Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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プレゼンテーションタイトル

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

 

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公共工事における予定価格設定時の 歩切り に関する調査の結果について 平成 27 年 4 月 28 日総務省国土交通省 昨年 6 月の公共工事の品質確保の促進に関する法律 ( 平成 17 年法律第 18 号 以下 公共工事品質確保法 という ) の改正により 予定価格の適正な設定が発注者の責務として

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( 図表 1) 特別養護老人ホームの平米単価の推移 ( 平均 ) n=1,836 全国東北 3 県 注 1) 平米単価は建築工事請負金額および設計監

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平成 22 年第 2 四半期エイズ発生動向 ( 平成 22(2010) 年 3 月 29 日 ~ 平成 22(2010) 年 6 月 27 日 ) 平成 22 年 8 月 13 日 厚生労働省エイズ動向委員会


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平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

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イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

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別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 :

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Transcription:

社会保険加入促進計画の推進状況について 平成 27 年 1 月 19 日 一般社団法人全国建設業協会 Ⅰ 取組み強化キャンペーンの実施 目的 全建社会保険加入促進計画 の推進及び 適切な賃金水準の確保 の趣旨の徹底イ. 取組み強化セミナー等の実施都道府県協会関係者に対してセミナーを開催 全建協議員会において国土交通省労働資材対策室長の講話( 平成 2 5 年 9 月 19 日 ( 木 )) 全国建設労働問題連絡協議会においてセミナーを実施( 平成 25 年 11 月 5 日 ( 火 )) 全国専務理事 事務局長会議において説明会を実施( 平成 26 年 3 月 25 日 ( 火 )) ロ. 取組み強化キャラバンの派遣全建の役職員が都道府県協会を訪問して要請 実施済 宮城県協会 (25 年 8 月 19 日 ) 茨城県協会(8 月 26 日 ) 秋田県協会 (8 月 26 日 ) 埼玉県協会(8 月 28 日 ) 香川県協会(8 月 29 日 ) 神奈川県協会 (9 月 2 日 ) 山口県協会(9 月 4 日 ) 山梨県協会(9 月 6 日 ) 三重県協会(10 月 17 日 ) 岐阜県協会(10 月 31 日 ) 大分県協会 (11 月 7 日 ) 沖縄県協会(11 月 8 日 ) 富山県協会 (11 月 13 日 ) 高知県協会 (11 月 15 日 ) 兵庫県協会(12 月 6 日 ) 福井県協会(12 月 6 日 ) 福井県協会(12 月 13 日 ) 長崎県協会(26 年 1 月 16 日 ) 愛知県協会 (2 月 20 日 ) 新潟県協会(5 月 22 日 ) 熊本県協会(6 月 3 日 ) ハ. 取組み相談窓口の設置全建労働部に取組み強化キャンペーンに係る相談窓口を25 年 7 月 26 日に設置ニ. 取組み強化キャンペーンのホームページの開設全建ホームページに開設 1

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事設計労務単価を引き上げ 建設業界に対して適切な賃金水準の確保や社会保険等への加入の徹底を要請 全建は この要請に対してどのような課題があるかを把握し今後の取組みの基礎資料とするために 8 月に各都道府県協会のそれぞれ30 社を無作為に選定しアンケート調査を実施調査結果を平成 25 年 9 月 27 日に公表さらに平成 26 年 8 月に各都道府県協会のそれぞれ30 社を無作為に選定して 将来の地域建設産業の担い手確保 育成のための行動指針 策定のためのアンケート ( ベースを含む ) 調査を実施 調査結果を10 月 3 日に公表 Ⅲ 本年 2 月に策定する 将来の地域産業の担い手確保 育成のための行動指針 に社会保険の加入促進を盛り込む予定 (17 年 1 月 13 日担い手確保 育成 WGで議論 ) (1) 民間建築工事についても記載予定 (2)27 年 2 月 20 日理事会で行動指針を策定予定 2

将来の地域建設産業の担い手確保育成のための行動指針 策定のためのアンケート調査の結果概要 調査の結果は以下の通り 1 国等の公共工事設計労務単価の引上げ等を踏まえた賃金水準の確保については 1 の約 9 割は従業員の賃金引上げの動きを示している 2 下請企業と契約する際の労務単価についても約 8 割が引上げの動きを示している 2 社会保険の加入状況については のすべて の9 割以上が加入しており ベースで見ても約 8 割以上が加入している 1 の8 割以上が 下請企業に対し社会保険への加入指導を実施 23 保険別の加入状況は 健康保険 は 100% は 93.4% が加入 の加入は 82.8% 年金保険 は 100% は 92.5% が加入 の加入は 81.0% 雇用保険 は 100% は 92.9% が加入 の加入は 75.8% 注 1 は代表的な現場を施工体制台帳で把握したもの 注 2 雇用保険の 未加入 には 個人経営者 会社の役員等 雇用保険の対象とならない者が含まれている 3 標準見積書については 1 の約 7 割が標準見積書の提出指導を行っており その約 4 割が すでに活用 約 5 割が 提出されれば尊重している と回答している 2 下請企業への指導を行っていないもそのほとんどが 提出されれば尊重する としている 4 週休 2 日制については 1 変形労働時間制を含めの約 2 割以上が週休 2 日制を実施している また 約 5 割のが隔週 2 日など一部実施を行っている 2 週休 2 日制を定着させるための条件としては 適正な工期 を挙げるものが最も多かった 5 重層下請については 1 下請次数が3 次以下のが全体の約 9 割を占め 全体の約 3 分の2は2 次以下となっている 2 重層下請の解消のための条件としては 適切な下請業者への発注 受注量の平準化 人員確保 などが挙げられている 以上 3

将来の地域建設産業の担い手確保 育成のための行動指針 策定のためのアンケート調査結果 賃金水準の確保について 引上げ済み及び予定は約 9 割 引上げ済み及び予定は約 8 割 従業員の賃金の状況 下請企業と契約をする際の労務単価の状況 0.9% 0.5% 12.6% 6.1% 10.8% 69.5% 20.6% 最近 基本給を引上げた一時金のみを引上げた 59.1% 19.8% 引上げを予定している引上げる予定はない引下げた 最近 引上げた引上げを予定引上げ予定はない引下げた 週休 2 日制の普及状況 重層下請けの状況 週休 2 日制が実施できているは約 2 割一部実施は約 5 割 下請次数は 3 次までが 9 割 過半は 2 次まで 30% 週休 2 日制の普及状況下請次数の状況 4% 1% 7% 6% 実施している 15% 23% 変型労働時間制で実施して 26% いる一部実施している 48% 実施していない その他 40% 下請けはない 1 次まで 2 次まで 3 次まで 4 次まで 適正な工期がネック下請業者及び受注がネック 週休 2 日制を定着させるための条件 行き過ぎた重層下請け構造を解消するために必要な条件 適正な工期 402 適切な下請業者への発注 91 労務単価 諸経費のアップ受注量の平準化人員確保賃金体系の見直し適切な予算 積算 138 134 101 72 40 受注量の平準化人員確保国 自治体等の援助 指導労務単価 諸経費のアップ 90 86 84 61 法改正 規則改正 21 ( 回答数 ) 一次下請けの指導 52 ( 回答数 ) [ 調査規模等 ] 144 都道府県建設業協会から回答 2 下請企業を含めた数約 45,000 人 (3 保険平均 ) 3 調査依頼企業数 1,410 社 回答企業数 1,064 社 ( 回答率 )75% [ 調査時期 ] 平成 26 年 8 月 1 日現在の状況 [ 回答企業の事業内容 ] 土木 380 社 建築 76 社 土木建築 596 社 その他 12 社 社会保険の加入状況について 下請指導を行っているは 8 割以上 施工体制台帳でみたレベルでは約 8 割が加入 下請企業に対する社会保険の加入指導状況 84.3% 15.7% 行っている行っていない 健康保険の加入状況 % 93.4% 6.6% 82.8% 17.2% 年金保険の加入状況 % 92.5% 7.5% 81.0% 19.0% 雇用保険の加入状況 % 92.9% 7.1% 75.8% 24.2% 加入未加入 重する意向 の約 7 割が標準見積書の提出指導 未指導も提出されれば尊 7% 3% 1% すでに活用 41% 提出されれば尊重して 49% いる十分な見積書が提出 99% 提出されれば尊重況するされていない見積書が提出されな尊重するつもりはいない 標準見行っている 69.6% 行っていない 30.4% 積書の提出指導状4

雇用保険の加入割合 ( ベース ) 地域ブロック別比較 雇用保険の加入割合は 大都市部を含む 近畿 関東甲信越 九州 東海 では 低くなっている その他の 中国 北海道 東北 北陸 四国 では 9 割前後の高い加入率となっている 100 90 単位 :% 93.7 91.5 89.7 87.6 86.6 80 78.2 70 69.8 66.5 60 57.8 50 40 30 20 10 0 中国北海道東北北陸四国東海九州関東甲信越近畿 5

北海道 賃金水準の確保について 従業員の賃金の状況 下請企業と契約をする際の労務単価の状況 3.0% 3.0% 3.0%0.0% 3.0% 最近 基本給を引上げた 最近 引上げた 一時金のみを引上げた 引上げを予定 90.9% 引上げを予定している引上げる予定はない 97.0% 引下げた 引上げ予定はない引下げた 週休 2 日制の普及状況 重層下請けの状況 40% 週休 2 日制の普及状況 下請次数の状況 0% 0% 0% 7% 13% 実施している 14% 40% 変型労働時間制で実施している一部実施している 実施していない その他 57% 29% 下請けはない 1 次まで 2 次まで 3 次まで 4 次まで 週休 2 日制を定着させるための条件 適正な工期 7 適切な下請業者への発注 2 況行き過ぎた重層下請け構造を解消するために必要な条件 労務単価 諸経費のアップ 4 受注量の平準化 3 受注量の平準化 3 人員確保 4 人員確保 3 国 自治体等の援助 指導 2 賃金体系の見直し 2 労務単価 諸経費のアップ 4 適切な予算 積算 3 ( 回答数 ) 一次下請けの指導 2 100% 社会保険の加入状況について 下請企業に対する社会保険の加入指導状況 97.0 3.0 行っている行っていない 健康保険の加入状況 95.5 89.6 4.5 10.4 年金保険の加入状況 93.9 84.0 6.1 16.0 雇用保険の加入状況 98.7 91.5 1.3 8.5 加入未加入 行っている, 行っていない, 0.0 すでに活用 提出されれば尊重している 十分な見積書が提出されていない 該当なし 見積書が提出されない 行っている 69.6% 標準見積書の提出指導状6