハ ート354 第 年金と税金アハ ート359 第 不服の申立てアハ ート368 第 年金からの介護保険料の特別徴収アハ ート371 介護保険制度とは /371 介護保険料の年金からの特別徴収について /372 第 章年金請求の手続 年金請求者が行う届出一覧アハ ート376 Ⅰ 老齢給付 ( 基礎年金 厚生年金 ) の年金請求アハ ート378 老齢厚生年金 老齢基礎年金の繰上げ請求 /393 老齢基礎年金 老齢厚生年金の繰下げ請求 /395 Ⅱ 65 歳到達時の年金請求アハ ート396 Ⅲ 障害基礎年金の年金請求アハ ート400 Ⅳ 障害給付 ( 基礎年金 厚生年金 ) の年金請求アハ ート407 Ⅴ 遺族基礎年金の年金請求アハ ート415 Ⅵ 遺族給付 ( 基礎年金 厚生年金 ) の年金請求アハ ート426 Ⅶ 寡婦年金の年金請求アハ ート438 Ⅷ 死亡一時金の請求アハ ート443 Ⅸ 旧厚生年金保険 老齢年金の年金請求アハ ート445 Ⅹ 旧厚生年金保険 通算老齢年金の年金請求アハ ート455 ⅩⅠ 旧国民年金 老齢年金の年金請求アハ ート462 ⅩⅡ 旧国民年金 通算老齢年金の年金請求アハ ート466 第 章 年金加入期間確認請求 /471 年金請求書 ( 国民年金 厚生年金保険老齢給付 )( 事前送付用 )/474 年金請求書の添付書類 /489 年金受給者の手続 手続の要点アハ ート494 年金受給者が行う届出一覧アハ ート495 すべての年金に共通するもの /495 老齢給付 /496 障害給付 /501 遺族給付 /505 誕生月がきたとき /508 氏名を変えたとき /513 住所や年金の受取り先を変えるとき /515 年金を受けている人が死亡したとき /518 死亡した人の未払の年金 保険給付を受けようとするとき /520 年金証書をなくしたときなど /523 二つ以上の年金が受けられるようになったとき /524 新法年金を含めて二つ以上の年金受給権があるとき ( 年金の支払いが 日本年金機構と共済組合等の組合せの場合 )/524 年金の支払いがすべて日本年金機構から行われるものである場合 /530 受給権発生時の胎児が生まれたとき /535 加算額 ( 加給年金額 ) の対象者が死亡したときなど / 年金受給権者が雇用保険法等による給付が受けられるとき / 年金の支給停止事由がなくなったとき / 特別支給の老齢厚生年金の裁定年月日から特例支給開始年齢到達日まで 年未満の人および在職により同年金の全額が支給停止されている人が, 特例支給開始年齢から老齢厚生年金に加給年金額が加算されるようになっ たとき / 老齢厚生年金に加給年金額が加算されるようになったとき / 加算額 加給年金額の対象者である子が障害の状態となったとき / 特別支給の老齢厚生年金を受けることになった以後に老齢基礎年金の額 計算の基礎となる共済組合等の組合員または加入者であった期間がある人 が, その共済組合等を退職したときまたは60 歳に達したとき / 特別支給の老齢厚生年金を受けている人が老齢基礎年金の支給の繰上げ 請求をするとき / 特別支給の老齢厚生年金の受給権者であった人が老齢基礎年金 老齢厚 生年金を66 歳以後に65 歳からの支給を請求するとき / 特別支給の老齢厚生年金の受給権者であった人が老齢基礎年金 老齢厚 生年金の支給を66 歳以後に繰り下げて受けようとするとき / 老齢基礎年金の繰上げ支給を受けている人に老齢厚生年金の受給権がで きたとき / 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が, 被保険者でなく, かつ, 障害の 8 9

4 状態に該当することにより特例を請求するとき / 特別支給の老齢厚生年金の障害者特例に該当していた受給権者の障害の程度が軽くなったとき / 加給年金額対象者である配偶者が老齢 ( 退職 ) 障害の年金を受けられるようになったとき / 加給年金額対象者である配偶者が老齢 ( 退職 ) 障害の年金を受けられなくなったとき / 昭和 32 年 10 月前に第三種被保険者期間がある人の老齢厚生年金等の年金額の改定を請求するとき / 配偶者が被用者年金制度の老齢 ( 退職 ) 年金または障害年金を受けられるようになったため, 老齢基礎年金に振替加算が加算されるようになったとき / 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が, 額計算の基礎となる組合員期間が 240 月以上である退職共済年金等を受けられるようになったとき / 振替加算が加算された老齢基礎年金の受給権者が, 障害を支給事由とする年金給付を受けられるようになったとき / 障害給付を受けられるために老齢基礎年金の振替加算が支給停止されていたのが, 障害給付を受けられなくなったとき / 障害基礎年金 障害厚生年金の受給権者が, 生計維持関係にある配偶者または子を有するに至ったとき / 障害給付の受給者の障害の程度が重くなったとき / 障害給付の受給者が定められた程度の障害の状態に該当しなくなったとき / 労働基準法による障害補償を受けられるとき / 被保険者または被保険者であった人の死亡の当時胎児であった子が出生したとき / 遺族給付の受給者が婚姻したときなど / 遺族給付の受給権者の所在が 年以上不明のときなど / 遺族基礎 厚生年金の受給権がある子などが障害の状態になったとき / 遺族基礎年金を受けている子が父または母と生計を同じくするようになったとき / 歳以上で障害の状態であるため遺族厚生年金を受けていた人が,60 歳未満で障害の状態でなくなったとき / 共済組合等が支給する遺族年金の額に改定があったとき / 遺族年金の寡婦加算額を受けている人が他制度から老齢 ( 退職 ) 年金, 障害年金を受けられるようになったとき / 障害年金と同一支給事由の他の公的年金制度等の障害給付の額が改定されて支給停止額が変わるとき / 歳前障害の障害基礎年金, 裁定替えの障害 遺族基礎年金の受給者が旧法による年金給付を受けられるときなど /637 第 章 第 章 第 章 43 裁定替えの障害 遺族基礎年金の受給者が受けている旧法による年金給付の額の変更のため支給停止額が変更となるとき /639 旧公共企業体の三共済組合に係る経過措置 被保険者資格等に関する経過措置等 /642 年金給付の取扱い /647 老齢給付に関する経過措置 /652 障害給付に関する経過措置 /656 遺族給付に関する経過措置 /658 国共済法による給付に関する経過措置 /659 旧農林漁業団体職員共済組合に係る経過措置 被保険者資格等に関する経過措置等 /703 年金給付の取扱い /706 老齢給付に関する経過措置 /707 障害給付に関する経過措置 /709 遺族給付に関する経過措置 /711 旧農林共済法による給付に関する経過措置 /712 社会保障協定による特例措置 第 社会保障協定の概要アハ ート 718 第 社会保障協定による被保険者の取扱いアハ ート 722 第 社会保障協定による給付の取扱いアハ ート 730 第 10 章 一元化前の共済組合等と恩給の給付 第 一元化前の共済組合等の年金給付アハ ート 752 退職共済年金に必要な加入期間があるか /753 年金を受けられる年齢か /758 退職共済年金の年金額はどのように計算するか /762 従前の退職年金の年金額はどのように計算するか /773 障害共済年金は受けられるか /779 障害共済年金の年金額はどのように計算するか /780 障害一時金 /785 遺族共済年金は受けられるか /787 遺族共済年金の年金額はどのように計算するか /790 従前の遺族年金の年金額はどのように計算するか / 退職共済年金等の受給権者が厚生年金保険の被保険者等となったとき / 過去に受けた退職一時金等の返還 /

5 第 恩給のしくみと給付アハ ート807 恩給制度のしくみ /807 各種恩給の給与条件とその金額 /819 恩給の改定, 停止, 消滅など /837 恩給の請求手続など /843 第 11 章 年金相談先一覧 日本年金機構 ( 本部 事務センター )/848 日本年金機構 ( 年金事務所 )/849 街角の年金相談センター一覧 /859 地方厚生局 /863 ねんきんダイヤル /864 共済組合等 /866 恩給 /867 厚生年金基金 /867 国民年金基金 /867 付録 ( 付録 ) 年金記録問題と特例措置 /870 年金記録問題について /870 ねんきん特別便 /876 加入記録が年金給付に結びつく例 /878 年金時効特例法について /881 年金記録の訂正請求手続について /886 遅延加算金法について /889 厚生年金特例法について /890 ねんきん定期便 /892 延滞金軽減法について / 保険料の後納と特定期間の保険料納付 / 特定事由に係る特例保険料の納付申出 /899 ( 付録 ) 被用者年金一元化による主な改正点と経過措置 /902 ( 付録 ) 持続可能性向上法 による主な改正点/931 ( 付録 ) 受給資格期間の短縮について /

6 老齢基礎年金 ( 資格期間 ) 必要な加入期間があるか 留意点 72 * 平成 29 年 月からは受給資格期間が10 年に短縮されます 老齢基礎年金を受けるためには, 原則として, 保険料を納付した期間と免除された期間を合算した期間が10 年 ( 平成 29 年 月までは25 年 ) 必要ですが, 次のいずれかに該当する場合は, この受給資格期間を満たしたものとされる経過的な措置が設けられています ⑴ 昭和 年 月 日以前に生まれた人の特例 昭和 年 月 日以前に生まれた人は, その生年月日に応じて, 保険料納付済期間と保険料免除期間 ( 学生の納付特例期間および若年者の納付猶予期間を除く ) とを合算し, 次に掲げる期間以上あれば, 老齢基礎年金が受けられます ( 法附 121 ) 昭和 年 月 日以前に生まれた人アハ ート21 年昭和 年 月 日から昭和 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート22 年昭和 年 月 日から昭和 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート23 年昭和 年 月 日から昭和 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート24 年 * この特例は, 平成 29 年 月からは, 老齢基礎年金の資格期間をみるうえでは適用する必要がなくなります ⑵ 被用者年金制度の加入期間の特例 被用者の年金制度の加入期間 ( 厚生年金保険 船員保険の被保険者期間, 共済組合等の加入期間 ) のある人は, その生年月日に応じて, 被用者の年金制度の加入期間が次に掲げる期間以上あれば, 老齢基礎年金が受けられます ( 法附 ) 昭和 27 年 月 日以前に生まれた人アハ ート20 年昭和 27 年 月 日から昭和 28 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート21 年昭和 28 年 月 日から昭和 29 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート22 年昭和 29 年 月 日から昭和 30 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート23 年昭和 30 年 月 日から昭和 31 年 月 日までの間に生まれた人アハ ート24 年 ⑶ 厚生年金保険の中高齢者の特例 厚生年金保険の被保険者期間のある人は, その生年月日に応じて,40 歳 ( 女子と坑内員 船員は35 歳 ) に達した月以後の被保険者期間が次に掲げる期間以上あれば, 老齢基礎年金が受けられます 73

7 老齢厚生年金 ( 受給資格 ) 支給開始年齢の引上げに伴う繰上げ支給の老齢厚生年金の創設平成 12 年の法律改正による特別支給の老齢厚生年金 ( 報酬比例部分 ) の支給開始年齢の引上げに伴い, 老齢厚生年金の繰上げ支給制度が設けられることと なりました < 繰上げ支給の老齢厚生年金 > 昭和 36 年 月 日以後生まれの人 ( 女子, 坑内員 船員は昭和 41 年 月 日 以後生まれの人 ) の繰上げ支給の老齢厚生年金の年金額は,60 歳から 64 歳まで の請求時の年齢に応じて, 本来の老齢厚生年金の年金額から, 政令で定める額 を減じた額とされます ただし, 加給年金額は, 受給権者が 65 歳に達するまで は加算されません ( 厚年法附 の ) なお, この老齢厚生年金の繰上げ支給を請求する人は, 同時に老齢基礎年金 の繰上げ支給を請求することになります ( 厚年法附 の 2) 報酬比例部分のみの特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢 ( 特例支給開始年 齢 ) が, 生年月日に応じて 61 歳から 64 歳までの間に引き上げられますが, これ らの人は, 特例支給開始年齢に到達する前に, 経過的に 60 歳から老齢厚生年金 の繰上げ支給を請求することができます ( 厚年法附 13 の 1) 経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金の年金額は,60 歳から 64 歳までの請求時 の年齢に応じて, 本来の年金額から, 政令で定める額を減じた額とされます 経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金を請求する人は, 同時に老齢基礎年金の 繰上げ支給を請求しなければなりません この場合, 老齢基礎年金の繰上げは, 次の障害者 長期加入者または坑内員 船員に該当する場合を除いて, 全部繰上げとなります 具体的には, 老齢基礎年金および老齢厚生年金の年金額は, 次の計算式で算 出した額となります ( 国年法附 の 4, 国年令 12 の, 厚年法附 13 の 4, 厚年令 の の ) この場合, 繰上げ支給の老齢基礎年金の年金額と繰上げ支給の老齢厚生年金 の年金額はそれぞれ次の計算式で算出した額となります ( 国年法附 の 4, 国年令 12 の, 厚年法附 の 4, 厚年令 の ) 繰上げ支給の老齢基礎年金額 =( 老齢基礎年金額 ) ( 老齢基礎年金額 ) * 繰上げ支給の老齢厚生年金額 =( 老齢厚生年金額 ) ( 老齢厚生年金額 ) 2= 繰上げ請求月から 65 歳到達の前月までの月数 * 経過的加算 (161 頁参照 ) が加算される場合は, 減額する老齢厚生年金額の中に経 過的加算を加算して計算し, 経過的加算そのものは減額されずに加算されます < 経過的な繰上げ支給の老齢厚生年金 > 昭和 28 年 月 日から昭和 36 年 月 日までの間に生まれた人 ( 女子, 坑内員 船員は昭和 33 年 月 日から昭和 41 年 月 日までの間に生まれた人 ) は, 126 繰上げ支給の老齢基礎年金額 =( 老齢基礎年金額 ) ( 老齢基礎年金額 ) 報酬比例部分の年金額 =( 報酬比例部分の年金額 ) {( 報酬比例部分の年金額 )+( 経過的加算額 )} 1= 繰上げ請求月から特例支給開始年齢到達の前月までの月数 2= 繰上げ請求月から65 歳到達の前月までの月数 * 経過的加算の減額分は, 報酬比例部分から減額され, 経過的加算そのものは減額されずに加算されます < 繰上げ調整額が加算される人 > 障害者 長期加入者または坑内員 船員で, 定額部分と報酬比例部分とを合わせた額の特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢が61 歳から64 歳に引き上げ 127

8 老齢厚生年金 ( 定額部分と報酬比例部分 ) としますと, S (n +n )+S n 平均標準報酬月額 = n +n +n となります このような計算方法をとるのは, 一度会社を退職し, 低額の給料で再就職し た場合に年金額が下がるのを防ぎ, 低い給料で再就職した場合でも, 再就職以 後の期間に見合う年金が上乗せされるようにするためです 総報酬制導入後の平均標準報酬額 平成 15 年 月から, 総報酬制が導入されることになり, 総報酬制導入後の年 金額の計算は, 総報酬制導入前の被保険者期間分と総報酬制導入後の被保険者 期間分とに分けて計算することになります その場合, 総報酬制導入後の被保 険者期間分, つまり平成 15 年 月以後の被保険者期間分の報酬比例の年金額の 計算は, 平均標準報酬額に, 生年月日に応じた給付乗率と平成 15 年 月以後の 被保険者期間とを乗じることになります この平均標準報酬額は, 平成 15 年 月以後の被保険者期間の計算の基礎とな る各月の標準報酬月額と標準賞与額をそれぞれ再評価率によって再評価したう えで合計し, これを平成 15 年 月以後の被保険者期間の月数で除して得た額と なります ( 厚年法 431) なお, 平均標準報酬額を算出する場合には, 標準報酬月額および標準賞与額 を受給権者の区分に応じて定められた再評価率 ( 頁参照 ) によって再 評価したうえで算出することになります ( 厚年法附 17 の 1) < 従前額の保障等の場合の再評価率 > 従前額の保障および給付額の計算に関する経過措置によって報酬比例部分の 年金額を計算する場合には, 平成 年改正時の再評価率を使用して平均標準報 酬月額および平均標準報酬額を算出することになります なお, 従前額保障等により, 平成 年改正時の再評価率を使用する場合には, 平成 17 年 月以後の再評価率は, 前年度の再評価率を前年の物価変動率に 年 度前の賃金変動率を乗じて得た率で除して得た率を基準にして, 政令で定めら れることになります ( 法附平 ⑿ 別表第 ) 136 ⑴ 再評価率一覧 1 厚生年金保険の被保険者であった期間 ( 厚年法別表 ( 第 43 条第 項関係 )) 生年月日昭 昭 昭 昭 昭 被保険者期間 昭 以前 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 昭 平元 平元.12 平 平 3. 4 平 平 4. 4 平 平 5. 4 平 平 6. 4 平 平 7. 4 平 平 8. 4 平 平 9. 4 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平 平

9 障害基礎年金 ( 支給要件 ) 第 障害基礎年金および障害厚生年金 ( 障害手当金 ) の受給要件と年金額 国民年金の被保険者期間中などに初診日がある場合 Ⅰ 障害基礎年金 障害基礎年金の受給要件国民年金の被保険者期間中などに初診日がある場合国民年金の被保険者期間中, または被保険者の資格を失った後でも60 歳以上 65 歳未満で日本国内に住んでいる間に初診日のある傷病によって, 初診日から 年 ヵ月たった日あるいは 年 ヵ月たたない間になおった日 ( ともに障害認定日といいます ) に, 級または 級の障害の状態にある場合は, 障害基礎年金が支給されます ただし, 初診日前に国民年金の保険料を納めなければならない期間がある場合は, 一定の保険料納付要件を満たしていなければなりません ( 国年法 30) 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日がある場合 (65 歳未満 ) 厚生年金保険の被保険者期間中に初診日のある傷病によって, 障害認定日に, 級 級の障害の状態にあれば, 障害基礎年金が支給されます 20 歳前に初診日がある場合 20 歳前に初診日がある場合には,20 歳に達したとき ( 障害認定日が20 歳以後のときは障害認定日 ) に, 級または 級の障害の状態にあれば, 障害基礎年金が支給されます ( 国年法 30の12) 障害基礎年金の年金額 < 級障害の場合 > 974,125 円 ( 月額 81,177 円 )+ 子の加算額 < 級障害の場合 > 779,300 円 ( 月額 64,941 円 )+ 子の加算額 ( 国年法 33 33の1) 子の加算額は, 人目 人目の子 ( 人につき )224,300 円, 人目以降の子 ( 人につき )74,800 円です

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