国立女性教育会館の機能と取り組み

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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

第 1 部 施策編 4

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

平成23年9月29日WG後修正

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学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

資料1 第1回会議のポイントについて

スライド 1

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

第1表 概算要求額総表

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

TSRマネジメントレポート2014表紙

/ 女性面元編集長石塚由紀夫さんの解説とともにご紹介します ぜひ ご覧ください! 視聴はこちらから ( 政府インターネットテレビ ) 関連リンク : 女性が輝く先進企業表彰

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

2016年度 事業計画書(第一次補正)

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政策評価書3-3(4)

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)


項目 事業所管部局による点検 改善評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 本施策は 男女共同参画社会基本法に掲げる男女共同参画社会の形成の促進という目標に向け 第 次男女共同参画基本計画により実施が求められている事業であり かつ 成長戦略の中核に女性活躍が位置付

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2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

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Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

「標準的な研修プログラム《

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

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研究内容 2016 年 9 月時点 自治体の協力を得つつ 国立教育政策研究所や外部の研究者 有識者により実証研究を実施 関連施策の費用と効果について把握 分析 研究テーマ実施主体研究内容 ( 学力 非認知能力等 ) 国立教育政策研究所 埼玉県 大阪府箕面市等 国立教育政策研究所等 都道府県 :6 程

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

資料 3 全国精神保健福祉センター長会による自殺予防総合対策センターの業務のあり方に関するアンケート調査の結果全国精神保健福祉センター長会会長田邊等 全国精神保健福祉センター長会は 自殺予防総合対策センターの業務の在り方に関する検討チームにて 参考資料として使用されることを目的として 研修 講演 講

中央労働災害防止協会発表

働き方の現状と今後の課題

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

文部科学省では 被災者の生活再建に関連して 就学援助のほか 教員やスクールカウンセラー ボランティアの配置を充実することにより 子供たちの学習支援や心のケアに向けた対応を行っています 被災児童生徒就学支援等事業 (H30 予算額 ( 案 ) 52 億円 (H29 予算額 62 億円 )) 東日本大震

自己点検・評価表

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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①CSの概要

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平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

01 【北海道】

求められる整理編

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1 目 次

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省所管      東日本大震災復興特別会計歳入歳出予算補正予定額各目明細書

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岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

平成18年度 女性と生涯学習財団事業報告書

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

科学技術の状況に係る総合的意識調査(定点調査)」調査票にかかるQ&A

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

Microsoft Word - 02_福利厚生会260910

事務連絡 平成 26 年 4 月 23 日 各実施機関実施責任者殿 各実施機関事務連絡担当者殿 文部科学省科学技術 学術政策局 人材政策課 科学技術人材育成費補助金により雇用する研究者等に係る人件費の取扱いについて 旧科学技術振興調整費 ( 以下 旧調整費 という ) の課題を実施する研究者等の人件

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

【資料2】社会教育主事講習の見直しについて【派遣社会教育主事制度とその現状】

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

1) すべての子供達に 心のバリアフリー の指導を 2020 年以降順次実施される学習指導要領改訂において 道徳や体育 図工 美術 音楽などにおける障害者理解を図る 心のバリアフリー の指導や教科書等の充実 [ 文部科学省 ] ( 調整中 ) これらの指導がクロスカリキュラム中で自分事として受け止め

平成18年度標準調査票

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1 教育研修費用総額と従業員 1 人当たりの教育研修費用 (1)1 社当たりの教育研修費用総額 1 社当たりの教育研修費用総額は 2014 年度は予算額 5,458 万円 ( 前回調査 5,410 万円 ) 同実績額 4,533 万円 ( 同 4,566 万円 ) であり 2015 年度は予算額 5

施策吊

⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

図書館の自己評価、外部評価及び運営の状況に関する情報提供の実態調査08

活動状況調査


スライド 1

農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

第3節 重点的な取り組み

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25 周年を迎えたコミ協の新たな取組 について ( 報告 ) 20 周年に向けての見直し検討報告書 に明示された方策等の推進状況を企画総務部会で精査したところ そのほとんどが既に実施もしくは改善されていることがわかった ついては これらの事業は引き続き実施することとし 新たに 地域コミュニティ が抱

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

Microsoft Word - ★調査結果概要3.17版new.doc

Transcription:

国立女性教育会館の機能と女性センターの役割について 独立行政法人国立女性教育会館理事長内海房子 2013,11,13

本日のアウトライン 1. 国立女性教育会館の機能と役割 2. 男女共同参画センターに求められる役割 2

国立女性教育会館の機能 教育 学習支援事業 研修事業 2 喫緊の課題に関する先駆的調査研究及び研修の実施 4 国内の関係機関との連携協力 1 男女共同参画を推進する基幹的指導者の育成 男女共同参画社会の実現 5 国際連携事業 3 男女共同参画に関する調査研究の成果や資料 情報の提供 6 男女共同参画に対する理解の促進 利用の促進 情報事業 海外の関係機関との連携協力 3 調査研究事業 3

国立女性教育会館 (NWEC) が考える我が国の男女共同参画社会の実現方策 海外 国内 女性リーダー育成 に関するネットワーク 知見の蓄積 男女共同参画社会の実現 = 男女が共に生きやすい社会 人権の尊重 個性と能力の発揮 政治的 経済的 社会的 文化的利益の享受 社会的責任を担う機会を得る NWEC 男女共同参画推進機関 Center of Centers 1 教育 学習支援事業 2 研修事業 3 調査研究事業 4 情報事業 5 国際連携事業 連携 支援 男女共同参画推進のための 各組織 機関における管理職 リーダーの研修 学習プログラム提供 講師派遣 情報 資料の提供 女性関連施設 : 全国 380 機関対象 : 地域住民 事業主 連携 協働 202030 の実現 各組織 機関の意思決定部門に参画する女性リーダーの育成 組織 機関のトップの意識改革 組織 機関の男女共同参画推進リーダーへの支援 組織 機関の職員 ( 女性 男性 ) の意識啓発 組織 機関の関係者 ( 利用者 学生等 ) の意識啓発 ネットワーク活かした他機関との連携 協働による事業の実施 企業 対象 : 管理職 社員 大学 高専 学校対象 : 管理職 教職員 研究者 学生 生徒 児童 国内 海外の情報 資料の収集 発信 中央省庁 独立行政法人対象 : 管理職 職員 地方公共団体対象 : 組織内管理職 職員 地域住民 事業主 女性団体 NPO 対象 : 地域住民 企業 国 連 海外協定機関 情報提供 協力 連携 4

女性関連施設 地方公共団体 団体リーダーのための男女共同参画推進研修 男女共同参画推進に向け 1 女性関連施設 2 地方公共団体 3 団体等の 3 者が抱える課題を共有し 連携 協働関係による解決を促す 第 3 次男女共同参画基本計画 を地域で実現している先進事例を共有 関係省庁担当者からの施策報告と 参加者も交えた質疑応答から 男女共同参画に関する国の方向性など最新の動向を情報提供 全日程を通じて 全国からの参加者同士の情報交換やネットワークづくりを支援 主なプログラム内容 (25 年度 ) 講義 情報提供 ( 国際的視野から ) 施策説明 ( 内閣府 文部科学省 厚生労働省 ) コース別ワークショップ 情報交換会 取扱いテーマ 男女共同参画をめぐる国内外の動向 組織マネジメント力の向上 官官 官民 多様な団体との連携 人材 施設 財源など地域資源の活用 国連婦人の地位委員会に関する報告など国際的な取り組みの動向についての報告 講義 情報交換会では 女性センター 行政 団体の担当者がそれぞれの抱える課題について語り 知見を広めながら 解決へ向か 5 うネットワークを構築 5

大学等における男女共同参画推進セミナー 国際競争力を維持 強化し 質の高い研究を進めていくためには 男女を問わず多様な研究者の育成が不可欠 日本の学問 研究者の男女共同参画は他国に比し極端に遅れている 大学 公的研究機関等の意思決定組織に所属する教職員等を対象に 高度で専門的な研修を実施 H25 年度は11 月 28 日 ( 木 )~29 日 ( 金 ) に実施 なぜ大学における男女共同参画が必要なのか について講義 主なプログラム内容 (24 年度 ) 講義 情報提供 ( 国際的視野から ) 施策説明 ( 文部科学省より ) 先進国の取組例紹介 ( ドイツ 韓国等 ) ベストプラクティス研究 ( 企業の取組み ) ワークショップ 取扱いテーマ ワークライフバランス推進の具体的取組 女性研究者の研究力アップ 男女共同参画意識の学内への浸透 課題の共有化 6

企業を成長に導く女性活躍促進セミナー 企業における女性の活躍促進を図るためには トップに代表される企業内リーダーの意識改革が不可欠 企業経営者 役員 管理職 現場で活躍する女性リーダー等を対象に 女性の活躍を促進することの意義や ダーバーシティや男女共同参画の本質について学習するセミナーを実施 平成 24 年 12 月からこれまで4 回実施 県の経営者協会とも共催 参加者からは 他企業の取り組みについての情報を得たり ネットワークを構築できる貴重な機会であるとの評価 これまでの議論から 女性の活躍を推進するためには 女性支援政策の充実よりも長時間残業の是正が効果的であることが指摘摘されている 7

らんざん会議 (H25.8.24) 男女共同参画の推進のためには 女性センター 団体 学校 大学 企業 自治体が横断的に取り組む必要がある NWEC はナショナルセンターとして それぞれの分野でこの問題に取り組むリーダーが一同に会し 共通する課題を探り 問題解決につながるネットワークの在り方について考えるための会議を開催 組織で元気に活動する女性は多いが 組織の意思決定に関与する女性が構成員のバランスに比して極めて少ないことが分野を超えた共通の課題であることが明らかとなった 8

調査研究の成果や資料 情報の提供等 (1) 調査研究の実施 1 女性関連施設の実態調査 2 大学内における男女共同参画の推進 3 男女共同参画と男性 4 ジェンダー統計 成果は HP や専用サイト ( 男女共同参画と男性 ) 等で普及印刷物 ( 男女共同参画ニュースレター ) による配信も (2) 全国的な資料 情報の収集 提供 1 女性教育情報センター 男女共同参画に関する国内外の情報を収集 2 図書のパッケージ貸し出し 34 機関へ 6,500 冊を貸出し 北海道から沖縄まで全国的展開 3 女性情報ポータル Winet ( ウィネット ) 年間 30 万件近いアクセス (3) 女性アーカイブ 1 企画展示 建築と歩む ( 大学 企業等 7 機関と連携 ) を実施 2 女性情報アーキビスト養成研修 ( 入門 + 実技コース ) の実施 3 NWEC 災害復興支援女性アーカイブ を公開 9

女性関連施設の指定管理者導入施設に関する調査ー 1 1. 課題意識に対する調査結果 平成 23 年度 全国の女性関連施設 357 施設を対象として調査を実施 ( 有効回答数 269 うち指定管理導入は 72) 指定管理者としての課題について一番多かったのは 職員の専門性育成 で 46 施設 (63.0%) 以下 指定管理者としての継続性 施設 設備の整備 予算の減少 職員のモチベーションアップ 地域との連携 が 5 割以上であった 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 職員の専門性育成指定管理者としての継続性施設 設備の整備予算の減少職員のモチベーションアップ地域との連携事業の継続性施設の経営政策調整労務管理担当課との関係 37.0 35.6 35.6 31.5 63.0 58.9 57.5 56.2 53.4 52.1 49.3 10

女性関連施設の指定管理者導入施設に関する調査 -2 2. 課題意識が上位だったものに関する記述 ( 指定管理施設が実施している対策や意見等 ) (1) 職員の専門性育成 対策として ほとんどの施設が 各種研修への積極的な参加 を挙げている スタッフの不足 経費削減によるパート社員増員など専門性育成の余裕がないとの回答も多数 (2) 指定管理者としての継続性 契約を継続するために 情報収集 事業の自己評価システム 実績の積み上げなどを努力 一方 契約期間が限定されているため 投資的経費の導入ができないといった声もあった (3) 施設 設備の整備 施設を所管する自治体の担当者と情報を共有し予算確保するなどの努力 一方 老朽化しているにもかかわらず長期的な修繕予算が付かずその場凌ぎで対応という声も (4) 予算の減少 対策として 経費節減 利用料収入の増加 外部資金の導入 に努めている施設が多い (5) 職員のモチベーションアップ 対策として 研修への参加 職員間の情報共有 を実施している施設が複数あった しかし 指定管理料が減額になる中 長期的に雇用している職員のベースアップができないことがモチベーションを保つ上での課題となっているとの声も (6) 地域との連携 出前講座の実施 大学 企業 他機関との協働事業の実施 が多い 町内会長を運営委員に任命 地域連携ネットワークに参加 男女共同参画を推進 啓発している登録グループには特に情報提供を行うなど 研修会等が積極的にできるよう支援 といった取り組みもみられた 11

都道府県の男女共同参画センターに求める役割 地域の男女共同参画推進の拠点としてのセンター 1 住民に対する意識啓発 1 男女共同参画社会の意味 意義や具体的なイメージ 2 男女共同参画社会基本法 男女共同参画推進条例について 3 組織 機関の意思決定部門に参画する女性リーダーの必要性 (202030の達成) 2 地域内の男女共同参画を推進する人材育成 研修の実施 1 地域内の各組織 機関の意思決定部門へ参画する女性リーダーの育成 2 地域内の各組織 機関 ( 市の男女共同参画センターを含む ) の男女共同参画の推進リーダーの育成 3 都道府県内の市区町村の幹部職員 男女共同参画担当職員 その他職員 に対する研修の実施 12

3 地域内の連携 協働の推進 1 行政 大学 学生 企業 NPO 住民等と連携 協働し 男女共同参 画に関する課題解決に向けた情報交換や事業の実施 13

NWEC 災害復興支援女性アーカイブ 女性アーカイブの情報等を共有する全国の女性関連施設とのネットワークを活かし 各地の女性関連施設に保存された女性の視点での災害復興支援活動記録を一元的に収集 保存 管理 公開する仕組みを構築 各地の女性関連施設が果たしている災害復興支援活動の記録の散逸を防ぐとともに 全世界へ発信 http://w-archive.nwec.jp/saigai 検索結果一覧 トップ画面 検索 最新の登録データ 14