Taro-H26勧告・報告の説明

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目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 その他の事項 7 4 行政職平均給与 ( 比較給

目次 1 給与勧告の仕組みページ 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 3 4 民間給与と職員給与との比較 4 2 本年の給与改定 1 本年の給与改定 5 2 特別給の調査結果 6 3 行政職平均給与 ( 比較給与ベース ) 7 4

1 人事委員会勧告の対象職員 人事委員会の勧告の対象となるのは 給与条例の適用を受ける一般職の職員です その給料表ごとの内訳は以下のとおりです 職員数は 20,859 人であり 昨年より 130 人の減 ( 行政職については 4,681 人で 31 人の減 ) 職員の平均年齢は 43 歳 10 月で

給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント

2 民間給与との較差等に基づく給与改定 (1) 民間給与との比較結果 1 職種別民間給与実態調査県内の企業規模 50 人以上 かつ 事業所規模 50 人以上の民間事業所 371 事業所中 126 事業所を実地調査 2 給与比較の結果 ア月例給職員と民間従業員の4 月分の給与について ラスパイレス方式

2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

人事行政の運営等の状況の公表について

目次 1 給与勧告の仕組みと本年の給与改定 2 給与制度の総合的見直しの概要 9 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 3 高齢層職員の能力及び経験の活用 10 3 民間給与との比較 4 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 民間給与との較差に基づく給与改定 5

Microsoft Word - 【1001まで反映】別紙1.doc

人事院前26別.indd

岩美町の給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分住民基本台帳人口 ( 27 年 1 月 1 日 ) 26 年度人 1 2, 歳出額 A 千円 6, 6 8 1, 実質収支人件費 B 千円千円 8 8, , 1 6 7,

別紙第 1 職員の給与に関する報告 人事委員会勧告制度は 地方公務員法に基づく労働基本権制約の代償措置として 職員の勤務条件を社会一般の情勢に適応させるための機能を有するものであり 住民に対する説明責任を果たし 理解を得るためにも その役割は重要である 本委員会は こうした認識の下 従来より 職員の


目次 1 給与勧告の仕組みと本年の給与改定 2 給与制度の改正 1 給与勧告の対象職員 1 2 給与勧告の手順 2 1 給与制度の総合的見直しの概要 9 2 扶養手当の見直し 10 3 民間給与との比較 3 3 専門スタッフ職俸給表 4 級の新設 11 4 民間給与との比較方法 ( ラスパイレス比較

H29gaiyou

第 12 回委員会資料

資料 1 平成 27 年人事院勧告の概要

が必要とされる中で 公務においては 民間企業と異なり 市場の抑制力という給与決定上の制約が存しないこと等から その給与水準は その時々の経済 雇用情勢等を反映して労使交渉等によって決定される民間の給与水準に準拠して定めることが最も合理的であると考えられることによる 国家公務員の給与と民間企業従業員の

職員組合の要求事項に対する県の回答 職員組合の要求事項 1 賃金及び諸手当の改善について本県の長年の労使交渉経過を尊重し 以下のとおり賃金及び諸手当の改善を行うこと (1) 基本賃金については 組合員の生活実態から一律 13,400 円以上の引上げを行うこと 県の回答 人事委員会勧告制度は 労働基本

05【特区連】行政系人事制度の改正について(最終案)

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の他の臨時又は緊急の必要により週休日等以外の日の午前零時から午前 5 時までの間であって正規の勤務時間以外の時間に勤務した場合は 当該職員には 管理職員特別勤務手当を支給する 第 16 条の2 第 3 項中 前 2 項 を 前 3 項 に改め 同項を同条第 4 項とし 同条第 2 項の次に次の1 項

職員の給与等に関する報告及び勧告 平成 26 年 10 月 山口県人事委員会

人事委員会 給与勧告等のあらまし

職員の給与等に関する報告及び給与改定に関する勧告 平成 29 年 10 月 広島県人事委員会

職務や勤務実績に応じた給与配分を見直すことを内容とする給与制度の総合的見直しを3 年間にわたって段階的に実施している 本年度は 4 月から実施している諸手当の改定のほか 前述のとおり地域手当の支給割合の改定を行うとともに 平成 28 年度において 諸手当の所要の改定を行うこととする 第 1 給与勧告

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第 64 回 職員の給与等に関する報告および勧告 平成 26 年 11 月 福井県人事委員会

1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 遊佐町の給与 定員管理等について 区 分 住民基本台帳人口歳 出 額 実質収支 人件費 人件費率 ( 参考 ) (26 年度末 ) A B B/A 25 年度の人件費率 平 成 人 千円 千円 千円 % % 26 年度 14,800 7,199,

スライド 1

m07 北見工業大学 Ⅰガイドライン_様式1_180614_2最終版

公表表紙

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任法人の長 2,164 17,994 10,824 4, A 理事 B 理事 A 監事 16,722 9,816 4,762 1, ,12

資料2:再任用制度と「雇用と年金の接続」の概要

給料表別人員 平均給与月額 平均年齢 給料表 区分適用人員及び構成比平均給与月額平均年齢 人 % 円歳 全給料表 149, , 行政職給料表 ( 一 ) 22, , 行政職給料表 ( 二 ) 1, ,69

() 給与改定の状況 身延町は人事委員会を設置していないので記載なし 1 例給人事委員会の勧告 年度 民間給与 A 円 公務員給与 B 較差 A B 勧告 ( 改定率 ) 円円 % ( %) 給与改定率 ( 参考 ) の改定率 % % 民間給与 公務員給与 は 人事委員会勧告において公民の 分の給与


4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

役員の報酬等の支給状況平成 8 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 法人の長 A ( 非常勤 ), ,789 0,944 4,653 4,907 9,3 4, ( 特別地域手当 ) ( 通勤手当 ) 4 月

別紙 3 吉賀町給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 住民基本台帳人口歳出額実質収支人件費人件費率 ( 参考 ) 区分 (H28 年 1 月 1 日 ) A B B/A H26 年度の人件費率人千円千円千円 % % H27 年度 6,516 7,168,97

給与定員管理公表様式H27

目 次 給与便覧の見方 Ⅰ 給料編 1 行政職給料表 2 医療職給料表 ( 一 ) 3 医療職給料表 ( 二 ) 4 医療職給料表 ( 三 ) 5 研究職給料表 6 福祉職給料表 7 教育職給料表 ( 一 ) 8 教育職給料表 ( 二 ) 9 教育職給料表 ( 三 ) 10 公安職給料表 11 技能

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N0.252

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大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

給料の調整額等 給料の調整額 一般職員 区分主な職務主な勤務場所月額 八 九 一児童相談センター 7,200 助産師二普通病院 2,500 看護師四精神科病院 29,800 福祉六障害者支援施設 37,800 七 一般技能 食肉衛生検査所 動物愛護相談センター 38,000 () (2) 食肉処理設

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大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

議案第72号 向日市職員の給与に関する条例及び向日市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について_議案・改正文

本院の給与勧告は 国家公務員に対し 社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり 国家公務員の給与水準を民間企業従業員の給与水準と均衡させること ( 民間準拠 ) を基本としている 民間準拠を基本とするのは 国家公務員も勤労者であり 勤務の対価として適正な給与を支給することが必

目 次 平成 0 年職員給与等実態調査の要領 平成 0 年職員給与等実態調査の概要 () 職員数 第 表 給料表別職員数対前年比較 第 表 給料表別 部局別職員構成 第 図 給料表別職員構成 第 図 部局別職員構成 第 表 給料表別平均年齢対前年比較 第 図 年齢別職員構成 6 第 表 給料表別 学

平成27年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円 法人の長 理事 ( 寒地土木研究所長 ) 理事 監事 監事 ( 非常勤 ) 16,840 11,580 3,407 1,853 ( 役員特別調整手当

人委第 号 平成 28 年 10 月 11 日 沖縄県議会議長新里米吉殿 沖縄県知事翁長雄志殿 沖縄県人事委員会 委員長宮國英男 職員の給与等に関する報告及び勧告について 本委員会は 地方公務員法の規定に基づき 一般職の職員の給与等 について別紙第 1 のとおり報告し 併せてその改定につ

白川村給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分 住民基本台帳人口 ( 平成 29 年 1 月 1 日 ) 歳出額 A 実質収支 人件費 B 人件費率 ( 参考 ) B/A 27 年度の人件費率 28 年度 1,672 人 3,311,519 千円 296,

理事 同 上 監事 同 上 監事 ( 非常勤 ) 非常勤役員手当の月額については 当基金役員給与規程に基づいた額としている 2 役員の報酬等の支給状況 役名 A 理事長 B 理事 C 理事 D 監事 E 監事 ( 非常勤 ) 平成 28 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与そ

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2 役員の報酬等の支給状況平成 27 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名前職報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円法人の長 1,642 ( 特別地域手当 ) 17,374 10,944 4, ( 通勤手当 ) 3 月 31 日 A 理事 B 理事

2 職員の平均給与月額 初任給等の状況 () 職員の平均年齢 平均給料月額及び平均給与月額の状況 (2 年 4 月 日現在 ) 一般行政職 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額 平均給与月額 ( ベース ) 47.3 歳 3,4 38,4,57 北海道 44.5 歳 328, ,38 5

2 役員の報酬等の支給状況 役名 法人の長 平成 27 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円 19,678 12,420 5,333 1,925 ( 地域手当 ) 4 月 1 日 前職 A 理事 B 理事 C 理事 A 監事 B

日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平成28年度

第 表 給料表別平均給与額等 職員数 学 歴 給料表 計 男 女 大学卒 短大卒 高校卒 中学卒 人 人 人 人 人 人 人 全給料表, 0,, 0,,,, 勧告対象者小計,, 0,,0,,0 行政職 0,000,,,, うち較差対象,0,,0,, 消防職,,,,0 0 教育職 (),, 0 0 教

139 1 総括 歳入歳出予算事項別細書 ( 歳 入 ) 単位 千円 款 本年度予算額 前年度予算額 比 較 1 後期高齢者医療保険料 1,355,580 1,247, ,802 2 使用料及び手数料 繰入金 411, ,773 24,473 4 諸収入 6,

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目 次 別紙第 1 職員の給与に関する報告 1 第 1 給与勧告制度の基本的考え方 1 第 2 官民給与の状況と給与改定 5 第 3 給与制度の改正等 13 第 4 給与勧告実施の要請 20 別紙第 2 職員の給与の改定に関する勧告 25 別紙第 3 国家公務員の育児休業等に関する法律の改正について

2 民間給与関係資料 平成 26 年職種別民間給与実態調査の概要 今回の報告の基礎となった本委員会の職種別民間給与実態調査の概要は 次のとおりである (1) 調査の目的と時期 この調査は 職員給与を検討するため 平成 26 年 4 月現在における県内民間事業所の給 与の実態を調査したものである (2

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一般行政職給料表の状況 ( 平成 3 年 4 月 1 日現在 ) 1 号給の給料月額 最高号給の給料月額 1 級 135,6 15,,9 61,9 9, 3,6 43,7 39, ( 単位 : ) 級 3 級 4 級 5 級 6 級 356,4 39,1 4,5 44,6 3 職員の平均給与月額 初

( 別紙 ) 平成 2 7 年度小笠原村簡易水道事業特別会計予算予算総則 平成 27 年度小笠原村簡易水道事業特別会計予算は 次に定めるところによる ( 歳入歳出予算の総額及び区分 ) 第 1 条歳入歳出予算の総額は 歳入歳出それぞれ 317,725 千円と定める 2 歳入歳出予算の款項の区分及び当

職員給与関係

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大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

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A 監事 B 監事 ( 非常勤 ) 千円千円千円千円 12,084 8,728 3,267 89( 寒冷地手当 ) 3 月 31 日 千円千円千円千円 1,392 1, ( ) 3 月 31 日 注 1: 前職 欄の は 役員出向者 ( 国家公務員退職手当法 ( 昭和 28 年法律第 1

南越前町の給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分住民基本台帳人口 歳出額 実質収支人件費 人件費率 ( 参考 ) ( 27 年 1 月 1 日 ) A B B / A 25 年度の人件費率 26 年度人 千円 千円 千円 % % 1 1,

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 理事長 1,418 ( 地域手当 ) 18,451 11,820 5, ( 通勤手当 ) 3 月 31 日 副理事長 1,315 ( 地域手当 ) * 1

A 監事 B 監事 C 監事 D 監事 1,310 1,310 1,310 1,310 注 1: 当法人においては 報酬額のうち業績給については翌年度に支給している 注 2: 前職 欄には 役員の前職の種類別に以下の記号を付している 退職公務員 * 役員出向者 独立行政法人等の退職者 退職公務員でそ

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3 職員の手当の状況 ア期末手当 勤勉手当 水道事業 1 人当たりの平均支給額 ( 平成 ) 1,809 職制上の段階 職務の級等による加算措置 役職加算 5~15 ( 注 )( ) 内は 再任用職員に係る支給割合です 1 人当たりの平均支給額 ( 平成 ) 1,429 職制上の段階 職務の級等によ

一般行政職給料表の状況 ( 平成 3 年 4 月 日現在 ) ( 単位 : ) 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 号給の給料月額 35,600 85,800,900 6,900 89,00 30, ,00 最高号給の給料月額 43, , ,700 3

理事 同上 監事 同上 監事 ( 非常勤 ) 非常勤役員手当の月額については 当基金役員給与規程に基づいた額としている 2 役員の報酬等の支給状況 役名 A 理事長 B 理事 C 理事 D 理事 E 理事 F 監事 G 監事 ( 非常勤 ) 平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 (

() 給与制度の総合的見直しの実施状況について 概要 国の給与制度の総合的見直しにおいては 俸給表の水準の平均 の引下げ及び地域手当の支給割合の見直し等に取り組むとされている 給料表の見直し [ 実施未実施 ] 地域手当の見直し実施内容 ( 実施していない ) その他の見直し内容等 なし () 特記

2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名前職報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任法人の長 2,484 ( 地域手当 ) 20,795 12,420 5, ( 通勤手当 ) 4 月 1 日 A 理事 B 理事 C 理事 D 理事 E

Microsoft Word - 00 表紙

職員給与概要

議案第70号 向日市職員の給与に関する条例及び向日市長及び副市長の給与に関する条例の一部改正について

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2 役員の報酬等の支給状況平成 29 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況役名報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任千円千円千円千円 法人の長 15,153 10,740 4, ( 通勤手当 ) * 前職 A 監事 千円千円千円千円 9,801 7,020 2,757

b 特定管理職員 勤勉手当の支給割合を1.05 月分 ( 再任用職員にあっては 0.5 月分 ) とすること c 指定職俸給表の適用を受ける職員 ( 再任用職員を除く ) 勤勉手当の支給割合を0.9 月分とすること ( イ ) 平成 28 年 6 月期以降の支給割合 a b 及び指定職俸給表の適用を

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別紙第 1 職員の給与 ( 海事職給料表の導入等 ) に関する報告 本委員会は 船舶に乗り組む職員 ( 以下 船舶乗組員 という ) の給与について 昨年 10 月 9 日の職員の給与に関する報告でも言及したとおり 勤務の特殊性から見直す必要があると考え 検討を重ねてきた その結果は 次のとおりであ

m01 北海道大学 様式1

2 役員の報酬等の支給状況 役名 法人の長 A 理事 B 理事 C 理事 D 理事 A 監事 ( 非常勤 ) B 監事 ( 非常勤 ) 平成 21 年度年間報酬等の総額就任 退任の状況報酬 ( 給与 ) 賞与その他 ( 内容 ) 就任退任 前職 千円 千円 千円 千円 15,275 12,067 3

取締役 当行の平成 27 年度における取締役の役員報酬基準の内容は以下のとおり 本俸( 月額 ) :864 千円 特別調整手当( 月額 ): 特別手当( 年額 ) : 平成 27 年度における改定内容として 以下のとおり実施 常勤監査役 当行の平成 27 年度における常勤監査役の役員報酬基準の内容は

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理事 役員報酬基準は 法人の長と同様である 役員給与規則に則り 本給 地域手当 ( 本給の 20%) 通勤手当及び期末特別手当から構成されている 期末特別手当については 役員給与規則に則り 期末特別手当基準額 ( 本給 + 地域手当 +{( 本給 + 地域手当 ) 100 分の 20}+ 本給 10

Transcription:

平成 26 年給与勧告等の概要 平成 26 年 10 月 10 日 新潟県人事委員会 職員の給与については 民間の給与水準に合わせることを基本とし 国及び他の 都道府県の職員の給与等を考慮して決定されていますが 本年も これらを総合的 に勘案し 次のとおり給与勧告を行うこととしました 本年の給与勧告のポイント 月例給は7 年ぶり ボーナスは9 年ぶりの引上げ 1 月例給は職員給与が民間給与を377 円 (0.10%) 下回るため 給料表を引上げ 2 期末 勤勉手当 ( ボーナス ) を0.15 月分引上げ ( 年間 3.95 月 4.10 月 ) 給料表や諸手当の在り方を含めた給与制度の総合的見直し 1 給料表の水準を平均 1.4% 引下げ ( 激変緩和のため3 年間の経過措置 ) 2 地域手当を新たに県内全域に支給 (1.5%) 単身赴任手当を引上げ 平成 27 年 4 月から3 年間で実施 1 公民給与の較差 本年 4 月における職員給与と民間給与それぞれの実態を調査した結果 本年の 公民給与の較差は表 1 のとおりでした 表 1 公民給与の較差 公民給与の較差 377 円 (0.10%) 民間給与 ( 事務 技術関係職種 ) 368,189 円 職員給与 ( 行政職 ) 367,812 円 注行政職給料表の適用を受ける職員の平均年齢は 43.2 歳 平均経験年数は 21.5 年です - 1 -

2 民間給与との較差等に基づく給与改定 (1) 給料表 ( 平成 26 年 4 月 1 日実施 ) 公民較差の状況や人事院勧告の内容を踏まえ 世代間の給与配分の見直しの観点から 初任給及び若年層に限定した引上げ改定を行うこととしました 行政職給料表の例 改定率: 平均 0.1% 若年層に限定した引上げ改定 初任給: 大卒 180,800 円 ( 現行 178,800 円 ) 高卒 146,500 円 ( 現行 144,500 円 ) (2) 諸手当ア通勤手当 ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) パークアンドライドにより通勤し 駅やバス停周辺の駐車場等の料金を負担している職員に配慮するため 交通機関等と交通用具の併用者に限り駐車場等料金の1/2( 上限 3,000 円 ) を支給することとしました イ初任給調整手当 ( ア ) 医師に対する初任給調整手当 ( 平成 26 年 4 月 1 日実施 ) 人材確保や処遇の改善を図るため 人事院勧告に準じて支給月額の限度を引き上げることとしました ( 医療職 ( 一 ) 適用者 410,900 円 412,200 円 ) ( イ ) 獣医師に対する初任給調整手当 ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) 人材の安定的な確保が困難となっていることから 他の都道府県の状況を踏まえ 新たに支給することとしました ( 支給月額の限度 35,000 円 ) ウ期末 勤勉手当 ( 平成 26 年 12 月 1 日実施 ) 民間における特別給の年間支給割合との均衡を図るため 支給月数を0.15 月分引き上げることとしました (3.95 月分 4.10 月分 ) 表 2 期末 勤勉手当の支給月数 ( 一般職員の例 ) 区分 現行 改定後平成 26 年度平成 27 年度 6 月 期末手当 1.225 月 1.225 月 1.225 月勤勉手当 0.675 月 0.675 月 0.75 月 12 月 期末手当 1.375 月 1.375 月 1.375 月勤勉手当 0.675 月 0.825 月 0.75 月 期末手当 2.60 月 2.60 月 2.60 月 年間 勤勉手当 1.35 月 1.50 月 1.50 月 計 3.95 月 4.10 月 4.10 月 - 2 -

エ寒冷地手当 ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) 新たな気象データ ( メッシュ平年値 2010) に基づき 支給地域の改定を行うこととしました なお 支給地域の単位となる市町村については 市町村合併の影響を踏まえ 平成 16 年 4 月 1 日における市町村の名称及び区域によることとしました 3 給与制度の総合的見直し本県職員の平成 27 年度以降の給与制度の在り方については 国の給与制度との均衡 本県の実情及び民間給与との均衡を考慮し 国の給与制度の総合的見直しの内容に準じて実施することが適当と判断しました (1) 給料表の見直し ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) 50 歳台後半層では公務員給与が民間給与を上回っていることや人事院勧告の内容を踏まえ 国において平成 27 年 4 月から実施される俸給表に準拠する引下げ改定を行うこととしました 行政職給料表の例 改定率: 平均 1.4% 50 歳台後半層が多く在職する号給を最大 3.4% 引下げ 初任給: 引下げなし (2) 地域手当の見直し ( 平成 27 年 4 月 1 日から段階的に引上げ ) 人事院勧告の内容を基本に 支給地域及び支給割合の改定を行うこととし 新たに支給する県内地域については 人事管理面への影響 民間の実態及び他の都道府県の状況を踏まえ 県内全域一律に1.5% 支給することとしました (3) 単身赴任手当の見直し ( 平成 27 年 4 月 1 日から段階的に引上げ ) 人事院勧告に準じて 基礎額の引上げ (23,000 円 30,000 円 ) 及び加算額の引上げ (6,000 円 ~45,000 円 8,000 円 ~70,000 円 ) を行うこととしました また 離島と本土との間で単身赴任をする職員の負担の実情を踏まえ 加算額に係る交通距離の算定について 総距離に200kmを加算することとしました (4) 管理職員特別勤務手当の見直し ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) 人事院勧告に準じて 管理監督職員が災害への対処等の臨時 緊急の必要によりやむを得ず平日深夜に勤務した場合 勤務 1 回につき6,000 円を超えない範囲内で手当を支給することとしました (5) 昇格制度の見直し ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) 50 歳台後半層の給与水準の上昇を抑制するため 国の取扱いに準じ 最高号給を含む高位の号給から昇格した場合の給料月額の増加幅を縮減することとしました - 3 -

(6) 給料表水準の引下げに伴う経過措置給料表水準の引下げとなる職員に配慮し 円滑に見直しを行うため 人事院勧告に準じて平成 27 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの3 年間に限り 経過措置として新旧給料月額の差額を支給することとしました 4 職員の勤務環境等職員の時間外勤務については 平成 23 年度は 東日本大震災等の復旧作業等に伴い増加し 平成 24 年度は 復旧作業の進展等により縮減したものの 平成 25 年度は その縮減は下げ止まり横ばいでした 任命権者においては 様々な縮減対策に取り組んでいますが 引き続き 縮減に一層努めていく必要があります 5 公務運営の改善 (1) 能力 実績に基づく人事管理勤務実績の給与などへの反映については 昇給制度を中心に各任命権者において進められているところですが 改正地方公務員法の趣旨を踏まえ 今後とも更なる勤務実績の給与などへの反映に向けて検討を進める必要があります (2) 有為な人材の確保 育成有為な人材を確保するため 採用制度について研究 検討を行うとともに 今後も人材育成及び能力開発のための取組を積極的に進めていく必要があります (3) 公務員倫理の確保 今後とも 職員の不祥事については 再発防止策の実施や職員の綱紀の保持及 び服務規律の確保について一層の徹底を図る必要があります 6 高齢期における職員の雇用問題 (1) 雇用と年金の接続今年度から職域の拡大や短時間勤務の運用等がなされるなど 再任用制度の活用の拡大等の措置がなされたところですが 今後 再任用希望者の増加が見込まれることから 再任用職員の能力及び経験を活用できる職務及び配置について 引き続き検討していく必要があります (2) 再任用職員の給与再任用職員に対する諸手当の取扱いについては 今後の円滑な人事運用の観点や民間における状況等を考慮し 単身赴任手当及び単身赴任手当が支給される場合に併せて住居手当を支給することとしました ( 平成 27 年 4 月 1 日実施 ) - 4 -

また 再任用職員の給与水準については 人事院における検討状況や他の都道 府県の動向 本県の再任用の運用状況及び民間給与の実態等を踏まえ 検討を進 めていくこととします 7 給与勧告による職員給与 ( 平成 26 年 4 月の公民較差に基づく改定 ) この勧告が実施されると 行政職給料表適用職員 (6,311 人 平均年齢 43.2 歳 ) の平均年間給与は表 3に示すとおり変化します また 主な行政職給料表適用職員の給与勧告による年間給与の変化例は 表 4 に示すとおりです 表 3 給与勧告による年収の変化例 ( 平均 ) 勧告前の年間給与勧告後の年間給与勧告の影響額 ( 率 ) 平均年齢 5,916,000 円 5,978,000 円 62,000 円 (1.05 %) 43.2 歳 表 4 行政職給料表適用職員の年間給与 ( モデル ) ( 単位 : 円 ) 勧告前 勧告後 月額 年間給与 月額 年間給与 係員 25 歳 独身 195,500 3,118,000 197,400 3,178,000 主任 35 歳配偶者子 2 318,500 5,138,000 318,500 5,188,000 補佐級 45 歳配偶者子 2 412,300 6,729,000 412,300 6,796,000 課長級 50 歳配偶者子 1 506,400 8,057,000 506,400 8,132,000 部長級 55 歳配偶者子 1 574,800 9,427,000 574,800 9,523,000 参考 : 過去の給与勧告の状況 月例給 期末 勤勉手当 勧告率 年間支給月数 対前年比増減 平成 17 年 0.41% 4.45 月 0.05 月 平成 18 年 勧告なし 4.45 月 - 平成 19 年 0.15% 4.45 月 - 平成 20 年 勧告なし 4.45 月 - 平成 21 年 0.45% 4.10 月 0.35 月 平成 22 年 1.08% 3.95 月 0.15 月 平成 23 年 勧告なし 3.95 月 - 平成 24 年 勧告なし 3.95 月 - 平成 25 年 勧告なし 3.95 月 - 平成 26 年 0.10% 4.10 月 0.15 月 - 5 -

参 考 公民給与の比較方法 ( ラスパイレス比較 ) 公民給与の比較 ( ラスパイレス比較 ) においては 個々の県職員に民間の給与額を支給したとすれば これに要する支給総額 (A) が現に支払っている支給総額 (B) に比べてどの程度の差があるかを算出している 具体的には 以下のとおり 役職段階 学歴 年齢階層別の県職員の平均給与と これと条件を同じくする民間の平均給与のそれぞれに県職員数を乗じた総額を算出し 両者の水準を比較している ( 役職段階 ) ( 学歴 ) ( 年齢階層 ) ( 民間給与総額 (A)) ( 県職員給与総額 (B)) 1 2 級 ( 係員 ) 大卒 22 23 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 24 25 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 3 級 ( 主任 ) 短大卒 20 21 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 22 23 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 4 級 ( 課長補佐 係長 ) 高卒 18 19 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 行政職 5 級 ( 課長補佐 ) 20 21 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 6 級 ( 課長 課長補佐 ) 中卒 16 17 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 18 19 歳民間給与 県職員数県職員給与 県職員数 7 級 ( 部参事 課長 ) 8 級 ( 副部長 ) 9 10 級 ( 部長 ) 各役職段階ごとに 1 2 級 ( 係員 ) と同様 学歴別 年齢階層別に民間給与及び県職員給与を算定 本年の公民較差 377 円 (0.10%) ( 算定方法 )=(a)-(b) ( 注 ) 県職員の給与は給料表の額を基礎として算出 民間給与総額 県職員総数 =368,189 円 (a) 県職員給与総額 県職員総数 =367,812 円 (b) - 6 -