<4D F736F F D DEC95A88EE688B58B4B92F6>

Similar documents
<4D F736F F D204E45444F D E836782C982A882AF82E9926D8DE0837D836C AEE967B95FB906A91E63494C BD90AC E398C8E323593FA89FC92F9816A>

役職員が権利者又は発明者である知的財産権の保有をいう 第 2 章利益相反マネージメントの体制第 1 節利益相反マネージメント委員会 ( 設置 ) 第 3 条研究所に 利益相反マネージメント委員会 ( 以下 利益相反委員会 という ) を置く ( 任務 ) 第 4 条利益相反委員会は 次に掲げる事項に

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

Ⅰ. 規程の例 ここでは 職務発明に係る権利の承継等及びその対価について定める 規程 ( 一般的には 職務発明取扱規程 職務発明報償規程 等と呼ばれています ) において規定されていることが多い事項や規定されることが想定される事項について 参考としていただけるよう必要最小限の範囲で具体的な条項を例示

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程

◆◆10-1特定有期雇用教職員就業規程30.4.1(修正)

審議するものとする 2 前項の審議は 当該任期付職員の在任中の勤務態度 業績等の評価及び無期労働契約に転換した場合に当該任期付職員に係る退職日までの人件費の当該部局における措置方法について行うものとする 3 教授会等は 第 1 項の審議に当たり 必要に応じて 確認書類の要求 対象者への面接等の措置を

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

( 検査 ) 第 8 条甲は 乙の業務にかかる契約履行状況について 作業完了後 10 日以内に検査を 行うものとする ( 発生した著作権等の帰属 ) 第 9 条業務によって甲が乙に委託して制作した成果物及び成果物制作のために作成された著作物の著作権及び所有権等は 著作権法第 21 条ないし第 28

個人情報保護規程

<4D F736F F D F8D9197A78FEE95F18A778CA48B868F8A8A778F B B4B92F65F89FC92E888C42E646F6378>

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

一般財団法人短期大学基準協会認証評価実施規程 [ 平成 17 年 4 月 14 日制定 ] [ 平成 20 年 3 月 19 日改正 ] [ 平成 23 年 5 月 26 日改正 ] [ 平成 24 年 3 月 15 日改正 ] [ 平成 27 年 5 月 21 日改正 ] [ 平成 29 年 2

( 役員の報酬 ) 第 2 条役員に対する報酬は 常勤の役員にあっては 俸給 教育研究等連携手当 通勤手当 単身赴任手当及び期末特別手当とし 非常勤の役員にあっては 非常勤役員手当とする ( 報酬の支給日 ) 第 3 条役員に対する報酬 ( 期末特別手当を除く ) は 毎月 17 日 ( 以下この項

として採用するものとする 第 2 条の3 前条に定めるほか 職員就業規則第 11 条第 1 項により退職 ( 以下 定年退職という ) した者であって 退職後引き続き研究所以外の機関 ( 以下 再就職先 という ) において勤務する者 ( 定年退職後 任期付職員就業規則または契約職員就業規則の適用を

個人情報の保護に関する規程(案)

国立研究開発法人土木研究所役員退職手当支給規程

Taro H16規13_役員退職手当規程

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

privacypolicy

平成16年規程第03号_役員退職手当規程

株式取扱規程

個人情報保護規定

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

( 登録の審査及び登録 ) 第 7 条市長は, 前条の規定による申請を受けたときは, 第 5 条に規定する登録の要件を満たしていることを確認の上, 届出のあった情報を登録するものとする ( 登録情報の利用 ) 第 8 条市長は, 次に掲げる事由に該当するときは, 市民等の生涯学習活動を促進し, 又は

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

独立行政法人大学改革支援・学位授与機構役員退職手当( 改正)

個人情報の開示等に関する規程

役員退職手当支給規程

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

株式取扱規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条当会社の株式および新株予約権に関する取扱い ( 株主の権利行使に際しての手続等を含む ) および手数料については 定款第 10 条の規定に基づき 本規程の定めるところによるほか 振替機関である株式会社証券保管振替機構 ( 以下 機構 という )

かなければならず 防犯カメラ設置運用基準に防犯カメラ取扱責任者の設置及び指定に関することについて定めること ( 防犯カメラ設置運用基準の届出等 ) 第 5 条防犯カメラ設置運用基準の届出をしようとする者は 防犯カメラを設置しようとする日の14 日前までに 防犯カメラ設置運用基準届 ( 別第 1 号様

株式取扱規則

個人情報によって識別される特定の個人をいう ( 基本理念 ) 第 3 条個人情報は 個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ その適正な取扱いを図るものとする 第 2 章個人情報 ( 利用目的の特定 ) 第 4 条個人情報を取り扱うに当たっては 定款の定める業務を遂行

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

株式取扱規程

<4D F736F F D C192E895AA96EC90EA96E F58B8B975E8B4B92F A792E8817A>

Taro-議案第13号 行政手続条例の

Microsoft Word - パイオニア 株式取扱規則H doc

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

<8B4B92F681458CC2906C8FEE95F195DB8CEC2E786C7378>

害者等のために情報を提供する事業を行う者 ( 非営利目的の法人に限る ) を一般的に定める 上記のほか 聴覚障害者等のために情報を提供する事業を行う法人 ( 法人格を有しない社団又は財団で代表者又は管理人の定めがあるものを含む ) のうち 聴覚障害者等のための複製又は自動公衆送信を的確かつ円滑に行う

外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

個人情報保護規程例 本文

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

アクセル株式取扱規則

情報システムセキュリティ規程

財団法人日本体育協会個人情報保護規程

規程番号

暴力団対策措置要綱

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

<8B CF695BD88CF88F589EF8BA493AF90DD92752E786477>

独立行政法人土木研究所役員退職手当支給規程

個人情報管理規程

就業規則

よこはまウォーキングポイント事業実施要綱 制定平成 26 年 8 月 20 日健保事第 1631 号 ( 局長決裁 ) 最近改正平成 30 年 9 月 28 日健保事第 2150 号 ( 局長決裁 ) ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 歩数計及びスマートフォン歩数計アプリ ( 以下 スマホアプリ

Microsoft Word - Webyuupuri_kiyaku.rtf

<4D F736F F D CF8D5888C4817A8A948EAE8EE688B58B4B91A E358C8E323993FA89FC90B E378C8E313693FA8E7B8D73816

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

個人としての利益相反マネジメントの運用指針 平成 30 年 7 月 9 日 利益相反マネジメント委員会決定 個人としての利益相反を適切に管理するため 以下の運用指針を定め実施することとする 1. 利益相反マネジメントの対象事象国立大学法人岡山大学利益相反マネジメント規程第 3 条に規定される行為につ

三井化学株式会社 株式取扱規則

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

一般社団法人千葉県社会福祉士会ぱあとなあ千葉名簿登録規程規程第 22 号平成 25 年 7 月 20 日制定平成 25 年 11 月 16 日改正最新改正平成 27 年 11 月 28 日改正 ( 目的 ) 第 1 条本規程は一般社団法人千葉県社会福祉士会 ( 以下 本会という ) 権利擁護センター

ドメインサービス約款

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

< F2D E93C195CA8C5F96F F582CC8F418BC682C9>

独立行政法人勤労者退職金共済機構役員退職金規程

Taro-92大学教育職員の任期に関す

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

2 常勤役員に対する通勤手当の月額は 給与規程第 35 条第 2 項に規定する額とする 3 非常勤役員に対する通勤手当の月額は 給与規程第 35 条第 2 項の規定を準用し その者の当該月における通勤実績に応じた額を翌月の支給定日に支給する 4 前 3 項に規定するもののほか 通勤の実情の変更に伴う

平成16年規程第02号_役員給与規程

香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

役員退職手当支給の基準の変更について

株式取扱規則

個人情報の保護に関する

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 同じ ) であって 国内の金融商品取引所にその株券が上場されている会社が発行する転換社債型新株予約権社債券 ( その発行に際して元引受契約が金融商品取引業者により締結されたものに限る ) 100 分の80 (7) 国内の金融商品取引所に上場されている交

愛媛県民間社会福祉事業従事者退職年金共済規程

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

入院おむつ代支給事業実施要綱

東レ福祉会規程・規則要領集

役職員等 とは, この法人に所属するすべての理事, 監事及び組織内にあって直接又は間接にこの法人の指揮監督を受けてこの法人の業務に従事している者をいい, 雇用関係にある従業者のみならず, この法人との間に雇用関係のない者 ( 派遣社員等 ) も含む. (10) 個人情報管理責任者 個人情報管理責任者

役員退職手当規程

登録できる 二個人会員は 大学及び公的研究機関の研究者とする 三特別会員は 本コンソーシアムの会長が特に参加を認めた法人又は個人とする ( 会員の入会 退会等 ) 第 5 条本コンソーシアムに会員として入会を希望する者は 所定の申込書を会長あてに提出するものとする 2 会員の入会については 第 8

横浜市市民活動推進条例の全部改正

国立大学法人上越教育大学特任教員規程

共同事業体協定書ひな形 ( 名称 ) 第 1 条この機関は 共同事業体 ( 以下 機関 という ) と称する ここでいう 機関 は 応募要領の参加資格に示した共同事業体のことであるが 協定書等において必ず 共同事業体 という名称を用いなければならない ということはない ( 目的 ) 第 2 条機関は

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

議案用 12P

平成11年6月8日

Transcription:

情報 システム研究機構著作物取扱規程 平成 18 年 6 月 30 日制定最近改正平成 28 年 2 月 1 日第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は, 大学共同利用機関法人情報 システム研究機構 ( 以下, 機構 という ) の役職員が機構において, 研究, 事業, 教育, 一般事務, その他プロジェクト ( 以下 研究等 という ) に従事し, 広く社会への共同利用に供する理念の下に創作された成果について, 著作物としての取扱いに関し必要な事項を定め, 役職員の著作物の創作意欲の向上を奨励し, その権利を保障するとともに社会還元の促進に資することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この規程において, 使用する以下の用語の意義は, 次のとおりとする 一 著作物 とは, 著作権法 ( 昭和 45 年法律第 48 号 ) に定める著作物をいい, これには, 例示としてデジタル技術を使用して作成された映像, 画像, 音声, 文字等のデジタルコンテンツ, 及び著作権法第 10 条第 9 号に掲げるプログラムの著作物, 同法第 12 条の2に掲げるデータベースの著作物, 半導体集積回路に組み込まれる電子回路を記述したデータ, 半導体集積回路に組み込まれる回路素子や導線の配置パターンを表現するデータ及びそれらの設計書, 仕様書, フローチャート等, 取扱いに関する文書を含むものとする 二 著作者 とは, 著作物を創作する者をいう 三 著作者人格権 とは, 著作権法第 18 条から同法第 20 条までに規定する権利 ( 外国におけるこれらの権利に相当する権利を含む ) をいう 四 著作権 とは, 著作権法第 21 条から同法第 28 条までに規定する権利 ( 外国におけるこれらの権利に相当する権利を含む ) をいう 五 機構著作物 とは, 役職員が機構の発意に基づき研究等の成果として職務上作成する著作物であって, プログラムの著作物以外の著作物については, 機構の名義の下に公表することが予定されている著作物をいう 六 準機構著作物 とは, 役職員が公的研究資金制度若しくは機構の研究助成や資金等の支援又は機構の管理する施設 設備機器を利用した研究等の成果として職務上作成する著作物をいう 七 研究契約著作物 とは, 機構又は役職員が機構外の者と共同研究契約, 受託研究契約, その他研究等に関する契約に基づき作成した著作物をいう ただし, 次号に定める機構外に作成させる著作物は, 本号に含まれないものとする 八 機構外に作成させる著作物 とは, 機構又は役職員が機構外の者と請負又は業務委託契約等 ( 以下 委託契約 という ) を行い, その成果として作成されることが予測される著作物をいう

九 その他の著作物 とは, 役職員が作成した著作物のうち, 第 4 号から第 8 号に該当しない著作物をいう 十 役職員 とは, 機構において研究等に従事し又は従事した者で, 情報 システム研究機構組織運営規則第 5 条及び第 15 条に定める者をいう 十一 研究所 とは, 国立大学法人法 ( 平成 15 年法律第 112 号 ) 第 29 条第 1 項第 1 号の規定に基づき設置された大学共同利用機関であり, 情報 システム研究機構組織運営規則第 2 条第 1 項から第 3 項に規定される組織をいう 十二 技術移転 とは, 機構外の者に対して, この規程に定める著作物の利用に関する許諾又は譲渡することをいう 第 2 章著作権の帰属 ( 機構著作物の帰属と技術移転 ) 第 3 条機構著作物の著作者は, 機構とし, 機構はその著作者人格権及び著作権を保有する 2 研究所は, 機構著作物の維持に必要な管理を行うものとし, 機構著作物の作成に関与した役職員は, これに協力するものとする 3 機構著作物について, 技術移転の必要が生じた場合は, 第 11 条の規定を準用するものとする ( 準機構著作物の帰属と技術移転 ) 第 4 条準機構著作物の著作者は, 著作権法第 15 条の規定にかかわらず, 当該著作物を作成した役職員とし, 当該役職員は当該著作物の著作者人格権及び著作権を保有する 2 準機構著作物の著作者は, 第 11 条に規定する事由が発生したときは, 同条に定める著作物利用届を提出するものとする 3 準機構著作物の著作者は, 第 12 条に基づき, 機構が著作権を譲り受けることを決定したときは, 当該準機構著作物の著作権を機構に譲渡しなければならない ( 準機構著作物の著作権の管理 ) 第 5 条準機構著作物の著作者は, 第 12 条の規定に基づき, その手続が完了し, 機構が著作権者となる迄, 当該準機構著作物の著作権を適正に管理しなければならない 2 機構は, 研究又は教育の目的で準機構著作物を無償で利用する権利を有するものとし, 準機構著作物の著作者は, 機構による無償の利用を制限することとなる機構外の者への無償の譲渡又は無償の独占的利用の許諾を機構長の書面による同意を得ることなく行ってはならないものとする ( 研究契約著作物の帰属 ) 第 6 条研究契約著作物の著作者は, 当該著作物を作成した役職員とし, 当該役職員は当該著作物の著作者人格権及び著作権を保有する 2 機構は, 研究契約著作物が発生する要因となった共同研究契約等の定めにより相手方当事者との間で共有者となった場合, 研究契約著作物の著作者である役職員から, 当該役職員の著作権の持分を譲り受けることができるものとする ( 機構外に作成させる著作物の処置 ) 第 7 条機構又は役職員は, 機構外の者に対し委託を行い, その成果として著作物等が作

成されることが予測される場合に, 予め当該機構外の者との間で締結する委託契約において, 著作権の帰属及び著作者人格権の取扱い等について必要な処置をしなければならない ( その他の著作物の帰属と技術移転 ) 第 8 条その他の著作物の著作者は, 当該著作物を作成した役職員とし, 当該役職員は当該著作物の著作者人格権及び著作権を保有する 2 その他の著作物の著作者は, 技術移転を希望する場合, 第 4 条第 2 項及び第 3 項の規定を準用することができるものとする ( 退職後の取扱い ) 第 9 条役職員が, 在職中に完成した著作物の取扱いについては, 機構を退職した後においても, この規程の適用を受けるものとする 第 3 章著作権の処理手続と補償金 ( 委任 ) 第 10 条機構長は, この規程に定める著作権の処理を行うに当たり, 関係規定に定める権限を各研究所長に委任する 2 前項の規定を受けて, 研究所はこの規程に別段の定めがある場合を除き, 研究所に設置する知的財産を担当する部門 ( 以下 研究所知的財産部門 という ) がこれを取り扱い, 研究所知的財産部門にて決定を行うことができない場合は, 情報 システム研究機構職務発明等規程第 11 条第 2 項に定める研究所知的財産委員会 ( 以下 研究所知的財産委員会 という ) の審議にて決定するものとする 3 この規程に定める著作権の管理や技術移転等の処理に伴い発生する諸費用については, 研究所の負担とする ( 準機構著作物等の届出と認定 ) 第 11 条準機構著作物について, 当該準機構著作物の著作者である役職員が, 有償で技術移転することを希望する場合には, 所定の書式による著作物利用届を予め所属する研究所知的財産部門に提出するものとする 2 研究契約著作物について, 当該研究契約著作物の著作者である役職員が, 有償で技術移転することを希望する場合には, 所定の書式による著作物利用届を予め所属する研究所知的財産部門に提出するものとする ただし, 共同研究契約等の相手方当事者が機構に対して無償の技術移転を希望している場合を含むものとする 3 役職員は, 前 2 項の規定に基づき提出する著作物利用届に, 当該著作物の全ての著作者を明らかにするとともに, 当該著作物が第三者の著作権及び知的財産権を利用している場合はこれに関する情報を記載しなければならない 4 研究所知的財産部門は, 役職員から届出があった著作物利用届について, 前項の要件を満たしているか否か判定し, 該当する著作物を認定するものとする 該当する著作物の認定の結果については, 当該著作者に通知するものとする ( 著作権の譲受け ) 第 12 条機構長は, 前条第 4 項の認定を受けて, 機構が当該著作権を譲り受ける手続を行う場合には, 予め, 研究所知的財産委員会に対して, 譲り受けの是非について諮るものとする

2 前項の規定に基づき, 研究所知的財産委員会が開催された場合には, 当該委員会の審議内容及び結果を速やかに機構長に報告するものとする 3 機構長は, 研究所知的財産委員会の審議の結果, 当該著作権を機構が譲り受けることを決定したときは, その旨を当該著作者に通知し, 直ちに, 当該著作権の著作者との間で, 譲渡契約を締結するものとする 4 前 3 項の規定に基づき, 機構に当該著作権を譲渡した著作者 ( 以下 譲渡原著作者 という ) は, 以後, 譲渡した著作物の利用に関し, 著作者人格権及び原著作者としての権利の行使については, 機構と機講外の者との間で締結した技術移転に関する契約の定めに従うものとする ( 権利の保護と技術移転 ) 第 13 条機構は, 保有する著作権を適切に保護し, 社会還元の促進に資するため必要と判断したときは, 適切な技術移転を行う 2 機構長は, 前条の規定に基づき機構の保有となった著作権について, 技術移転の可否及び条件等を決定するものとする ただし, 当該技術移転に譲渡が伴う場合は, 前条第 1 項及び第 2 項の規定を準用する ( 認定又は譲受けに関する異議 ) 第 14 条役職員は, 第 11 条の規定によりなされた認定又は第 12 条の規定によりなされた譲受けの決定に対して異議あるときは, 各通知を受けた日の翌日から起算した14 日を限りとして, 機構長に対し異議を申立てることができるものとする 2 機構長は, 異議の申し立てがあったときは, 研究所知的財産委員会に再審議を命じ, 申立ての当否について審議の上, 決定するものとする ( 対価の配分 ) 第 15 条機構長は, 第 12 条の規定に基づき機構の保有となった著作権について, 技術移転により収入を得たときは, 次条の規定に基づき譲渡原著作者に対し配分を行うものとする ( 利用補償金 ) 第 16 条機構長は, 技術移転により収入を得たときは, 年間の実績に基づき, 次の割合で配分した額 ( 以下 利用補償金 という ) を譲渡原著作者に対し支払うものとする 一譲渡原著作者に100 分の40 二譲渡原著作者が作成時に所属していた研究所に100 分の30 三譲渡原著作者が作成時に所属していた研究所及び機構に対して100 分の30 2 前項第 2 号の利用補償金を受けた研究所は, これを譲渡原著作者の研究費として活用することができる 3 第 1 項第 3 号の利用補償金の研究所及び機構に対する再配分は, 別途定めるものとする 4 第 1 項に基づき利用補償金の支払いを受ける譲渡原著作者が複数のときは, 各自の持分により再配分するものとする ( 利用補償金の支払い ) 第 17 条機構長は, 譲渡原著作者に対して, 前条の利用補償金を機構が定める日に機構

が定める方法により支払うものとする ( 利用補償金の取扱い ) 第 18 条利用補償金の支払を受ける権利は, 譲渡原著作者が機構を退職した後においても存続する 2 利用補償金の支払を受ける権利を有する譲渡原著作者が死亡したときは, その者の相続人がその権利を承継するものとする 3 譲渡原著作者が機構を退職した場合には, 譲渡原著作者又はその相続人は利用補償金の支払を受けるために, 機構に対し住所, 連絡先, 及び受領方法の届出を行わなければならない 4 前項による届出がなされない場合には, 機構長は当該利用補償金の支払いを行わないことがある 5 利用補償金の支払いを受ける権利の譲渡又は担保の設定は, 事前に研究所知的財産委員会の文書による承認を得なければならない 第 4 章雑則 ( 経過処理規定 - 既存の準機構著作物 ) 第 19 条この規程の改正施行日前に作成された機構著作物は改正前の規定第 3 条及び第 4 条第 1 項第 1 号, 準機構著作物は改正前の規定第 4 条第 1 項第 4 号及び第 2 項, 研究契約著作物は改正前の規定第 4 条第 1 項第 3 号, 第 2 項及び第 3 項, 機構外に作成させる著作物は改正前の規定第 4 条第 3 項, その他の著作物は改正前規定第 4 条第 1 項第 2 号及び第 2 項に基づき解釈され, 加えて改正されたこの規程のそれぞれに該当する条項の趣旨に従い取り扱われるものとする ( 既存の契約 ) 第 20 条機構は, 機構外の者と研究, 委託や技術移転等に関する契約, その他の合意をする場合には, この規程の趣旨を機構外の者に十分説明し, 機構及び職員等の権利を擁護する努力をしなければならない 2 前項の規定にかかわらず, この規程と矛盾又は抵触する何らかの契約その他の合意をする場合は, 当該合意を遵守しなければならない 3 機構が, この規程の改正施行前に, 機構外の者とこの規程と矛盾又は抵触する何らかの契約その他の合意を有している場合, 当該矛盾又は抵触する点に限り, 当該合意が優先するものとする ( 役職員の協力 ) 第 21 条役職員は, 機構の本部及び研究所の要請に応じ, 著作物及び著作権の管理並びに技術移転に関して必要な情報を提供し, 協力するものとする ( 規程の改廃 ) 第 22 条この規程の改廃は, 情報 システム研究機構知的財産委員会の審議を経て機構長が行う 2 この規程に定めるもののほか, 著作物等の取扱いに関し必要な事項は別に定める 附則この規程は, 平成 18 年 6 月 30 日から施行し, 平成 18 年 4 月 1 日から適用する

附則この規程は, 平成 28 年 2 月 1 日から施行する